JP2020139309A - 塗材仕上げ工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物の外壁を、赤錆調、青銅調、緑青調の金属、又はなめし皮のように仕上げ、塗膜表面部分に白華が生じることが無く、地震や風圧、車両の通過等による建物の振動や該振動により生じた下地のひび割れに追従することが可能な塗材仕上げ工法を提供する。【解決手段】水系塗材組成物を1m2当り0.6kg〜1.0kgの塗付量で塗膜断面視にて波間隔が70〜500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させ、この上に同組成物を、同塗付量でマスチックローラを使用して塗付し、直ちにヘッドカットローラによって塗膜表面の凹凸を押さえて乾燥させ、次に砂壁状塗料組成物を1m2当り0.2kg〜0.4kgの塗付量でローラ刷毛を使用して配り塗りした後、鏝波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させ、研磨手段にて塗材表面を研磨して仕上げることを特徴とする塗材仕上げ工法である。【選択図】図1

Description

本発明は、建物の外壁に0.7〜1.5mm厚に塗付し、外観上、赤錆調、青銅調、緑青調の金属で仕上げられたような壁、又はなめし皮で仕上げられたような壁に仕上げることが可能な塗材仕上げ工法に関する。
従来、建物の外壁を左官工による仕上げ工法で仕上げるにあたって、合成樹脂エマルジョンから成る塗材を使用して漆喰調、土壁風に仕上げる工法が提案されている。漆喰調の仕上げ工法としては、下地に、石灰成分を40%以上含有し、合成樹脂成分が10%以下である漆喰調塗材に骨材を配合し塗付後、プラスチック鏝或いは木鏝で前記骨材をひっかき転がすことにより筋溝状の模様を形成することを特徴とする表面仕上げ方法がある(特許文献1)。
また、土壁風の仕上げ工法としては、JISA6909に規定される合成樹脂エマルジョン系仕上塗材で凹凸を有する塗膜形成後、水系塗材組成物を塗付する壁面施工方法であって、該水系塗材組成物は、合成樹脂エマルジョン、粘土、シルト、砂、水からなる、2.0kg/mの塗布でJISA6909の吸放湿量が70以上となる水系塗材組成物であって、揮発分を除いた重量を100重量%として、合成樹脂系エマルジョンの固形分6〜10.14重量%、粘土およびシルト26〜35重量%、砂55〜65重量%であり、塗布乾燥後、ひび割れが生じるような水系塗材組成物である、壁面施工方法がある(特許文献2、請求項5)
特開2009−209541号公報 特許第5580509号公報
しかしながら、これらの方法では、合成樹脂エマルジョンを含む塗材組成物を使用して、壁面を外観上、赤錆調、青銅調、緑青調の金属で仕上げられたような壁、又はなめし皮で仕上げられたような壁に仕上げることが出来ないという課題がある。
本発明の課題は、建物の外壁を合成樹脂エマルジョンからなる塗材を使用して左官工により、外観上、赤錆調、青銅調、緑青調の金属で仕上げられたような壁、又はなめし皮で仕上げられたような壁に仕上げることが出来る塗材仕上げ工法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、下地に必要によりシーラーを塗付して乾燥させ、この上に、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成り、充填材と骨材の重量比が充填材:骨材=1:2.8〜15.0である水系塗材組成物を、
厚み0.3mm〜0.7mmのステンレスから成る金鏝にて、1m当り0.6kg〜1.0kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70〜500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させ、
この上に前記水系塗材組成物を、マスチックローラを使用して1m当り0.6kg〜1.0kgの塗付量で塗付し、
直ちに該マスチックローラによって形成された塗膜表面の凹凸をヘッドカットローラで押さえて乾燥させ、
この上にアクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、骨材と、前記水系塗材組成物の顔料と色調が異なる顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成り、充填材と骨材の重量比が充填材:骨材=1:1.3〜2.7である砂壁状塗料組成物を、
