JPS6237156A - 防汚性シ−ト材料 - Google Patents

防汚性シ−ト材料

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JPS6237156A
JPS6237156A JP17565685A JP17565685A JPS6237156A JP S6237156 A JPS6237156 A JP S6237156A JP 17565685 A JP17565685 A JP 17565685A JP 17565685 A JP17565685 A JP 17565685A JP S6237156 A JPS6237156 A JP S6237156A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、防汚性にすぐれ、かつ耐熱、耐候および防水
性にすぐれたシート材料に関するものである。
〔従来の技術〕
従来シリコーン樹脂又はシリコーンゴムからなるシリコ
ーン重合体シート材料、及び繊維基布をシリコーン樹脂
又はシリコーンゴムなどのシリコーン重合体材料で被覆
したシート材料は耐熱性が良好で、種々の用途に使用さ
れている。
しかしながら、シリコーン重合体材料の表面は、その使
用中に著しく汚れ易く、かつ、このシリコーン重合体材
料は、その表面が柔かく、脆いため、種々の固体ゴミ粉
末などが附着、侵入して埋没したりする欠点がある。
従って、上記のような欠点を解消することが当業界にお
いて強く希望されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来、シート材料の耐熱性・耐久性を向上させるために
、シリコーン樹脂又はシリコーンゴムを含む重合体被覆
層が形成されているが、これらの重合体層の欠点、すな
わち、汚れ易く、しかも、柔かくかつ裂けやすく、或は
剥離しやすいという欠点を解消することが必要である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点は、本発明のシート材料によって解消する。
すなわち、本発明の防汚性シート材料は、シリコーン樹
脂およびシリコーンゴムから選ばれた少なくとも一種を
含むシリコーン重合体材料から形成されたシリコーン重
合体層と、このシリコーン重合体層の少なくとも一面を
被覆し、かつ。
防汚・耐候性のすぐれた熱可塑性合成樹脂材料から形成
された防汚・耐候性被覆層とを有することを特徴とする
ものである。
本発明の他の防汚性シート材料は、繊維性布帛よシなる
基布と、この基布の少なくとも一面上を被覆し、かつ、
シリコーン樹脂およびシリコーンゴムから選ばれた少な
くとも一種を含むシリコーン重合体材料から形成された
シリコーン重合体層と、このシリコーン重合体層の少な
くとも一面を被覆し、かつ、防汚・耐候性のすぐれた熱
可塑性合成樹脂材料から形成された防汚・耐候性被覆層
とを有することを特徴とするものである。
声 本発明の防汚性シート材料の構成を添付図面を参照して
説明する。
第1図に示されたシート材料1においてシリコーン重合
体層2の両面上に防汚・耐候性被覆層3aおよび3bが
形成されている。
また、第2図に示されたシート材料11は、基布5と、
その両面上に形成されたシリコーン重合体層2m、2b
と、これらシリコーン重合体層のそれぞれの上に塗布さ
れた接着剤層4a、4bと、これらの接着剤層のそれぞ
れの上に塗布された防汚・耐候性被覆層3m、3bとか
らなるものである。
第1図に示されたシート材料1において、シリコーン重
合体層2と、防汚・耐候性被覆層3m。
3bの間に接着剤が塗布されていてもよい。また。
第2図に示されたシート材料11において、接着剤層は
必ずしも必要でないことがある。
