JPS63165387A - (+)−ビオチンの製造方法 - Google Patents

(+)−ビオチンの製造方法

Info

Publication number
JPS63165387A
JPS63165387A JP62317297A JP31729787A JPS63165387A JP S63165387 A JPS63165387 A JP S63165387A JP 62317297 A JP62317297 A JP 62317297A JP 31729787 A JP31729787 A JP 31729787A JP S63165387 A JPS63165387 A JP S63165387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
group
compound
acid
alkali metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62317297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2560360B2 (ja
Inventor
ジョン マクガリティ
レアンダー テヌート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lonza AG
Original Assignee
Lonza AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lonza AG filed Critical Lonza AG
Publication of JPS63165387A publication Critical patent/JPS63165387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2560360B2 publication Critical patent/JP2560360B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D495/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D495/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D495/04Ortho-condensed systems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、(+)−ビオチンの新規な製造方法に関する
(+)−ビオチンは、ヒトビタミン、ビタミンHとして
知られている。 これは皮膚病治療薬の有効成分、およ
び有用動物用の発育促進作用をもつ飼料添加物として用
いられる。
アメリカ特許第2,489,232号により、ビオチン
のラセミ体を製造する方法は知られている。 この場合
には、周知のように、製造したビオチンのラセミ体を光
学分割して、光学活性な(+)−ビオチンを生物活性を
有するものにしなければならない。 この際、一方で、
すべての反応段階でラセミ体の物質を用いるから、二倍
量の原料を用いなければならない。 他方で、ビオチン
ラセミ体を対応するアンチボードに分割するにはきわめ
て複雑な工程を要し、経済的に不利であり、分割された
望まない方のアンチボードは実際にはラセミ化されず、
工程で再使用することはできない。
アメリカ特許第2.489,232号にはこの方法を改
良したものが開示されている。 これはラセミ体分割以
降の段階を連続プロセスで行なうものであるが、分割に
より生じた望まないアンチボードは前記と同様にラセミ
化はされず、工程での再使用はできない、という欠点が
依然として存在している。
M、ムラカミとその共同研究者らは、dl−ビオチオン
の製造方法を改良した(特許出願公告筒31.669/
1970@、第37.775/1970号、第37,7
76/1970号および第3.580/1971号参照
)。 この改良方法は、dl−’l、3−ジベンジルへ
キサヒドロチェノ−(3,4−d)−イミダゾール−2
,4−ジオンの4−位置にカルボキシブチル基を導入す
ることである。 このジオンを、1,4−ジハロゲンマ
グネシウムブタンと反応させ、続いて二酸化炭素でカル
ボキシル化する。
ゲレツク((3ereCke )らは、改良された方法
を開発した(ドイツ連邦特許出願公告筒2.058゜2
48号)。 これは、次式〔式中、Rはコレステリル残
基をあられす。〕で示されるトリエチルアミン塩、また
は次式〔式中、Rはジクロヘキシル残基をあられす。〕
で示されるエフェドリン塩の光学分割を連続工程で行な
い、ざらにハロゲン化アルキルと反応させて、光学活性
中間体として次式 で示される光学活性なラクトンを製造するものである。
 この方法の工業上の大きな欠点は、高価な光学活性物
質であるコレスチレンおよびエフェドリンを使用するだ
けでなく、高価なハロゲン化アルカリを使用する点にあ
る。 ゛ヨーロッパ特許出願第0161580号および
第0173185号に開示された方法も、同上の、すな
わち高価な光学活性物質を用いるという欠点を有する。
そのほか、ヨーロッパ特許出願第0154225号によ
り、1,3−ジベンジルへキサヒドロ−1日−チェノイ
ミダゾールジオンをトリオキサアダマンチルブチルマグ
ネシウムプロミドと特殊なグリニヤール反応を行なわせ
ることにより脱水し、対応する保護基を脱離してビオチ
ンを製造する方法が知られている。 この方法は、とく
に高価なグリニヤール試薬を使用するから、工業的には
やはり不利である。
本発明の課題は、容易に合成できる中間体を原料として
、(+)−ビオチンを、最も少ない反応工程により工業
的に実施可能な方法で製造することができる方法を見出
すことにある。
この課題は、特許請求の範囲の第1項に記載した方法に
より解決される。 すなわち、(+)−ビオチンは、式 (式中、R1は(R)−もしくは(S)−1−フェニル
アルキル基、(R)−もしくは(S)−1−アルコキシ
カルボニル−1−フェニルメチル基、または(R)−も
しくは(S)−1−アリールオキシカルボニル−1−フ
ェニルメチル基を、R2は水素、置換もしくは未置換の
アルカノイル基、置換もしくは未置換のベンゾイル基、
置換もしくは未置換のベンジル基、アルコキシカルボニ
ル基、アリールオキシカルボニル基、アリールオキシア
ルキル基、アルコキシアルキル基、ピラニル基、置換も
しくは未置換のベンゾスルホニル基、アルキルスルホニ
ル基、ジアリールホスフィニル基、ジアルコキシホスフ
ィニル基、またはトリアルキルシリル基を、それぞれあ
られす。〕 の化合物を、水素で接触還元し、式 の目的とするジアステレオマーを分離し、R2がHであ
る場合には、これを脂肪族もしくは芳香族の酸クロリド
、脂肪族もしくは芳香族のカルボン酸無水物、ハロゲン
