JPS6327551A - 重合体組成物 - Google Patents

重合体組成物

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JPS6327551A
JPS6327551A JP16810286A JP16810286A JPS6327551A JP S6327551 A JPS6327551 A JP S6327551A JP 16810286 A JP16810286 A JP 16810286A JP 16810286 A JP16810286 A JP 16810286A JP S6327551 A JPS6327551 A JP S6327551A
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Toshinori Shiraki
利典 白木
Yasuro Hattori
服部 靖郎
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビニル芳香族化合物と共役ジエンからなるブ
ロック共重合体と特定のフェノール系安定剤の組合せか
ら成る熱安定性及び色調に優れ念重合体組成物に関する
〔従来の技術〕
共役ジエンとビニル芳香族炭化水素からなるブロック共
重合体は、比較的ビニル芳香族炭化水素含有量が少ない
場合、加硫をしなくても加硫された天然♂ム或いは合成
ゴムと同様の弾性を常温にて有し、しかも高温で熱可塑
性樹脂と同様の加工性を有することから、履物、プラス
チック改質、アスファルト、粘接着分野等で広く利用さ
れている。又、比較的ビニル芳香族炭化水素含有量が多
い場合は、透明で耐衝撃性に優れた熱可塑性樹脂が得ら
れることから、食品包装容器分野を中心に近年その使用
量が増加すると同時に用途も多様化しつつある。
ところがかかるブロック共重合体は分子中に炭素−炭素
二重結合を有するため成形加工時、或いは溶融混練等に
よりs々の添加剤を配合する際に劣化しやすく、架橋や
ゲル化反応を起こして成形加工時の流動性を低下させた
シ、外観特性を悪化させfcシ或いはブロック共重合体
自身の特性、例えば弾性的々特性、接着性、耐衝撃性の
改良効果等が十分発揮できないという問題点を有してい
る。
従来、かかるブロック共重合体の熱安定性を改良するた
め、フェノール系安定剤、リン系安定剤、イオウ系安定
剤及びこれらの安定剤を組合せた安定剤が使用されてい
る。例えば特公昭49−30507号公報には特定のフ
ェノール系安定剤とリン系安定剤からなるブロック共重
合体組成物、特開昭50−122547号公報にはフェ
ノール系安定剤、リン系安定剤及びイオウ系安定剤から
なるブロック共重合体組成物が開示されており、更に特
開昭59−71341号公報には特定の化学構造を有す
るフェノール系化合物が合成樹脂用安定剤として有効で
あることが記載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、成形加工温度が比較的高い場合や加工時
間が比較的長い場合には、かかる方法によってもブロッ
ク共重合体の熱劣化分防止することができず、上記の様
な問題を生じている。特に最近ではブロック共重合体を
用いた成形品の生産性を向上する目的で比較的高温で成
形する場合、高温時における安定性の改良が強く要望さ
れている。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕かかる現状に
おいて、本発明者は色調や熱安定性、例えば高温加熱下
において溶融特性や物性の安定性に優れ、ゲル状物質の
発生が少なく、又熱劣化に起因する異臭の発生等が少な
いブロック共重合体組成物を得る方法について検討し、
特定のフェノール系化合物を組合せることによシこれら
の目的が達成されることを見い出し、本発明に至った。
即ち、本発明は、 (4)少なくとも1個のビニル芳香族炭化水素を主とす
る重合体セグメントと少なくとも1個の共役ジエンを主
とする重合体セグメントを有し、ビニル芳香族炭化水素
含有量が5〜95重景%負部るブロック共重合体  1
00重量部 (B)下記一般式CI)で示されるフェノール系化合物
  0.05〜5重量部 (上式において、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R
