JP2009127713A - 液封入式防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低周波数および高周波数のいずれの周波数の振動も効果的に吸収することができる、コンパクトな液封入式防振装置を提供する。
【解決手段】振動発生部および振動受け部のいずれか一方に連結される第1取付け部材と、他方に連結される第2取付け部材と、第1取付け部材と第2取付け部材とを連結する、ゴム状弾性体からなる防振部材と、液室を形成するダイヤフラムと、液室を第1液室部と第2液室部とに仕切る仕切り部と、2つの液室部を連通させる制限通路とを具えている、液封入式防振装置であって、第2取付け部材は、第1取付け部材に対し近い側に位置する第1構成部材と、第1取付け部材に対し遠い側に位置する第2構成部材とに分割されており、第1構成部材および第2構成部材は、防振部材と一体に形成されたゴム状弾性体を介して連結されており、第2取付け部材は、振動発生部および振動受け部のいずれかと第1構成部材で連結される。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動発生部からの振動の伝達を防止する防振装置に関するものである。
従来、振動発生部からの振動を吸収する防振装置として、図4に示すような液封入式防振装置400が用いられている。この液封入式防振装置400は、振動発生部(図示せず)に連結される第1の取付け部材410と、振動受け部(図示せず)に連結される第2の取付け部材(外筒)420とがゴム状弾性体から成る防振部材430を介して連結されている。そして、外筒420は一つの筒状部材で形成されており、その内側にはダイヤフラム421が設けられ、そのダイヤフラム421は防振部材430と共に液室440を形成している。また、外筒420の内側には、液室440を主液室441と副液室442とに仕切る仕切り部としての薄肉の仕切り板443が設けられている。さらに、外筒420の内側には、主液室441と副液室442とを連通させるオリフィス(制限通路)450が形成されている。そして、液室440内の液体の粘度ならびに制限通路450の断面積および長さは、防振装置400で吸収したい振動の周波数に応じて調整されている。このような構成により、第1の取付け部材410を介して液封入式防振装置400に振動が伝達されると、防振部材430が弾性変形して振動を減衰させると共に、液室440が拡縮することで液体が制限通路450を介して主液室441と副液室442との間を行き来して大きな減衰力を発生させ、振動を吸収する。これにより、液封入式防振装置400は、振動発生部から振動受け部へ振動が伝わるのを抑制する(例えば、特許文献1参照)。
また、液封入式防振装置にダイナミックダンパー(マスダンパー)を別途取付け、そのダイナミックダンパーにより特定の周波数(高周波数)の振動を吸収することができるように構成した、高周波数の振動に対しても防振性能が低下しにくい防振装置も用いられている。(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−291835号公報 特開2004−68950号公報
しかし、外筒が一つの筒状部材で形成されている液封入式防振装置では、例えば、8〜12Hzの低い周波数の振動を吸収するように制限通路長さ等を設定した場合、20〜30Hzまたは100〜1000Hzの高い周波数の振動が入力されると、主液室と副液室とを連通する通路の液が流れなくなる、いわゆる目詰まり状態が発生してしまう恐れがあった。そのため、設定によっては高周波数の振動の吸収が十分にできず、振動受け部に振動が伝達されてしまう恐れがあった。
また、液封入式防振装置に別途ダイナミックダンパーを設けることで高周波数の振動を吸収しようとすると、装置の部品点数が増えると共に、防振装置自体が大きくなってしまい、さらには重量も増加してしまうという問題があった。
本発明は、低周波数および高周波数のいずれの周波数の振動も効果的に吸収することができる、コンパクトな液封入式防振装置を提供するものである。