化ギ酸アルキルエステル、ベンジルハロゲン化物、1−
アルコキシハロゲン化物、エノーエーテル、芳香族もし
くは脂肪族のスルホン酸ハロゲン化物、ジアリールホス
フィン酸ハロゲン化物、リン酸ジアルキルエステルハロ
ゲン化物、ジアルキルシリルハロゲン化物、またはトリ
アルキルシリルアセトアミドと反応させることにより保
護基を導入し、さらに既知の方法でチオカルボン酸塩誘
導体と反応させて対応するチオラクトンに転化し、これ
にざらにグリニヤール反応を行なわせて生成水を除去す
るか、または塩基の存在下で、式 [式中、R3はHまたはC原子数1〜4のアルキル基を
、Xはハロゲン原子を、それぞれ必られす。〕 の化合物と反応させて、式 (式中、R3は前記と同意義である。〕の化合物に転化
し、この化合物を直ちに水素で接触還元し、最1変に保
護基を脱離させて目的生成物とすることにより製造され
る。
本発明の方法の重要なポイントは、式 〔式中、R1およびR2は前記と同意義である。〕で示
される新規な1日−フロー(3,4−d)−イミダゾー
ル−2,4(3H,3a H)−ジオン、とくに、式 %式%() ドロー]H−フロー(3,4d)−イミダゾール−2,
4(3H,3a H)−ジオンを用いる点にある。
で示される出発原料は、スイス連邦特許公報筒4790
/86号に記載の方法に従って、次のスキームにより製
造することができる。
の導入 R3=置換または未置換のフェニル基 X =ハロゲン、BF4、H804 Y  =Z=塩素、イミダゾリル基 Y =塩素 Z =アリールオキシ基またはアルコキシ基R1,R2
=前記と同意義 R2がHでおる場合には、本発明の方法により水素化す
る前に、まず前記スイス連邦特許第4790/86Mに
従って、保護基を導入することができる。
化合カニの水素化は、水素を用いる接触還元による。 
それによって、式 で示される(3a 3.6a R)の立体配座をもつジ
アステレオマーが優先的に生成する。
このような触媒としては、白金、パラジウム、ルテニウ
ム、ロジウムまたはラネーニッケルなどが好適であり、
必要に応じて炭素、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、
ケイ酸アルミニウムまたは炭酸カルシウムなどの担体に
担持させる。 その中でもとくに好ましい触媒の代表例
は、酸化アルミニウム担体に担持させたロジウムである
。 また、ロジウムまたはイリジウムとトリフェニルホ
スフィンまたはシクロオクタジエンなどの配位子とから
成る、均一系触媒も用いることができる。 反応の立体
選択性は、水素化触媒およびそのときの置換基R1に強
く左右される。 従って、たとえばパラジウム触媒では
R1=’(S)−1−フェニルエチルの、白金触媒では
R1= (R)−1フエニルエチルの、ジアステレオマ
ー■が得られる。
担体に対する触媒濃度は通常1〜100%であるが、1
〜10%の範囲が好ましい。 反応に用いる触媒量は、
1〜50モル%、好ましいのは1〜10モル%である。
反応は、通常は溶媒中で行なう。 好ましい溶媒として
は、エタノール、プロパツールなどの低級アルコール、
酢酸などの低級脂肪族カルボン酸、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフランまたはジオキサンなどのエーテル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのカ
ルボン酸アミド、たとえば酢酸エチルエステルのような
カルボン酸エステル、ジクロロメタンのようなハロゲン
化炭化水素などが挙げられる。
反応は常圧で行なうこともできるが、加圧下で行なうの
が有利である。 圧力は1〜70バール、とくに5〜3
0バールの範囲が好ましい。
溶媒から自明のように、反応温度は一25〜100℃の
範囲で変えることができる。
所望の光学活性ジアステレマーを得るためには、最初に
反応溶液を触媒と引き離し、次いで溶媒を分離し、残渣
を適当な溶媒を用いて再結晶させ、不要のジアステレオ
マー(3a R−,6a S−異性体)と分離する。 
そのための適当な溶媒としては、酢酸エチルエステルな
どの酢酸アルキルエステル、エタノールなどの低級アル
コールまたはトルエンが用・いられる。
ジアステレオマー■のR2がHである場合には、チオラ
クトンに転化する前にHを保護基で保護する。
保護基R2’の導入は、化合物Vを、たとえばアセチル
クロリド、プロピオニルクロリドまたはベンゾイルクロ
リドなどの置換もしくは未置換の脂肪族または芳香族の
酸ハロゲン化物、ベンジルハロゲン化物または1−メト
キシ−ベンジルクロリドなどの置換ベンジルクロリド、
クロロギ酸エチルエステル、クロロギ酸ベンジルエステ
ル、クロロギ% −tert、ブチルエステルもしくは
クロロギ酸フェニルエステルなどのクロロギ酸エステル
、ジフェニルホスフィン酸クロリドもしくはリン酸ジエ
チルエステルクロリドなどのリン化合物、メタンスルホ
ン酸クロリド、p−トルエンスルホン酸クロリドもしく
はベンゼンスルホン酸クロリドなどの芳香族もしくは脂
肪族スルホン酸ハロゲン化物、ビス−(トリメチルシリ
ル)−アセトアミド、トリメチルシリルクロリドもしく
はtert、ブチル−ジメチルシリルクロリドなどのシ
リル化合物、またはジヒドロピランなどのエノールエー
テルと反応させることにより行なう。 また、無水酢酸
などの置換もしくは未置換の脂肪族または芳香族のカル
ボン酸無水物も好適に用いられる。
保護基の導入は既知の方法に従って行なうことができる
から、詳細な説明は省略する。
保護基R2′で保護した化合物は、チオカルボン酸塩誘
導体との反応により、対応するチオールラクトンに転化
するこ・とができる。
R1とR2がベンジル基である場合の反応は、ドイツ連
邦特許第2,058,234号により知られている。
チオカルボン酸塩誘導体としては、チオ酢酸カリウム、
チオ酢酸ナトリウム、チオ安息@酸カリウムまたはチオ
安息香酸ナトリウムのような、脂肪族または芳香族チオ
カルボン酸のアルカリ土類金属またはアルカリ金属の塩
が好適でおる。 優先して用いられるのは、チオ酢酸カ
リウムである。
触媒として、たとえば18−クラウン−6のようなりロ
ーンエーテルを併用するのが有利である。
反応は、不活性有機溶媒中80〜200℃の間で行なう
のが有利である。
溶媒は反応温度によって異なるが、高沸点溶媒として、
ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミドなど
の高沸点アミド、ルチジンなどの置換アニリン、または
高沸点炭化水素としてトルエンなどがある。 低沸点溶
媒を用いることができることは、いうまでもない。 反
応は加圧下で行なうのが好ましい。
常法に従って操作することにより、チオラクトが良好な
収率で得られる。
チオラクトンのグリニヤール反応による再処理とこれに
続く脱水処理は、R1およびR2がベンジル基の場合に