1m当り0.2kg〜0.4kgの塗付量でローラ刷毛を使用して配り塗りした後、厚み0.3mm〜0.7mmのステンレスから成る金鏝又はヘラにて、前記鏝波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させ、
研磨材の粒度がP60〜P150の研磨手段にて塗材表面を研磨して仕上げることを特徴とする塗材仕上げ工法を提供する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の塗材仕上げ工法にて使用した水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物の各々に含まれる有機質分の合計重量部が、これらの組成物の合計重量部に対して7.0〜8.5重量%であることを特徴とする請求項1記載の塗材仕上げ工法を提供する。
本発明の塗材仕上げ工法は、仕上げ塗膜全体が塗膜断面視にて波間隔が70〜500mmの大き目の鏝波状に形成され、その上の層が、マスチックローラとヘッドカットローラによって形成されて部分的に塗膜表面が滑らかな凹凸を有する層となり、さらに最上層の塗膜表面がやや粗めの研磨材粒度を有する研磨手段で研磨された状態であるため、最上層は表面のざらつきが無く、全体として半艶状態に仕上げられ、また水系塗材組成物に含まれる顔料と砂壁状塗料組成物に含まれる顔料の色調が異なるため、肉眼視においてあたかも金属が長い時間を経て、部分的に錆が発生したような、赤錆調、青銅調、緑青調等の塗材表面となる効果がある。
また同様の理由により、水系塗材組成物に含まれる顔料を弁柄色等、砂壁状塗料組成物に含まれる顔料を薄茶色等とすることで、やや離れて見ると、皮を防腐、柔軟化するために、燻したり、叩いたり、揉んだりして生じた、色の濃淡や微細な皺と同等の美観と成り、所謂なめし皮調の塗材表面となる効果がある。
また、本発明の塗材仕上げ工法は、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成る水系塗材組成物と、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、前記水系塗材組成物の顔料と色調が異なる顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成る砂壁状塗料組成物を使用するため、各組成物にはセメントを含んでおらず、このため降雨等が原因で、仕上がった塗膜表面より雨水等が浸透しても、該塗膜表面部分に本物の金属の酸化によって生じる錆粉が生じることが無いという効果がある。
さらには、本発明の塗材仕上げ工法は、アクリル樹脂系エマルジョンがバインダーとして配合された水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物を使用するため、硬化した塗膜は可とう性があり、建物の地震や風圧、車両の通過等による振動や該振動により生じた下地のひび割れに追従することが出来る、という効果がある。
加えて、同様の理由で、塗膜表面が埃や排気ガス等で汚染されにくいという効果がある。
さらに言えば、本発明の塗材仕上げ工法に使用する各組成物には少なくとも増粘剤が配合されているため、下地への施工に当って良好な鏝塗り作業性を有し、熟練した職人でなくても、容易に外観上、赤錆調、青銅調、緑青調の金属で仕上げられたような壁、又はなめし皮で仕上げられたような壁に仕上げることが出来る効果がある。
また、請求項2記載の塗材仕上げ工法で仕上げられた塗膜は、水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物の各々に含まれる有機質分の合計重量部が、これらの組成物の合計重量部に対して7.0〜8.5重量%であり少ないため、結果として内装用仕上げ塗材として要求される不燃性能を有するという効果がある。
本発明の塗材仕上げ工法(後述の実施例の水系塗材組成物Aと同砂壁状塗料組成物)によって赤錆調に仕上げられた塗膜表面(160×210mm)の平面写真である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の塗材仕上げ工法は、下地に必要によりシーラーを塗付して乾燥させ、この上に、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成り、充填材と骨材の重量比が充填材:骨材=1:2.8〜15.0である水系塗材組成物を、
