JPS59172455A - キノンジアジド系スルホン酸誘導体の製造法 - Google Patents

キノンジアジド系スルホン酸誘導体の製造法

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JPS59172455A
JPS59172455A JP4447683A JP4447683A JPS59172455A JP S59172455 A JPS59172455 A JP S59172455A JP 4447683 A JP4447683 A JP 4447683A JP 4447683 A JP4447683 A JP 4447683A JP S59172455 A JPS59172455 A JP S59172455A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、光照射を受けた部分の樹脂が現像液に溶解し
除去される、所謂、ポジ型フォトレジストリ主体を構成
する光分解型キノンジアンド系スルホン酸誘導体の製造
法に関するものである。
更に詳しくは、感光性基体化合物であるキノンジアンド
系スルホン酸クロライドと、特定の化学構造を有するフ
ェノール性水酸基含有化合物または芳香族アミノ丞含有
化合物とを、グアニジン系@基を脱塩酸剤としてエステ
ル化または酸アミド化反応を行うキノンジアジド系スル
ホン酸誘導体の製造法に関するものである。
従来より、ポジ型感光性組成物は、感光性基体化合物と
してキノンジアジド系物質に、ベンゾフェノン、ナフタ
レン、ジベンヂル等から誘導されるフェノール性水酸丞
含有物質、或はノボラック型フ・エノール樹脂等の高分
子水酸祐含有物質または3−アミノ−N−エチルカルバ
ゾール等のアミノ基含有物質を、エステル化または酸ア
ミド化反応させた、キノンジアジド系スルホン酸誘導体
を感光性化合物とし、該化合物に、例えば公知のバイン
ダー等を必要に応じ適宜添加し、これらの混合物を、メ
チルセロソルブ、エチルセロソルブ、セロソルブアセテ
ート、テトラヒドロフラン、ジオキサン、および醋酸エ
チル等の溶剤に溶解して使用されている。ρ)くして得
られた塗布液は、例えば、一定の膜厚に基板に塗布し、
乾燥し、次いで生成した感光性塗膜にマスクを当て露光
するとアルカリ性現像液に対する溶解性が変化し、露光
部分の感光性塗膜が該現像液に溶けて除去され、非露光
部が残った、所謂、ポジ像が形成される。
上記せるポジ型感光性組成物は、オフセット印刷用PS
板、集積回路およびプリント配線等のりジグラフイー用
途に盛んに用いられている。
しかし、近年、特に集積回路等の小型化、高性能化の要
請により、半導体ウェハーを活版とするLSIおよび超
LSI等への適用が要望される忙至ったが、該用途への
適用には微顧画像の形成が必須であり−このためには半
導体ウェハー表[[rを僅少たりとも汚染しない金属イ
オン等が実質的に混在しない高純度感光性組成物、特に
キノンジアンド系スルホン酸誘導体の製造が不可欠とな
って来た。
而して、従来よりキノンジアジド系スルホン酸誘導体の
製造には、例えば、キノンジアジドスルホン酸クロライ
ドにノボラック型フェノール向脂等のフェノール性水酸
基含有物質を、脱塩酸剤として苛性アルカリ、アルカリ
炭酸塩、アルカリ重炭酸塩等の無機系脱塩酸剤を作用さ
せるエステル化方法が知られている。この方法では、ア
ルカリ金属がキノンジアジド系スルホン酸誘導体に少量
残存することが避は得す、列置、上記せるLSIおよび
超LSI等へ適用し得るものではない。
一方、上記無機系脱塩酸剤の代りに、無機金属を含有し
ない、ピリジン、ピペリジン等の環状アミン類、エチル
アミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアルキ
ルアミン類等を脱塩酸剤として作用させる方法も知られ
ている。
しかし、該方法は、キノンジアジド系スルホン酸誘導体
中に無機金属が残存せず半導体ウェハーの表面を汚染し
ない利点があるが、反応速度が遅いため未反応物の残存
を回避出来ないこと、および必然的にキノンジアジド系
スルホン酸誘導体の収率の激減を逸れない等の重大な欠
点がある。
本発明者等は、オフセット印刷用PS板、集積回路およ
びプリント配線等の用途への適用は勿論、特に、LSI
および超LSIへの用途に好適なキノンジアシド系スル
ホン酸誘導体の製造法に関し、鋭意研究を重ね元結果、
従来か〜る用途に使用されたことがないグアニジ7系塩
基を脱塩酸剤として使用することによって、以上述べた
従来の欠点が一挙に解決し得る意外な発見をし1本発明
を完成するに至ったものである。
即ち、本発明は、キノンジアジド系スルホン酸クロライ
ドとフェノール性水am含有化合物または芳香族アミノ
躊含有化合物とを、エステル化または酸アミド化するキ
ノンジ゛アジド系感光性化合物の製造法に於いて、グア
