JPS6247494A - 高粘度の表面処理剤を鋼板、鋼材等に均一に厚塗りする方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 〈産業上の利用分野〉 本発明は鋼板鋼材等のミルスケールの除去用表面処理剤
を対象物の所望部分に均一に厚く塗付することによりミ
ルスクールを完全に除去し、該所望部分が摩擦接合面の
場合には高力摩擦接合面を、該部分が塗装下地面である
場合には、塗料付着性に優れた下地面を得ることを目的
とする。

〈従来の技術〉 これまで、鋼板、鋼材等のミルスケールの除去には、デ
ィスクサンダーによる機械的手段を採用するか、酸性薬
剤を不織布に含浸して対象箇所に貼付する化学的手段が
採用されてきた。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら従来法のディスクサンダーをによる機械的
手段を採用する際には、騒音、粉塵等の発生による労働
衛生上の問題が多く、かつ接合部に開孔されているボル
ト孔周縁部が研削時に不必要に磨損されて接合が十分に
行い難く、後になって緩みが発生する欠点もあった。

また化学的手段の採用時には、上記のような欠陥はない
ものの、薬液を含浸じた不織布類から毛細管現象による
薬液の蒸発が甚だしく、加えて薬液が貼付部分周縁に浸
出して不必要な箇所を汚染する欠点があった。

「発明の構成」 く問題点を解決するための手段〉 鋼板、鋼材等の表面ミルスケールの除去には、高粘度か
つ保水性に罎れた酸性塗剤の塗付が有効であることにつ
いては、かって本発明出願人が特願昭６０−０６３００
９号として提案したところであるが、かかる高粘度塗剤
を単に通常の方法でロール、へケ等を利用して塗付する
際には、熟練者でなければ均一に厚塗りすることが難か
しく、ために塗剤とミルスケールとの反応に部分的な遅
速が発生することが、しばしばあった。

本発明は、かかる欠点の解消のために提案するものであ
って、特許請求の範囲に記載のように、鋼板、鋼材等の
表面に、枠付き、または枠なしのワイヤーメツシュを載
置し、その上からこれを介して高粘度の鋼板、鋼材用表
面処理用塗剤をすり込むのである。

枠付き、枠なしのワイヤーメツシュについてはその１例
を第１図、第２図に示す。

なお図示したものは、モルタルやプラスターの下地とし
て使用されるワイヤラスと呼ばれるものであるが、ここ
にいうワイヤーメツシュとは、これに限定されるもので
はなく、用途に適切であれば織り金網、亀甲金網、溶接
金網の類であってもよい。

く作　用〉 凹部と凸部に一定の高度差のあるワイヤーメツシュを使
用し、これを介して高粘度塗剤を塗付すれば、ヘラ、ロ
ーラー等がワイヤーメツシュの凸部で塗料をしごき、一
定厚の塗装面が簡単に得られるのである。なお、塗装後
ワイヤーメツシュを取りはずすと、ワイヤーの位置した
塗装面は瞬間的には筋が形成されるが、塗料自体の高粘
性と揺変性により、揺動現象が発生し、すぐさま一様な
塗装面が形成されるのである。この現象はワイヤーのみ
ならず、枠の位置しな部分についても同じであって、枠
の除去、隣接部分への継続的塗装により広面積への塗装
についても何ら支障なく行えるのである。

〈実施例〉 線径１．５＋ａ／＋＋＋の鉄線を８５度の角度の山形に
折り曲げた線を編み合わせた菱形金網、通称ワイヤーラ
スを、３００ｍ／ｍｘ　　５００ｍ／ｌ大に裁断し、こ
れを黒皮つき鋼板の上に！！置し、これを介してその上
から塩酸、りん酸を主成分とし、無機増粘剤により粘度
を６万ｃｐとした高粘度処理剤をヘラを使用してしごき
塗りした。５分間経過ののちラスを除去し観察したとこ
ろ、塗料は直ちにラスの線路を埋めるように移動し、均
一な厚塗り塗装面が得られた。

３時間経過ののち塗膜を除去したところ、黒皮は全面的
に剥落し、所望の処理面が得られた。

比較のため、コテを使用して上記実施例とほぼ同厚に塗
装して比較したところ、塗料除去後の鋼材表面には点状
に黒皮の残留があり、均一厚に塗装することの難しさを
知った。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ワイヤーメツシュの平面図であり、第２図は
、これに枠が１１設されたものの平面図であり、数字は
次のことを示す。 １　　　　ワイヤー ２枠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鋼板、鋼材等の表面に枠付き、または枠なしのワイヤー
   メッシュを載置し、その上からこれを介して高粘度の鋼
   板鋼材等表面処理剤をすり込み塗付することを特徴とす
   る高粘度表面処理剤を鋼板鋼材等に均一に厚塗りする方
   法。