JPH025577B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH025577B2
JPH025577B2 JP3652881A JP3652881A JPH025577B2 JP H025577 B2 JPH025577 B2 JP H025577B2 JP 3652881 A JP3652881 A JP 3652881A JP 3652881 A JP3652881 A JP 3652881A JP H025577 B2 JPH025577 B2 JP H025577B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
colored
opaque
pattern
paints
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3652881A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57151368A (en
Inventor
Akira Mochizuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Original Assignee
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noda Plywood Mfg Co Ltd filed Critical Noda Plywood Mfg Co Ltd
Priority to JP3652881A priority Critical patent/JPS57151368A/ja
Publication of JPS57151368A publication Critical patent/JPS57151368A/ja
Publication of JPH025577B2 publication Critical patent/JPH025577B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は凹凸模様を有する化粧板およびその製
造方法に関するものである。
従来凹凸模様を有する化粧板の製造方法として
は、 a○ 板状体の表面に1色目塗装を行つた後、その
表面凸部のみに2色目塗装して着色模様を形成
する方法、(1例実公昭35−10799号、特開昭54
−50048号) b○ 板状体の表全面に淡彩色塗料を塗布してその
表面に凹部の淡彩色を残すように中間色塗料を
塗布し、最後に暗色塗料を凸部にのみ塗布する
方法、(特開昭54−14480号)などがあるが、こ
れらの方法は単に塗料を塗り重ねて、2色、3
色模様を現わしているだけで、模様が単調にな
るのを免れない。このような模様の単調さを補
うため、 c○ 板状体の表全面に1色目塗装した後、その表
全面に2色目塗装を行い、2色目塗料の流れを
利用して凸部、凸部と凹部間の傾斜面、凹部の
各面における2色目塗料の塗膜厚さを変化させ
て、意匠性を向上する方法、(実公昭50−10475
号) d○ 2種以上の色の異なる塗料を下層に位置する
塗料の末乾燥中に上層に位置する塗料を塗布
し、各々の塗料の表面張力差を利用して対流を
生じさせ、上層、下層の対流模様を形成させる
方法。(特開昭55−88882号)などが提案されて
いる。
しかしこれらc○,d○の方法では上層、下層の色
の異なる塗料はそれぞれ独立して色模様を形成す
るため、たとえば上層、下層が共同してある種の
模様を形成する場合に比べ、必ずしも変化感のあ
る意匠性を満足するわけにはゆかなかつた。
本発明は従来のこれら凹凸多色模様を有する化
粧板の問題点を解決することを目的とするもので
ある。すなわち本発明は1色目、2色目塗料がそ
の表面張力または粘度の差異、および相溶性を有
することにより、互いに2色の塗料が混在した意
匠性の高い化粧模様を得ようとするものである。
以下本発明の実施例について説明する。
(実施例の説明) 表面に凸部2と凹部3とからなる凹凸模様を
有する板状体1を基板とする。 板状体1とし
ては合板、繊維板、セメント板、樹脂板、発泡
板、金属箔などの有機質無機質あるいは有機質
無機質の混合または複合されたものおよびその
表面に紙、布、樹脂シート、金属箔などの有機
質無機質などからなるシート状物を貼着された
ものなどが用いられる。そして表面にエンボス
加工、切削加工などによつて凹凸模様が施され
る。
凹凸模様表面を有する板状体1の表全面にロ
ールコーター、フローコーターなどの塗装装置
を用いてシーラー塗装をし、シーラー塗膜4を
形成する。シーラー塗膜4は、多孔質な面、吸
収性の大きな板状体1の孔を埋めたり、塗料中
の展色剤の板状体1へのすいこみを防止した
り、また次に塗布される塗料の付着力を向上す
ることを目的としたものである。シーラー塗装
に用いられる塗料はシーラー以外に目止塗料で
もよく特に限定されるものではない。
シーラー塗膜4の表全面に着色顔料、及び体
質顔料等の混入された隠蔽性の高い不透明な中
塗り塗料をロールコーター、フローコーターな
どの塗装装置を用いて中塗り塗装、後乾燥し、
中塗り塗膜5を形成する。中塗り塗膜5は、板
状体1の表全面を隠蔽して表面の凹凸模様に関
係なく、均一色調に調整することを目的とした
もので、シーラー塗膜4が形成された上に塗布
されるため、該塗膜4と中塗塗料との付着力は
強くその塗膜厚はほぼ均一とされる。
中塗り塗膜5の表全面に着色顔料及び体質顔
料等の混入された着色不透明塗料6たとえばア
ミノアルキツド樹脂などの塗料をロールコータ
ー、フローコーターなどの塗装装置を用いて着
色不透明塗装をし、着色不透明塗料6を層状に
形成する。
着色不透明塗料6の層を形成後、その着色不
透明塗料6を乾燥することなくその表全面に該
着色不透明塗料と、相溶性があるか、あるいは
ない着色顔料が混入された着色透明塗料7をフ