つき、ドイツ連邦特許第2,058.234号公報にす
でに記載されている。
本発明による方法を実施するために、グリニヤール試薬
として、式 %式% 〔式中、Xは塩素または臭素をあられす。〕の化合物を
用いるのが目的に適うことが判明した。
第二段階において、酸化炭素との処理によりカルボキシ
基を側鎖に導入することができる。 続いて、好ましく
は酸性媒体中で脱水することにより、化合物IVへの転
化が起る。 これには、1−トルエンスルホン酸を用い
るのが有利でおることが判明している。
チオラクトンの再処理はまた、■をウイテイツヒ(Wi
ttig )反応によりIVに転化することもできる。
 これはR1およびR2がベンジル基の場合につき、ヨ
ーロッパ特許出願第0084377号に記載されている
従ってチオラクトンは、塩基の存在下で、式0式% 〔式中、R3は水素または炭素原子数1〜4のアルキル
基を、Xはハロゲン原子を、それぞれあうわす。〕 の化合物と反応させることにより、式 の化合物に転化される。
式■のうち優先的に用いられる化合物は、カルボキシル
ブチル−トリフェニルホスフィンプロミドである。
上記の化合物は、チオラクトン1モル当り1〜5モル、
とくに1.5〜2.5モルの母を用いるのが好ましい。
■からウィティッヒ試薬を調!!!するのに好ましい塩
基としては、たとえばブチルリチウムなどのアルキルア
ルカリ金属、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの
アルカリ金属水素化物、ナトリウムジメチルスルフィニ
ルカルバニオンなどの、式 (式中、Yはアルカリ金属原子をあられす。〕の化合物
、ナトリウムメトキシドもしくはカリウム−tert、
−ブトキシドなどのアルカリ金属アルコキシド、リチウ
ムイソプロピルアミドなどのアルカリ金属アルキルアミ
ド、ナトリウムアミドなどのアルカリ金属アミド、水酸
化ナトリウムなどのアルカリ金属の水酸化物、炭酸ナト
リウムなどの炭酸塩、またはアルカリ金属−へキサメチ
ルジシリルアジドなどのケイ素化合物などが用いられる
溶媒の選択に際しては、溶媒が他の反応試剤と反応しな
いように注意しなければならない。 それには、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンまたはジ
エチルエーテルなどのエーテル、トルエン、ベンゼンな
どの芳香族炭化水素、ジクロロメタンなどの塩素化炭化
水素、またはジメチルスルホキシドなどの溶媒が好適で
ある。
反応温度は一50〜100℃、とくに0〜80°Cの間
に設定すべきである。
反応終結俊、酸性にして通常の操作を行なう。
その後の化合物IVの還元は、対応するヨーロッパ特許
出願第0084377号の記載に従って、水素で接触還
元することによって行なう。
触媒としては、炭素、パン土などの通常の担体に担持さ
せたパラジウム、白金、ルテニウム、ロジウムなどが好
適である。 ラネーニッケルも同様である。
触媒量は、化合物IVの1モル当り1〜20モル%が適
当である。
反応は、トルエンなどの芳香族炭化水素、メタノール、
エタノール、n−プロパツール、イソプロパツールなど
の脂肪族アルコール、酢酸エステルなどのカルボン酸エ
ステル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテ
ル、および水または酢酸中で行なうのが有利である。
水素圧は5〜80バール、とくに10〜60バールの範
囲内で選ぶのが好ましいが、常圧で行なうことも可能で
ある。
水素化温度は20〜150℃、とくに40〜80℃が好
ましい。
反応後の処理は、常法に従って触媒を分離し、溶媒を除
去することである。
得られた、式 の生成物は、ビオチンの光学活性前駆体に相当する。 
所望の生成物を得るためには、特公昭45−31669
号および特公昭53−27279号公報とアメリカ特許
明細書筒4.537,973号の教示に従って、加温下
にメタンスルホン酸と処理して保護基を脱離すればよい
式VのR3がエステル官能基の場合には、保護基の脱離
後そのままにして、これを水酸化ナトリウムまたは水酸
化カリウムなどの塩基と処理してビオチンを製出する。
他の方法は、化合物Vを鉱酸の水溶液とくにHBrと、
30〜90’Cの温度で処理することである。 これに
より、保護基の脱離とエステルの加水分解が同時に達成
される。
保護基の脱離後、常法の操作に従えば、式のd = (
+ )−ビオチンが得られる。
250m1のオートクレーブに1−((Rh(1−フェ
ニルエチル))−18−フロー(3゜4−d〕−イミダ
ゾール−2,4(3H,6H)−ジオン8.98g(3
6,8ミリモル)/′ジメチルホルムアミド90dの溶
液を入れ、0.909のRh /A澄、03 (5%)
を加えた。 次いで、オートクレーブを水素で2回パー
ジし、水素を40バールに充填加圧した。 混合物を1
0時間反応させた。 次に触媒を濾別した。 溶媒を1
3.3ミリバールで留去し、残渣を酢酸エチルエステル
10mから再結晶した。
その結果、(3a S、6a R> −1((R)−(
1−フェニルエチル))−ジじドロー1 H−70−(
3,4−d)−イミダゾール−2,4(3H,3a H
)−ジオンが、白色結晶生成物として、4.89g(5
4%)得られた。
融点: 153−154°0 1H−NMR: (CDC,f!  、 300 Hl
lz)  δ1.61. d、 J =7 Hz、 3
H3,45,dd、 J=10.5 Hz、 1.4 
Hz、 IH3,95,dd、 J=10.5 Hz、
 5 Hz、 IH4,21,d、 J = 9.51
1z、 IH4,57,ddd、J =10.5Hz、
 9.5Hz、 1.4Hz、 IH5,24,bs、
 IH 5,31,a、 J =7 Hz、 IH7,4,m、
 5H MS: (E、1.70ev)m/e 246 (30%)M+、231 (45%)。
161 (28%)、105 (100%)。
IR(KBr)cm” 3388.1771 (s>、1669 (s>142
2.1255,699゜ UV (MeOH)λmax 。
3721m、ε=119 256nm、  ε=764 元素分析 C13H,4N203 (246,27>理
論値C63,1%H5,7% N11.3% 実験値C63,4%H5,7% N11.4% [α)i”(cm1 0HC,Q3 )+2’!1.7
゜250m1のオートクレーブに1−((S)−(1−
フェニルエチル))−1H−フロー〔3゜4−d〕−イ
ミダゾール−2,4(31−1,6H)−ジオン3.7
g(15,16ミリモル)/酢酸100mの溶液を入れ
、0.4gのパラジウム−活性炭(5%)を加えた。 
オートクレーブを水素で゛2回パージし、水素を50バ
ールに充填加圧した。 混合物を15時間室温で反応さ
せた。
次いで触媒を濾別した。 溶媒を20ミリバールで留去
し、残渣をシリカゲルと酢醸エチルニスデルでクロマト
グラフィーにかけた。
