JPH01291772A

JPH01291772A - ドクダミ飲料

Info

Publication number: JPH01291772A
Application number: JP63121236A
Authority: JP
Inventors: Mitsuo Suzuki; 鈴木　三雄
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-05-18
Filing date: 1988-05-18
Publication date: 1989-11-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はドクダミ飲料、特に薬効性の優れたドクダミの
独特の臭気を除去して飲み易くするとともに、工業的生
産に適し、均質なもの、あるいは濃度等を任意に設定す
ることができるドクダミ飲料に関する。

〔発明の背景〕

一般的に、ドクダミは良好な薬効を有する植物として知
られており、腫物に貼用したり、内服用として使用され
ている。しかし、ドクダミには独特の臭気があるため内
服用としては飲みに＜＜。

また、陰干ししたものはこの臭気はないものの長時間に
わたる無用が必要となり、簡便な服用はできなかった。

〔発明の目的〕

そこで、本発明は上記した実情に着目してなされたもの
で、場所や時間を問わず簡便に服用することができ、ま
た、工業的に均質なものを大峻生産することができるド
クダミ飲料を提供することを目的としている。

〔発明の概要〕

この目的を達成するために、本発明に係るドクダミ飲料
は、洗浄して整理した生ドクダミを瀑気して酵母菌を接
種したり、有機溶剤、酸液、アルカリ溶剤、アルコール
溶剤、あるいは加圧、遠心分離、潰し、加温によるガス
化等でドクダミ成分を得たことを特徴としている。

〔作用〕

上記したように１本発明に係るドクダミ飲料によると、
洗浄して整理した生ドクダミを水素ガス等を通すことで
臭気の除去が図られ、それを培地として酵母菌を接種す
ることで、純然たる発酵に比べ、はるかに工業的生産性
に優れ、均質のドクダミ飲料を大量に得ることができ、
場所や時間を問わずに薬効性の優れたドクダミ成分を服
用することができる。

〔実施例〕

次に、本発明の詳細な説明する。

Ａ、まず、第一の実施例は採取した生ドクダミを水によ
って洗浄して汚れを落し、水切りした後に葉、茎、根と
も合わせて約５〜６ｃｍの長さに切断した。この切断の
方法は従来知られている器具や装置を用い、この切断さ
れた生ドクダミを１０ｋｇ用意した。この用意した生ド
クダミを瀑気槽に収納し、その瀑気槽内に水素ガスを通
し、ドクダミ特有の臭気を除去した。このドクダミの臭
気はラウリンアルデヒドもしくはその同列化合物に起因
しているが、この原因要素を水素と化合させることで除
去するもので、本実施例では水素ガスを使用したが、そ
の他に水バスや公知のオゾン発生装置による連続して得
られる発生器の酸素によっても同様の脱臭が可能である
。こうして脱臭が済んだ生ドクダミをガラス瓶等の容器
に入れ、砂糖を２ｋｇ加えた。この砂糖は果糖や蜂蜜で
も代替できるもので、この糖分は完成した飲料の甘味料
としては勿論、後述する酵母菌の繁殖を促すために加え
られる。この糖分を加えた生ドクダミを培地とし、酵母
菌を接種し１発酵させ、約７２時間の熟成時間を設定し
てとろみのある水溶液を得た。このドクダミの薬効成分
を損なうことなく得られた液体は何等不快な臭気を発生
していないことを確認した。また、こうして得られたド
クダミ飲料は長期にわたる保存が可能であるが、更に、
再度水素ガスで晒した。この再度の水素ガスで晒し作業
によって完全な脱臭と発酵を停止もしくは鈍化させるこ
とを得、併せて酸化防止剤を添加する場合にその量を結
果として軽減することができた。もとより、その製法と
用い方によってこの酸化防止剤を添加する必要性がない
場合もあることは勿論である。また、このドクダミ飲料
には必要と好みに応じてフレーバーを加えることもでき
る。

３８次に、第一の実施例と同様に洗浄、ＦＪＪ断、温気
した生ドクダミ１０ｋｇを有機溶剤、即ち、約１８０″
Ｃに加温した食用油中に投じ、約２時間ニーグーで連続
撹拌する。その後、ドクダミ成分を含んだ油とその残滓
（ドクダミの繊維その他水分等）から油以外のものを濾
過し、更に、比重分離法を用いて除去した。かくして得
た油はそのまま少量づつ服用することは勿論可能である
が、調理用、例えば揚物、炒め物等に利用し１食品と共
に摂取することもできる。海藻、その他野菜サラダには
、この油に酢と食墳、化学調味駿少々を加えてドレッシ
ングオイルを作り非常に美味に賞味した。

Ｃ１また、第一の実施例と同様に洗浄、切断、温気した
生ドクダミ１０ｋｆｔ−醸造酢中に漬けて封をし、酸液
の中でドクダミの薬効成分を抽出するものとし、砂糖２
ｋｇを加え、更にレモン１０個分のレモン汁を加えて風
味付けをし、６０日間暗冷所においてドクダミの薬効成
分を抽出したビネガーを得た。また、醸造酢の他、同じ
く無機系のリンゴ酸、クエン酸、あるいは有機系のコハ
ク酸等を単体で、あるいは他のものなどとブレンドし、
好みに応じたビネガーを得ることができる。

Ｄ、さらに、洗ｂ、切断、場合によってはそのまま畳み
丸め、必要に応じて温気処理した生ドクダミ１０ｋｇを
アルコール溶剤に漬は込み、ドクダミの薬効成分を抽出
したドクダミ酒を得た。このドクダミの薬効成分を抽出
したアルコール飲料は発酵酒と異なり、アルコールの度
数やドクダミ成分の濃度等を任意に採択することができ
、また水やソーダ、その他のソフトドリンクで割ること
もできる。

