JP2008075058A - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた熱安定性を有し、高温成形時のゲル化抑制効果が高く、さらに熱変色しにくい熱可塑性エラストマー組成物を提供すること。
【解決手段】芳香族ビニル化合物と共役ジエンとのブロック共重合体に対し、特定のフェノール系安定剤、特定のリン系安定剤、および特定の硫黄基含有フェノール安定剤を含有する熱可塑性エラストマー組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、特定の芳香族ビニル化合物重合体ブロックと共役ジエン重合体ブロックを含むブロック共重合体に対し、特定のフェノール系安定剤、リン系安定剤、および硫黄基含有フェノール系安定剤を含む熱安定性および耐変色性に優れた熱可塑性エラストマー組成物に関する。
加硫ゴムは、柔軟でゴム弾性を有し、圧縮永久歪、機械的強度に優れ、自動車内外装部品、家電部品、建材、医療用部品、履物、玩具、雑貨などの分野で幅広く使われている。
しかし、加硫ゴムは、リサイクルの面で必ずしもライフサイクルアセスメントに適した材料とは言えない。加硫ゴム代替として、近年、加硫工程を必要とせず、熱可塑性樹脂と同様の成形加工が可能で、リサイクル可能な熱可塑性エラストマーの使用が年々増加している。
熱可塑性エラストマーの中でも、スチレン系熱可塑性エラストマーであるスチレン−ブタジエンブロック共重合体(SBS)やスチレン−イソプレンブロック共重合体(SIS)は、柔軟性に富み、常温でのゴム弾性に優れ、良好な加工性のため、加硫ゴム代替として幅広い用途で使用されている。
しかしながら、芳香族ビニル化合物と共役ジエンからなるブロック共重合体は、分子中に不飽和二重結合を有するため、成形加工時の熱で劣化しやすい。このブロック共重合体は、ポリスチレンの改質材として使用する場合は極めて熱安定性を必要とし、成形加工後のゲルがほとんど発生しないことが望まれている。この熱劣化を改良するため、フェノール系安定剤、リン系安定剤、イオウ系安定剤などが使用されている。
例えば、最も広く使用されている2,6ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)の場合、比較的高い酸化防止機能と耐熱性を持つものの、成形加工温度が高い場合には揮散し易いため、多量に使用しなければならなかった。また、他のフェノール系安定剤も、同様に、高い熱安定化効果を得るためには、安定剤を多量に使用する必要があった。また、熱劣化以外にも、高温下での使用時、高温下での成形加工時などによりブロック共重合体が着色するという問題もある。
一方、リン系安定剤の中で広く利用されていたトリスノニルフェニルフォスファイト(TNPP)は、熱安定化効果に優れてはいるものの、加水分解しやすく、加水分解後にノニルフェノールが発生する。
上記問題点の解決のため、硫黄基含有フェノール系安定剤と特定のフェノール系安定剤を併用することで熱安定性の改良が試みられている。〔特許文献1、特許文献2、特許文献3〕。しかし、これら技術でもってしても、成形加工後のゲルの発生を抑制する効果が十分で無い。
特開2003−3040号公報 特開平6−279650号公報 特開平4−246454号公報
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、スチレン系熱可塑性エラストマー組成物において、優れた熱安定性を有し、高温成形時のゲル化抑制効果が高く、さらに熱変色しにくい熱可塑性エラストマー組成物を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、芳香族ビニル化合物と共役ジエンとのブロック共重合体に、特定のフェノール系安定剤、特定のリン系安定剤、特定の硫黄基含有フェノール安定剤を含有する熱可塑性エラストマー組成物は、熱安定性に優れて、ゲル状物質の発生を抑制でき、耐変色性に優れ良好な色調を有しているということを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記[1]〜[3]に関する。
[1](a)少なくとも1個の芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックと、少なくとも1個の共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなり、芳香族ビニル化合物含有量が5〜95重量%であるブロック共重合体100重量部に対し、(b)下記一般式(I)で示されるフェノール系安定剤0.1〜0.5重量部、(c)下記一般式(II)で示されるリン系化合物0.1〜0.8重量部、ならびに(d)下記一般式(III)および/または一般式(IV)で示される硫黄基含有フェノール系安定剤0.05〜0.5重量部
を含有する熱可塑性エラストマー組成物。
Figure 2008075058
