JPH025578B2 - - Google Patents

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JPH025578B2
JPH025578B2 JP13005781A JP13005781A JPH025578B2 JP H025578 B2 JPH025578 B2 JP H025578B2 JP 13005781 A JP13005781 A JP 13005781A JP 13005781 A JP13005781 A JP 13005781A JP H025578 B2 JPH025578 B2 JP H025578B2
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JP
Japan
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pattern
paint
ink
film
top coat
Prior art date
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Expired
Application number
JP13005781A
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English (en)
Other versions
JPS5831752A (ja
Inventor
Akira Mochizuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Original Assignee
Noda Plywood Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Noda Plywood Mfg Co Ltd filed Critical Noda Plywood Mfg Co Ltd
Priority to JP13005781A priority Critical patent/JPS5831752A/ja
Publication of JPS5831752A publication Critical patent/JPS5831752A/ja
Publication of JPH025578B2 publication Critical patent/JPH025578B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は艷消し模様と艷有り模様部分を混在し
た化粧材およびその製造方法に関するものであ
る。 従来この種化粧材は表面に艷のある塗料と艷の
ない塗料の組み合せのように艷の異なる塗料(イ
ンキを含む)により、木目模様を印刷し、その光
沢差によつて凹凸感を表現し、天然木の材感に似
せて化粧表面を形成していた。 すなわちその製造工程は次のような場合が考え
られる。 通常の印刷によつて木目模様を形成した後、
表全面に艷のある透明塗料を塗布し、さらにそ
の上に艷のない透明塗料を秋目に相当する印刷
木目模様と同調して秋目木目模様を形成する。
これと同時に導管溝も表現する場合もある。 前記の場合と逆に艷のない透明塗料を塗布
してその上に艷のある透明塗料で春目に相当す
る印刷木目模様と同調した模様を形成する。 艷のある塗料と艷のない塗料とによつて春目
および秋目の木目模様を別々に印刷形成する。 この場合、艷のない塗料は通常の塗料(イン
キ)を艷消し剤を混入したもので、艷消し剤とし
ては硅藻土、硅酸マグネシウム、シリカ粉、クレ
ー、タルク、アルミナホワイト、炭酸マグネシウ
ム、無水硅酸、ステアリン酸アルミニウムなどが
用いられる。 しかしこれらの方法では一応艷消し部分と艷有
り部分の混在した模様は形成できるがなお次のよ
うな問題点を残している。 a○ 艷消し剤の大小、形状、多少または顔料が塗
面から突出している程度によつて艷消しの度合
が異なつてくる。 b○ 艷消し剤の摩耗によつて艷の度合に変化を生
ずる。 c○ 塗料中、ビヒクルの不揮発分によつて艷消し
剤が固着され、該不揮発分が少なければ少ない
程、艷消し効果は向上するが塗膜が弱くなる。 d○ 艷消し塗料を塗布印刷後に艷有り塗料を塗装
すると殊に上塗り塗装の場合、艷消し剤が、艷
有り塗料に覆われ、艷消し効果が消滅する。 本明は以上のような従来のこの種、艷消し部分
と艷有り部分の混在した化粧模様を有する化粧材
の問題点を解決することを目的とするものであ