厚み0.3mm〜0.7mmのステンレスから成る金鏝にて、1m当り0.6kg〜1.0kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70〜500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させ、
この上に前記水系塗材組成物を、マスチックローラを使用して1m当り0.6kg〜1.0kgの塗付量で塗付し、
直ちに該マスチックローラによって形成された塗膜表面の凹凸をヘッドカットローラで押さえて乾燥させ、
この上にアクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、骨材と、前記水系塗材組成物の顔料と色調が異なる顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成り、充填材と骨材の重量比が充填材:骨材=1:1.3〜2.7である砂壁状塗料組成物を、
1m当り0.2kg〜0.4kgの塗付量でローラ刷毛を使用して配り塗りした後、厚み0.3mm〜0.7mmのステンレスから成る金鏝又はヘラにて、前記鏝波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させ、
研磨材の粒度がP60〜P150の研磨手段にて塗材表面を研磨して仕上げることを特徴とする塗材仕上げ工法であり、使用する水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物には、上記成分のほか必要に応じて消泡剤や分散剤等を配合することが出来る。
まず、本発明である塗材仕上げ工法に使用する水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物について説明する。
<アクリル樹脂エマルジョン>
本発明に使用する水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物を構成するアクリル樹脂系エマルジョンには、アクリル酸エステル系共重合樹脂、酢酸ビニル・アクリル酸エステル系共重合樹脂、シリコン変性アクリル樹脂等のアクリル樹脂系エマルジョンを使用することができる。アクリル樹脂とするアクリル系単量体としては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、ノニルアクリレート、デシルアクリレート、ドデシルアクリレート、n−アミルアクリレート、イソアミルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、n−アミル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシプロピル(メタ)アクリレート、エトキシプロピル(メタ)アクリレート、等を使用することが出来る。他の不飽和単量体としては、スチレン、α-メチルスチレン、クロロスチレン、ビニルトルエン、メトキシスチレン等のスチレン誘導体;(メタ)アクリル酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、及びクロトン酸等のカルボキシル基含有単量体;(メタ)アクリル酸や、クロトン酸、イタコン酸;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートや、2(3)−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、アリルアルコール、多価アルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステル等の水酸基含有単量体;(メタ)アクリルアミドや、マレインアミド等のアミド基含有単量体;2−アミノエチル(メタ)アクリレートや、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、3−アミノプロピル(メタ)アクリレート、2−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ビニルピリジン等のアミノ基含有単量体;グリシジル(メタ)アクリレートや、アリルグリシジルエーテル、2個以上のグリシジル基を有するエポキシ化合物と活性水素原子を有するエチレン性不飽和単量体との反応により得られるエポキシ基含有単量体やオリゴノマー;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、2−(メタ)アクリロキシエチルトリメトキシシラン、2−(メタ)アクリロキシエチルトリエトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジプロポキシシラン、3−(メタ)アクリロキシブチルフェニルジメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン、及び3−(メタ)アクリロキシプロピルジエチルメトキシシラン等のアルコキシシリル基含有単量体;その他、酢酸ビニル、塩化ビニル、更には、エチレン、ブタジエン、アクリロニトリル、ジアルキルフマレート等を使用することが出来る。