2は炭素数2〜4のアルケニル基、R3はtert−ブ
チル基又はシクロヘキシル基を示す。)(0)下記一般
式(II〕、 (11〕、 Cfl/〕及び(V〕で示
される化合物から選ばれた少なくとも1種のフェノール
系化合物  O,OS〜5重量部 R40)I20H,0OR5〔II ”1R5は炭素数
2〜22のアルキル基を示す。)から成るブロック共重
合体組成物に関する。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明で使用されるブロック共重合体は、少なくとも1
個、好ましくは2個以上のビニル芳香族炭化水素を主と
する重合体セグメントと少なくとも1個の共役ジエンを
主とする重合体セグメントを有し、ビニル芳香族炭化水
素の含有量が5〜95重量%、好ましくは10〜90重
量%、更に好ましくは15〜85重塁%のものである。
かかるブロック共重合体はビニル芳香族炭化水素の含有
量が60重量%以下、好ましくは55重量%以下の場合
は熱可塑性弾性体としての特性を示し、ビニル芳香族炭
化水素の含有量が60重量%を越える場合、好ましくは
65重量%以上の場合は熱可塑性樹脂としての特性を示
す。
本発明で使用されるブロック共重合体の製造方法として
は公知のいかなる方法でもよく、例えば特公昭36−1
9286号公報、特公昭43−17979号公報、特公
昭45−31951号公報、特公昭46−32415号
公報等に記載された方法があげられる。これらは炭化水
素溶剤中で有機リチウム化合物等の重合開始剤を用い、
共役ジエンとビニル芳香族炭化水素をブロック共重合す
る方法であυ、一般式、(A−B)n%  人+B−人
)n、B+人−B)n(上式において、人はビニル芳香
族炭化水素を主とする重合体セグメントであシ、Bは共
役ジエンを主とする重合体セグメントである。Aセグメ
ントとBセグメントとの境界は必ずしも明瞭に区別され
る必要はない。又、nは1以上の整数である。)で表さ
れるブロック共重合体、或いは一般式、((B−人)、
−±m+1x、 [(A−B)n→1tTx 、r(B
−人−)yB4X、  CCA−Bi人豪x(上式にお
いて、A、Bは前記と同じであυ、Xは多官能有機リチ
ウム化合物等の開始剤を示す。
m及びn Fi、1以上の整数である。)で表されるブ
ロック共重合体として得られる。なお、上式において、
ビニル芳香族炭化水素を主とする重合体セグメントとは
ビニル芳香族炭化水素を50重量%以上含有するビニル
芳香族炭化水素と共役ジエンとの共重合体ブロック及び
/又はビニル芳香族炭化水素単独重合体ブロックを示し
、共役ジ′エンを主とする重合体ブロックとは共役ジエ
ンを50重量%以上含有する共役ジエンとビニル芳香族
炭化水素との共重合体ブロック及び/又は共役ジエン単
独重合体ブロックを示す。
共重合体ブロック中のビニル芳香族炭化水素は均一に分
布していても又テーパー状に分布していてもよい。均一
に分布した部分及び/又はチー、e−状に分布した部分
は各ブロック中に複数個共存してもよい。
本発明で使用するブロック共重合体は上記一般式で表さ
れるブロック共重合体の任意の混合物でも↓い。
本発明で用いる共役ジエンとは、1対の共役二重結合を
有するジオレフィンであシ、例えば1.3−フタクエン
、2−メチル−1,3−−)タジエン(イソプレン)、
2.3−ジメチル−1,3−シタジエン 1 、3−ヘ
ンタジエン、1.3−へキサジエン等であるが、特に一
般的なものとしては1.3−ブタジェン、イソプレンが
挙げられる。これらは1種のみならず2種以上混合して
使用してもよい。
本発明で用いるビニル芳香族炭化水素としてはスチレン
、Oニメチルスチレン、p−メチルスチレン、p−ta
rt−ブチルスチレン、1 、3− ・クメチルスチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルア
ントラセン等があるが、特に一般的なものとしてはスチ
レンが挙げられる。これらは1種のみならず2fi以上
混合して使用してもよい。
本発明で使用するブロック共重合体の数平均分子量は1
0,000〜i 、ooo 、ooo、好ましくは30
.000〜aoo 、 oooである。尚、本発明で使
用するブロック共重合体は水添されていてもよい。
本発明の特徴は、前記ブロック共重合体100重量部当
り前記一般式〔I〕で示されるフェノール系化合物0.
