JPS63235552A - 無杼織機における緯糸処理装置 - Google Patents

無杼織機における緯糸処理装置

Info

Publication number
JPS63235552A
JPS63235552A JP6763887A JP6763887A JPS63235552A JP S63235552 A JPS63235552 A JP S63235552A JP 6763887 A JP6763887 A JP 6763887A JP 6763887 A JP6763887 A JP 6763887A JP S63235552 A JPS63235552 A JP S63235552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
machine
defective
defective weft
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6763887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2638798B2 (ja
Inventor
岩崎 充博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP62067638A priority Critical patent/JP2638798B2/ja
Publication of JPS63235552A publication Critical patent/JPS63235552A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2638798B2 publication Critical patent/JP2638798B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は緯入れミス検知手段の緯入れミス発生検知信
号により機台が停止された後、緯入れミスされた不良緯
糸を経糸開口内から自動的に除去する不良緯糸除去装置
を備えた無杼11機における緯糸?21yI!装置に関
するものである。
〈従来の技術) ジェットルームのような無杼織機では有杼織機に比べて
遥かに高い生産性を上げることができ、このような高速
織機の採用傾向が近年顕著であるが、ジェットルームの
ような無杼織機における緯入れミスの発生割合が有杼織
機に比べて高くなることは周知の事実である。緯入れミ
ス発生の場合、緯糸検出器からの緯入れミス検出信号に
基づいて機台停止が行われるが、織機の各部が過大な減
速度により破損することを防止するために、緯入れミス
検出後約1サイクル程度慣性作動した後に機台停止が行
われ、緯入れミスの緯糸(以下不良緯糸という)が機台
停止前に筬打ちされるとともに経糸が閉口されて織布に
織り込まれる。そのため不良緯糸を取除くには機台を逆
転して経糸による不良緯糸の把持状態を解除し、不良緯
糸を取除かなければならない。
前記不良緯糸を自動的に除去する装置として、例えば特
開昭58−220856号公報、特開昭61−1024
56号公報等には、緯入れミスが発生して不良緯糸が織
布に織り込まれた場合、経糸の開口状態を形成して織布
に織り込まれた不良緯糸の把持状態を解除した状態にお
いて、織布側から筬側に向けて緯糸分離部材を移動させ
ることにより経糸開口の上方から経糸開口内へ進入させ
、緯糸分離部材により不良緯糸の一部を引掛けて経糸開
口内から不良緯糸を引き出す装置が提案されている。又
、特開昭58−197339号公報あるいは特開昭61
−245339号公報には、緯入れミス発生に伴う機台
停止時に次の緯入れを阻止しかつ緯糸切断用カッターの
切断機能を不作動状態にして織布端部からメインノズル
に緯糸がつながった状態で機台を停止し、メインノズル
側の端部から経糸開口内の不良緯糸を引き出す装置が提
案されている。
ところが、前記の不良緯糸除去装置はいずれも緯入れミ
ス検知信号の発生に伴い機台が停止された後、自動的に
動作して経糸開口内から不良緯糸を除去する作業を行い
、除去作業完了後機台が自動的に再起動される。前記従
来装置のうち特開昭61−245339号公報に開示さ
れた不良緯糸除去装置は、不良緯糸の除去作業時間が通
常時よりも速く完了した場合には不良緯糸が途中で切断
されたと判断し、機台の再起動を禁止するとともにパイ
