JPS61221276A - 鋼材、鋼構造物等のライニング下地調整用塗剤 - Google Patents
鋼材、鋼構造物等のライニング下地調整用塗剤Info
- Publication number
- JPS61221276A JPS61221276A JP6300985A JP6300985A JPS61221276A JP S61221276 A JPS61221276 A JP S61221276A JP 6300985 A JP6300985 A JP 6300985A JP 6300985 A JP6300985 A JP 6300985A JP S61221276 A JPS61221276 A JP S61221276A
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- JP
- Japan
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- acid
- thickener
- phosphoric acid
- water
- coating
- Prior art date
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- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「発明の目的」
〔産業上の利用分野〕
本発明は、鋼材、鋼構造物表面にライニング加工を施す
際K、ライニング材料の付着性を向上せしめるための塗
剤を提案するものであって、s材、鋼構造物等の美観の
向上と、その耐用性を増大せしめんとするものである。
際K、ライニング材料の付着性を向上せしめるための塗
剤を提案するものであって、s材、鋼構造物等の美観の
向上と、その耐用性を増大せしめんとするものである。
これまで鋼材、鋼構造物等のライニング下地の調整には
ディスクサンダー、ショットゲラスト等機械的手段で黒
皮を除去後いま一度機械的手段により目荒らしを施すか
、アンカーコートを塗付しテライニング材の付着性を向
上させていたのである。
ディスクサンダー、ショットゲラスト等機械的手段で黒
皮を除去後いま一度機械的手段により目荒らしを施すか
、アンカーコートを塗付しテライニング材の付着性を向
上させていたのである。
しかしながら、従来法のように黒皮除去のために先ずデ
ィスクサンダー、シ璽ットブラスト等の機械的手段を採
用する際には、騒音、粉塵の発生により現場での労働安
全衛生上の問題が多く、黒皮の機械的除去の後にライニ
ング加工部分にアンカーコートを塗付して付着性の向上
を図る方法も過去に散見されたが、かかる方法は機械的
黒皮除去という物理的方法と、アンカーコート塗付とい
う化学的方法との併用のため二度手間であり下地処理に
2分野の異なる専門職を必要とする難点があった。
ィスクサンダー、シ璽ットブラスト等の機械的手段を採
用する際には、騒音、粉塵の発生により現場での労働安
全衛生上の問題が多く、黒皮の機械的除去の後にライニ
ング加工部分にアンカーコートを塗付して付着性の向上
を図る方法も過去に散見されたが、かかる方法は機械的
黒皮除去という物理的方法と、アンカーコート塗付とい
う化学的方法との併用のため二度手間であり下地処理に
2分野の異なる専門職を必要とする難点があった。
「発明の構成」
C問題点を解決する九めの手段〕
本発明の鋼材、鋼構造物等の表面処理用塗剤は特許請求
の範囲に示す通り、鉱酸すなわち、塩醸、硫酸、硝酸等
の1種または2′s以上の混合物と界面活性剤と燐酸、
および合成糊料、無機質粉体等の増粘剤に繊維質保水剤
を添加混合して成り、塗剤に適度な粘性を付与し、遅蒸
散性、対象物への付着性向上を図ったものであるO 〔作 用〕 鋼材または鋼構造物表面に塗剤を塗布すると、鉱酸と鉄
との反応が速やかに効果的に進行し鉱酸が鉄との反応に
よって消耗された後に燐酸が素地表面に対して適度なエ
ツチングを行い、易接着層を形成するのである。塗剤皮
膜を剥離ののち、その表面をソーダ灰などアルカリ性物
質で中和して、残留する遊離酸を除去したのち、表面に
塗装、ラミネートなどのライニングを行えば、永続性の
あるライニングが容易に形成できるのである0本発明塗
剤中の鉱酸の量は重量部として5部ないし加部であり、
好ましくは10重量部前後が好適。
の範囲に示す通り、鉱酸すなわち、塩醸、硫酸、硝酸等
の1種または2′s以上の混合物と界面活性剤と燐酸、
および合成糊料、無機質粉体等の増粘剤に繊維質保水剤
を添加混合して成り、塗剤に適度な粘性を付与し、遅蒸
