JPH02280874A - 化粧板及びその製造方法 - Google Patents

化粧板及びその製造方法

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JPH02280874A
JPH02280874A JP9891389A JP9891389A JPH02280874A JP H02280874 A JPH02280874 A JP H02280874A JP 9891389 A JP9891389 A JP 9891389A JP 9891389 A JP9891389 A JP 9891389A JP H02280874 A JPH02280874 A JP H02280874A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は木質繊維からなる塗装を施された化粧板及びそ
の製造方法に関する。
〔従来技術およびその問題点〕
木質繊維からなる塗装を施された化粧板としては次のよ
うな提案がなされている。
イ 特公昭40−14990号のように表面に凹凸模様
を形成しこの模様面に透明性塗料を全面的に塗布し、塗
料中の顔料を模様の凹部に沈降させ、模様の凸部には透
明層のみが形成せられるようにしたもの。
この提案では模様の凸部には物品地色が透明層を介して
表現され、凹部には塗料中の顔料が沈降され、着色がな
されるが、色彩的には単色であり意匠性が単調だという
難点がある。
また本出願人の出願にかかる実公昭50−104475
号のように、 木質繊維からなる基材の凸状外面にシーラー塗膜層を層
着しその表面および凹状外面へ不透明塗装膜を層着して
均一な色調となし不透明塗膜層表面に凹状面における半
透明塗膜層の塗膜厚を凸状面よりも厚く層着して構成さ
れた凹凸模様を有する塗装ボード、 も提案されている。
この提案は比重の低い凸状外面にシーラー塗膜層を形成
し、その表面へ塗装される着色塗料の吸い込みを防止し
、もって凹凸状外面の表面密度に関係なく均一な着色塗
膜層を形成した後に半透明塗膜層を塗布することにより
、半透明塗層が、凸状外面部が薄く、凹状外面部が厚く
なるように層着されている。したがって、凹状面におい
ては薄い半透明塗膜層を透して不透明塗膜層の色調が強
調表現され、凹面では不透明塗膜の色調が半透明塗膜層
でほぼ隠蔽されて半透明塗膜層による色調が強調表現さ
れる。
また凸状面から凹状面への中間部においても凹部の深さ
に応じて半透明塗膜層も厚(なるように、構成されるの
で、凸状面と凹状面との色調の変化も同一塗料の濃淡差
で断層がなく自然な色の変化を生じせしめる。
しかし意匠的に向上されたものの、着色塗層、半透明層
の2層を構成しなくてはならず生産ラインが煩雑となり
、また同一塗料の濃淡差であり、色調の変化に乏しいと
いう問題点を残している。
〔問題点を解決するための手段とその作用〕本発明は上
記問題点を解決するため次のような構成をとったもので
ある。すなわち木質繊維からなる化粧板を塗装する際、
模様状に塗料の吸い込み防止処理を施し、次にこの表全
面に比重が高く粒子の大きな顔料(4a)と比重が低く
粒子の小さな顔料(4b)とを任意混合された着色塗料
(4)を塗布して放置し、塗料の吸い込み防止処理部(
2)上に比重が高く粒子の大きな顔料(4a)が沈降し
比重が低く粒子の小さな顔料(4b)がその上部に層を
なした凸状着色塗層(A)を、吸い込み防止処理を施し
てない非吸い込み防止処理部(3)上に、比重が低く粒
子の小さな顔料(4b)が塗料の一部とともに基材(1
)内に浸透しその表面に比重が高く粒子の大きな顔料(
4a)が層をなした凹状着色塗膜層Bそれぞれ形成する
ようにしたものである。
本発明は上記の構成を採用することにより、塗料の吸い
込み防止処理部(2)、非吸い込み防止処理部(3)に
おいて色の異なる着色塗膜層(A)。
(B)が−回の塗装工程で得られるようにしたものであ
る。すなわち意匠性の高い塗膜層が単純な工程で得られ
るものである。
以下本発明の実施例について説明する。
〔実施例の説明〕
第1〜3図に本発明実施例を示す。
第1〜4図において、 基材(1]は通常の方法により得られる木質繊維を圧縮
成形して製造されるファイバーボードである。
基材(1)は ファイバーボードにかえて塗料の吸い込
みが大きくなされる基材であれば特に限定されるもので
はない。
まづ、第1図のように基材(1)の表面に塗料の吸い込
み防止処理として塗装装置を用いてシーラーを模様状に
塗布してシーラー塗膜N(2)を形成する。
つぎに第2図のように、模様状にシーラー塗装の施され
た表全面に比重が高く粒子の大きな顔料(4a)と比重
が低く粒子の小さな顔料(4b)とを任意混合された着
色塗料(4)を塗装装置を用いてほぼ均一に塗布する。
そしてしばらく放置しておくと、シーラー塗膜層部(2
)上において着色塗料(4)はシーラー層が形成されて
なるために、基材(1)内へ吸い込まれることなく第3
図のように凸状着色塗膜層(A)を形成する。
凸状着色塗膜層(A)は着色塗料(4)中に比重が高く
粒子の大きな顔料(4a)と、比重が低く粒子の小さな
顔料(4b)が混合されているため比重が高く粒子の大
きな顔料(4a)は沈降し、逆に比重が低く粒子の小さ
な顔料(4b)はその上部に層をなすように構成される
そのためにシーラー塗膜層部(2)上の凸状着色塗膜層
(A)は塗膜厚が厚く、比重が低く粒子の小さな顔料(
4b)の色調が濃く表現される。
比重が低く粒子の小さな顔料(4b)の添加量を変化さ
せることによって例えば減少させていくことで該顔料(
4b)を含む上層の色調を透し、凸状着色塗膜層(A)
底部に沈降する比重が高く、粒子の大きな顔料(4a)
の色調が影響して現出さ棧微妙な色変化が得られる。
非シーラー部(3)において着色塗料(4)はシーラー
塗膜が形成されていないために、その−部が基材(1)
内に吸い込まれ凹状着色塗膜層(B)を形成する。
凹状着色塗膜層(B)は着色塗料(4)中に比重が高く
粒子の大きな顔料(4a)と、比重が低く粒子の小さな
顔料(4b)とが混合されているため該塗料(4)の基
材1内への吸い込みに伴う流動に誘因され比重が低く粒
子の小さな顔料(4b)が塗料(4)と−緒に基材1内
に吸い込まれ、比重が高く粒子の大きな顔料(4a)が
非シーラー部(3)上に多く残置され層をなすように構
成される。
そのために非シーラー部(3)上の凹状着色塗膜層(B
)は塗膜厚は若干薄くなり、比重が高ぐ粒子の大きな顔
料(4a)の色調が濃く表現される。
比重が低く粒子の小さな顔料(4b)あるいは比重が高
く粒子の大きな顔料(4a)の添加量を変化させること
によつ人非シーラー部(3)上の凹状着色塗膜層(B)
中に残置する比重が低く粒子の小さな顔料(4b)の割
合が変化し、該顔料(4a)、  (4b)の色調が影
響して現出され、微妙な色変化が得られる。この色変化
は比重が高く粒子の大きな顔料(4a)の添加量を変化
させることによっても得られるものである。凸状着色塗
膜層(A)、凹状着色塗膜N(B)の形成された基材(
1)の表全面に必要に応じて上塗り塗装を施しても何等
差し支えない。
そして比重が高く粒子の大きな顔料(4a)と比重が小
さく粒子の小さい顔料(4b)との色を変えておけばシ
ーラー塗膜層部(2)、非シーラー部(3)の色を変え
ることができ、意匠性の向上に役立つ。
以上の実施例は、塗料の吸い込み防止処理として、シー
ラーの塗布を例に挙げ、説明したが、そ。
れ以外にも、目止め、樹脂含浸、塗料等を用い、塗料の
吸い込み防止処理を行なうこともできる。
〔発明の効果〕
比重が高く粒子の大きな顔料として比重が低く粒子の小
さな顔料とを混合した着色塗料を用いて基材への該塗料
の吸い込み差により表面凹凸模様の凸模様部と凹模様部
との色変化が出せるものであり、しかもそのような色変
化が1回の着色塗装で行える。また各顔料の添加量を変
えることで容易に色変化を微妙になし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図二本発明方法において模様状のシーラー塗布の状
態を示す平面図。 塗料の塗布直後の状態を示す側面図。 塗料の最終状態を示す側面図。 基材、 シーラー塗膜層部、吸い込み防止処理部非シーラー部、
非吸い込み防止処理部 塗料、 比重が高く粒子の大きな顔料、 比重が低く粒子の小さな顔料、 凸状着色塗膜層、 凹状着色塗膜層。 I01 IG2 I03