アクリル樹脂系エマルジョン中の樹脂のガラス転移温度は−30〜40℃が好ましい。ガラス転移温度が−30℃未満の場合は仕上がり表面にタックが生じて汚れやすくなり、40℃超の場合は成膜不良となる。本発明の水系塗材組成物又は砂壁状塗料組成物の組成物全体中の樹脂固形分は5.0〜20.0重量%が好ましく、5.0重量%未満では粘着性、塗付作業性が低下し、また20.0重量%超では粘度が低下し塗付作業性が低下する。市販のアクリル樹脂系エマルジョンとしては、アクロナールPS743(BASF社製、固形分55重量%)がある。
<充填材>
本発明に使用する水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物を構成する充填材は、平均粒径D50(重量による積算50%の粒径)が100μm未満のものを言い、組成物の粘度や塗付性の調整を目的として配合し、重質炭酸カルシウム、クレー、カオリン、タルク、沈降性硫酸バリウム、炭酸バリウム、硅砂粉等が使用でき、重質炭酸カルシウムが安価でコスト的負担を軽減させることが出来る。充填材の配合量は水系塗材組成物においては組成物全体に対して3〜20重量%、好ましくは4〜12重量%であり、3重量%未満では下地の色が透けるなどの隠蔽性が不足し、20重量%超では塗材粘度が高くなって塗付作業性が不良となる。4重量%未満では色調によっては隠蔽性が低下する場合があり、12重量%超では冬季等の低温度下では塗付作業性が低下する傾向にある。
砂壁状塗料組成物における充填材の配合量は組成物全体に対して10〜25重量%、好ましくは13〜21重量%であり、10重量%未満では下地の色が透けるなどの隠蔽性が不足し、25重量%超では塗材粘度が高くなって塗付作業性が不良となる。13重量%未満では色調によっては隠蔽性が低下する場合があり、21重量%超では冬季等の低温度下では塗付作業性が低下する傾向にある。
<骨材>
本発明に使用する水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物を構成する骨材は、平均粒径D50(重量による積算50%の粒径)が100μm以上のものを言い、仕上がり表面に凹凸を付与することを目的として配合されるが、平均粒径が100μm以上であればその粒子径は任意に選択することができ、例えば硅砂、ガラス、シリカ、タルク、重質炭酸カルシウムなどが使用可能である。市販の平均粒径が200μmの重質炭酸カルシウムとしてはK−250(商品名,旭鉱末(株)製)がある。骨材の配合量は水系塗材組成物においては組成物全体に対して40〜60重量%であり40重量%未満では意匠性(塗材の凹凸感)が不足し、60重量%超では作業性が低下する。
砂壁状塗料組成物における骨材の配合量は組成物全体に対して20〜40重量%であり20重量%未満では意匠性(塗材の凹凸感)が不足し、40重量%超では作業性が低下する。
<充填材と骨材の重量比>
本発明に使用する水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物をそれぞれ構成する上記充填材と上記骨材の重量比は、水系塗材組成物においては充填材:骨材=1:2.8〜15.0であり、1:2.8未満では塗材として凹凸感の無い仕上がりとなり、15.0超では塗付作業性が不十分となる。同様に砂壁状塗料組成物における充填材:骨材の重量比は、充填材:骨材=1:1.3〜2.7であり、1.3未満では砂壁状塗料としての凹凸感が不足し、2.7超では隠ぺい性が低下する。ここでいう「塗材として」と「砂壁状塗料として」の違いであるが、具体的には「塗材として」とは1m当り0.6kg〜1.0kgの塗付量である際、と言い換えることができ、「砂壁状塗料として」とは1m当り0.2kg〜0.4kgの塗付量である際、と言い換えることが出来る。
なお、砂壁状塗料組成物においては、充填材と骨材の重量比が、充填材:骨材=1:1.3〜2.7となるような、好ましい充填材の平均粒径と骨材の平均粒径の組み合わせは、充填材は平均粒径D50が10μmと同20μmとから成り、骨材は平均粒径D50が200μmから成る場合である。
<顔料>
