JP2003191696A - 金属サイディング材の製造法及び製造装置 - Google Patents

金属サイディング材の製造法及び製造装置

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JP2003191696A
JP2003191696A JP2001395872A JP2001395872A JP2003191696A JP 2003191696 A JP2003191696 A JP 2003191696A JP 2001395872 A JP2001395872 A JP 2001395872A JP 2001395872 A JP2001395872 A JP 2001395872A JP 2003191696 A JP2003191696 A JP 2003191696A
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JP
Japan
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pressing means
side pressing
siding material
convex
metal
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JP2001395872A
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English (en)
Inventor
Hisanori Shindo
尚徳 進藤
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SHIN NAKAKO Ltd
SHIN-NAKAKO Ltd
Original Assignee
SHIN NAKAKO Ltd
SHIN-NAKAKO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹凸模様を付けるエンボス加工と、凹部に着
色を施す着色加工とを1つの工程で行うことのできる製
造法を得る。 【解決手段】 凹凸模様が刻印された表面側押圧手段
と、該表面側押圧手段の凹凸模様に係合する凹凸模様が
刻印された裏面側押圧手段との間に金属板を通して、前
記金属板に凹凸模様を付与する金属サイディング材の製
造法において、前記表面側押圧手段の凸模様の最表出部
の全部又は一部に塗料を供給し、金属板に転写するも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に機械的方法
によって凹凸模様を付けた金属サイディング材の製造法
及び製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築物の外壁を覆うサイディ
ング材(外壁材)として、金属を用いたサイディング材
が使用されている。近年、このサイディング材は、多く
の場合には煉瓦を並べた外観を呈するように、格子状の
枠をエンボス加工しているものが使用されている。ま
た、格子状の枠は、この枠に沿って連続するように別の
サイディング材を施工することにより、複数のサイディ
ング材の区別を付き難くする利点もある。
【0003】特に、格子枠内部の煉瓦状模様に対して、
更に、自然石のような模様をエンボス加工しているもの
では、自然石を切り出してブロック状とし、これを積層
させて並べたような外観を呈して、高級感があるサイデ
ィング材となる。
【0004】また、格子枠内部に隣接する格子枠内部同
士によって幾何学的模様を構成するように凹凸模様を付
与したものも、斬新な現代風の外観を呈するサイディン
グ材となり、人気も高い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】より高級感を追求した
するための外観構成としては、自然石様の凹凸模様のう
ち、凹部と凸部とに相違した着色を施したり、幾何学的
模様を構成する凹凸模様のうち、凹部と凸部とに相違し
た着色を施すことが行われている。
【0006】しかしながら、凹部と凸部とを相違した着
色を施すには、エンボス加工と着色加工との2つの工程
を行う必要があった。
【0007】本発明は、凹凸模様を付けるエンボス加工
と、凹部に着色を施す着色加工とを1つの工程で行うこ
とのできる製造法及び清掃装置を提案することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明に係る金属サイディング材の製造法は、凹凸模様が刻
印された表面側押圧手段と、該表面側押圧手段の凹凸模
様に係合する凹凸模様が刻印された裏面側押圧手段との
間に金属板を通して、前記金属板に凹凸模様を付与する
金属サイディング材の製造法において、前記表面側押圧
手段の凸模様の最表出部の全部又は一部に塗料を供給
