JPS6289641A - 6,6′−(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸の製造法 - Google Patents
6,6′−(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸の製造法Info
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- JPS6289641A JPS6289641A JP29300285A JP29300285A JPS6289641A JP S6289641 A JPS6289641 A JP S6289641A JP 29300285 A JP29300285 A JP 29300285A JP 29300285 A JP29300285 A JP 29300285A JP S6289641 A JPS6289641 A JP S6289641A
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- naphthoic acid
- ethylenedioxy
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(J 産業上の利用分野
本発明は6.6’ =(エチレンジオキシ)−ジ−2−
ナフトエ酸の製造法に関するものである。
ナフトエ酸の製造法に関するものである。
ζb)従来技術
従来から種々の芳香族ジカルボン酸が知られており、ポ
リエステル、ポリアミド等の如き縮合重合体の原料とし
て広く利用されている。例えば、テレフタル酸はポリエ
チレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレ
ート、ポリバラフェニレンテレフタルアミド等の原料と
して工業的に使用され、またその他イソフタル酸もポリ
マー用原料として使用されている。
リエステル、ポリアミド等の如き縮合重合体の原料とし
て広く利用されている。例えば、テレフタル酸はポリエ
チレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレ
ート、ポリバラフェニレンテレフタルアミド等の原料と
して工業的に使用され、またその他イソフタル酸もポリ
マー用原料として使用されている。
また、ナフタレンジカルボン酸を原料としたポリエステ
ルである′ポリエチレンナフタレートは、ポリエチレン
テレフタレート応に比べ機械的、熱的に更に高性能であ
ることも知られている。 ゛(e) 発明の目的 本発明者らは、これらポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレート等より更に高性能のポリエステ
ルの原料となり得る新規なジカルボン酸について鋭意研
究した結果、6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−
2−ナフトエ酸を原料とする綜合重合体がよりすぐれた
物性、例えば機械的、熱的物性等を有することを見出し
先に提案した。そこで本発明者らは、更にこの6.6′
−(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸を効率良
く製造する方法について研究した結果、本発明に到達し
た。
ルである′ポリエチレンナフタレートは、ポリエチレン
テレフタレート応に比べ機械的、熱的に更に高性能であ
ることも知られている。 ゛(e) 発明の目的 本発明者らは、これらポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレート等より更に高性能のポリエステ
ルの原料となり得る新規なジカルボン酸について鋭意研
究した結果、6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−
2−ナフトエ酸を原料とする綜合重合体がよりすぐれた
物性、例えば機械的、熱的物性等を有することを見出し
先に提案した。そこで本発明者らは、更にこの6.6′
−(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸を効率良
く製造する方法について研究した結果、本発明に到達し
た。
すなわち本発明の目的は、6.6’ −(エチレンジオ
キシ)−ジ−2−ナフトエ酸を工業的に有利に製造する
方法を提供することにある。
キシ)−ジ−2−ナフトエ酸を工業的に有利に製造する
方法を提供することにある。
(d+ 発明の構成
本発明の基本的な特徴は、下記式(I)[式中、Mはア
ルカリ金属である。] で示される2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸のアルカリ
金属塩と1.2−ジハロゲン化エタンとを反応させ、下
記式(I) [式中、Mはアルカリ金fl、 Rはアルカリ金属また
は水素原子7ある。コ で示される6、6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2
−ナフトエ酸モノアルカリ金属塩および/′または6.
6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸の
ジアリカリ金属塩を製造し、次いで該金属塩を酸と反応
させることにより、6.6′−(エチレンジオキシ)−
ジ−2−ナフトエ酸を製造することにある。
ルカリ金属である。] で示される2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸のアルカリ
金属塩と1.2−ジハロゲン化エタンとを反応させ、下
記式(I) [式中、Mはアルカリ金fl、 Rはアルカリ金属また
は水素原子7ある。コ で示される6、6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2
−ナフトエ酸モノアルカリ金属塩および/′または6.