本発明に使用する水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物を構成する顔料には、酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンブラック、酸化第二鉄(弁柄)、クロム酸鉛、黄鉛、黄色酸化鉄等の無機系顔料等が使用できるが、中でも酸化チタンは下地の隠蔽性に優れ、白色であるため隠ぺい性を付与するための主たる顔料として使用することが出来る。水系塗材組成物と砂壁状塗料組成物に配合する顔料の色調は異なっている必要があり、例えば赤錆調の塗膜表面に仕上げる場合の水系塗材組成物の顔料は弁柄色とし、砂壁状塗料組成物の顔料は茶色とする。同様に青銅調の塗膜表面に仕上げる場合の水系塗材組成物の顔料は弁柄色とし、砂壁状塗料組成物の顔料は青色とする。また緑青調の塗膜表面に仕上げる場合の水系塗材組成物の顔料はこげ茶色とし、砂壁状塗料組成物の顔料は黄緑色とする。さらにはなめし皮調の塗膜表面に仕上げる場合の水系塗材組成物の顔料は弁柄色とし、砂壁状塗料組成物の顔料は薄茶色とする。
より詳しくは、弁柄色、薄茶色、茶色、こげ茶色の色調とするためには、例えば顔料である、カーボンブラックMA−100(製品名、三菱化学社製)、イエローオーカー TMイエロー8170(製品名、大日精化工業社製)、弁柄 TMブラウン3210(製品名、大日精化工業社製)等を組みわせて配合することで所望の色調とすることができ、またこれらの他には、例えば青色の色調とするためには、銅フタロシアニンブルー PB−15(製品名、大日精化工業社製)を、黄緑色の色調には、銅フタロシアニングリーン PG−36(製品名、大日精化工業社製)とイエローオーカ TM イエロー8170(製品名、大日精化工業社製)を組合わせて配合することで、所望の色調とすることが出来る。
<増粘剤>
本発明に使用する水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物を構成する増粘剤は、鏝塗り作業性や保水性の向上を目的として配合し、水溶性セルロースエーテル、ウレタン変性ポリエーテル、ポリカルボン酸等が使用できる。水溶性セルロースエーテルとしてはhiメトローズ90SH15000(信越化学株式会社製、商品名)がある。増粘剤の配合量は組成物全体に対して0.1〜5.0重量%が好ましく、0.1重量%未満では十分な増粘効果が得られず塗材の凹凸模様が不十分となり、5.0重量%超では塗付作業性が低下する。
<成膜助剤>
本発明に使用する水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物を構成する成膜助剤には、エマルジョンのポリマー粒子の融着を促進し、ポリマーによる均一な皮膜を形成させることを目的で配合し、エチレングリコールジエチルエーテル、ベンジルアルコール、ブチルセロソルブ、エステルアルコール等を使用することが出来る。成膜助剤の配合量は組成物全体に対して0.5〜10重量%が好ましく、0.5重量%未満では低温での成膜が不十分となる場合があり、10重量%超では塗材の表面に汚れが付着し易くなる場合がある。
本発明の塗材仕上げ工法は、モルタル下地、コンクリート下地、PCパネル、ALCパネル、窯業系サイディング下地等の下地に塗付することが出来、十分な付着性を保持するため、各下地に適したシーラーを塗付して乾燥させる。その上で、上記説明により構成される水系塗材組成物を、厚み0.3mm〜0.7mmのステンレスから成る金鏝にて、1m当り0.6kg〜1.0kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70mm〜500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させ、次にこの上に同水系塗材組成物を、マスチックローラを使用して1m当り0.6kg〜1.0kgの塗付量で塗付し、直ちに該マスチックローラによって形成された塗膜表面の凹凸をヘッドカットローラで押さえて乾燥させる。この際、ヘッドカットローラのローラ表面に水系塗材組成物が付着して、効率よく塗膜表面の凹凸を押さえられなくなることを防止するため、ローラ表面には灯油が保持された状態にあることが好ましく、具体的には塗膜表面をヘッドカットローラのローラ表面で押さえ付ける直前に、該ローラ部分を灯油中に漬けこみ、灯油中から取り出した直後に塗膜表面を押さえるようにする。ローラ表面に保持させる灯油の量であるが、塗膜表面1m当たりで0.03kg/m〜1.0kg/mと成る量が好ましい。0.03kg/m未満では、水系塗材組成物がローラ表面に付着し、1.0kg/m超では、マスチックローラで形成されたパターンが崩れて意匠性が低下する。