ローコーター、スプレーなどの塗装装置を用い
て着色透明塗装をし着色透明塗料7の層を形成
する。着色透明塗料7の塗布は着色不透明塗料
6の層上に散在的に行なつてもよい。着色不透
明塗料6の層が未乾燥のうちに着色透明塗料7
が塗布されるため着色透明塗料7が表面の凸部
2から凹部3に向け流下する。これら透明、不
透明塗料6,7の界面において、着色透明塗料
7の凹部3への流下につれて、不透明塗料6も
けん・・引流下される。このけん・・引流下の時点で流
れ模様が形成される。不透明、透明塗料の凹部
3への流下をスムーズに行なわせるために、不
透明、透明塗料6,7は表面張力あるいは粘度
に差のあるものを選択する。不透明塗料6の表
面張力を透明塗料7の表面張力より大きくする
ことによつて、透明塗料7より不透明塗料6の
流下の程度が烈しく、その表面張力が逆に透明
塗料7の方が大きい場合は、透明塗料7より不
透明塗料6の流下の程度が緩められることにな
る。
また不透明塗料6と透明塗料7の表面張力が
等しいと仮定した場合においても、不透明塗料
6の粘度を透明塗料7の粘度より小さくするこ
とによつて、透明塗料7より不透明塗料6の流
下は烈しくなる。また逆に透明塗料の粘度を小
さくすると、透明塗料より不透明塗料の流下の
程度が緩められる。
前記“流下の程度”の烈しい、緩いというの
は、けん引する塗料とけん引される塗料のう
ち、けん引する塗料が“流下の程度”が烈し
く、けん引される塗料が“流下の程度”が緩い
ことを意味する。したがつて不透明塗料6の流
下の程度が烈しいときは流れ模様が大きく、不
透明塗料6の流下の程度が緩いときは、流れ模
様が小さく形成される。
流れ模様の形成された後、これら塗料を乾燥
し、硬化した流れ模様が形成される。
相溶性のある塗料6,7を用い流れ模様形成
後、ある一定時間以上経過した後、乾燥すれ
ば、にじみ模様のみによつて形成された流れ模
様が得られる。
相溶性のある塗料6,7を用いても、流れ模
様形成後、直ちに乾燥すると、求むるにじみ模
様は理想的には形成されない。
以上のように化粧模様を形成する結果、凹凸模
様上の着色不透明塗料6、着色透明塗料7の合計
した厚さが、凸部2において薄く、凸部2から凹
部3に向けて徐々に厚くなり、しかもこの凸部2
から凹部3に向う部分において流れ模様が形成さ
れる。凹底部3aにおいては塗料6,7の厚さは
当然最も厚くなる。
凸部2においては着色不透明塗料6、着色透明
塗料7の合計した厚さは薄くなるので、中塗塗膜
5面が透視でき、中塗塗膜5の色調が強調され
る。
凸部2から凹部3に向つて徐々に塗料6,7の
厚さが厚くなるので、それにつれて中塗塗膜5は
隠蔽され、流れ模様が表現される。凹底部3aに
おいては、着色不透明塗料6、着色透明塗料7の
厚さが厚くなり、流れ模様の色調が強調される。
このように凸部2、凸部2から凹部3に移行する
部分、凹底部3aのそれぞれの部分が色調が変遷
するとともに、流れ模様が表現され、きわめて意
匠性の高い化粧模様が得られる。
本発明の作用効果: (a) 中塗り塗膜5上に着色不透明塗料6と着色透
明塗料7を乾燥することなく塗り重ね、しかも
前記透明、不透明塗料は相溶性を有するもの
で、かつ表面張力、あるいは粘度に差異のある
ものを選択したので、透明、不透明塗料の入り
まじつた流れ模様が形成でき、意匠性の高い化
粧模様が得られる。
(b) 相溶性のある不透明、透明塗料6,7が流れ
模様を形成した後、一定時間をおいて乾燥すれ
ば、流れ模様がにじみ模様として表現すること
もでき、より一層意匠性の向上ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明化粧板の断面図である。 1……板状体、2……凸部、3……凹部、3a
……凹底部、4……シーラー塗膜、5……中塗り
塗膜、6……着色不透明塗料、7……着色透明塗
料。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 凹凸模様を有する板状体1上に中塗り塗膜5
    が形成され、その上に、着色不透明塗料6、着色
    透明塗料7が層状に塗り重ねられ、 前記着色不透明塗料6と着色透明塗料7は凸部
    2から凹部3にかけてこれら塗料6,7の着色が
    混合して流れ模様が形成され、凹凸模様の凸部2
    においては、前記塗料6,7の層状の厚さは薄
    く、凹部3に向つて徐々に厚くなつている、 ことを特徴とする化粧板。 2 凹凸模様を有する板状体1にまづ表全面に中
    塗り塗膜5を形成し、 つぎに着色不透明塗料を表全面に塗布した後、
    該不透明塗料6が乾燥しないうちに着色透明塗料
    7が表全面に塗布し、 かつ、前記透明、不透明塗料6,7は表面張
    力、あるいは粘度に差異のある塗料を選択してお
    り、 透明、不透明塗料が凸部から凹部に向けて流下
    して流れ模様を形成した時点あるいは一定時間経
    過後において、該透明、不透明塗料6,7を乾燥
    する、 ことを特徴とする凹凸模様を有す化粧板の製方
    法。 3 相溶性のある着色透明、不透明塗料6,7が
    流れ模様を形成した後、ある一定時間を置いて前
    記塗料を乾燥してにじみ模様となつた流れ模様を
    形成する特許請求の範囲第1項記載の化粧板の製
    造方法。
JP3652881A 1981-03-16 1981-03-16 Decorative board with uneven pattern and its manufacture Granted JPS57151368A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3652881A JPS57151368A (en) 1981-03-16 1981-03-16 Decorative board with uneven pattern and its manufacture