また、第1図又は第2図に示されたシート材料において
、基布の片面のみにシリコーン重合体層、接着剤層およ
び防汚・耐候性被覆層が積層されていてもよい。この場
合、基布の他の面には、シリコーン重合体層のみが形成
されていてもよい。
本発明においてシリコーン重合体層に用いられるシリコ
ーン樹脂およびシリコーンゴムは1例えば、オルガノポ
リシロキサン、ポリアクリルオキシアルキルアルコキシ
シラン系シリコーン樹脂、ポリビニルシラン系シリコー
ン樹脂、ポリシルチアン、ポリシラザン。珪素含有側鎖
を有する炭素、、r9リマー、ポリシランなどから選ぶ
ことができる。
例えば、信越化学製難燃性シリコーン樹脂球166、K
R168,KR202,KR2038およびKR−10
1−10などは、本発明に使用することのできるもので
ある。
シリコーン樹脂は、硬化剤(加硫剤)の併用によりシリ
コーンゴムに変性されていてもよい。
本発明に用いられるオルガノポリシロキサン系樹脂は、
ビニル基、アリル基、ヒドロキシル基、炭素数1〜4の
アルコキシ基、アミン基、メルカプト基等の有機置換基
を少なくとも1個有するもので、ポリジメチルシロキサ
ン系シリコーン樹脂、ポリジフェニルシロキサン系シリ
コーン樹脂、ポリメチルフェニルシロキサン系シリコー
ン樹脂、及びこれらの共重合体からなる樹脂などを包含
する。
本発明に用いられるポリアクリルオキシアルキルアルコ
キシシラン系シリコーン樹脂は、一般式 (Rは炭素原子数1〜10の一価炭化水素基、R′は水
素又は炭素原子数1〜10の一価炭化水素基、R“は炭
素原子数2〜1〇二価炭化水素基であり、nは1〜3の
整数である。) で表わされるアクリルオキシアルキルアルコキシ7ラン
と少くとも1種のエチレン系不飽和モノマーとの共重合
体を包含するものである。
更に本発明に用いられるポリビニルシラン系シリコーン
樹脂は、 下記一般式: %式% 〔但しR′は前出と同じ、BはOR’、又はOR// 
−OR/ (R/ 、 R//は前出と同じ)を示す。
〕で表わされるビニルシラン化合物と少くとも1種のエ
チレン系不飽和モノマーとの共重合物も包含する。
上述のエチレン系モノマーはシリコーン樹脂中に1〜5
0重f%の含有率で共重合されていてもよい。このよう
なモノマーとしては、例えばスチレン、メチルスチレン
、ジメチルスチレン、エチルスチレン、クロルスチレン
、ブロモスチレン。
フルオロスチレン、ニトロスチレン、あるいはアクリル
酸、メタアクリル酸、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、ブチルアクリレート、メチルメタアクリレー
ト、エチルメタアクリレート、ブチルメタアクリレート
、アクリルアミド、2−ヒトロキシエチルアクリレート
、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート、アクリロニ
トリル、メタアクリロニトリル、2−クロロアクリロニ
トリル、ビニルアセテート、ビニルクロロアセテート、
ビニルブチレート、ビニルクロライド、ビニルブロマイ
ド、ビニルフルオライド、ビニリデンクロライド、ビニ
ルハロダン化合物、およびビニルエーテル類等がある。
上述のシリコーン樹脂は他の樹脂、例えば、エポキシ、
ポリエステル、アルキ、ド樹脂、アミノ樹脂などで変性
されたものであってもよく、或は脂肪酸変性されたもの
であってもよい。
本発明の防汚性シート材料において、それが高温に加熱
されたときの自消性を重視する場合には、オルガノポリ
シロキサン系シリコーン樹脂にあっては、ポリシロキサ
ン成分がシリコーン樹脂中好ましくは70重量%以上の
もの、ポリアクリロオキシアルキルアルコキシシラン系
シリコーン樹脂およびポリビニルシラン系シリコーン樹
