JP3219365B2 - ロールコーター及びこれを用いた塗装方法 - Google Patents

ロールコーター及びこれを用いた塗装方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロールコーター及
びこれを用いた塗装方法、特に凹凸面を有する素材に所
定の装飾性塗膜を塗装するロールコーター及びこれを用
いた塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、窯業系建設素材としての壁材等
(以下、素材という)に塗料を塗布する場合、ロールコ
ーター、スプレー、スクリーン印刷等を利用して行って
いる。スプレーは、素材表面全体に均一な塗装を施す場
合に有効であり、スクリーン印刷は素材表面の所定の位
置に所定の意匠柄を印刷(塗装)する場合に有効であ
る。また、ロールコーターの場合、転写ロールの表面を
均一にすればスプレーと同様に素材表面全体に均一な塗
装を施すことが可能であり、転写ロールの表面に所定の
意匠柄の凹凸を形成すれば、転写ロールの表面の凸部に
よってスクリーン印刷と同様に所定の位置に所定の意匠
柄を塗装することが可能になる。このようにロールコー
ターは連続塗装が可能であり、また汎用性に優れ様々な
塗装に使用されている。
【0003】例えば、図4に示すようにレンガを積み重
ねた状態をデザインした凹凸面を有する素材50の塗装
を行う場合、図5の工程フローチャートに示すように、
レンガ部52間のつなぎ目である目地部54を作成する
ためにセメント色を再現した灰色(第1色目)の塗料を
素材50の表面全面にスプレー等で吹き付け塗装し(工
程1)、連続乾燥炉等を用いて第1色目の塗料の乾燥を
行う(工程2)。続いて、平滑な円筒表面を有する転写
ロールを有するロールコーターを用いてレンガ色(第2
色目)を再現した茶色の塗料をレンガ部52の表面に塗
り重ねる(工程3;面塗り)。第2色目の塗装の後も連
続乾燥炉等を用いて塗料の乾燥を行う(工程4)。さら
に、よりリアルな感じを表現するためにレンガ部52の
表面の任意の位置に骨材や色相の違う混合物の塊を表現
した第3色目の塗料による装飾柄56を塗装する。この
塗装は、凹凸面を有する転写ロールを有するロールコー
ターを用いてレンガ部52の表面に塗り重ねる(工程
5;部分塗り)。さらに、連続乾燥炉によって第3色目
の乾燥を行い(工程6)一連の塗装を終了する。
【0004】このように塗装装置の使い分けや塗料の重
ね塗りを行うことによって、所望の装飾性塗膜を素材に
連続的に塗布することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のロール
コーターの場合、転写ロールの休止時、つまり素材に対
して塗料の転写を行わない休憩時間やロールコーターの
故障時には、転写ロールの表面に供給されている塗料の
粘度が上昇したり、硬化したりする。塗料の粘度上昇や
硬化が発生すると、ロールコーターを再始動した時に塗
料の膜厚が不安定になり所望する塗料の転写ができなく
なってしまうという問題がある。塗料の粘度上昇や硬化
による影響は表面が平滑な転写ロールを用いる面塗りの
場合はあまり現れないが、細かい装飾柄等の転写を行う
場合には転写ロールの柄の堀込み部分である凹部に粘度
の上昇した塗料が詰まり装飾柄の輪郭が崩れたり、必要
以上に素材表面に粘度の上昇した塗料が堆積してしまっ
たりする。このような場合、転写ロールを取り外して洗
浄液等でクリーニングしたり、ダミーの素材に粘度の上
昇した塗料を付着させる空運転を所定の時間行う必要が
ある等、生産効率の低下、ロールコーターの稼働率の低
下等を招いていた。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、転写ロールの休止
時にも表面に供給された塗料の粘度上昇、硬化を招くこ
となく、常に安定した塗料の膜厚を維持することのでき
るロールコーター及びこれを用いた塗装方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明は、凹凸面を有する素材に所定の装飾性
塗膜を塗装するロールコーターにおいて、塗料タンクか
ら供給される塗料を表面に形成された複数の溝に所定の
膜厚で保持するメッシュロールと、前記メッシュロール
と接触し、メッシュロールに保持された塗料が転移する
ロールであって、前記素材に接触し所定意匠の装飾性塗
膜を転写するスポンジ転写ロールと、前記スポンジ転写
ロールの前記素材に対する接触力より大きな押圧力で前
記スポンジ転写ロールに押圧配置されるロールであっ
て、転写位置通過後にスポンジ転写ロールに残留した塗
料を回収しスポンジ転写ロールの表面のクリーニングを
行うクリーニングロールと、前記クリーニングロールの
表面上に配置され、回収した塗料をクリーニングロール
