JPH0985162A - 色彩模様入り建築用板の製造法 - Google Patents

色彩模様入り建築用板の製造法

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JPH0985162A
JPH0985162A JP24945495A JP24945495A JPH0985162A JP H0985162 A JPH0985162 A JP H0985162A JP 24945495 A JP24945495 A JP 24945495A JP 24945495 A JP24945495 A JP 24945495A JP H0985162 A JPH0985162 A JP H0985162A
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JP
Japan
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pattern
coating film
roll
color
colored coating
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Pending
Application number
JP24945495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Wakabayashi
賢治 若林
Masahiro Yoshii
正広 吉井
Atsuhisa Fujisawa
▲あつ▼久 藤澤
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】工程数を増加させることなしに色彩感の豊かな
色彩模様を形成できる建築用板の製造方法を提供する。 【解決手段】表面凹凸模様入り基板の表面凹凸に沿って
薄膜状の一次着色塗膜を形成した後に、その上から塗布
ロールを適用して二次着色塗膜を形成するに際し、塗布
ロールとして、基板表面の凹凸模様よりも細やかな凹凸
模様入りのパターンロールを用いることにより、基板表
面の凸部上に、一次及び二次着色塗膜からなる2色模様
を形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色彩模様入り建築用
板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、高級品指向から建築用板、とりわ
け壁面、天井面、床面等の仕上げ用には、色彩模様入り
のものが優れた意匠性により望まれる傾向にあり、すで
に種々の構成のものが提案されている。
【0003】例えば、特開昭56−31473号公報に
みられるような、フローコータによる一次塗装とロール
コータによる二次塗装を併用する方法は、目地状凹部と
レンガ状凸部とで色彩が異なり、2色の色彩模様を形成
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従來法
では凹凸模様の凹部と凸部で色彩が異なるとはいえ、表
面積の大部分を占めるレンガ状凸部においてはべた塗り
一色となり、色彩感に乏しく尚満足すべきものでなかっ
た。
【0005】本発明は、特に製造工程数を増加させるこ
となしに、色彩感の豊かな色彩模様入り建築用板を製造
し得る方法を提供することを主目的としてなされたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面凹凸模様
入り基板の表面凹凸に沿って薄膜状の一次着色塗膜を形
成した後に、その上から塗布ロールを適用して二次着色
塗膜を形成するに際し、塗布ロールとして、基板表面の
凹凸模様よりも細やかな凹凸模様入りのパターンロール
を用いることにより、基板表面の凸部上に、一次及び二
次着色塗膜からなる2色模様を形成することを特徴とす
る色彩模様入り建築用板の製造法に係る。
【0007】さらに本発明は、二次着色塗膜の形成に際
し、塗布ロールとして、基板表面の凹凸模様より細やか
な凹凸模様入りで且つ凸部表面が平面部と粗面部とから
構成されたパターンロールを用いることにより、二次着
色塗膜にぼかし模様を入れることを特徴とする請求項1
記載の製造法に係る。
【0008】さらに本発明は、二次着色塗膜の形成前又
は形成後に、請求項2に記載のぼかしパターンロールを
用いて、ぼかし模様入りの三次着色塗膜を形成すること
を特徴とする請求項1記載の製造法に係る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面にもとづき説明すると次の通りである。
【0010】本発明において、基板1としては無機質例
えばけい酸カルシウム製にして、表面に凹凸模様2が形