脂においては、共重合させるエチレン系不飽和上ツマ−
が50重量%以下、特に20重量%以下のものが好まし
い。また、自消性とともに材料の可撓性を重視する場合
には、変性されていないオルガノポリシロキサン系シリ
コーンゴムが好ましい。尚、これらのシリコーン樹脂は
、室温で固体、可撓性イースト、液体、およびエマルジ
ョン等の分散物のいづれであってもよく、必要により適
宜の溶媒を加えて使用する。またシリコーンゴムをその
硬化機構別に観ると、シリコーンゴムは室温硬化型。
加熱硬化型、紫外線または電子線硬化型に分類される。
シリコーンゴムは一般に当業者に周知の硬化剤や硬化促
進剤、例えば亜鉛、鉛、コバルト、鉄等の金属カルダン
酸塩、ジブチルスズオクトエート、ノブチルスズラウレ
ート、等の有機スス化合物、テトラプロピルチタネート
、テトラオクチルチタネート等のチタンキレート化合物
、N−N−ジメチルアニリン、トリエタノールアミン等
の三級アミン、あるいはベンゾイルパーオキサイド、ジ
クミルパーオキサイド、t−ブチルパーオキサイド等の
過酸化物、及び白金系触媒、等を併用することにより所
望の三次元網目状構造体に硬化する。
シリコーン重合体層は、上記のようなシリコーン樹脂お
よび/又はシリコーンゴムのみから形成されていてもよ
いが、これらの材料が、シリコーン重合体材料をマトリ
ックスとし、その中K、マトリックス重量に対し30〜
30(1、好ましくは100〜250チの他の充填剤、
例えばシリカ系充填剤、チタン酸カリウム系充填剤、石
綿センイ、雲母およびその他の無機耐熱材料を混合した
ものであってもよい。
充填剤はシリコーン樹脂ワニスで形成される樹脂層の補
強作用を果すもので、例えば、酸化チタン、マイカ、ア
ルミナ、メルク、ガラス繊維粉末、岩綿微細繊維、シリ
カ粉末、クレイ等の各種無機物が挙げられるが、得られ
るシートに表面平滑性を具備せしめたい場合には、シー
トの表面平滑性を損うことのないように、一般に50μ
m以下の微粉末状のものを使用するのが好ましい。
また無機充填剤の中でも、特に製品の耐熱性を増進する
ものとして、チタン酸アルカリを用いることが有効であ
る。すなわち、チタン酸アルカリはシリコーン樹脂ワニ
ス中に配合されて使用されるもので、本発明のシート材
料に十分な防炎特性を保持せしめるものである。
シリコーン樹脂100重量部(以下重量部を部と略す。
)に対して配合されるチタン酸アルカリの量は1〜20
0部、好ましくは30〜100部であり、更にこれらに
高屈折率無機質化合物、及び/又は吸熱型無機化合物等
を配合する場合は400部を限度に、同一重量から4の
重量までに相当するチタン酸アルカリと置き換えて配合
できるが、普通10〜300部の範囲が好ましい。
尚、これら高屈折率無機化合物、吸熱型無機化合物の一
部又は全量を一般に常用されている無機質顔料、無機質
の増量用充填剤、難燃性を付与する無機粉末等におきか
えることが出来るが、その使用量はシリコーン樹脂10
0部に対し400部以下であることが好ましく、よシ好
ましくは300部以下である。
本発明の効果をよシ優れたものにするためシリコーン重
合体層に難燃剤を含有させてもよい。ここで使用される
難燃剤については特に限定されるものではないが1例え
ば、リン酸エステル型、有機ハロダン化合物型、ホスフ
ァゼン化合物型などの有機難燃剤、焼石膏、明ばん、炭
酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ハイドロタルサイ
ト系ケイ酸アルミニウムなどの結晶水放出型、炭酸ガス
放出型、分散吸熱型および相転換型などの無機化合物か
らなる吸熱分解型無機化合物やアンチモン化合物等の無
機難燃剤等がある。
シリコーン重合体層の重量や厚さには格別の限定はない
