JPS63236030A - 感放射線性樹脂組成物 - Google Patents

感放射線性樹脂組成物

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JPS63236030A
JPS63236030A JP6892187A JP6892187A JPS63236030A JP S63236030 A JPS63236030 A JP S63236030A JP 6892187 A JP6892187 A JP 6892187A JP 6892187 A JP6892187 A JP 6892187A JP S63236030 A JPS63236030 A JP S63236030A
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sensitive resin
naphthoquinonediazide
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resin
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Keiichi Yamada
敬一 山田
Mitsunobu Koshiba
小柴 満信
Yoichi Kamoshita
鴨志田 洋一
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、本酸基を有するアルカリ可溶性樹脂に1,2
−キノンジアジドスルホニルハライドを縮合して得られ
た感放射線性樹脂を溶媒に溶解してなる感放射線性樹脂
組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、集積回路を作製するためのレジストとしては、環
化イソプレンゴムにビスアジド化合物を配合したネガ型
レジストが知られている。
しかし、このネガ型レジストは、解像度に限界があるた
め、集積回路の高集積化に充分対応できない欠点を有す
る。
一方、このネガ型レジストに比べ、ノボラック樹脂など
のアルカリ可溶性樹脂に1.2−キノンジアジド化合物
を配合してなるポジ型レジストは、解像度が優れている
ため集積回路の高集積化に充分対応しうるちのと期待さ
れている。しがしながら、ここで使用される1、2−キ
ノンジアジド化合物のうち、スルホン酸基を有しない化
合物は、不安定であり強い刺激により爆発の危険があり
、かつ短期間に変質を起こし易く、一方スルホン酸基を
1.2−ナフトキノンジアジド基とほぼ対称の位置に導
入することにより、化学構造的に安定に保った化合物と
して使用する場合には、アルカリ可溶性樹脂に対する溶
解性が低く、がっ暗反応を生起し易いなどの欠点を有し
ている。
これらの欠点を解消するために、通常、感光剤としてl
、2−ナフトキノンジアジドスルホニル基が導入された
化合物が用いられているが、この場合にはポジ型レジス
トとしての感度が比較的低く、また溶液として保管して
おくと感光剤が析出してい(る傾向がみられる。
上記欠点を解決するするものとして、1,2−キノンジ
アジドスルホニルハライドと水酸基を有するアルカリ可
溶性のノボラック樹脂とを化学的に縮合させた、一般の
ノボラック樹脂と任意に混合することができる感光性樹
脂(以下「感光性ノボラック」という)が提案されてい
る(特公昭45−9610号公報)。しかしながら、こ
の感光性ノボラックは、塩基性縮合触媒、例えば炭酸水
素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムなどのアルカリ金属塩ニトリエチルアミン
、トリエタノールアミンなどのアミン類;水酸化アンモ
ニウムなどのアンモニウム塩を使用して製造されるが、
得られる感光性ノボラックが経時的に着色したり、感度
が上昇するという問題を有している。また、解像度にお
いても、満足な結果が得られていない。
さらに、一般にポジ型レジストに放射線を照射し現像し
たのち、レジストパターンとして残るべき部分の放射線
照射前と現像後とのレジストパターンの高さの比を残膜
率というが、前記感光性ノボラックを用いた従来のこの
ポジ型レジストは、残膜率が低く、経時的にさらに低下
するという問題をも有する。この残膜率が低いポジ型レ
ジストを用い、段差構造を有する基板にレジストパター
ンを形成すると、段差部をレジストパターンが充分に被
覆でき□ないので、正常な集積回路を作製することが困
難となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、かかる従来の技術的課題を背景になされたも
ので、経時的に変化がなく、品質が安定した高解像度お
よび高残膜率を有するレジストとして好適な感放射線性
樹脂組成物を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、水酸基を有するアルカリ可溶性樹
脂に1.2−キノンジアジドスルホニルハライドを縮合
してなり、かつ残存する塩基性縮合触媒およびその中和
生成物の総量が200ppm以下である感放射性樹脂を
溶媒に溶解してなることを特徴とする感放射線性樹脂組
成物を提供するものである。
本発明で使用される水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂
としては、代表的なものとしてアルカリ可溶性ノボラッ
ク樹脂(以下、単に「ノボラック樹脂」という)を挙げ
ることができる。
このノボラック樹脂は、ヒドロキシ芳香族化合物類と一
アルデヒド類とを酸触媒下に加熱し、付加縮合して合成
される。
前記ヒドロキシ芳香族化合物類としては、ヒドロキシナ
フタリン類、例えばl−ナフトール、2−メチル−1−
ナフトール、3−メチル−1−ナフトール、4−メ・チ
ル−1−ナフトール、6−メチル−1−ナフトール、7
−メチル−1−ナフトール、1−メチル−2−ナフトー
ル、2−エチル−1−ナフトール、2−プロピル−1−
ナフトール、2−ブチル−1−ナフトールなどのモノヒ
ドロキシナフタリン[;1,2−ジヒドロキシナフタリ