(式中、R1は炭素数1〜18のアルキル基であり、R2はtert―ブチル基、tert−ペンチル基またはシクロヘキシル基であり、R3、R4、R5およびR6は同じ基でも異なる基でもよく、それぞれ、水素原子または炭素数1〜18のアルキル基を示す。)
Figure 2008075058
(式中、R7はtert―ブチル基、tert−ペンチル基またはシクロヘキシル基であり、各R7は同じ基でも異なる基でもよい。R8は炭素数1〜18のアルキル基を示す。)
Figure 2008075058
(式中、R9およびR11は炭素数1〜18のアルキル基であり、R10は水素原子またはメチル基であり、R12は炭素数1〜8のアルキル基または炭素数5〜12のシクロアルキル基を示す。)
Figure 2008075058
(式中、R13、R14は同じ基でも異なる基でもよく、tert―ブチル基、tert−ペンチル基またはシクロヘキシル基であり、R15、R16は同じ基でも異なる基でもよく、炭素数1〜18のアルキル基を示す。)
[2](a)ブロック共重合体のピーク分子量が10,000〜500,000を有し、また、芳香族ビニル化合物含有量が10〜60重量%である[1]の熱可塑性エラストマー組成物。
[3](a)ブロック共重合体100重量部に対し、(b)フェノール系安定剤が0.15〜0.45重量部、(c)リン系化合物が0.1〜0.6重量部、(d)硫黄基含有フェノール系安定剤が0.05〜0.4重量部である[1]または[2]の熱可塑性エラストマー組成物。
本発明によれば、少なくとも1個の芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックと、少なくとも1個の共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体に特定のフェノール系安定剤、リン系安定剤、および硫黄基含有フェノール系安定剤を加えることで、耐熱性に優れ、高温成形時のゲル化抑制効果が高く、さらに熱変色性に優れた熱可塑性樹脂エラストマーが得られる。
以下に、本発明の熱可塑性エラストマー組成物の実施の形態を具体的に説明する。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、少なくとも1個の芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックと、少なくとも1個の共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体と特定のフェノール系安定剤、リン系安定剤、および硫黄基含有フェノール系安定剤を含有することを特徴とする。
以下、構成要素ごとにさらに具体的に説明する。
(a)ブロック共重合体:
本発明で使用される(a)ブロック共重合体は、少なくとも1個の芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックと、少なくとも1個の共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなるブロック共重合体である。
(a)ブロック共重合体を得るために用いられる芳香族ビニル化合物としては、スチレン、tert−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−エチルスチレン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェニルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、ビニルピリジンなどが挙げられる。この中で、スチレンおよびtert−ブチルスチレンが好ましい。なお、この場合、上記「共役ジエン」と上記「芳香族ビニル化合物」に加えて、さらにアクリロニトリル、メチルメタクリレートなどの他の不飽和化合物を、全モノマーに対し5重量%以下程度加えて重合させてもよい。
(a)ブロック共重合体の芳香族ビニル化合物含有量は、5〜95重量%、好ましくは10〜60重量%、さらに好ましくは10重量%〜50重量%である。この含有量が5重量%未満や95重量%を超えると、熱可塑性エラストマーとしての性能に欠ける。
共役ジエンとしては、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,3−オクタジエン、1,3−ヘキサジエン、1,3−シクロヘキサジエン、4,5−ジエチル−1,3−オクタジエン、3−ブチル−1,3−オクタジエン、ミルセン、クロロプレンなどが挙げられる。この中で、1,3−ブタジエン、イソプレンが好ましい。
なお、(a)ブロック共重合体中の共役ジエンを主体とする重合体ブロック中のビニル結合含有量は、通常、3〜50重量%である。このビニル結合含有量が、3重量%未満のものは、当該製造方法においては得ることが困難である。一方、50重量%を超えると、低温特性に劣り好ましくない。好ましくは5〜45重量%、さらに好ましくは5〜30重量%である。
