JPS6238274A - 陶磁器、ガラス器類へのフツ素樹脂塗膜の形成法 - Google Patents
陶磁器、ガラス器類へのフツ素樹脂塗膜の形成法Info
- Publication number
- JPS6238274A JPS6238274A JP17823485A JP17823485A JPS6238274A JP S6238274 A JPS6238274 A JP S6238274A JP 17823485 A JP17823485 A JP 17823485A JP 17823485 A JP17823485 A JP 17823485A JP S6238274 A JPS6238274 A JP S6238274A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluorocarbon resin
- ware
- resin film
- film
- ceramic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は家庭用厨房器具や食器として用いられる陶磁器
、ガラス器類の表面にフッ素樹脂塗膜を形成する方法に
関する。
、ガラス器類の表面にフッ素樹脂塗膜を形成する方法に
関する。
(従来の技術及びその問題点)
従来、陶磁器などにフッ素樹脂塗膜を形成するに当って
は、下塗り用のホウロウフリットを使用しているが、こ
の場合には500℃以上の温度で焼付ける必要があるの
で、陶磁器などの素材に要求される耐熱条件が厳しくな
り、又焼成設備が大がかりになるという問題点が生ずる
。
は、下塗り用のホウロウフリットを使用しているが、こ
の場合には500℃以上の温度で焼付ける必要があるの
で、陶磁器などの素材に要求される耐熱条件が厳しくな
り、又焼成設備が大がかりになるという問題点が生ずる
。
(問題点を解決するための手段)
本発明は上記問題点を解決するため、陶器、磁器、素焼
き器、ガラス器のいずれかからなる素材の表面にアルミ
ニウム又はアルミニウム合金を溶射して溶射膜を形成し
、次いで前記溶射膜上にフッ素樹脂を塗布、焼成するこ
とを特徴とする。
き器、ガラス器のいずれかからなる素材の表面にアルミ
ニウム又はアルミニウム合金を溶射して溶射膜を形成し
、次いで前記溶射膜上にフッ素樹脂を塗布、焼成するこ
とを特徴とする。
前記陶器、磁器、素焼き器、ガラス器は後述のようにフ
ッ素樹脂焼成時の温度(約430℃)に耐える耐熱性を
有していることが必要であるが、ホウロウフリットを使
用した従来の場合に比較し、その耐熱条件は緩和される
。これらは家庭用厨房器具や食器としての形状、機能を
備えるように形成されている。
ッ素樹脂焼成時の温度(約430℃)に耐える耐熱性を
有していることが必要であるが、ホウロウフリットを使
用した従来の場合に比較し、その耐熱条件は緩和される
。これらは家庭用厨房器具や食器としての形状、機能を
備えるように形成されている。
陶器等の素材の表面にアルミニウム又はアルミニウム合
金を溶射する前に、前記表面をブラスト等によって粗面
化すると、溶射膜と素材との結合強化が図れて好適であ
る。その表面粗さは8〜15μ程度が適当である。
金を溶射する前に、前記表面をブラスト等によって粗面
化すると、溶射膜と素材との結合強化が図れて好適であ
る。その表面粗さは8〜15μ程度が適当である。
前記溶射はアーク溶射又は火炎溶射を用いて行うとよい
。又高純度のアルミニウム及びアルミニウム合金のいず
れを用いてもよい。溶射膜の膜厚は10〜50μ程度が
よい。
。又高純度のアルミニウム及びアルミニウム合金のいず
れを用いてもよい。溶射膜の膜厚は10〜50μ程度が
よい。
上記溶射膜上には、テフロン(デュポン社商標−ポリテ
トラフルオルエチレンの代表例−)などのフッ素樹脂を
塗布、焼成し゛(、フッ素樹脂塗膜を形成する。
トラフルオルエチレンの代表例−)などのフッ素樹脂を
塗布、焼成し゛(、フッ素樹脂塗膜を形成する。
以上のようにして得られた製品の1例を第1図に示して
いる。第1図において、1は陶器などの素材、2は溶射
膜、3はフッ素樹脂塗膜である。
いる。第1図において、1は陶器などの素材、2は溶射
膜、3はフッ素樹脂塗膜である。
(作用)
陶磁器などの素材の表面にアルミニウム又はアルミニウ
ム合金を溶射するときに、素材に及ぼされる熱影響は軽
微である。そして素材表面の溶射膜上にフッ素樹脂塗膜
を焼成するときの温度は430℃前後に抑えることがで
きるので、従来の方法より低温でフッ素樹脂塗膜を形成
することができる。
ム合金を溶射するときに、素材に及ぼされる熱影響は軽
微である。そして素材表面の溶射膜上にフッ素樹脂塗膜
を焼成するときの温度は430℃前後に抑えることがで
きるので、従来の方法より低温でフッ素樹脂塗膜を形成
することができる。
又アルミニウム、アルミニウム合金の溶射膜は、陶磁器
などの素材とフッ素樹脂塗膜とを強固に結合するバイン
ダーとしての作用を営む。
などの素材とフッ素樹脂塗膜とを強固に結合するバイン
ダーとしての作用を営む。
(第1実施例)
第1工程ニブラスト
陶器の表面に、#50、#60のアルミナ粉を使用し、
エアー5kg/−圧でブラスト。
エアー5kg/−圧でブラスト。
陶器表面の粗さ 8μ
第2工程ニアルミニウム熔射
純度99%のアルミニウムをアーク溶射膜厚 16μ
第3工程:フッ素樹脂塗膜の塗布、焼成テフロン(デュ
ポン社商標)を使用 (I)プライマー DuPont 459−882 (品番)乾燥