その結果、2.0g (収率54%)の表題生成物が溶
離した。 メタノールで再結晶し、白色針状結晶生が得
られた。
融点: 123−125°C 1HNMR: (CD C13,300MHz) δi
、65. d、 J = 7.4 H2,3H4,08
,d、 J = 8.6 H2,1M4.12. m、
 1M 4.37. dd、 J=10.3 Hz、 4.8 
Hz、 IH4,48,dd、 J=10.2 H2,
1,3H2,IH5,38,q、 J = 7.3 H
z、 IH5,48,s、 IH MS : (E、  1.70ev)  m/e246
 (30%)、M+、231 (45%)。
161 (28%)、105 (100%)。
〔α)50(c=1  CHCJ!3)−6,7゜続く
工程で、(3a R,6a S)−異性体が1゜05y
 (28%)溶離した。
bl)(3a S、6a R>−1−((R)−(1に
濃 マグネットスターラーを僅えた100dの三ツロフラス
コに、アルゴン雰囲気下、完全に湿気を除いてジメトキ
シエタン48mと水素化ナトリウム0.399 (16
,2ミリモル)とを入れた。
これに(3a 3.6a R>−1−((R)−(1−
フェニルエチル)〕−〕ジヒドロー1H−フロー3,4
−d)−イミダゾール−2,4(3H。
38 H)−ジオン3.24y (13,2ミリモルを
加えた。 10分間攪拌したのち、臭化ベンジル2.7
6g(16,2ミリモル)を加え、懸濁液を30分間攪
拌した。 次いで反応混合物を蒸発させた。 残渣を、
ジクロロメタン25威および水25rIJ1に溶解した
。 両相を分離し、水防を各15m1の水で3回洗浮し
た。 有機層を一つに合わせて硫酸マグネシウム5gで
乾燥し、蒸発濃縮した。
その結果、(3a 3.6a R>−1−((R)−(
1−フェニルエチル))−3−ベンジル−ジヒドロ−1
H−フロー(3,4−d)−イミダゾール−2,4(3
H,3a H)−ジオンが、黄灰色の生成物として、3
.56y (80,5%)得られた。
融点:163−164.5°C 1H−NMR: (CDC,l! 3 、300 )I
Hz)δ1.58.  d、  J  =7  Hン、
  3H3,38,dd、 J=10 Hz、 3 H
z、 IH3,82,dd、 J=10 Hz、 5 
Hz、 IH3,89,d、 J =9 Hz、 IH
4,32,d、 J =15 Hz、 IH4,44,
ddd、 J =9 Hz、 5 Hz、 3 Hz、
 IH5,05,d、 J =15 Hz、 1M5.
36. q、 J =7 Hz、 1N7.30−7.
41. m、 IOH MS (E、1.70ev)m/e 336 (26%)M  、321 (9%)。
231  (22%)、187(16%)。
174(14%>、105 (56%)。
91  (100%) 元素分析 C2oH2oN2o3 (336,36>理
論値C71,4%H6,0% N 8.3% 実験値C71,3%H6,2% N  8,3% (α) 25(c = 0.5CHC,I! 3 ) 
+ 122.3゜(3a S、6a R>−1−(’(
R>−(1−フェニルエチル)〕−〕ジヒドロー1日−
フロー3゜4−d〕−イミダゾール−2,4(3H,3
a H>−ジオン50.09 (0,2モル)および4
−メトキシベンジルクロリド39.1 (0,25モル
)の、乾燥したN、N−ジメチルホルムアミド(500
ml>溶液に、アルゴン雰囲気下、−10℃で9.75
g(0,22モル)の水素化ナトリウム(55%ホワイ
ト油)を10回に分けて、2時間で添加した。 反応混
合物を5°Cで2時間、次いで室温で2時間攪拌した。
 これに酢M8mlを加えた。 続いて混合物を蒸発乾
固した。 残渣を水100dおよびジクロロメタン20
0dに入れ、両相を分離し、水層を各100m1のジク
ロロメタンで2回抽出した。 有機層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濃縮した。
この濃縮物をエタノールに入れて還流、冷却および濾過
し、表題生成物が白色針状結晶として53.59 (7
2%> itられた。
融点:146.1−146.4℃ 1H−NMR: (CDC,l! 3.300 t(Z
)δ1.58.屯J =7 Hz、 31−13.37
. dd、 J=10 H2,3H2,3H3,82,
s、 3N 3.82. dd、 J=10 Hz、 5.5 Hz
、 IH3,88,d、 J = 8.5 Hz、 I
H4,25,d、  J  =14.5 tlz、  
IH4,34,ddd、  J =  8.5 Hz、
  5.5 Hz、  3H4,97,d、  J =
14.5 Hz、  IH5,34,q、  J =7
 H2,IH6゜88.  d、  J =  8.5
 Hz、  2H(3a S、6a R>−((R)−
(1−フェニルエチル)〕−〕ジヒドロー1日−フロー
3,4−d)−イミダゾール−2,4(3H,3a H
)−ジオン20.09 (97ミリモル〉およびシーt
ert、−ブチルジ力ルボネート21.3tj(97ミ
リモル)の乾燥したN、N−ジメチルホルムアミド(2
00d)の溶液に、アルゴン雰囲気下、−10℃で3.
8i (88ミリモル)の水素化ナトリウム(55%ホ
ワイト油)を10回に分けて、2時間で添加した。 反
応混合物を5°Cで2時間、次いで室温で2時間攪拌し
た。 これに酢酸1威を加えた。 続いて、混合物を蒸
発乾固した。 残渣を水50dおよびジクロロメタン1
00m1に入れ、両相を分離し、水層を各100mのジ
クロロメタンで2回抽出した。 有機層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、濃縮した。
この濃縮物をエタノールに入れて還流し、冷却および濾
過し、表題生成物が白色針状結晶として25.8g(9
2%)得られた。
融点:177.4−178.1°C ’H−NMR: (CDCρ3.300 )iH2)δ
1.59. S、 9H 1,63,d、 J = 7.5 H2,3H3,51
,d、 J =11 H2,IH3,97,dd、 J
=11 Hz、 5 Hz、 1M4.50. dd、
 J=8 Hz、 5 Hz、 1H4,90,d、 
J =8 H2,IH5,39,Q、  J =  7
.5 Hz、  IH7,3−7,4,m、  5H (α)50(c=1  CHC,I!3)+55.8゜
マグネチックスターラーとアリーンコンデンサーを備え
た25mのフラスコにジメチルアセトアミド2dを入れ
て、(3a S、6a R>−1−((R>−(1−フ
ェニルエチル)〕−〕33−ペンジル−ジヒドロ1日−
フローC34−d)−イミダゾール−2,4(3H,3
a l−1)−ジオン(6,03ミリモル)を溶解した
。 この溶液を150’Cに加熱し、チオ酢酸カリウム
0.81g(7,14モル)を加えた。 45分後に反
応混合物を冷却し、トルエン40m1および水40m!