05〜5重量部、好ましくは0.1〜2重量部、及び前
記一般式(”If)、 (I[r)、 〔lV)及び〔
v〕で示される化合物から選ばれた少なくとも1種のフ
ェノール系化合物0.05〜5重量部、好ましくは0.
1〜2重量部置部することである。各フェノール系化合
物の使用量がO,OS重量部未満の場合は色調、溶融特
性や物性の安定性に劣シ、又ゲル状物質の生成抑制効果
、異臭発生抑制効果が認められず、逆に各フェノール系
化合物の使用量が5重量部を超えても本発明の範囲内以
上の効果が発、揮されない。
前記一般式〔I〕で示される化合物において、置換基R
1は炭素数1〜4のアルキル基を表わし、具体的にはメ
チル基、エチル基、イソブチル基、tart −ブチル
基があげられるが、特にメチル基が好ましい。R2は炭
素数2〜4のフルヶニル基、具体的にハ、エチニル基、
インプロペニル基、プロペニル基、イソブテニル基、ブ
テニル基等があげられる。
特に好ましいのはエチニル基÷ある。R3の好ましいの
はtcrt−ブチル基である。
又前記一般式(I[)、 (V)で示される化合物にお
いて置換基R,は炭素数2〜22、好ましくは4〜2o
のアルキル基を表わす。特に、一般式[Ir)において
はオクタデシル基、一般式〔v〕においてはオクチル基
が好ましい。
本発明においては、リン系安定剤をブロック共重合体1
00重量部当りO,OS〜5重量部、好ましくは0.1
〜2重量部置部してもよい。リン系安定剤の具体例とし
てハ、トリス(ノニルフェニル)フォスファイト、サイ
クリックネオペンタンテトライピス(オクタデシルフォ
スファイト)、トリ(2゜4−ジーtart−ブチルフ
ェニル)フォスファイト、4.4−ブチリデン−ビス(
3−メチル−6−tart−ブチルフェニル−ジ−トリ
デシル)フォスフアイ)、4.4’−ビフェニレンジホ
スフィン酸テトラキス(2,4−ジーtart−ブチル
フェニル)、サイクリックネオペンタンテトライルビス
(2,4−ジー tert−ブチルフェニル)7オスフ
アイトなどがあげられる。かかるリン系安定剤を組合せ
ることによ多色調の良好な組成物を得ることができる。
本発明の組成物は、従来公知の自己合方法によって製造
することができる。例えばオープンロール、インテンシ
ブミキサー、インターナルミキサー、コニージー、二軸
ローター付の連続混練機、単軸或いは二軸押出機等の一
般的な混和機分用いた熔融混練方法、各成分を溶剤に溶
解又は分散混合4亀溶剤を加熱除去する方法等が用いら
れる。本発明の組成物を得る上で特に好ましい方法は、
炭化水素溶剤中で有機リチウム化合物等の重合開始剤を
用いて得たブロック共重合体のリビング7+?リマーに
水酸基、アミン基、カルゼキシル基、カルバ?ニル基、
アルデヒド基、チオエポキシ基、チオカルゼニル基、チ
オアルデヒド基、酸ハロゲン化物基、酸無水物基、アミ
P基、イミド基、エポキシ基、チオエポキシ基、スルフ
ィP基、イソシアネート基、インチオシアネート基から
選ばれる極性基を少なくとも1種含有する化合物を反応
させた後、本発明で規定するフェノール化合物類を添加
する方法である。上記化合物を反応させることに、よ多
色調に優れた組成物が得られる。
上記極性基を少なくとも1程含有する化合物の具体例と
しては、脂肪族アルコール、グリセリン、ソルビトール
、プロピレングリコール、炭素数8〜22の高級脂肪酸
、シュウ酸、クエン酸、酒石酸jコハク酸、リンゴ酸等
のオキシカル2ン酸、グリシン、アラニン、イソロイシ
ン、グルタミン酸等のアミノ酸、グリセリン脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコー
ル脂肪酸エステル、ショ糖脂肪エステル、クエン酸脂肪
酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ト
