JPS6224466B2 - - Google Patents

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JPS6224466B2
JPS6224466B2 JP2015978A JP2015978A JPS6224466B2 JP S6224466 B2 JPS6224466 B2 JP S6224466B2 JP 2015978 A JP2015978 A JP 2015978A JP 2015978 A JP2015978 A JP 2015978A JP S6224466 B2 JPS6224466 B2 JP S6224466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
coating
uneven
roller
parts
Prior art date
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Expired
Application number
JP2015978A
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English (en)
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JPS54112938A (en
Inventor
Akira Matsui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、建造物への貼紙を防止し、かつ貼紙
が貼付されたとしてもその痕跡を残さずに容易に
剥離せしめることができる貼紙防止方法に関する
ものである。 電柱、街灯柱、配電塔、歩道橋、橋脚、門扉等
の建造物に貼付けられた広告、宣伝ビラ等の貼紙
は、美観を損うばかりでなく、これを剥離するた
めの人手および費用も莫大なものになる。貼紙防
止法としては、1例として建造物に金網あるいは
凹凸状塩化ビニルシートを貼付ける方法があるが
建造物の形状により取付けに制限があること、塩
化ビニルシートの場合ホツチキスで留め付けがで
きること、価格が比較的高価につくこと等の欠点
がある。また、他の例として、貼紙の付着を妨げ
るすべり剤を含有させたシリコン樹脂塗料を塗装
する方法があるが、その効果の持続性に難点があ
ること、また糊の種類により初期においても完全
に貼紙を剥離することが困難である等の欠点があ
る。 そこで、本発明者は、貼紙を貼付しようとして
も視覚的な防止効果を有し、かつたとえ貼紙が貼
付けられても容易に剥離できその痕跡をとどめな
い方法を検討した結果本発明に到達した。 すなわち、本発明は、建造物への貼紙を防止す
るに際し、要すれば建造物にあらかじめ下塗塗装
を施してから、潤滑油を樹脂分100重量部に対し
10〜80重量部含有する顔料、小骨材を多量に配合
した100〜150KU値(25℃)の高粘度塗料をロー
ラー塗装もしくは吹付け塗装して、1〜10mmの高
さの凸部が分布した凹凸状の厚付塗膜を形成する
ことを特徴とする貼紙防止方法である。 本発明は、建造物の塗装前処理(例えば、錆落
し、素地調整等)を行なつてから必要があれば下
塗塗装を行なう。下塗塗装に供する塗料は、建造
物の種類に応じ適宜公知の下塗塗装から選択すれ
ばよい。 本発明の貼紙防止方法に供する高粘度塗料は、
樹脂成分としてポリウレタン系樹脂、エポキシ系
樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、合
成樹脂エマルシヨン、水溶性樹脂等の公知の樹脂
を用い、このものに顔料(酸化チタン、ベンガラ
などの着色顔料、体質顔料等)、小骨材(アスベ
スト、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸バリ
ウム、タルク、クレーなどの粒径の大きな体質顔
料、砕石、珪砂、合成樹脂粉等)、チクソトロピ
ー化剤、その他塗料で一般に用いられる溶剤及び
添加剤を適宜配合せしめ厚塗り性をはかつたもの
であつて、かつ貼紙防止の効果を高め長期間にわ
たりその効果を持続させるために必須成分として
潤滑油を塗料中の樹脂分100重量部に対し10〜80
重量部の割合で添加したものである。 潤滑油の配合量が10重量部より少ないと貼紙の
痕跡防止に顕著な効果を呈さず、80重量部をこえ
ると塗料との相溶性が悪くなるので好ましくな
い。 使用する潤滑油は、石油系潤滑油(例えばパラ
フインなどのワツクス類)、合成系潤滑油(例え
ば、シリコン油、オレフイン重合油、カルボン
酸、ジエステル油、ポリアルキレングリコール
油、ハロゲン化炭化水素油等)などがあげられ
る。 本発明に使用される潤滑油含有高粘度塗料は、
厚塗り適性がすぐれているものであるが、その粘
度は、例えばローラー塗装の場合は塗装時に於け
る粘度が100〜150KU値(25℃)、好ましくは120
〜135KU値の範囲のものである。 また該高粘度塗料の主要成分の配合割合は、例