ロットランプ等を点灯させて作業者を呼び、IY業者に
よる処置が完了した後機台の再起動が行われるようにな
っている。従って、経糸開口内に不良緯糸を取残したま
ま機台が再起動されて織布Wの品質低下を招くという事
態は防止される。ところが、従来装置においては不良緯
糸の除去完了後機台は自動的に再起動されるため、特定
の原因例えば経糸の絡みによる経糸の開口不良あるいは
給糸部に不良チーズが用いられて糸の引出し抵抗等が増
大されている場合などが原因で緯入れミスが連続的に発
生する場合でも、不良緯糸の除去が完了すると機台再起
動が行われる。従って、緯入れミスに伴う機台停止、不
良緯糸の除去、機台の再起動が短時間に繰り返され、止
段の発生等織布の品質低下を生じさせるだけでなく、経
糸絡みに起因する経糸切れが生じ、機台の停止時間を長
引かせ生産効率を低下させるという不都合があった。
この問題を解消するため特開昭61−55239号公報
には、緯入れミス検知信号の発生ごとに停止信号を発生
させてこれをカウントし、その計数値を所定の設定値と
比較し、ある所定の時間内に両者が等しくなったら警告
信号を発生させてそれ以降の不良緯糸除去装置の作動を
禁止するようにした装置が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記特開昭61−55239号公報に開示された装置で
は緯入れミスの回数が所定゛時間内に一定の値に達した
場合それ以降不良緯糸除去装置の作動を禁止するととも
に機台を停止して作業者を呼ぶようにしている。緯入れ
ミスの原因が1種類でしかもそれが経糸絡みによるもの
に限られるならばこの従来装置は非常に有効であるが、
緯入れミスとしては緯糸先端部における折れ曲がりある
いはループ発生、緯糸供給側の供給不良、緯入れ時にお
ける噴射切れ等があり、このうち緯糸先端部における折
れ曲がりあるいはループ発生の原因として経糸絡みの発
生がある。そして、経糸絡みが生じた場合には緯糸先端
の折れ曲がりあるいはループ発生のミスが連続して起こ
る可能性が高く、経糸絡みを放置した場合には経糸切断
が発生しその修復に時間を要し機台の稼動効率が低下す
る。
前記従来装置では原因のいかんに拘らず全ての緯入れミ
スをカウントしそれが所定時間内に一定回数に達したと
きに作業者を呼ぶ構成のため、作業者を呼ぶ回数が増加
し効率が悪くなるばかりでなく、作業者は緯入れミスが
頻発する原因を判断し難いという不都合がある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するためこの発明においては、緯入
れミスされた不良緯糸を経糸開口内から自動的に除去す
る不良緯糸除去装置により経糸開口内から除去された不
良緯糸長さを測定する測長装置と、同測長装置による測
定値が予め設定された値の範囲内にある場合に緯糸除去
成功と判断して機台の再起動信号を出力する第1の判断
手段と、基準時からの機台の回転数を測定する測定装置
と、前記第1の判断手段からの出力信号を入力してカウ
ントするとともに織機の所定稼動時間内に前記カウント
数が設定値に達したか否かを判断し、所定時間内に設定
値に達したときに機台起動禁止信号及び作業者に異常を
報知するための異常報知装置を駆動する駆動信号を出力
する第2の判断手段とを設けた。
(作用) 前記の構成によりこの発明の装置においては、緯入れミ
ス発生に伴う不良緯糸の除去作業時に経糸開口内から除
去された不良緯糸の長さを測定し、その長さが通常の緯
入れ長さに対応する場合すなわち緯入れミスが緯糸先端
部における折れ曲がりあるいはループ形成による場合で
しかも除去作業途中において緯糸切断がなかった場合に
、第1の判断手段から再起動信号が出力される。第2の
判断手段は前記第1の判断手段からの出力信号を入力し
てカウントし、そのカウント数が所定時間内に所定位置
に達した場合機台停止信号が出力されて機台停止が行わ
れるとともに作業者に報知するための報知装置が作動さ
れる。従って、作業者【よ報知装置が作動した場合には
経糸の開口不良や不良チーズなど特定の原因に起因する
緯入れミスが頻発したと判断でき、緯入れミスの原因除
去に素早く対処でき、経糸切れも防止できる。
(実施例) 以下、この発明をジェットルームに具体化した一実施例
を図面に従って説明する。
第1図に示すように、揺動可能に配設されたスレイ1上
の一端側には緯入れ用メインノズル2が固定され、同メ