リメチロールプロパン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシェチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリプロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、N、N−ビス(2−
ヒドロキシエチル)脂肪アミン、ポリオキシプロピレン
・?リオキシエチレンブロックーリマー、yteす:L
fレンゲリコール、ポリプロピレングリコール、高級脂
肪酸アミド、ベンゾフェノン、工?葦シ化大豆油、エポ
キシ化アマニ油、正ポキシ化ステアリン酸オクチル、シ
リコーン油等及びこれらの混合物があげられる。これら
の化合物は一般にブロック共重合体の重合に使用した重
合開始剤1モル当シ0.5〜100モル、好ましくは0
.1〜10モル使用される。
本発明のブロック共重合体組成物には他の熱可塑性樹脂
や!ム状重合体を配合することができる。
熱可塑性樹脂としては、ポリスチレン、耐衝撃性ザム変
性スチレン重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合
体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、アクリロニト
リル−ブタジェン−スチレン共重合体、メタクリル酸エ
ステル−ブタジェン−スチレン共重合体などのポリスチ
レン系樹脂、ポリエチレン、エチレンを50%以上含有
するエチレンとこれと共重合可能な他のモノマーとの共
重合体、Iリプロピレン、プロピレンを50%以上含有
するプロピレンとこれと共重合可能なモノマーとの共重
合体、ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ
酢酸ビニル系樹脂及びその加水分解物、プリアクリレー
ト系樹脂、アクリロニトリル系樹脂、−リアミP系樹脂
、ポリエステル系樹脂、/リフエニレンエーテル系樹脂
、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、ポリアセタール系
樹脂、ポリカーはネート系樹脂、−リスルホン系樹脂、
熱可塑性ポリウレタン系樹脂、′ポリブタジェン系樹脂
、プリアクリレート系樹脂、フッ素系樹脂、ポリオキシ
ベンゾイル系樹脂、ポリブテン系樹脂などがあげられる
。又、ザム状重合体としては、ポリブタジェン、Iリイ
ソプレン、スチレン−ブタジェン共重合体、ブタジェン
−アクリロニトリル共重合体、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレンニプロピレン共f(合L エチレン−
プロ□ピレンージエン共重合体、シリコン2ム、エビク
ロルヒPリンゴム、アクリレート、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等があげられる。
本発明のブロック共重合体組成物には、前記の熱可塑性
重合体や♂ム状重合体の他、補強剤、充てん剤、粘着付
与剤、紫外線吸収剤、着色剤、顔料、滑剤、難燃剤、発
泡剤、可塑剤やその他の添加剤を加えることが可能であ
る。本発明の組成物に加えることのできる上述の添加剤
のよシ具体的な例については「便覧2ム・プラスチック
配合薬品、1974年ラノ々うダイジェスト社発行」等
に記載されている。
〔発明の効果〕
本発明のブロック共重合体組成物は、色調、高温加熱下
における溶融特性や物性の安定性に優れ、ゲル状物質の
生成や異臭の発生が少ないためその特徴を生かして各種
用途、例えば各種熱可塑性樹脂の改質材、履物の素材、
粘着剤・接着剤の素材、アスファルトの改質材、電線ケ
ーブルの素材、加硫ザムの改質材、家電製品・自動車部
品・1朶部品・家庭用品・玩具等の素材などに利用でき
る。
〔実施例〕
本発明を更に詳細に説明するために以下に実施例を示す