ニジン系塩澁を脱塩酸剤として用いることを特徴とする
キノンジアジド系スルホン酸誘導体の製造法を提供する
にある。
本発明の他の利点は、以下述べる記載より一層明らかに
なるであろう。
本発明に於いて使用する「キノンジアジド系スルホン酸
クロライド」とは、ベンゾキノン。
ジアジドまたはナフトキノン、ジアジドに1個のスルホ
ン酸クロライドを持つキノンジアジドをいい、これらの
ものとして1,2−ベンゾキノン−2−ジアジド−4−
スルホン酸クロライド、1,4−ベンゾキノン−4−ジ
アジド−2−スルホン酸クロライド等のベンゾキノン、
ジアジド、スルホン酸クロライド類;1,2−ナフトキ
ノン−2−ジアジド−5−スルホン酸クロライド、1,
2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホン酸クロ
ライド、1,4−ナフトキノン−4−ジアジド−5−ス
ルホン酸クロライド等のナフトキノン、ジアジド、スル
ホン酸クロライド類を例挙することができる。
尚、これ等のベンゾキノン、ジアジド、スルホン酸クロ
ライドまたはナストキノン、ジアジド、スルホン酸クロ
2イドは、必要に7応じ1mルホン酸クりライF中、1
,2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホン酸ク
ロライドおよび1.2−1ナフトキノン−2−ジアジド
−5−スルホン酸クロライドが特に好適に用い得る。
また、本発明で使用する「フェノール性水改泰含有化合
物」とは、一般式、 R−(−OH)n (上記の式に於いて;几は、ベンジル丞、ナフチル丞、
ベンゾフェノン誌、マたはN−アル、キルカルバゾール
泰を表わし:nは、1〜5を表わす) で表わされる化合物、 または、新開、ノボラック型フェノール樹脂をいい、例
えば、前者のものとしては、2.3.4イトロオキシベ
ンゾフエノン等のハイドロオキシベンゾフェノン類、3
.3’−或いハ4.4’−ハイドロオキシジフェニル等
のジフェニル類等、後者のものとしてはフェノール、ク
レゾールとホルマリン等との反応で得られる、 (上記の式に於いてR,はHまたはCHstkt−表わ
し、nlは30以下の整数である) フェノールホルマリン樹脂、 m−クレゾールホルマリ
ン樹脂等の直線構造を有するホルマリン樹脂類を列挙す
ることができる。
以上述べた本発明に於いて使用するフェノール性水酸泰
含有化合物として、2,3.4−トリハイド日オキシベ
ンゾフェノン;フェノールホルマリン樹脂およびm−ク
レゾールホルマリン樹脂の群から選ばれた1種または2
種以上の芳香族水wl&含有化合物を用いるのが、感光
性の良好な高純度キノンジアジド系スルホン酸エステル
を得るのに好ましい。
また、酸アミド型のキノンジアジド系スルホン酸誘導体
を得る本発明忙使用する芳香族アミノ基含有化合物とは
、一般式、 為−(NH2>nw (上記の弐忙於いて鴇はフェニル基、ジフェニル恭、ペ
ンツフェノン基、ジフェニルスルホン恭、ジフェニルア
ミン詰オよびN−アルキルカルバゾール澁を表わし、ま
たn2は1または2を表わす) で表わされる化合物をいい、これらの化合物として、例
えば、1,4−ジアミノペンゾール、4.4′−ジアミ
ノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノベンゾフェノ
ン、4.4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4′
−ジアミノジフェニルアミン、モノアミノナフタレン、
ジアミノナフタレン、3−アミノ−N−エチルカルバゾ
ール等を例挙することができ、これらの中でも特に3−
アミノ−N−二チノンカルバゾールが好ましい。
更に、本発明で脱塩酸剤として使用するグアニジン系塩
基とは、一般式、 (上記の式に於いて、瓜、 R4,R,および塊は、水
素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基を表わす) で表わされる化合物ヲいい、これらのものとして1例え
ば、水素原子−メチル禽、エチルi、n−プロピル跡、
i−プロピルth、n7”チル烏、i−ブチル澁、$−
ブチル詣およびt−プチル詰よりなる群から選ばれた置
換語を有するグアニジン、モノアルキルグアニジン、ジ
アルキルグアニジン、トリアルキリグアニジンおよびテ
トラアルキルグアニジンを列挙・することができ、これ
らのものを単独または併用して使用することは一向に差
支えない。しかし、就中、脱塩酸剤としてテトラアルキ
ルグアニジンの使用が好ましく、1,1,3,3−テト
ラメチルグアニジンc以下、TMGと略記することもあ
る)が特に好ましい。
特に脱塩酸剤として優れた性能を発揮する’l’ M 
Gは、次の化学構造、 を有するもので一般性状として、非常に強い塩iで水お
よび殆んどすべての有機浴剤と相溶性を有する液体で、
例えば沸点約160℃(760mHg )、密度約0.
