JP2802346B2 - 目地シート - Google Patents

目地シート

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JP2802346B2
JP2802346B2 JP1137675A JP13767589A JP2802346B2 JP 2802346 B2 JP2802346 B2 JP 2802346B2 JP 1137675 A JP1137675 A JP 1137675A JP 13767589 A JP13767589 A JP 13767589A JP 2802346 B2 JP2802346 B2 JP 2802346B2
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秀晴 長田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、目地シートに関するものである。
[従来の技術] ここでいう目地シートとは、建築用のもので、舗道、
建造物等の表面に、樹脂やモルタル等の塗布材を種々の
模様状に塗布する場合に使用するものである。即ち、目
地シートの全面に塗布材を塗布するが、目地シートの打
抜部分の塗布材は除去されず、それ以外の部分の塗布材
は目地シートと共に除去されるため、模様状に塗布でき
るのである。
建築物や舗道の表面処理に使用する場合には、塗布材
は通常骨材入のアクリルのエマルジョンやセメント等で
ある。即ち、単に色を変えて模様を出すのではなく、厚
みが必要となるが、それでも薄いプラスチックシートで
ある。
従来の目地シートは、そのほとんどが紙又はプラスチ
ックシート製であり、下地に貼付するものであるため、
裏面に接着剤が塗布され、その上に剥離紙が貼られてい
る。剥離紙を貼付した後、型紙状に打ち抜くため、剥離
紙も型紙と同形状である。
使用方法は、剥離紙を剥がしながら、型紙を下地に貼
付するのである。
しかしながら、型紙は、打抜部分の面積が大きいもの
では、細い枠状のものとなることもあり、また、薄いも
のであるが、打抜加工しているため角は鋭利である。こ
れを塗布剤塗布前の下地に、所定位置にある程度強固に
貼付するには、細い枠一本一本、手でこすり付ける作業
が必要となる。この時、鋭利な角で手が傷つくことが多
い。これを防止するために、手袋をはめて作業すること
も考えられるが、これでは細い枠状物を所定位置に貼付
することが困難である。
そこで、この型紙の上面にプラスチックシートを保護
材として貼付して、鋭利な角部を保護することが考えら
れる。型紙を下地に貼付する時、この保護材と共に貼付
し、寸法通り貼付したことを確認した後、保護材のみ剥
離するのである。この保護材は、打抜部分も含めて型紙
全体を覆うため型紙に打抜部分が多く前記した細い枠状
のものであっても、面状となるため型紙の貼付が非常に
容易となるのである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記保護材付の目地シートであって
も、次のような欠点がある。
保護材は、型紙を打ち抜いた後に貼付するものであ
り、型紙自体が細い場合等があるため、粘着剤は保護材
の全面に塗布することとなる。
そうすると、打抜部分にも粘着剤が塗布されているた
め、目地シートを積層しておくことができない。これを
防止するため、完全乾燥する接着剤等を使用すると、型
紙を下地に貼付した後、剥離が困難となり、目地シート
としての役目を果たさなくなる。
打抜部分に粘着剤が塗布されているため、下地に貼
付するときの作業性が非常に悪い。即ち打抜部分が、所
定位置以外の物に粘着することが多いためである。
以上のような、欠点を防止するため、型紙の目地部に
のみ粘着剤を塗布して保護材を接着することも考えられ
るが、これでは塗布等に非常に手間がかかり、コストア
ップになる。
よって、本業界では、以上のような欠点を有しない目
地シートが待望されていた。
[課題を解決するための手段] 以上のような現状に鑑み、本発明者は、鋭意研究の結
果、本発明目地シートを完成させたものであり、その特
徴とするところは、打抜部分を有する型紙の下面に粘着
剤を塗布し、その上に剥離紙を貼り、上面には該打抜部
分をも覆うカバー材を接着した複合シートにおいて、該
カバー材はホットメルト型接着剤をカバー材の全面に塗
布した後、既に打抜加工された型紙に貼り合わせ、加熱
接着した点にある。
目地シートは、前記した目的のものであるが、それ自
体の構造は、特に限定するものではない。通常は、矩形
であるが、特殊な形状のものでもよい。サイズは、通常
小さいもので、60×90cm大きいもので、1×2m程度であ
る。また、ロール等に巻き取った長尺状であってもよ
い。
この目地シートは、型紙と裏面の粘着剤、その粘着剤
上の剥離紙、及びカバー材が必須のものである。しか
し、型紙を二重にして、二重目地としてもよい。
二重目地とは、型紙を二重にして、それを剥離可能に
接着し、塗布材を塗布した後、上面の型紙をすぐに除去
し、塗布材が硬化した後下側の型紙を除去するものであ
る。一重目地では、塗布後すぐに型紙を除去すると、型
紙が厚い場合には、塗布材が目地部に浸入し、目地部が
直線状にならず又、塗布材硬化後では、型紙の上部の塗
