JPS61185443A - 難燃性シ−ト材料 - Google Patents
難燃性シ−ト材料Info
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- JPS61185443A JPS61185443A JP2524085A JP2524085A JPS61185443A JP S61185443 A JPS61185443 A JP S61185443A JP 2524085 A JP2524085 A JP 2524085A JP 2524085 A JP2524085 A JP 2524085A JP S61185443 A JPS61185443 A JP S61185443A
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- fibers
- sheet material
- resin
- coating layer
- silicone
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、不燃、又は難燃性にすぐれ、かつ防汚・耐候
性にすぐれ、かつ、縫製性および耐屈曲性にすぐれた繊
維シートに関するものである。
性にすぐれ、かつ、縫製性および耐屈曲性にすぐれた繊
維シートに関するものである。
近年、建築材料、内装材料、車輛・船舶および航空機な
どの部材として種々の合成樹脂を含むシート材料が用い
られている。これらの合成樹脂は火災等により燃焼した
とき多量の有害又は有毒ガスや、煙を発生するという欠
点を有している。例・ えば、上記のシート材料として
ポリ塩化ビニル樹脂を含むものが多量に用いられておシ
、このようなシート材料の不燃化又は難燃化について種
々の提案がなされている。
どの部材として種々の合成樹脂を含むシート材料が用い
られている。これらの合成樹脂は火災等により燃焼した
とき多量の有害又は有毒ガスや、煙を発生するという欠
点を有している。例・ えば、上記のシート材料として
ポリ塩化ビニル樹脂を含むものが多量に用いられておシ
、このようなシート材料の不燃化又は難燃化について種
々の提案がなされている。
例えば特公昭55−4582号には、シート材料基布に
塗布されるべき/ リ塩化ビニル樹脂に、ホク酸塩、亜
鉛化合物、又は鉄化合物と、水酸化アルミニウム、又は
硫酸バリウムを添加することが提案されているが、その
結果は、まだ十分満足できるものではない。
塗布されるべき/ リ塩化ビニル樹脂に、ホク酸塩、亜
鉛化合物、又は鉄化合物と、水酸化アルミニウム、又は
硫酸バリウムを添加することが提案されているが、その
結果は、まだ十分満足できるものではない。
特公昭53−13505号、特公昭51−37397号
、および特開昭54−68470号などには、不燃化樹
脂としてシリコーン樹脂を用いることが提案されている
。これらの場合、不燃化又は難燃化の効果はかなシ高い
ものであるが、このようなシリコーン樹脂により被覆さ
れたシート材料は、例えばテント用シートとして屋外に
おいて使用される場合、その使用中に著しく汚れ易く、
かつ、このシリコーン樹脂被覆層は、その表面が柔かく
、脆いため、種々の固体ゴミ粉末などが耐着、侵入して
埋没したシ、或はこの被覆層を剥離したシする欠点があ
る。
、および特開昭54−68470号などには、不燃化樹
脂としてシリコーン樹脂を用いることが提案されている
。これらの場合、不燃化又は難燃化の効果はかなシ高い
ものであるが、このようなシリコーン樹脂により被覆さ
れたシート材料は、例えばテント用シートとして屋外に
おいて使用される場合、その使用中に著しく汚れ易く、
かつ、このシリコーン樹脂被覆層は、その表面が柔かく
、脆いため、種々の固体ゴミ粉末などが耐着、侵入して
埋没したシ、或はこの被覆層を剥離したシする欠点があ
る。
従って、上記のような不燃化、又は難燃化被覆層の欠点
を解消することが当業界において強く希望されていた。
を解消することが当業界において強く希望されていた。
そこで本発明者らは既に不燃性基布(ガラス繊維、アス
ベスト繊維、金属繊維及び/又はその他の無機不燃性繊
維の少くとも一面上に1不燃性又は難燃性シリコーン樹
脂およびシリコーンゴムから選ばれた少くも1種を含む
被覆層を形成し、この不燃性被覆層の少くとも1つの上
を防汚・耐候性のすぐれた熱可塑性合成樹脂材料から形
成された防汚・耐候性被覆層で被覆した難燃性または不
燃性シートを提案した(特願昭59−100392号)
。この不燃性シートは、不燃・難燃の目的は十分達成し
、防汚・耐候性にもすぐれていてテント薄体その他の用
途にすぐれた効果を発揮する。
ベスト繊維、金属繊維及び/又はその他の無機不燃性繊
維の少くとも一面上に1不燃性又は難燃性シリコーン樹
脂およびシリコーンゴムから選ばれた少くも1種を含む
被覆層を形成し、この不燃性被覆層の少くとも1つの上
を防汚・耐候性のすぐれた熱可塑性合成樹脂材料から形
成された防汚・耐候性被覆層で被覆した難燃性または不
燃性シートを提案した(特願昭59−100392号)
。この不燃性シートは、不燃・難燃の目的は十分達成し
、防汚・耐候性にもすぐれていてテント薄体その他の用
途にすぐれた効果を発揮する。
しかし、この不燃性シートは、用途によっては、その重
量(目付)が大きくて使用や取扱いに不便であり、かつ
縫製しにくく、シかも耐屈曲性が低い友め、使用間に折
損しやすく、またミシン目から裂けやすいなどの問題が
ある。
量(目付)が大きくて使用や取扱いに不便であり、かつ