914.PKa(25℃)約14、P)l(t%水溶a
)約12.8、引火点(オープンカップ)約56℃、純
度約98%のものを列挙することができる。
尚、前記のグアニジン系塩基に対して、所望するならば
グアニジン系塩基の脱塩酸剤としての性能を阻害しない
程度で、前記せるピリジン、ピペリジン等の環状アミン
類、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン
等のアルキルアミン類、およびそ□の他の脱塩酸性能を
有する化合物を併用することもできる。
本発明のキノンジアジド系スルホン酸誘導体の製造法は
、エステル化反応または酸アミド化反応に於いて、特に
グアニジン系塩基を脱塩酸剤トして使用するものである
が、例えばTMG ヲ使用するエステル化反応に於いて
、ジオキサンまたはテトラヒドロフラン等を溶剤とし、
キノンジアジド系スルホン酸クロライドとフェノール性
水酸詔含有化合物を反応させるとき、TIVIGの塩酸
塩が、瞬時に反応系外へ析出すること等が従来の脱塩酸
剤で達成されなかった、高純度、高収率のキノンジアジ
ド系スルホンはエステルを得ることができる理由と思わ
れる。しかし、この篤くべき効果の理由は明らかでない
tlJ工ば、TMGによって、極めて短時間にエステル
化反応が完結することを示すと次の通りである。
1.2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホン酸
クロライドと2.3.4−)リハイドロオキシベンゾフ
エノンとを、ジオキーナン溶剤中で、室温に於いて、ピ
リジンを使用する場合は5時間以上、トリエチルアミン
を使用する場合は、約3時間の反応時間を要し、且つ高
純度で高収率で目的物を得ることが極めて困難であるの
に対して、TMCrr:使用する場合は、TMGを添加
終了と同時にエステル化反応が完結し、且つ高純度で高
収率で容易に目的物を得ることができる。
キノンジアジド系スルホン酸誘導体の反応条件トしては
、一般に、フェノール往水am含有化合物の水酸きまた
は芳香族アミノ粘含有化合物のアミノ澁の量に応じ、感
光性基体化合物すなわちキノンジアジド系スルホン酸ク
ロライドを、ジオキサン、アセトン、テトラヒト07ラ
ン等を単独または併用した溶剤中に溶解させ、フェノー
ル性水醒恭含有化合物または芳香族アミノ恭含有化合物
と感光性基体化合物の濃度5〜50重敬%で、温度0〜
40℃で脱塩酸剤グアニジン系塩基を感光性基体化合物
のモル数より若干過剰の添加蓋で攪拌下に行うことかで
きるが、短時間に反応させ且つ高純度品であり、高収率
でキノンジアジド系スルホン酸誘導体を得るには、ジオ
キサンやテトラヒドロフラン等を溶剤とし、フェノール
往水am含有化合物または芳香族アミノ泰含有化合物と
感光性基体化合物の濃度が10〜30重蓋%で、温度θ
〜30℃、特忙好ましくは温度5〜25℃で行うことが
好ましい。
また、グアニジン系塩基の使用モル数は、特に制限がな
いが、感光性基体化合物1モルに対して略等モル、即ち
1.0〜1.4モルの使用が好ましく、特に1〜1.2
5の使用がよい。
以上の諸条件に従えば、極めて容易にキノンジアジド系
スルホン酸誘導体を、高純度、高収率および短時間に得
ることができる。尚、所望するならば簡単な精製で一層
優れた細度のキノンジアジド系スルホン酸誘導体とする
こともで剖る。
以下、TMGを用いた実施例を挙げて本発明のキノンジ
アジド系スルホン酸誘導体の製造法を詳しく説明するが
、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1゜ 1.2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホン酸
クロライド52F(0,194モル)と2.3.4−1
−リハイドロ゛オキシベンゾフェノン15P(0,06
5モル)とをジオキサン350−に溶解し、外部を氷水
で冷却しつつ攪拌下で1.1,3,3−テトラメチルグ
アニジン271(0,234モル)を滴下する0発熱す
るので外部より冷却して反応温度を約23℃に保った。
発熱のため滴下時間は45分を要した。
次いで、析出したTMGの塩酸塩を含む反応物を3.5
tの水中に注、ぎ込み、攪拌するとキノンジアジドスル
ホン酸エステルが淡褐色を呈し析出し、TMGの塩酸塩