6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸の
ジアリカリ金属塩を製造し、次いで該金属塩を酸と反応
させることにより、6.6′−(エチレンジオキシ)−
ジ−2−ナフトエ酸を製造することにある。
本発明に於いてアルカリ金属とはナトリウム。
カリウムが好ましく、特にカリウムが生成物の溶媒に対
する溶解度が高くなるので好ましい。また、1.2−ジ
ハロゲン化エタンとしては1,2−ジクロロエタン、
1,2−ジブロモエタンが好ましく、該1.2−ジハ
ロゲン化エタンの使用割合は前記2−ヒドロキシ−6−
ナフトエ酸のアルカリ金属塩1モルに対し0.4乃至1
.5モル程である。
する溶解度が高くなるので好ましい。また、1.2−ジ
ハロゲン化エタンとしては1,2−ジクロロエタン、
1,2−ジブロモエタンが好ましく、該1.2−ジハ
ロゲン化エタンの使用割合は前記2−ヒドロキシ−6−
ナフトエ酸のアルカリ金属塩1モルに対し0.4乃至1
.5モル程である。
理論量はO:5モルであるが副反応によって消費される
ので理論量より多くしてもよい。2−ヒドロキシ−6−
ナフトエ酸のアリカリ金属塩と1.2−ジハロゲン化エ
タンとの反応は溶媒中で行うのが好ましく、かかる溶媒
としては水が時に好ましいが、その他N、N−ジメチル
ホルムアミド。
ので理論量より多くしてもよい。2−ヒドロキシ−6−
ナフトエ酸のアリカリ金属塩と1.2−ジハロゲン化エ
タンとの反応は溶媒中で行うのが好ましく、かかる溶媒
としては水が時に好ましいが、その他N、N−ジメチル
ホルムアミド。
N、N−ジメチルアセトアミド等の如きアミド類:テト
ラヒド口フラン、ジオキサン等の如きエーテル類;メタ
ノール、エタノール、プロパツール等の如きアルコール
類;アセトン、メチルイソブチルケトン等の如きケトン
類;エチレングリコール。
ラヒド口フラン、ジオキサン等の如きエーテル類;メタ
ノール、エタノール、プロパツール等の如きアルコール
類;アセトン、メチルイソブチルケトン等の如きケトン
類;エチレングリコール。
プロピレングリコール等の如きグリコール類;アセトニ
トリルの如きニトリル類が使用できる。
トリルの如きニトリル類が使用できる。
尚、前記2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸のアルカリ金
属塩はあらかじめ2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸とア
ルカリ金属および/またはその誘導体、例えば好ましく
は水酸化物、アルコキシド等と反応させることによって
合成できるが、1゜2−ジハロゲン化エタンの存在する
反応系内で生成させる方法がより好ましい。即ち、2−
ヒドロキシ−6−ナフトエ酸アルカリ金属および/また
はその誘導体および1.2−ジハロゲン化エタンを溶媒
中で反応させる方法である。
属塩はあらかじめ2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸とア
ルカリ金属および/またはその誘導体、例えば好ましく
は水酸化物、アルコキシド等と反応させることによって
合成できるが、1゜2−ジハロゲン化エタンの存在する
反応系内で生成させる方法がより好ましい。即ち、2−
ヒドロキシ−6−ナフトエ酸アルカリ金属および/また
はその誘導体および1.2−ジハロゲン化エタンを溶媒
中で反応させる方法である。
反応温度は、好ましくは50〜250℃、特に好ましく
は60〜200℃であり、反応は常圧〜加圧下で実施で
きる。本発明では、ヨウ化カリウム等の触媒、銅等の安
定剤を添加剤として用いてもよく、また2−ヒドロキシ
−6−ナフトエ酸またはそのモノアルカリ金属塩を反応
系に存在させてもよい。
は60〜200℃であり、反応は常圧〜加圧下で実施で
きる。本発明では、ヨウ化カリウム等の触媒、銅等の安
定剤を添加剤として用いてもよく、また2−ヒドロキシ
−6−ナフトエ酸またはそのモノアルカリ金属塩を反応