200℃ 2分 膜厚 9μ (■)トップ DuPont 455 127 (品番)乾燥
432℃ 4分 膜厚 18μ (第2実施例) 第1実施例と基本的には同工程であるが、第2工程の溶
射膜形成をアルミニウム合金を用いて行った。
ポン社商標)を使用 (I)プライマー DuPont 459−882 (品番)乾燥
200℃ 2分 膜厚 9μ (■)トップ DuPont 455 127 (品番)乾燥
432℃ 4分 膜厚 18μ (第2実施例) 第1実施例と基本的には同工程であるが、第2工程の溶
射膜形成をアルミニウム合金を用いて行った。
(フッ素樹脂塗膜の特性比較)
比較例として、陶器表面をブラストによって粗面化し、
これに直接フッ素樹脂塗膜を塗布、焼成したものを製作
した。第1表は比較例、゛第1実施例及び第2実施例の
フッ素樹脂塗膜の特性比較結果を示している。
これに直接フッ素樹脂塗膜を塗布、焼成したものを製作
した。第1表は比較例、゛第1実施例及び第2実施例の
フッ素樹脂塗膜の特性比較結果を示している。
(発明の効果)
本発明は上述のように、接着強度の優れたフン素樹脂塗
膜を陶磁器、ガラス器類の表面に形成することができる
と共に、陶磁器、ガラス器類の耐熱条件を緩和すること
ができるという効果がある。
膜を陶磁器、ガラス器類の表面に形成することができる
と共に、陶磁器、ガラス器類の耐熱条件を緩和すること
ができるという効果がある。
第1図は本発明方法により得られた製品の1例を示す断
面図である。
面図である。
Claims (1)
- (1)陶器、磁器、素焼き器、ガラス器のいずれかから
なる素材の表面にアルミニウム又はアルミニウム合金を
溶射して溶射膜を形成し、次いで前記溶射膜上にフッ素
樹脂を塗布、焼成することを特徴とする陶磁器、ガラス
器類へのフッ素樹脂塗膜の形成法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17823485A JPS6238274A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 陶磁器、ガラス器類へのフツ素樹脂塗膜の形成法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17823485A JPS6238274A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 陶磁器、ガラス器類へのフツ素樹脂塗膜の形成法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6238274A true JPS6238274A (ja) | 1987-02-19 |
JPH0254149B2 JPH0254149B2 (ja) | 1990-11-20 |
Family
ID=16044937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17823485A Granted JPS6238274A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 陶磁器、ガラス器類へのフツ素樹脂塗膜の形成法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6238274A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0620438U (ja) * | 1992-04-06 | 1994-03-18 | 株式会社日本アルミ | 化粧板 |
KR100263549B1 (ko) * | 1997-12-30 | 2000-08-01 | 김완영 | 불소수지코팅세라믹용기및그제조방법 |
US20160096194A1 (en) * | 2010-03-30 | 2016-04-07 | Kuraray Co., Ltd. | Method for producing composite structural material |
-
1985
- 1985-08-12 JP JP17823485A patent/JPS6238274A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0620438U (ja) * | 1992-04-06 | 1994-03-18 | 株式会社日本アルミ | 化粧板 |
KR100263549B1 (ko) * | 1997-12-30 | 2000-08-01 | 김완영 | 불소수지코팅세라믹용기및그제조방법 |
US20160096194A1 (en) * | 2010-03-30 | 2016-04-07 | Kuraray Co., Ltd. | Method for producing composite structural material |
US10814350B2 (en) * | 2010-03-30 | 2020-10-27 | Kuraray Co., Ltd. | Method for producing composite structural material |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0254149B2 (ja) | 1990-11-20 |
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