インノズル2の前方には緯糸Yを案内する機能を備えた
筬3が立設されている。緯糸測長貯留装置4から供給さ
れる緯糸Yは前記メインノズル2内に導かれ、緯入れタ
イミングに同期してメインノズル2から噴射される流体
とともに緯糸案内通路3a  (第2図に図示)内に緯
入れされる。メインノズル2への流体供給は電磁バルブ
(図示せず)の開閉により制御される。
織布Wの織前W1側方には緯入れごとに作動される緯糸
切断装置5が配設されている。緯糸切断装置5は第2図
に示すように、固定軸6に挿着された固定刃7及び可動
刃8からなり、機台に同期して回転されるカム9のカム
面上に圧接される方向に引張りばね10により回動付勢
されるカムレバー11と可動刃8とがリンク12を介し
て連結されており、緯入れごとに緯糸切断動作を行う。
カムレバー11の下方近傍位置にはエアシリンダ13が
配設され、その駆動ロッド13aが突出した°状態では
カムレバー11とカム9との係合状態を解除して緯糸切
断装置5を不作動状態に保持する。エアシリンダ13は
スレイ1の反メインノズル側端部に配置される緯入れミ
ス検知手段としての緯糸検出器14からの緯入れミス検
出信号に基づいて作動され、緯入れミス発生時には緯糸
切断装置5による緯糸の切断を阻止するようになってい
る。クランク角180度すなわちスレイ1が最後退位置
に配置された時のメインノズル2と対応する位置には不
良緯糸除去装置15が配設されている。不良緯糸除去装
置15は本願出願人が先に提案した緯糸処理方法(特願
昭61−9088号公報)に開示された装置と同一であ
り、正逆回転可能なモータ16の駆動軸16aの先端に
は遮断部材17が固定されており、第2図に鎖線で示す
緯糸遮断位置と実線で示す退避位置との間を往復動可能
に配設されている。又、遮断部材17の下部には切断体
18が止着されている。
遮断部材17の近傍には緯入れミス検出信号に基づいて
作動される吸引装置19に接続された吸引パイプ20が
配設され、同バイブ20の前方直上には前記切断体18
を受止めるための切断盤21が配設されている。吸引バ
イブ20の基端後方には前記吸引装置19に接続された
第2の吸引バイブ22が同一軸線上に配設されている。
両吸引ノズル20.22間にはモータ23により駆動さ
れる駆動ローラ24と測長ローラ25とが所定位置に平
行に配設されている。両ローラ24゜25の側方(第1
,4図のト方)には被動ローラ26と押圧ローラ27と
がシリンダ28の作用により、それぞれ駆動ローラ24
、測長ローラ25に押圧される作用位置と、離間する退
避位置とに移動配置可能に配設されている。測長ローラ
25の回転軸25aの上端にはアーム29が止着され、
同アーム29の先端部上面には磁性体30が固定されて
いる。又、磁性体30の回転軌跡直上には磁気変位検出
センサGが配設されている。測長ローラ25、押圧ロー
ラ27、アーム29、磁性体30及び磁気変位検出セン
サGにより不良緯糸の長さを副長する測長装置が構成さ
れている。
次に前記の不良緯糸除去装置15を駆動制御するための
制御回路を第3図に従って説明する。不良緯糸ybの長
さを測定する測長装置からの信号を入力してその測定値
があらかじめ設定された値の範囲内にあるか否かを判断
し所定の範囲内にある場合に緯糸除去成功と判断して機
台の再起動信号を出力する第1の判断手段と、第1の判
断手段からの出力信号を入力してカウントするとともに
lIA機の所定稼動時間内に前記カウント数が設定値に
達したか否かを判断する第2の判断手段の役割をも合わ
せもつ制御装置Cを構成するマイクロコンピュータ−3
1は中央処理装置く以下CPUという)32と、制御プ
ログラムを記憶した読出し専用メモリ(ROM)よりな
るプログラムメモリ33と、CPU32における演算処
理結果等を一時記憶する読出し及び書換え可能なメモリ
(RAM)よりなる作業用メモリ34とからなり、CP
U32はプログラムメモリ33に記憶されたプログラム
データに基づいて動作する。CPU32は磁気変位検出
センサGからのパルス信号を入力して不良緯糸の長さを
演算し、その演算結果とあらかじめ設定された一定の範
囲を有する値とを比較する。そして、演算結果が所定の
値の範囲内にある場合には不良緯糸Ybの除去成功と判
断して機台再起動信号を出力し、出力インターフェイス
35及び駆動回路36を介1ノで機台駆動用モータMを
駆動する。又、演算結果が所定の範囲から外れた場合に