!で処理した。 両相を分離し、トルエン層を水20威
で3回洗汗し、水層を合してトルエン各30mで3回洗
浮した。 トルエン層を合して乾燥し、蒸発濃縮した。
 得られた褐色の固体をエーテル5ばで洗浮した。 黄
灰色の生成物(3a S、 6a R>−1−((R>
−(1−フェニルエチル)〕−3−ペンぜルージヒドロ
−1日−チェノ−〔3゜4−d) −イミダ’/−/L
/−2,4(3H,3a H)−ジオンを濾別し、これ
を乾燥した。
収量:1.82y (85%) 融点:144−145℃ ’HNMR: (CDCf13 、300 Mtlz)
  δ1.67、 d、 J =7 Hz、 3N2.
71. dd、 J=12.5 H2,2,5Hz、 
1H3,03,dd、 J=12゜5 H7,5H2,
11−13,81,d、 J =8 Hz、 1N4.
34. d、 J =15 Hz、 IH4,40,d
dd、 J =8 Hz、 5 Hz、 2.5 Hz
、 IH5,04,d、 J =15 Hz、 IH5
,41,q、 J =7 Hz、 IH7,30−7,
50,m、 IOH MS (E、1.70ev)m/e 352 (1%)M  、324(30%)。
278 (35%)、174(80%)。
146(30%>、105 (70%)。
91  (100%) 元素分析 C2oH2oN202 S (352,46
>理論値068.2%H5,7% N  7.9%   $ 9.1% 実験値C67,9%H5,9% ン酸の製造 25dの丸底フラスコに、水素化ナトリウム159、E
31gとジメチルスルホキシド1.7戒を入れた。 こ
の懸濁液を、アルゴン雰囲気中で、攪拌しながら70’
Cに加熱した。 ざらに40分間、水素が発生しなくな
るまで攪拌した。 この溶液を室温に冷却し、(4−カ
ルボキシブチル)−トリフェニルホスホニウムプロミド
801.5my(1,8ミリモル)/ジメチルスルホキ
シド1dの溶液を加えた。 暗赤色の反応混合液を15
分間攪拌し、これに(3a S、6a R)−1−((
R)−(1−フェニルエチル)〕−〕33−ペンジル−
ジヒドロ1日−チエノー3.4−d)−イミダ’f−/
L/−2,4(3H,3a H)−ジオン271mff
(0,77ミリモル)をジメチルスルホキシド2dとト
ルエン0.2mlに溶かした溶液を滴下した。 反応混
合液を2時間、室温で攪拌した。 これに氷1g、濃H
C,I!17!を加え、ざらに氷9Jを加えた。
5分間、水5m!、ベンゼン10dと酢酸エチルエステ
ル5mlを加えた。 それから混合物を1時間、60’
Cで攪拌した。 両相を分離し、褐色の有機層を硫酸マ
グネシウム5gで乾燥し、4枚のシリカゲル薄層板(1
履)で酢酸エチルエステルを展開溶液として分離した。
その結果、<3a S、6a R)−ヘキサヒドロ−1
−((R)−(1−フェニルエチル)〕−〕2−オキソ
ー3−ベンジルチェノ(3,4−d)−イミダゾール−
4−イリデンペンタン酸が、無色の油状生成物として3
8.2mg(12%)得られた。
’H−NMR: (CDC,G  、 300 HI3
)  δ1.58. d、 J =7 H2,3H1,
59,Q、 J =7 Hz、 2H1,98,m、 
2H 2,22,t、 J = 7.5 H2,2N2.29
. dd、 J=11.5 Hz、 4 Hz、 IH
2,41,dd、 J=11.5 H2,5H2,IH
3,97,d、 J =15 Hz、 1H4,18,
m、 2H 4,84,d、 J =15 Hz、 IH5,30,
q、 J =7 Hz、 IH5,31,t、 J =
7 H2,1H7,10−7,40,m、 IOH MS (E、1.70ev)m/e 436 (55%)M 、331 (55%)。
252 (32%>、237 (60%)。
120 (40%)、106 (100%)d2>(3
a S、6a R> −へキサl:l:’0−1−テト
ラヒドロフラン5mlにマグネシウム片0゜802g(
33ミリモル)を投入した。 これにジブロムブタン2
.37g(11ミリモル)/テトラヒドロフラン30d
の溶液を、1時間かけて添加した。 この反応混合物を
2時間還流し、次いでテトラメチルエチレンジアミン2
.55g(22ミリモル)を加え、ざらに1時間還流し
た。
0℃に冷却した懸濁液に、(3a S、6a R) −
1−((Rh (1−フェニルエチル))−3−ベンジ
ル−ジヒドロ−1日−チェノ−(3,4−d)イミダゾ
ール−2,4(3H,3a H)−オンをテトラヒドロ
フラン50dに溶かした溶液を加えた。 次いで、反応
混合物を2時間室温で攪拌した後、0℃に冷却した。 
これに0℃で1時間、ざらに室温で1時間、二酸化炭素
ガスを通した。
反応混合物を氷853と濃塩酸11.5mf!の混合物
に注ぎ、酢酸エチルエステルで抽出した・。
有機層を一つに合して水と飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥し、濃縮した。
残渣をトルエン170dに注ぎ、これにp−トルエンス
ルホン酸50In’!Jを加えた。 加熱還流し、反応
水を水分離器により留去した。 残ったトルエン溶液を
濃縮し、得られた油状生成物をシリカゲル−酢酸エチル
エステル/トルエンでクロマトグラフィーを行なった。
その結果、表題生成物が淡黄色の油状で1.229 (
28%)が得られた。
製盗 テトラヒドロフラン7.5−にマグネシウム片8゜6g
を投入した。 これに1,2−ジブロモエタン3.2g
と1,4−ジクロロブタン2.5gとの混合物を15分
間以内で加え、温度を30〜35℃の間に保てるように
した。 さらに、1.4−ジクロロブタン20.5g/
テトラヒドロフラン75m1を加えた。 反応混合物を
この温度で3時間攪拌し、テトラメチルエチレンジアミ
ン9gとテトラヒドロフラン180dを加えた。 反応
液を−40〜−45°Cに冷却し、これに、(3aS、
6a R)−1−((R)−(1−)エニルエチル)〕
−〕3−ベンジルージヒドロー1H−チェノ3,4−d
)−イミダゾール−2,4(3H。
3a l−1>−オン30gをテトラヒドロフラン18
0mに溶かした溶液を、20分間で加えた。 この温度
で1時間攪拌し、続いて30分間CO2ガスを通した。
反応混合物を400mの10%硫酸に注ぎ、トルエンで
数回抽出した。 トルエン層に0.8gの濃硫酸を加え
、水で洗浄し、ロータリー蒸発器で濃縮した。 残渣に
400mの10%炭酸カリウム水溶液を加え、酢酸エチ
ルエステルで抽出した。 有機層を新たに10%炭酸カ
リウム水溶液で洗浄した。 水層を一つに合し、硫酸を
加えてpH7,3に調整し、酢酸エチルエステルで数回
抽出した。 続いて有IN層を硫酸マグネシウムで乾燥
し、蒸発濃縮した。 ヘキサンを加えて生成物を沈でん
させ、濾過、乾燥した。
その結果、亜鉛華状の表題生成物32.5g(89,3
%)が得られた。 純度(HPLC)99%以上。
融点:101.0−102.0℃ 〔α〕6°(C= 1.0.メタノール) + 253