が、一般に片面10〜1000 g/m2.好ましくは
50〜700 g/m2の重量、および片面10〜50
0ミクロンの厚さで形成されることが好ましい。
次に、シリコーン重合体層と防汚・耐候性被覆層とが、
接着剤を用いて、又は、用いずに、接着される。
上記接着剤として有用なものは、例えば、メラミン系接
着剤、フェノール系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリエ
ステル系接着剤、−リエチレンイミン系接着剤、ポリイ
ソシアネート系接着剤、ポリウレタン系接着剤、アクリ
ル系接着剤、ポリアミド系接着剤、及び酢ビー塩ピ系接
着剤、酢ビ−エチレン系接着剤等の共重合体接着剤等を
挙げることができ特にエポキシ系接着剤、?リエチレン
イミン系接着剤、Iリイソシアネート接着剤、ポリウレ
タン系接着剤、アクリル系接着剤等が好ましいがこれら
に限定されることなく、公知の接着剤を任意に選択して
使用することができる。
本発明に用いられる防汚・耐候性合成樹脂としては、弗
素含有樹脂およびアクリル樹脂を用いることができる。
弗素含有樹脂フィルムを構成する樹脂は、エチレンの水
素原子の1個以上が弗素原子と置換されている単量体か
ら合成される各種のポリフルオルエチレン例、t ハ、
ポリテトラフルオルエチレン、又は一部塩素を含む各種
のポリフルオルクロルエチレン、例えばポリトリフルオ
ルクロルエチレン等があるが、このほかポリ弗化ビニル
、ポリ弗化ビニリデン、?リジクロルジフルオルエチレ
ン、その他も包含される。これらの弗素含有樹脂は、い
ずれも溶融点が高いので、通常のカレンダー加工等は実
施できガいので一旦溶融して押出加工するか、又は粉末
状態の樹脂を加圧加熱してフィルム状に成型するのが一
般的であるが、特にこの方法に限定されない。フィルム
の厚みは一般に0.001籠〜0,5■、好ましくは5
〜50ミクロン程度であるが、耐候性・防汚性並びに耐
久性の目 −的を達成するものであれば、よシ厚く、又
は、より薄くすることができ特に限定はない。また、弗
素含有樹脂フィルムには、他の樹脂例えば■仏等が混合
又は貼着複合される等混用されていても本発明の目的を
達成するものであれば差支えない。
本発明に使用される弗素含有樹脂フィルムの市販品とし
ては、テトラ−フィルム(7′ユポン商標)、アフレッ
クスフィルム(旭硝子商標)がある。
ダイ法又はインフレーション法その他いずれの方法で製
造されたものでもよい。また、延伸されたもの、および
未延伸のもののいずれでもよいが、伸度は100〜30
0チ程度のものが好ましい。
また、前述のように厚みは通常5μ〜50μ程度である
が、十分な耐候性・防汚性を達成するならば多少厚く又
は薄くしてもよい。フィルム素材は、プリアルキルメタ
クリレート系フィルム例えばメチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、プロピルメタクリレート、ブチル
メタクリレート等を主材料とするもの、又は、アクリレ
ート、酢酸ビニル、塩化ビニル、スチレン、アクリルニ
トリル Iよ々110ニk IIル竺ル+キ早ツマηH
コ苓ツマ成分とするホモポリマ又はコポリマをフィルム
状に成型したものがよい。
防汚・耐候性被覆層は、上述のような、実質的に平滑な
表面を有する弗素含有樹脂フィルム、又は、アクリル樹
脂フィルムを、必要に応じ、その接着表面に低温プラズ
マ処理又は、コロナ放電処理等を施してその接着性を向
上させた後、これをシリコーン重合体層上に接着剤を用
いて接合することが好ましい。しかし、他の防汚・耐候
性被覆層形成方法としては、上記の樹脂の溶液又はエマ
ルジョンを、シリコーン重合体層の上に塗布された接着
剤層表面に塗布し乾燥固化する方法がある。