なお、マスチックローラとは、多孔質ハンドローラの一般名称であり、他には砂骨ローラ、多孔質ローラ、パターンローラと呼称される場合がある。より具体的には、円筒の外周面にヘチマ繊維状の素材を固着した状態のもので、ヘチマ繊維状の素材部分に多量の塗料や塗材を保持することができ、一度に厚塗りができるローラである。マスチックローラで塗装した面は、下地の凹凸模様は消え、さざ波状の新たな凹凸になるため、これを平滑にするため上記のようにヘッドカットローラにて該凹凸を平滑にするのが本工法である(ヘッドカットローラとは、塗膜表面の凹凸を平らに押さえるローラであり、堅い樹脂で円筒形状に形成されたローラである)。
また、マスチックローラによる塗付により塗膜表面の全面に形成されたさざ波状の凹凸は、上記のようにヘッドカットローラで押さえられるが、該ヘッドカットローラの押さえは壁面全体(マスチックローラによって形成された塗膜表面全体)に短いストロークでランダムな方向に押さえられるため、ヘッドカットローラが複数回当てられた部分は平らになり(図1の中央部分)、例えば一回しか当らなかった部分は、マスチックローラで形成されたさざ波状の凹凸が僅かに押さえられた状態のややシャープな凹凸(図1の中央部分の周囲)が残る。本塗材仕上げ工法の大きな特徴の一つはこのような意匠を形成できることにある。
次に砂壁状塗料組成物を、1m当り0.2kg〜0.4kgの塗付量でローラ刷毛を使用して配り塗りした後、同金鏝又は厚み0.3mm〜0.7mmのステンレスから成るヘラにて、前記鏝波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させ、最後に、研磨材の粒度がP60〜P150の研磨手段にて塗材表面を研磨して仕上げるものである。ここで研磨手段とは、直接的にはJIS R 6251に規定する研磨布、JIS R 6252に規定する研磨紙、JIS R 6253に規定する耐水研磨紙、及びJIS R 6256に規定する研磨ベルトを指すが、研磨材の粒度がP60〜P150であれば、どのような形態であっても良いという意義である。
以下、実施例にて具体的に説明する。
<材料の作製>
表1の配合に従って、実施例の水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物を作製した。表1において、アクリル樹脂系エマルジョンはアクロナールPS743(固形分:54〜56%、樹脂のガラス転移温度:30℃、スチレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルの共重合体、BASF社製、商品名)を使用し、充填剤Aは硅砂粉#300(平均粒径D5025μm、株式会社トウチュウ製、商品名)を、充填材Bは平均粒径D50が10μmの重質炭酸カルシウムBF−200(備北粉化社製、商品名)を、充填材Cは平均粒径D50が20μmの重質炭酸カルシウムSFT-2000(三共製粉製、商品名)を使用し、骨材Aは、東北硅砂7号(比重1.5、平均粒径D50150μm、東北硅砂株式会社製、商品名)を、骨材Bは、平均粒径D50が200μmの重質炭酸カルシウムK−250(旭鉱末社製、商品名)を使用し、顔料には水系塗材組成物A及び水系塗材組成物Bは弁柄色と成るように、カーボンブラックMA−100(製品名、三菱化学社製)、イエローオーカー TMイエロー8170(製品名、大日精化工業社製)、弁柄 TMブラウン3210(製品名、大日精化工業社製)を組合わせて使用し、砂壁状塗料組成物には茶色と成るように、同様にカーボンブラックMA−100(製品名、三菱化学社製)、イエローオーカー TMイエロー8170(製品名、大日精化工業社製)、弁柄 TMブラウン3210(製品名、大日精化工業社製)を組合わせて使用し、増粘剤は水溶性セルロースエーテルhiメトローズ90SH−15000(信越化学株式会社製、商品名)を、成膜助剤はテキサノールCS−12(チッソ株式会社製、商品名)を、使用した。この他には消泡剤及び分散剤を添加したが、これらは水系塗材用の市販品より適宜選択されるものを使用することが出来る。これらの原料を均一に混合分散させ、実施例の水系塗材組成物A、水系塗材組成物B及び砂壁状塗料組成物とし、水系塗材組成物Aと砂壁状塗料組成物を使用して本発明の塗材仕上げ工法の工程により仕上げたものを実施例1、水系塗材組成物Bと砂壁状塗料組成物を使用して本発明の塗材仕上げ工法の工程により仕上げたものを実施例2とした。


<評価方法>