縫製しにくく、シかも耐屈曲性が低い友め、使用間に折
損しやすく、またミシン目から裂けやすいなどの問題が
ある。
また単に有機繊維基布にシリコーン樹脂を塗布して防炎
、撥水性を付与し、縫製性、耐熱性を向上させることが
特開昭59−204981号により提案されている。し
かしこれとても防汚・耐候性を併せ解決するものではな
い。
、撥水性を付与し、縫製性、耐熱性を向上させることが
特開昭59−204981号により提案されている。し
かしこれとても防汚・耐候性を併せ解決するものではな
い。
従来、シート材料の不燃化、又は難燃化のために、不燃
性無機繊維基布にシリコーン樹脂又はシリコーンゴムを
含む被覆層が形成されているが、これらの被覆層の欠点
、すなわち、汚れ易く、しかも被膜が柔かくかつ剥離し
やすいという欠点を解消し、縫製しやすく、耐屈曲性が
良好で、かつミシン目からの切断の生じにくい難燃性線
維シート材料を提供する。
性無機繊維基布にシリコーン樹脂又はシリコーンゴムを
含む被覆層が形成されているが、これらの被覆層の欠点
、すなわち、汚れ易く、しかも被膜が柔かくかつ剥離し
やすいという欠点を解消し、縫製しやすく、耐屈曲性が
良好で、かつミシン目からの切断の生じにくい難燃性線
維シート材料を提供する。
上記問題点は、本発明のシート材料によって解消する。
すなわち、本発明の難燃性シート材料は、無機繊維と有
機繊維とを含んでなる基布と、との基布の少くとも一面
上を被覆し、かつシリコーン樹脂およびシリコ−ノコ9
ムから選ばれた少くとも1種を含む被覆材料から形成さ
れた不燃性被覆層と、前記不燃性被覆層の少くとも一つ
の上を被覆し、かつ防汚・耐候性のすぐれた熱可塑性合
成樹脂材料から形成された、防汚・耐候性被覆層とを含
んでなるものである。
機繊維とを含んでなる基布と、との基布の少くとも一面
上を被覆し、かつシリコーン樹脂およびシリコ−ノコ9
ムから選ばれた少くとも1種を含む被覆材料から形成さ
れた不燃性被覆層と、前記不燃性被覆層の少くとも一つ
の上を被覆し、かつ防汚・耐候性のすぐれた熱可塑性合
成樹脂材料から形成された、防汚・耐候性被覆層とを含
んでなるものである。
本発明のシート材料の基布に用いられる無機繊維は、石
綿繊維、セラミック繊維、シリカ繊維、ガラス繊維、カ
ーギン繊維および金属繊維などから選ぶことができる。
綿繊維、セラミック繊維、シリカ繊維、ガラス繊維、カ
ーギン繊維および金属繊維などから選ぶことができる。
また、本発明のシート材料に用いられる基布を構成する
有機繊維は天然繊維、例えば、木綿、麻など、再生繊維
、例えば、ビスコースレーヨン、キープラなど、半合成
繊維、例えば、ジーおよびトリーアセテート繊維など、
及び合成繊維、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ポ
リエステル(/リエチレンテレフタレート等)繊維、芳
香族ポリアミド繊維、アクリル繊維、破り塩化ビニル繊
維、ポリオレフィン繊維および不溶化又は難溶化された
Iリビニルアルコール繊維など、から選ぶことができる
。
有機繊維は天然繊維、例えば、木綿、麻など、再生繊維
、例えば、ビスコースレーヨン、キープラなど、半合成
繊維、例えば、ジーおよびトリーアセテート繊維など、
及び合成繊維、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ポ
リエステル(/リエチレンテレフタレート等)繊維、芳
香族ポリアミド繊維、アクリル繊維、破り塩化ビニル繊
維、ポリオレフィン繊維および不溶化又は難溶化された
Iリビニルアルコール繊維など、から選ぶことができる
。
基布中の繊維は短繊維紡績糸条、長繊維糸条、スプリッ
トヤーン、テープヤーンなどのいずれの形状のものでも
よく、また基布は織物、編物又は不織布或いはこれらの
複合布のいずれであってもよい。しかし、縫製部分の強
度や耐屈曲性を考慮すれば、基布としては織物又は編物
が好ましく、織物がよシ好ましい。また、繊維の形態と
しては、ストレスに対する伸びが少ない長繊維(フィラ
メント)の形状のものが好ましく、且つ平織布を形成し
ていることが好ましい。しかし、編織組織やその形態に
ついては特に限定はない。基布中の有機繊維は、得られ
る難燃シートの機械的強度を高いレベルに維持するため
に有用である。
トヤーン、テープヤーンなどのいずれの形状のものでも
よく、また基布は織物、編物又は不織布或いはこれらの
複合布のいずれであってもよい。しかし、縫製部分の強
度や耐屈曲性を考慮すれば、基布としては織物又は編物
が好ましく、織物がよシ好ましい。また、繊維の形態と
しては、ストレスに対する伸びが少ない長繊維(フィラ
メント)の形状のものが好ましく、且つ平織布を形成し
ていることが好ましい。しかし、編織組織やその形態に
ついては特に限定はない。基布中の有機繊維は、得られ
る難燃シートの機械的強度を高いレベルに維持するため
に有用である。
本発明の難燃性シートにおいて、基布に含まれる有機繊
維が300℃以上の融点、又は、加熱分解点を有するも
のであることが好ましい。このような高融点、又は高分
解点繊維を形成する/ リマーとしては第1表に示すよ
うなものがある。
維が300℃以上の融点、又は、加熱分解点を有するも
のであることが好ましい。このような高融点、又は高分
解点繊維を形成する/ リマーとしては第1表に示すよ
うなものがある。
臥下余白
第1表に示された耐熱性ポリマーのうちでは、特にポリ
メタフェニレンイソフタルアミド及びIIJ i4ラフ
ェニレンテレフタルアミドが一般的であり、前記以外の
パラ系アラミド繊維として量大■の「HM−50」等も
