JPS63141543A - 甘酢生姜の製造方法 - Google Patents

甘酢生姜の製造方法

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Publication number
JPS63141543A
JPS63141543A JP61287709A JP28770986A JPS63141543A JP S63141543 A JPS63141543 A JP S63141543A JP 61287709 A JP61287709 A JP 61287709A JP 28770986 A JP28770986 A JP 28770986A JP S63141543 A JPS63141543 A JP S63141543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ginger
flavor
sweet
aroma
sour
Prior art date
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Pending
Application number
JP61287709A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadaichiro Kamimura
神村 忠一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAMIMURAKATSUJIROU SHOTEN KK
Original Assignee
KAMIMURAKATSUJIROU SHOTEN KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は甘酢生姜の製造方法に関する。更に詳細には、
果実の芳香及び/又は風味を有する甘酢生姜の製造方法
に関する。
〈従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〉従来
より甘酢生姜の製造方法は公知である。しかしながら、
生姜自体が香辛料としての香味を有し、かつ調味にあた
って酢等を含有する調味液を使用するため、生姜の香り
以外の芳香や風味を添加することは不可能であった。こ
れは−夜漬等の浅漬と比較して特に長期間保存する甘酢
生姜の場合には、単に果実の芳香及び/又は風味を添加
しても、生姜及び酢の香りや味があり、また発酵臭も出
るので添加した芳香及び/又は風味が消されてしまうた
めである。生姜の辛味及び香味を消しつる食品添加物は
現在まで開発されていない。
〈発明の目的〉 従って、本発明の目的は果実の芳香を半永久的に有する
新規な甘酢生姜の製造方法を提供することである。
本発明の別の目的は、果実の風味を半永久的に有する新
規な甘酢生姜の製造方法を提供することである。
本発明の更に別の目的は、果実の芳香及び風味を半永久
的に有する新規な甘酢生姜の製造方法を提供することで
ある。
〈発明の構成〉 本発明によれば、予め塩漬けした生姜の香味及び辛味を
除去した後に、果実の芳香及び/又は風味を付与すると
共に、甘酢調味液により調味することを特徴とする半永
久的に果実の芳香及び/又は風味を有する甘酢生姜を製
造する方法が提供される。
〈発明の詳細な 説明による甘酢生姜の製造にあたっては、原料として、
食塩を用いて下漬けした生姜を使用する。このような下
漬生姜は1通常漬は上がりのボーメ度が20度程度が好
ましく1次いで梅酢、酢酸及び/又はクエン酸を用いて
pHを調整する。
別法としては食塩量を減らし、pHを調整して0℃以下
に冷却して保在してもよい。
本発明においては、次いで以下の(A)及び/又は(B
)及び/又は(C)の方法を単独で又は任意に組合わせ
ることにより、生姜の香味及び辛味を除去することがで
きる。
(A)下漬生姜(例えばスライスした塩漬生姜)を熱湯
又は水蒸気により処理することにより、生姜の香味及び
辛みを除去する。処理時間は熱水又は水蒸気の温度や生
姜の品質により相違するが、30秒〜12分が好ましく
、更に好ましくは1分〜2分である。この処理により熱
水中に生姜の香味及び辛味成分が溶出する。加熱時間が
長ずざると、生姜が苦くなり、また歯ざわりが失われる
ので好ましくない、味噌漬生姜と異なり、淡泊に味付け
することが重要な甘酢生姜においては、製品の味、香り
、風味を均一にするためには、特に熱水等の処理時間は
重要である。熱水又は水蒸気処理を行なった後には。
直ちに生姜の温度を降下させる。生姜の歯ざわりを維持
するためである。
(B)下漬は生姜を水洗等により充分に塩抜きした後に
、圧搾機により圧搾又は遠心分離機1例えば脱水機によ
り脱水して生姜の香味及び辛味成分を溶出させる0次い
で、味、香り及び風味を均一にするため水にアラニン0
.01〜1重量%。
グリシン0.01〜1重量%、グルタミン酸ソーダ0.