また、共役ジエンを主体とする重合体ブロックには、芳香族ビニル化合物を含んでいても良い。例えば、結合芳香族ビニル化合物を(a)ブロック共重合体中の全芳香族ビニル化合物の0〜40重量%含有することができ、さらに好ましくは0〜30重量%である。さらに、その構造は、ランダム状でも、漸増するテーパーブロックでもよい。ランダム、テーパーの分析手法としては田中らによるブタジエン単位の二重結合を全てオゾン開裂して得られた分解物のGPCによる方法(高分子学会予稿集第29巻9号2055頁)や、四酸化オスミウムとt−ブチルハイドロパーオキシドによる酸化分解法(「ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエンス」第1巻、第429頁、1946年)などがある。共役ジエンを主体とする重合体ブロックに結合芳香族ビニル化合物を含有させることにより、芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックおよび共役ジエンを主体とする重合体ブロックの鎖長を調節することできる。
(a)ブロック共重合体のピーク分子量は、通常、10,000〜500,000であり、好ましくは15,000〜450,000、さらに好ましくは15,000〜400,000、特に好ましくは15,000〜350,000である。
本発明に使用される(a)ブロック共重合体は、例えば不活性炭化水素溶媒中において、有機リチウム化合物などを重合開始剤に用い、芳香族ビニル化合物と共役ジエンを逐次重合させることにより製造することができる。例えば、まず芳香族ビニル化合物を重合させ、次いで共役ジエンを重合させたのち、カップリング剤を反応させるか、再度、芳香族ビニル化合物を反応させることにより製造することができる。また、共役ジエンの重合において、必要に応じて所望量の芳香族ビニル化合物を添加し、共重合してもよい。
重合開始剤である上記「有機アルカリ金属化合物」としては、有機リチウム化合物、有機ナトリウム化合物などが挙げられ、特に有機リチウム化合物が好ましい。有機アルカリ金属化合物の使用量については特に限定はなく、必要に応じて種々の量を使用できるが、通常はモノマー100重量%あたり0.02〜15重量%の量で、好ましくは0.03〜5重量%の量で用いられる。
また、不活性有機溶媒としては、脂肪族、脂環式、アルキル置換脂環式、芳香族およびアルキル置換芳香族の炭化水素、エーテルおよびそれらの混合物が挙げられる。具体的には、脂肪族炭化水素(例えば、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンなど)、脂環式炭化水素(例えば、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンなど)、アルキル置換脂環式炭化水素(例えば、メチルシクロヘキサン、メチルシクロヘプタンなど)、芳香族炭化水素(例えば、ベンゼン)、アルキル置換芳香族炭化水素(例えば、トルエン、キシレンなど)、ならびにエーテル(例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテルなど)が含まれる。
なお、不活性有機溶媒の使用量は、芳香族ビニル化合物および共役ジエンを主成分とするモノマー成分100重量部に対し、通常、50〜1,000重量部、好ましくは100〜900重量部程度である。
また、反応温度は、通常、20〜120℃、好ましくは30〜100℃である。
なお、共役ジエン部分のビニル結合含有量を調節するのに、通常、エーテル類、第3級アミン類、アルカリ金属アルコキシドなどの極性化合物を使用することができる。
例えば、ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールエチルプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシベンゼン、トリエチルアミン、N,N,N‘,N’−テトラメチルエチレンジアミン、カリウム−tert−アミルオキシド、カリウム−tert−ブチルオキシドなどが挙げられ、これらの化合物は単独または2種以上の混合物として使用できる。かかる極性化合物の使用量は、有機リチウム化合物1モルに対して0モル以上、好ましくは0〜300モルである。
上記カップリング剤としては、例えば、ハロゲン化合物、エポキシ化合物、カルボニル化合物、ポリビニル化合物などが挙げられ、具体的には、例えばジブロモメタン、ジブロモエタン、ジブロモプロパン、メチレンクロライド、ジクロロエタン、ジクロロプロパン、ジクロロブタンなどのジハロゲン化アルカン、ジクロロシラン、メチルジクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、モノエチルジクロロシラン、ジエチルジクロロシラン、モノブチルジクロロシラン、ジブチルジクロロシラン、モノヘキシルジクロロシラン、ジヘキシルジクロロシラン、1,4−クロルメチルベンゼン、ジブロモシラン、モノメチルジブロモシラン、ジメチルジブロモシラン、メチルトリクロロシラン、ブチルトリクロロシラン、テトラクロロシランなどのハロゲン化ケイ素化合物、