JP2508214Y2 - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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JP2508214Y2
JP2508214Y2 JP1992020589U JP2058992U JP2508214Y2 JP 2508214 Y2 JP2508214 Y2 JP 2508214Y2 JP 1992020589 U JP1992020589 U JP 1992020589U JP 2058992 U JP2058992 U JP 2058992U JP 2508214 Y2 JP2508214 Y2 JP 2508214Y2
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JP
Japan
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layer
thermal spray
pattern
substrate
sprayed
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Application number
JP1992020589U
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JPH0620438U (ja
Inventor
周一郎 加藤
修治 田辺
英作 享保
Original Assignee
株式会社日本アルミ
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、溶射層に基づく模様を
有する化粧板に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】図4は模様付けされた化粧
板の従来の一例を示す断面図、図5は図4のV矢視図で
ある。この化粧板は、基板1上に、色調の異なる3つの
溶射層2、3、4を形成し、溶射層3に模様の形を持た
せておくことにより、模様が構成されているものであ
る。ところで、需要者の要求する化粧板の模様は、無限
と言ってもよい。しかし、上記構成の化粧板では、溶射
層3の模様形状に自ずと限界があり、需要者の要求に対
応するには不十分であった。
【0003】
【考案の目的】本考案は、需要者の更なる要求に対応す
ることのできる模様を有する化粧板を提供することを目
的とする。
【0004】
【目的を達成するための手段】本考案の化粧板は、最上
層が透明なガラス製の基板であり、基板の裏面に透明な
塗料層を介して溶射層が形成されており、溶射層は、多
色の溶射材粒子が相互間を埋めるよう形成されるととも
に光透過可能となるよう薄く形成されていることを特徴
としている。
【0005】
【作用】溶射層に基づく模様が、透明な塗料層及び透明
なガラス製基板を通して基板側から見える。しかも、塗
料層と接触している溶射層の溶射材料は、製造工程中に
おいて殆んど空気に接触しないので、殆んど酸化され
ず、光沢を有している。従って、透明な基板を通して光
沢のある模様が見えるので、七宝焼のように見える。
【0006】溶射層が光透過可能であるので、溶射層側
から光を照らすことにより、バックライト効果が生じ
る。しかも、溶射層が、多色の溶射材粒子で形成されて
いるので、多色の模様にバックライト効果が加わること
となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本考案の第1実施例の化粧板を示す断面図で
ある。11は透明なガラス製の基板である。12は透明
な塗料層であり、公知のものが用いられる。13は溶射
層であり、溶射材粒子を通常の方法で溶射して形成され
ている。溶射材粒子としては、例えば種々の金属粒子、
セラミック粒子が用いられる。なお、溶射層13は、溶
射材粒子が相互間を埋めるよう形成されるとともに光透
過可能となるよう薄く形成されている。
【0008】上記構成の化粧板は、基板11表面に塗料
を塗布して溶射材粒子を溶射することによって簡単に形
成される。
【0009】上記構成の化粧板では、溶射層13に基づ
く模様が、塗料層12及び基板11を通して基板11側
から見える。しかも、塗料層12と接触している溶射層
13の溶射材料は、製造工程中において殆んど空気に接
触しないので、殆んど酸化されず、光沢を有している。
即ち、基板11を通して光沢のある模様が見えるので、
七宝焼のように見える。このような化粧板は、例えばタ
イル、ステンドグラス等に有効に用いることができる。
【0010】しかも、溶射層13は光透過可能となるよ
う薄く形成されているので、溶射層13側から光を照ら
すことにより、基板11側から見える模様にバックライ
ト効果が加わることとなり、模様は更に特徴あるものと
なる。
【0011】図2は本考案の第2実施例の化粧板を示す
断面図、図3は図2のIII 矢視図である。溶射層13a
は多色の溶射材粒子21、22、23、…が相互間を埋
めるよう散在し且つ光透過可能となるよう薄く形成され
ている。従って、この化粧板においても、溶射層13a
側から光を照らすことにより、第1実施例と同様に基板
11側から見える模様にバックライト効果が加わる。し
かも、模様は多色の散在したものであるので、模様は更
に特徴あるものとなる。溶射層13aを形成するために
は、溶射材粒子が点在する程度に溶射密度が低くなる溶
射ガン移動速度にて溶射材粒子を溶射する作業を、溶射
材粒子を変えて多数回行なえばよい。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案の化粧板によれば、
最上層が透明なガラス製の基板11であり、基板11の
裏面に透明な塗料層12を介して溶射層13が形成され
ており、溶射層13は、溶射材粒子が相互間を埋めるよ
う形成されるとともに光透過可能となるよう薄く形成さ
れているので、溶射層13に基づく模様を塗料層12及
び基板11を通して基板11側から見ることができる。
しかも、塗料層12と接触している溶射層13の溶射材
料は、製造工程中において殆んど空気に接触しないの
で、殆んど酸化されず、光沢を有している。従って、基
板11を通して光沢のある模様を見ることができ、七宝
焼のような模様を表出することができる。このような化
粧板は、例えばタイル、ステンドグラス等に有効に用い
ることができる。
【0013】また、溶射層13が光透過可能となるよう
薄く形成されているので、溶射層13側から光を照らす
ことにより、バックライト効果を生じさせることがで
き、模様を更に特徴あるものにできる。
【0014】しかも、溶射層13aを、多色の溶射材粒
子21、22、23、…が相互間を埋めるよう散在し且
つ光透過可能となるよう薄く形成しているので、バック
ライト効果を生じさせることができ、しかも、模様は多
色の散在したものであるので、模様を更に特徴あるもの
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例の化粧板を示す断面図で
ある。
【図2】 本考案の第2実施例の化粧板を示す断面図で
ある。
【図3】 図2のIII 矢視図である。
【図4】 模様付けされた化粧板の従来の一例を示す断
面図である。
【図5】 図4のV矢視図である。
【符号の説明】
11 基板 12 塗料層 13、13a 溶射層 21、22、23 溶射材粒子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最上層が透明なガラス製の基板であり、
    基板の裏面に透明な塗料層を介して溶射層が形成されて
    おり、溶射層は、多色の溶射材粒子が相互間を埋めるよ
    う形成されるとともに光透過可能となるよう薄く形成さ
    れていることを特徴とする化粧板。
JP1992020589U 1992-04-06 1992-04-06 化粧板 Expired - Lifetime JP2508214Y2 (ja)

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JPH0620438U JPH0620438U (ja) 1994-03-18
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JPS6114228A (ja) * 1984-06-29 1986-01-22 Kureha Chem Ind Co Ltd パラフエニレンスルフイドブロツクコポリマ−、その製造法およびその用途
JPS6238274A (ja) * 1985-08-12 1987-02-19 Shiyain Kogei:Kk 陶磁器、ガラス器類へのフツ素樹脂塗膜の形成法

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JPH0620438U (ja) 1994-03-18

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