01〜0.3重量%及びL−アスコルビン酸0.01〜
0.05重重量等を添加した水溶液(水の重量を基準と
する)に漬は込んで、充分に含ませ1次いでスライスし
てから甘酢生姜の調味液に漬は込むのが好ましい。
アラニン及びグリシンは呈味力を示すので生姜の味及び
こくの改善に有用である。グルタミン酸ソーダは昆布の
うま味を示す成分であって、アラニン、グリシンと併用
すると特に有効である。L−7スコルビン酸は味及び香
気の保持に有効である。なお、圧搾のみで生姜の辛味や
臭いが充分に抜けた場合には、水又は塩水を充分に含ま
せて、スライスしたのみでもよい。
(C)下漬は生姜を水洗等により塩抜きしたものをスラ
イスし、更に洗浄してから圧搾し、(B)と同等の溶液
に漬は込んでもよいし、そのまま甘酢生姜の調味液に漬
は込んでもよい。
生姜の香り及び辛みの除去にあたっては、生姜の種類、
品質並びに生姜を収穫した場所の気温。
湿度等の気候、土壌特性及び収穫の時期等により、上記
(A)〜(C)工程を任意に組合わせて使用することが
でき、一定の品質の生姜ができる。上記因子により、生
姜の香り、辛味に強弱があり、またスライス後の切り口
の繊維質の多少も相違するためである0例えば、余り香
りや辛味の強くない下漬生姜を原料として使用する場合
には、まず原料である下漬生姜を洗浄し、機械にてスラ
イスし1次いで圧搾することによって、生姜の香り及び
辛味を除去する方法が好ましい。
本発明においては、上記の如くして香り辛味を除去した
生姜に、次に果実や植物等の芳香及び風味等を添加する
が、単に芳香付与のための香料製剤や風味付与のための
果汁及び味付与のための調味液を添加しても原料生姜の
成分と混合して醸造熟成工程で分解及び風化して発酵臭
を呈して、果実や植物等の芳香及び風味がマスキングさ
れたり、風化されてしまうためである。
本発明による甘酢生姜の製造方法においては、芳香及び
味等を長期間封鎖するためのサイクロデキストリンに芳
香を持つ香料製剤、例えばアップルエツセンス、ウメエ
ツセンス等を甘酢液重量の0.1〜0.3%及びリンゴ
、梅、ユズ、オレンジ、プラム等の果汁を添加し、充分
に混合攪拌して溶解する。このようにして製造した添加
物混合溶液を生姜に添加する。予めサイクロデキストリ
ン等を充分に攪拌することが好ましい、添加方法として
は生姜を漬ける甘酢調味液に上記添加物混合溶液を添加
してから生姜を漬ける方法が好ましい、この場合、調味
液を密閉容器中に保管し、1日以内に使用して、甘酢生
姜製品を製造するとよい、サイクロデキストリンは各種
分子を包み込む特性(包装機能)を有するが、開放時に
は徐々に風化してしまい、更に香料製剤は揮発性であり
、また果汁の風味が風化するためである。別法として、
製品の包装用袋に生姜、添加物混合溶液及び甘酢調味液
の各々を別々に封入してもよい、いずれにしても漬上が
った生姜のpHは3.0以上が好ましい。
本発明においては更に色素や調味料を添加してもよい。
〈実施例〉 以下に本発明を実施例を用いて更に詳細に説明する。
尖鳳■上 まず、比較的匂いや辛味の少なく、軟らかい原料生J1
500gに対し漬けあがりがボーメ度20度になる量の
食塩を使用し9次いで梅酢、酢酸及びクエン酸を用いて
pHを調節し、下漬生姜を製造した。下漬生姜500 
gを洗浄し、塩抜き及びスライスした後温度90℃の熱
湯で30秒間処理し、直ちに冷風で冷却した。冷却後の
生姜を、漬は上った生姜が出来上がりで食酢1重量%、
食塩2重量%、糖類12重量%及びソルビン酸0.02
5重量%になるように調味した調味液370ccに対し
、サイクロデキストリン粉末6g、リンゴの芳香を有す
る香料製剤としてアップルエツセンス0.1重量%及び
リンゴ果汁30ccの混合液を添加した調味液に漬は込
んで、リンゴの芳香及び風味を有する甘酢生姜を製造し
た。包装した後、冷暗所で保管し、1ケ月及び3ケ月経
過後でもリンゴの芳香及び風味は維持されていた。
笑嵐■又 実施例1と同様の方法で下漬けした生姜を水洗して充分
塩分調整し、次いで圧搾機を用いて圧搾率12.5〜2
