JPS6319436A

JPS6319436A - 防振装置

Info

Publication number: JPS6319436A
Application number: JP61160394A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Noguchi; 毅野口; Michihiro Orikawa; 通洋折川; Tatsuro Ishiyama; 達郎石山
Original assignee: Bridgestone Corp
Current assignee: Bridgestone Corp
Priority date: 1986-07-08
Filing date: 1986-07-08
Publication date: 1988-01-27
Anticipated expiration: 2013-07-16
Also published as: JP2776463B2; US4832319A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は振動発生部と振動受部との間に介在され、オリ
フィスを通過する液体の抵抗力で振動を吸収する防振装
置に関する。

〔背景技術〕

自動車用のエンジンマウント、キャブマウント、ボディ
マウント等に利用される防振装置として、液室を中間膜
で仕切ってこの仕切部分に設けたオリフィスで液体流動
時の抵抗を生じさせるようにした防１ｉ　装Ｗが提案さ
れている（特開昭５２−１３１０７２号、特開昭５３−
１１７７０４号）。

さらにエンジン等の取付を容易にし、かつ振動の作用方
向がずれた場合にも適切に振動を吸収する目的で液室を
貫通した筒体を設けた防振装置が本出願人によって既に
提案されている（特願昭６０−１８４９２１号）。

ところがこの防振装置では、振動の作用方向がずれた場
合に筒体とこの外側を摺動するリングとの間にこじりを
生ずることがあり、振動吸収特性が発揮できない場合が
ある。

本発明は上記事実を考慮し、筒体を設けてエンジン等の
取り付けを容易にした場合においても、振動の作用方向
がずれても確実にこの振動を吸収することができる防振
装置を得ることが目的であ受部の一方へ連結されるアッ
パプレートと、このアッパプレートへ取りつけられた弾
性体と、上部力・前記弾性体を介してアッパプレートへ
連結され振動受部又は振動発生部の一方へ連結される筒
体と、前記アッパプレートと筒体の下部との間に設けら
れ少なくとも一部が可撓壁で構成された拡縮可能な液室
と、この液室を小液室に区画すると共にアッパプレート
と筒体の相対変位により小液室の容積を変更する仕切板
と、区画された小液室を互に連通ずると共に前記小液室
の容積変更時に一方の小ン佼室の液体を他方の小液室へ
向けて移動させる制限通路と、を有することを特徴とし
ている。

このため本発明では、アッパプレートと筒体上部との間
に介在される弾性体が振動発生部からの荷重を支持し、
液室は一部が可撓壁で構成されているため、振動作用方
向がずれた場合にも仕切板と筒体との間にこじりが生ず
ることはない。

〔発明の実施例〕

第１図には本発明が適用された防振装置の第１実施例が
示されている。この防振装置１０は筒形状のアッパプレ
ート１２の上端部が直角に屈曲されてフランジ部１４と
され、このフランジ部１４で図示しない車体へ固着され
るようになっている。

アッパプレート１２の下端部は下方にかけて次第に内径
を縮小するテーパ部１６が形成されており、このテーパ
部１６の下端部はフランジ部１４と同様に半径方向に突
出するフランジ部１８となっている。

テーパ部１６には第１弾性体２０の外周が加硫接着され
ている。この第１弾性体２０は略円錐台形状であり、そ
の内周端部はテーパ状とされ、筒体２２の上端部へ固着
される略円錐台形状のテーバフロック２４へと加硫接着
されている。この筒体２２は図示しないエンジンの搭載
用となっている。この搭載時には筒体２２内へ取付ボル
トを貫通できるため取付が極めて容易である。

筒体２２へ作用するエンジンの荷重は第１弾性体２０へ
伝えられ、アッパプレート１２で支持されることになる
。

フランジ部１８の底面には略リング状とされた可撓性の
第２弾性体２６の上端部が加硫接着されている。この第
２弾性体２６の下端部は円筒形状の側金具２８の上端フ
ランジ部３０へ加硫接着されている。この側金具２８は
その下端部にダイヤフラム３２、及びロアプレート３４
の外周部をかしめ固着している。ロアプレート３４はそ
の略中央部へ筒体２２が貫通固着されている。したがっ
てロアプレート３４は筒体２２と共に上下動してエンジ
ンの振動を受けるようになっている。