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]木質繊維からなる基材(1)の表面に模様状に塗
    料の吸い込み防止処理が施されるとともに、塗料の吸い
    込み防止処理が施された部分(2)に比重が高く粒子の
    大きな顔料(4a)が沈降し、比重が低く粒子の小さな
    顔料(4a)がその上部に層をなした凸状着色塗膜層(
    A)が、他の非吸い込み処理部(3)上には吸い込み処
    理の施されていない比重が低く粒子の小さな顔料(4a
    )基材(1)内に浸透されその上面に比重が高く粒子の
    大きな顔料(4a)が層をなした凹状着色塗膜層(B)
    がそれぞれ形成された、 ことも特徴とする化粧板。 [2]木質繊維からなる基材(1)の表面に模様状に塗
    料の吸い込み防止処理を施こし、次にその表全面に比重
    が高く粒子の大きな顔料(4a)と混合された着色塗料
    (4)を塗布して放置し、塗料の吸い込み防止処理部(
    2)上に比重が高く粒子の大きな顔料(4a)が沈降し
    、比重が低く粒子の小さな顔料(4b)がこの上部に層
    をなした凸状着色塗膜層(A)を吸い込み防止処理の施
    されていない非吸い込み防止処理部(3)上に、比重が
    低く粒子の小さな顔料(4b)が基材(1)内に浸透し
    、その表面に比重が高く粒子の大きな顔料(4a)が層
    をなした凹状着色塗膜層(B)をそれぞれ形成する、 ことを特徴とする化粧板の製造方法。 [3]木質繊維からなる基材(1)の表面にシーラーを
    模様状に塗布し、シーラー塗膜層部(2)を形成し、次
    にその表全面に比重が高く粒子の大きな顔料(4a)と
    比重が低く粒子の小さな顔料(4b)とを任意混合され
    た着色塗料(4)を塗布して放置し、シーラー塗膜層部
    (2)上に比重が高く粒子の大きな顔料(4a)が沈降
    し比重が低く粒子の小さな顔料(4b)がこの上部に層
    をなした凸状着色塗膜層(A)を、シーラーを施こさな
    い非シーラー部(3)上に、比重が低く粒子の小さな顔
    料(4b)が基材(1)内に浸透し、その表面に比重が
    高く粒子の大きな顔料(4a)が層をなした凹状着色塗
    膜層(B)をそれぞれ形成する、 ことを特徴とする化粧板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1262292A1 (en) * 2001-05-31 2002-12-04 Hokusan Ltd. Method of manufacturing artificially figured veneer or artificially figured board

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50104475U (ja) * 1974-01-30 1975-08-28

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