成されたものが用いられる。
【0011】凹凸模様2として、図1にはレンガに相当
する平面状凸部2aと、目地に相当する筋状凹部2bと
からなるレンガ積み模様が示されているが、石積み模
様、タイル張り模様など、多数の平面状凸部とこれら凸
部の間を隔離する凹部とから構成されている各種の凹凸
模様を形成できる。
【0012】基板1の表面には、凹凸模様2の全面を被
覆するように、薄膜状の一次着色塗膜3が、図2に示す
ように凹凸部2b,2aに沿って、従って凹凸模様2が
実質的にそのまま残るように形成される。
【0013】一次着色塗膜3の形成手段としては、塗材
を凹凸部2b,2aに沿って全体一様に薄肉層に塗布形
成できるものであればよく、例えばエアースプレー法、
フローコータ法などを適用できる。
【0014】基板1の表面に形成した一次着色塗膜3を
乾燥固化した後に、さらにその上から塗布ロール4(図
3参照)を適用して異色の二次着色塗膜5(図4参照)
が塗布形成される。
【0015】図3には、二次着色塗膜5の塗布形成を自
動機械的に連続的に行う場合が示されているが、手塗り
で行ってもよい。
【0016】ちなみに、図3において、基板1は塗布ロ
ール4の回転で該ロール4とバックアップロール6との
間を通過しつつ矢符7の方向に連続的に送られて行き、
一方塗材8は供給ロール9,9を介して塗布ロール4に
連続的に転写供給されて行き、基板1の凸部2a表面に
はロール4,6間の通過時に、塗布ロール4により塗材
が薄膜状に塗布され、二次着色塗膜5が連続的に形成さ
れるような構成になっている。
【0017】二次着色塗膜5の形成状況が図4に示さ
れ、該塗膜5は基板1の表面の凹凸模様2のうち塗布ロ
ール4と接触する平面状凸部2a表面だけに選択的に塗
布形成され、凹部2bには形成されない。 従って、凹
部2bには一次着色塗膜3がそのまま残り、よって基板
1の表面には、従來法と同様に凸部2aと凹部2bとで
色が異なる2色の基本的な色彩模様が形成される。
【0018】本発明においては、二次着色塗膜の形成に
適用される塗布ロール4はパターンロールの形態で使用
され、その表面には、図3に示すように基板1表面の凹
凸模様2よりも細やかな凹凸模様10が形成されてい
る。
【0019】凹凸模様10は多数の平面状小凸部10a
と之等小凸部10a,10a間を隔離する凹部10bと
から構成され、小凸部10aの平面積は、基板1側の凹
凸模様2の平面状凸部2aの平面積よりもかなり小さ
く、例えば面積比で数分の1乃至数十分の1程度小さ
い。小凸部10aはパターンロール4の表面全体に分散
され、その平面形状並びに大きさは、図3に示すように
1つ1つ異なっていることが複雑な色模様を得る上で好
ましいが、必ずしもこれに制限されず、同じ大きさ,同
じ形状に形成されていてもよい。
【0020】表面凹凸模様10入りのパターンロール4
を適用して基板1の凹凸模様2のうちの平面状凸部2a
・・・の表面上にそれぞれ二次着色塗膜5を塗布形成す
ると、二次着色塗膜5には、それぞれパターンロール4
表面の細やかな凹凸模様10が入り、図4に概略的に示
すように凹凸模様10のうちの凹部10bに相当する部
分には塗材が塗着されないので、この未塗着部11から
は一次着色塗膜3が外部に露出し、よって平面状凸部2
a上には、従来のべた塗り一色と異なり、一,二次着色
塗膜3,5からなる、凹凸模様10と同じパターンの2
色模様が形成される。
【0021】而して、基板1の表面には、凹凸模様2の
凹部と凸部で色が異なる基本的な2色模様に加え、凹凸
模様2の平面状凸部2a・・・上に、パターンロール4
の凹凸模様10と同じパターンの2色模様が形成される
ので、全体として之等2色模様が複合された多彩色様の
外観となり、色彩豊かな色彩模様入り建築用板を提供で
きる。
【0022】二次着色塗膜5の形成に適用されるパター
ンロール4の平面状小凸部10aの表面は、通常は図5
に示すように実質的にフラットに形成されるが、場合に
よっては図6,7に示すように、平面状小凸部10a′
の表面を平面部12aと粗面部12bとから構成し、ぼ
かしパターンロール4′の形態で使用してもよい。粗面
部12bは平面部12aと略々面一となるように形成さ
れており、粗面部12bでは突部の先端部12b1のみ
が塗布部として機能する。
【0023】図8にぼかしパターンロール4′を適用し
て形成した二次着色塗膜5′が概略的に示され、該塗膜
5′は、上記ロール4′表面の平面状小凸部10a′の
うち、平面部12aにより塗布形成された第1塗膜部5
a′と、粗面部12bにより塗布形成された第2塗膜部
5b′とから構成されている。
【0024】上記平面部12aは実質的にその全面が塗
布部として機能するので通常どうりの塗布が可能であ
り、従って該平面部12aにより塗布形成された第1塗