ン、1.3−ジヒドロキシナフタリン、1゜4−ジヒド
ロキシナフタリン、1.5−ジヒドロキシナフタリン、
1.6−ジヒドロキシナフタリン、1,7−ジヒドロキ
シナフタリン、2,3−ジヒドロキシナフタリン、2,
6−ジヒドロキシナフタリン、2.7−ジヒドロキシナ
フタリンなどのジヒドロキシナフタリン類it、2.3
−トリヒドロキシナフタリン、1,2.4−1−ジヒド
ロキシナフタリン、1,4.5−)ジヒドロキシナフタ
リン、1,6.71リヒドロキシナフタリンなどのトリ
ヒドロキシナフタリン類;1,2゜3.4−テトラヒド
ロキシナフタリン、1,4゜5.8−テトラヒドロキシ
ナフタリン、1.2゜4.5−テトラヒドロキシナフタ
リン、1,2゜4.6−テトラヒドロキシナフタリン、
1.2゜4.7−テトラヒドロキシナフタリン、1.2
゜5.8−テトラヒドロナフタリン、1,3,4゜5−
テトラヒドロキシナフタリンなどのテトラヒドロキシナ
フタリン類;4−メトキシ−1−ナフトール、4−エト
キシ−1−ナフトール、4−プリポキシ−1−ナフトー
ル、4−プトシキー1−ナフトールなどのアルコキシナ
フトール頻;フェノール類、例えばフェノール、0−ク
レゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、0−エチ
ルフェノール、m−エチルフェノール、p−エチルフェ
ノール、0−ブチルフェノール、m−ブチルフェノール
、p−ブチルフェノール、2,3−キシレノール、2,
4−キシレノール、2.5−キシレノール、3.4−キ
シレノール、3.5−キシレノール、2,3.5−トリ
メチルフェノール、フェニルフェノール、ヒドロキノン
、カテコール、レゾルシノール、2−メチルレゾルシノ
ール、ピロガロール、2,3.4−)リヒドロキシベン
ゾフェノン、2,3,4.4’−テトラヒドロキシベン
ゾフェノンなどを例示することができる。
これらヒドロキシ芳香族化合物類は、単独で使用または
2種以上併用することができる。
また、前記アルデヒド類としては、例えばホルムアルデ
ヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロ
ピルアルデヒド、ベンズアルデヒド、フェニルアセトア
ルデヒド、α−フェニルプロピルアルデヒド、β−フェ
ニルプロピルアルデヒド、0−クロロベンズアルデヒド
、m−クロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズアル
デヒド、0−メチルベンズアルデヒド、m−メチルベン
ズアルデヒド、p−メチルベンズアルデヒド、p−エチ
ルベンズアルデヒド、p−n〜ブチルベンズアルデヒド
などを挙げることができる。
これらのアルデヒド類は、単独で使用または2種以上併
用することができる。
アルデヒド類は、ヒドロキシ芳香族化合物類1モルに対
して、通常、0.7〜3モル、好ましくは1.1〜2モ
ルの割合で使用される。
酸触媒には、塩酸、硝酸、硫酸などの無機酸、蟻酸、シ
ュウ酸、酢酸などの有機酸が使用される。  −これら
の酸触媒の使用量は、ヒドロキシ芳香族化合物類および
アルデヒド類の総量1モルあたりlXl0−’〜5X1
0−’モルが好ましい。
縮合反応においては、通常、反応媒質として水を用いる
が、縮合反応に使用するヒドロキシ芳香族化合物類がア
ルデヒド類の水溶液に溶解せず、反応初期から不均一系
になる場合には、反応媒質として親水性の溶媒を使用す
ることができる。
かかる溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパ
ツール、ブタノールなどのアルコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケト
ン類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの環状エー
テル類を例示することができる。゛ これらの反応媒質の使用量は、反応原料100重量部あ
たり50〜1,000重量部が一般的である。
縮合反応時の反応温度は、反応原料の反応性に応じて適
宜調整することができるが、通常、1゜〜150℃であ
り、好ましくは70〜130℃である。
縮合反応に引き続き、通常は系内に存在する未反応ヒド
ロキシ芳香族化合物類およびアルデヒド類、酸触媒、反
応媒質などを除くため、内湯を130〜230℃に上げ
、減圧下、揮発分を留去し、目的とするノボラック樹脂
を回収する。
また、縮合反応終了後に前記親水性の溶媒に反応混合物
を溶解し、水、n−ヘキサン、n−ヘプタンなどの沈澱
剤に添加することにより、ノボラック樹脂を粧出させ、
析出物を分離し加熱乾燥する方法によってもノボラック
樹脂を回収することもできる。
また、ノボラック樹脂以外の水酸基を有するアルカリ可
溶性樹脂としては、ヒドロキシスチレンおよび/または
ヒドロキシスチレン重合体の(共)重合体などを挙げる
ことができる。
以上の水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂は、単独で使
用しても、また2種以上を併用してもよいが、併用する
場合には樹脂どうしが相溶性を有することが好ましい。
ここで、併用例としては、ノボラック樹脂とヒドロキシ
スチレン重合体との併用、ノボラック樹脂とα−メチル
ヒドロキシスチレン重合体との併用などを挙げることが
できる。
本発明に用いる感放射線性樹脂は、このような水酸基を
有するアルカリ可溶性樹脂と、1.2−キノンジアジド
スルホニルハライドとを適当な縮合溶媒中で塩基性縮合
触媒の存在下に縮合して得られるものである。
ここで、1.2−キノンジアジドスルホニルハライドと
しては、例えば1.2−ナフトキノンジアジド−4−ス
ルホニルクロリド、■、2−ナフトキノンジアジドー5
−スルホニルクロリド、1゜2−ナフトキノンジアジド
−6−スルホニルクロリド、1.2−ナフトキノンジア
ジド−4−スルホニルプロミド、1.2−ナフトキノン
ジアジド−5−スルホニルプロミド、1.2−ナフトキ
ノンジアジド−6−スルホニルプロミドなどのI+2−
ナフトキノンジアジドスルホニルハライド;および1.