が、これらの実施例は本発明によって得られる優れた効
果を示すためのものであって、本発明の範囲を限定する
ものではない。
なお、本発明の実施例で使用するブロック共重合体は、
次のように゛して製造した。
〔ブロック共重合体(4)〕 窒素′ガス雰囲気下において、1.3−ブタジェン15
重量部とスチレン20重量部を含むn−へキサン溶液に
n−ブチルリチウムを0.11重量部添加し、70℃で
2時間重合−した後、さらに1.3−ブタジェン45重
量部とスチレン20重量部を含むn−ヘキサン溶液を加
えて70℃で2時間重合した。得られた重合体は、スチ
レン含有量40重量%のB−A−B−A構造のブロック
共重合体であった。
〔ブロック共重合体ω)〕
窒素ガス雰囲気下において、スチレン30重量部を含む
シクロヘキサン溶液にn−プチルリテウムを0.35i
i部添加し、70℃で1時間重合した後、1.3−ブタ
ジェン70重量部を含むシクロヘキサン溶液を加えて7
0℃で2時間重合し喪。その後テトラクロルシランを、
使用し79−n−ブチルリチウムの3A a ft添加
して、スチレン含有量30重量%の(人−B廿St構造
のブロック共重合体を得た。
〔ブロック共重合体(0)〕 窒素ガス雰囲気下において、スチレン103i量部とテ
トラヒドロフラン0.3重量部を含むシクロヘキサン溶
液ICn−ブチルリチウムを0.95重量部添加し、7
0℃で1時間重合した。次に1,3−ブタ・クエン40
重量部とスチレン3重量部を含むシクロヘキサン溶液を
加えて70℃で1時間重合した後、1.3−ブタシェフ
351!量部とスチレン2重量部を含むシクロヘキサン
溶液を加えて70℃で1時間重合し、その後文にスチレ
ン10重量部を含むシクロヘキサン溶液を加えて70℃
で1時間重合した。得られた重合体は、スチレン含有量
25重量%の人−B−A構造のブロック共重合体であつ
た。
〔ブロック共重合体Φ)〕
窒素ガス雰囲気下において、スチレン30ii部とテト
ラヒドロフラン0.3重量部を含むシクロヘキサン溶液
にn−ブチルリチウムをO,OS重量部添加し、70℃
で1時間重合した後、更に1.3−ブタジェン20重量
部とスチレン50重世部を含むシクロヘキサン溶液と加
えて70℃で2時間重合した。得られた重合体はスチレ
ン含有量80重量%の人−B−人構造のブロック共重合
体であった。
〔ブロック共重合体(B)) 窒素ガス雰囲気下において、スチレン30重量部を含む
シクロヘキサン溶液にn−ブチルリチウムを0.9重量
部添加し、70℃で1時間重合し念後、l、3−シタジ
エン30重量部とスチレン1゜重量部を含むシクロヘキ
サン溶液を1時間かけて連続的に添加し、70℃で重合
し念。その後スチレン30重量部を含むシクロヘキサン
溶液分加えて70℃で1時間重合し、スチレン含有量7
0:i量%のA−B−人構造を有するブロック共重合体
を′得た。
上を亡で得られたブロック共重合体は、重合体の活性末
端を重合に使用したn−ブチルリチウムの2倍モルの下
記化合物で処理して不活性化した。
ブロック共重合体■; N、Nビス(2−ヒドロキシエ
チル)ドデシルアミン ブロック共重合体ノ);ステアリン酸モノグリセライP ブロック共重合体働;ポリオキシプロピレン・?リオキ
シエチレンブロック、1+7フーブロツク共電合体Φ)
;安息香酸 ブロック共重合体@);ベンゾフェノンその後、以下の
実施例で示した安定剤類を添加して溶媒を加熱留去した
尚、本発明の実施例においては安定剤類として以下の化
合物を用いた。
AO−1;2,6−ジーte、rt−ブチル−4−メチ
ルフェノール AO−2;2,2−メチレンビス(6−tart−ブチ
ル−4−メチルフェノール)モノアクリレート人0−3
;n−オクタデシ/I/−3−(a’、 s’ −ジー
tert−ブチルー4′−ヒrロキシフェニル)プロピ
オネート 人0−4;テトラキス−〔メチレン−3−(3’。
