JPH08140597A - インスタントコンニャクの製造方法 - Google Patents

インスタントコンニャクの製造方法

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JPH08140597A
JPH08140597A JP6292978A JP29297894A JPH08140597A JP H08140597 A JPH08140597 A JP H08140597A JP 6292978 A JP6292978 A JP 6292978A JP 29297894 A JP29297894 A JP 29297894A JP H08140597 A JPH08140597 A JP H08140597A
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JP
Japan
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water
konjak
devil
tongue
added
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Pending
Application number
JP6292978A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Matsuno
松野康弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GUNMA DENTOU SHOKUHIN KK
Original Assignee
GUNMA DENTOU SHOKUHIN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンニャクをより美味しく、より手軽に食す
ることができるようにする。 【構成】 先ず、コンニャク精粉に適量の水または湯を
加えて撹拌するとともに、これを一定時間加熱し、次い
でそれを凍結した後減圧下で乾燥させる。水または湯は
コンニャク精粉1グラムに対して80〜120ミリリッ
トル、好ましくは100ミリリットル加える。また、加
熱処理は80〜90℃で15〜25分間行い、凍結、乾
燥処理は真空乾燥装置を用いて減圧下で以て行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱湯を注ぐだけで食す
ることができるインスタントコンニャクの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】食物繊維の一種であるグルコマンナンを
主成分とするコンニャクは、便秘を予防し、食物中ある
いは腸内に産生した体に有害に物質を吸着して排泄する
作用があり、糖尿病や大腸癌あるいは動脈硬化など成人
病の予防効果が認められ、近年にあって健康食品として
注目されるようになった。
【0003】このコンニャクは、コンニャク精粉2.5
グラムに対し、水または40〜50℃の湯を1リットル
程度加えて15〜30分撹拌し、1〜2時間程度放置し
た後これに石灰乳(石灰0.25グラムに水5ミリリッ
トル程度を加える)を加えて撹拌し、更にこれを型枠に
入れて40〜50分放置した後、熱湯にて加熱処理を施
して凝固させ、最後に冷水中に漬けて過剰のアルカリを
溶出させ灰汁(あく)味を除去することにより製造され
ている。斯くして、半透明であって弾力のあるゲル状の
固形物であるコンニャクが得られるのである。
【0004】なお、コンニャク精粉は、コンニャク芋を
短冊状に切って乾燥させた荒粉を精製することにより得
られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにして製造されるコンニャクは、加熱処理が施され
ることにより精粉中に存在する生菌を死滅させることが
できるものの、凝固剤などを含むため味覚に劣るとう欠
点がある。
【0006】また、水を含んで膨潤しているため、腐敗
しやすく且つ手軽に食することができないという欠点が
ある。
【0007】本発明は上記事情に鑑み、手軽に食するこ
とができ、且つ長期保存が効く美味しいコンニャクを提
供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、コンニャク精粉に適量の水または湯を加えて
撹拌するとともに、これを一定時間加熱し、次いでそれ
を凍結した後減圧下で乾燥させることを特徴とするイン
スタントコンニャクの製造方法を提供するものである。
【0009】好ましくは、コンニャク精粉1グラムに対
して80〜120ミリリットルの水または湯を加えて撹
拌するとともに、これを品温80〜90℃の下で15〜
25分加熱し、次いでそれを凍結した後減圧下で乾燥さ
せるようにし、特にコンニャク精粉に水または湯を加え
て撹拌するとき、鶏卵を主とする食品と調味料を添加す
ることを特徴とするインスタントコンニャクの製造方法
である。
【0010】
【作用】本発明によれば、コンニャク精粉に適量の水ま
たは湯を加えて撹拌すると、グルコマンナンが水を吸収
して膨潤する。そして、これを一定時間加熱することに
より精粉中に存在する生菌が死滅するようになる。ま
た、それを凍結した後減圧下で乾燥させる手段として、
これを真空乾燥装置などに入れると、凍結した水分が昇
華してコンニャクの粒子のみが分離されるようになる。
【0011】これがインスタントコンニャクであり、こ
の粉末あるいは固形物に熱湯を注ぐことにより食するこ
とができる。特に、製造過程にあって鶏卵を主とする食
品や糖類などの調味料を添加することで、味覚を格段と
向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明すれば、先ず所
定量のコンニャク精粉を撹拌機に投入し、これに適量の
水を加えて撹拌するのであり、これによりコンニャク精
粉と水が混ざり合って糊状化するようになる。このと
き、水はコンニャク精粉1グラムに対して80〜120
ミリリットル、好ましくは100ミリリットル加えるよ
うにする。
【0013】なお、水の分量をこれ以上多くすると後述
する凍結処理および乾燥処理に時間がかかり非効率とな
り、逆に少ないとコンニャク精粉が充分に糊状化せず一
部粉末のままになってしまう。また、加える水の温度に
は特に制限はなく、30〜60℃の湯でも構わない。
【0014】ところで、コンニャク精粉は公知の如くコ
ンニャク芋の乾燥荒粉を所定の精製機で精製するか、あ
るいは乾燥荒粉をメタノール、エタノール、プロパノー