Ｅ、また、洗浄、切断、場合によってはそのまま畳み丸
め、必要に応じて温気処理した生ドクダミ１０ｋｇをカ
ルシウム、カリウム等が含有されたアルカリ溶剤中に入
れ、ドクダミの薬効成分を抽出したドクダミ飲料を得た
。このドクダミの薬効成分を抽出したアルカリ飲料は、
いわゆるスポーツドリンクとして多汁時の補給として使
用される。

Ｆ、さらに、洗浄して切断し、温気した生ドクダミを加
圧、即ち、絞り、あるいは押圧してドクダミの薬効成分
を含有した液汁を得、ドクダミｅ料とした。このドクダ
ミ飲料は少量づつを生のまま飲むことも、あるいは好み
に応じて砂糖等の調味易を加え、飲むことができる。

Ｇ、また、洗浄し、切断して温気した生ドクダミを遠心
分＃機に入れ、遠心力を加えることで、ドクダミの薬効
成分を含有した液汁を得た。この場合のドクダミ飲料も
前述のＦの場合と同様にして飲むことができる。

Ｈ１次いで１、洗外し、必要に応じて切断、温気した生
ドクダミを漬し、得られた液体を濾過してドクダミ飲料
を得た。この場合の濾過は直接的にフィルターを通過さ
せてもよいが、超音波を用いて撹拌し、それをフィルタ
ーで濾過したものでもよい。

■、また。洗浄し、必要に応じて切断、温気した生ドク
ダミを加温し、ドクダミの薬効成分を一担ガス化させ、
そのガスを化学的に液状に戻してドクダミ飲料を得た。

この場合のドクダミ飲料は他の実施例と比較すると純度
が高くなり、一般的な飲料もさることながら、ドリンク
剤として医学的にも好適なものとなっている。

Ｊ、さらに、洗浄し、必要に応じて切断し、曝気処理を
した生ドクダミを１０ｋｇ沸騰する湯中で煮つめ、非常
に濃度の大きい液を得、その液中に保存性を兼ねて４ｋ
ｇの砂糖を投入して混合し、１０個分のレモン果汁を加
えてドクダミ糖液を得た。このドクダミ糖液は氷水や白
湯で割って飲むと非常に美味なものであった。また、こ
のドクダミ飲料は煮沸のほかに、高圧水蒸気を生ドクダ
ミ材料に吹き付けることで同行のものを得ることができ
る。

上記したように各実施例に係るドクダミ飲料は、いずれ
も嗜好性が大きく、場所や時間を間ゎずに飲むことがで
きるものであり、薬効性の高いドクダミ成分、例えばフ
ェルシリトン、ミルセンを溶液として摂取することがで
きる。また、いずれも工業的な大量生産を可使と１−３
均質なものとすることができる。

〔発明の効果〕

上述したように本発明に係るドクダミ飲料によると、一
般的に臭気が強く飲みにくいとされたドクダミの薬効成
分を容易に、かつ、おいしく摂取することができ、工業
的に大量の均一な製品を生産することができ１価格的に
も低廉なものとして需要者に供給することができる。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）生ドクダミを洗浄して適宜のサイズに切断した材
料を瀑気槽に入れ、主として水素ガス、水蒸気、酸素ガ
ス等を用いて脱臭せしめて培地とし、その培地に酵母菌
を接種して発酵させたことを特徴とするドクダミ飲料。
（２）主として水素ガス、水蒸気、酸素ガス等を用いて
瀑気槽内で脱臭した後、一定時間経過後に砂糖、果糖、
蜂蜜等の糖分を添加してあることを特徴とする特許請求
の範囲第１項に記載のドクダミ飲料。
（３）有機溶剤にドクダミ材料を加え、ドクダミ成分を
抽出したことを特徴とするドクダミ飲料。
（４）酸液中にドクダミ材料を加えてドクダミ成分を抽
出し、前記ドクダミは酸液中に入れる前後のいずれかで
、主として、水素、水蒸気、酸素ガス等を用いて瀑気し
てあることを特徴とするドクダミ飲料。
（５）アルカリ溶剤中にドクダミ材料を加えてドクダミ
成分を抽出し、前記ドクダミはアルカリ溶剤中に入れる
前後のいずれかで主として水素、水蒸気、酸素ガス等を
用いて瀑気してあることを特徴とするドクダミ飲料。
（６）アルコール溶剤中にドクダミ材料を加え、ドクダ
ミ成分を抽出してあることを特徴とするドクダミ飲料。
（７）ドクダミ材料を加圧し、ドクダミ成分を絞り出し
、前記ドクダミはアルカリ溶剤中に入れる前後のいずれ
かで主として水素、水蒸気、酸素ガス等を用いて瀑気し
てあることを特徴とするドクダミ飲料。
（８）ドクダミ材料を遠心分離機にかけ、ドクダミ成分
を取り出し、前記ドクダミはアルカリ溶剤中に入れる前
後のいずれかで主として水素、水蒸気、酸素ガス等を用
いて瀑気してあることを特徴とするドクダミ飲料。
（９）ドクダミ材料を潰して直接的にドクダミ成分を濾
過、または超音波を用いて撹拌を行ない、それを濾過さ
せたことを特徴とするドクダミ飲料。
（１０）ドクダミ材料に加温してドクダミ成分をガス化
させ、そのガスを液化したことを特徴とするドクダミ飲
料。
（１１）洗浄し、必要に応じて切断、瀑気した生ドクダ
ミを煮沸してドクダミ成分を煮だし、または高圧蒸気を
吹き付けて得たことを特徴とするドクダミ飲料。