系に存在させてもよい。
また、本発明は、いわゆる相間移動反応系で行っても良
く、この場合、水−芳香族炭化水素系。
く、この場合、水−芳香族炭化水素系。
水−ハロゲン化炭化水素系等を溶媒として用い、クラウ
ンエーテル類、クリプタンド類、4級アンモニウム塩等
を相聞移動触媒として用いる方法があげられる。
ンエーテル類、クリプタンド類、4級アンモニウム塩等
を相聞移動触媒として用いる方法があげられる。
上記芳香族炭化水素としては、ベンゼン、キシレン、ト
ルエン等が例示され、ハロゲン化炭化水素としては、ジ
クロロメタン、ジクロロエタン。
ルエン等が例示され、ハロゲン化炭化水素としては、ジ
クロロメタン、ジクロロエタン。
クロロホルム等が例示される。
かかる方法により、6.6’ −(エチレンジオキシ)
−ジ−2−ナフトエ酸モノアルカリ金属塩および/また
は6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフト
エ酸ジアルカリ金症塩が生成する。反応触媒どして水を
用いた場合、該生成物が6.6’ −(エチレンジオキ
シ)−ジ−2−ナフトエ酸モノカリウム、 6.6’
−(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸モノナ
トリウムおよび6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ
−2−ナラ1〜工閣シナ1〜リウム塩の場合には溶@度
が極めて低く反応系から濾過によって単離でき、また、
6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナノ1−
工酸ジカリつム塩の場合には一時溶解するが、冷却づる
ことによって析出するので単離することができる。なお
、本発明方法によれば反応条件によって6.6’−(、
エチレンジオキシ〉−ジ−2−ナフトエ酸も一部生成し
混合物となって得られる場合もあるが次の反応に支障は
ないのでそのまま用いることかできる。本発明では次い
でこの様にしで1!1だ6.6’ −(エチレンジオキ
シ)−ジ−2−ナフトエ酸アルカリ金属塩を酸と反応せ
しめる。該反応の溶媒としては水が特に好ましいがその
曲エチレングリコール、プロピレングリコールの如きグ
リコール類なども好ましく用いられる。
−ジ−2−ナフトエ酸モノアルカリ金属塩および/また
は6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフト
エ酸ジアルカリ金症塩が生成する。反応触媒どして水を
用いた場合、該生成物が6.6’ −(エチレンジオキ
シ)−ジ−2−ナフトエ酸モノカリウム、 6.6’
−(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸モノナ
トリウムおよび6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ
−2−ナラ1〜工閣シナ1〜リウム塩の場合には溶@度
が極めて低く反応系から濾過によって単離でき、また、
6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナノ1−
工酸ジカリつム塩の場合には一時溶解するが、冷却づる
ことによって析出するので単離することができる。なお
、本発明方法によれば反応条件によって6.6’−(、
エチレンジオキシ〉−ジ−2−ナフトエ酸も一部生成し
混合物となって得られる場合もあるが次の反応に支障は
ないのでそのまま用いることかできる。本発明では次い
でこの様にしで1!1だ6.6’ −(エチレンジオキ
シ)−ジ−2−ナフトエ酸アルカリ金属塩を酸と反応せ
しめる。該反応の溶媒としては水が特に好ましいがその
曲エチレングリコール、プロピレングリコールの如きグ
リコール類なども好ましく用いられる。
駿としてはアルカリ金属と反応溶媒に可溶な塩を形成し
得る酸が使用でき、かかる酸としては、硫酸、塩閣、リ