散性、対象物への付着性向上を図ったものであるO 〔作 用〕 鋼材または鋼構造物表面に塗剤を塗布すると、鉱酸と鉄
との反応が速やかに効果的に進行し鉱酸が鉄との反応に
よって消耗された後に燐酸が素地表面に対して適度なエ
ツチングを行い、易接着層を形成するのである。塗剤皮
膜を剥離ののち、その表面をソーダ灰などアルカリ性物
質で中和して、残留する遊離酸を除去したのち、表面に
塗装、ラミネートなどのライニングを行えば、永続性の
あるライニングが容易に形成できるのである0本発明塗
剤中の鉱酸の量は重量部として5部ないし加部であり、
好ましくは10重量部前後が好適。
であり、燐酸の量はα1部ないし¥11部であり、好ま
しくはト警量部前後が好適である。
しくはト警量部前後が好適である。
本薬液に配合される界面活性剤は、鋼材表面に付着する
油分を薬液中に拡散せしめて薬液の対象物への付着を増
大せしめる効果を有し、薬液とイオン性を異にする界面
活性剤は薬液にある程度の粘性を付与する効果も有する
。
油分を薬液中に拡散せしめて薬液の対象物への付着を増
大せしめる効果を有し、薬液とイオン性を異にする界面
活性剤は薬液にある程度の粘性を付与する効果も有する
。
配合される燐酸は鉱酸と黒皮との反応によって霧出され
る鉄表面に燐酸皮膜を形成し、素地に軽いエツチング作
用を示す。なお、燐酸の鉄表面への移行による効果的燐
酸皮膜の形成にさいし、添加された・界面活性剤がその
移行を有効にほう助しているものと推定される。本発明
塗剤の増粘剤には、ヒドロキシルエチルセルローズ、カ
ルボキシルメチルセルローズ、ポリビニールアルコール
等の合成糊料や微粉無ホシリカ等の無機質粉体が使用可
能であり、繊維質としては、コツトン、レーヨン、ビニ
ロンなど親水性繊維の短繊維物や、パルプ粉、木粉等が
挙げられ、保水剤としては、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等が挙げられる。
る鉄表面に燐酸皮膜を形成し、素地に軽いエツチング作
用を示す。なお、燐酸の鉄表面への移行による効果的燐
酸皮膜の形成にさいし、添加された・界面活性剤がその
移行を有効にほう助しているものと推定される。本発明
塗剤の増粘剤には、ヒドロキシルエチルセルローズ、カ
ルボキシルメチルセルローズ、ポリビニールアルコール
等の合成糊料や微粉無ホシリカ等の無機質粉体が使用可
能であり、繊維質としては、コツトン、レーヨン、ビニ
ロンなど親水性繊維の短繊維物や、パルプ粉、木粉等が
挙げられ、保水剤としては、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等が挙げられる。
この塗剤を対象物に塗布すると、9気に接触する表面は
短時間内に薄いスキン層を形成して水分の蒸発を妨げる
反面、内部は湿潤状態が長時間保持されるので、鉱酸、
燐酸等が対象物表面に有効に作用するのである。なお気
温、湿度などの環境条件から速かなスキン層の形成が危
ぶまれる場合には、この塗剤の塗装面に更に速乾性皮膜
を重ね塗装すれば、その危慣を解消しうる。
短時間内に薄いスキン層を形成して水分の蒸発を妨げる
反面、内部は湿潤状態が長時間保持されるので、鉱酸、
燐酸等が対象物表面に有効に作用するのである。なお気
温、湿度などの環境条件から速かなスキン層の形成が危
ぶまれる場合には、この塗剤の塗装面に更に速乾性皮膜
を重ね塗装すれば、その危慣を解消しうる。
〔実施例1〕
重量部にて下記配合の塗剤を調製し。
塩酸 10 部微粒無水シリ
カ 7 〔商品名・エロジール4300) 界面活性剤 0.2〔商品名・エマ
ルゲン120〕 燐酸 10.0コツトン短繊
維 2.0ポリエチレングリコール
2,0水
68.8これを黒皮を有する断面Hの字形の鋼材に
塗付したところ、1時間経過ののちに該当箇所の黒皮す
べてが除去された。除去された面をねれ雑布にソーダ灰
を付着させて拭いて中和させたのち、表面にジンクリッ
チペイントを塗装した0 これを乾燥後、その表面に塩化ビニール、アクリル酸エ
ステル系ビニール塗料を塗布したのち、サンシセイン型
ウェザーメーターにて、L000時間の照射(水噴射1
時間に15分間)を行ったが、錆の発生やクラック、変
色が皆無であった0これに対し、鋼材の黒皮をディスク
サンダーで除去したのち、同様のジンクリッチペイント
、ビニール塗料を塗付したものでは、表面に無数の点状
錆が発生した。
カ 7 〔商品名・エロジール4300) 界面活性剤 0.2〔商品名・エマ
ルゲン120〕 燐酸 10.0コツトン短繊
維 2.0ポリエチレングリコール
2,0水
68.8これを黒皮を有する断面Hの字形の鋼材に
塗付したところ、1時間経過ののちに該当箇所の黒皮す
