JPH0728290Y2 - 建築用板 - Google Patents

建築用板

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JPH0728290Y2
JPH0728290Y2 JP2050589U JP2050589U JPH0728290Y2 JP H0728290 Y2 JPH0728290 Y2 JP H0728290Y2 JP 2050589 U JP2050589 U JP 2050589U JP 2050589 U JP2050589 U JP 2050589U JP H0728290 Y2 JPH0728290 Y2 JP H0728290Y2
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JP
Japan
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coat
pattern
paint
natural stone
color
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2050589U
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English (en)
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JPH02111737U (ja
Inventor
竹男 四宮
三郎 東富
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は天然石の外観を表現した建築用板に関し、詳し
くは天然石、特にみかげ石柄の表面模様を形成した建築
用板に関するものである。
[従来の技術] 近年、外観の豪華さから天然石を建築材として用いるこ
とが行なわれてきた。
[考案が解決しようとする課題] ところが天然石を建築材として用いると、コストが高
い、重い、割れやすい、施工が大変等の欠点を有してい
る。このため天然石模様の建築用板を得る方法として基
材面にプリント印刷するものが最も広く使用されている
が次の欠点がある。
製版及び印刷に時間と経費を要する。
天然石に見られる柄の変化がなく、画一的な柄表現
しかできない(製版した同一模様のみ)。
柄に変化をつけようとすれば版が多く必要である。
製版のサイズのものしかできないため大きなサイズ
は不可能である。
基材に凹凸(エンボス)を有するものはできない。
本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本考
案の目的とするところは内、外装に使用される天然石模
様、特にみかげ石柄を有し、しかもカラークリアー塗料
のトップコートによって柄の深み感を増して一層天然石
の外観に近付いた建築用板を提供するにある。
[課題を解決するたの手段] 上記目的を達成するため本考案建築用板は、天然石の表
面を転写した凹凸1を有するか又は平板状の基板2上に
隠蔽性のある塗料のベースコート3を施し、このベース
コート3上に隠蔽性のある塗料をスポット状に塗布した
第1柄コート4aを形成すると共に隠蔽性の少ない塗料を
スポット状に塗布した第2柄コート4bを形成し、この上
にカラークリアー塗料のトップコート5を形成したこと
を特徴とするものである。
[作用] 基板2にベースコート3、第1柄コート4a、第2柄コー
ト4b及びトップコート5を順次施すことにより、画一的
でない天然石模様、特にみかげ石柄の建築用板を得るこ
とができ、しかもトップコートにカラークリアー塗料を
用いることにより塗膜の厚みによって微妙な色の変化を
して一層柄の深み感の増した建築用板を得ることができ
る。
[実施例] まず第1図に示す実施例から説明する。基板2は本実施
例の場合表面に天然石の表面を転写した凹凸(エンボ
ス)1を有するものである。かかる基板2は平板状のも
のであってもよい。基板2の材料としては硅酸カルシウ
ム板、石綿セメント板、石膏スラグ板、石膏ボード、FR
P板が用いられる。このように基板2の表面に凹凸1を
設けると、後述するトップコート5の表面にも凹凸7を
有することになり、トップコート5の表面にできる気泡
やごみ付着が目立ちにくくなる。また表面の凹凸は自然
感(天然感)を出すための天然石の凹凸を転写した凹凸
が必要である。この基板2の表面には隠蔽性のある塗料
を用いて、表現する天然石と同色の塗膜を形成するベー
スコート3が形成される。かかるベースコート3の塗装
を行なう塗装方法としてはロールコーター、フローコー
ター、スプレー塗料等の単独または併用がある。ベース
コート3の塗料の材質としては例えばウレタン系エナメ
ル塗料がある。次いでこのベースコート3上に隠蔽性の
ある塗料をスポット状に塗布して第1柄コート4aが形成
される。この第1柄コート4aは塗布した部分の塗膜の厚
い部分はベースコート3を完全に隠蔽させ、塗膜の薄い
部分はベースコート3の色が残り色に変化を持たせる効
果を有する。この第1柄コート4aをする塗料としてはウ
レタン系エナメル塗料がある。第1柄コート4aを施した
後ベースコート3上には隠蔽性の少ないカラーの塗料を
スポット状に塗布して第2柄コート4bが施される。この
第2柄コート4bは塗布した部分の膜厚の差により微妙な
色の変化を表現する効果を有する。第2柄コート4bの塗
料としてはカラークリアー系塗料(クリアーな塗料に着
色を施したもの)等がある。また第1柄コート4aの上に
第2柄コート4bが塗布されるため更に色の変化が効果的
になる。また第1柄コート4a、第2柄コート4b共に塗装
時複数回塗布するためより重なり部分がランダムにで
き、より多く重なった微妙な色が表現できる。天然石の
柄には多数の色が微妙に混在しており、第1柄コート4a
や第2柄コート4bの柄コート4の色も多い程再現性がよ
くなるが、多くし過ぎると、塗装回数の増加、柄の再現
性が難しい等の問題が発生し、柄コート4は2〜3色が
適当である。また少ない柄コート4で微妙な柄(色)を
表現できるのが本考案の特徴である。柄コートの色は天
然石と同色に合わせる。また基板2として平板状のもの
を用いた場合は第1柄コート4aや第2柄コート4bの柄コ
ート4を施した後に柄コート4部を研摩して柄コート4
の厚みを変化させてもよい。基板2の表面に凹凸1を有