防汚・耐候性被覆層形成のために用いられるフィルムは
、100に772以上の引張強度を有することが好まし
い。また、防汚・耐候性被覆層は1〜50g/m2、好
ましくは3〜30g/m2の重量、又は、5ミクロン以
上(通常は10〜50ミクロン)の更に好ましくは30
〜15ミクロンの厚さを有するものであることが好まし
い。
本発明だおいて、防汚・耐候性被覆層は、上述リル樹脂
層と、ポリ塩化ビニル樹脂層との積層体からなるもので
あってもよい。これら積層体においては、ポリ弗化ビニ
リデン樹脂層の厚さは2〜3ミハン込タクリル樹脂層の
厚さは2〜4ミクロンおよび、ポリ塩化ビニル樹脂層の
厚さは40〜45ミクロンであることが好ましいが、こ
れらの数値に限定されるものではない。
本発明の防汚性シート材料は、基体として繊維性布帛か
らなる基布を含むものであってもよい。
本発明に有用な繊維性基布け、天然繊維、例えば、木綿
、麻など、無機繊維、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、
アスベスト繊維、金属繊維など、再生繊維、側光ば、ビ
スコースレーヨン、キュプラなど、半合成偵維、例えば
、ジーおよびトリーアセテート繊維など、及び合成繊維
、例えば、ナイロン6、ナイロン66、Jリエステル(
ポリエチレンテレフタレート等)繊維、芳香族ポリアミ
ド繊維、ポリアクリル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ
オレフィン繊維および水不溶化又は難溶化されたポリビ
ニルアルコール繊維など、から選ばれた少くとも1種か
らなるものである。基布中の繊維は短繊維紡績糸条、長
繊維糸条、スプリットヤーン、テープヤーンなどのいず
れの形状のものでもよく、また基布は織物、編物又は不
織布或いはこれらの複合布のいずれであってもよい。一
般には、本発明の防汚性シート材料に用いられる繊維は
、ポリエステル繊維およびガラス繊維から選ばれるのが
好ましい。ストレスに対する伸びが少いことが要求され
る場合は、長繊維(フィラメント)の形状のものを用い
ることが好ましく、且つそれが平織布を形成しているこ
とが好ましい。しかし、一般に編織組織やその形態につ
いては特に限定されるものではない。繊維性基布は、得
られる防汚性シート材料の機械的強度を高いレベルに維
持するために有用である。
基布上にシリコーン重合体層を形成固着するには、例え
ば、シリコーン樹脂、チタン酸アルカリならびに要すれ
ば高屈折率無機化合物、及び/又は吸熱型無機化合物な
どを含む混合物に適宜硬化促進剤及び添加剤を加えた後
、更に必要に応じトルエン、キシレン、トリクレン等の
有機溶剤を加えて適尚な濃度の分散液を作シ、この分散
液を浸i法、ag法、 ロール:l−) 法、リバース
ロールコート法、ナイフコート法等の従来よく知られて
いる塗布手段により基布の一面又は両面に塗布し室温又
は加熱下、好ましくは150〜200℃の範囲内で1〜
30分間熱処理をすることによりリコーン加工剤 に固着せしめる。シリコーン樹脂とチタン酸アルカリな
らびに高屈折率無機化合物、及び/又は吸熱型無機化合
物等の配合割合は使用するシリコーン樹脂及び無機化合
物の種類及び粒度により異なるが、一般にシリコーン樹
脂が少なすぎると、シリコーン重合体層の強度が不足す
る結果、耐火断熱シートとして用いたときシリコーン重
合体層に亀裂を生じたり又はシリコーン重合体層が基布
か戯811鎧+−h−h子六竺のか占ル庄すた〔実施例
〕 以下、実施例により本発明を更に詳しく説明する。
下記組織の晒綿布を基布として用いた。
重量2oog/m2 シリコーン加工剤トしてRTVシリコーンゴム(東芝シ
リコーン(株)製)10重量部に対し架橋剤1重量部を