から分離し、塗料タンクに返送するドクターブレード
と、を有することを特徴とする。
【0008】転写位置通過後のスポンジ転写ロールに該
スポンジ転写ロールが前記素材に接触する接触力より大
きな押圧力でクリーニングロールを配置することによっ
て、素材に対して塗料転写後に残留した塗料や素材に転
写が行われることなくスポンジ転写ロールに付着した塗
料をクリーニングロールに転写することによって回収す
ることができる。したがって、スポンジ転写ロールの表
面に塗料が残留することがなく塗装を再開した時でもス
ポンジ転写ロールの表面にはメッシュロールから供給さ
れる粘度の安定した塗料によって所定の膜厚が形成さ
れ、良好な塗膜形成を行うことができる。
【0009】
【0010】また、前記ドクターブレードはスポンジ転
写ロールからクリーニングロールに転写された塗料をク
リーニングロール表面からかき落すので、スポンジ転写
ロールからの塗料の転写・回収を効率よく行うことがで
きる。
【0011】また、前記目的を達成するために、第
発明は、前記第1の発明において、前記スポンジ転写ロ
ールの表面は表面堅さJIS ASKER−C30〜7
0で気ホウ径0.1〜0.6mmのスポンジで形成され
ていることを特徴とする。表面堅さJIS ASKER
−C30〜70で気ホウ径0.1〜0.6mmのスポン
ジで形成されたスポンジ転写ロールにクリーニングロー
ルを押圧配置することにって、スポンジ転写ロールに
残留した塗料は絞り出され、塗料は効率よくクリーニン
グロールに回収される。
【0012】また、クリーニングロールによって残留塗
料が回収されたスポンジ転写ロールはメッシュロールか
ら粘度の安定した塗料の供給を常に受けることができる
ので、安定した所定意匠の装飾性塗膜を転写することが
できる。
【0013】また、前記目的を達成するために、第
発明は、前記第の発明において、前記スポンジ転写ロ
ールの表面に形成される意匠柄はレーザ光線によって深
さ0.5mm以上に形成されることを特徴とする。
【0014】スポンジ転写ロールの表面にレーザ光線に
よって深さ0.5mm以上で意匠柄を均一な深さで正確
に形成することによって、スポンジ転写ロール表面の凸
部における塗料回収を均一に行うと共に、凹部における
塗料回収も均一の行うことができる。その結果、クリー
ニングロールによる塗料の回収を均一に行い、スポンジ
転写ロールの表面の塗料の部分的な回収残りを確実に防
止する。
【0015】さらに、前記目的を達成するために、第
の発明の塗装方法は、前記第1の発明を用いて、塗料供
給前のスポンジ転写ロール表面を常にクリーニングし
て、供給する塗料の膜厚を一定化して前記素材に乾燥膜
厚が10μm以上、隠蔽率95%以上の所定意匠の装飾
性塗膜を1回で形成することを特徴とする。
【0016】塗料供給前のスポンジ転写ロール表面を常
にクリーニングして、供給する塗料の膜厚を一定化して
常に安定した粘度と膜厚の塗料をスポンジ転写ロールに
供給することによって、乾燥膜厚が10μm以上、隠蔽
率95%以上の所定意匠の装飾性塗膜を1回で形成し、
品質の安定した塗装を行う。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づき説明する。
【0018】図1には、部分塗りを行うための本実施形
態のロールコーターの構成概略図が示されている。図中
右方向に向かって搬送される素材50は図4に示すよう
なレンガを積み重ねた状態を模倣した凹凸面を有する窯
業系建設素材としての壁材等であり、図5に示す工程1
から工程4によって、目地部54の塗装を形成するため
の第1色層58(灰色)と、レンガ部52(凸部)の塗
装を形成するための第2色層60(茶色)が塗布され、
乾燥が完了している。
【0019】本実施形態のロールコーターは前記素材の
表面に接触可能に配置されたスポンジ製のスポンジ転写
ロール10と、該スポンジ転写ロール10に所定膜厚の
塗料を供給するメッシュロール12と、塗料転写位置を
通過したスポンジ転写ロール10の表面に付着している
塗料を回収して、スポンジ転写ロール10の表面のクリ
ーニングを行うクリーニングロール14と、前記メッシ
ュロール12に塗料を供給すると共に、クリーニングロ
ール14で回収した塗料を受け入れる塗料タンク16と
から構成されている。
【0020】前記メッシュロール12の表面には僅かの
間隔を介してドクターブレード12aが配置され、塗料
タンク16から供給される塗料をメッシュロール12上
に保持すると共に、メッシュロール12とドクターブレ
ード12aとによって決められる間隔に応じた膜厚、例
えば250μm程度の塗料がメッシュロール12上に供
給される。メッシュロール12は図2に示すように、メ
ッシュで形成された複数の溝(深さ100〜300μm
の格子型溝)を表面に有し、供給された塗料を確実に保
