JP2712440B2 - 型枠を用いて凹凸模様を形成する方法 - Google Patents

型枠を用いて凹凸模様を形成する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は目地形成部材として型枠を使用して凹凸模様
を形成する方法に関する。
〔従来の技術〕
建築、土木構築物の壁面及び床、路面の表層の美装化
を目的としてタイル調やレンガ調あるいはフリーデザイ
ンの模様をつけるのに、型枠として0.05m/m〜0.5m/mの
厚みをもった紙、フイルムあるいは各種発泡体に粘着剤
をつけてテープ状あるいはシート状のものを型抜きした
ものが用いられている。
作業の手順としては施工しようとする面の不陸や大き
な凹凸をあらかじめ補修して下塗剤を塗る。その上に型
枠を貼り、セメントモルタル、エマルジョンモルタル、
レジンモルタル等の塗材を吹付けコテにより塗り込んで
型枠を剥すと任意のパターンの目地を有する模様を得る
ことが出来るというものである。これらのうち0.05m/m
〜1.0m/m厚みの比較的薄い型枠を用いたものは絵画的で
立体感に乏しい。立体感を得る為に1.0m/m以上の厚みの
型枠を用いたものは、塗材の表面硬化による皮張りによ
って型枠の剥脱が困難になるか、不可能になる。硬化前
に剥すと、塗材の流動により凹凸は形成されない。
そこで型枠の上部に紙あるいはフイルムを剥離可能な
状態に貼っておき、塗材の硬化前にそれを剥して、塗材
の完全硬化後に型枠を剥脱するという二重の工程を余儀
なくされている。
しかし剥し作業を二度行うことは大きな負担であり、
なをかつ硬化前に上部の紙乃至フイルムを剥すことは、
広い面積の水平面では、極めて困難、不能率である。又
剥す際に紙、フイルムに付着した未硬化の塗材が他の部
分に滴下して汚すという不都合を生じる。これは後で手
直ししなければならず大巾な時間のロスになっている。
〔発明の解決しようとする課題〕
本発明の解決しようとする課題は、1m/m以上の厚みの
型枠を使用し、仕上りも充分に立体感がありながらもマ
スキング材の剥脱作業を一回で済ますことの出来る型枠
を用いて凹凸模様を形成する方法を提供することであ
る。
〔課題を解決する為の手段〕
1m/m以上の厚みの凹凸模様を形成するのに用いる型枠
を一度に剥脱することが出来ないのは、硬化前に剥して
は塗材が流動してしまい、硬化後に剥そうとすると表面
に形成された皮膜により剥脱が困難乃至不可能になって
しまうことにあるが原因は塗材が型枠の上に付着してシ
ールレス状に表皮を形成してしまうからである。
従って本発明は、型枠の上に塗材が付着しなければよ
いことに着目して以下の方法を発見した。
すなわち、本発明は、合成樹脂発泡体の基材の下面に
施工面とは剥離可能な粘着剤を塗布し、基材の上面に塗
材と接着しにくい、極性の小さい、表面張力大のシリコ
ン樹脂、フッ素樹脂等の剥離剤を塗布してなる型枠を用
いて凹凸模様を形成することを特徴とするものである。
条件は型枠の表面を平滑に保つことと、表面の極性を
小さくさせておき付着しようとする塗材を弾くようにし
ておくことである。
型枠の表面が平滑を保つことは仕上りを均一の厚みに
することと型枠の上に塗材を残さないようにコテならし
するうえで重要である。型枠の表面の極性を小さくする
ことは、表面に付着しようとするものの界面張力を大き
くさせて付着しにくくし、付着してもドーム状になって
しまい皮膜を形成することはない。
発泡させた基材を用いる場合は型枠の表面の平滑性と
強度を保つことに特に注意しなければならない。表面が
あらかじめスキン層に覆われている場合は良いがスライ
スによってセルが露出している場合はラック加工、フレ
ーム加工により凝似スキン層を附与するか、フィルムか
紙などの平滑なものを張り合わせる。さらに押圧により
厚みが不均一になることを防ぐ為発泡倍率も注意を払う
必要がある。発明者はポリエチレン樹脂の発泡体の場合
は、2.5倍〜15倍が適当であるとの結果を得た、すなわ
ち発泡倍率の低すぎるものは、被着面のこまかな凹凸を
吸収することが出来ず、屈曲部に追随出来ない。発泡倍
率の高すぎるものは押圧した場合厚みが減じて全体とし
て平滑性を保持できない。表面の極性を小さくする方法
は極性の小さい例えばポリオレフィン系樹脂、高級脂肪
酸類、シリコン樹脂、フッ素樹脂等の物質を塗るか、貼
り合せればよい。
〔実施例〕
発明者は以上の発明を下記の実験により実用性のある
ことを実証した。基材として高密度ポリエチレン樹脂を
2m/m厚、4倍に架橋発泡したものを用い下面に剥離可能
なアクリル系粘着剤を塗布、上面には、シリコン樹脂系
の剥離剤を塗布して型枠とした。実験ではこれを10m/m
×500m/mの棒状のものと、巾10m/mのレンガ積模様に打
ち抜いたものを用いた。なお、塗材及び手順は従来方法
に準じ、施工面はセメントコンクリートの床面である。
その評価を従来法とともに表−1に記した。
表−1で分るように、本発明は粘性の低い塗材に特に
効果が大であり、現在路面の美装用に多く使われている
MMA樹脂系のレジンモルタルの場合には、本発明方法は
従来方法と比べて格段の作業効率の向上を図ることが出
来た。
〔発明の効果〕
本発明方法によれば型枠の剥離を1回で完全に行なう
ことが出来、作業時間を大巾に短縮することが出来、
又、塗材が半硬化してから型枠の剥離を行うため未硬化
の塗材が滴下して表面を汚し、後加工をする必要がない
等極めて優れた工法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の型枠の平面図を示している。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂発泡体の基材の下面に剥離可能な
    粘着剤を塗布し、基材の上面に塗材と接着しにくい剥離
    剤を塗布してなる型枠を用いて凹凸模様を形成する方
    法。
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