2−ベンゾキノンジアジド−4−スルホニルクロリド、
1,2−ベンゾキノンジアジド−5−スルホニルクロリ
ド、1.2−ベンゾキノンジアジド−6−スルホニルク
ロリド、1,2−ベンゾキノンジアジド−4−スルホニ
ルプロミド、1.2−ベンゾキノンジアジド−5−スル
ホニルプロミド、1.2−ベンゾキノンジアジド−6−
スルホニルプロミドなどの1.2−ベンゾキノンジアジ
ドスルホニルハライドを挙げることができ、1.2−ナ
フトキノンジアジド−4−スルホニルクロリドが好まし
い。
これらの1.2−キノンジアジドスルホニル/Sライド
は、単独で使用しても、また2種以上を併用してもよい
なお、前記水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂と1,2
−キノンジアジドスルホニルハライドとの使用割合は、
得られる感放射線性樹脂100重量部あたり、通常、1
.2−キノンジアジド基が1〜60重量部、好ましくは
5〜50重量部、4?に好ましくは10〜40重量部に
なる割合であり、1.2−キノンジアジド基が1重量部
未満であると該キノンジアジド基が放射線を吸収して生
成するカルボン酸量が相対的に少なくなり、レジストと
して使用する際に塗膜の放射線照射部と放射線未照射部
とのアルカリ性水溶液からなる現像液に対する溶解度に
差をつけることができず、一方60重量部を超えると短
時間の放射線照射では、塗膜中(7)1. 2−キノン
ジアジド基の大半が未だそのままの形で残存するため、
レジストとして使用する際にアルカリ性水溶液からなる
現像液への不溶化効果が高すぎて塗膜を現像することが
困難となり、また塗膜形成能や塗膜の機械的強度が低下
するようになる。
使用される縮合溶媒としては、例えばアセトン、ジオキ
サン、酢酸エチル、セロソルブアセテート、プロピレン
グリコールメチルエーテルアセテート、メチルセロソル
ブアセテート、プロピルセロソルブアセテート、ブチル
セロソルブアセテート、アセトニトリル、メチルエチル
ケトン、ジイソブチルケトン、メチルイソブチルケトン
などを挙げることができ、通常、水酸基を有するアルカ
リ可溶性樹脂および1.2−キノンジアジドスルホニル
ハライドの総量100重量部あたり100〜10.00
0重量部、好ましくは200〜3,000重量部程度使
用される。
また、塩基性縮合触媒としては、炭酸水素ナトリウム、
炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
重炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウ
ムなどのアルカリ金属塩;トリエチルアミン、トリエタ
ノールアミン、トリブチルアミン、モノエタノールアミ
ン、ピリジンなどのアミン類;水酸化アンモニウム、ト
リメチルアンモニウムなどのアンモニウム塩およびアン
モニアなどを挙げることができ、水酸基を有するアルカ
リ可溶性樹脂および1.2−キノンジアジドスルホニル
ハライドの総量100重量部あたり、通常、0.1〜1
00重量部、好ましくは1〜50重量部重量部用される
縮合反応は、通常、10〜50℃、好ましくは20〜4
5°Cの温度で行い、一般には15分〜10時間、好ま
しくは30分〜5時間程度で終了する。
反応終了後、反応生成液を多量の水、あるいは塩酸、硫
酸などを含有する酸性水溶液中に投入し、塩基性縮合触
媒を洗浄除去するか、中和除去すると同時に感放射線性
樹脂を沈澱させ、回収する。
従来の水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂に1゜2−キ
ノンジアジドスルホニル基を化学的に結合してなる感放
射線性樹脂は、その回収工程において前記のように多量
の水、あるいは酸性水溶液によって反応生成液を沈澱さ
せると同時に、塩基性縮合触媒を洗浄あるいは中和除去
して得られているが、得られる感放射線性樹脂(沈澱物
)中には、洗浄あるいは中和除去されない塩基性縮合触
媒、さらには中和により生成する中和生成物(以下、こ
れらの残存している塩基性縮合触媒および中和生成物を
総称して「残存縮合触媒」という)が、通常、10,0
00〜20.000ppm程度残存する。この中和生成
物としては、塩基性縮合触媒がアルカリ金属塩の場合に
は、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどの中性塩であり
、塩基性縮合触媒がアミン類およびアンモニウム塩の場
合には、塩酸あるいは硫酸が付加した形の複塩〔例えば
、(C2H5) 3 N−HCl、NH,0H−H(1
など〕である。
本発明は、これらの残存縮合触媒が、得られる感放射線
性樹脂の着色の原因となり、また感度を+111 上昇させたり、解像度に影響を与えたり、残膜率を低下
させる原因となっていることを見出し達成されたもので
ある。
本発明ハ、このように水酸基を有するアルカリ可溶性樹
脂と、1.2−キノンジアジドスルホニルハライドとを
塩基性触媒の存在下に縮合して得られる感放射線性樹脂
を用いるものであるが、該樹脂中の前記残存縮合触媒の
量が200ppm以下、好ましくは100.ppm以下
と、極めて低い値に抑制されている点に大きな特徴を有
している。
本発明に用いる感放射線性樹脂中の残存触媒量が200
ppmを超えると、レジストとして使用した場合に経時