.8゜100mRのオートクレーブに、(3a S、6
8R)−へキサヒドロ−1−((R)−(1−)工二ル
エチル)〕−〕2−オキソー3−ベンジルチェノ(3,
4−d)−イミダゾール−4−イリデンペンタン酸をイ
ソプロパツール5威に溶かした溶液を入れ、これに39
mgのPd −C(5%)を加えた。 オートクレーブ
を水素で2回パージし、混合物を水素圧50バール、5
0℃で24時間攪拌した。 次いで触媒を濾別し、溶媒
を留去した。
その結果、生成物である(3a 3.6a Riへキサ
ヒドロ−1−((R)−(1−フェニルエチル))゛−
2−オキソー3−ベンジルチェノ−(3,4−d)−イ
ミダゾール−4−イル−ペンタン酸が、無色油状で56
.1mff(72%)得られた。
1H−NMR: (CDCρ3.300 )IH2) 
 δ1.57. m、 6H 1,61,d、 J =7 H2,3H2,13,m、
 IH 2,33,m、 2H 3,03,m、 IH 3,90,dd、 J=10 H2,5H2,IH3,
94,d、 J =15 H2,184,22,m、 
IH 5,06,d、 J =15 Hz、 IH5,28,
a、  J =7 Hz、  1t(7,20−7,4
0,m、  10H MS (E、1.70ev)  m/e438(13%
>、423(6%)。
333(16%)、187 (30%)。
174(15%)、105 (63%)。
91  (100%)。
f)d−ビオチンの製造 25m1丸底フラスコ中で、(3a S、6a R>−
へキサヒドロ−1−((R)−(l−フェニルエチル)
〕−〕2−オキソー3−ベンジルチェノ(3,4−d)
−イミダゾール−4−イル−ベンタン酸100my/臭
化水素14r111(48%)の溶液を3時間、400
ミリバールの真空下、120℃に加熱した。 反応混合
物を冷却後、トルエン5dで抽出した。 そののち水層
を蒸発させた。
残渣を水10dに溶解し、60’Cのクロロホルム10
rdlで抽出した。 水層を1威まで濃縮し、冷却した
その結果、d−(+)−ビオチン4077g(72%)
が得られた。
融点:227−229°C

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1は(R)−もしくは(S)−1−フェニ
    ルアルキル基、(R)−もしくは(S)−1−アルコキ
    シカルボニル−1−フェニルメチル基、または(R)−
    もしくは(S)−1−アリールオキシカルボニル−1−
    フェニルメチル基を、R_2は水素、置換もしくは未置
    換のアルカノイル基、置換もしくは未置換のベンゾイル
    基、置換もしくは未置換のベンジル基、アルコキシカル
    ボニル基、アリールオキシカルボニル基、アリールオキ
    シアルキル基、アルコキシアルキル基、ピラニル基、置
    換もしくは未置換のベンゾスルホニル基、アルキルスル
    ホニル基、ジアリールホスフィニル基、ジアルコキシホ
    スフィニル基、またはトリアルキルシリル基を、それぞ
    れあらわす。〕 の化合物を、水素で接触還元し、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の目的とするジアステレオマーを分離し、R_2がHで
    ある場合には、これを脂肪族もしくは芳香族の酸クロリ
    ド、脂肪族もしくは芳香族のカルボン酸無水物、ハロゲ
    ン化ギ酸アルキルエステル、ベンジルハロゲン化物、1
    −アルコキシハロゲン化物、エノールエーテル、芳香族
    もしくは脂肪族のスルホン酸ハロゲン化物、ジアリール
    ホスフィン酸ハロゲン化物、リン酸ジアルキルエステル
    ハロゲン化物、ジアルキルシリルハロゲン化物、または
    トリアルキルシリルアセトアミドと反応させることによ
    り保護基を導入し、さらに既知の方法でチオカルボン酸
    塩誘導体と反応させて対応するチオラクトンに転化し、
    これにさらにグリニャール反応を行なわせて生成水を除
    去するか、または塩基の存在下で、式▲数式、化学式、
    表等があります▼III (式中、R_3はHまたはC原子数1〜4のアルキル基
    を、Xはハロゲン原子を、それぞれあらわす。〕 の化合物と反応させて、式 ▲数式、化学式、表等があります▼IV 〔式中、R_3は前記と同意儀である。〕 の化合物に転化し、この化合物を直ちに水素で接触還元
    し、最後に保護基を脱離させて目的生成物とすることを
    特徴とする(+)−ビオチンの製造方法。
  2. (2) I からIIへの水素化触媒として、炭素、酸化ア
    ルミニウム、ケイ酸アルミニウム、酸化ケイ素、炭酸カ
    ルシウムなどの担体に担持された、白金、パラジウムま
    たはルテニウムの触媒、またはロジウムもしくはイリジ
    ウムと配位子としてのトリフェニルホスフィンもしくは
    シクロオクタジエンとからなる均一系触媒を用いること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項の製造方法。
  3. (3) I からIIへの水素化触媒として、酸化アルミニ
    ウムに担持させたロジウムを用いて実施する特許請求の
    範囲第1項または第2項の製造方法。
  4. (4)化合物IIが3aS−および6aR−立体配座をも
    つものを用いて実施することを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項ないし第3項のいずれかの製造方法。
  5. (5)チオカルボン酸塩誘導体として脂肪族または芳香
    族カルボン酸のアルカリ土類金属またはアルカリ金属の
    チオカルボン酸塩を用いて実施することを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかの製造方
    法。
  6. (6)チオカルボン酸塩誘導体としてチオ酢酸アルカリ
    塩を用いて実施することを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項ないし第5項のいずれかの製造方法。
  7. (7)グリニャール反応を、式 XMg−(CH_2)_4−MgX 〔式中、Xは塩素または臭素をあらわす。〕のグリニャ
    ール試薬を用いて行ない、続いてCO_2で処理し、こ
    れによって生じる水を酸の存在下に除去することを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれか
    の製造方法。
  8. (8)化合物IIIを、アルカリ金属アルキル、アルカリ
    金属ハロゲン化物、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Yはアルカリ金属をあらわす。〕 の化合物、アルカリ金属アルコキシド、アルカリ金属ア
    ルキルアミド、アルカリ金属アミド、水酸化アルカリま