使用できる。
メタフェニレンイソフタルアミド及びIIJ i4ラフ
ェニレンテレフタルアミドが一般的であり、前記以外の
パラ系アラミド繊維として量大■の「HM−50」等も
使用できる。
かかる繊維に有用な芳香族ポリアミドは、また、少なく
とも50モル%の下記式(I)及び(If)、−←Ar
1−C0NH→−(1) →Ar t −CONH−Ar 2−NHCO±−(I
)〔上式中、Ar、及びArzは二価の芳香族基を表わ
し、これらは互に同一であってもよく又は相異っていて
もよい〕 で示される単位から選ばれる少くとも1種を主反復単位
として有するものであるのが好ましい。上記式(I)及
び(I) において、Ar、及びAr2で表わされる二
価の芳香族基は、下記式、 〔上式中、Aは−o−、−s−,−5o−、−so□−
1−CO−、−CH2−又は−〇(CH3)2−を表わ
す〕で示される芳香族残基郡から選ばれるのが好ましい
。これらの芳香族残基ハロダン、アルキル基、ニトロ基
などの不活性置換基金含んでいてもよい。
とも50モル%の下記式(I)及び(If)、−←Ar
1−C0NH→−(1) →Ar t −CONH−Ar 2−NHCO±−(I
)〔上式中、Ar、及びArzは二価の芳香族基を表わ
し、これらは互に同一であってもよく又は相異っていて
もよい〕 で示される単位から選ばれる少くとも1種を主反復単位
として有するものであるのが好ましい。上記式(I)及
び(I) において、Ar、及びAr2で表わされる二
価の芳香族基は、下記式、 〔上式中、Aは−o−、−s−,−5o−、−so□−
1−CO−、−CH2−又は−〇(CH3)2−を表わ
す〕で示される芳香族残基郡から選ばれるのが好ましい
。これらの芳香族残基ハロダン、アルキル基、ニトロ基
などの不活性置換基金含んでいてもよい。
一般に、芳香族ポリアミドとしては、下記式、で示され
る反復単位を主成分として有するものが更に好ましい。
る反復単位を主成分として有するものが更に好ましい。
耐熱性有機合成繊維としては、以上のもののほか、融点
又は分解点が300℃以上のものであれば、弗素系繊維
を用いることもできる。
又は分解点が300℃以上のものであれば、弗素系繊維
を用いることもできる。
本発明の基布中の無機繊維の有機繊維に対する混用重量
比は、10:90〜90:10の範囲内にあることが好
ましい。また、有機繊維中には、少くとも25重量%の
前記耐熱性有機合成繊維が含まれることが好ましく、そ
の含有率が30〜100重量%であることがよシ好まし
く、50〜100重量%であることが更に一層好ましい
。また、基布と耐熱被覆層との装着性その他の性能を助
長するために1有機繊維中に300℃よシも低い融点又
は分解点を有する低耐熱性繊維を含んでいてもよい。こ
の場合、混用される低耐熱性繊維に格別の限定はない。
比は、10:90〜90:10の範囲内にあることが好
ましい。また、有機繊維中には、少くとも25重量%の
前記耐熱性有機合成繊維が含まれることが好ましく、そ
の含有率が30〜100重量%であることがよシ好まし
く、50〜100重量%であることが更に一層好ましい
。また、基布と耐熱被覆層との装着性その他の性能を助
長するために1有機繊維中に300℃よシも低い融点又
は分解点を有する低耐熱性繊維を含んでいてもよい。こ
の場合、混用される低耐熱性繊維に格別の限定はない。
しかし、混用される低耐熱性繊維の混用率が、基布向繊
維の合計重量に対し70%以下であることが好ましく、
50%以下であることが更に好ましい。
維の合計重量に対し70%以下であることが好ましく、
50%以下であることが更に好ましい。
本発明において不燃、又は、難燃性の被覆層を形成する
ために用いられるシリコーン樹脂は、例えば、オルガノ
ポリシロ中サン、ポリ(シルオルIニレンシロキサン)
、ポリシルチアン、?サシ2デン、珪素含有側鎖を有す
る炭素ポリマー、ポリシランなどから選ぶことができる
。例えば、信越化学製難燃性シリコーン樹脂Ka166
、KR168、KR202、KR2038およびKR
−101−10などは、本発明に使用することのできる
ものである。これらのシリコーン樹脂は、硬化痢(加硫
剤)の併用によりシリコーン:l’、lC変性されてい
てもよい。
ために用いられるシリコーン樹脂は、例えば、オルガノ
ポリシロ中サン、ポリ(シルオルIニレンシロキサン)
、ポリシルチアン、?サシ2デン、珪素含有側鎖を有す
る炭素ポリマー、ポリシランなどから選ぶことができる
。例えば、信越化学製難燃性シリコーン樹脂Ka166
、KR168、KR202、KR2038およびKR
−101−10などは、本発明に使用することのできる
ものである。これらのシリコーン樹脂は、硬化痢(加硫
剤)の併用によりシリコーン:l’、lC変性されてい
てもよい。
本発明に用−られるシリコーン樹脂は、オルガノポリシ
ロキサン系シリコーン樹脂、ポリアクリルオキシアルキ
ルアルコキシシラン系シリコーン樹脂、及び4リビニル
シ2ン系シリコーン樹脂、および前記シリコーン樹脂の
変性物から選ばれた少くとも1種からなるものが好まし
い。
ロキサン系シリコーン樹脂、ポリアクリルオキシアルキ
ルアルコキシシラン系シリコーン樹脂、及び4リビニル
シ2ン系シリコーン樹脂、および前記シリコーン樹脂の
変性物から選ばれた少くとも1種からなるものが好まし
い。
本発明く用いられるオルガノプリシロ中テン系樹脂は、
ビニル基、アリル基、ヒドロキシル基、炭素数1〜4の
アルコ中シ基、アミノ基、メルカプト基等の有機置換基
を少なくとも1個有するもので、ポリジメチルシロ!?
