JPS60176560A - 香味料・香辛料を含有する可食性フイルム - Google Patents
香味料・香辛料を含有する可食性フイルムInfo
- Publication number
- JPS60176560A JPS60176560A JP59033057A JP3305784A JPS60176560A JP S60176560 A JPS60176560 A JP S60176560A JP 59033057 A JP59033057 A JP 59033057A JP 3305784 A JP3305784 A JP 3305784A JP S60176560 A JPS60176560 A JP S60176560A
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- JP
- Japan
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- spices
- aqueous solution
- polysaccharide
- film containing
- film
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、香味料・香辛料を含有する水に可溶な新規な
可食性フィルムに関するものである。
可食性フィルムに関するものである。
従来、調味料、香辛料を澱粉、カゼイン等に混入し、こ
れらをフィルム状又はシート状に成形したフィルム、シ
ート状の調味、香辛料が知られている(特開昭52−1
08058 )。
れらをフィルム状又はシート状に成形したフィルム、シ
ート状の調味、香辛料が知られている(特開昭52−1
08058 )。
しかしながら、これらは、いずれも成形にあたって、乾
燥して水分を除いたり、油でいためたりする等加熱する
ことが必要なものである。
燥して水分を除いたり、油でいためたりする等加熱する
ことが必要なものである。
澱粉、カゼイン等の混練物を加熱する際には、一般に、
加熱プレート、加熱ローラ等にこれらの混練物が付着し
、作業上トラブルが発生し易い。
加熱プレート、加熱ローラ等にこれらの混練物が付着し
、作業上トラブルが発生し易い。
そのため、加熱ローラ等に食用油を塗る等の対策も必要
になる。
になる。
一方、調味料、香辛料には、加熱したり、油でいためた
りすると、その特有の香味を損なうものも多い。
りすると、その特有の香味を損なうものも多い。
従って、調味料、香辛料等を含有する可食性フィルムの
材料として、加熱しなくてもゲル化し、かつ、プレート
やローラ等から容易に剥離できる可食性フィルムの出現
が望まれていた。
材料として、加熱しなくてもゲル化し、かつ、プレート
やローラ等から容易に剥離できる可食性フィルムの出現
が望まれていた。
本発明の目的は、加熱しなくてもゲル化し、かつ、プレ
ートやローラ等から容易に剥離できる調味料、香辛料等
を含有する可食性フィルムを提供することにある。
ートやローラ等から容易に剥離できる調味料、香辛料等
を含有する可食性フィルムを提供することにある。
本発明者は、鋭意研究の結果、タマリンド種子多糖類溶
液が、加熱しなくても、アルコールでゲル化し、そのゲ
ルがプレートやローラ等から容易に剥離できることを見
いだし、本発明を完成するに至った。
液が、加熱しなくても、アルコールでゲル化し、そのゲ
ルがプレートやローラ等から容易に剥離できることを見
いだし、本発明を完成するに至った。
本発明は、香味料又は/及び香辛料を含有する水に可溶
な可食性タマリンド種子多糖類フィルムである。
な可食性タマリンド種子多糖類フィルムである。
タマリンドは、インド、バングラブシュ、セイロン、ビ
ルマ、エジプト等の熱帯地方に生育するマメ科の常緑樹
であり、タマリンドノ々ルプの副産物である種子から多
糖類かえられる。
ルマ、エジプト等の熱帯地方に生育するマメ科の常緑樹
であり、タマリンドノ々ルプの副産物である種子から多
糖類かえられる。
この多糖類の組成は、D−ガラクトース(1部)、D−
キシロース(2部)、D−グルコース(3部)よりなり
、3個のβ−1,4結合のβ−D−グルコビラノースが
主鎖の構成単位となり、2番目のC−6に分枝があり、
3個のD−キシロース、O−2’−D−ガラクトースが
結合しているとされており、食品、特に菓子等にゼリー
として使用されている。
キシロース(2部)、D−グルコース(3部)よりなり
、3個のβ−1,4結合のβ−D−グルコビラノースが
主鎖の構成単位となり、2番目のC−6に分枝があり、
3個のD−キシロース、O−2’−D−ガラクトースが
結合しているとされており、食品、特に菓子等にゼリー
として使用されている。
このタマリンド種子多糖類の0.5〜5%、好ましくは
1〜3%の水溶液を、プレート、金型等に塗布し、ある
いは、ゼラチン膜等に積層し、10〜100%、好まし
くは30〜99.5%のアルコール水溶液を噴霧又は接
触させてゲル化すると、剥離しやすいゲル状の耐アルコ
ール性のフィルムが得られる。更に、必要に応じて、こ
のゲJし状フィルレムをプレートや金型等から分離し、
乾燥することにより、十分に機械的強度を有する耐アル
コール可食性フィルムを得ることができる。
1〜3%の水溶液を、プレート、金型等に塗布し、ある
いは、ゼラチン膜等に積層し、10〜100%、好まし
くは30〜99.5%のアルコール水溶液を噴霧又は接
触させてゲル化すると、剥離しやすいゲル状の耐アルコ
ール性のフィルムが得られる。更に、必要に応じて、こ
のゲJし状フィルレムをプレートや金型等から分離し、
乾燥することにより、十分に機械的強度を有する耐アル
コール可食性フィルムを得ることができる。