すなわち、本発明にかかる液封入式防振装置は、振動発生部および振動受け部のいずれか一方に連結される第1取付け部材と、振動発生部および振動受け部のいずれか他方に連結される第2取付け部材と、前記第1取付け部材と前記第2取付け部材とを連結する、ゴム状弾性体からなる防振部材と、前記第2取付け部材に設けられ、前記防振部材と共に液室を形成するダイヤフラムと、前記液室を第1液室部と第2液室部とに仕切る仕切り部と、前記第1液室部と前記第2液室部とを連通させる制限通路とを具え、前記液室および前記制限通路には液体が封入されている、液封入式防振装置であって、前記第2取付け部材は、前記第1取付け部材に対し近い側に位置する第1構成部材と、前記第1取付け部材に対し遠い側に位置する第2構成部材とに分割されており、前記第1構成部材および前記第2構成部材は、前記防振部材と一体に形成されたゴム状弾性体を介して連結されており、前記第2取付け部材は、前記振動発生部および前記振動受け部のいずれかと前記第1構成部材で連結されていることを特徴とするものである。
本発明の液封入式防振装置によれば、防振装置に振動が伝達されると、防振部材が変形して振動を吸収すると共に、液室が拡縮することで内封された液体が制限通路を介して第1液室部と第2液室部との間を行き来して大きな減衰力を発生させることで、振動を吸収することができる。また、第2取付け部材が第1構成部材と第2構成部材とに分割されており、第2構成部材が第1構成部材にゴム状弾性体で連結されているので、第2構成部材およびそれによって囲まれる部分をダイナミックダンパーとして作用させることができ、それらの重量およびゴム状弾性体のばね定数を調整することにより、特定の周波数の振動を吸収することもできる。これにより、部品点数および重量を増加することなく、低周波数および高周波数のいずれの振動も効果的に吸収することができる、ダイナミックダンパー機能を有するコンパクトな液封入式防振装置を提供することができる。
ここで、前記仕切り部が、前記第2構成部材の内側に位置する場合には、仕切り部を構成する部材の重量を調整することで、第2構成部材で囲まれる部分の重量を簡単に調整することができる。これにより、第2構成部材およびそれによって囲まれる部分を、吸収したい振動の周波数に対応した重量に調整してダイナミックダンパーとして作用させ得る。
また、前記仕切り部が、前記液室を前記第1液室と前記第2液室とに仕切る二枚の隔壁と、その隔壁間に形成された収容室とを具え、前記隔壁にはそれぞれ、前記第1液室と前記第2液室とが前記収容室を介して連通されるように、少なくとも一つの開口が設けられており、前記収容室内には、前記隔壁のいずれかに接することにより前記開口を塞ぐ浮き板が設けられていても良い。これにより、振幅が小さく、周波数が少し高い振動が伝達された場合には、開口および収容室を介して液体が行き来することで振動を吸収できる。一方、振幅が大きく、周波数が低い振動が伝達された場合には、浮き板が隔壁に接して開口を塞ぐまでは収容室を介して液体が行き来し、浮き板が隔壁に接してから離れるまでの開口が塞がれている間は、制限通路を通って液体が行き来することで振動を吸収できる。
さらに、前記仕切り部が前記第2構成部材の内側に位置する場合に、前記仕切り部が、前記液室を前記第1液室と前記第2液室とに仕切る二枚の隔壁と、その隔壁間に形成された収容室とを具え、前記隔壁にはそれぞれ、前記第1液室と前記第2液室とが前記収容室を介して連通されるように、少なくとも一つの開口が設けられており、前記収容室内には、前記隔壁のいずれかに接することにより前記開口を塞ぐ浮き板が設けられており、前記第1構成部材が前記振動受け部に連結されていても良い。これにより、第2構成部材およびそれによって囲まれる部分を吸収したい振動の周波数に対応した重量に調整してダイナミックダンパーとして作用させ得るだけでなく、浮き板が隔壁に接することにより生じる異音が外筒を介して振動受け部へ伝達することも防止できる。
なお、前記第2構成部材が、前記仕切り部を前記第2構成部材の内側に内包して前記第1構成部材に近い側の端部で内方に屈曲して形成されても良い。これにより、仕切り部材等について、ゴム状弾性体のみで位置決めを行った場合より、確実に位置決めを行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例により図面に基づき詳細に説明する。ここに図1は、本発明にかかる液封入式防振装置の第1実施例の縦断面を示す断面図である。
図1に示す第1実施例の液封入式防振装置1は、例えば、振動発生部である自動車エンジン(図示せず)と振動受け部であるシャーシ(図示せず)との間に取付けられて、エンジンから車体への振動伝達を防止するものである。