テン系シリコーン樹脂14リジフェニルシロキサン系シ
リコーン樹脂、ポリメチルフェニルシロ中サン系シリコ
ーン樹脂、及びこれらの共重合体からなる樹脂などを包
含する。
ビニル基、アリル基、ヒドロキシル基、炭素数1〜4の
アルコ中シ基、アミノ基、メルカプト基等の有機置換基
を少なくとも1個有するもので、ポリジメチルシロ!?
テン系シリコーン樹脂14リジフェニルシロキサン系シ
リコーン樹脂、ポリメチルフェニルシロ中サン系シリコ
ーン樹脂、及びこれらの共重合体からなる樹脂などを包
含する。
本発明に用いられるIリアクリルオキシアルキルアルコ
キシシラン系シリコーン樹脂は、一般式 (Rは炭素原子数1〜10の一価炭化水素基、Wは水素
又は炭素原子数1〜10の一価炭化水素基、Vは炭素原
子数2〜10二価炭化水素基であり、nは1〜3の整数
である。) で表わされるアクリルオキシアルキルアルコキシシラン
と少くとも1種のエチレン系不飽和モノマーとの共重合
体を包含するものである。
キシシラン系シリコーン樹脂は、一般式 (Rは炭素原子数1〜10の一価炭化水素基、Wは水素
又は炭素原子数1〜10の一価炭化水素基、Vは炭素原
子数2〜10二価炭化水素基であり、nは1〜3の整数
である。) で表わされるアクリルオキシアルキルアルコキシシラン
と少くとも1種のエチレン系不飽和モノマーとの共重合
体を包含するものである。
更に本発明に用いられるポリビニルシラン系シリコーン
樹脂は 一般式 〔但しピは前出と同じ、BはOR’、又はov−o*(
R’、R”は前出と同じ)を示す。〕で表わされるピニ
ルシツン化合物と少くとも1種のエチレン系不飽和モノ
マーとの共重合物も包含する。
樹脂は 一般式 〔但しピは前出と同じ、BはOR’、又はov−o*(
R’、R”は前出と同じ)を示す。〕で表わされるピニ
ルシツン化合物と少くとも1種のエチレン系不飽和モノ
マーとの共重合物も包含する。
上述のエチレン系モノマーはシリコーン樹脂中に1〜5
0重量%の含有率で共重合されていてもよい。このよう
なモノマーとしては、例えばスチレン、メチルスチレン
、ジメチルスチレン、エチルスチレン、クロルスチレン
、ブロモスチレン、フルオロスチレン、ニトロスチレン
、アルいハアクリル、メタアクリル酸、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、メチ
ルメタアクリレート、エチルメタアクリレート、ブチル
メタアクリレート、アクリルアミド、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタアクリレ
ート、アクリロニトリル、メ、タアクリロニトリル、2
−クロロアクリロニトリル、ビニルアセテート、ビニル
クロロアセテート、ビニルアセテート、ビニルクロライ
ド、ビニルブロマイド、ビニルフルオライド、ビニリデ
ンクロ乏イド、ビニルハロダン化合物、およびビニルエ
ーテル類等がある。
0重量%の含有率で共重合されていてもよい。このよう
なモノマーとしては、例えばスチレン、メチルスチレン
、ジメチルスチレン、エチルスチレン、クロルスチレン
、ブロモスチレン、フルオロスチレン、ニトロスチレン
、アルいハアクリル、メタアクリル酸、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、メチ
ルメタアクリレート、エチルメタアクリレート、ブチル
メタアクリレート、アクリルアミド、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタアクリレ
ート、アクリロニトリル、メ、タアクリロニトリル、2
−クロロアクリロニトリル、ビニルアセテート、ビニル
クロロアセテート、ビニルアセテート、ビニルクロライ
ド、ビニルブロマイド、ビニルフルオライド、ビニリデ
ンクロ乏イド、ビニルハロダン化合物、およびビニルエ
ーテル類等がある。
上述のシリコーン樹脂は他の樹脂、例えば、工/中シ、
謙りエステル、アルキッド樹脂、アミン樹脂などで変性
されたものでありてもよく、或は脂肪酸変性されたもの
であってもよい。
謙りエステル、アルキッド樹脂、アミン樹脂などで変性
されたものでありてもよく、或は脂肪酸変性されたもの
であってもよい。
本発明では、これらオルガノポリシロキサン系シリコー
ン樹m、/リアクリルオキシアル中ルアルコキシシラン
系シリコーン樹脂、ポリビニルシラン系シリコーン樹脂
および、これらのシリコーン樹脂の変性物から選ばれた
1種又は2種以上の混合物を使用できる。しかし、自消
性を重視する場合には、オルガノポリシロキサン系シリ
