JP2607445B2 - タイルの加飾方法 - Google Patents
タイルの加飾方法Info
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Description
する。
りタイル表面の加飾模様には種々のものがあり、その一
つに図4に示しているようにタイル素地の上に釉薬を斑
点状に施して成る斑点模様100がある。
して釉薬をスプレー装置,遠心施釉装置などによりタイ
ル表面に滴状にぼた掛けする方法が用いられている。
を形成した場合、タイル表面が全面に亘って一様な斑点
模様となってしまい、変化に乏しいものとなってしまう
問題がある。
を解決するためになされたものであり、その要旨は、タ
イル表面の第一のベース色となる第一加飾層の上に該第
一加飾層と異なる色の加飾材を島状に施して第二加飾層
を形成し、しかる後これら第一,第二加飾層の上に該第
二加飾層と同系統の色から成る、望ましくは透光性を有
する釉薬をタイル表面全面に滴状に1回ないし複数回施
して斑点模様を形成することにある。
飾した場合、滴状に施された釉薬によってタイル表面に
斑点模様が形成されるが、この斑点模様を形成する釉薬
は、島状に形成された第二加飾層の色(第二ベース色)
と同系統の色から成るものであるため、第二ベース色上
に滴状に施された釉薬による斑点模様は明らかに斑点模
様として表われず、第一ベース色(第一加飾層の色)上
に滴状に施された釉薬だけが明らかな斑点模様を形成す
る。
は、第一ベース色の海の上に第二ベース色が島状に散在
した状態となり、そしてその海状のベース色の上におい
て滴状に施された釉薬による斑点模様が目立つような複
雑な模様となる。
に富んだ一様でない斑点模様が得られる。
飾層の外周辺上に位置する、滴状に施された釉薬が、第
二加飾層の輪郭線をぼかすように作用する。
た外形線で形成しても、この直線状の線がタイル表面に
表われるのが防止され、タイル表面が柔らかな模様に仕
上げられる。
を形成する加飾材として釉薬を用いることができる(請
求項2)。
に施された釉薬による加飾層との融合感を高めることが
できる利点が得られる。
加飾層を形成する加飾材をスタンプ部材に含浸させ、該
スタンプ部材を前記第一加飾層上に接触させることによ
って、該第二加飾層を形成することができる(請求項
3)。
に形成できるとともに、かかる島状の第二加飾層を厚く
形成でき、タイル表面に第二加飾層による凹凸を付与し
得、その形状効果に基づいて表面模様を更に変化に富ん
だものとすることができる。
説明する。図1(VII)は本発明の一実施例方法の最終工
程を示しており、この図において10はタイル素地で、
12はその上に形成された釉薬による第一加飾層であ
る。この第一加飾層の色はタイル表面のベース色となる
色である。
色の釉薬から成る第二加飾層14が、第一加飾層12を
海として島状に形成されている。この第二加飾層14の
色は第二のベース色となるものである。
2及び第二加飾層14の上に施された、第一加飾層12
及び第二加飾層14とは色の異なる釉薬で、18はこの
フリット状の釉薬を施した後に第一加飾層12及び第二
加飾層14上に第1回目に滴状に施された釉薬、20は
第2回目に滴状に施された釉薬、22は第3回目に滴状
に施された釉薬である。
方法の各工程を図1及び図2に基づいて具体的に説明す
る。
いるようにタイル素地10を用意し、その上に第一加飾
層12を形成する釉薬を塗布する。ここではかかる第一
加飾層12の釉薬として黒色のもの(厳密には焼成後に
黒色を発色するもの。以下同様)を用いている。
14を形成する。即ち第二のベース色となる釉薬を第一
加飾層12の上に島状(図3参照)に施す。
す手段として、ここでは図2に示しているようにスタン
プ部材24のスポンジ26に液状の釉薬を含浸させ、こ
れを第一加飾層12の上に押し付ける方法を用いてい
る。
成することができ、タイル表面を凹凸状と成して、表面
模様の厚み感を増すことができる。
しては第一加飾層12とは異なる色のものを用いる。こ
こでは、白色ないしこれに近い色のものを用いている。
いるようにフリットがけ装置28によってフリット状の
釉薬16を第一加飾層12及び第二加飾層14の上にば
らまくようにして施す。
0により第1回目の釉薬18の滴状塗布(ぼた掛け塗
布)を行う。そして更に引き続いて工程(VI),(VII)に
おいて第2回目,第3回目の釉薬20,22の滴状塗布
を行う。
薬18,20,22として上記第二加飾層14と同系統
色で且つ透光性を有するものを用い且つ回数が増すにつ
れて透光性の高いものを用いる。
をタイル素地10とともに焼成することによって各釉薬
が発色し、タイル表面に深み,凹凸感のある表情に富ん
だ模様を形成することができる。
の模様は、タイル表面の全面に亘って釉薬が滴状に施さ
れているにも拘らず、第二ベース色の上には斑点模様が
明確に表われず、第一ベース色の上のみに斑点模様がく
っきりと表われた形となり、謂わば斑点模様がタイル表
面において偏在した形となる。
性のものであって地色を透かしてタイル表面に現出させ
るため、深み感のある表面模様が得られるのである。
みが厚く、タイル表面上に盛り上がったような形となる
ため、タイル表面が凹凸形状となり、重厚感ある模様を
形成する。
第二加飾層14の外周辺上に位置する、滴状に施された
釉薬18,20,22は、第二加飾層14の直線状の外
形輪郭線をぼかすように作用するため、直線的な線はタ
イル表面に表われず、柔らかな模様が現出される。
くまで一例示である。例えば本発明ではタイル素地の表
面を第一加飾層とすることも可能であるし、また釉薬以
外の加飾材にて第二加飾層を形成することも可能であ
る。
で適宜変更することも可能である等、本発明は当業者の
知識に基づき、種々変更を加えた態様で実施可能であ
る。
の断面構造を示す説明図である。
品の平面図である。
釉薬 24 スタンプ部材
Claims (3)
- 【請求項1】 タイル表面の第一のベース色となる第一
加飾層の上に該第一加飾層と異なる色の加飾材を島状に
施して第二加飾層を形成し、しかる後これら第一,第二
加飾層の上に該第二加飾層と同系統の色から成る釉薬を
タイル表面全面に滴状に1回ないし複数回施して斑点模
様を形成することを特徴とするタイルの加飾方法。 - 【請求項2】 前記島状の第二加飾層を形成する加飾材
として釉薬を用いることを特徴とする請求項1に記載の
タイルの加飾方法。 - 【請求項3】 前記島状の第二加飾層を形成する加飾材
をスタンプ部材に含浸させ、該スタンプ部材を前記第一
加飾層上に接触させることによって該第二加飾層を形成
することを特徴とする請求項1又は2に記載のタイルの
加飾方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8478192A JP2607445B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | タイルの加飾方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8478192A JP2607445B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | タイルの加飾方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05254971A JPH05254971A (ja) | 1993-10-05 |
JP2607445B2 true JP2607445B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=13840241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8478192A Expired - Fee Related JP2607445B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | タイルの加飾方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607445B2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP8478192A patent/JP2607445B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05254971A (ja) | 1993-10-05 |
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