は緯糸除去不成功と判断し、駆動回路37を介して異常
表示ランプ38を点滅させる。
CPU32は不良緯糸除去装置15による不良緯糸除去
が成功した際第1の判断手段が出力する機台の再起動信
号を入力してカウントするとともに、機台駆動用モータ
Mに装備されたエンコーダ39からの出力信号を入力し
て機台の回転数を演算する。そして、機台の運転開始後
最初に不良緯糸除去装置15が作動されるとともにその
不良緯糸除去作業の成功に伴い第1の判断手段が機台の
再起動信号を出力した時点で、エンコーダ39の出力を
カウントするカウンタをリセットしその時点から織機の
回転数を積算する。第1の判断手段からの出力信号を入
力してカウントするカウンタのカウント数が、所定稼動
時間内すなわちエンコーダ39の回転数をカウントする
カウンタのカウント値が所定の値に達する前に設定値に
達した時、機台起動禁止信号を発して機台の再起動を阻
止するとともに異常報知装置としての異常表示ランプ4
0を駆動する駆動信号を出力し、出力インターフェイス
35及び駆動回路41を介して異常表示ランプ40を点
灯する。
前記不良緯糸除去装置15の緯糸除去成功後、機台再起
動時からの織機の所定稼動時間すなわちエンコーダ39
からのカウント数と比較するための設定値及び第1の判
断手段からの出力信号をカウントしたカウント数との比
較を行うための設定値を作業用メモリ34に入力する入
力装置42は制御装置Cにキーボードとして一体に組込
まれている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
さて、この実施例では緯入れミス発生の場合の不良緯糸
処理は第5図のフローチャートに従って行われる。緯入
れミスが発生すると緯入れミス検知手段としての緯糸検
出器により緯入れミス検出信号が発せられ、同信号に基
づいて制御装置Cから機台駆動用モータMの停止指令が
発せられる。
これと同時に緯糸切断装置5のエアシリンダ13に作動
信号が発せられ、その駆動ロッド13aが突出して第2
図に示すように可動刃8が開いた状態に保持されて緯糸
切断装置5が不作動状態となる。機台駆動用モータMに
対する停止信号が発せられた後機台はほぼ1回転した時
点で停止するため、不良緯糸Ybが筬打ちされるととも
に経糸が閉口されて織布W内に織り込まれた状態で停止
する。この時緯糸切断装置5は不作動状態に保持されて
いるため、不良緯糸Ybは切断されることなくメインノ
ズル2につながっている。なお、緯入れミス検出信号が
発せられた後にはメインノズル2からの緯糸の噴射が停
止される。次に制御装置Cから機台駆動用モータMに逆
転駆動指令が送られ、機台が最後退位置すなわちクラン
ク角180度まで逆転され、経糸が最大開口状態となり
経糸による不良緯糸Ybの把持状態が解除される。
この状態で制御装置Cからモータ16に正転指令が送ら
れるとともに緯糸測長貯留装置4が1ビック分の緯糸Y
を開放するとともに吸引装置1つの作動及びメインノズ
ル2の電磁バルブの所定時間の開放が行われる。これに
より緯糸測長貯留装置4の緯糸Yが第2図の鎖線で示す
位置に回動配置された遮断部材17に向けてメインノズ
ル2から射出され、緯糸Yが遮断部材17に受は止めら
れつつ吸引パイプ20内に吸引される。メインノズル2
からの流体噴射停止後、モータ16の逆転により遮断部
材17が第2図に実線で示す退避位置に復帰し、この復
帰動作に伴って切断体18が切断盤21に叩き付けられ
、緯糸Yがメインノズル2から切断分離される。
吸引パイプ20に吸引された緯糸Yの先端部は続いて吸
引パイプ22側へ吸引される。その後シリンダ28が作
動され、第4図に示すように駆動ローラ24と被動ロー
ラ26、測長ローラ25と押圧ローラ27とが緯糸Yを
挾んで互いに圧接される。次にモータ23が駆動され、
両ローラ24゜26が回転され、不良緯糸Ybが経糸開
口内から引出されるとともに吸引バイブ22に吸引され
る。
不良緯糸Ybは織布Wの織前W1から筬3側へ向かって
引取られるため、織前W1から経糸開口側に引き離され
ながら小さな抵抗のもとに引抜かれる。緯糸Y及び不良
緯糸Ybの移行に伴い緯糸を挾/υで互いに圧接されて
いる測長ローラ25及び押圧ローラ27が追随回転する
。測長ローラ25の回転により磁性体30が回転軸25
aを中心に回転軌跡を描き、磁性体30と磁気変位検出
センサGとが近接するごとに磁気変位検出センサGから
パルス信号がCPU32へ出力される。不良緯糸Ybの