る。すなわち、本発明は以下詳述するように ・ 下地塗膜3として顔料分の多い塗料を用いた
こと ・ 下地塗膜3の上に第1、第2の印刷模様4,
5上塗り塗膜6を順次形成し、第1の模様4の
インキ4iは顔料11の空隙12を完全に充填
することなく浸透し、第2のインキ5iは空隙
12をほぼ完全に充填するように浸透し、この
ようにして上塗り塗膜6を第2の印刷模様5の
部分において残存せしめたことにより、凹凸感
に同調した艷有り状、艷消し模様A,Bの混在
した意匠性の高く、強度の大きい化粧材を提供
しようとするものである。 以下図面に記載された本発明の実施例について
説明する。 (実施例1の説明) 合板などの基材1の表面に必要に応じて目止
2aシーラー処理2bなどの下地処理2を施こ
す。基材1は合板、繊維板、木片板、セメント
板、石膏板、樹脂板などの有機質、無機質板状
体あるいはこれらの混合ないし、複合された板
状体を用いる。 あるいは紙、布、樹脂フイルム、金属箔、フ
イルム状体、さらには版状体の表面にシートあ
るいはフイルム状物を貼着したものでもよい。 下地処理2は後述する顔料分の多い下塗り塗
膜3、さらに塗り重ねられるグラビア用印刷イ
ンキ、塗料の必要以上の吸い込み、特に基材1
への吸い込みを防止するためのものである。 つぎに基材1の表面に顔料分の多い塗料を用
いて下塗り塗装し、乾燥して下塗り塗膜3を形
成する。 下塗り塗膜3は顔料分が多いため、第4図の
ように乾燥されると、顔料11,11の間に多
くの空隙12が存在する。 つぎに下塗り塗膜3の上に通常のグラビア用
印刷インキ4iを用いて春材部木目模様4を印
刷する。 この春材部木目模様のインキ4iは下塗り塗
膜3の顔料11,11の空隙12に浸透し、春
材部木目模様4が形成される。この状態ではイ
ンキ4iは第3図a○に示すように、空隙12を
完全に充填していない。つぎに同様に秋材部木
目模様5を春材部木目模様4に同調してインキ
5iで第3図b○にように印刷形成する。 このように秋材部木目模様5は春材部木目模
様4のインキ4iを下層に、秋材部木目模様5
のインキ5iを上層として下塗り塗膜3の顔料
11の空隙12に浸透され、該空隙12は春材
部、秋材部模様4,5のインキ4i,5iによ
りほぼ充填される。かくして秋材部木目模様5
が春材部木目模様4上に形成される。 つぎに第3図c○のように表全面に油溶性アク
リル樹脂塗料を用いて上塗り塗膜6となる透明
上塗り塗装を施こす。 上塗り塗料は第3図c○の状態から第3図d○に
示すように塗布と同時に春材部木目模様4の部
分において下塗り塗膜3の顔料11の空隙12
に浸透し、この部分は艷消し状になる。これに
対し、秋材部木目模様5の部分においては該秋
材部、春材部模様を形成するインキ4i,5i
によつて顔料間空隙12がある程度充填されて
いるため、上塗り塗膜6が表面に残置され、艷
有り状に形成される。 かくして春材部木目模様4部分の艷消し模様
Aと秋材部木目模様5部分の艷有り模様Bの混
在し、かつ凹凸のある化粧面が形成される。 なお上塗り塗膜6の塗料は艷消し模様部分A
において浸透した状態で連続して存在するので
下塗り塗膜3との密着した状態は確実に保持さ
れる。 第1図のおいてCは第1の模様、第1実施例
では春材部木目模様4のインキ4iと上塗り塗
料6iとが浸透した部分、Dは第1の模様4 第1実施例では春材部木目模様4のインキ4
iと、第2の模様5、第1実施例では秋材部木
目模様5のインキ5iとが浸透した部分を示
す。また第2図の平面図ではCの部分は表れる
が、Dの部分は上塗り塗膜6で覆われて表れな
い。 上塗り塗膜6の塗料6iと下塗り塗膜3の塗
料とは相溶性のない塗料を用いる。例えば上塗
り塗料に油性のもの、下塗り塗料に水性のもの
を用いる。もし上塗り塗料と下塗り塗料を相溶
性のものを用いると上塗り塗料を塗布すること
によつて、下塗り塗膜3を溶解してしまう。 この結果塗料の表面張力によつて下塗り塗膜
3の顔料間空隙12に上塗り塗料が浸透され
ず、その空隙12を残したまま塗布される。そ
して上塗り塗料が春目木目模様4に上に残置さ
れるため、春目木目模様4を艷消し状とするこ
とができない。また空隙12が残されるため上
塗り塗膜6下塗り塗膜3の密着が悪くなる。 (実施例 2) 前記実施例に示した合板基材1の代りに着色さ
れた樹脂含浸紙あるいは樹脂フイルムに下地処理
することなく前記実施例と同様印刷模様を形成し
て予め化粧紙を形成する。 この予め印刷模様を形成した化粧紙を繊維質板
状体の表面に接着剤を介して貼着して本発明化粧
板を得た。 (実施例 3) ・ 無機質板状態に表面にシーラー処理2を施こ