ン酸などの無機酸の他に酢酸、蓚酸。
得る酸が使用でき、かかる酸としては、硫酸、塩閣、リ
ン酸などの無機酸の他に酢酸、蓚酸。
アジピン酸等の脂肪族カルボン酸類、安息香酸。
テレフタル酸、イソフタル酸、2−オキシ−6−ナフト
エ酸等の芳香族カルボン酸類等が使用できる。これらの
うちとくに2−オキシ−6−ナフトエ酸を用いればアル
カリ金属が本発明方法の原料である2−オキシ−6−ナ
フトエ酸のアルカリ金属塩として回収されるので特に好
ましい。酸の使用割合はアルカリ金属に対し当渠以上用
いればよい。該反応は前記モノアルカリ金属塩またはジ
アルカリ金属塩が溶媒好ましくは水に溶解した状態で行
うのが好ましく、前述した如くアルカリ金属塩の違いに
よって異るが、アルカリ金属がカリウムの場合には50
℃以上、より好ましくは80℃以上、ナトリウムの場合
には100℃以上より好ましくは120℃以上で行う。
エ酸等の芳香族カルボン酸類等が使用できる。これらの
うちとくに2−オキシ−6−ナフトエ酸を用いればアル
カリ金属が本発明方法の原料である2−オキシ−6−ナ
フトエ酸のアルカリ金属塩として回収されるので特に好
ましい。酸の使用割合はアルカリ金属に対し当渠以上用
いればよい。該反応は前記モノアルカリ金属塩またはジ
アルカリ金属塩が溶媒好ましくは水に溶解した状態で行
うのが好ましく、前述した如くアルカリ金属塩の違いに
よって異るが、アルカリ金属がカリウムの場合には50
℃以上、より好ましくは80℃以上、ナトリウムの場合
には100℃以上より好ましくは120℃以上で行う。
上限は250℃程度である。また、反応は常圧〜加圧下
で行う。尚、一般にモノアルカリ金属塩の場合水等に対
する溶解度は低く、酸との反応も遅くなるので、この場
合ジアルカリ金属塩に変え、溶解させた後、酸と反応さ
せるという方法も好ましく用いられる。
で行う。尚、一般にモノアルカリ金属塩の場合水等に対
する溶解度は低く、酸との反応も遅くなるので、この場
合ジアルカリ金属塩に変え、溶解させた後、酸と反応さ
せるという方法も好ましく用いられる。
<0) 発明の効果
本発明によって得られた6、6’ −(エチレンジオキ
シ)−ジ−2−ナフトエ酸はポリエステル。
シ)−ジ−2−ナフトエ酸はポリエステル。
ポリアミド等の製造原料として有利に使用できる。
)シ1えば、6.6’−(エチレンジオキシ)−ジ−2
−ナフトエ酸を酸成分としエチレングリコールをグリコ
ール成分とするポリエステルは295℃に近い融点を有
し、かつ高ヤング率の成形品を溶融成形によって製造す
ることができるという特徴を右づる。
−ナフトエ酸を酸成分としエチレングリコールをグリコ
ール成分とするポリエステルは295℃に近い融点を有
し、かつ高ヤング率の成形品を溶融成形によって製造す
ることができるという特徴を右づる。
j/) 実施り1
以下、実施例を掲げて本発明を詳述する。
なお、赤外吸収スペクトル(IR)はKBrを使用して
測定した。
測定した。
実施例1
1党拌機付きオートクレーブに2−ヒドロキシ−6−ナ
フトエ酸5G4g、水酸化カリウム3509゜1.2−
ジクロロエタン150gおよび水3ρを仕込み撹拌下1
20 ’Cで6時間反応せしめた。冷却後濾過すること
により、6.6’ −(エチレンジオキシ)ジー2−ナ
フトエ酸モノカリウム塩を主とする生成物2293を得
た。次いで該生成物20gを水酸化カリウム2.6g、
水300ccとともに撹拌機付きフラスコに仕込み約1
00℃に加熱した。殆どの塩が溶解したところで熱濾過
し、濾液に2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸18gを加
え約90℃に加熱しながら5分間撹拌した。析出した固
体を濾過水洗により分離した。得られた固体のIRは図
に示す通りであり、また、元素分析結果は下記の通り、
6.6’ −(エチレンジオキシ)ジー2−ナフトエ酸
に一致した。尚収量はie、agであった。
フトエ酸5G4g、水酸化カリウム3509゜1.2−
