JPH0651162B2 - 深彫り凹凸模様板の塗装方法 - Google Patents

深彫り凹凸模様板の塗装方法

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JPH0651162B2
JPH0651162B2 JP15200889A JP15200889A JPH0651162B2 JP H0651162 B2 JPH0651162 B2 JP H0651162B2 JP 15200889 A JP15200889 A JP 15200889A JP 15200889 A JP15200889 A JP 15200889A JP H0651162 B2 JPH0651162 B2 JP H0651162B2
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coated
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郁夫 讃岐
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は深彫り凹凸模様板の塗装方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、セメント等を主原料とする無機質建材が広く使用
されているが、これら建材はそのままであると地色が灰
黒色〜灰白色の無彩色で意匠性に乏しいため、耐吸水性
付与を兼ねて表面塗装することが通常行なわれる。
この表面塗装手段としては、フローコータ又はロールコ
ータによるもの、あるいはスプレーによるものなどが知
られている。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、フローコータによる塗装手段は、彫りの
深い凹凸模様の場合、影となる部分に塗り残しが生じや
すく、また、ロールコータはロールの圧縮弾性の調整及
び耐用寿命の点で調整が困難で、特に彫りの深い凹凸模
様では凹部に塗料が溜まりやすい欠点があった。
スプレーによるものは、上述の欠点は無いが、塗料の無
駄が多く、経済的でない欠点が有る。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は上記問題点に鑑み、彫りの深い凹凸模様を有
する板材であっても、塗料の塗り残し、又は溜まりの発
明も無く、歩留まりの良い、かつ、美麗な仕上がりとす
ることのできる深彫り凹凸模様板の塗装方法を得ること
を目的としてなされたものである。
〔課題を解決するに至った技術〕
即ち、この発明の深彫り凹凸模様板の塗装方法は深彫り
凹凸模様板を有して成形された板材を、第1のフローコ
ータで塗装し、さらに該塗膜が乾燥しないうちに第2の
フローコータで塗装し、該第2のフローコータでの塗装
直後、エアナイフで余剰塗料を除去後、乾燥焼付を行な
う工程から成り、前記第1のフローコータの塗料は、第
2のフローコータの塗料に対し、濃色、及び艶の有る塗
料の希釈塗料を用いることを特徴とするものである。
〔作用〕
この発明において、塗装手段としては、フローコータを
用いる。これは、塗料の歩留まりが良いからである。
しかし、一台のフローコータでは、既述の問題が生じる
ため、二台のフローコータを使用し、同一色を二回にわ
けて塗装するが、このとき、第1のフローコータで塗布
する塗料を第2のフローコータで塗布する塗料に対し、
濃色、かつ、艶有の塗料で希釈した塗料を用い、また第
1のフローコータで塗布後、塗料が乾燥しない間に第2
のフローコータで塗布する。
この理由は、第1のフローコータで塗装後、このフロー
コータでの塗り残し部分を第2のフローコータで塗装す
る際、色差を無くすとともに相互の塗料を融合させ、塗
料の目立つのを防止するためである。
この塗料の材質を異ならせることにより、結果的に深彫
り模様凹部の塗布量を均一化させ、均一な仕上がり面と
するのである。
そして、第2のフローコータによる余剰塗料をエアナイ
フで除去すれば、凹部を含めて表面が均一な塗装面とな
り、以後乾燥させれば、凹部まで均一に塗装された板材
が得られるのである。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例を説明する。
第1図はこの発明の方法の塗装工程を示すブロック図で
ある。
表面の凹凸差5mm全体の厚さ3cmの板材を用い、まず、
この板材を予熱後、表面にシーラ塗装を行ない、エアナ
イフで余分なシーラを除去した後、乾燥を行ない、この
板材を第1のフローコータ1で、表1に示す塗料で塗装
を行なった。
次いで、上記塗料が乾燥しない間に第2のフローコータ
2で表2に示す塗料で塗装を行なった。
表1アクリルエマルジョン 塗料 100重量部 水 5重量部 塗布量 140〜160g/m 表2アクリルエマルジョン 塗料 100重量部 水 20重量部 塗布量 100〜110g/m 第2のフローコータで塗装後、エアナイフで余剰塗料を
吹き飛ばし、除去後、乾燥焼付を行ない板材を得た。
(比較例1) 比較例として、表1に示した塗料を用い、一つのフロー
コータのみで塗装を行なった。この場合塗布量200〜220
g/m2の条件で塗布した場合塗り残しができた。
(比較例2) 実施例1と同一手段で塗装するが、第1のフローコータ
で塗装後、完全に、塗膜を乾燥後第2のフローコータで
塗装した。
上記実施例、及び比較例1〜2で得た板材表面の塗装状
態を観察したところ、実施例は凹部模様内部も含め均一
な色調の仕上がりであったのに対し、比較例1のものは
凹部の一部に塗り残しがあるのが散見され、また比較例
2のものは、塗り残しは無い反面1回目と2回目の塗り
むらが明瞭に見られ、均一な塗装状態とはならなかっ
た。
〔効果〕
この発明は以上説明したように、濃さ、及び艶の異なる
塗料で2回にわたって塗装を行なうため、一回目での塗
装の塗り残しが無いと同時に、2回目の塗装時、塗りむ
らがなくなり、きわめて均一感の有る塗装が行なえるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施のプロセスを示すブロック図で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】深彫り凹凸模様板を有して成形された板材
    を、第1のフローコータで塗装し、さらに該塗膜が乾燥
    しないうちに第2のフローコータで塗装し、該第2のフ
    ローコータでの塗装直後、エアナイフで余剰塗料を除去
    後、乾燥焼付を行なう工程から成り、前記第1のフロー
    コータの塗料は、第2のフローコータの塗料に対し、濃
    色、及び艶の有る塗料の希釈塗料を用いることを特徴と
    する深彫り凹凸模様板の塗装方法。
JP15200889A 1989-06-13 1989-06-13 深彫り凹凸模様板の塗装方法 Expired - Lifetime JPH0651162B2 (ja)

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JP2593763B2 (ja) * 1992-02-21 1997-03-26 株式会社巴川製紙所 塗工装置における隠蔽塗料の塗膜ムラ防止方法及び装置

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