す。 ・ つぎにその表前面にタイル目地色に着色され
た顔料分の多い水性塗料を塗布乾燥する。 ・ つぎにタイル模様を実施例1,2と同様のイ
ンキを用いて印刷形成し、下塗り塗膜の顔料1
1の間隙12を埋める。 ・ つぎにその表全面に油性上塗り塗料を塗布
し、タイル模様上に上塗り塗料を残置し、艷有
り状部分Aが形成され、一方タイル模様間にお
いて上塗り塗料が下塗り塗膜6の顔料間間隙1
2に浸透し、艷消し状部分が形成され、求むる
化粧板を得る。 (本発明の作用効果) a○ 艷消し状部分においても上塗り塗料6iによ
る塗膜6の塗料が浸透された状態で連続してい
るので上塗り塗膜6と下塗り塗膜3との密着が
よく、塗膜が強くなる。 b○ 塗膜表面の凹凸状と、艷有り状部分Aと艷消
し状部分Bとの光沢差が同調して表現され、立
体感が表現されるとともに意匠性の高い化粧面
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明化粧板の断面図、第2図:同じ
くその一部平面図、第3図:a○,b○,c○,d○:

発明方法の作用説明図、第4図:下塗り塗膜に顔
料の構成の説明図 1:基材、2,2a,2b:下地処理、3:下
塗り塗膜、4:第1の模様、春目木目模様、4
i:インキ、5:第2の模様、秋目木目模様、5
i:インキ、6:上塗り塗膜、6i:インキ、1
1:顔料粒子、12:間隙、A:艷有り状模様部
分、B:艷消し状模様部分、C:インキ4i,5
iの浸透部分(第1図)、D:インキ4i,6i
の浸透部分(第1図)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材1の表面に顔料分の多い塗料を用いて下
    塗り塗膜3を形成し、 ・ その上に第1の模様4がインキ4iに印刷さ
    れ、このインキ4iは下塗り塗膜3の顔料11
    間の空隙12を完全に充填するに至らない範囲
    で、該空隙12に浸透しており、 ・ 第1の模様4の上に第2の模様5がインキ5
    iで印刷され、前記第1、第2の模様4,5の
    インキ4i,5iは第2の模様5の部分のおい
    て前記空隙12をほぼ充填浸透しており、 ・ その上に上塗り塗膜6が第2の模様5の部分
    においてのみ存在し、第2の模様5の部分以外
    では存在せず、上塗り塗膜6の残存する部分を
    艷有り状模様部分Aとし、上塗り塗膜6のない
    部分を艷消し状部分Bとした、 ことを特徴とする艷消し模様と艷有り模様部分を
    混在した化粧材。 2 基材1の表面に顔料分の多い塗料も用いて下
    塗り塗装を施こし、下塗り塗膜3を形成し、 ・ その上にインキ4iを用いる第1の模様4を
    印刷し、第1の模様4のインキ4iは下塗り塗
    膜3の顔料11,11の空隙12を完全に充填
    するに至らない範囲で該顔料間の空隙12に浸
    透するようにし、 ・ つぎに第1の印刷模様4の上にインキ5iを
    用いて第2の模様5を印刷し、第2の印刷模様
    5の部分においては、前記空隙12を前記第
    1、第2の模様4,5のインキ4i,5iでほ
    ぼ完全に充填するようにし、 ・ つぎにその表全面に透明上塗り塗装を施こ
    し、第2の模様5の部分においては上塗り塗膜
    6を残置してこの部分を艷有り状模様部分Aと
    し、 ・ 第2の模様5以外においては上塗り塗膜6の
    塗料6iが前記顔料間空隙12内に浸透され、
    艷消し状模様部分Bとした、 ことを特徴とする艷消し模様と艷有し模様部分を
    混在した化粧材の製造方法。 3 下塗り塗膜3と上塗り塗膜6に用いる塗料6
    iとして相溶性のない塗料を用いる特許請求の範
    囲第2項記載の化粧材の製造方法。 4 下塗り塗膜3に用いる塗料として水性あるい
    は水溶性塗料を、上塗り塗膜6に用いる塗料とし
    て油性あるいは油溶性塗料を用いる特許請求の範
    囲第2項記載の化粧材の製造方法。 5 下塗り塗膜3に用いる塗料として油性あるい
    は油溶性塗料を、上塗り塗膜6に用いる塗料6i
    として水性あるいは水溶性塗料を用いる特許請求
    の範囲第2項記載の化粧材の製造方法。
JP13005781A 1981-08-21 1981-08-21 艶消し模様と艶有り模様部分を混在した化粧材およびその製造方法 Granted JPS5831752A (ja)

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