混合したものを、ナイフコータを用いて前記基布の表面
上に90g/?F!2の塗布量で塗布した。次にこれを
140℃に加熱された加熱シリンダーと、この加熱シリ
ンダーに対し、線圧10kl?/cmで圧接する圧着ロ
ールとの間を通過させ、引続き加熱シリンダー表面に4
5秒間接触させた。これによって表面硬化したシリコー
ン重合体ペースコート層を加熱シリンダーから剥離し、
その上に引続き前記シリコーン加工剤と同一の加工剤を
約10g/mの塗布量でトップコートを施して表面状態
を整え、最後に180℃熱処理して中間シート(試料1
)を得た。
この中間シートに更に下記の処理を施した。
実施例1において試料1の表面にポリアクリル樹脂接着
剤(ソニーケミカル社製、5C−462)を100メツ
シユのグラビアロールを用いて20 g/m2の量で塗
布し、室温にて乾燥した。次に、接着剤層の表面にフ、
化ビニリデン樹脂フィルム(厚さ3μm)を加熱圧着し
た。
比較例1においては、試料1のシリコーン重合体の表面
に防汚・耐候性被覆層の形成操作を行わなかった。
得られた各シート状物の、防汚性を評価した。
実施例1のシートは良好な防汚性を示したが、比較例1
のシートの防汚性は不良であった。
実施例2 実施例2においては、実施例1と同様の操作が行われた
。但し、防汚・耐候性被覆層形成のために厚さ30μm
のアクリル樹脂フィルムがエポキシ系接着剤を用いて貼
着された。得られたシートは良好な防汚性を示した。
実施例3 実施例3においては実施例1と同様の操作が、行われた
。但し、防汚・耐候性被覆層形成のためにKFCフィル
ム(具現化学社製、)、化ビニリデン樹脂層(2μm厚
さ)と、アクリル樹脂層(2〜4μm)と、プリ塩化ビ
ニル樹脂層(45μm)とが・積層されている3層構造
物)を用いた。得られたシートは良好な防汚性を示した
実施例4および比較例2 実施例1記載のものと同一のシリコごン重合体を離型紙
上に厚さが0.5μmlcなるようにキヤステングし、
同化後熱型紙を剥離して、フィルム状シリコーン重合体
シート材料を作成した。
得られたシリコーン重合体シート材料を試料2とする。
この試料20片面に、下記組成のポリウレタン系接着剤
: 二、ポラン3022(日本ウレタン社製固形分35%)
 100重量部 コロネート−1−L(日本ウレタン社製)15重量部を
、60メツシユのグラビヤコートにより、25g/m’
の量で塗布し乾燥した。
この接着剤層表面に、実施例3記載のKFCフィルムと
同一のものを加熱圧着した。
比較例2においては、試料2をそのまま供した。
実施例4のシートは良好な防汚性を示したが、比較例2
のシートの防汚性は不良でおった。
上述のように実施例1.2.3.4のシート材料の汚れ
テストの結果は、殆んど汚れが生ぜず極めて好ましい防
汚性を示した。しかし、比較例1゜2のシート材料に於
いてはシリコーン重合体層上に汚れが付着したばかシで
なく、粒度が粗くかつ硬い汚れ粒子は、シリコーン重合
体層内部に埋没しこれを取シ除くことが極めて困難であ
った。また、本発明に係る実施例1〜4のシート材料は
いづれもすぐれた耐候性を示した。
〔発明の効果〕
本発明の防汚性シート材料は、良好な耐久性おtrg訪
+硅b’り l 、   Mす1fS/J> S  (
−fhつJ−Fl而面a性もすぐれている。
更に本発明の防汚性シート材料は、高温においても発煙
したシ発熱したシすることが特に少ない。
従って、本発明の防汚性シート材料は広い用途を有し、
特に火災が予想される体育館、倉庫、マーケット、遊戯
場、工場、駐車場、各種宿泊施設等の健築材料、内装材
に、さらに、テント、日除け、ブラインド、或は、繰シ
返えし洗濯を要するシート材料、例えば病院用ペッドシ