5′−ジーtert−ブチルー4′−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネートコメタン 人0−5;1,3.5−トリメチル−2,4,6−トリ
ス(3,5−ジーtert−ブチルー4−ヒPロキシペ
ンジル)ベンゼン 人0−6;2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−
(4−ヒドロキシ−3,5−ジーtert−ブチルアニ
リノ)−1,3,5−トリアジン AO−7;トIJス(ノニルフェニル)フォスファイト AO−8;サイクリックネオペンクンテトライルビス(
オクタデシルフォスファイト) AO−9; )リス(2,4−ジーtert−ブチルフ
ェニル)フォスファイト AO−10; 4 、4’ −ヒフエニレンジホスフィ
ン酸テトラキス(2,4−ジーtert−ブチルフェニ
ル)AO−11;ジステアリル−3,3′−チオジプロ
ピオン酸エステル AO−12;2,5−ジーtert−ブチルー4−?ニ
トロキシフェノール 実施例1〜6及び比較例1〜6 表1に示した安定剤類を配合したブロック共重合体組成
物をそれぞれ表1に示した条件下にてギヤーオーブン中
で加熱し、加熱後の溶融粘度保持率、トルエン不溶分の
測定及び変色度の観察を行なった。
結果を表1に示したが、本発明の組成物は溶融粘度保持
率が良好でトルエン不溶分の生成が少なく、又色調も良
好であることが明らふになった。
更に本発明の組成物は、比較例の組成物と比較して臭気
も良好であった。尚、実施例3においてAO−7を配合
しない組成物の場合には色調が黄褐色であり、人0−7
を併用した組成物の方が色調が良好であった。
又、実施例1〜6と同様の組成物において、ブロック共
重合体囚のりピングポリマーを前記の処理剤で処理する
前に安定剤類分添加して得たブロック共重合体組成物は
加熱後の色調がいずれも褐色〜黒複色で、色調が極めて
劣るものであった。
以下余白 (注1)ブロック共重合体100重量部尚りの配合量(
重量部) (注2)安定剤類を配合したブロック共重合体組成物の
加熱前後のメルトフロー(200℃、加重5初で測定。
単位’!/10m1n)を比較した。
(注3)安定剤類を配合したブロック共重合体組成物を
所定条件下で加熱した後、該組成物soyをトルエン9
50?に溶解し、100mesh金網でこして金網上の
残留物を乾燥後トルエン不溶分として算出した。
(注4)所定条件下で加熱後、色調を観察した。
○;淡淡黄色量黄 色;黄褐色〜褐色 ×;赤褐色〜黒褐色 実施例7.8及び比較例7.8 表2に示した安定剤類をブロック共重合体(B)に配合
したブロック共重合体組成物をそれぞれ10重量部と耐
衝撃性ゴム変性ポリスチレン(HIPS )90重量部
とを40rrr1nφ押出機で混練してペレット化した
。押出温度は260℃で行なった。得られたペレットか
ら射出成形によシ試験片を作製し、アイゾツト衝撃強度
を測定した。
結果を表2に示したが、本発明のブロック共重合体組成
物を使用することにより耐SK性に優れた樹脂混合物を
得ることができた。
表  2 (注5) JI8 K−6871に準拠実施例9.10
及び比較例9.10 表3に示した安定剤類をブロック共重合体(0)に配合
したブロック共重合体組成物をそれぞれ100重量部、
フィントンU−185(日本ゼオン社製)100重量部
、ソニックプロセスオイルR−200(協同石油社製)
30重量部を180℃で溶融混練し、ホットメルト粘着
剤を作製した。得られた粘着剤をそれぞれ空気中で18
0℃、48時間加熱し、溶融粘度を測定した。
結果を表3に示したが、本発明のブロック共重合体組成
物全使用した粘着剤は溶融粘度が低く、ホットメルト粘
着テープ作製時の加工性に5れていた。又該粘着剤はゲ
ル状物の生成も少なく、初期粘着性、保持力、剥離強度
の良好なホットメルト粘着テープを作製することができ
た。