的に着色したり、感度が上昇し、残膜率が低下し、さら
に異物が析出する原因となり好ましくない。
なお、残存縮合触媒量の下限は特に制限されるものでは
なく、少なければ少ないほど好ましいが、5ppm以下
程度に減少させることは、感放射線性樹脂の精製工程上
困難であり、実用的ではない。
かかる本発明に用いる感放射線性樹脂は、前記のような
従来の感放射線性樹脂の製造方法に加えて、特定の精製
工程を付加することによって、すなわち前記のようにし
て得られた反応生成液を、■沈澱させ、次いで再度溶媒
に溶解し、さらに沈澱させる操作を2回以上、好ましく
は3回以上行うか(再沈澱法)、あるいは■イオン交換
樹脂などのイオン交換体で処理すること(イオン交換法
)によって精製することができる。
ここで、■再沈澱法は、得られる反応生成液を前記のよ
うに、まず水、あるいは塩酸、硫酸などの酸でpH1〜
6に調整された酸性水溶液に添加し、感放射線性樹脂を
沈澱させ(第1回の沈澱)、回収した沈澱物をさらに前
記縮合溶媒などの溶媒で溶解し、同様に水あるいは酸性
水溶液に添加し、感放射線性樹脂を沈澱させて(第2回
目の沈澱)回収するという沈澱操作を2回以上、好まし
くは3回以上実施するものである。
この際の感放射線性樹脂溶液と水あるいは酸性水溶液と
の比は、通常、樹脂100重量部に対して1,000〜
40,000重量部、好ましくは5.000〜20.0
00重量部程度である。
この沈澱操作が2回未満であると、得られる感放射線性
樹脂中の残存縮合触媒量を200ppm以下に押さえる
ことは困難である。
また、■イオン交換法は、(イ)反応生成液をそのまま
、(ロ)反応生成液を水あるいは前記酸性水溶液に添加
し、感放射線性樹脂を一旦沈澱させ、得られる感放射線
性樹脂を縮合溶媒などの溶媒に溶解した溶液、または(
ハ)前記■で得られた感放射線性樹脂を縮合溶媒などの
溶媒に溶解した溶液を、イオン交換体と接触させること
により、残存縮合触媒を除去する方法である。
ここで、使用されるイオン交換体としては、スルホン酸
基を有する強塩性陰イオン交換樹脂、カルボン酸基、ホ
スホン酸基、ホスフィン酸基を有する弱酸性陽イオン交
換樹脂などの陽イオン交換樹脂;第4級アンモニウム塩
基を有する強塩基性陰イオン交換樹脂、第1級、第2級
もしくは第3級アミンを有する弱塩基性陰イオン交換樹
脂などの陰イオン交換樹脂を挙げることができる。
これらのイオン交換樹脂は市販されており、強酸性陽イ
オン交換樹脂としては、三菱化成工業■製、ダイヤイオ
ン5K104H,同5KIBH。
同PK208H1同PK216H,同RCP150H1
米国ローム・アンド・ハース社製、アンバーライトTR
−120、同IR−12’2、同lR124などを;弱
酸性陽イオン交換樹脂としては、三菱化成工業■製、ダ
イヤイオンWKIO1同WK11、同WK20、同WD
IO1同WA30、日本オルガノ■製、IRC−50、
米国ローム・アンド・ハース社製、アンバーライトIR
C=50.同IRC−75、同IRC−84などを;強
塩基性陰イオン交換樹脂としては、三菱化成工業■製、
ダイヤイオン5AIOA、同SAI IA、、SA21
A。
同PA300シリーズ、同PA400シリーズ、米国ロ
ーム・アンド・ハース社製、アンバーライトIRA−4
00.同IRA−900などを;弱塩基性陰イオン交換
樹脂としては、三菱化成工業■製、ダイヤイオンWAI
O,同WA11、同WA20、同WA30などを挙げる
ことができる。
 Q なお、イオン交換体としては、前記したもののほか、特
定の金属とキレート結合できる官能基を有するキレート
型イオン交換樹脂、弱酸弱塩基の両交換基を有する熱水
再生型イオン交換樹脂、あるいは弱酸強塩基の両交換基
を有し、多くの穴を持った構造の樹脂なども用いること
ができる。
前記したように、精製前の感放射線性樹脂中に含まれる
残存縮合触媒は、塩基性触媒のほかに、酸によって中和
された際、に生成する中和生成物により構成されている
従って、イオン交換体で精製するに際しては、陽イオン
交換樹脂と陰イオン交換樹脂とを併用することが望まし
い。
また、精製に供される感放射線性樹脂とイオン交換体と
の使用割合は、通常、重量比で感放射線性樹脂/イオン
交換体−10/1〜1/10、好ましくは3/1−1/
3である。
さらに、イオン交換体によるイオン交換は、系中に水を
存在させることが必要であり、この水の量は、通常、系
中、すなわち精製される感放射線性樹脂溶液およびイオ
ン交換体の混合物中に、通常、0.01〜20重量%、
好ましくは0.1〜10重量%程度である。
かくして、感放射線性樹脂溶液中に残存する残存縮合触
媒は、イオン交換体と接触することにより、中和反応、
中性塩分解反応、複分解反応などを生起し、除去される
イオン交換後の感放射線性樹脂溶液は、後記するレジス
ト用の有機溶媒を添加し、共沸させて系中の水を除去し
、そのまま感放射線性樹脂組成物として使用してもよく
、また再沈澱させ感放射線性樹脂を回収し、乾燥させて
から常法に従って感放射線性樹脂組成物として使用して
もよい。
以上のような感放射線性樹脂の精製方法は、■再沈澱法
、もしくは■イオン交換法を単独で実施することも、ま
たは■再沈澱法と■イオン交換法とを併用することもで
きるが、■沈澱法は沈澱装置の規模を大きくする必要が