べてが除去された。除去された面をねれ雑布にソーダ灰
を付着させて拭いて中和させたのち、表面にジンクリッ
チペイントを塗装した0 これを乾燥後、その表面に塩化ビニール、アクリル酸エ
ステル系ビニール塗料を塗布したのち、サンシセイン型
ウェザーメーターにて、L000時間の照射(水噴射1
時間に15分間)を行ったが、錆の発生やクラック、変
色が皆無であった0これに対し、鋼材の黒皮をディスク
サンダーで除去したのち、同様のジンクリッチペイント
、ビニール塗料を塗付したものでは、表面に無数の点状
錆が発生した。
以上記載のとおり、鋼材、鋼構造物等のライニング下地
処理用本発明塗剤は、鋼構造物の黒皮除去と燐酸皮膜形
成とを簡単に一貫継続的に行い得るのであり、鉱酸とと
もに添加てれる界面活性剤、燐酸が燐酸皮膜の形成を有
効に行い、あとから塗装被覆されるライニング材料の密
着性、耐久性を向上させるのである。
処理用本発明塗剤は、鋼構造物の黒皮除去と燐酸皮膜形
成とを簡単に一貫継続的に行い得るのであり、鉱酸とと
もに添加てれる界面活性剤、燐酸が燐酸皮膜の形成を有
効に行い、あとから塗装被覆されるライニング材料の密
着性、耐久性を向上させるのである。
また、必要に応じて添加される増粘剤はチクントロビー
性に富む粘性を薬液に付与するので付着性が向上し、蒸
発を抑制し不必要部分への浸出、たれ落ちもないので上
向き、下向き、立ち向きなどオールポジションに使用が
可能であり、繊維質保水材は、水分を一定時間にわ几っ
て保持し鉱酸等が対象物側に作用するのを助けるのであ
って、鋼材ならびに鋼構造物建設の省力化、強度、耐性
の向上に資するところ大なるものがある。
性に富む粘性を薬液に付与するので付着性が向上し、蒸
発を抑制し不必要部分への浸出、たれ落ちもないので上
向き、下向き、立ち向きなどオールポジションに使用が
可能であり、繊維質保水材は、水分を一定時間にわ几っ
て保持し鉱酸等が対象物側に作用するのを助けるのであ
って、鋼材ならびに鋼構造物建設の省力化、強度、耐性
の向上に資するところ大なるものがある。
Claims (1)
- 鉱酸、燐酸、界面活性剤および合成糊料、無機質粉体等
の増粘剤に繊維質、保水剤を添加混合せる鋼材、鋼構造
物等のライニング下地調整用塗剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6300985A JPS61221276A (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | 鋼材、鋼構造物等のライニング下地調整用塗剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6300985A JPS61221276A (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | 鋼材、鋼構造物等のライニング下地調整用塗剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61221276A true JPS61221276A (ja) | 1986-10-01 |
Family
ID=13216888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6300985A Pending JPS61221276A (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | 鋼材、鋼構造物等のライニング下地調整用塗剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61221276A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009179860A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Isobe Toso Kk | 素地調整工法 |
-
1985
- 1985-03-26 JP JP6300985A patent/JPS61221276A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009179860A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Isobe Toso Kk | 素地調整工法 |
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