このタマリンド種子多糖類フィルムに混合含有すること
ができる香味料には、胡撒、七味唐がらし、ガーリック
、カレー粉等の粉末香味料、グルタミン酸ソーダ、イノ
シン酸等の可溶性粉末香味料、だし汁、コーヒーエキス
、紅茶エキス等のエキス類、オレンジエツセンス、レモ
ンエ・ノセンス等のフレーバ類等の液体香味料だけでな
く、おろししょうが、おろしわさび、山檄、たで酢、き
ざみねぎ、きざみみようが、しその葉、レモンのしぼり
汁等の生鮮香味料も含まれる。
ができる香味料には、胡撒、七味唐がらし、ガーリック
、カレー粉等の粉末香味料、グルタミン酸ソーダ、イノ
シン酸等の可溶性粉末香味料、だし汁、コーヒーエキス
、紅茶エキス等のエキス類、オレンジエツセンス、レモ
ンエ・ノセンス等のフレーバ類等の液体香味料だけでな
く、おろししょうが、おろしわさび、山檄、たで酢、き
ざみねぎ、きざみみようが、しその葉、レモンのしぼり
汁等の生鮮香味料も含まれる。
本発明に係わる香味料を含有する水に可溶な可食性タマ
リンド種子多糖類フィルムを製造するには、上述のタマ
リンド種子多糖類の水溶液に、上述の香味料を混合して
、プレート上に塗布し、アルコール水溶液を噴霧してゲ
ル化し、ゲル化が完了すれば、プレートから剥離すれば
よい。
リンド種子多糖類フィルムを製造するには、上述のタマ
リンド種子多糖類の水溶液に、上述の香味料を混合して
、プレート上に塗布し、アルコール水溶液を噴霧してゲ
ル化し、ゲル化が完了すれば、プレートから剥離すれば
よい。
タマリンド種子多糖類水溶液を、99.5%エタノール
でゲル化しフィルムを形成させた後、30〜60%のエ
タノール水溶液中で保存することにより、ゲルの食感が
微妙に変化する。30%では、わかめ等の海藻様のテク
スチャを有するが、60%では、コリコリしたくらげ様
のテクスチャを有するようになる。
でゲル化しフィルムを形成させた後、30〜60%のエ
タノール水溶液中で保存することにより、ゲルの食感が
微妙に変化する。30%では、わかめ等の海藻様のテク
スチャを有するが、60%では、コリコリしたくらげ様
のテクスチャを有するようになる。
また、一旦、形成したゲルは、30%以上のエタノール
水溶液で保存すれば、半永久的に形状も損なわずに保存
することができる。
水溶液で保存すれば、半永久的に形状も損なわずに保存
することができる。
また、必要に応じて、ゲル状フィルムを常温で乾燥して
、乾燥フィルムとして保存することもできる。
、乾燥フィルムとして保存することもできる。
〔実施例〕 ■
タマリンド種子多糖類2重量部を、室温で、蒸溜水98
重量部に混合分散させる。この時、分散液のpnは約5
.7を示すが、必要に応じて、クエン酸等の有機酸でp
nを酸性側に調整する。この分散液を75℃で10分間
加熱し、タマリンド種子多糖類を熔解する。この溶液を
室温(25℃)に冷却した後、10分間、10000r
pmの遠心分離処理を行って、不溶性固型分を除去し、
清澄なタマリンド種子多糖類の水溶液を得た。
重量部に混合分散させる。この時、分散液のpnは約5
.7を示すが、必要に応じて、クエン酸等の有機酸でp
nを酸性側に調整する。この分散液を75℃で10分間
加熱し、タマリンド種子多糖類を熔解する。この溶液を
室温(25℃)に冷却した後、10分間、10000r
pmの遠心分離処理を行って、不溶性固型分を除去し、
清澄なタマリンド種子多糖類の水溶液を得た。
このタマリンド種子多糖類の水溶液95重量部に対して
、粉末白胡檄5重量部を混合攪拌し、気泡を除去した後
、プレートに塗布し、99.5%エタノールを噴霧して
ゲル化し、ゲル化完了後、プレートから剥がし、常温で
乾燥した。
、粉末白胡檄5重量部を混合攪拌し、気泡を除去した後
、プレートに塗布し、99.5%エタノールを噴霧して
ゲル化し、ゲル化完了後、プレートから剥がし、常温で
乾燥した。
スライスした肉の間にこのフィルムをはさみ、しばら(
静置した後、調理したが、白胡楊の風味が均一について
いるのが認められた。
静置した後、調理したが、白胡楊の風味が均一について
いるのが認められた。
〔実施例〕2
おろしたばかりのわさび10重量部を、実施例1のタマ
リンド種子多糖類の水溶液90重量部に混合攪拌し、気
泡を除去した後、プレートに塗布し、99、5%エタノ
ールを噴霧してケル化した。ゲル化完了後プレートから
剥がして、40%エタノール水溶液に浸漬した後、使用
に供した。
リンド種子多糖類の水溶液90重量部に混合攪拌し、気
泡を除去した後、プレートに塗布し、99、5%エタノ
ールを噴霧してケル化した。ゲル化完了後プレートから
剥がして、40%エタノール水溶液に浸漬した後、使用
に供した。
1週間冷蔵庫に保管後、この生フィルムを小片に切り、
さしみにそえて食したが、その風味は失われていなかっ
たし、また、なまぐささの強い魚に対しては、この生フ
ィルムをはさんで食すると、わさびの風味と適度なアル
コール分が効果的であった。
さしみにそえて食したが、その風味は失われていなかっ
たし、また、なまぐささの強い魚に対しては、この生フ
ィルムをはさんで食すると、わさびの風味と適度なアル
コール分が効果的であった。
本発明に係わる香味料・香辛料を含有する水に可溶な可
食性タマリンド種子多糖類フィルムは、上述のような特
性を有するので、調理上また喫食上、優れた効果を有す
る。
食性タマリンド種子多糖類フィルムは、上述のような特
性を有するので、調理上また喫食上、優れた効果を有す
る。
Claims (1)
- 香味料又は/及び香辛料を含有する水に可溶な可食性タ
マリンド種子多tS類フィルム