ここで、液封入式防振装置1は、自動車エンジン(図示せず)に連結される連結部材(第1取付け部材)2と、シャーシ(図示せず)に連結される略筒状の外筒(第2取付け部材)3と、それら連結部材2と外筒3とを連結する、ゴム状弾性体からなる防振部材4とを有する。外筒3は、シャーシに連結される第1構成部材31と、その第1構成部材31と軸線方向に整列する第2構成部材32との二つの部材に分割されて構成され、第1構成部材31および第2構成部材32は、防振部材4で連結されている。また、防振部材4と共に液室5を形成するダイヤフラム7が、第2構成部材32の内側に収まるように設けられている。そして、図では上側の主液室51と、図では下側の副液室52とに液室5を仕切る仕切り部6と、その仕切り部6の周縁部に設けられて主液室51と副液室52とを連通させる制限通路(オリフィス)53とを第2構成部材32の内側に位置するように設け、液室5および制限通路53に液体を封入してある。
連結部材2の外面と外筒3(第1構成部材31および第2構成部材32)の内周面とには、断面略台形形状のゴム状弾性体からなる防振部材4が加硫接着されている。連結部材2は、例えば圧入部材よりなり、エンジンに取付ける取付けアーム(図示せず)にその連結部材2を圧入して固定することによりエンジンに連結される。第1構成部材31の外周には、取付け部材(図示せず)が固着されており、第1構成部材31はその取付け部材を介してシャーシに連結されている。また、前述の通り、第2構成部材32は第1構成部材31に防振部材4を介して連結されており、第2構成部材32およびその内側に位置する部材は、連結部材2および第1構成部材31に、ゴム状弾性体を介してぶら下がるような構成となっている。よって、第2構成部材32およびそれに囲まれる部分をダイナミックダンパー8として作用させることができる。
液室5は、防振部材4を隔壁の一部とする、断面略山形形状の主液室51と、主液室51と仕切り部6により仕切られた、ダイヤフラム7を隔壁の一部とする副液室52とよりなり、両液室51、52の内部に封入された液体は、例えば、水、シリコンオイル、またはエチレングリコール等とされる。また、両液室51、52は、制限通路53により連通され、その制限通路53を通って、封入された液体が両液室51、52間を移動できるようにされている。
ダイヤフラム7は、部分球状のゴム膜体と、その外周部分に設けられたリング金具71とからなり、また、仕切り部6は、プレス成形した薄肉の金属板よりなる。この仕切り部6の周縁部に、主液室51と副液室52とを連通する、所定断面積および所定長さを有する上記制限通路53が設けられており、主液室51および副液室内52の液体がこの制限通路53を介して行き来することにより生じる液柱共振等を利用して振動を効果的に減衰させる。そして、ダイヤフラム7および仕切り部6は、周知の取付け手段、例えば加硫接着により第2構成部材32に固着されている。なお、制限通路53は、主液室51および副液室52に封入されている液体の物性を考慮してその断面積および通路長さを決定することにより、例えば、自動車走行時のシェイク振動(周波数:8〜12Hz、振幅:0.5〜1.5mm)を減衰できるようにし得る。また、ダイヤフラム7及び仕切り部6は、外筒3を内向きに曲げ加工してそれらを挟持する等の手段によっても取付けることができる。
本実施例の液封入式防振装置1によれば、連結部材2を介して伝達される、例えば自動車走行時のシェイク振動のような周波数が低く、振幅が大きい振動を防振部材4により吸収すると共に、防振部材4が主液室51の隔壁の一部を構成しているので、主液室51が拡縮して液室5内部の液体が主液室51と副液室52との間を制限通路53を通って行き来することにより、振動を吸収することができる。
また、外筒3が、第1構成部材31と第2構成部材32とに分割され、第2構成部材32およびその内側に位置する部材が、連結部材2および第1構成部材31にゴム状弾性体を介してぶら下がっているので、第2構成部材32およびそれによって囲まれる部分を錘としたダイナミックダンパー作用によっても、振動を吸収することができる。
ここで、ゴム状弾性体の物性、および第2構成部材32で囲まれる部分の重量を調整することにより、ダイナミックダンパー作用により減衰される振動の周波数を決定することができ、例えば、シェイク振動を吸収するように設計した制限通路53では目詰まりを起こして十分な振動が吸収できない恐れがあるような、中・高周波数の、アイドル振動(周波数:20〜30Hz、振幅:0.1〜0.2mm)や、こもり音(周波数:100〜1000Hz、振幅:0.01〜0.05mm)を減衰するように重量等を設計できる。