コーン樹脂にありては、Iリシロキサン成分がシリコー
ン樹脂中好ましくは70重量%以上のもの、デリアクリ
ロオキシアルキルアルコ中ジシラン系シリコーンm脂お
よヒテリピニルシラン系シリコーン樹脂においては、共
重合させるエチレン系不飽和モノマーが50重量−以下
、特に20重量%以下のものが好ましい。また、自消性
とともに可撓性を重視する場合には、変性されていない
オルプノポリシロキサン系シリコーン樹脂が好ましい。
ン樹m、/リアクリルオキシアル中ルアルコキシシラン
系シリコーン樹脂、ポリビニルシラン系シリコーン樹脂
および、これらのシリコーン樹脂の変性物から選ばれた
1種又は2種以上の混合物を使用できる。しかし、自消
性を重視する場合には、オルガノポリシロキサン系シリ
コーン樹脂にありては、Iリシロキサン成分がシリコー
ン樹脂中好ましくは70重量%以上のもの、デリアクリ
ロオキシアルキルアルコ中ジシラン系シリコーンm脂お
よヒテリピニルシラン系シリコーン樹脂においては、共
重合させるエチレン系不飽和モノマーが50重量−以下
、特に20重量%以下のものが好ましい。また、自消性
とともに可撓性を重視する場合には、変性されていない
オルプノポリシロキサン系シリコーン樹脂が好ましい。
尚、これらのシリコーン樹脂は、室温で固体、可撓性ペ
ースト、液体、およびエマルジ璽ン等の分散物のいづれ
であってもよく、必要により適宜の溶媒を加えて使用す
る。また硬化機構別に観ると、シリコーン樹脂は室温硬
化型、加熱硬化型、紫外線または電子線硬化型に分類さ
れるが、一般に当業者に周知の硬化剤や硬化促進剤、例
えば亜鉛、鉛、コバルト、鉄等の金属カルデン酸塩、ジ
ブチルスズオクトエート、ジブチルスズ2ワレート、等
の有機スズ化合物、テトラプロピルチタネート、テトラ
オクチルチタネート等のチタンキレート化合物、N−N
−ジメチルアニリン、トリエタノールアミン等の三級ア
ミン、あるいはベンゾイル/母御オキサイド、シクミル
パーオ中サイド、t−ツチル/JF−オキサイド等の過
酸化物、及び白金系触媒、等を併用することによ)所望
の三次元網目状構造体に硬化する。
ースト、液体、およびエマルジ璽ン等の分散物のいづれ
であってもよく、必要により適宜の溶媒を加えて使用す
る。また硬化機構別に観ると、シリコーン樹脂は室温硬
化型、加熱硬化型、紫外線または電子線硬化型に分類さ
れるが、一般に当業者に周知の硬化剤や硬化促進剤、例
えば亜鉛、鉛、コバルト、鉄等の金属カルデン酸塩、ジ
ブチルスズオクトエート、ジブチルスズ2ワレート、等
の有機スズ化合物、テトラプロピルチタネート、テトラ
オクチルチタネート等のチタンキレート化合物、N−N
−ジメチルアニリン、トリエタノールアミン等の三級ア
ミン、あるいはベンゾイル/母御オキサイド、シクミル
パーオ中サイド、t−ツチル/JF−オキサイド等の過
酸化物、及び白金系触媒、等を併用することによ)所望
の三次元網目状構造体に硬化する。
不燃、又は、難燃性被覆層は、上記のようなシリコーン
樹脂および/又はシリコーンゴムのみから形成されてい
てもよいが、これらの材料に1その重量に対し30〜3
00%、好ましくは100〜250%の他の充填材、例
えばシリカ系充填剤、チタン酸カリウム系充填材、石綿
センイ、雲母およびその他の無機耐熱材料を混合したも
のであってもよい。
樹脂および/又はシリコーンゴムのみから形成されてい
てもよいが、これらの材料に1その重量に対し30〜3
00%、好ましくは100〜250%の他の充填材、例
えばシリカ系充填剤、チタン酸カリウム系充填材、石綿
センイ、雲母およびその他の無機耐熱材料を混合したも
のであってもよい。
充填剤はシリコーン樹脂ワニスで形成される樹脂層の補
強作用を果すもので、例えば、酸化チタン、マイカ、ア
ルミナ、メルク、ガラス繊維粉末、岩綿微細繊維、シリ
カ粉末、クレイ等の各種無機物が挙げられるが、得られ
るシートに表面平滑性を真備せしめたい場合には、シー
トの表面平滑性を損うことのないように、一般に50部
以下の微粉末状のものを使用するのが好ましい。
強作用を果すもので、例えば、酸化チタン、マイカ、ア
ルミナ、メルク、ガラス繊維粉末、岩綿微細繊維、シリ
カ粉末、クレイ等の各種無機物が挙げられるが、得られ
るシートに表面平滑性を真備せしめたい場合には、シー
トの表面平滑性を損うことのないように、一般に50部
以下の微粉末状のものを使用するのが好ましい。
また無機充填剤の中でも、特に製品の耐熱性を増進する
ものとして、チタン酸アルカリを用いることが有効であ
る。すなわち、チタン酸アルカリはシリコーン樹脂ワニ