タイヤフラム３２はこの実施例では約２１１の肉厚とさ
れ、その中央部に固定リング３６が封入されており、こ
の固定リング３６はダイヤフラム３２の中央部を筒体２
２の外周へと固定している。

またこのダイヤフラム３２はロアプレート３４との間を
空気室３８としている。この空気室３８はロアプレート
３４の一部へ貫通孔を設けることにより外部と連通して
もよい。

またダイヤフラム３２、筒体２２、第２弾性体２６、第
１弾性体２０によって囲まれる部分は液室４０とされて
おり、油等の液体が封入されている。この液室４０は第
１弾性体２０、第２弾性体２６が変形することによりそ
の容積を変更できる。

しかし第１弾性体２０はエンジンの荷重が作用している
ため変形し難く、第２弾性体２６が主として撓むことに
より液室の容積を変更することができる。

液室４０内には仕切板４２が設けられて液室４０を玉串
液室４０Ａと下手液室４０Ｂとに区画している。この仕
切板４２の外周は第２図にも示される如く直角に屈曲さ
れた筒部４２Ａとされ、この筒部４２Ａの下端部がさら
に半径方向に突出されたフランジ部４２Ｂとされ、この
フランジ部４２Ｂがダイヤフラム３２と側金具２８との
間に挟持固着されている。仕切板４２の中央部は筒体２
２の外周へ固着されているが、相対移動可能としてもよ
い。

仕切板４２の底面には断回路り字形の当接ｖｉ、４６が
固着されており、仕切板４２との間に制限通路であるオ
リフィス４８を形成している。このオリフィス４８は仕
切板４２の一部に設けられる突出部５０によってその長
さが決定されており、仕切板４２に形成される小孔５２
及び当接板４６に形成される小孔５４を介してそれぞれ
上手液室４０Ａ、下手液室４０Ｂへ連通されている。こ
のため上手液室４０Ａ及び下手液室４０Ｂはオリフィス
４８を介して互いに連通されることになる。

次に本実施例の作用を説明する。

アッパプレート１２はフランジ部１４を介して図示しな
い車体へ固着し、筒体２２ヘエンジンを搭載する。エン
ジンの荷重は第１弾性体２０が変形することにより弾性
的に支持される。

エンジンの振動時には筒体２２の振動がロアプレート３
４へ伝えられ、第２弾性体２６及び第１弾性体２０が変
形することにより上手液室４０Ａ、下手液室４０Ｂが交
互に拡大、縮小し、液体がオリフィス４８を通過する抵
抗力で振動が吸収される。

また振動が第１図横力間に作用する成分を含む場合にも
、第２弾性体２６がこれを吸収し、上手液室４０Ａ、下
手液室４０Ｂの拡縮作用を確保するので、こじれを生ず
ることはなく、適切な振動吸収が可能である。

第３図には本発明の第２実施例に係る防振装でか示され
ている。

この防振装置では前記実施例におけるオリフィス４８に
代えて、単に貫通孔であるオリフィス５６が形成されて
いる。

また仕切板４２の他の部分には一方が上手液室４０Ａに
、他方が下手液室４０Ｂに入り込んでいる可動板Ｓ８が
貫通しており、この可動板５８の両端部が拡径部とされ
て仕切板４２からの脱落が防止されている。

したがってこの実施例では比較的低周波の振動はオリフ
ィス５６内を通過する場合の流体抵抗で、高周波振動は
可動板５８が微少移動して上手液室４０Ａ、下手液室４
０Ｂの容積を変更することでそれぞれ吸収するようにな
っている。

次に第４図に示される第３実施例では、前記第１実施例
のオリフィス４８、仕切板４２、及び当接板４６の中央
部に掛は渡した弾性膜６０．６２て振動を吸収する゛よ
うになっている。弾性膜６０．６２０間には仕切Ｖｉ４
２へ固着される多孔中間板６４が配置されており、弾性
膜６０．６２の変位をこの多孔中間板６４へ当接するま
でとしている。

低周波大振幅の作用時には弾性膜６０．６２が多孔中間
板６４へ当接することにより、オリフィス４８を通過す
る流体の抵抗で振動が吸収され、高周波小振幅では弾性
膜６０．６２が上手液室４０Ａ、下手液室４０Ｂの内圧
上昇を抑えて振動を吸収できる。