末端が測長ローラ25と押圧ローラ27との圧接部を通
過すると、両ローラ25.27の回転が停止する。CP
U32は測長ローラ25の回転が停止されるまでに入力
した前記パルス信号数から不良緯糸ybの長さを演算し
その値が予め設定された値の範囲内にある場合に不良緯
糸除去成功と判断して機台の再起動信号を出力する。そ
して、機台が再起動に最も適した位置まで自動的に逆転
されるとともに、エアシリンダ13の駆動ロッド13a
が引込まれて緯糸切断装置5が作動可能な状態に復帰さ
れた後、機台が自動的に再起動される。
不良緯糸Ybの引出し途中において切断事故が発生した
場合等不良緯糸Ybの長さが短い場合には、測長ローラ
25の回転が停止するまでの測長ローラ25の回転量す
なわち磁気変位検出センサGからのパルス信号数が少な
いため、その測定値は設定範囲の値から外れ、CPU3
2は不良緯糸Ybの除去失敗と判断して異常表示ランプ
38の点滅を行う。そして、その後不良緯糸除去及び再
起動操作が作業者による手動操作に移される。
経糸絡み等に起因する緯入れミスが連続した場合に機台
の再起動を禁止する動作は第6図に示すフローチャート
に従って行われる。前記不良緯糸除去装置15による不
良緯糸除去作業が成功した場合に第1の判断手段から出
力された機台再起動信号に基づき機台再起動信号をカラ
ンIするカウンタの値Nに1が加算される。加算後のN
の値が1のとき、すなわち前記出力信号が第1回目の信
号の場合機台回転数カウンタがリセットされ、その積算
値TNがOとなる。機台の再起動後再び緯入れミスが発
生し不良緯糸除去装置15により前記と同様な不良緯糸
Ybの除去作業が行われ、不良緯糸除去が成功して機台
再起動信号が出力されると、CPU32はその出力信号
を入力するとともにエンコーダ39からの出力信号をカ
ウントするカウンタの積算値TNが所定の値Tに達した
か否かを、すなわち、基準時点となる機台再起動時から
機台が所定時間稼動したか否かを判断する。
積専値数TNがTより小さければ機台再起動信号をカウ
ントするカウンタの積算値Nに1を加算した後の値Nが
所定の設定回数A以上か否かを判断する。カウンタのf
A算値NがAより小さければ前記機台再起動信号により
機台が再起動され、A以上であれば機台起動禁止信号が
発せられて不良緯糸除去成功による機台再起動信号の発
生に拘らず機台の再起動が禁止される。又、同時に異常
表示ランプ40の点滅が行われる。異常表示ランプ40
が点滅した場合には所定時間内に緯入れミスが頻発し、
しかもその緯入れミスが緯糸先端部の折れ曲りあるいは
ループ形成によるものであり経糸がらみ等に起因するも
のであることを作業者に知らせる。作業者はこの異常表
示ランプ40の点滅を認めた場合には経糸絡み等の処置
を行いその後機台の再起動を行う。
所定の機台稼動時間すなわち機台回転数を5回転、不良
緯糸除去成功回数を4回とした場合について゛より詳し
く説明すると、1回目の緯入れミス、不良緯糸除去成功
による機台起動禁止信号に3回緯入れミスが生じその都
度不良緯糸除去作業が成功すると、機台の回転数をカウ
ントするカウンタの値TNがOのままで機台再起動信号
のカウンタの値Nは4となりこの時点で異常表示ランプ
40の点滅が行われ作業者を呼ぶことになる。一方、1
回目の不良緯糸除去装置15の作動後、機台回転数Oの
時点で2,3回目の緯入れミスが起こり4回目の緯入れ
ミスは機台の回転が20回の時点で起きたとすると、4
回目の緯入れミスが起きた時点では機台の回転数が設定
値の5回転を過ぎているため、その時点では異常表示ラ
ンプ40の点滅は行われずカウンタがリセットされると
ともに機台の運転が継続される。又、緯入れミスが発生
しても不良緯糸除去作業が失敗した場合には異常表示ラ
ンプ38の点滅が行われ作業者が機台の点検にくるため
その場合はカウントされない。
なお、この発明は裔゛記実施例に限定されるものではな
く、例えば、不良緯糸の長さを測定する測長装置として
アーム29に代えて円盤を使用し、その円盤に等間隔で
多数の磁性体30を取付けて測長ローラ25の回動量を
より正確に検知するようにしたり、測長装置として他の
構成の装置を使用したり、基準時からの機台の回転数を
測定する測定装置として時間設定できるタイマ装置を設
けてもよい。又、不良緯糸除去装置15として経糸開口
の側方から不良緯糸ybを引出す構成の装置に代えて特
開昭58−220856号公報に開示された装置のよう