持すると共に、メッシュロール12の回転による遠心力
によって供給された塗料が偏ったり、塗料だれすること
を確実に防止することができる。
【0021】また、前記メッシュロール12が所定圧力
で接触するように、表面にスポンジが巻かれているスポ
ンジ転写ロール10が配設されている。このスポンジ転
写ロール10は図3に示すように、アルミニウム等で形
成された軸体10aの周囲に表面堅さJIS ASKE
R−C30〜70で気ホウ径0.1〜0.6mmのスポ
ンジ18が巻かれている。このスポンジ18は例えば、
クロロプレンゴム、エチレン−プロピレンゴム、プチル
ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、多
硫化ゴム等から形成されている。
【0022】また、このスポンジ18の表面には所定の
意匠柄56(骨材や色相の違う混合物の塊や汚れや苔等
を表現した柄)がレーザ光線による加工によって、例え
ば深さ1mm以上(好ましくは2〜3mm)に形成され
ている。また、前述のようにスポンジ18の材質を選定
することによって、意匠柄56の形状強度を維持するこ
とができる。レーザ光線を用いて加工することによっ
て、弾性を有するスポンジ18上に均一深さの輪郭のは
っきりした意匠柄56を正確に加工することができる。
また、本実施形態のように意匠柄の占有面積(凸部)が
全塗装面積に対して小さい場合には、意匠柄以外の部
分、すなわち凹部の削除をレーザ光線を用いることは大
変有効である。このようにして形成された意匠柄56を
有するスポンジ転写ロール10によれば、スポンジ18
の弾性と吸水力によってメッシュロール12に保持され
た塗料を所定量吸収・保持する。また、吸収・保持した
塗料を素材50に転写する場合には、スポンジ18の弾
性によって素材50の微細な凹凸に追従すると共に、前
記弾性とスポンジ18の吸水力とによって、塗料の塗布
量を調整し、塗料が転写されない部分や過剰に転写され
てしまう部分を排除し、均一な塗膜を素材50上に形成
する。例えば、スポンジ転写ロール10の意匠柄の深さ
を2mmとした場合、スポンジ転写ロール10の素材5
0に対する押込みが0.5mmになるようにスポンジ転
写ロール10の押圧力を設定すれば、スポンジ18の弾
性と吸水力とによって転写不足や過剰のない良好な塗装
を行うことができる。
【0023】さらに、前記スポンジ転写ロール10が素
材50に接触する転写位置Aの通過後(転写位置Aの下
流側)の任意の位置にアルミニウム等の金属で形成され
た平滑なクリーニングロール14が配置されている。こ
のクリーニングロール14は転写位置Aを通過したスポ
ンジ転写ロール10の表面に付着している塗料を回収す
るために、前記スポンジ転写ロール10の素材50に対
する押圧力より大きな押圧力で、スポンジ転写ロール1
0の表面に押圧されている。クリーニングロール14を
強い押圧力でスポンジ転写ロール10に押し付けること
によって、スポンジ18の表面に付着した塗料をクリー
ニングロール14側に転写させると共に、スポンジ18
の内部に保持された塗料を絞りだしクリーニングロール
14側に転写させる。クリーニングロール14に転写さ
れた塗料はクリーニングロール14上に配置されたドク
タブレード14aによって、擦り落され、塗料タンク1
6に返送される。塗料タンク16に戻される塗料は、塗
料タンク16に入る前、または、塗料タンク16内で、
該塗料タンク16に保持されている塗料と混ぜられる前
にフィルター装置(不図示)等を用いて、濾過して、再
度塗装に使用できる状態に塗料を再生する。
【0024】本実施形態に示すロールコータのようにス
ポンジ転写ロール10の転写位置Aの下流側にクリーニ
ングロール14を配置することによって、例えば、意匠
柄56の形成後に残留した塗料を回収し、スポンジ転写
ロール10の表面を常に塗料のない状態にして、メッシ
ュロール12から供給される塗料の膜厚によって、素材
に対する膜厚を管理することが可能になり、安定した塗
装を行うことができる。また、塗装を休止した時にも、
スポンジ転写ロール10上の塗料は常に完全に回収され
るので、スポンジ転写ロール10による塗装を再開した
場合でも、メッシュロール12から供給される塗料の塗
膜の膜厚によって、素材に対する膜厚を管理することが
可能になり、スポンジ転写ロール10上の塗料の粘度上
昇や硬化が排除され、塗装再開時でも空運転等を行うこ
となく塗装を行うことができ、作業効率を向上させるこ
とができる。
【0025】また、上述したようなロールコーターを使
用することによって、常に安定した塗料による安定した
膜厚を形成し、乾燥膜厚が10μm以上、隠蔽率95%
以上の所定意匠の装飾性塗膜を1回で形成することによ
って、品質の安定した塗装を効率よく行うことができ
る。なお、乾燥膜厚が10μm以上にすることによって