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランなどのアルコシキシラン化合物、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレンなどのジ芳香族ビニル化合物、ギ酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、酢酸フェニル、安息香酸エチル、安息香酸フェニル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジメチル、ジメチルテレフタル酸、ジエチルテレフタル酸、のようなエステル化合物、ジブチルジクロロスズ、テトラクロロスズ、ブチルトリクロロ錫、などのスズ化合物、ビスフェノール−Aジグリシジルエーテル、ビスフェノール−ADジグリシジルエーテル、ビスフェノール−Fジグリシジルエーテル、エポキシ化大豆油、その他のエポキシ化合物、プロピオン酸クロリド、アジピン酸ジクロリドなどの酸クロリド、トリレンジイソシアネート、テトラクロロゲルマニウム、ビス(トリクロロシリル)エタン、ポリイソシアネートなどが挙げられる。
このようにして得られる(a)ブロック共重合体の構造は、直鎖状、放射状、分岐構造などの種々の態様が可能である。その具体的な例としては、一般式;(A−B)n、(A−B)nA、または(B−A)nB(式中、Aは芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックセグメントであり、Bは共役ジエンを主体とする重合体ブロックセグメントであり、nは1以上の整数である。)で示されるブロック共重合体が挙げられる。また、一般式;[(A−B)nm−X、[(A−B)nA]m−X、または[(B−A)nB]m−X(式中、Aは芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックセグメントであり、Bは共役ジエンを主体とする重合体ブロックセグメントであり、nは1以上の整数であり、mは3以上の整数である。また、Xは3官能以上のカップリング剤残基または3官能以上の多官能性有機リチウム化合物の残基を示す。)で示されるブロック共重合体が挙げられる。
(b)フェノール系安定剤:
本発明の熱可塑性エラストマー組成物に用いられる(b)フェノール系安定剤は、上述のとおり、一般式(I)で示される。
ここで、R1は炭素数1〜18のアルキル基であり、R2はtert―ブチル基、tert−ペンチル基またはシクロヘキシル基であり、R3、R4、R5およびR6は同じ基でも異なる基でもよく、それぞれ、水素原子または炭素数1〜18のアルキル基である。R1としては、メチル基、tert−ブチル基、tert−ペンチル基が好ましい。R2としては、tert−ブチル基、tert−ペンチル基が好ましい。R3、R4、R5およびR6としては、水素原子、メチル基が好ましい。
一般式(I)で示されるリン系安定剤の具体例としては、2−tert―ブチル−6−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−tert−ペンチルフェニルアクリレートなどが挙げられる。
(c)リン系安定剤:
本発明の熱可塑性エラストマー組成物に用いられる(c)リン系安定剤は、上述のとおり一般式(II)で示される。ここで、R7はtert―ブチル基、tert−ペンチル基、またはシクロヘキシル基であり、各R7は同じ基でも異なる基でもよい。R8は炭素数1〜18のアルキル基である。R7としてはtert―ブチル基が好ましい。R8としてはn−オクチル基またはn−ドデシル基が好ましい。
一般式(II)で示されるリン系安定剤の具体例としては、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチル−1−フェニルオキシ)(2−エチルヘキシルオキシ)ホスホラス、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチル−1−フェニルオキシ)(2−ドデシルシルオキシ)ホスホラス、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ペンチル−1−フェニルオキシ)(2−ドデシルオキシ)ホスホラスなどが挙げられる。
(d)硫黄基含有フェノール系安定剤:
本発明の熱可塑性エラストマー組成物に用いられる(d)硫黄基含有フェノール系安定剤は、上述のとおり一般式(III)、(IV)で示される。
一般式(III)においては、置換基R9およびR11は素原子数1〜18のアルキル基であり、R10は水素原子またはメチル基であり、R12は炭素数1〜8のアルキル基または炭素数5〜12のシクロアルキル基である。この場合、置換基R12がメチル基以外のとき、置換基R10はメチル基であることが好ましい。なお、R9およびR11としては、n−オクチル基またはn−ドデシル基が好ましい。また、置換基R12における炭素数1〜8のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基など、好ましくはメチル基またはtert−ブチル基が挙げられ、炭素原子5〜12のシクロアルキル基としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオキシル基など、好ましくはシクロヘキシル基を挙げることができる。