に経糸開口の上方へ不良緯糸Yしを引出す不良緯糸除去
装置を用いてもよい。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば経糸絡み等に起
因して緯入れミスが短時間に頻発した場合に、異常報知
装置を作動して作業者を呼ぶとともに機台の再起動を禁
止するため、短時間に機台の再起動及び停止が繰り返さ
れることによる1段の発生等の織物品質の低下を防止す
るとともに、経糸絡みに起因する経糸切れを未然に防止
することにより生産効率の向上を図ることもでき、しか
も特定の原因に起因する連続的な綺入れミスのみを他の
原因による緯入れミスから分けてカウントするため作業
者を呼ぶ回数も少なくなり作業効率もよくなるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は概略平面図、第2図は不良緯糸除去装置及び緯
糸切断装置の側面図、第3図はブロック図、第4図は不
良緯糸の引出し状態を示す概略平面図、第5図は緯入れ
ミスに伴う不良緯糸処理手順を示すフローチャート、第
6図は第2の判断手段の処理手順を示すフローチャート
である。 メインノズル2、緯糸切断装置5、緯入れミス検知手段
としての緯糸検出器14、不良緯糸除去装置15、測長
装置を構成する測長ローラ25、押圧ローラ27、磁性
体30、磁気変位検出センサG、第1の判断手段と第2
の判断手段との役割を兼ねたCPU32、機台の回転数
を測定する測定装置としてのエンコーダ39、異常報知
装置としての異常表示ランプ40、緯糸Y1不良緯糸Y
b、織布W0

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、緯入れミス検知手段の緯入れミス発生検知信号によ
    り機台が停止された後、緯入れミスされた不良緯糸を経
    糸開口内から自動的に除去する不良緯糸除去装置を備え
    た無杼織機において、前記不良緯糸除去装置により経糸
    開口内から除去された不良緯糸の長さを測定する測長装
    置と、同測長装置による測定値が予め設定された値の範
    囲内にある場合に緯糸除去成功と判断して機台の再起動
    信号を出力する第1の判断手段と、基準時からの機台の
    回転数を測定する測定装置と、 前記第1の判断手段からの出力信号を入力してカウント
    するとともに機台の所定稼動時間内に前記カウント数が
    設定値に達したか否かを判断し、所定時間内に設定値に
    達したときに機台起動禁止信号及び作業者に異常を報知
    するための異常報知装置を駆動する駆動信号を出力する
    第2の判断手段と を設けた無杼織機における緯糸処理装置。
JP62067638A 1987-03-20 1987-03-20 無杼織機における緯糸処理装置 Expired - Lifetime JP2638798B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62067638A JP2638798B2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 無杼織機における緯糸処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62067638A JP2638798B2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 無杼織機における緯糸処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63235552A true JPS63235552A (ja) 1988-09-30
JP2638798B2 JP2638798B2 (ja) 1997-08-06

Family

ID=13350737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62067638A Expired - Lifetime JP2638798B2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 無杼織機における緯糸処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2638798B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5335700A (en) * 1992-03-24 1994-08-09 Nissan Motor Co., Ltd. Weft picking system for a fluid jet loom including a roller type traction device

