JP2877713B2 - 表装材 - Google Patents
表装材Info
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- JP2877713B2 JP2877713B2 JP3142395A JP3142395A JP2877713B2 JP 2877713 B2 JP2877713 B2 JP 2877713B2 JP 3142395 A JP3142395 A JP 3142395A JP 3142395 A JP3142395 A JP 3142395A JP 2877713 B2 JP2877713 B2 JP 2877713B2
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- pressure
- release paper
- adhesive layer
- sensitive adhesive
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Description
面、床面等あるいは構造物の表面に適用できる表装材に
関するものである。
明、特に建築物の表面仕上げに利用されるものについて
の発明が、特開平4−85447号の公報に開示されて
いた。そこでは、表装材の貼り合せ部分の防水性を得る
為に、重ね代となる部分を設けたり、表装材の裏面に粘
着剤部,離型紙部を設けて、壁面等への接着を容易にす
るものであった。
5447号にある発明では、表装材の粘着剤加工された
部分はたいていは紙あるいは繊維製品からなる基材部の
表面に貼り合されることになっていた。ところが、工場
における加工では十分な圧力を加えること、熱を加える
ことができても、建築現場では不充分な個所が発生する
ことがあった。このように欠点を有したまま仕上げ工事
が行われると、不備な個所が浮いてきたり、一部剥離す
るという現象が現れることがあった。この発明では、こ
の粘着剤により表装材相互間が接着される部分ににおい
て十分な接着力が得られるようにすることを目的として
いる。
表装材裏面の粘着剤加工を重ね代部を持たない二辺の辺
部ないしはその他の二辺を含む四辺に持つようにし、加
えて重ね代部の表面側に目地を作る巾を除いた部分にも
持つようにしている。
明する。図1はこの発明の実施例を一部切欠の外観斜視
図により示している。この実施例では、化粧材部1の周
囲二辺、互いに隣接しているが、この部分に目地を兼ね
ることのできる重ね代部3を有している。そして、この
重ね代部の上面に粘着剤層4および離型紙5を有すると
伴に、表装材の重ね代を有する辺と相向いとなる辺の下
面に粘着剤層4および離型紙5を有したものとなってい
る。図2は、この表装材を裏面側から記したものであ
り、右辺および下辺に粘着剤層および離型紙が貼り合さ
った部分を見ることができ、上辺および左辺には重ね代
部と化粧材部の境界を破線により示している。図1およ
び図2では、粘着剤層と離型紙が重なった状態で現われ
るので、図面上は表面側粘着剤層,離型紙を符号7によ
り、裏面側粘着剤層,離型紙を符号8とした。
により示したものであり、この例では基材部2は化粧材
部1の基材であることと伴に、重ね代部3を一体のもの
として利用されている。そして、重ね代部の上面に粘着
剤加工が施してあり、相向いとなる辺の下面にも粘着剤
加工が施してある。この粘着剤加工は粘着剤層4と離型
紙5によって構成されている。図4は表装材本体を他の
構成により形成したものであり、後述する特開平4−7
6151号に開示される技術を利用したものである。こ
の例では、吹付材9による板状体の中間に合成樹脂製の
織物を芯材10にして製作されたものである。そして、
この表装材本体に対して、重ね代部3を接着剤(図示せ
ず)により貼り付け、その上面には粘着剤加工をし、重
ね代部と相向い側になる辺の下面にも粘着剤加工を施し
たものとなっている。
するが、この発明は表装材の表裏面の粘着剤加工に関す
るものであり、他の表装材本体については例示するもの
以外に種々の発明があり、これらの未記載のものへも利
用可能な発明である。
着剤には、公知の素材が利用できるが、その例として
は、アクリルゴム系あるいは非加硫ブチルゴム系のもの
が特によく、他にもシリコーンゴム系,スチレンブタジ
エンゴム系,ポリイソプレン系,ポニビニルエーテル系
などが利用できる。
ル等に用いられる公知材料である、紙にフッ素樹脂,シ
リコーン樹脂を塗布したものを利用すれば良い。
前出の特開平4−85447号の表装材がある。この例
では、本体は化粧材部1と基材部2の積層物である。化
粧材部に用いられるものには天然石,着色骨材と合成樹
脂等による成形物あるいは基材部上への塗料による塗膜
あるいは金属薄板またはその加工物があり、基材部には
織布,不織布,ガラスクロス,合成紙などから選択され
るものあるいはこれらに目止め加工を施したものがあ
る。
76151号にある天然石,着色骨材と合成樹脂エマル
ションを主成分とする吹付材を板状体とし、その中間に
合成繊維製の織物による芯材を挟んだものもある。
351号にある防燃性の繊維製品を基材とし、水性弾性
塗料を浸潤させ、乾燥させた後に化粧用凹凸樹脂塗料を
付着させたものもある。また、同一出願人による特開平
2−210147号では、弾性塗料による防水層を形成
させた後に、スクリーン印刷による化粧模様を形成させ
たものもある。