ス中に配合されて使用されるもので、本発明のシートに
十分な防炎特性を保持せしめるものである。
ものとして、チタン酸アルカリを用いることが有効であ
る。すなわち、チタン酸アルカリはシリコーン樹脂ワニ
ス中に配合されて使用されるもので、本発明のシートに
十分な防炎特性を保持せしめるものである。
チタン酸アルカリについて更に詳しく説明する。
チタン酸アルカリは、一般式M20”nTlO2・址2
0(式中MはLi+Ma+に等のアルカリ金属を表わし
、nは8以下の正の実数を表わし、mはO又は1以下の
正の実数を表わす。)で表わされる周知の化合物であ夛
、更に具体的には、 L14TIO4L12TIO,(0< n (1,m
−0)で表わされる食塩型構造のチタン酸アルカリNa
2Ti、0,6 eK2T160,5−に2Tl、01
. (n(81111==I O)で表わされるトンネ
ル構造のチタン酸アルカリ等である。これらのうち、一
般式に20−620−6T102 (式中mは前記と同
じ)で表わされる六チタン酸カリウム及びその水和物は
、最終目的物の耐火、断熱性をよシ大きく向上させる点
で好適である。六チタン酸カリウムに限らずチタン酸ア
ルカリは、一般に粉末又は繊維状の微細結晶体であるが
、このうち、繊維度5am以上、アスイクト比20以上
%K100以上のものは、本発明の耐熱シートの強度の
向上に好ましい結果をもたらす。また、特に繊維状チタ
ン酸カリウムは、比熱が高いうえに断熱性能に優れ、本
発明の耐火耐熱シートの性能を臭現するのに特に好まし
い。
0(式中MはLi+Ma+に等のアルカリ金属を表わし
、nは8以下の正の実数を表わし、mはO又は1以下の
正の実数を表わす。)で表わされる周知の化合物であ夛
、更に具体的には、 L14TIO4L12TIO,(0< n (1,m
−0)で表わされる食塩型構造のチタン酸アルカリNa
2Ti、0,6 eK2T160,5−に2Tl、01
. (n(81111==I O)で表わされるトンネ
ル構造のチタン酸アルカリ等である。これらのうち、一
般式に20−620−6T102 (式中mは前記と同
じ)で表わされる六チタン酸カリウム及びその水和物は
、最終目的物の耐火、断熱性をよシ大きく向上させる点
で好適である。六チタン酸カリウムに限らずチタン酸ア
ルカリは、一般に粉末又は繊維状の微細結晶体であるが
、このうち、繊維度5am以上、アスイクト比20以上
%K100以上のものは、本発明の耐熱シートの強度の
向上に好ましい結果をもたらす。また、特に繊維状チタ
ン酸カリウムは、比熱が高いうえに断熱性能に優れ、本
発明の耐火耐熱シートの性能を臭現するのに特に好まし
い。
チタン酸アルカリは、前記のものをそのまま使用するこ
とも出来るが、これによるより優れた補強硬化を発現さ
せるためには、チタン酸カリウムに対して0.05〜1
.0重量−程度のシランカップリング剤、例えばr−ア
ミノグロビルトリエトキシシラン、r−グリシドギシグ
ロピロトリメトキシシラン等のジンカップリング剤で繊
維表面が処理されているものを利用するのが好ましい。
とも出来るが、これによるより優れた補強硬化を発現さ
せるためには、チタン酸カリウムに対して0.05〜1
.0重量−程度のシランカップリング剤、例えばr−ア
ミノグロビルトリエトキシシラン、r−グリシドギシグ
ロピロトリメトキシシラン等のジンカップリング剤で繊
維表面が処理されているものを利用するのが好ましい。
更に、本発明の被覆層には高屈折率無機化合物又は熱吸
収特性無機化合物が含まれていてもよい。
収特性無機化合物が含まれていてもよい。
高屈折無機化合物は輻射熱に対する遮断性能に優れ、ま
た吸熱型無機化合物は溶接又は溶断時のス2グと直接接
触した場合、この接触面において加熱され、その分解時
に吸熱反応が起こシ、スラグの温度を低下させる。従っ
て上記の無機化合物は、本発明の被覆層の崩壊や貫通破
壊をおさえ、更にはシート基材を保護することが出きる
ものである。
た吸熱型無機化合物は溶接又は溶断時のス2グと直接接
触した場合、この接触面において加熱され、その分解時
に吸熱反応が起こシ、スラグの温度を低下させる。従っ
て上記の無機化合物は、本発明の被覆層の崩壊や貫通破
壊をおさえ、更にはシート基材を保護することが出きる
ものである。
本発明に有用な高屈折率無機化合物は屈折率1.5以上
のものであれば良いが、特に比重2.8以上のものが好
適であ)、その例としては、下記のようなものがある。
のものであれば良いが、特に比重2.8以上のものが好
適であ)、その例としては、下記のようなものがある。
以下余白
1) ドロマイト