次に第５図には本発明の第４実施例が示されている。

この実施例ではオリフィス４８の他に、仕切板４２の外
周へ取り付けた移動機６６と液室４０の内壁、すなわち
第２弾性体２６の内周との間にオリフィス６８が形成さ
れて、高周波小振幅時における液柱共振で振動を吸収す
るようになっている。

この場合、仕切板４２へ微少振動可能で、大変位時に動
きが規制される手段、例えば筒体２２の回りにリング状
で、断面形状が第３図の可ｖＪ仮５８と同様の可動板６
９を仕切板４２へ取付けておけば、動ばね定数をより低
くすることができる。

また第６図に示す本発明の第５実施例では、前記実施例
の移動機６６に代えて、側金具２８と仕切板４２の筒部
４２Ａとの間に中間筒７０の下端部を固着している。こ
の中間筒７０の上端部は次第に外径を縮小させると共に
中央部に設けた開ロア２と筒体２２の外周との間にオリ
フィス７４を形成して前記実施例と同キ策な液柱共振を
生しさせるようにしたものである。

この場合、第４実施例と同様な可動板６つを設けて動ば
ね定数を低（することが好ましい。

第７図には本発明の第６実施例が示されている。

この実施例では筒状に形成されたアッパプレート１２が
その下端部においてフランツ部１４の外端へ連続され、
フランジ部１４の内端は小筒部１２八とさ机、この小筒
部１２Ａの上端部が次第に内径を縮小され、その内周部
へ第１弾性体２０の外周端部が加硫接着されている。ま
たこの第１弾性体２０は前記各実施例と異なり下方にか
けて次第に直径が縮小され、その内周部が前記第１実施
例とは上下逆に取り付けられたテーパブロック２４へ加
硫接着されている。このため前記第１実施例に比べて液
室４０内の液体への圧縮、引張が効果的に行われるよに
なっている。

第８図に示される本発明の第７実施例では、前記第７図
における第６実施例の第２弾性体２６を上下中間部にお
いて液室４０内へ突出した構成であり、振動作用時に、
特に筒体２２が上方へ移動する圧縮力作用時に上手液室
４０Ａの液室減少が大きくなるように配慮されている。

〔発明の効果〕

以上説明した如く本発明に係る防振装置は、振動発生部
又は振動受部の一方へ連結されるアッパプレートと、こ
のアッパプレートへ取りつけられた弾性体と、上部が前
記弾性体を介してアッパプレートへ連結され振動受部又
は振動発生部の一方へ連結される筒体と、前記アッパプ
レートと筒体下部との間に設けられ少なくとも一部が可
１え璧で構成された拡縮可能な液室と、この液室を小液
室に区画すると共にアッパプレートと筒体の相対変位に
より小液室の容積を変更する仕切板と、区画された小液
室を互に連通ずると共に前記小液室の容積変更時に一方
の小液室の液体を他方の小液室へ向けて移動させる制限
通路と、を有するので、エンジン、車体等への取り付け
を容易にした筒体を設けた場合にも、異なる方向の振動
を確実に吸収することができる優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る防振装置の第１実施例を示す縦断
面図、第２図は第１実施例のオリフィス形成部分を示す
分解斜視図、第３図〜第８図はそれぞれ本発明の第２実
施例〜第７実施例を示す第１図に相当する縦断面図であ
る。１０・・・防振装置、１２・・・アッパプレート、２０・・・第１弾性体、２２・・・筒体、２６・・・第２弾性体、４０・　・液室、４０Ａ・・・上手液室、４０Ｂ　　・・下手液室、４２・　・仕切板、４８・・・オリフィス、５６・・・オリフィス。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）振動発生部又は振動受部の一方へ連結されるアッ
パプレートと、このアツパプレートへ取りつけられた弾
性体と、上部が前記弾性体を介してアツパプレートへ連
結され振動受部又は振動発生部の一方へ連結される筒体
と、前記アッパプレートと筒体の下部との間に設けられ
少なくとも一部が可撓壁で構成された拡縮可能な液室と
、この液室を小液室に区画すると共にアッパプレートと
筒体の相対変位により小液室の容積を変更する仕切板と
、区画された小液室を互に連通すると共に前記小液室の
容積変更時に一方の小液室の液体を他方の小液室へ向け
て移動させる制限通路と、を有する防振装置。