ジクロロエタン150gおよび水3ρを仕込み撹拌下1
20 ’Cで6時間反応せしめた。冷却後濾過すること
により、6.6’ −(エチレンジオキシ)ジー2−ナ
フトエ酸モノカリウム塩を主とする生成物2293を得
た。次いで該生成物20gを水酸化カリウム2.6g、
水300ccとともに撹拌機付きフラスコに仕込み約1
00℃に加熱した。殆どの塩が溶解したところで熱濾過
し、濾液に2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸18gを加
え約90℃に加熱しながら5分間撹拌した。析出した固
体を濾過水洗により分離した。得られた固体のIRは図
に示す通りであり、また、元素分析結果は下記の通り、
6.6’ −(エチレンジオキシ)ジー2−ナフトエ酸
に一致した。尚収量はie、agであった。
L11
測定(iff 計算gt1(C,−ト1+aoら)
炭素 γ1.2 71.6 水素 4,64.5 実施例2〜4 実施例1で得た6、6’ −(エチレンジオキシ)ジー
2−ナフトエ酸カリウム塩209と下表に示した酸の所
定m及び水300ccをオートクレーブに仕込み130
℃で3時間反応せしめた。生成物を冷却後濾過によって
分離した。結果を下表に示したが得られた固体はいずれ
も6.6’ −(エチレンジ実施例5 2−ヒドロキシ−6−ナフトエl 18.8g、水酸化
カリウム11.29. 1.2−ジブロモエタン9.4
3を水150ccに加え、4時間撹拌上加熱還流した。
炭素 γ1.2 71.6 水素 4,64.5 実施例2〜4 実施例1で得た6、6’ −(エチレンジオキシ)ジー
2−ナフトエ酸カリウム塩209と下表に示した酸の所
定m及び水300ccをオートクレーブに仕込み130
℃で3時間反応せしめた。生成物を冷却後濾過によって
分離した。結果を下表に示したが得られた固体はいずれ
も6.6’ −(エチレンジ実施例5 2−ヒドロキシ−6−ナフトエl 18.8g、水酸化
カリウム11.29. 1.2−ジブロモエタン9.4
3を水150ccに加え、4時間撹拌上加熱還流した。
反応終了後、析出した固体を濾過し、水洗することによ
り6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフト
エ酸モノカリウム塩を主とする生成物13.6gを得た
。このカリウム塩は300℃以下に融点をもたなかった
。次いで該生成物10gと硫酸2.2gとを水10cc
に加え、ガラス封管中で150℃で2時間反応ざUた。
り6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフト
エ酸モノカリウム塩を主とする生成物13.6gを得た
。このカリウム塩は300℃以下に融点をもたなかった
。次いで該生成物10gと硫酸2.2gとを水10cc
に加え、ガラス封管中で150℃で2時間反応ざUた。
反応混合物を濾過、水洗する事により、6.6’ −(
、エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸8.8gを
得た。得られた酸は300℃以下に融点を持たなかった
。IRは実施例1のものに一致した。更にこの酸の元素
分析結果は次の通りであった。
、エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸8.8gを
得た。得られた酸は300℃以下に融点を持たなかった
。IRは実施例1のものに一致した。更にこの酸の元素
分析結果は次の通りであった。
元素分析
炭素 71.7%
水素 4.4%
実施例6
2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸18,8rJ、水酸化
カリウム11.2SF、 1.2−ジクロロエタン4.
97及び18− (:、 rown6 1,97を水1
00cc /キシレン50ccに加え、150℃で5時
間撹拌下反応させた。
カリウム11.2SF、 1.2−ジクロロエタン4.