(苦灰石 比重2.8〜2.9 屈折率1.50〜1
.68)マグネサイト (菱黄土石 〃3.O〜3.1 1 1.51〜1
.72)アラブナイト (72,9〜3.0 # 1.63〜1.68)
アノダタイト (燐灰石 l 3.1〜3.2 # 1.63〜
1.64)スピネル (尖晶石 l 3.5〜3.6 # 1.720
00.73)コランダム (# 3.9〜4.0 N 1.76〜1
.77 )ジルコン (・# 3.9G−4,1011,79〜1.81 )
炭化ケイ素 (13,17〜3.19 # 1.65〜2.6
8)等の天然又は合成鉱物の破砕品の粉末。
.68)マグネサイト (菱黄土石 〃3.O〜3.1 1 1.51〜1
.72)アラブナイト (72,9〜3.0 # 1.63〜1.68)
アノダタイト (燐灰石 l 3.1〜3.2 # 1.63〜
1.64)スピネル (尖晶石 l 3.5〜3.6 # 1.720
00.73)コランダム (# 3.9〜4.0 N 1.76〜1
.77 )ジルコン (・# 3.9G−4,1011,79〜1.81 )
炭化ケイ素 (13,17〜3.19 # 1.65〜2.6
8)等の天然又は合成鉱物の破砕品の粉末。
2)フリット又は高屈折ガラスもしくは燐鉱石と蛇鉱石
との固溶体として得られる溶成燐肥その他の類似の固溶
体の微細粉末もしくは粒状物、繊維状物質又は発泡体な
ど口 また吸熱性無機化合物としては、焼石膏、明ばん、炭酸
カルシウム、水酸化アルミニウム、ハイドロサルサイト
系ケイ酸アルミニウム等、結晶水放出型、炭酸ガス放出
型、分解吸熱型及び相転換型等の吸熱型無機化合物を例
示することができる。
との固溶体として得られる溶成燐肥その他の類似の固溶
体の微細粉末もしくは粒状物、繊維状物質又は発泡体な
ど口 また吸熱性無機化合物としては、焼石膏、明ばん、炭酸
カルシウム、水酸化アルミニウム、ハイドロサルサイト
系ケイ酸アルミニウム等、結晶水放出型、炭酸ガス放出
型、分解吸熱型及び相転換型等の吸熱型無機化合物を例
示することができる。
繊維状チタン酸アルカリ、及び要すれば高屈折率無機化
合物、及び/又は吸熱型無機化合物をシリコン樹脂中に
混合分散せしめると、本発明に係るシート製造用の被覆
用混合物が得られる。混合分散の調整方法としては、公
知の手段がすべて利用されうる。この他、上記被覆用混
合物中には、各成分を均質に分散させるための分散剤や
脱泡剤、色や機械強度等を調整するための着色剤、樹脂
粉末、難燃剤、金属粉、その他各種充填剤を自由に混入
し得る。尚、銅粉、ニッケル粉、黄銅粉、アルミニウム
粉等の金属粉の混入は、表面熱、反射効果、貫通抑制効
果の向上の点から好ましい。
合物、及び/又は吸熱型無機化合物をシリコン樹脂中に
混合分散せしめると、本発明に係るシート製造用の被覆
用混合物が得られる。混合分散の調整方法としては、公
知の手段がすべて利用されうる。この他、上記被覆用混
合物中には、各成分を均質に分散させるための分散剤や
脱泡剤、色や機械強度等を調整するための着色剤、樹脂
粉末、難燃剤、金属粉、その他各種充填剤を自由に混入
し得る。尚、銅粉、ニッケル粉、黄銅粉、アルミニウム
粉等の金属粉の混入は、表面熱、反射効果、貫通抑制効
果の向上の点から好ましい。
基布の表面を、上記被覆層で被覆する方法としては、基
布の表面忙被株用混合物をスプレー塗装、刷毛量シ、ロ
ールコート等の塗工による方法、或は浸漬用混合物を成
型加工したフィルムを基布の表面に貼着する方法又は基
布を被覆用混合物中に浸漬し含浸加工する方法がある。
布の表面忙被株用混合物をスプレー塗装、刷毛量シ、ロ
ールコート等の塗工による方法、或は浸漬用混合物を成
型加工したフィルムを基布の表面に貼着する方法又は基
布を被覆用混合物中に浸漬し含浸加工する方法がある。
本発明の耐熱性シートは、例えば次のようにして製造さ
れる。即ち、シリコーン樹脂、チタン酸アルカリならび
に要すれば高屈折率無機化合物、及び/又は吸熱型無機
化合物の混合物に適宜硬化促進剤及び添加剤を加えた後
、更に必要KF、じトルエン、キシレン、トリクレン等
の有機溶剤を加えて適当な濃度の分散液を作り、この分
散液を浸漬a、噴sa、*−ルコート法、リバースロー
ルコート法、ナイフコート法等の従来よく知られている
塗布手段により基布の一面又は両面に塗布し室温又は加
熱下、好ましくは150〜200℃の範囲内で1〜30
分間熱処理をすることによりリコーン樹脂を硬化せしめ
、前述の基材に一体的に固着せしめる。シリコーン樹脂
とチタン酸アルカリならびに高屈折率無機化合物、及び
/又は吸熱型無機化合物等の配合割合は使用するシリコ