5%圧搾した。圧搾後、生姜重量を基準としてアラニン
0.05重量%、グリシン0.1重量%、グルタミン酸
ソーダ0.05重量%及びL−アスコルビン酸0.03
重量%を含有する水112からなる添加物水溶液に漬け
て充分に吸収させた。
実施例1と同様の甘酢を製造し、別にサイクロデキスト
リン粉末6gに梅の果汁30cc及び梅の芳香を有する
香料製剤としてウメエツセンス0.1重量%を添加した
溶液を製造した。
上記の生姜をスライスして包装用袋に詰め、甘酢液にサ
イクロデキストリン、ウメエツセンス及び梅果汁含有香
料溶液を充分に攪拌した混合液を入れて密封した。冷暗
所にて1ケ月後及び3ケ月保管した後にも梅の芳香及び
風味は充分に維持されていた。
ス」011 実施例1と同様の方法で下漬けした生姜500gを水洗
いし塩分調整しその下漬生姜をスライスして圧搾機を用
いて圧搾した(圧搾率12.5%〜25%)。
実施例1と同様の甘酢液370ccを製造し、別にサイ
クロデキストリン粉末6g、リンゴの香料を甘酢液に対
して0.2重量%及びリンゴ果汁30ccを良く攪拌し
て甘酢液と混ぜ合わせた。下漬生姜をスライスし圧搾し
たものを甘酢調味液と混ぜ合わせ、包装用袋に入れ密閉
した。冷暗所にて1力月及び3力月保管した後にもリン
ゴの香りゃ風味は充分に維持された。
失施盤± 実施例1と同様の方法で下漬けした生1500gを水洗
いし塩分調整しその下漬生姜をスライスして圧搾機を用
いて圧搾した(圧搾率12.5%〜25%)。
実施例1と同様の甘酢液370ccti−製造し、別に
サイクロデキストリン粉末3g及びリンゴの香料を甘酢
液に対して0.2重量%を良く攪拌して甘酢液と混ぜ合
わせた。下漬生姜をスライスし圧搾したものを甘酢調味
液と混ぜ合わせ、包装用袋に入れ密閉した。1力月及び
3力月後にリンゴの香りは充分に維持された。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明による甘酢生姜の製法によれば、
甘酢生姜に果実の匂いだけを添加できるし、風味だけ添
加も出来るし匂い及び風味を合わせて添加でき、リンゴ
、梅、ユズ等の任意の芳香及び風味を長期開存する甘酢
生姜を製造できる。
このような甘酢生姜は生姜の香り及び風味と共に果実の
芳香及び風味をも併有する新規な甘酢生姜であって、漬
物の臭気を好まない人にも美味しく食することができる

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)予め塩漬けした生姜の香味及び辛味を除去した後に
    、果実の芳香及び/又は風味を付与すると共に、甘酢調
    味液により調味することを特徴とする半永久的に果実の
    芳香及び/又は風味を有する甘酢生姜を製造する方法。 2)塩漬生姜を熱湯又は水蒸気処理することにより生姜
    の香味及び辛味を除去することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。 3)塩漬生姜を塩分調整後に圧搾して生姜の香味及び辛
    味を除去することを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。
JP61287709A 1986-12-04 1986-12-04 甘酢生姜の製造方法 Pending JPS63141543A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002523475A (ja) * 1998-09-02 2002-07-30 アラーガン・セイルズ・インコーポレイテッド 防腐したシクロデキストリン含有組成物
CN102885134A (zh) * 2012-10-25 2013-01-23 衢州市煜鑫农产品加工技术开发有限公司 一种糖醋生姜的保鲜方法
CN105077124A (zh) * 2015-09-11 2015-11-25 铜陵南门姜业专业合作社 一种袋装酸甜姜及其制备方法

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