JP2691165B2 - 建築板の化粧方法 - Google Patents

建築板の化粧方法

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建築板の化粧方法に関し、特に石目調,い
わゆる御影石の磨き上げ風の仕上げの化粧方法に係り、
深み感のある,より自然な感じのする仕上げ外観を得る
方法である。
(従来の技術) 従来、外壁材等の建築板の表面化粧の一つとして石目
調の仕上げ外観を得る場合、建築板の表面に石目調の
印刷を施したり石目調の印刷をしたシートを貼る方法
(特開昭56−8300号公報参照)、及び第4図に示すよ
うに建築板の表面に複数色の塗料a,bを各々滴下するの
みで石目調の仕上げを得る方法があった。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記従来の方法のうち、前者の建築板に直
接印刷した印刷シートを貼る方法の場合には、全体が印
刷のみによるため、その膜厚が薄く、仕上り外観におい
て深み感を得ることができなかった。また、後者の複数
色の塗料を滴下するのみの方法の場合には、塗膜の厚み
はあるものの、仕上り外観において石目の自然な感じか
ら遠のいてしまうという問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、建築
板に対する石目調の化粧仕上げとして、簡便な方法でも
って深み感のある,より自然な感じの仕上り外観を得る
ようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明では、建築板の表
面に予め石目の割れ目のみの模様を適宜高さの膜厚でも
って凸状に印刷しておき、この印刷された適宜高さの膜
厚により凸部となった割れ目模様部を利用して、この割
れ目模様部で囲まれた相対的に凹部となる部分内に、滴
下による複数色の粒状塗料が自然と集まることで、自然
な感じで深みのある石目調の化粧とすることである。
具体的に、請求項(1)に係る建築板の化粧方法は、
建築板の表面に石目調の化粧を施す化粧方法として、建
築板の表面に下地処理及びベースコートを施した後、そ
の上に石目の割れ目のみの模様を適宜高さの膜厚でもっ
て凸状に印刷し、次いでその上から複数色の塗料を各々
滴下することで上記膜厚により凸部となった割れ目模様
部によって囲まれた相対的に凹部となる部分に複数色の
粒状塗料を存在せしめ、しかる後上記建築板表面全面に
クリヤーを塗布して乾燥する構成とする。
また、同様に、上記の印刷された適宜高さの膜厚によ
り凸部となった割れ目模様部を利用して該割れ目模様部
によって囲まれた部分内に互いに反発する性質を有する
複数色の塗料を塗布することで、深み及び自然感のある
石目調の化粧とすることである。
具体的に、請求項(2)の建築板の化粧方法は、建築
板の表面に石目調の化粧を施す化粧方法として、建築板
の表面に下地処理及びベースコートを施した後、その上
に石目の割れ目のみの模様を適宜高さの膜厚でもって凸
状に印刷し、次いで該膜厚により凸部となった割れ目模
様部によって囲まれた相対的に凹部となる部分の表面に
互いに反発する性質を有する複数色の塗料を各々塗布し
た後乾燥し、しかる後上記建築板表面全面にクリヤーを
塗布して乾燥する構成とする。
(作用) これにより、請求項(1)の化粧方法では、下地処理
及びベースコートが施された建築板表面に前もって印刷
された石目の割れ目のみの模様部がその膜厚により凸部
となるので、その後に滴下される複数色の粒状塗料はこ
の凸部となった割れ目模様部によって囲まれた相対的に
凹部となる部分に集まり、この凹部分に複数色の粒状塗
料が存在することになる。その後に建築板表面全面をク
リヤーで仕上げると、上記粒状塗料による塗膜の厚い石
目調の化粧が得られ、仕上りの外観が深み感のある,自
然な感じのものとなる。
また、請求項(2)の化粧方法では、上記と同様、建
築板表面に印刷された凸状の割れ目模様部によって囲ま
れた凹部分の表面に複数色の塗料を塗布すると、この複
数色の塗料は互いに反発する性質を有するので、上記凹
部分内で互いに混り合うことなく、比較的厚い塗膜厚で
もって塗布されることになる。その後、この塗膜を乾燥
したのちクリヤーで仕上げると、塗膜の厚い石目調の化
粧が得られ、深み感のある,自然な感じの仕上り外観と
なる。
(発明の効果) したがって、本発明は上述の如く構成しているので、
次に記載の如き効果を奏する。
即ち、請求項(1)の化粧方法では、石目の割れ目の
みの模様の印刷及び複数色の塗料の滴下という簡便な方
法でもって深み感のある,より自然な感じの仕上り外観
を呈する石目調の化粧を得ることができる。
また、請求項(2)の化粧方法では、石目の割れ目の