一般式(III)で示される硫黄基含有フェノール系安定剤の具体例としては、2,4−ビス(n−オクチルチオメチル)−6−メチルフェノール、2,4−ビス(n−ドデシルチオメチル)−6−メチルフェノール、2,4−ビス(フェニルチオメチル)−3−メチル−6−tert−ブチルフェノールなどが挙げられる。中でも最も好ましくは、2,4−ビス(n−ドデシルチオメチル)−6−メチルフェノールである。
一般式(IV)において、R13、R14は同じ基でも異なる基でもよく、tert―ブチル基、tert−アミル基、またはシクロヘキシル基であり、R15、R16は同じ基でも異なる基でもよく、炭素数1〜18のアルキル基である。R13、R14としては、好ましくはtert−ブチル基が挙げられ、R15、R16としては、好ましくはn−オクチル基またはn−ドデシル基を挙げることができる。
一般式(IV)で示される硫黄基含有フェノール系安定剤の具体例としては、2,6−ジ−tert−ブチル−4−(4,6−ビス(オクチルチオ)−1、3,5−トリアジン−2−イルアミノ)フェノール、2,6−ジ−tert−ペンチル−4−(4,6−ビス(オクチルチオ)−1、3,5−トリアジン−2−イルアミノ)フェノール、2,6−ジ−tert−ペンチル−4−(4,6−ビス(ドデシルチオ)−1、3,5−トリアジン−2−イルアミノ)フェノールなどが挙げられる。中でも最も好ましくは、2,6−ジ−tert−ブチル−4−(4,6−ビス(オクチルチオ)−1、3,5−トリアジン−2−イルアミノ)フェノールである。
なお、一般式(III)で示される硫黄基含有フェノール系安定剤、一般式(IV)で示される硫黄基含有フェノール系安定剤は、それぞれ、1種単独で、あるいは、2種以上を混合して用いることもできる。
(b)〜(d)成分の配合量:
上記一般式(I)で示される(b)フェノール系安定剤の配合量は、(a)ブロック共重合体100重量部に対し、0.1〜0.5重量部、好ましくは0.15〜0.45重量部である。(b)フェノール系安定剤の配合量が0.1重量部未満では、高温成形時のゲル化抑制効果が不十分であり、一方、0.5重量部を超えると、効果が比例的に増加せず不経済であり好ましくない。
上記一般式(II)で示される(c)リン系安定剤の配合量は、(a)ブロック共重合体100重量部に対し、0.1〜0.8重量部、好ましくは0.1〜0.6重量部である。(c)リン系安定剤の配合量が0.1重量部未満では、高温成形時のゲル化抑制効果が不十分であり、一方、0.8重量部を超えると、効果が比例的に増加せず不経済であり好ましくない。
上記一般式(III)、(IV)で示される(d)硫黄基含有フェノール系安定剤の配合量は、(a)ブロック共重合体100重量部に対し、0.05〜0.5重量部、好ましくは0.05〜0.4重量部である。(d)硫黄基含有フェノール系安定剤の配合量が0.05重量部未満では、高温成形時のゲル化抑制効果が不十分であり、優れた耐変色性が得られなく、一方、0.5重量部を超えると、効果が比例的に増加せず不経済であり好ましくない。
熱可塑性エラストマー組成物の調製:
本発明の熱可塑性エラストマー組成物を得る方法としては、(a)ブロック共重合体の溶液を水、アルコール、酸などの適当な失活剤で失活後、(b)フェノール系安定剤、(c)リン系安定剤および(d)硫黄基含有フェノール系安定剤の所定量を全量添加し、均一に分散させた後、ブロック共重合体を単離する。単離は、例えば、(b)〜(d)成分を含むブロック共重合体溶液にアセトンまたはアルコールなどを加えて沈殿させる方法、同様のブロック共重合体溶液を熱湯中に撹拌下投入し溶媒を蒸留除去する方法、同様のブロック共重合体溶液をベント付押し出し機にて溶媒を蒸留除去する方法などにより行うことができる。必要に応じて、触媒の残渣も除去できる。
あるいは、上記(a)ブロック共重合体の溶液に(b)フェノール系安定剤、(c)リン系安定剤および(d)硫黄基含有フェノール系安定剤の一部を添加し、上記の方法で固形のブロック共重合体組成物を得た後、さらに、ロール、バンバリーミキサー、ニーダー、押出機などの混練機を用いて、残りの(b)フェノール系安定剤、(c)リン系安定剤および(d)硫黄基含有フェノール系安定剤を添加混合する方法によっても得ることができる。
なお、(b)〜(d)成分である安定剤の配合方法は、特に制限されるものではなく、上記以外の方法であってもよく、状況に応じて適当な方法を用いればよい。
また、上記(b)フェノール系安定剤、(c)リン系安定剤および(d)硫黄基含有フェノール系安定剤以外のフェノール系安定剤、紫外線吸収剤および光安定剤の配合方法についても同様である。
その他の添加剤:
本発明の熱可塑性エラストマー組成物には、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレンなどのポリスチレン系樹脂、ABS樹脂、その他エンジニアリング樹脂などとブレンドして使用することも可能であり、さらにポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂とブレンドして使用することも可能である。
また、本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、粘着付与剤樹脂やオイルを配合して、ホットメルト粘着剤用基材としても好適に使用することができ、さらに、ストレートアスファルト、ブローンアスファルトなどとブレンドしてもよい。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、必要に応じて、上記以外の軟化剤、補強剤、難燃剤、発泡剤、可塑剤、着色剤、ブロッキング防止剤、金属不活性剤、光安定剤、紫外線吸収剤、熱安定剤などの安定剤、防菌・防黴剤、分散剤、架橋剤、共架橋剤、加硫剤、加硫助剤、発泡剤、発泡助剤などの添加剤などを、本発明の目的を損なわない範囲で加えることも可能である。
熱可塑性エラストマー組成物の成形:
このようにして得られた熱可塑性エラストマー組成物は、射出成形、押出成形、インフレーション成形、回転成形、プレス成形、中空成形、カレンダー成形、およびブロー成形などの公知の方法で成形することが可能である。
熱可塑性エラストマー組成物の用途:
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、ポリスチレン系樹脂の改質材、粘接着材、フレキソグラフ用バインダー剤、靴底材、玩具、さらに、アルファルト改質材などの各種工業部品などとして用いられる。
以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら制限を受けるものではない。なお、実施例、比較例中の部および%は、特に断らない限り重量基準である。
〔参考例〕
<ブロック共重合体の製造>
本発明の実施例で使用するブロック共重合体は、次のようにして製造した。
窒素置換された内容積100リットルの反応容器に、シクロヘキサン 50kg、スチレン 1.25kgおよびsec−ブチルリチウム 7.0g加え、重合開始温度50℃にて1段目重合し、反応完結後、温度を70℃として1,3−ブタジエン 7.4kgを添加し断熱にて2段目重合した。30分後、スチレン 1.25kgを添加し3段目重合を行った。反応完結後、得られたブロック共重合体のビニル含量は12%、スチレン含量は30%、重量平均分子量は125,000、MFRは3.0g/分であった。
(1)各種の測定は下記の方法に拠った。
(i)ビニル結合(1,2結合および3,4結合)含量
赤外吸収スペクトル法(モレロ法)によって求めた。
(ii)結合スチレン含量
赤外吸収スペクトル法により、検量線を作成し求めた。
(iii)重量平均分子量
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)(東ソー社製、HLC−8120)を用いてポリスチレン換算で求めた。
(iv)MFR(メルトフローレート)
JIS K7210に従い、230℃、21.2N荷重の条件で測定した。
(2)各種成分
実施例および比較例において用いた安定剤成分は、以下のとおりである。
(b)フェノール系安定剤
(b−1)、2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−tert−ペンチルフェニルアクリレート
(b−2)2−tert―ブチル−6−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート
(c)リン系安定剤
(c−1)2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチル−1−フェニルオキシ)(2−エチルヘキシルオキシ)ホスホラス
(d)硫黄基含有フェノール系安定剤
(d−1)2,4−ビス(n−ドデシチオメチル)−6−メチルフェノール
(d−2)2,6−ジ−t−ブチル−4−{4,6−ビス(オクチルチオ)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ}フェノール
その他の安定剤
(e−1)n−オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
(e−2)トリス(ノニルフェニル)フォスファイト
<評価>
(1)熱変色性:サンプル5gを容量30ccの円筒状のアルミ皿に乗せ、ギヤ・オーブン(東洋精機社製 G0−01型)中、150℃で静置し、加熱後のサンプルの色観察を行い以下の指標とした。
○:白色または殆ど変化無し
△:淡黄〜黄
×:淡茶〜濃茶
(2)ゲル量
ラボプラストミル押出機(東洋精機社製 D20-20型)を用いて行った。設定温度230℃、回転数100rpmで5回押し出した後のサンプル50gを500mlのトルエンに溶解し、100メッシュ金網で濾して金網の残留物を乾燥後、トルエン不溶分として算出を行った。