あり、装置的に省スペースとなる■イオン交換法が好ま
しい。
本発明の感放射線性樹脂組成物は、前記のようにして得
られる感放射線性樹脂を溶媒に溶解してなるものである
この際に使用される溶媒としては、例えばエチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジメチルエーテル、プロピレングリコールメチルエー
テルアセテートなどのグリコールエーテル類、メチルセ
ロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ブ
チルセロソルブアセテートなどのセロソルブ、エステル
類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチ
ルケトン、シクロヘキサン、シクロペンタノン、アセト
ニルアセトン、アセトフェノン、イソホロンなどのケト
ン類、ベンジルエチルエーテル、1.2−ジブトキシエ
タン、ジヘキシルエーテルなどのエーテル類、カプロン
酸、カプリル酸などの脂肪酸類、■−オクタノ−ル、1
−ノナノール、1−デカノール、ベンジルアルコールな
どのアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソ
アミル、2−エチルヘキシルアセテート、酢酸ベンジル
、安息香酸ベンジル、シュウ酸ジエチル、シュウ酸ジブ
チル、マロン酸ジエチル、マレイン酸ジメチル、マレイ
ン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、フタル酸ジプチル
、フタル酸ジメチル、炭酸エチレン、炭酸プロピレンな
どのエステル類、γ−ブチロラクトンなどの環状ラクト
ン類を挙げることができる。
これらの溶媒は、単独で使用することもまたは2種以上
併用することもできる。
これらの溶媒の使用量は、感放射線性樹脂組成物を塗布
する際の必要膜厚により適宜調製されるが、一般的には
感放射線性樹脂100重量部に対して、10〜10,0
00重量部、好ましくは100〜2,000重量部であ
る。
本発明の感放射線性樹脂組成物には、前記感放射線性樹
脂以外に、例えば前記感放射線性樹脂の原料となるノボ
ラック樹脂、ヒドロキシスチレンおよび/またはヒドロ
キシスチレン誘導体の(共)重合体などの水酸基を有す
るアルカリ可溶性樹脂、およびスチレン−アクリル酸共
重合体、メチルメタクリレート−メタクリル酸共重合体
、メチルメタクリレート−2−ヒドロキシエチルメタク
リレート共重合体、ブタジェン−スチレン−メタクリル
酸共重合体、メチルメタクリレート−2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート−メタクリル酸共重合体などのアル
カリ可溶性樹脂を配合することができる。
これらのアルカリ可溶性樹脂は、前記感放射線性樹脂1
00重量部に対し、例えば50重量部以下、好ましくは
30重量部以下の割合で配合することができる。
これらのアルカリ可溶性樹脂を配合することによって、
感放射線樹脂組成物を基板に塗布したときの表面状態な
らびに皮膜の強度、接着性および現像性をさらに改良す
ることができる。
また、本発明の感放射線性樹脂組成物は、通常の1,2
−キノンジアジド化合物を配合することt 。
もてきる。
この1.2−キノンジアジド化合物は、特に限定される
ものではないが、例えばl、2−ベンゾキノンジアジド
−4−スルホン酸エステル、1゜2−ナフトキノンジ了
シトー4−スルホン酸エステル、1.2−ナフトキノン
ジアジド−5−スルホン酸エステルなどを挙げることが
でき、具体的にはp−クレゾール−1,2−ベンゾキノ
ンジアジド−4−スルホン酸エステル、レゾルシン−1
゜2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル
、ピロガロール−1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホン酸エステルなどの(ポリ)ヒドロキシベンゼン
の1.2−キノンジアジドスルホン酸エステル類、2,
4−ジヒドロキシフェニル−プロピルケトン−1,2−
ベンゾキノンジアジド−4−スルホン酸エステル、2,
4−ジヒドロキシフェニル−n−へキシルケトン−1,
2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル、
2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン−1,2−ナフト
キノンジアジド−5−スルホン酸エステル、2.3.4
−)ジヒドロキシフェニル−n−へキシルケトン−1,
2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル、
2,3.4−)ジヒドロキシベンゾフェノン−1,2−
ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル、2,
3.4−)リヒドロキシヘンゾフェノンー1,2−ナフ
トキノンジアジド−5−スルホン酸エステル、2,4゜
6−トリヒドロキシベンゾフエノンー1.2−ナフトキ
ノンジアジド−4−スルホン酸エステル、2.4.6−
トリヒドロキシベンゾフエノンー1゜2−ナフトキノン
ジアジド−5−スルホン酸エステル、2. 3. 4.