は水に溶解した。
析出した粉末状のキノンジアジドスルホン酸エステルを
戸取し、エタノール35〇−中に浸漬した。次いで濾過
し得られたキノンジアジドスルホン酸エステルを約40
℃で真空乾燥し、2.3.4−)リハイドロオキシーペ
ンゾフエノンートリス(1,2−ナフトキノン−2−ジ
アジド−5−スルホン酸エステル)−(2,3,4)を
収率95%で571を得た。
かくして得たものは、次の条件で純度分析および確認を
行った。
(it  N%M%R分析およびI)L分析:N、 M
、 R分析によって6.28〜8.60の間にマルチプ
レットのパターンガが認められ標品と全く一致する。ま
た、工i分析を実施したところ、標品の値と全く一致し
トリスエステルであることを確認した。
(if)  液体クロマトグラフィー分析:実施例1の
生成物571の一部を試料とし、テトラヒドロフランに
溶解し、条件として(イ)カラム: (T8に−GEL
2000H−8)を2本連結、1口)展開溶剤; TH
F (1mt/m )、(ハ)検出:可視光400 n
m、を用いた。
上記の分析結果、未反応物である2、3.4−トリハイ
ドロオキシベンゾフェノン、該ベンゾフェノンのモノエ
ステルおよびビスニスエステルは検出されず、純粋なト
リスエステルであると認めた。
実施例2゜ 1.2ベンゾキノン−2゛−ジアジド−4−スルホン酸
クロライド42.8 t’ (0,195モル)と2.
3.4−トリハイドロオキシベンゾフェノン1st(0
,065モル)とをテトラヒドロフラン250ゴに溶解
し、実施例1と同様忙外部冷却、攪拌を行い、1,1,
3,3−テトラメチルグアニジン27tC0,234モ
ル)を反応温度23℃に保ちながら42分間で滴下した
次いで、析出したTMQの塩酸塩を含む反応物を2.5
tの水中に注ぎ込み、攪拌してキノンジアジドスルホン
酸エステルを析出させた。該析出物を実施例1と同様に
処理し、淡褐色粉末状のキノンジアジドスルホン酸エス
テルを収率94.5%で47.9fを得た。
該エステルを前記せる液体クロマトグラフィー分析およ
びN、 M、R分゛析した結果、モノおよびビスエステ
ルが認められず、2,3.4−)リハイドロオキシーペ
ンゾフエノンートリス〔1,2−ベンゾキノン−2−ジ
アジド−4−スルホン唆エステル)−(2,3,4)で
あることを確認した。
実施例3゜ 1.2−ナフトキノン−2−ジアジド−5−スルホン酸
クロライド12.6 f (0,0469モル)とノボ
ラック屋クレゾール(M/P−6/4)ホ麿リン樹脂(
レジトップ、群栄化学@ 製、P8F−2803)5、
7 t (フェノール澁0.0469モル)とをジオキ
サン40tiC溶解し、実施例1と同様に外部冷却、攪
碑を行い、l、 1.3.3−テトラメチルグアニジン
6.59 (0,0563モル)を反応温度約20℃に
保ちながら32分間で滴下した。
次いで、析出したTMGの塩酸塩を含む反応物を200
1ntの水中に注ぎ込み、攪拌して粉末状のキノンジア
ジドスルホン酸エステルをp取し、メタノール60m1
中に浸漬し、濾過し、約40℃で真空乾燥し淡灰色粉末
状のキノンジアジドスルホン酸エステルを収率96.3
%で7.12 tを得た。
該エステルの1. R分析の結果、2100crn’お
よび2150 cm−1のキノンジアジドの吸収を確認
した。
比較例1゜ 実施例1と同様にして、1,2−ナフトキノン−2−ジ
アジド−5−スルホン酸クロライド52 f (0,0
65モル)と2.3.4−トリハイドロオキシベンゾフ
ェノン15 t (0,194モル)とをジオキサン1
50−に溶解し、外部冷却、攪拌下に於いてトリエチル
アミン26 t (0,257モル)を20分間で滴下
した。続いて、反応液を30分毎にサンプリングし、前
記した液体クロマトグラフィーで、2,3,4−)リハ
イドロオキシペンゾフエノンを定量しつつ反応を継続し
た。該トリオキシベンゾフェノンの量の僅少になるまで
3時間30分を要した。
かくして反応させた反応物を10倍量の水中忙注ぎ込み
、攪拌し、エステル化物を析出させ、戸取し、続いてエ
タノール350mJ中に浸漬し、更に、戸数したエステ
ル化採取物を約40℃で真空乾燥した。エステル化採取
物は祖収量551であった(該採取物を純トリスエステ
ル体と見做すと収率91.4%に該当す)、。
該エステル化採取物を、テトラヒドロフランに溶解し前