(3)熱安定性
ラボプラストミル混練機(東洋精機社製 100C100型)を用いて行った。混練条件は、サンプル48gを230℃で1分間40rpm予熱混合後、100rpmに回転数を上げて測定した。ゲル化時間は、最低トルク値から10%立ち上がるまでの時間(条件-1)とトルク値が9N・m到達するまでの時間(条件-2)を測定した。
実施例1
参考例の溶液に加えたsec−ブチルリチウムと同モルのメタノールを添加し十分攪拌後、(b)成分として(b−1)を0.40部、(c)成分として(c−1)を0.20部、(d)成分として(d−1)を0.25部含むシクロヘキサン溶液50mlを添加し10分間攪拌した。その後、溶液を常温、常圧に戻して反応器より抜き出し、次いで、反応溶液を水中に攪拌投入して溶媒を水蒸気蒸留除去し、乾燥することで、表1に示す組成物を得た。得られた熱可塑性エラストマー組成物を上記記載の方法により評価を行った。結果を表1に示す。
実施例2〜12、比較例1〜10
表1〜表4に示す配合処方を用い実施例1と同様に作製し、物性評価を行った。結果を以下の表1〜表4に示す。
Figure 2008075058
Figure 2008075058

Figure 2008075058
Figure 2008075058
表1〜表2より、本発明の組成物である実施例1〜12では、熱安定性に優れ、高温成形時のゲル化抑制効果と耐変色性ともに良好である熱可塑性エラストマー組成物であることが分かる。
これに対し、表3〜表4より、本発明の範囲外の組成物である比較例1〜10では、高温成形時のゲル化抑制効果あるいは/および耐変色性に劣る熱可塑性エラストマー組成物であることが分かる。
本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレンなどのポリスチレン系樹脂、ABS樹脂、その他エンジニアリング樹脂などとブレンドして使用し、食品トレー、ICトレー、エンボスキャリアテープ、アイスクリームカップ、豆腐用トレー、飲料用カップなどのトレー用品、粘着付与剤樹脂やオイルを配合してホットメルト粘着剤用基材としても好適に使用し、テープ用粘着剤、紙おむつ用粘着剤、野菜の結束テープ用粘着剤、プラスター用粘着剤、医療用貼付剤用粘着剤などの粘接着用途、フレキソグラフ用バインダー剤、靴底材、玩具、さらに、ストレートアスファルト、ブローンアスファルトなどのアルファルト改質材などの各種工業部品などとして用いられる。

Claims (3)

  1. (a)少なくとも1個の芳香族ビニル化合物を主体とする重合体ブロックと、少なくとも1個の共役ジエンを主体とする重合体ブロックからなり、芳香族ビニル化合物含有量が5〜95重量%であるブロック共重合体100重量部に対し、(b)下記一般式(I)で示されるフェノール系安定剤0.1〜0.5重量部、(c)下記一般式(II)で示されるリン系化合物0.1〜0.8重量部、ならびに(d)下記一般式(III)および/または一般式(IV)で示される硫黄基含有フェノール系安定剤0.05〜0.5重量部
    を含有する熱可塑性エラストマー組成物。
    Figure 2008075058
    (式中、R1は炭素数1〜18のアルキル基であり、R2はtert―ブチル基、tert−ペンチル基またはシクロヘキシル基であり、R3、R4、R5およびR6は同じ基でも異なる基でもよく、それぞれ、水素原子または炭素数1〜18のアルキル基を示す。)
    Figure 2008075058
    (式中、R7はtert―ブチル基、tert−ペンチル基またはシクロヘキシル基であり、各R7は同じ基でも異なる基でもよい。R8は炭素数1〜18のアルキル基を示す。)
    Figure 2008075058
    (式中、R9およびR11は炭素数1〜18のアルキル基であり、R10は水素原子またはメチル基であり、R12は炭素数1〜8のアルキル基または炭素数5〜12のシクロアルキル基を示す。)
    Figure 2008075058
    (式中、R13、R14は同じ基でも異なる基でもよく、tert―ブチル基、tert−ペンチル基またはシクロヘキシル基であり、R15、R16は同じ基でも異なる基でもよく、炭素数1〜18のアルキル基を示す。)
  2. (a)ブロック共重合体のピーク分子量が10,000〜500,000を有し、また、芳香族ビニル化合物含有量が10〜60重量%である請求項1記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  3. (a)ブロック共重合体100重量部に対し、(b)フェノール系安定剤が0.15〜0.45重量部、(c)リン系化合物が0.1〜0.6重量部、(d)硫黄基含有フェノール系安定剤が0.05〜0.4重量部である請求項1または2記載の熱可塑性エラストマー組成物。
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