及がない表装材は、重ね代を作るように塗装を行うと
か、重ね代のみを表装材裏面に貼り合せるとか、裏面全
面に重ね代分の余分の広さを持つ補強部材を貼り合せて
作る方法がある。
表装材についての改良を行った。基材にはポリエステル
製不織布の両面にアクリル樹脂ペイントをナイフコータ
ーによりコーティングしたシートを利用した。基材上の
化粧材層は、寒水砂と着色細骨材,合成樹脂エマルショ
ンを主成分とする塗材を複数色用意し、これを斑点状の
模様とした塗膜により利用した。この表装材本体は60
cm×45cmを基準寸法として複数枚作成した。重ね
代部は巾8cmの略L字形に裁断した基材と同じものを
利用して表装材本体の裏面に接着剤により貼り合せた。
粘着剤には非加硫ブチルゴムシート,厚さ0.2mm,
巾4.5cmが片面には離型紙が貼り合さったものを利
用し、これを重ね代部の表面および、重ね代部と対向す
る辺の裏面に貼り付けた。この時重ね代部表面側の化粧
材部と接する辺には巾5mmの目地用となる粘着剤未貼
着部分を設けた。
塀を下地とし、この上へポリマーセメント系の接着剤を
利用し、かつ、裏面および表面の粘着剤加工部はこれを
利用し、10m2程貼り上げた。この表装材を屋外に曝
露を6カ月行ったが、端部が反ることもなく問題のない
仕上がりが長期に亘り得られることが分かった。
裏面だけに行った場合の接着力の違いを、基材に接着剤
を貼ったものと貼り付けのないものを用意し、JIS
Z0237にある粘着力試験の方法によって測定した。
180度引きはがし法による試験結果は粘着剤加工を両
面の時は、2800gfであり、剥れ位置が粘着剤層の
凝集破壊であり、粘着剤加工を片面だけ行った時は15
00gfであり剥れ位置は粘着剤と重ね代部の界面であ
った。
は貼着対象との貼着強度が得られ難かったものが、粘着
剤により貼り合される部分が、粘着剤同士となるため
に、確実な粘着力が得られるようになる。従って、表装
材端部の裏面に粘着剤加工を施して、そのまま露出させ
る形態を取る時に、粘着力の不足が問題となることもあ
ったが、施工時に小さな力だけでも粘着剤同士は接着す
ることになり、より確実な接着が得られるようになっ
た。
外観斜視図。
における断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 建築物あるいは構築物の表面に適用され
る概ね矩形の表装材が、隣接する二辺に目地あるいは重
ね代となる部分を有するものであり、重ね代となる部分
の表面および裏面側の少なくとも重ね代となる部分の対
向辺に粘着剤層およびこれを覆う離型紙を有することを
特徴とする表装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3142395A JP2877713B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 表装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3142395A JP2877713B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 表装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08199760A JPH08199760A (ja) | 1996-08-06 |
JP2877713B2 true JP2877713B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=12330844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3142395A Expired - Lifetime JP2877713B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 表装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2877713B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008095383A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Tana-X:Kk | 養生ボード |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7081912B2 (ja) * | 2017-09-27 | 2022-06-07 | 菊水化学工業株式会社 | 壁面仕上げ方法 |
-
1995
- 1995-01-27 JP JP3142395A patent/JP2877713B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008095383A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Tana-X:Kk | 養生ボード |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08199760A (ja) | 1996-08-06 |
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