記の液体クロマトグラフィー分析を行った結果、552
中の約10ffifiN%が不純物としてのビスエステ
ル体を含有するものであることが判明した。
比較例2゜ 実施例1と同様にして、1,2−ナフトキノン−2−ジ
アジド−5−スルホン酸クロライド52Fと2.3.4
−)リハイドロ′−オキシベンゾフェノン15gとをジ
オキサンに溶解し、外部冷却、攪拌下に於いてピリジン
20 ? (0,253モル)を20分間で滴下した。
続いて、反応液を30分毎にサンプリングし、比較例1
と同様にトリハイドロオキシベンゾフェノンを定量しつ
つ反応を継続したが、エステル化反応が途中から遅くな
ったために、該トリオキシベンゾフェノンの量が僅少に
なるまで反応に5時間30分も必要とした。
かくして反応させた反応物を10倍量の水中に注ぎ込み
、攪拌し、エステル化物を析出させ、F取し、続いてエ
タノール3′5o−中に浸漬し、更に、戸数したエステ
ル化採取物を約35℃で真空乾燥した。得られたエステ
ル化物は粗収量15、7 fであった。
該エステル化採取物を、比較例1と同様にして液体クロ
マトグラフィー分析を行った結果、モノエステル体が約
31%、ビスエステル体が約75%、トリエステル体が
約22%で、ビスエステル体を主体とするキノンジアジ
ドスルホン酸エステルの混合体であった。
実施例4゜ 3−アミノ−Nニエチルヵルバゾール(融点98〜10
0℃) 15.422(0,073モル)をジオキサン
1ooiに溶解し、外側から冷水で冷却しながら攪拌下
で1,2−ナフトキノン−り−ジアジド−5−スルホン
酸クロライド18.8r(0,07モル)を室温に保ち
つつ少量づつ添加し、次いで1.1.3.3−テトラメ
チルグアニジン8.87 F (0,077モル)を滴
下する。約15分間で滴下を終了した。なお、1゜分間
反応を続げたのち1000tの冷水中に反応物を投入し
攪拌すると暗褐色の酸アミドが結晶状に析出した。
これを戸取し、冷エタノール100mの中に1時間浸漬
したのち、これをp取し約35℃で真空乾燥を実施した
。この結晶は融点(分解)175〜180℃を示し、I
、R分析を行った結果、3−(1,2−ナフトキノン−
2−ジアジド−5−スルホニル)−アミノ−N−エチル
カルバゾールであることを確認した。収量は29.87
f(理論量の96.2%)であった。
尚、実施例4と同様にして、1,4−ジアミノペンゾー
ルおよび4,4′−ジアミノジフェニルメタンの芳香族
アミノ基含有化合物も、キノンジアジド−スルホン酸ク
ロライドと反応させることにより高収量で目的とする酸
アミド化合物を得ることができた。
特許出願人 日本カーバイド工業株式会社三菱化成工業
株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)キノンジアジド系スルホン酸クロライドとフェノ
    ール性水酸基含有化合物または芳香族アミノ基含有化合
    物とを、エステル化または酸アミド化するキノンジアジ
    ド系感光性化合物の製造法に於いて、グアニジン系塩基
    を脱塩酸、剤として用いることを!存徴とするキノンジ
    アジド系スルホン酸誘導体の製造法。
  2. (2)該グアニジン系塩基がテトラアルキルグアニジy
    である特許請求の範囲第1項記載のキノンジアジド系ス
    ルホン酸誘導体の製造法。
  3. (3)該グアニジン系塩基が1讃1s 3j3−テトラ
    メチルグアニジンである特許請求の範囲第2項記載のキ
    ノンジアジド系スルホン酸誘導体の製造法。
JP4447683A 1983-03-18 1983-03-18 キノンジアジド系スルホン酸誘導体の製造法 Granted JPS59172455A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63113451A (ja) * 1986-10-30 1988-05-18 Japan Synthetic Rubber Co Ltd ポジ型感放射線性樹脂組成物
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JPH0339054B2 (ja) 1991-06-12

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