えば樹脂分10〜50重量部、顔料10〜80重量部、小
骨材30〜60重量部であつて顔料と小骨材分の占め
る割合が大のものである。 この高粘度塗料は、ローラー塗装もしくは吹付
け塗装により凸部の膜厚が1〜10mmになるように
厚付塗装して凹凸面を形成するように塗装され
る。ここで、本発明におけるローラー塗装もしく
は吹付塗装による凹凸状厚付塗装とは、例えばロ
ーラー塗装による場合には、塗料の含み量の多い
凹凸仕上げができるローラーを使用して厚付けす
ると同時に凹凸面を形成する方法、あらかじめハ
ケ、コテ、ローラー、吹付けなど通常の塗装手段
によつて厚付塗装しておいてから、凹凸面を形成
することのできるローラーを用いて凹凸面を形成
する方法などを用いることができる。なかでも前
者の塗装方法が後者の塗装方法に比較して塗装工
程が少ない点で有利であり、使用される、ローラ
ーとしては、例えば多孔質ローラー(発泡体の三
次元網目構造体)、不織布ローラー(塩化ビニリ
デン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ナイロ
ン等の不織布層を利用)、スチツプル仕上げ用ロ
ーラー(海綿ローラー)等の特殊なローラーが使
用される。 上述のローラーを用い、高粘度塗料を塗付量
0.5〜4.0Kg/m2位に1回仕上げのローラー塗装を
行なうことで凹凸面のある塗面を得ることができ
る。凹凸面の凸部の高さは通常1〜10mm程度位に
なる。勿論、本発明では凹凸面の模様の凸部の高
さが均一に形成される訳ではなく、不規則な凹凸
面になるが凸部は山形状に形成される。さらに、
凹凸面を形成する他の吹付塗装法としては、モル
タルガンによる吹付け塗装する方法がある。モル
タルガンは、市販のガンの口径の大きいもので4
〜9mmの口径を有するものを使用するが、特に吹
付けタイル用の吹付けタイル用ガンは凹凸面形成
に適している。この吹付け塗装の場合、ガンの口
径、空気圧、被塗物との塗装距離を適当に定める
ことで凹凸面の凹凸の大小を任意に調整すること
ができるが、通常塗布量0.5〜4.0Kg/m2の割合で
凸部の高さが1〜10mmの程度位に塗装することが
できる。なお、凸部の高くした方が、貼紙との接
点が少なくなるので望ましい。 本発明の方法により得られる塗膜は、表面が凹
凸面をなし、貼紙は線状の凸部と接着を成してい
るだけで、たとえ貼付されても剥離しやすく、ま
た、塗料に潤滑油が含まれているため貼紙を貼付
できないかもしくは貼付されたとしてもその剥離
が容易で貼紙の痕跡も残らない。また、本発明は
表面に凹凸面を形成するので視覚的な貼紙防止効
果を有する。このため、本発明は市街の美観保護
に貢献するところが大である。 以下、本発明を実施例および比較例により説明
する。 実施例 1 サンドブラスト処理鋼板に、ハケ塗りでレタン
GPプライマー(ポリウレタンさび止塗料、関西
ペイント社製、商品名)を30μの乾燥膜厚になる
様塗装し1週間乾燥させる。次いで、ポリウレタ
ン塗料※(二液形)を粘度調整した後多孔質ハ
ンドローラー(大塚ブラシ(株)製、商品名、発泡体
多孔質ローラー)により塗付量1.5Kg/m2の割合
で1回塗りでローラー塗装した(ローラー塗装時
粘度125KU値(25℃))。塗面は凹凸面で凸部は
山の峰が大体連続して形成されていた。そして常
温で一昼夜放置後各種の接着剤を模造紙全面に塗
布し、凹凸塗装面に貼付した。そして貼付後の経
時日数により剥離試験、接着力試験等を行なつ
た。試験結果は表1および表2に示す。 ※1 ポリウレタン塗料の配合組成 (ベース) 重量部 50%アクリルウレタン樹脂溶液 30 白顔料 15 小骨材(炭酸カルシウム(0.3〜0.8mm)) 50 シリコンKP362(アミノ変性シリコン油、信越
化学社製、商品名) 7 流動パラフイン 3 溶剤および添加物 5 110 (硬化剤) イソシアネート樹脂
10重量部(OH/NCO=1/1の割合) 実施例 2 PC板の表面をセメント系補修剤で補修し、表
面を平滑にした後汚れを布で拭き取り清浄にす
る。 次いで、エマルシヨン系シーラーを市販のロー
ラーブラシで塗付量0.2Kg/m2の割合で塗装す
る。 そして、常温で4時間放置後、合成樹脂エマル
ジヨン塗料(白)※を粘度調整した後、塩化ビ
ニリデン樹脂(旭ダウ社製品、サラン、商品名)
を素材にした不織布層(3cm)をコアーに接着し
た不織布ローラーブラシにより塗付量2.0Kg/m2
の割合で1回塗りでローラー塗装した(ローラー
塗装時粘度125KU値(25℃))。得られた塗面は
凹凸面で凸部は山の峰が大体連続してつらなつて
いた。そして、常温で一昼夜放置後各種の接着剤
を全面に塗布した模造紙を塗面上に貼付し実施例
1と同様な試験を行なつた。試験結果は、表1お
よび表2に示す。 ※2 合成樹脂エマルジヨン塗料(白) 重量部 50%アクリル酸エステル共重合体エマルジヨン
30 白顔料(チタン白) 15 炭酸カルシウム 10 寒水石(0.6〜0.8mm) 30 増粘剤 2 溶剤、水及び添加剤 13 シリコン油エマルシヨン 6 106 実施例 3 木材の素地を研摩紙(番手180番)で研摩して