する場合は上記研摩はなしでよい。このようにベースコ
ート3上に第1柄コート4aや第2柄コート4bを施した
後、天然石の持つ深みを出すため柄コート4上にカラー
クリアー塗料を塗布してトップコート5を形成する。つ
まり柄コート4のみでは天然石の深みのある透明度が表
現できず、柄コートにカラークリアー塗料のトップコー
ト5を施すことによって深み感を表現する効果を有す
る。深みを効果的に出すためにはカラークリアー塗料を
塗布して形成するトップコート6の厚みを厚くすれは効
果的であり、カラークリアー塗料を複数回塗布してもよ
い。トップコート5を施すカラークリアー塗料は例えば
ウレタン系のクリアー塗料である。かかるカラークリア
ー塗料の塗布はロールコーター、フローコーター、スプ
レー法等の単独または併用がある。トップコートをカラ
ークリアー塗料で形成すると、無色のクリアー塗料を用
いるのに比べて塗膜の厚さにより微妙な色の変化ができ
て一層柄の深みが増す。
次に第2図に示す実施例について述べる。本実施例の場
合、基板2は表面が平滑な平板状である。この基板2の
上には上記実施例と同様に第1柄コート4aや第2柄コー
ト4bの柄コート4が施され、柄コート4を施した後、柄
コート4の表面にカラークリアー塗料のトップコート5
が施される。ところでトップコート5を施したとき第2
図(b)に示すように塗装時の表面に異物8が付着した
り気泡9が混入したりし、塗装だけでは良好な外観が得
られなく、また柄コート4の凹凸によりトップコート5
の表面に微小な凹凸ができて天然石を研摩した平滑面が
得られないという問題がある。この問題を解決するため
トップコート5の表面を研摩し、第2図(a)に示すよ
うに平滑に仕上げることによりカラークリアー塗料のト
ップコート5の深み感を向上させることができる。深み
を効果的に出すにはカラークリアー塗料のトップコート
5の厚みを厚くすれば効果的であり、カラークリアー塗
料を複数回塗布してもよい。また研摩はカラークリアー
塗料の塗装毎に行なっても複数回塗装を行なった後に行
なってもよい。
次に第3図に示す実施例について述べる。本実施例の場
合も基板2は表面が平滑な平板状のものである。この基
板2の上には上記実施例と同様に第1柄コート4a及び第
2柄コート4bが施される。第1柄コート4aと第2柄コー
ト4bの柄コート4を施した後、柄コート4の表面は第3
図(b)に示すように研摩され、さらに柄の微妙な色の
変化やぼかし効果を得ることができる。つまり。第1柄
コート4aと第2柄コート4bともスプレー塗装で重なり合
う部分があり、その部分を削ることにより柄がはっきり
する部分イとぼやけた(ぼかし効果)部分ロができ、天
然石の持つ柄の深み(浅い部分と深い部分の柄で浅い部
分は柄がはっきりと見え、深い部分はぼやける)が表現
できる。柄コート4を研摩した後、天然石の持つ深みを
出すため柄コート4上にカラークリアー塗料のトップコ
ート5を形成する。このときトップコート5の表面の異
物、気泡、微細な凹凸を解消するため表面を研摩すれば
さらに深み感が出てくる。
[考案の効果] 本考案は叙述の如く基板上に隠蔽性のある塗料のベース
コートを施し、ベースコート上に隠蔽性のある塗料をス
ポット状に塗布した第1柄コートを形成すると共に隠蔽
性の少ない塗料をスポット状に塗布した第2柄コートを
形成し、この上にトップコートを形成しているので、プ
リント印刷法では表現できない画一的でない(柄コート
塗装による適度なばらつきが発生し、全て微妙に違うが
柄が得られる)天然石、特にみかげ石柄が表現されるも
のであり、しかもトップコートとしてカラークリアー塗
料を用いているので、塗膜の厚みによって微妙な色の変
化をして柄の深み感が増して一層天然石に近付けた外観
にできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案建築用板の一実施例を示す断面図、第2
図(a)は同上の他の実施例の断面図、第2図(b)は
第2図(a)のトップコートの表面を研摩する前の状態
の断面図、第3図(a)は同上のさらに他の実施例の断
面図、第3図(b)は第3図(a)のトップコートを施
す前の断面図であって、1は凹凸、2は基板、3はベー
スコート、4aは第1柄コート、4bは第2柄コート、5は
トップコートである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天然石の表面を転写した凹凸を有するか又
    は平板状の基板上に隠蔽性のある塗料のベースコートを
    施し、このベースコート上に隠蔽性のある塗料をスポッ
    ト状に塗布した第1柄コートを形成すると共に隠蔽性の
    少ない塗料をスポット状に塗布した第2柄コートを形成
    し、この上にカラークリアー塗料のトップコートを形成
    したことを特徴とする建築用板。
JP2050589U 1989-02-23 1989-02-23 建築用板 Expired - Lifetime JPH0728290Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2050589U JPH0728290Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 建築用板

Applications Claiming Priority (1)

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JP2050589U JPH0728290Y2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 建築用板

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Publication Number Publication Date
JPH02111737U JPH02111737U (ja) 1990-09-06
JPH0728290Y2 true JPH0728290Y2 (ja) 1995-06-28

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ID=31236931

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