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59033057A JPS60176560A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | 香味料・香辛料を含有する可食性フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59033057A JPS60176560A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | 香味料・香辛料を含有する可食性フイルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60176560A true JPS60176560A (ja) | 1985-09-10 |
Family
ID=12376122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59033057A Pending JPS60176560A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | 香味料・香辛料を含有する可食性フイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60176560A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1522225A1 (en) * | 2003-10-10 | 2005-04-13 | ORB Co., Ltd. | Bilayer edible sheet |
EP1748703A2 (en) * | 2004-02-06 | 2007-02-07 | McCORMICK & COMPANY, INCORPORATED | Flavoring matrix compositions, methods for preparing the same, methods for using the same, and food prepared from the same |
DE102006053238A1 (de) * | 2006-11-11 | 2008-05-15 | Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag | Verzehrbare gewürzhaltige Folie sowie Verfahren zu ihrer Herstellung |
US20120216706A1 (en) * | 2009-09-29 | 2012-08-30 | Kth Holding Ab | Xyloglucan films |
US10829621B2 (en) | 2013-01-11 | 2020-11-10 | Monosol, Llc | Edible water-soluble film |
-
1984
- 1984-02-23 JP JP59033057A patent/JPS60176560A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1522225A1 (en) * | 2003-10-10 | 2005-04-13 | ORB Co., Ltd. | Bilayer edible sheet |
EP1748703A2 (en) * | 2004-02-06 | 2007-02-07 | McCORMICK & COMPANY, INCORPORATED | Flavoring matrix compositions, methods for preparing the same, methods for using the same, and food prepared from the same |
EP1748703A4 (en) * | 2004-02-06 | 2008-06-11 | Mccormick & Co Inc | TASTE MATRIX COMPOSITIONS, METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF, METHOD FOR THE APPLICATION THEREOF, AND FOODS MANUFACTURED THEREFROM |
DE102006053238A1 (de) * | 2006-11-11 | 2008-05-15 | Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag | Verzehrbare gewürzhaltige Folie sowie Verfahren zu ihrer Herstellung |
US20120216706A1 (en) * | 2009-09-29 | 2012-08-30 | Kth Holding Ab | Xyloglucan films |
US9534096B2 (en) * | 2009-09-29 | 2017-01-03 | Stora Easo OYJ | Xyloglucan films |
US10829621B2 (en) | 2013-01-11 | 2020-11-10 | Monosol, Llc | Edible water-soluble film |
US11945936B2 (en) | 2013-01-11 | 2024-04-02 | Monosol, Llc | Edible water-soluble film |
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