 4 ’−テトラヒドロキシベンゾフェノン−1,2−
ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステルなどの
(ポリ)ヒドロキシフェニルアルキルケトンまたは(ポ
リ)ヒドロキシフェニルアリールケトンの1,2−キノ
ンジアジドスルホン酸エステル類、ビス(p−ヒドロキ
シフェニル)メタン−1,2−ナフトキノンジアジド−
4−スルホン酸エステル、ビス(2,4−ジヒドロキシ
フェニル)メタン−1,2−ナフトキノンジアジド−5
−スルホン酸エステル、ビス(2,3,4−1−IJヒ
ドロキシフェニル)メタン−1,2−ナフトキノンジア
ジド−5−スルホン酸エステル、2.2−ビス(p−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン−1,2−ナフトキノンジ
アジド−4−スルホン酸エステル、2.2−ビス(2゜
4−ジヒドロキシフェニル)プロパン−1,2−ナフト
キノンジアジド−5−スルホン酸エステル、2.2−ビ
ス(2,3,4−)リヒドロキシフェニル)プロパン−
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステ
ルなどのビス〔(ポリ)ヒドロキシフェニルコアルカン
の1.2−キノンジアジドスルホン酸エステル類、3.
5−ジヒドロキシ安息香酸ラウリル−1,2−ナフトキ
ノンジアジド−4−スルホン酸エステル、2,3.4−
トリヒドロキシ安息香酸フェニル−1,2−ナフトキノ
ンジアジド−5−スルホン酸エステル、3.4.5−)
リヒドロキシ安息香酸プロピル−1,2−ナフトキノン
ジアジド−5−スルホン酸エステル、3,4.5−)リ
ヒドロキシ安息香酸フェニル−1,2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホン酸エステルなどの(ポリ)ヒドロ
キシ安息香酸アルキルエステルまたは(ポリ)ヒドロキ
シ安息香酸アリールエステルの1.2−キノンジアジド
スルホン酸エステル類、ビス(2,5−ジヒドロキシベ
ンゾイル)メタン−1,2−ナフトキノン−4−スルホ
ン酸エステル、ビス(2,3゜4−トリヒドロキシベン
ゾイル)メタン−1,2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホン酸エステル、ビス(2,4,6−)ジヒドロキ
シベンゾイル)メタン−1,2−ナフトキノンジアジド
−5−スルホン酸エステル、p−ビス(2,5−ジヒド
ロキシベンゾイル)ベンゼン−1,2−ナフトキノンジ
アジド−4−スルホン酸エステル、p−ビス(2,3,
4−)ジヒドロキシベンゾイル)ヘンゼンー1.2−ナ
フトキノンジアジド−5−スルホン酸エステル、p−ビ
ス(2,4,6−トリヒドロキシベンゾイル)ベンゼン
−1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エス
テルなどのビス〔(ポリ)ヒドロキシベンゾイルコアル
カンまたはビス〔(ポリ)ヒドロキシベンゾイル〕ヘン
ゼンの1.2−キノンジアジドスルホン酸エステル類、
エチレングリコール−ジ(3,5−ジヒドロキシベンゾ
イルト)−1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホ
ン酸エステル、ポリエチレングリコール−ジ(3,4,
5−)リヒドロキシヘンゾエート)−1,2−ナフトキ
ノンジアジド−5−スルホン酸エステルなどの(ポリ)
エチレングリコールージ〔(ポリ)ヒドロキシベンゾエ
ート〕の1.2−キノンジアジドスルホン酸エステル類
を挙げることができる。
これら例示した1、2−キノンジアジド化合物のほかに
、ジエイ・コサール著のライト−センシティブ システ
ムズ(J、 Kosar、、” Light−3ens
itiveSys tems”339〜352 、(1
965)、John Wiley & Sons(Ne
w York))やダブリュ・ニス・ドウ フオレスト
著のフォトレジスト(W、 S、 De Forest
s“Photoresisit″50. (1975)
、 McGraw−Hill、 Inc、。
(New York) )に掲載されている1、2−キ
ノンジアジド化合物を挙げることもできる。
これらの1.2−キノンジアジドスルホニルハライド以
外の1.2−キノンジアジド化合物の配合量は、前記感
放射線性樹脂100重量部に対して好ましくは100重
量部以下であり、特に好ましくは50重量部以下である
さらに、本発明の感放射線性樹脂組成物には、増感剤を
配合することもできる。
増感剤としては、好ましくは活性水素を含有する含窒素
化合物が好適に用いられ、具体例としては、ピロール、
イミダゾール、ピラゾール、トリアゾール、インドール
、ベンズイミダゾール、ベンズピラゾール、ベンゾトリ
アゾール、ナフトトリアゾール、ジメチル尿素、ピロリ
ドン、オキシインドール、イミダゾリトン、ベンズイミ
ダゾリトン、イミダゾリジン千オン、オキサゾリドン、
ベンズオキサゾリドン、ピラゾロン、イサチン、オキサ
ゾリジンジオン、グルタルイミド、ピペリドン、2H−
ピリド(3,2,b)  (1,4)オキサジン−3(
4H)オン、l0H−ピリド〔3゜2、b)(1,4)
ベンゾチアジン、ウラゾール、ヒダントイン、バルビッ
ール酸、グリシン、アロキサンおよびその誘導体を、例
えばハロゲン化物などを挙げることができる これらの増感剤は、単独で使用することもまた2種以上
併用することもできる。
これらの増感剤の使用量は、前記感放射線性樹脂100
重量部に対して、通常、40重量部以下、好ましくは2
〜10重量部であり、40重量部を超えるとレジストと
して使用する際に、残膜率が大きくなる場合がある。
本発明の感放射線性樹脂組成物には、乾燥塗膜形成後の
放射線照射部の現像性やストリエーションなどの塗布性
を改良するために界面活性剤などを配合することもでき
る。界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテ
ル、ポリオキシエチレオレイルエーテルなどのポリオキ
シエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオ
クチルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンノニル
フェノールエーテルなどのポリオキシエチレンアルキル
フェノールエーテル類およびポリエ、チレングリコール
ジラウレート、ポリエチレングリコールジステアレート
などのポリエチレングリコールジアルキルエーテル類の
ようなノニオン系界面活性剤、エフトップEF301、
EF303、EF352(新秋田化成側製)、メガファ
ックF171、F173 (大日本インキ■製)、アサ
ヒガードAG710(旭硝子■製)、特開昭57−17
8242号公報に例示されるフッ素系界面活性剤、フロ
ラードFC430、同FC431(住友スリーエム■製
)、サーフロンS−382,5CIOI 5C102,
5C103,5C104,5C105,5C106(旭
硝子■製)などのフッ化アルキル基またはパーフルオロ
アルキル基を有するフッ素系界面活性剤、オルガノシロ
キサン、ポリマーKP341  (信越化学工業■製)
やアクリル酸系またはメタクリル酸系(共)重合体ポリ
フローNa75、隘95、WS(共栄社油脂化学工業側
製)などを挙げることができる。
これらの界面活性剤の配合量は、前記感放射線性樹脂1
00重量部あたり、通常、2重量部以下、好ましくは0
.005〜1重量部である。
本発明の感放射線性樹脂組成物には、放射線照射部の潜
像を可視化させたり、放射線照射時のハレーションの影
響を少なくするために染料や顔料を、また接着性を改良
するために接着助剤を配合することもできる。
ここにおける染料としては、例えば油溶染料、分散染料
、塩基性染料、メチン系染料、ヒドロキシアゾ系染料を
挙げることができる。
また、接着助剤としては、例えば3−アミノプロピルト
リエトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、l−(3
,4−エポキシシクロヘキシルエチル) トリメトキシ
シランなどのシリコン化合物を挙げることができる。
さらに、本発明の感放射線性樹脂組成物には、必要に応
じて保存安定剤、消泡剤なども配合することができる。
本発明の感放射線性樹脂組成物は、必要に応じて配合さ
れる前記の各種添加剤とともに、感放射線性樹脂組成物
の固形分濃度が、通常、5〜50重量%となるように調
製される。
本発明の感放射線性樹脂組成物は、微細加工すべき基板
に塗布し、乾燥し、放射線、例えば紫外線、遠紫外線、
電子線、X線などを部分的に照射し、アルカリ性水溶液
からなる現像液により現像し、必要によって水でリンス
することによってパターンを形成することができる。
本発明の感放射線樹脂組成物を基板に塗布する方法とし
ては、回転塗布、流し塗布、ロール塗布などの方法が挙
げられる。
また、パターンを形成する際の現像液としては、アルカ
リ性水溶液、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナト
リウム、アンモニアなどの無機アルカリ類、エチルアミ
ン、n−プロピルアミンなどの第1級アミン類、ジエチ
ルアミン、ジ−n−プロピルアミンなどの第2級アミン
類、トリエチルアミン、メチルジエチルアミンなどの第
3級アミン類、ジメチルエタノールアミン、トリエタノ
ールアミンなどのアルコールアミン類、テトラメチルア
ンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒ
ドロキシドなどの第4級アンモニウム塩、またはピロー
ル、ピペリジン、1. 8−ジアザビシクロ(5,4,
0)−7−ウンデセン、1.5−ジアザビシクロ(4,
3,0)−5=ノナンなどの環状アミン類の水溶液が使
用される。
また、現像液には水溶性有機溶媒、例えばメタノール、
エタノールなどのアルコール類、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトンなどのケトン類や前記界面活性
剤を適量添加することもできる。
さらに、リンス液としては、純粋または超純水を挙げる
ことができる。
なお、本発明の感放射線性樹脂組成物は、前記したよう
な一般的なポジ型レジストとして使用されるほか、特開
昭61107346号公報に記載されているようなドラ
イ現像法に用いられるネガ型レジストにも応用すること
ができる。
’+111 〔実施例〕 以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はその要旨を超えない限り、これらの実施例に
制約されるものではない。
実施例1 攪拌機、冷却管および温度計を装着した内容積509m
j!の三ツロセパラブルフラスコに、フェノール102
g、t−ブチルフェノール18g、37重量%ホルムア
ルデヒド水溶液92ml1およびシュウ酸0.04gを
仕込んだ。
攪拌しながら、セパラブルフラスコを油浴に浸し、内温
を100℃に保持しながら、3時間30分反応させた。
その後、油浴温度を180℃まで上げ、同時にセパラブ
ルフラスコ内を減圧にして、未反応フェノール、t−ブ
チルフェノールおよびホルムアルデヒドならびに水およ
びシュウ酸を除いた。
次いで、溶融したノボラック樹脂を室温に戻して回収し
た。
このノボラック樹脂25gと、1.2−ナツトキノンジ
アジド−5−スルホニルクロリド5gとを、アセトン2
30gに溶解し、トリエチルアミン2.8gを加えて、
40℃で1時間攪拌し、縮合した。この反応生成溶液を
濃度0.04重量%の塩酸水溶液5I2に滴下し、感放
射線性樹脂を凝固させた。
この凝固物を水洗後、アセトン230gに再溶解し、前
記塩酸水溶液51に滴下し、凝固させた。
この凝固操作を計3回行った。得られた凝固物を40℃
で48時間乾燥したのち、残存縮合触媒量を測定したと
ころ、8ppmであった。
この感放射線性樹脂30gを、プロピレングリコールメ
チルエーテルアセテート60gに溶解し、孔径0.2μ
mのメンブランフィルタ−でろ過し、レジスト溶液を調
製した。この溶液をスピンナーを用いて3.OOOrp
mの回転速度でシリコンウェーハ上に、乾燥膜厚が1.