し、金属板に転写するものである。
【0009】請求項2に記載された発明に係る金属サイ
ディング材の製造装置は、凹凸模様が刻印された表面側
押圧手段と、該表面側押圧手段の凹凸模様に係合する凹
凸模様が刻印された裏面側押圧手段と、前記2つの押圧
手段の間に金属板を供給する金属板供給手段とを備えた
金属サイディング材の製造装置において、前記2つの押
圧手段同士が押圧されていない時点で、前記表面側押圧
手段の凸模様の最表出部の全部又は一部に塗料を供給す
る塗料供給手段を備えたものである。
【0010】請求項3に記載された発明に係る金属サイ
ディング材の製造装置は、請求項2に記載の金属サイデ
ィング材の製造装置において、前記2つの押圧手段同士
が押圧されておらず、尚且つ、前記表面側押圧手段の凸
模様の最表出部の全部又は一部に塗料を供給される前段
階で、前記表面側押圧手段の凸模様の最表出部を払拭と
する清掃手段を備えたものである。
【0011】請求項4に記載された発明に係る金属サイ
ディング材の製造装置は、請求項3に記載の清掃手段
が、前記押圧手段の凹凸模様に対して相対移動しつつブ
ラシ先が接触する2つの回転ブラシ手段を備え、該2つ
の回転ブラシ手段の回転方向が相違するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明においては、凹凸模様が刻
印された表面側押圧手段と、該表面側押圧手段の凹凸模
様に係合する凹凸模様が刻印された裏面側押圧手段との
間に金属板を通して、前記金属板に凹凸模様を付与する
際に、表面側押圧手段の凸模様の最表出部の全部又は一
部に塗料を供給し、金属板に転写するため、凹凸模様を
付けるエンボス加工と、凹部に着色を施す着色加工とを
1つの工程で行うことができる。
【0013】本発明の押圧手段としては、対向して凹凸
模様が付された2枚のプレートに金属板を挟み込んで凹
凸模様をプレス成形するものでもよいが、対向して凹凸
模様が付された2つのロールで金属板を挟み込んで凹凸
模様をプレス成形するものが連続して形成できるため、
好ましい。
【0014】また、本発明の塗料としては、表面側押圧
手段の凸模様の最表出部の全部又は一部に付けられ、エ
ンボス加工中に凸模様の最表出部から凹部に転写するも
のであればよい。
【0015】本発明の製造装置としては、凹凸模様が刻
印された表面側押圧手段と、該表面側押圧手段の凹凸模
様に係合する凹凸模様が刻印された裏面側押圧手段と、
前記2つの押圧手段の間に金属板を供給する金属板供給
手段と、前記2つの押圧手段同士が押圧されていない時
点で、前記表面側押圧手段の凸模様の最表出部の全部又
は一部に塗料を供給する塗料供給手段とを備えるもので
あればよい。
【0016】また、本発明のより好ましい態様として
は、2つの押圧手段同士が押圧されておらず、尚且つ、
表面側押圧手段の凸模様の最表出部の全部又は一部に塗
料を供給される前段階で、表面側押圧手段の凸模様の最
表出部を払拭とする清掃手段を備えるものであればよ
い。これにより、塗料が転写される前の表面側押圧手段
の凸模様の余剰塗料を払拭とすることができるため、転
写される塗料でのムラ汚れが少なくなる。
【0017】更に、好ましい態様としては、清掃手段が
押圧手段の凹凸模様に対して相対移動しつつブラシ先が
接触する2つの回転ブラシ手段を備え、これら2つの回
転ブラシ手段の回転方向が相違するものでが適宜選択可
能である。これにより、表面側押圧手段の凸模様の最表
出部が相違する方向からブラシ先の接触によって清掃さ
れるため、転写される塗料でのムラ汚れがより一層少な
くなる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の金属サイディング材製造装置
の構成を示す説明図である。図において、本発明の金属
サイディング材製造装置は、金属薄板供給手段10で供
給される金属薄板21を、押圧手段としてのスチール製
の表面側押圧ロール11と同じく押圧手段としてのスチ
ール製の裏面側押圧ロール12との間に通すことによ
り、表面に機械的方法によって凹凸模様を付けた金属サ
イディング材として加工される。
【0019】図において、金属薄板21の下部に配置さ
れる表面側押圧ロール11には、塗料供給手段として、
金属サイディング材の凹部を着色する塗料が保持された
塗料パン15と、この塗料パン15に一部が浸漬された
ピックアップロール14と、ピックアップロール14上
の塗料を表面側押圧ロール11の凸部に転写するコータ
ーロール13とが配置されている。
【0020】尚、ピックアップロール14はゴム製、コ
ーターロール13はゴムロール又はフェルトロール製で
ある。コーターロール13の周速は押圧ロール11と同
調しており、ピックアップロール14の周速はコーター
ロールより若干速めに設定されている。また、使用する
塗料としては、水系又は溶剤系の塗料を用いることがで
きる。