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155239A (ja) * 1984-08-16 1986-03-19 津田駒工業株式会社 不良緯糸自動補修制御装置
JPS6241083U (ja) * 1985-08-30 1987-03-11
JPS6262965A (ja) * 1985-09-11 1987-03-19 日産自動車株式会社 織機の駆動制御装置
JPS6262973A (ja) * 1985-09-11 1987-03-19 日産テクシス株式会社 流体噴射式織機の緯糸除去装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6155239A (ja) * 1984-08-16 1986-03-19 津田駒工業株式会社 不良緯糸自動補修制御装置
JPS6241083U (ja) * 1985-08-30 1987-03-11
JPS6262965A (ja) * 1985-09-11 1987-03-19 日産自動車株式会社 織機の駆動制御装置
JPS6262973A (ja) * 1985-09-11 1987-03-19 日産テクシス株式会社 流体噴射式織機の緯糸除去装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5335700A (en) * 1992-03-24 1994-08-09 Nissan Motor Co., Ltd. Weft picking system for a fluid jet loom including a roller type traction device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2638798B2 (ja) 1997-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63235552A (ja) 無杼織機における緯糸処理装置
JPH0665778B2 (ja) 無杼織機における緯糸処理方法
JPS61167048A (ja) 流体噴射式織機における緯糸吸引装置
JPH0351345Y2 (ja)
JPH062972B2 (ja) 無杼織機における緯糸処理方法
JP2623699B2 (ja) 緯糸処理装置を備えたジェットルームにおける運転制御方法
JP2569722B2 (ja) 無杼織機における緯糸処理方法
JP2643145B2 (ja) 無杼織機における緯糸処理方法
JPH01292147A (ja) 無杼織機における緯糸処理方法
JPH0635695B2 (ja) 無杼織機における緯糸処理方法
JPH07100903B2 (ja) 織機における緯糸処理方法
JPH0791734B2 (ja) ジェットルームにおける緯糸処理装置
JP2643139B2 (ja) 無杼織機における緯糸処理方法
JPH06280139A (ja) 織機の糸端処理装置
JPS6228445A (ja) ジエツトル−ムにおける緯糸処理方法
JP3417010B2 (ja) ジェットルームにおける緯入れミス糸の除去処理方法
JP2518262B2 (ja) 無杼織機における緯糸処理方法
JPS6262965A (ja) 織機の駆動制御装置
JPH01292145A (ja) 無杼織機における不良緯糸処理装置
JP2503546Y2 (ja) 織機における緯糸切断回避装置
JP2569721B2 (ja) 無杼織機における緯糸処理方法
JPS62156343A (ja) ジエツトル−ムにおける緯入ミス発生時の緯糸処理方法
JPH0411655B2 (ja)
JPH01292146A (ja) 無杼織機における緯糸処理方法
JP2002069801A (ja) 不良糸除去における緯糸切断方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term