耐久性(耐摩耗性)のある塗装を行うことができる。ま
た、隠蔽率95%以上の塗装により、本実施形態のよう
に塗料の重ね合わせを行う時に、先に塗装した色が透け
る糖の不具合がなく安定した重ね塗装を行うことができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スポンジ転写ロールの表面をクリーニングロールのよっ
てクリーニングし、常に安定した表面状態を維持し安定
した粘度の塗料の供給を受け、塗料の膜厚を一定にする
ことができるので、品質のよい塗装を行うことができ
る。また、塗装休止時にもスポンジ転写ロール上の塗料
を回収するので、スポンジ転写ロール上で塗料の粘度上
昇や硬化を発生させることなく、空運転や洗浄を必要と
することなく塗装を再開することが可能になり、作業効
率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るロールコーターの構成概略図で
ある。
【図2】 本発明に係るロールコーターのメッシュロー
ラの外観斜視図である。
【図3】 本発明に係るロールコーターのスポンジ転写
ロールの一部を破断した外観斜視図である。
【図4】 レンガを積み重ねた状態を模倣した窯業系建
設素材の斜視図である。
【図5】 図4の窯業系建設素材の塗装工程を説明する
工程フローチャートである。
【符号の説明】
10 スポンジ転写ロール、12 メッシュロール、1
2a,14a ドクターブレード、14 クリーニング
ロール、16 塗料タンク、18 スポンジ、50 素
材、52 レンガ部、54 目地部、56 意匠柄。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B05D 3/00 B05D 3/00 F 5/06 5/06 G 7/00 7/00 L (72)発明者 宮川 洋一 東京都大田区南六郷3丁目21番25号 三 和精機株式会社内 (72)発明者 白木 好春 東京都大田区下丸子2丁目27番20号 明 和ゴム工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−131164(JP,A) 特開 昭49−102747(JP,A) 特公 昭46−41239(JP,B1) 特公 昭59−23251(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 1/02 - 1/12 B05C 11/10 B05D 1/28 B05D 3/00 B05D 5/06 B05D 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸面を有する素材に所定の装飾性塗膜
    を塗装するロールコーターにおいて、 塗料タンクから供給される塗料を表面に形成された複数
    の溝に所定の膜厚で保持するメッシュロールと、 前記メッシュロールと接触し、メッシュロールに保持さ
    れた塗料が転移するロールであって、前記素材に接触し
    所定意匠の装飾性塗膜を転写するスポンジ転写ロール
    と、 前記スポンジ転写ロールの前記素材に対する接触力より
    大きな押圧力で前記スポンジ転写ロールに押圧配置され
    るロールであって、転写位置通過後にスポンジ転写ロー
    ルに残留した塗料を回収しスポンジ転写ロールの表面の
    クリーニングを行うクリーニングロールと、前記クリーニングロールの表面上に配置され、回収した
    塗料をクリーニングロールから分離し、塗料タンクに返
    送するドクターブレードと、 を有することを特徴とするロールコーター。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロールコーターにおい
    て、 前記スポンジ転写ロールの表面は表面堅さJIS AS
    KER−C30〜70で気ホウ径0.1〜0.6mmの
    スポンジで形成されていることを特徴とするロールコー
    ター。
  3. 【請求項3】 請求項記載のロールコーターにおい
    て、 前記スポンジ転写ロールの表面に形成される意匠柄はレ
    ーザ光線によって深さ0.5mm以上に形成されること
    を特徴とするロールコーター。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のロールコーターを用い
    て、塗料供給前のスポンジ転写ロール表面を常にクリー
    ニングして、供給する塗料の膜厚を一定化して前記素材
    に乾燥膜厚が10μm以上、隠蔽率95%以上の所定意
    匠の装飾性塗膜を1回で形成することを特徴とする塗装
    方法。
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