【0021】この塗料パン15とピックアップロール1
4とコーターロール13とにより、表面側押圧ロール1
1の凸模様の最表出部の全部又は一部に塗料が供給さ
れ、エンボス加工中に金属薄板21の凹部に塗料を転写
して、凹部塗装済み金属サイディング材22が排出され
る。
【0022】また、表面側押圧ロール11の塗料供給手
段の上流側には、清掃手段として、洗浄剤スプレー16
と、回転ブラシ手段として第1ブラシロール17と、同
じく回転ブラシ手段として第2ブラシロール18と、洗
浄剤スイーパー19と、洗浄剤受け皿20とが配置され
ている。
【0023】具体的には、エンボス加工が終了したロー
ル11は、洗浄剤スプレー16で洗浄剤をロール上に噴
霧される。洗浄剤としては、使用された塗料のタイプに
より、水、アルコール、又は、有機溶剤を使用する。洗
浄剤の噴霧により、余剰塗料が浮かんできたところで、
第1ブラシロール17と第2ブラシロール18とによっ
て余剰塗料を清掃する。
【0024】この際、第1ブラシロール17は押圧ロー
ル11の回転方向に沿った回転で周速は押圧ロール11
より速めであり、第2ブラシロール18は押圧ロール1
1の回転方向に逆らう回転で周速は第1ブラシロールと
同等である。これにより、押圧ロール11の凸模様の最
表出部が相違する方向からブラシ先の接触によって清掃
されるため、転写される塗料でのムラ汚れがより一層少
なくなる。
【0025】表面側押圧ロール11の最下位には、余剰
洗浄剤を強制的に吸引する洗浄剤スイーパー19が取付
けてあり、更に、洗浄スプレー16で噴霧された洗浄剤
がブラシロール17及び18で落下した場合には、洗浄
剤受け皿20で受け止められるように配置されている。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、凹凸模様を
付けるエンボス加工と、凹部に着色を施す着色加工とを
1つの工程で行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属サイディング材製造装置の構成を
示す説明図である。
【符号の説明】
10…金属薄板供給手段、 11…表面側押圧ロール、 12…裏面側押圧ロール、 13…コーターロール、 14…ピックアップロール、 15…塗料パン、 16…洗浄剤スプレー、 17…第1ブラシロール、 18…第2ブラシロール、 19…洗浄剤スイーパー、 20…洗浄剤受け皿、 21…金属薄板、 22…凹部塗装済み金属サイディング材、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸模様が刻印された表面側押圧手段
    と、該表面側押圧手段の凹凸模様に係合する凹凸模様が
    刻印された裏面側押圧手段との間に金属板を通して、前
    記金属板に凹凸模様を付与する金属サイディング材の製
    造法において、 前記表面側押圧手段の凸模様の最表出部の全部又は一部
    に塗料を供給し、金属板に転写することを特徴とする金
    属サイディング材の製造法。
  2. 【請求項2】 凹凸模様が刻印された表面側押圧手段
    と、 該表面側押圧手段の凹凸模様に係合する凹凸模様が刻印
    された裏面側押圧手段と、 前記2つの押圧手段の間に金属板を供給する金属板供給
    手段とを備えた金属サイディング材の製造装置におい
    て、 前記2つの押圧手段同士が押圧されていない時点で、前
    記表面側押圧手段の凸模様の最表出部の全部又は一部に
    塗料を供給する塗料供給手段を備えたことを特徴とする
    金属サイディング材の製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の金属サイディング材の
    製造装置において、 前記2つの押圧手段同士が押圧されておらず、尚且つ、
    前記表面側押圧手段の凸模様の最表出部の全部又は一部
    に塗料を供給される前段階で、前記表面側押圧手段の凸
    模様の最表出部を払拭とする清掃手段を備えたことを特
    徴とする金属サイディング材の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記清掃手段が、前記押圧手段の凹凸模
    様に対して相対移動しつつブラシ先が接触する2つの回
    転ブラシ手段を備え、該2つの回転ブラシ手段の回転方
    向が相違することを特徴とする請求項3に記載の金属サ
    イディング材の製造装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102136140B1 (ko) * 2019-01-16 2020-07-22 화이버텍 (주) 메탈 화이버 제조 시스템

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