以下余白 表  3 (注6)B型粘度計で測定 実施例11及び比較例11 表4に示した安定剤類をブロック共重合体(ト))に配
合したブロック共重合体組成物をそれぞれ60重量部、
ポリスチレン40重量部を260℃で40闘φ押出機に
より混練した後、40団φ押出機によシ厚さ0.7門の
シートを作製した。
得られた各シートの物性を測定し、結果を表4に示した
表  4 (注7)人STM D 1709に準拠(注8)JIS
 K 6872に準拠 (注9)JI8 K 6714に準拠 手続補正書(自発) 昭和62年 9月シ?日 特許庁長官 小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示   昭和61年特許願第 16810
2号2、発明の名称 重合体組成物 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号4、補正の対象 5、補正の内容 1、 明細書、第9頁第6〜8行「(上式に2いて一一
一一一である。)」を下記の通り訂正する。
「(上式において、A、Bは前記と同じであり、Xは例
えば四塩化ケイ素、四塩化スズ、エポキシ化大豆油、カ
ルボン酸のエステルなどのカップリング剤の残基または
多官能有機リチウム化合物等の開始剤の残基金示す。出
及びQは1以上の整数である。一般には1〜5の整数で
ある。)」 2、同、同頁、第16行「エンt−somtチ以上含有
する」を「二重の含有蓋が501蓋チを超える」と訂正
する。
6、同、第60頁、最終行「(注9)K6714に準拠
」と「l#吐出願人−−−−−Jとの間に以下の文章を
追卯する。
「実施例12 1.2−ビニル結合官有型を35%に調整する以外はブ
ロック共重合体(C)と同様の方法で製造したブロック
共重合体を特開昭59−133203号公報記載の方法
で水添し、ブタジェンに基づく脂肪族二重結合の約90
チが水添されたブロック共重合体を得た。該ブロック共
重合体を用い、実施例9と同一の配合組成を有するホッ
トメルト粘着剤を作製し友。得られた粘着剤は、空気中
で180℃。
48時間MIA%した後に2いても、優れた浴融粘度安
定性、16N特性を示した。」 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)少なくとも1個のビニル芳香族炭化水素を主
    とする重合体セグメントと少なくとも1個の共役ジエン
    を主とする重合体セグメントを有し、ビニル芳香族炭化
    水素含有量が5〜95重量%であるブロック共重合体1
    00重量部 (B)下記一般式〔 I 〕で示されるフェノール系化合
    物0.05〜5重量部 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 (上式において、R_1は炭素数1〜4のアルキル基、
    R_2は炭素数2〜4のアルケニル基、R_3はter
    t−ブチル基又はシクロヘキシル基を示す。) (C)下記一般式〔II〕、〔III〕、〔IV〕及び〔V〕
    で示される化合物から選ばれた少なくとも1種のフェノ
    ール系化合物0.05〜5重量部 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔IV〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔V〕 (上記各式において、R_4は▲数式、化学式、表等が
    あります▼、 R_5は炭素数2〜22のアルキル基を示す。)から成
    るブロック共重合体組成物
JP16810286A 1986-07-18 1986-07-18 重合体組成物 Granted JPS6327551A (ja)

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