膜部5a′は通常どうり比較的厚肉となるから、該塗膜
部5a′からは下地色である一次着色塗膜3の色は殆ん
ど表面に浮き上ることはない。
【0025】一方粗面部12bは突部の先端部12b1
が単に塗布部として機能するにすぎないので塗材の塗布
量が平面部12aに比べかなり少なくなり、従って該粗
面部12bにより塗布形成された第2塗膜部5b′は極
薄乃至多孔膜状となるから、該塗膜部5a′からは下地
色である一次着色塗膜3の色が表面に浮き上り、所謂ぼ
かし状態となる。
【0026】よってぼかしパターンロール4′の適用に
より二次着色塗膜5′にぼかし模様を入れることが可能
になる。
【0027】さらに、ぼかしパターンロール4′を適用
して、二次着色塗膜5の形成前又は形成後に、三次着色
塗膜を形成するようにしてもよい。
【0028】図9には、三次着色塗膜13を二次着色塗
膜5上に形成した場合を示し、三次着色塗膜13は二次
着色塗膜5の一部を被覆するように塗布形成されてい
る。このような一部被覆は例えばぼかしパターンロール
4′としてパターンロール4とは異なるパターンの凹凸
模様10′入りのものを用いることにより可能となる
が、同一のものを用いた場合であっても、塗布位置をず
らすことにより可能となる。
【0029】図9に示す色彩模様は、一,二次着色塗膜
3,5からなる2色模様にぼかし模様入りの三次着色塗
膜13が加わるので、より一層色彩感が豊かになる。こ
の場合、三次着色塗膜13の色は、二次着色塗膜5と同
色及び異色のいずれでもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、二次着色塗膜形成用の
塗布ロールとして、特に基板表面の凹凸模様よりも細や
かな凹凸模様入りのパターンロールを用いたので、基板
の表面に、凹部と凸部で色分けされた一次及び二次着色
塗膜からなる基本的な2色の凹凸模様に加え、凸部上に
も一次及び二次着色塗膜からなる2色模様を形成でき、
さらにぼかしパターンロールを適用するときは、二次着
色塗膜にぼかし模様を入れることができ、色彩感豊かな
色彩模様入り建築用板を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において用いられる表面凹凸模様入り基
板の斜視図である。
【図2】上記基板の表面凹凸に沿って一次着色塗膜を形
成した状況を概略的に示す部分拡大断面図である。
【図3】塗布ロールを適用して二次着色塗膜を形成して
いる状況を概略的に示す斜視図である。
【図4】二次着色塗膜の形成状況を概略的に示す部分拡
大断面図である。
【図5】パターンロールの一例を示す部分断面図であ
る。
【図6】ぼかしパターンロールの一例を示す部分断面図
である。
【図7】ぼかしパターンロールの一部を拡大して示す斜
視図である。
【図8】ぼかし模様入り二次着色塗膜の形成状況を概略
的に示す拡大断面図である。
【図9】ぼかし模様入り三次着色塗膜の形成状況を概略
的に示す拡大断面図である。
【符号の説明】 1 基板 2 凹凸模様 3 一次着色塗膜 4 塗布ロール(パターンロール) 5 二次着色塗膜 6 バックアップロール 7 矢符 8 塗材 9 供給ロール 10 凹凸模様 11 未塗着部 12a 平面図 12b 粗面部 13 三次着色塗膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面凹凸模様入り基板の表面凹凸に沿って
    薄膜状の一次着色塗膜を形成した後に、その上から塗布
    ロールを適用して二次着色塗膜を形成するに際し、塗布
    ロールとして、基板表面の凹凸模様よりも細やかな凹凸
    模様入りのパターンロールを用いることにより、基板表
    面の凸部上に、一次及び二次着色塗膜からなる2色模様
    を形成することを特徴とする色彩模様入り建築用板の製
    造法。
  2. 【請求項2】二次着色塗膜の形成に際し、塗布ロールと
    して、基板表面の凹凸模様より細やかな凹凸模様入りで
    且つ凸部表面が平面部と粗面部とから構成されたぼかし
    パターンロールを用いることにより、二次着色塗膜にぼ
    かし模様を入れることを特徴とする請求項1記載の製造
    法。
  3. 【請求項3】二次着色塗膜の形成前又は形成後に、請求
    項2に記載のぼかしパターンロールを用いて、ぼかし模
    様入りの三次着色塗膜を形成することを特徴とする請求
    項1記載の製造法。
JP24945495A 1995-09-27 1995-09-27 色彩模様入り建築用板の製造法 Pending JPH0985162A (ja)

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