布材が硬化しているため除去できないか、除去できて
も、その他の部分も同時に除去することとなり同様に目
地部が直線状にならない。しかし、この二重目地を前記
のような方法で使用すると、上部の塗布材の除去の問題
も、目地部への未硬化塗布材の浸入の問題もない。
打抜部分としては、型紙の打ち抜いた部分であり、そ
の形状は限定するものではない。例えば、レンガの積層
状等のように幾何学模様に打ち抜いたものや、漫画のキ
ャラクター等のような自由な図形等どのようなものでも
よい。
型紙とは、前記した目的のものであるが、その材質は
どのようなものでもよく、紙、プラスチックシート等が
好適である。特に厚みを持たせる場合には、比較的低倍
率の発泡プラスチックシートがよい。通常は、2〜10mm
程度である。
粘着剤とは、下地に型紙を接着して固定するためのも
ので、塗布材塗布後に剥離できるものであればどのよう
なものでもよい。この粘着層の上面には、作業性と積層
のために剥離紙が貼付されている。これは、通常のシリ
コーン油等で処理された剥離紙でよい。
塗布材とは、下地に塗布するもので、セメント、モル
タル等の無機材料、及び樹脂等の有機材料等どのような
ものでもよい。骨材を混入したものでもよく、着色骨材
を混合して天然石やレンガ風に擬することも好適であ
る。要するに、外壁材等として使用できるものであれば
どのようなものでもよいということである。
塗布の方法は、鏝塗り、スプレーガン等のよる吹き付
け、ローラー塗り等どのようなものでもよい。
カバー材とは、型紙に保形性を付与するものであっ
て、材質は特に限定はしないが、プラスチックシート又
はフィルムが好適である。厚みとしては、20〜80μ程度
が能力とコストの面から好適である。勿論、型紙が非常
に大きい場合等には、もっと厚い方がよい場合もある。
ホットメルト型接着剤とは、接着面に該接着剤を塗布
し、被接着面に圧着させた後加熱溶融させて接着するタ
イプのものをいう。通常は、エチレン酢酸ビニル系のも
のが多い。これは、特別なものである必要はなく、市販
されているものでよいが、溶融点の低いものが好まし
い。例えば、90℃程度のものが好適である。
[実施例] 以下図面に示す実施例に基づいて、本発明をより詳細
に説明する。
第1図は、本発明目地シート1の1実施例を示す平面
図であり、第2図はそのA−A断面図である。発泡ポリ
エチレン製の型紙2の上に、ポリプロピレン製のカバー
材3が接着剤4を介して接着されている。また、型紙2
の下面には同様に接着剤5を介して剥離紙6が接着され
ている。全体の厚みは、1.5mm程度である。
この目地シート1の使用方法は、下面の剥離紙6を現
場で剥がして、型紙2を被施工面に貼付する。この時、
カバー材3が全面に存在するため、寸法出しが容易であ
る。型紙2を貼付した後、カバー材3を除去する。これ
で、型紙2の貼付が完了である。実際には、この上に塗
布材を塗布し、完全硬化する前に、この型紙2は除去さ
れるものである。
第3図は、本発明目地シートの他の実施例を示す断面
図である。この例は、前記説明した二重目地であり、型
紙2とカバー材3の中間部分に被覆材7が設けられてい
る。
この目地シート1の使用方法は、下面の剥離紙6を現
場で剥がして、型紙2を被施工面に貼付し型紙2を貼付
した後、カバー材3を除去し、その上から塗布材を塗布
することまでは前記と同様である。
次に、塗布材が硬化する前に被覆材7のみを除去す
る。そして、塗布材が完全硬化した後に型紙2を除去す
るのである。
また、方法によっては、この型紙2を目地模様として
残存させることもある。
[発明の効果] 本発明目地シートによると、次のような効果がある。
カバー材が全面に貼付されているため、型紙の貼付
が非常に容易であり、寸法精度がよい。
カバー材があるため、型紙の非常に細い部分でも一
本一本、手で押圧することなく貼付できるため、作業が
早いばかりでなく、手を切ることがない。
型紙とカバー材との接着をホットメルト型接着材に
よって行なっているため、接着後冷却すると、粘着性は
なく、型紙の打抜部分でカバー材のみの部分が他のもの
に接着してしまうということがない。
接着剤は、カバー材の全面に塗布するため、カバー
材の型紙への接着が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明目地シート1の1実施例を示す平面図、
第2図はそのA−A断面図、第3図は他の実施例を示す
断面図である。 1……目地シート、2……型紙 3……カバー材、4……接着剤 5……接着剤、6……剥離紙

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打抜部分を有する型紙の下面に粘着剤を塗
    布し、その上に剥離紙を貼り、上面には該打抜部分をも
    覆うカバー材を接着した複合シートにおいて、該カバー
    材はホットメルト型接着剤を該カバー材の全面に塗布し
    た後、既に打抜加工された型紙に貼り合わせ、加熱接着
    したものであることを特徴とする目地シート。
  2. 【請求項2】型紙は、二重構造である特許請求の範囲第
    1項記載の目地シート。
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