実施例の水系塗材組成物A、水系塗材組成物B及び砂壁状塗料組成物を使用して、本発明の塗材仕上げ工法の工程に従い下地に塗付して仕上げ、以下に示す評価項目について具体的に評価した。
<意匠性>
下地としてJISA5430規定のフレキシブルボード(150×210mm厚さ10mm)を使用し、シーラーとして固形分40重量%の水系アクリル樹脂シーラーJS−500(商品名,アイカ工業(株)製)を0.075kg/m塗布し,温度23℃湿度50%RHで12時間養生する。乾燥後表1の水系塗材組成物A、又はBを厚み0.5mmのステンレス製金鏝にて1m当り0.8kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70〜500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させる。次に塗付した材料と同一水系塗材組成物A、又はBを、同マスチックローラにて1m当り0.6〜1.0kgの塗付量で塗付し、直ちに該マスチックローラによって形成された塗膜表面の凹凸をヘッドカットローラで押さえて乾燥させる。次に砂壁状塗料組成物を1m当り0.2kg〜0.4kgの塗付量でローラ刷毛を使用して配り塗りした後、厚み0.5mmのステンレス製金鏝にて、前記鏝波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させ、研磨材の粒度がP80の研磨紙にて塗材表面を研磨して仕上げた。金属が経時で変色した赤錆調に仕上がっているものを○と評価し、そうでないものを×と評価した。水系塗材組成物Aを使用して仕上げた表面の状態を図1に示す。
<不燃性>
不燃材料認定番号NM−8619に該当するせっこうボード(厚さ12.5mm×縦100mm×横100mm)に下塗材として固形分40重量%の水系アクリル樹脂シーラーJS−500(商品名,アイカ工業(株)製)を0.075kg/m塗布し,温度23℃湿度50%RHで12時間養生する。乾燥後表1の水系塗材組成物A、又はBを厚み0.5mmのステンレス製金鏝にて1m当り0.8kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70〜500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させる。次に塗付した材料と同一水系塗材組成物A、又はBを、同マスチックローラにて1m当り0.6〜1.0kgの塗付量で塗付し、直ちに該マスチックローラによって形成された塗膜表面の凹凸をヘッドカットローラで押さえて乾燥させる。次に砂壁状塗料組成物を1m当り0.2kg〜0.4kgの塗付量でローラ刷毛を使用して配り塗りした後、厚み0.5mmのステンレス製金鏝にて、前記鏝波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させ、研磨材の粒度がP80の研磨紙にて塗材表面を研磨して仕上げ、試験板とする。該試験板についてISO5660 Part1に準拠したコーンカロリーメーターを使用した発熱性試験を行った。試験時間は20分、輻射強度は50kW/m、排気流量速度は24L/secとし、20分間の総発熱量(MJ/m)を測定し、8MJ/m以下を○と評価し、8MJ/m超を×と評価した。
<ゼロスパン引張伸び>
下地としてJISA5430規定のフレキシブルボード(100×100mm厚さ10mm)を使用し、当該下地2枚の木口同士を突き付け、その裏面を養生テープで仮止めする。下地のオモテ面にシーラーとして溶剤塩化ゴム系下塗り材(JS−410、アイカ工業株式会社製、商品名)を0.2kg/m塗布して、4時間以上乾燥させた後、表1の水系塗材組成物A、又はBを厚み0.5mmのステンレス製金鏝にて1m当り0.8kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70〜500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させる。次に塗付した材料と同一水系塗材組成物A、又はBを、同マスチックローラにて1m当り0.6〜1.0kgの塗付量で塗付し、直ちに該マスチックローラによって形成された塗膜表面の凹凸をヘッドカットローラで押さえて乾燥させる。次に砂壁状塗料組成物を1m当り0.2kg〜0.4kgの塗付量でローラ刷毛を使用して配り塗りした後、厚み0.5mmのステンレス製金鏝にて、前記鏝波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させ、研磨材の粒度がP80の研磨紙にて塗材表面を研磨して仕上げ、気温23℃湿度50%RHで14日間養生して試験体とした。その後裏面の仮止めの養生テープをはがし、インストロン万能試験機にて、試験体の両端を2mm/分で引張り、突きつけ部にピンホールが発生した距離が0.5mm以上を○、0.5mm未満を×と評価した。