なお、本実施例においては、仕切り部6およびダイヤフラム7が第2構成部材32の内部に配置される位置で外筒3を分割し、それらの部材の重量を調整することにより、ダイナミックダンパー8の錘として作用する部分の重量調整が容易となるように構成したが、分割位置はこの位置に限られるものではない。また、外筒3は、ダイヤフラム7等を挟持可能に成形した樹脂材料よりなっても良い。このように、軽量な樹脂材料で形成すれば、装置の軽量化を図ることができる。
図2は、本発明にかかる液封入式防振装置1の第2実施例の縦断面を示す断面図である。本実施例は、外筒3の分割部、つまり第1構成部材31および第2構成部材32の互いに対向する端部で、第1構成部材31および第2構成部材32が内方に屈曲されている点、および、仕切り部6が、それぞれ二つの開口を有する二枚の隔壁61、62よりなり、隔壁61、62間に形成された収容室54にメンブラン63が収容されている点で先の第1実施例と異なり、他の点では先の第1実施例と同様に構成されている。
ここで、仕切り部6を構成する二枚の隔壁61、62には開口が設けられているので、主液室51と副液室52とは、制限通路53および収容室54を介して連通されることとなる。
また、メンブラン63は、液室5に封入された液より僅かに大きい比重を有し、収容室54の図では上下方向中央に位置した際の隔壁61、62からのクリアランスが0.1〜0.2mmで、隔壁61、62の何れかに接した場合に、それらの隔壁61、62に設けられた開口を塞ぐ大きさに形成されている。
これにより、連結部材2を介して振動が伝達された際に、液の移動と共にメンブラン63が上下に移動することとなる。そして、制限通路53が目詰まりを起こす恐れがあるような、周波数が高く、振幅が小さい振動であれば、収容室54を介して主液室51と副液室52との間を液が行き来することにより減衰が行われる。一方、周波数が低く、振幅が大きい振動であれば、液の移動に伴いメンブラン63が移動し、暫くの間、隔壁61、62の何れかに接することとなるが、メンブラン63が隔壁61、62に接して収容室54を介した液の行き来が行われなくなっても、制限通路53を介して液が行き来して、減衰が行われる。
よって、本実施例の液封入式防振装置1によれば、第1実施例と同様、制限通路53およびダイナミックダンパー作用により振動の吸収・低減を図れると共に、収容室54を介した主液室51と副液室52との間の液の行き来によっても、振動の吸収を行うことができる。
また、第1構成部材31が取付け部材を介してシャーシに連結されているので、第2構成部材32がシャーシに連結された場合と比較して、収容室54内のメンブラン63が移動して隔壁61、62に接することにより発生する異音の伝達を防止することができる。
更に、外筒3の分割部に屈曲部を有するので、防振装置1の組立て時等に、第2構成部材32の屈曲部分を利用して、容易に仕切り部6の位置決めを行うことができる。
図3は、本発明にかかる液封入式防振装置1の第3実施例の縦断面を示す断面図である。本実施例は、第1取付け部材2が自動車エンジンに連結されており、外筒3の第1構成部材31がシャーシに連結されている点、および、第1取付け部材2が略キノコ形状であり、第1構成部材31が第1取付け部材2の近傍まで内方に延在している点、そして防振部材4とダイヤフラム7との上下関係が逆転している点で先の第2実施例と異なり、他の点では先の第2実施例と同様の構成を具えている。
ここで、第1取付け部材2は、略キノコ形状の中央の軸部内に、シャーシと防振装置1とを連結するためのネジ構造(図示せず)を有し、その周辺は防振部材4を構成するゴム状弾性体に一体に加硫接着されている。また、第1構成部材31は、略円筒形状で、加硫後に曲げ(カール)加工されて第1取付け部材2を囲繞している。
このような構成により、先の第2実施例と同様、防振部材4、主液室51と副液室52との間の液の行き来、およびダイナミックダンパー作用によって、エンジンから伝達する振動を吸収することができる。
また、第1取付け部材2の上下方向への移動が、第1取付け部材2のキノコの傘部分が第1構成部材31の内方延在部分と当接することにより制限されるので、第1取付け部材2が上下方向に過剰に移動することによって防振部材4の破断が起こることを防止することができる。更に、その当接部がゴムで覆われているので、第1取付け部材2と第1構成部材31との衝突による異音発生も防止できる。