    たはその炭酸塩の存在下で化合物IVに転化することを特
    徴とする、特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれ
    かの製造方法。
  9. (9)化合物IVの水素化を、パラジウム、白金、ロジウ
    ム、ルテニウムまたはニッケル触媒、必要に応じてこれ
    らの触媒を炭素、酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウ
    ム、酸化ケイ素、炭酸カルシウムなどの担体に担持させ
    たものの存在下で行なうことを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項ないし第8項のいずれかの製造方法。
  10. (10)保護基の脱離を酸と処理することによって行な
    うことを特徴とする、特許請求の範囲第1項ないし第9
    項のいずれかの製造方法。
  11. (11)式 ▲数式、化学式、表等があります▼II 〔式中、R_1およびR_2は前記と同意義である。〕 で示される1H−フロ−〔3,4−d〕−イミダゾール
    −2,4(3H,3aH)−ジオン。
  12. (12)式 ▲数式、化学式、表等があります▼VII で示される(3aR,6aR)−〔(R)−(1−フェ
    ニルエチル)〕−3−ベンジル−ジヒドロ−1H−フロ
    −〔3,4d〕−イミダゾール−2,4(3H,3aH
    )−ジオン。
JP62317297A 1986-12-18 1987-12-15 (+)−ビオチンの製造方法 Expired - Lifetime JP2560360B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH5051/86A CH670644A5 (ja) 1986-12-18 1986-12-18
CH5051/86-1 1986-12-18

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8105162A Division JPH08319290A (ja) 1986-12-18 1996-04-25 イミダゾール誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63165387A true JPS63165387A (ja) 1988-07-08
JP2560360B2 JP2560360B2 (ja) 1996-12-04

Family

ID=4287129

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62317297A Expired - Lifetime JP2560360B2 (ja) 1986-12-18 1987-12-15 (+)−ビオチンの製造方法
JP8105162A Pending JPH08319290A (ja) 1986-12-18 1996-04-25 イミダゾール誘導体

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8105162A Pending JPH08319290A (ja) 1986-12-18 1996-04-25 イミダゾール誘導体

Country Status (19)

Country Link
US (2) US4876350A (ja)
EP (1) EP0273270B1 (ja)
JP (2) JP2560360B2 (ja)
AT (1) ATE74606T1 (ja)
CA (1) CA1322757C (ja)
CH (1) CH670644A5 (ja)
DD (1) DD264920A5 (ja)
DE (1) DE3778135D1 (ja)
DK (1) DK638287A (ja)
ES (1) ES2032428T3 (ja)
FI (1) FI90423C (ja)
GE (1) GEP19960473B (ja)
HU (1) HU199475B (ja)
IE (1) IE60518B1 (ja)
IL (1) IL84770A (ja)
NO (1) NO166941C (ja)
PT (1) PT86401B (ja)
SU (1) SU1600631A3 (ja)
YU (1) YU46432B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8720394D0 (en) * 1987-08-28 1987-10-07 Ici Plc Nucleotide probes
FI95034C (fi) * 1989-03-15 1995-12-11 Lonza Ag Menetelmä 1,3-substituoidun tetrahydro-1H-tieno/3,4-d/-imidatsol-2(3H)-on-4-ylideenipentaanihappoesterin valmistamiseksi
DE4107121C1 (ja) * 1991-03-06 1992-06-11 Merck Patent Gmbh, 6100 Darmstadt, De
FI935609A (fi) * 1992-12-18 1994-06-19 Lonza Ag Dihydrofuroimidatsolijohdannaisten asymmetrinen hydraus
DE69400267T2 (de) * 1993-04-20 1996-10-31 Lonza Ag Asymmetrische hydrierung von furoimidazol-derivate
CA2122511A1 (en) * 1993-05-14 1994-11-15 John Mcgarrity Asymmetric hydrogenation of furoimidazole derivatives
DE4411101C2 (de) * 1994-03-30 1996-02-01 Merck Patent Gmbh Verfahren zur Herstellung eines D-(+)-Biotin-Zwischenproduktes
AU4944397A (en) * 1996-10-09 1998-05-05 Lonza A.G. Method for the manufacture of biotine (+)
PT1436321E (pt) * 2001-10-19 2006-10-31 Isotechnika Inc Sintese de analogos de ciclosporina
MXPA04003624A (es) * 2001-10-19 2004-12-06 Isotechnika Inc Mezclas analogas de ciclosporina y su uso como agentes inmunolomoduladores.