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3652881A JPS57151368A (en) 1981-03-16 1981-03-16 Decorative board with uneven pattern and its manufacture

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57151368A JPS57151368A (en) 1982-09-18
JPH025577B2 true JPH025577B2 (ja) 1990-02-02

Family

ID=12472288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3652881A Granted JPS57151368A (en) 1981-03-16 1981-03-16 Decorative board with uneven pattern and its manufacture

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57151368A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0321451A (ja) * 1989-06-20 1991-01-30 Dainippon Printing Co Ltd 流れ模様を有する外装用化粧シート

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57151368A (en) 1982-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0660468B2 (ja) 化粧材
JPS6055319B2 (ja) 立体模様化粧材の製造方法
US3738854A (en) Process for making decorative boards
JPH025577B2 (ja)
JPH025578B2 (ja)
JPS6057391B2 (ja) 凹凸模様化粧板の製造方法
JPS6014583Y2 (ja) 塗装化粧板
JPS5938268Y2 (ja) 表面化粧板
JPS58118289A (ja) 化粧板の製造方法
JPH0246563Y2 (ja)
JPS6356069B2 (ja)
JPH085247B2 (ja) うずくり調木目化粧材
JPS6012105B2 (ja) 化粧床板の製造方法
JPH0230320Y2 (ja)
JPS58153637A (ja) 化粧板およびその製造方法
JPH025579B2 (ja)
JPS6257390B2 (ja)
JPH0672011A (ja) 化粧木材の製造方法
JPH01249173A (ja) 建築板の化粧方法
JPS6129786B2 (ja)
JPS6145509B2 (ja)
JPS6135950B2 (ja)
JPS63293258A (ja) 無機質化粧板
JPS5998770A (ja) 表面化粧法
JPS6049596B2 (ja) 繊維板及びその製造法