から油変性形ポリウレタンシーラーを塗布量100
g/m2の割合で塗布し、12時間乾燥させた後再び
研摩紙で研摩し、その後アクリル樹脂塗料※
LGガン(明治製作所製、商品名)で吹付け散付
した。LGガンの口径2mm、空気圧2気圧および
塗装距離40cmで行なつた。このものを2日間常温
で乾燥させた。次に模造紙に各種の接着剤を全面
塗布し、このものを上述の塗装面に貼付した。そ
して、実施例1と同様な試験を行なつた。試験結
果は、表1および表2に示す。 ※3 アクリル樹脂塗料(白)の配合組成 重量部 50%アクリル樹脂溶液 30 白顔料(チタン白) 15 小骨材 50 シリコンKP362 10 溶剤及び添加剤 5 100 比較例 1 サンドブラスト処理鋼板に、刷毛塗りでJIS・
K・5621・1種用さび止塗料を30μの乾燥膜厚に
なる様塗装し1週間乾燥させる。次いで、SDホ
ルス白(関西ペイント社製、商品名、アルキド樹
脂塗料)を50μの乾燥膜厚になる様にスプレー塗
装し、1週間乾燥させた。次に塗装面に各種の接
着剤を塗布してから模造紙を貼付した。そして、
貼付後の経時日数により剥離試験を行なつた。試
験結果を表1および表2に示す。 比較例 2 実施例1において、シリンKP362および流動パ
ラフインを含有しないポリウレタン塗料を用いて
凹凸面上に模造紙を貼付した。試験結果は表1お
よび表2に示す。
【表】 試験方法 塗面に貼付された貼紙(接着剤は合成のり)
を、何回も手でこすりつけた後、常温の実験室内
に静置した。そして、経過日数毎に手で剥がし、
剥がした後の塗面状態を観察した。 評価基準 ◎:容易に剥がれ痕跡を認めない。 〇:痕跡を認めない。 ○△:貼紙が一部分付着している。 △:貼紙が半分程度付着している。 ×:剥離が殆んど出来ず紙が殆んど付着してい
る。
【表】 試験方法 2つ折りした模造紙の片方に接着剤を塗布した
模造紙を、接着剤を塗布した部分を下側にして垂
直凹凸塗装面にはりつける。そして接着剤を塗つ
ていない方の上部の先端に荷重をかけることで模
造紙がはがれ始めたときの荷重(g)をもつて接
着力とした。(接着面積タテ4cm×巾3cm)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 建造物への貼紙を防止するに際し、要すれば
    建造物にあらかじめ下塗塗装を施してから、潤滑
    油を樹脂分100重量部に対し10〜80重量部を含有
    する顔料、小骨材を多量に配合した100〜150KU
    値(25℃)の高粘度塗料をローラー塗装もしくは
    吹付塗装して、1〜10mmの高さの凸部が分布した
    凹凸状厚付塗膜を形成することを特徴とする貼紙
    防止方法。
JP2015978A 1978-02-23 1978-02-23 Method of preventing paper sticking Granted JPS54112938A (en)

Priority Applications (1)

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JP2015978A JPS54112938A (en) 1978-02-23 1978-02-23 Method of preventing paper sticking

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JP2015978A JPS54112938A (en) 1978-02-23 1978-02-23 Method of preventing paper sticking

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JPS54112938A JPS54112938A (en) 1979-09-04
JPS6224466B2 true JPS6224466B2 (ja) 1987-05-28

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Families Citing this family (3)

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JP2697985B2 (ja) * 1991-12-20 1998-01-19 倉敷化工株式会社 自動車用グラスラン
JPH0620464U (ja) * 1992-08-11 1994-03-18 豊和工業株式会社 カード
JPH0647366U (ja) * 1992-12-04 1994-06-28 豊和工業株式会社 カードのシリンダーアンダーケーシング

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JPS54112938A (en) 1979-09-04

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