JPH0254149B2 - - Google Patents
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- JPH0254149B2 JPH0254149B2 JP17823485A JP17823485A JPH0254149B2 JP H0254149 B2 JPH0254149 B2 JP H0254149B2 JP 17823485 A JP17823485 A JP 17823485A JP 17823485 A JP17823485 A JP 17823485A JP H0254149 B2 JPH0254149 B2 JP H0254149B2
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- fluororesin
- ceramics
- aluminum
- film
- sprayed film
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- Expired
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は家庭用厨房器具や食器として用いられ
る陶磁器、ガラス器類の表面にフツ素樹脂塗膜を
形成する方法に関する。 (従来の技術及びその問題点) 従来、陶磁器などにフツ素樹脂塗膜を形成する
に当つては、下塗り用のホウロウフリツトを使用
しているが、この場合には500℃以上の温度で焼
付ける必要があるので、陶磁器などの素材に要求
される耐熱条件が厳しくなり、又焼成設備が大が
かりになるという問題点が生ずる。 (問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するため、陶器、磁
器、素焼き器、ガラス器のいずれかからなる素材
の表面にアルミニウム又はアルミニウム合金を溶
射して溶射膜を形成し、次いで前記溶射膜上にフ
ツ素樹脂を塗布、焼成することを特徴とする。 前記陶器、磁器、素焼き器、ガラス器は後述の
ようにフツ素樹脂焼成時の温度(約430℃)に耐
える耐熱性を有していることが必要であるが、ホ
ウロウフリツトを使用した従来の場合に比較し、
その耐熱条件は緩和される。これらは家庭用厨房
器具や食器としての形状、機能を備えるように形
成されている。 陶器等の素材に表面にアルミニウム又はアルミ
ニウム合金を溶射する前に、前記表面をブラスト
等によつて粗面化すると、溶射膜と素材との結合
強化が図れて好適である。その表面粗さは8〜
15μ程度が適当である。 前記溶射はアーク溶射又は火炎溶射を用いて行
うとよい。又高純度のアルミニウム及びアルミニ
ウム合金のいずれを用いてもよい。溶射膜の膜厚
は10〜50μ程度がよい。 上記溶射膜上には、テフロン(デユポン社商標
−ポリテトラフルオルエチレンの代表例−)など
のフツ素樹脂を塗布、焼成して、フツ素樹脂塗膜
を形成する。 以上のようにして得られた製品の1例を第1図
に示している。第1図において、1は陶器などの
素材、2は溶射膜、3はフツ素樹脂塗膜である。 (作用) 陶磁器などの素材の表面にアルミニウム又はア
ルミニウム合金を溶射するときに、素材に及ぼさ
れる熱影響は軽微である。そして素材表面の溶射
膜上にフツ素樹脂塗膜を焼成するときの温度は
430℃前後に抑えることができるので、従来の方
法より低温でフツ素樹脂塗膜を形成することがで
きる。 又アルミニウム、アルミニウム合金の溶射膜
は、陶磁器などの素材とフツ素樹脂塗膜とを強固
に結合するバインダーとしての作用を営む。 (第1実施例) 第1工程:ブラスト 陶器の表面に、#50、#60のアルミナ粉を使用
し、エアー5Kg/cm2圧でブラスト。 陶器表面の粗さ 8μ 第2工程:アルミニウム溶射 純度99%のアルミニウムをアーク溶射 膜厚 16μ 第3工程:フツ素樹脂塗膜の塗布、焼成 テフロン(デユポン社商標)を使用 () プライマー DuPont 459−882(品番) 乾 燥 200℃ 2分 膜 厚 9μ () トツプ DuPont 455−127(品番) 乾 燥 432℃ 4分 膜 厚 18μ (第2実施例) 第1実施例と基本的には同工程であるが、第2
工程の溶射膜形成をアルミニウム合金を用いて行
つた。 (フツ素樹脂塗膜の特性比較) 比較例として、陶器表面をブラストによつて粗
面化し、これに直接フツ素樹脂塗膜を塗布、焼成
したものを製作した。第1表は比較例、第1実施
例及び第2実施例のフツ素樹脂塗膜の特性比較結
果を示している。
る陶磁器、ガラス器類の表面にフツ素樹脂塗膜を
形成する方法に関する。 (従来の技術及びその問題点) 従来、陶磁器などにフツ素樹脂塗膜を形成する
に当つては、下塗り用のホウロウフリツトを使用
しているが、この場合には500℃以上の温度で焼
付ける必要があるので、陶磁器などの素材に要求
される耐熱条件が厳しくなり、又焼成設備が大が
かりになるという問題点が生ずる。 (問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するため、陶器、磁
器、素焼き器、ガラス器のいずれかからなる素材
の表面にアルミニウム又はアルミニウム合金を溶
射して溶射膜を形成し、次いで前記溶射膜上にフ
ツ素樹脂を塗布、焼成することを特徴とする。 前記陶器、磁器、素焼き器、ガラス器は後述の
ようにフツ素樹脂焼成時の温度(約430℃)に耐
える耐熱性を有していることが必要であるが、ホ
ウロウフリツトを使用した従来の場合に比較し、
その耐熱条件は緩和される。これらは家庭用厨房
器具や食器としての形状、機能を備えるように形
成されている。 陶器等の素材に表面にアルミニウム又はアルミ
ニウム合金を溶射する前に、前記表面をブラスト