97及び18− (:、 rown6 1,97を水1
00cc /キシレン50ccに加え、150℃で5時
間撹拌下反応させた。
反応混合中に生じた固体を濾過、水洗することにより、
6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ
酸カリウム塩12.4gを得た。
6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ
酸カリウム塩12.4gを得た。
次いで該6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−
ナフトエ酸カリウム塩1.Ogをエチレングリコール2
00ccに加え、加熱不溶解させた後、加熱をやめ、そ
こに撹拌下10%希硫酸20ccを滴下した。 反応混
合物を濾過、水洗することにより、6.6’ −(エチ
レンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ! 8.6gを得た
。融点1元素分析、IRは実施例1と同じであった。
ナフトエ酸カリウム塩1.Ogをエチレングリコール2
00ccに加え、加熱不溶解させた後、加熱をやめ、そ
こに撹拌下10%希硫酸20ccを滴下した。 反応混
合物を濾過、水洗することにより、6.6’ −(エチ
レンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ! 8.6gを得た
。融点1元素分析、IRは実施例1と同じであった。
実施例7
2−ヒドロキシ−6−ナフトエ118.89.水酸化ナ
トリウム8.23及び1,2−ジクロロエタン4.9g
を水150ccに加え、120℃で8時間撹拌下反応さ
せた。析出した固体を濾過、水洗する事により、6.6
’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフト]二酸ナ
トリウム塩13.5gを得た。このナトリウム塩は30
0℃以下に融点を持たなかった。
トリウム8.23及び1,2−ジクロロエタン4.9g
を水150ccに加え、120℃で8時間撹拌下反応さ
せた。析出した固体を濾過、水洗する事により、6.6
’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフト]二酸ナ
トリウム塩13.5gを得た。このナトリウム塩は30
0℃以下に融点を持たなかった。
次いで該6.6’ −(エチレンジオキシ)−ジ−2−
ナフトエ酸ナトリウム塩10gとIia酸2gとを水1
0ccに加え、ガラス封管中で200℃で2時間反応さ
せた。反応混合物を濾過することにより、6.6’ −
(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸8,9gを
得た。元素分析、IRは実施例1に一致した。
ナフトエ酸ナトリウム塩10gとIia酸2gとを水1
0ccに加え、ガラス封管中で200℃で2時間反応さ
せた。反応混合物を濾過することにより、6.6’ −
(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸8,9gを
得た。元素分析、IRは実施例1に一致した。
実施例8.9
実施例7に於て得た6、6’ −(エチレンジオキシ)
−ジ−2−ナフトエ酸ナトリウム塩10gを酸と反応さ
ぼる方法に於て、実施例7の硫酸の代りに下表に示す酸
を用い、他は同様に反応処理した。その結果を下表に示
す。得られた固体はいずれも6.6’ −(エチレンジ
オキシ)−ジ−2−ナフトエ酸であることを確認した。
−ジ−2−ナフトエ酸ナトリウム塩10gを酸と反応さ
ぼる方法に於て、実施例7の硫酸の代りに下表に示す酸
を用い、他は同様に反応処理した。その結果を下表に示
す。得られた固体はいずれも6.6’ −(エチレンジ
オキシ)−ジ−2−ナフトエ酸であることを確認した。
図は実施例1で得られた6、6’ −(エチレンジオキ
シ)−ジ−2−ナフトエ酸の赤外吸収スペクトルを示す
ものである。
シ)−ジ−2−ナフトエ酸の赤外吸収スペクトルを示す
ものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸のアルカリ金属塩
と1,2−ジハロゲン化エタンとを反応させ6,6′−
(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸のアリカリ
金属塩を製造し、次いで該金属塩を酸と反応せしめるこ
とを特徴とする6,6′−(エチレンジオキシ)−ジ−
2−ナフトエ酸の製造法。 2、該酸が2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸である特許
請求の範囲第1項記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12139585 | 1985-06-06 | ||
JP60-121395 | 1985-06-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6289641A true JPS6289641A (ja) | 1987-04-24 |
Family
ID=14810130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29300285A Pending JPS6289641A (ja) | 1985-06-06 | 1985-12-27 | 6,6′−(エチレンジオキシ)−ジ−2−ナフトエ酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6289641A (ja) |
Cited By (11)
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-
1985
- 1985-12-27 JP JP29300285A patent/JPS6289641A/ja active Pending
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