<耐汚染性>
下地としてJISA5430規定のフレキシブルボード(80×265mm厚さ4mm)を使用し、シーラーとして溶剤型塩化ゴム系下塗り材(JS−410、アイカ工業株式会社製、商品名)を0.2kg/m塗布して、4時間以上乾燥させた後、表1の水系塗材組成物A、又はBを厚み0.5mmのステンレス製金鏝にて1m当り0.8kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70〜500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させる。次に塗付した材料と同一水系塗材組成物A、又はBを、同マスチックローラにて1m当り0.6〜1.0kgの塗付量で塗付し、直ちに該マスチックローラによって形成された塗膜表面の凹凸をヘッドカットローラで押さえて乾燥させる。次に砂壁状塗料組成物を1m当り0.2kg〜0.4kgの塗付量でローラ刷毛を使用して配り塗りした後、厚み0.5mmのステンレス製金鏝にて、前記鏝波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させ、研磨材の粒度がP80の研磨紙にて塗材表面を研磨して仕上げ、温度23℃湿度50%RHで14日間養生して試験体とした。試験体は2体ずつ作製し、そのうちの一体を水平面に対して70度の角度で縦長状に設置した。当該試験体の塗膜面全体に、カーボンブラック(JIS Z 8901、粒子径0.08μm)5重量%、イエローオーカー(ホルベイン工業社製、PG230(商品名)、粒子径0.3〜0.6μm)67.5重量%、関東ローム(JIS Z 8901、粒子径5〜10μm)22.5重量%、けい砂(JIS Z 8901、粒子径5〜10μm)5重量%の配合で混合した粉体5gを水道水1リットルに懸濁させた汚染水100mlを散水し、その後、水道水100mlを同様に散水する。これを1サイクルとして10サイクル繰り返した。汚染水等を散水した試験体の塗膜と、汚染水等を散水していないもう一体の試験体の塗膜との色差を色彩色差計(CM−2600d、コニカミノルタセンシング株式会社製)にて測定し、当該色差を耐汚染性(ΔE)とした。ΔEが3.0未満を○、ΔEが3.0以上を×とした。
<評価結果>
評価結果を表2に示す。

Claims (2)

  1. 下地に必要によりシーラーを塗付して乾燥させ、この上に、アクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、骨材と、顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成り、充填材と骨材の重量比が充填材:骨材=1:2.8〜15.0である水系塗材組成物を、
    厚み0.3mm〜0.7mmのステンレスから成る金鏝にて、1m当り0.6kg〜1.0kgの塗付量で、且つ、塗膜断面視にて波間隔が70mm〜500mmの鏝波が連続して形成されるように塗付して乾燥させ、
    この上に前記水系塗材組成物を、マスチックローラを使用して1m当り0.6kg〜1.0kgの塗付量で塗付し、
    直ちに該マスチックローラによって形成された塗膜表面の凹凸をヘッドカットローラで押さえて乾燥させ、
    この上にアクリル樹脂系エマルジョンと、充填材と、骨材と、前記水系塗材組成物の顔料と色調が異なる顔料と、増粘剤と、成膜助剤と、から成り、充填材と骨材の重量比が充填材:骨材=1:1.3〜2.7である砂壁状塗料組成物を、
    1m当り0.2kg〜0.4kgの塗付量でローラ刷毛を使用して配り塗りした後、厚み0.3mm〜0.7mmのステンレスから成る金鏝又はヘラにて、前記鏝波の進行方向に対して略直角方向にシゴキ塗りして乾燥させ、
    研磨材の粒度がP60〜P150の研磨手段にて塗材表面を研磨して仕上げることを特徴とする塗材仕上げ工法。
  2. 請求項1記載の塗材仕上げ工法にて使用した水系塗材組成物及び砂壁状塗料組成物の各々に含まれる有機質分の合計重量部が、これらの組成物の合計重量部に対して7.0〜8.5重量%であることを特徴とする請求項1記載の塗材仕上げ工法。

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