CN103936759B (zh) * 2014-03-11 2016-01-13 新发药业有限公司 (3aS,6aR)-1,3-二苄基-四氢-4H-噻吩并[3,4-d]咪唑-2,4-(1H)-二酮的简便制备方法
CN104530076B (zh) * 2014-12-17 2016-08-17 新发药业有限公司 (3aS,6aR)-1,3-二苄基四氢-4H-噻吩并[3,4-d]咪唑-2,4-(1H)-二酮的合成方法
CN107686488B (zh) * 2016-08-05 2020-04-28 浙江医药股份有限公司新昌制药厂 一种生物素中间体的合成方法

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2784191A (en) * 1957-03-05 Process for the production of lactams
DE154225C (ja) *
US2489235A (en) * 1947-07-24 1949-11-22 Hoffmann La Roche Synthesis of biotin
US2535010A (en) * 1948-10-02 1950-12-19 Rohm & Haas Transetherification of beta-ethersubstituted esters
DE850007C (de) * 1950-12-22 1952-09-22 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von N-Aryl-ª‡-pyrrolidonen
JPS463580Y1 (ja) * 1967-06-13 1971-02-06
BE759512A (fr) * 1969-11-29 1971-05-27 Hoffmann La Roche Lactone
DD111577A5 (ja) * 1972-06-22 1975-02-20
JPS5315074B2 (ja) * 1973-06-14 1978-05-22
JPS5067627A (ja) * 1973-10-17 1975-06-06
IT1045043B (it) * 1975-08-13 1980-04-21 Isf Spa Derivati pirrolidinici
IT1075564B (it) * 1977-02-11 1985-04-22 Isf Spa Procedimento per la preparazione di derivati pirrolidinici
IT1075280B (it) * 1977-02-11 1985-04-22 Isf Spa Procedimento per la preparazione di derivati pirrolidinici
JPS603387B2 (ja) * 1980-07-10 1985-01-28 住友化学工業株式会社 新規光学活性イミダゾリジン−2−オン誘導体およびその製法
DD154225A1 (de) * 1980-11-10 1982-03-03 Horst Seiferth Verfahren zur herstellung beschichteter textiler flaechengebilde
JPS5812272B2 (ja) * 1981-04-28 1983-03-07 電気化学工業株式会社 4−ヒドロキシ−2−ピロリドンの製造法
EP0081047B1 (de) * 1981-12-07 1985-12-18 F. HOFFMANN-LA ROCHE & CO. Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung eines optisch aktiven Lactons und neue Ausgangsprodukte in diesem Verfahren
JPS58124791A (ja) * 1982-01-19 1983-07-25 Sumitomo Chem Co Ltd ビオチンの製造法
DK43985A (da) * 1984-03-09 1985-09-10 Hoffmann La Roche Fremgangsmaade til fremstilling af heterocycliske forbindelser
DE3580390D1 (de) * 1984-05-18 1990-12-13 Hoffmann La Roche Verfahren zur herstellung eines lactons.
DE3575717D1 (de) * 1984-08-25 1990-03-08 Merck Patent Gmbh Verfahren zur herstellung von (3a5,6ar)-und/oder(3ar,6a5)-1,3-dibenzyl-hexahydro-1h-furo(3,4-d)imidazol-2,4-dion.
FI83510C (fi) * 1985-02-22 1991-07-25 Ciba Geigy Ag Foerfarande foer framstaellning av nya, terapeutiskt anvaendbara bi-2h- pyrroli(di)ndioner.
CH671227A5 (ja) * 1986-12-02 1989-08-15 Lonza Ag

Also Published As

Publication number Publication date
EP0273270A1 (de) 1988-07-06
NO875279D0 (no) 1987-12-17
DK638287D0 (da) 1987-12-04
PT86401A (de) 1988-01-01
JPH08319290A (ja) 1996-12-03
FI875371A0 (fi) 1987-12-07
EP0273270B1 (de) 1992-04-08
NO875279L (no) 1988-06-20
HU199475B (en) 1990-02-28
ES2032428T3 (es) 1993-02-16
IE873307L (en) 1988-06-18
YU46432B (sh) 1993-10-20
NO166941C (no) 1991-09-18
IL84770A0 (en) 1988-05-31
DK638287A (da) 1988-06-19
CA1322757C (en) 1993-10-05
PT86401B (pt) 1990-11-20
CH670644A5 (ja) 1989-06-30
FI90423C (fi) 1994-02-10
NO166941B (no) 1991-06-10
FI90423B (fi) 1993-10-29
US4876350A (en) 1989-10-24
YU229487A (en) 1988-10-31
SU1600631A3 (ru) 1990-10-15
HUT47290A (en) 1989-02-28
ATE74606T1 (de) 1992-04-15
IE60518B1 (en) 1994-07-27
DE3778135D1 (de) 1992-05-14
US5117003A (en) 1992-05-26
IL84770A (en) 1993-05-13
FI875371A (fi) 1988-06-19
DD264920A5 (de) 1989-02-15
JP2560360B2 (ja) 1996-12-04
GEP19960473B (en) 1996-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4778891A (en) Certain pyrano (3,4-f)-indolizine derivatives
US4154943A (en) Preparation of vincadifformine
JPS63165387A (ja) (+)−ビオチンの製造方法
ES2875551T3 (es) Método para preparar (R)-4-n-propil-dihidrofuran-2(3H)-ona ópticamente pura
US4851540A (en) Process for the production of biotin precursors
US5162540A (en) Process for the production of (+) biotin
JP5099830B2 (ja) ジベンズオキセピン誘導体の製造方法
Ma et al. Synthesis of (2S, 1′ R, 2′ R, 3′ R)-2-(2′, 3′-Dicarboxycyclopropyl)-glycine via the Stereochemically Controlled Cyclopropanation of (S)-Glyceraldehyde Acetonide-Derived Enones
US4283536A (en) Preparation of vincadifformine and related derivatives
CN115677691B (zh) 一种苯并萘啶酰胺抗癌药sn28049及其类似物的制备方法
JP3017338B2 (ja) インドールアルカロイド誘導体製造用の新規中間体化合物
CA1319698C (en) 3-alkoxy-4-thioacetoxy-2e-butenoic acid alkyl esters
Schweizer et al. Reactions of azines. 14. Preparation of 5H, 7H-pyrazolo [1, 5-d][2, 4] benzoxazepin-7-ones
JP2002193971A (ja) カラノリドaおよびその中間体の製造方法
JPH0269469A (ja) ジヒドロフラン誘導体及びその製法
JP2005145833A (ja) Syn−1,3−ジオール化合物の製造方法
AU2004303777B2 (en) Process for making camptothecin derivatives
JP2641879B2 (ja) 光学活性を有するヒダントイン誘導体の製法
KR100645373B1 (ko) 세 고리형 테트라하이드로퓨란 락톤 화합물과 이의 제조방법
Tomimatsu et al. CHEMISTRY OF CIS-AND TRANS-9-PHENYLSELENOXANTHENE-N-ARYLSULFONYLSELENILIMINES1
JPS61204189A (ja) 新規なペナム環を有する化合物の製造法
KR0131993B1 (ko) 4-에톡시카르보닐-6, 7-디히드로-5h-1-피린딘의 제조방법
JPS62153271A (ja) インド−ル類の製造方法
JPH024598B2 (ja)
JPH05247056A (ja) インドロカルバゾール誘導体