みの模様の印刷及び複数色の塗料の塗布という簡便な方
法でもって同じく石目調の化粧を深み感のある,より自
然な感じの仕上り外観のものとすることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本例は請求項(1)に係る発明の実施例を示し、ベー
スコートに灰色を、滴下用の塗料に白色と黒色との2色
を使用した場合の例である。
第1図(a)に示すように、予め、建築板1の表面に
下地処理を施して下地処理層2を設けたのち、その上に
灰色のベースコート層3を設けておく。しかる後、上記
建築板1の表面に、第2図に示すような石目の割れ目の
みの模様(斜線で示す部分)を適宜高さの膜厚でもって
印刷することにより、建築板1表面に割れ目模様部4が
その膜厚により凸状に形成される。この凸状の割れ目模
様部4により、建築板1表面のその他の部分は割れ目模
様部4で囲まれた相対的な凹部分5となっている。
次いで、上記建築板1表面にその上方から白色の塗料
6と黒色の塗料7とを各々滴下することにより、第1図
(b)に示すように、この滴下された各粒状塗料6,7は
上記割れ目模様部4で囲まれた凹部分5内に集まり、各
凹部分5に白色と黒色との粒状塗料6,7が存在すること
になる。
しかる後、第1図(c)に示すように、上記建築板1
表面全面にクリヤー8を塗布して乾燥すると、第3図に
示すような石目調(いわゆる御影石の磨き上げ風)の仕
上り化粧となる。
このようにして得られた石目調の化粧は、上記粒状塗
料により塗膜が厚いため、仕上り外観において深み感の
ある,より自然な感じとなる。また、予め印刷により凸
状の割れ目模様部4を設けておくことで、各塗料6,7を
滴下すると、滴下された各粒状塗料6,7が上記割れ目模
様部4で囲まれた凹部分5内に自然と集まるので、上記
石目調の化粧を簡便に得ることができる。
尚、滴下する塗料の色、種類、粘度や、滴下する際の
建築板の温度等を変えたり、あるいは石目の割れ目模様
の印刷パターンや塗料の滴下量を変えることにより、多
種多様の石目調の仕上げが可能である。
また、上記実施例では、塗料を滴下する場合について
述べたが、印刷された石目の割れ目模様部4で囲まれた
凹部分5内の表面に直接、各塗料6,7をそれぞれ塗布す
るようにしてもよい。この場合、各塗料6,7としては、
互いに混り合わないように互いに反発する性質を有する
ものを使用する必要があり、この塗布された各塗料6,7
が乾燥した後、クリヤー8で仕上げをすると、同様に深
み感のある,より自然な感じの石目調の化粧が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の実施例を示し、第1図
(a),(b)及び(c)は化粧方法の工程を示す断面
図、第2図は印刷される石目の割れ目模様の一例を示す
平面図、第3図は化粧の仕上り状態を示す平面図であ
る。また、第4図は従来の方法による化粧の仕上り状態
を示す平面図である。 1……建築板、2……下地処理層、3……ベースコート
層、4……割れ目模様部、5……凹部分、6……白色塗
料、7……黒色塗料、8……クリヤー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築板の表面に石目調の化粧を施す化粧方
    法であって、 建築板の表面に下地処理及びベースコートを施した後、
    その上に石目の割れ目のみの模様を適宜高さの膜厚でも
    って凸状に印刷し、次いでその上から複数色の塗料を各
    々滴下することで上記膜厚により凸部となった割れ目模
    様部によって囲まれた相対的に凹部となる部分に上記複
    数色の粒状塗料を存在せしめ、しかる後上記建築板表面
    全面にクリヤーを塗布して乾燥することを特徴とする建
    築板の化粧方法。
  2. 【請求項2】建築板の表面に石目調の化粧を施す化粧方
    法であって、 建築板の表面に下地処理及びベースコートを施した後、
    その上に石目の割れ目のみの模様を適宜高さの膜厚でも
    って凸状に印刷し、次いで該膜厚により凸部となった割
    れ目模様部によって囲まれた相対的に凹部となる部分の
    表面に互いに反発する性質を有する複数色の塗料を各々
    塗布した後乾燥し、しかる後上記建築板表面全面にクリ
    ヤーを塗布して乾燥することを特徴とする建築板の化粧
    方法。
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JPS6050507B2 (ja) * 1978-05-20 1985-11-08 石川 尭 砂化粧面を有する建築パネルの連続製造装置

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