かくして、本発明の液封入式防振装置によれば、防振装置に振動が伝達されると、防振部材が変形して振動を吸収すると共に、液室が拡縮することで内封された液体が制限通路を介して第1液室部と第2液室部との間を行き来して大きな減衰力を発生させることで、振動を吸収することができる。また、第2取付け部材が第1構成部材と第2構成部材とに分割されており、第2構成部材が第1構成部材にゴム状弾性体で連結されているので、第2構成部材およびそれによって囲まれる部分をダイナミックダンパーとして作用させることができ、それらの重量およびゴム状弾性体のばね定数を調整することにより、特定の周波数の振動を吸収することもできる。これにより、部品点数および重量を増加することなく、低周波数および高周波数のいずれの振動も効果的に吸収することができる、ダイナミックダンパー機能を有するコンパクトな液封入式防振装置を提供することができる。
本発明にかかる液封入式防振装置の第1実施例の縦断面を示す断面図である。 本発明にかかる液封入式防振装置の第2実施例の縦断面を示す断面図である。 本発明にかかる液封入式防振装置の第3実施例の縦断面を示す断面図である。 従来技術にかかる液封入式防振装置の縦断面を示す断面図である。
符号の説明
1 防振装置
2 連結部材(第1取付け部材)
3 外筒(第2取付け部材)
4 防振部材
5 液室
6 仕切り部
7 ダイヤフラム
8 ダイナミックダンパー
31 第1構成部材
32 第2構成部材
51 主液室
52 副液室
53 制限通路(オリフィス)
54 収容室
61 隔壁
62 隔壁
63 メンブラン
71 金具
400 防振装置
410 第1の取付け部材
420 第2の取付け部材
421 ダイヤフラム
430 防振部材
440 液室
441 主液室
442 副液室
443 仕切り板
450 オリフィス

Claims (5)

  1. 振動発生部および振動受け部のいずれか一方に連結される第1取付け部材と、振動発生部および振動受け部のいずれか他方に連結される第2取付け部材と、前記第1取付け部材と前記第2取付け部材とを連結する、ゴム状弾性体からなる防振部材と、前記第2取付け部材に設けられ、前記防振部材と共に液室を形成するダイヤフラムと、前記液室を第1液室部と第2液室部とに仕切る仕切り部と、前記第1液室部と前記第2液室部とを連通させる制限通路とを具え、前記液室および前記制限通路には液体が封入されている、液封入式防振装置であって、
    前記第2取付け部材は、前記第1取付け部材に対し近い側に位置する第1構成部材と、前記第1取付け部材に対し遠い側に位置する第2構成部材とに分割されており、
    前記第1構成部材および前記第2構成部材は、前記防振部材と一体に形成されたゴム状弾性体を介して連結されており、
    前記第2取付け部材は、前記振動発生部および前記振動受け部のいずれかと前記第1構成部材で連結されている、防振装置。
  2. 前記仕切り部が、前記第2構成部材の内側に位置する、請求項1に記載の液封入式防振装置。
  3. 前記仕切り部が、前記液室を前記第1液室と前記第2液室とに仕切る二枚の隔壁と、その隔壁間に形成された収容室とを具え、
    前記隔壁にはそれぞれ、前記第1液室と前記第2液室とが前記収容室を介して連通されるように、少なくとも一つの開口が設けられており、
    前記収容室内には、前記隔壁のいずれかに接することにより前記開口を塞ぐ浮き板が設けられている、請求項1または請求項2に記載の液封入式防振装置。
  4. 前記仕切り部が、前記液室を前記第1液室と前記第2液室とに仕切る二枚の隔壁と、その隔壁間に形成された収容室とを具え、
    前記隔壁にはそれぞれ、前記第1液室と前記第2液室とが前記収容室を介して連通されるように、少なくとも一つの開口が設けられており、
    前記収容室内には、前記隔壁のいずれかに接することにより前記開口を塞ぐ浮き板が設けられており、
    前記第1構成部材が前記振動受け部に連結されている、請求項2に記載の防振装置。
  5. 前記第2構成部材が、前記仕切り部を前記第2構成部材の内側に内包する位置において前記第1構成部材に近い側の端部で内方に屈曲して形成されている、請求項2乃至4のいずれかに記載の防振装置。
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