等によつて粗面化すると、溶射膜と素材との結合
強化が図れて好適である。その表面粗さは8〜
15μ程度が適当である。 前記溶射はアーク溶射又は火炎溶射を用いて行
うとよい。又高純度のアルミニウム及びアルミニ
ウム合金のいずれを用いてもよい。溶射膜の膜厚
は10〜50μ程度がよい。 上記溶射膜上には、テフロン(デユポン社商標
−ポリテトラフルオルエチレンの代表例−)など
のフツ素樹脂を塗布、焼成して、フツ素樹脂塗膜
を形成する。 以上のようにして得られた製品の1例を第1図
に示している。第1図において、1は陶器などの
素材、2は溶射膜、3はフツ素樹脂塗膜である。 (作用) 陶磁器などの素材の表面にアルミニウム又はア
ルミニウム合金を溶射するときに、素材に及ぼさ
れる熱影響は軽微である。そして素材表面の溶射
膜上にフツ素樹脂塗膜を焼成するときの温度は
430℃前後に抑えることができるので、従来の方
法より低温でフツ素樹脂塗膜を形成することがで
きる。 又アルミニウム、アルミニウム合金の溶射膜
は、陶磁器などの素材とフツ素樹脂塗膜とを強固
に結合するバインダーとしての作用を営む。 (第1実施例) 第1工程:ブラスト 陶器の表面に、#50、#60のアルミナ粉を使用
し、エアー5Kg/cm2圧でブラスト。 陶器表面の粗さ 8μ 第2工程:アルミニウム溶射 純度99%のアルミニウムをアーク溶射 膜厚 16μ 第3工程:フツ素樹脂塗膜の塗布、焼成 テフロン(デユポン社商標)を使用 () プライマー DuPont 459−882(品番) 乾 燥 200℃ 2分 膜 厚 9μ () トツプ DuPont 455−127(品番) 乾 燥 432℃ 4分 膜 厚 18μ (第2実施例) 第1実施例と基本的には同工程であるが、第2
工程の溶射膜形成をアルミニウム合金を用いて行
つた。 (フツ素樹脂塗膜の特性比較) 比較例として、陶器表面をブラストによつて粗
面化し、これに直接フツ素樹脂塗膜を塗布、焼成
したものを製作した。第1表は比較例、第1実施
例及び第2実施例のフツ素樹脂塗膜の特性比較結
果を示している。
【表】
(発明の効果)
本発明は上述のように、接着強度の優れたフツ
素樹脂塗膜を陶磁器、ガラス器類の表面に形成す
ることができると共に、陶磁器、ガラス器類の耐
熱条件を緩和することができるという効果があ
る。
素樹脂塗膜を陶磁器、ガラス器類の表面に形成す
ることができると共に、陶磁器、ガラス器類の耐
熱条件を緩和することができるという効果があ
る。
第1図は本発明方法により得られた製品の1例
を示す断面図である。 1……素材、2……溶射膜、3……フツ素樹脂
塗膜。
を示す断面図である。 1……素材、2……溶射膜、3……フツ素樹脂
塗膜。
Claims (1)
- 1 陶器、磁器、素焼き器、ガラス器のいずれか
からなる素材の表面にアルミニウム又はアルミニ
ウム合金を溶射して溶射膜を形成し、次いで前記
溶射膜上にフツ素樹脂を塗布、焼成することを特
徴とする陶磁器、ガラス器類へのフツ素樹脂塗膜
の形成法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17823485A JPS6238274A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 陶磁器、ガラス器類へのフツ素樹脂塗膜の形成法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17823485A JPS6238274A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 陶磁器、ガラス器類へのフツ素樹脂塗膜の形成法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6238274A JPS6238274A (ja) | 1987-02-19 |
JPH0254149B2 true JPH0254149B2 (ja) | 1990-11-20 |
Family
ID=16044937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17823485A Granted JPS6238274A (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 | 陶磁器、ガラス器類へのフツ素樹脂塗膜の形成法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6238274A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2508214Y2 (ja) * | 1992-04-06 | 1996-08-21 | 株式会社日本アルミ | 化粧板 |
KR100263549B1 (ko) * | 1997-12-30 | 2000-08-01 | 김완영 | 불소수지코팅세라믹용기및그제조방법 |
JP4961054B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2012-06-27 | 株式会社クラレ | 複合構造体、それを用いた包装材料および成形品、複合構造体の製造方法、ならびにコーティング液 |
-
1985
- 1985-08-12 JP JP17823485A patent/JPS6238274A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6238274A (ja) | 1987-02-19 |
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