ーツ類や間仕切等の素材として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ、本発明の防汚性シー
ト材料の一実施例態様の構成を示す断面説明図である。 1.11・・・シート材料、2.2m、2b・・・シリ
コーン重合体層、3m 、3b・・・防汚・耐候性被覆
層、4a、4b・・・接着剤層、5・・・基布。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シリコーン樹脂およびシリコーンゴムから選ばれた
    少なくとも一種を含むシリコーン重合体材料から形成さ
    れたシリコーン重合体層と、このシリコーン重合体層の
    少なくとも一面を被覆し、かつ、防汚・耐候性のすぐれ
    た熱可塑性合成樹脂材料から形成された防汚・耐候性被
    覆層とを有することを特徴とする防汚性シート材料。 2、前記シリコーン重合体層と、前記防汚・耐候性被覆
    層とが接着剤により接着されている。特許請求の範囲第
    1項記載のシート材料。 3、前記接着剤がアクリル系接着剤、エポキシ系接着剤
    、ポリエチレンイミン系接着剤、ポリイソシアネート系
    接着剤、および、ポリウレタン系接着剤から選ばれる、
    特許請求の範囲第2項記載のシート材料。 4、前記防汚・耐候性被覆層が弗素含有樹脂およびアク
    リル樹脂から選ばれた少くとも1種からなる、特許請求
    の範囲第1項記載のシート材料。 5、前記防汚・耐候性被覆層が、ポリ弗化ビニリデン樹
    脂層と、ポリアクリル樹脂層とからなる積層体により形
    成されている、特許請求の範囲第1項記載のシート材料
    。 6、前記防汚・耐候性被覆層が、ポリ弗化ビニリデン樹
    脂層と、ポリアクリル樹脂層と、ポリ塩化ビニル樹脂層
    との積層体により形成されている、特許請求の範囲第1
    項記載のシート材料。 7、繊維性布帛よりなる基布と、この基布の少なくとも
    一面上を被覆し、かつ、シリコーン樹脂およびシリコー
    ンゴムから選ばれた少なくとも一種を含むシリコーン重
    合体材料から形成されたシリコーン重合体層と、このシ
    リコーン重合体層の少なくとも一面を被覆し、かつ、防
    汚・耐候性のすぐれた熱可塑性合成樹脂材料から形成さ
    れた防汚・耐候性被覆層とを有することを特徴とする防
    汚性シート材料。 8、前記シリコーン重合体層と、前記防汚・耐候性被覆
    層とが接着剤により接着されている、特許請求の範囲第
    7項記載のシート材料。 9、前記接着剤がアクリル系接着剤、エポキシ系接着剤
    、ポリエチレンイミン系接着剤、ポリイソシアネート系
    接着剤、および、ポリウレタン系接着剤から選ばれる、
    特許請求の範囲第8項記載のシート材料。 10、前記繊維性布帛が天然繊維、無機繊維、再生繊維
    、半合成繊維および合成繊維から選ばれた少なくとも一
    種からなる特許請求の範囲第7項記載のシート材料。 11、前記防汚・耐候性被覆層が弗素含有樹脂およびア
    クリル樹脂から選ばれた少くとも1種からなる、特許請
    求の範囲第7項記載のシート材料。 12、前記防汚・耐候性被覆層が、ポリ弗化ビニリデン
    樹脂層と、アクリル樹脂層とからなる積層体により形成
    されている、特許請求の範囲第7項記載のシート材料。 13、前記防汚・耐候性被覆層が、ポリ弗化ビニリデン
    樹脂層と、ポリアクリル樹脂層と、ポリ塩化ビニル樹脂
    層との積層体により形成されている、特許請求の範囲第
    7項記載のシート材料。
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