ル、アセトンなど親水性溶剤と接触させながら粉砕して
マンナン質を分離することにより得られるのであるが、
本願におけるインスタントコンニャクの製造に用いるコ
ンニャク精粉は精製処理に従来の3倍以上の時間をか
け、より純度の高いマンナン質を形成するようにしてい
る。
【0015】従って、一度に多量のグルコマンナンを摂
取することができ、体質改善や健康促進に極めて有効で
ある。
【0016】一方、次の手順として、撹拌中に糊状化し
たコンニャクを加熱し品温を80〜90℃、好ましくは
85℃に保ちながら15〜25分間、好ましくは20分
間加熱処理を継続するのであり、これによりコンニャク
精粉中に存在している生菌が死滅するようになる。ま
た、このとき鶏卵などの食品や糖類などの調味料を添加
して風味と栄養価を付与するのである。
【0017】加熱処理法としては、撹拌用の釜の罐壁を
電気などを熱源として加熱すればよいが、加熱温度また
は加熱時間が上述の範囲以下であると精粉中の生菌を死
滅させるに至らず、それ以上では処理過剰となり風味を
損なったりエネルギー消費のロスになる。
【0018】また、添加する食品としては鶏卵の他に肉
類や野菜類があるが、これらは事前に熱処理したもので
あることが好ましい。また、調味料にあっては、砂糖、
食塩、アミノ酸、梅肉エキス、昆布エキス、椎茸エキス
などが特に有用であろう。なお、それ以外にも酸化防止
剤たるビタミンEなどのビタミン類、また各種ミネラル
を添加すればより効果的である。
【0019】然るに、これら食品や調味料は必ずしも添
加する必要はなく、これらが添加されないものはダイエ
ット効果を格段に高めることができる。
【0020】次に、加熱処理が終了した時点で、糊状の
コンニャクを所定の型枠に流し込み、それを真空装置の
真空容器中において真空凍結させ、その後その減圧下に
おいて凍結した水分を昇華させて乾燥するのであり、こ
れによりコンニャクの粒子のみが分離され固形状(5〜
10グラム程度)のインスタントコンニャクが生成され
るのである。
【0021】なお、凍結処理は真空装置に限らず冷凍装
置を用いることもでき、凍結後にあって、それを真空乾
燥装置に移して真空乾燥させるようにしてもよい。
【0022】また、凍結処理後に凍結物を粉砕機などを
用いて小さな粒子に粉砕し、しかる後それを真空乾燥装
置で以て乾燥させるようにしてもよく、この場合には粉
末状のインスタントコンニャクが得られる。
【0023】ところで、上述のようにして得られたイン
スタントコンニャクは、樹脂やアルミの容器または袋に
入れ、好ましくは真空パックして市販されるのであり、
食する場合はこれをカップなどに入れて熱湯を注ぐよう
にすればよい。勿論、これに熱湯などを注がず、その状
態のまま食することもできる。
【0024】なお、このインスタントコンニャクの微生
物試験を公的機関にて行ったところ、通常のコンニャク
精粉中にあって1グラム当たり550個の生菌が確認さ
れている中で、生菌数が1グラム当たり300個以下で
あることが立証された。従って、これを体内に直接取り
込んでも健康上何等問題はない。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、コンニャク精粉に水を
加えて熱処理を施しているので、精粉中の生菌を死滅さ
せることができる。このため、これを乾燥させて得られ
るインスタントコンニャクは、熱湯などを注ぐだけで手
軽に食することができ、特にグルコマンナンの働きで便
秘は勿論、糖尿病や大腸癌あるいは動脈硬化などの成人
病を予防することができる。
【0026】また、凍結、乾燥処理により水分を取り除
いているから、生菌が死滅されていることも相まって、
腐敗の危険性が減り長期保存が効くようになるという効
果を得る。更に、凍結、乾燥処理により減容されるから
運搬や保管性に優れるという効果がある。
【0027】一方、従来のコンニャクのように、石灰な
どの凝固剤を添加してゲル状に凝固させたものでないか
ら、一風変わったコンニャクを味わうことができ、特
に、鶏卵などの食品や調味料を添加することにより、味
覚を格段と向上させることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンニャク精粉に適量の水または湯を加
    えて撹拌するとともに、これを一定時間加熱し、次いで
    それを凍結した後減圧下で乾燥させることを特徴とする
    インスタントコンニャクの製造方法。
  2. 【請求項2】 コンニャク精粉1グラムに対して80〜
    120ミリリットルの水または湯を加えて撹拌するとと
    もに、これを品温80〜90℃の下で15〜25分加熱
    し、次いでそれを凍結した後減圧下で乾燥させることを
    特徴とするインスタントコンニャクの製造方法。
  3. 【請求項3】 コンニャク精粉に水または湯を加えて撹
    拌するとき、鶏卵を主とする食品と調味料を添加するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のインスタ
    ントコンニャクの製造方法。
JP6292978A 1994-11-28 1994-11-28 インスタントコンニャクの製造方法 Pending JPH08140597A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100892691B1 (ko) * 2007-12-18 2009-04-15 주식회사농심 건조 곤약의 제조방법
CN102077956A (zh) * 2010-12-17 2011-06-01 西南大学 一种压缩式雪魔芋的生产方法
JP2017184735A (ja) * 2016-03-31 2017-10-12 錦町農産加工株式会社 炊飯用米粒状こんにゃくの製造方法
CN114209009A (zh) * 2021-12-02 2022-03-22 湖北省农业科学院农产品加工与核农技术研究所 一种养心菜加工功能性速食面的方法

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CN114209009A (zh) * 2021-12-02 2022-03-22 湖北省农业科学院农产品加工与核农技术研究所 一种养心菜加工功能性速食面的方法
CN114209009B (zh) * 2021-12-02 2023-07-11 湖北省农业科学院农产品加工与核农技术研究所 一种养心菜加工功能性速食面的方法

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