7μmになるように回転塗布し、空気循環式クリーンオ
ーブンを用い、90℃で30分間プレベークした。
次いで、これに解像度テストチャートクロムマフ スフを使用し、キャノン■製、マスクアライナ−PLA
−5 0 1 Fでパターンを焼きつけた。
次いで、露光したウェーハをテトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド2.4重量%水溶液で21℃で60秒間現
像したところ、垂直の側壁を有する最小線幅0.7μm
のレジストパターンを解像することができた。
また、残膜率は、95%であった。
次に、前記で得られたレジスト溶液を用いて、室温で2
週問および4週間保存したものを前記と同様にしてレジ
ストパターンを形成したところ、その残膜率はそれぞれ
94%、93%であった。
また、2週問および4週間保存後のレジスト溶液には、
異物の発生や着色などの変化はみられなかった。
実施例2 実施例1と同一の縮合条件で得られた反応生成液を、同
様に濃度0.04重量%の塩酸水溶液51中に滴下し、
感放射線性樹脂を凝固させた。
次いで、この凝固した感放射線性樹脂を水洗したのち、
プロピレングリコールメチルエーテルアセテート230
gに再溶解し、この溶液に水を50重量%含む陽イオン
交換樹脂(三菱化成工業■製、SK104H)20g、
および陰イオン交換樹脂(三菱化成工業■製、WAlo
)12gを添加し、2時間攪拌を行い、イオン交換樹脂
を分離後、ロータリーエバポレーターを用いて水分を共
沸・除去したのち、得られた感放射線性樹脂の残存縮合
触媒量を測定したところ、5ppmであった。
この感放射線性樹脂を用いて、実施例1と同様にしてレ
ジスト溶液を調製し、ウェーハ上に塗布、プレベーク、
放射線照射、現像をしたところ、放射線未照射部分に現
像後垂直の側壁を有する最小線幅0.6μmのポジ図形
が得られた。
また、残膜率は、95%であった。
次に、前記で得られたレジスト溶液を用いて、室温で2
週問および4週間保存したものを実施例1と同様にして
レジストパターンを形成したところ、その残膜率はとも
に94%であった。
また、2週問および4週間保存後のレジスト溶液には、
異物の発生や着色などの変化はみられなかった。
比較例1 実施例1と同一の縮合条件で得られた反応生成液を、同
様に濃度0.04重景%の塩酸水溶液51中に滴下し、
感放射線性樹脂を凝固させた。
得られた感放射線性樹脂の残存縮合触媒量を測定したと
ころ、20,000ppmであった。
この感放射線性樹脂を用いて、実施例1と同様にしてレ
ジスト溶液を調製し、ウェーハ上に塗布、プレベータ、
放射線照射、現像をしたところ、放射線未照射部分に水
平に対し70°の角度の側壁を有する最小線幅0.7μ
mのポジ図形が得られた。また、残膜率は、95%であ
った。
次に、前記で得られたレジスト溶液を用いて、室温で2
週問および4週間保存したものを実施例1と同様にして
レジストパターンを形成したところ、その残膜率はそれ
ぞれ90%、85%であった。
また、2週問および4週間保存後のレジスト溶液には、
異物の発生や着色などの変化がみられた。
〔発明の効果〕
本発明の感放射線性樹脂組成物は、経時的に着色したり
、異物が発生するという問題がなく、レジストとして使
用した場合に、高解像度および高残膜率を有し、従来の
感放射線性樹脂の使用では得られなかった精度の高いエ
ツチング像を再現性良く得ることができる。
このため半導体集積回路などの製品の集積度を向上させ
、かつ歩留まりを向上させることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水酸基を有するアルカリ可溶性樹脂に1,2−キ
    ノンジアジドスルホニルハライドを縮合してなり、かつ
    残存する塩基性縮合触媒およびその中和生成物の総量が
    200ppm以下である感放射性樹脂を溶媒に溶解して
    なることを特徴とする感放射線性樹脂組成物。
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