ーン樹脂及び無機化合物の種類及び粒度により異々るが
、一般にシリコーン樹脂が少なすぎると、被覆層の強度
が不足する結果、耐火断熱シートとして用いたとき被覆
層に亀裂を生じたシ又は被覆層が基布から剥離したシす
る等の欠点を生じ、逆にシリコーン樹脂が多すぎると、
耐熱性が低下し、著しい場合には有炎燃焼することがあ
る。
れる。即ち、シリコーン樹脂、チタン酸アルカリならび
に要すれば高屈折率無機化合物、及び/又は吸熱型無機
化合物の混合物に適宜硬化促進剤及び添加剤を加えた後
、更に必要KF、じトルエン、キシレン、トリクレン等
の有機溶剤を加えて適当な濃度の分散液を作り、この分
散液を浸漬a、噴sa、*−ルコート法、リバースロー
ルコート法、ナイフコート法等の従来よく知られている
塗布手段により基布の一面又は両面に塗布し室温又は加
熱下、好ましくは150〜200℃の範囲内で1〜30
分間熱処理をすることによりリコーン樹脂を硬化せしめ
、前述の基材に一体的に固着せしめる。シリコーン樹脂
とチタン酸アルカリならびに高屈折率無機化合物、及び
/又は吸熱型無機化合物等の配合割合は使用するシリコ
ーン樹脂及び無機化合物の種類及び粒度により異々るが
、一般にシリコーン樹脂が少なすぎると、被覆層の強度
が不足する結果、耐火断熱シートとして用いたとき被覆
層に亀裂を生じたシ又は被覆層が基布から剥離したシす
る等の欠点を生じ、逆にシリコーン樹脂が多すぎると、
耐熱性が低下し、著しい場合には有炎燃焼することがあ
る。
従って、本発明ではシリコーン樹脂100重量部(以下
重量部を部と略す。)に対して配合されるチタン酸アル
カリの量は1〜200部、好ましくは30〜100部で
あり、更にこれらに高屈折率無機質化合物、及び/又は
吸熱型無機化合物等を配合する場合は400部を限度K
、同一重量から1/4の重量までに相当するチタン酸ア
ルカリと置き換えて配合できるが、普通10〜300部
の範囲が好ましい。尚、これら高屈折率無機化合物、吸
熱型無機化合物の一部又は全量を一般に常用されている
無機質顔料、無機質の増量用充填剤、難燃性を付与する
無機粉末等Kかえることが出来るが、その使用量はシリ
コーン樹脂100部に対し400部以下であることが好
ましく、より好ましくは300部以下である。本発明の
効果をよシ優れたものにするため難燃剤を併用してもよ
い。ここで使用される難燃剤については特に限定される
ものではないが、例えば、リン酸エステル型、有機ハロ
ゲン化合物型、ホスファゼン化合物型などの有機難燃剤
、焼石膏、明ばん、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、ハイドロタルサイト系ケイ酸アルミニウムなどの結
晶水放出型、炭酸ガス放出型、分解吸熱型および相転換
型などの無機化合物からなる吸熱分解型無機化合物やア
ンチモン化合物等の無機難燃剤等がある。
重量部を部と略す。)に対して配合されるチタン酸アル
カリの量は1〜200部、好ましくは30〜100部で
あり、更にこれらに高屈折率無機質化合物、及び/又は
吸熱型無機化合物等を配合する場合は400部を限度K
、同一重量から1/4の重量までに相当するチタン酸ア
ルカリと置き換えて配合できるが、普通10〜300部
の範囲が好ましい。尚、これら高屈折率無機化合物、吸
熱型無機化合物の一部又は全量を一般に常用されている
無機質顔料、無機質の増量用充填剤、難燃性を付与する
無機粉末等Kかえることが出来るが、その使用量はシリ
コーン樹脂100部に対し400部以下であることが好
ましく、より好ましくは300部以下である。本発明の
効果をよシ優れたものにするため難燃剤を併用してもよ
い。ここで使用される難燃剤については特に限定される
ものではないが、例えば、リン酸エステル型、有機ハロ
ゲン化合物型、ホスファゼン化合物型などの有機難燃剤
、焼石膏、明ばん、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、ハイドロタルサイト系ケイ酸アルミニウムなどの結
晶水放出型、炭酸ガス放出型、分解吸熱型および相転換
型などの無機化合物からなる吸熱分解型無機化合物やア
ンチモン化合物等の無機難燃剤等がある。
本発明の耐熱性シートの厚さは0.02m以上であるこ
とが好・ましく、0.05〜2.0■の範囲内にあるこ
とがよシ好ましい。
とが好・ましく、0.05〜2.0■の範囲内にあるこ
とがよシ好ましい。
基布と被覆層との接着及び耐久性を向上させる目的で、
両者間に接着性物it−介在させてもよい。
両者間に接着性物it−介在させてもよい。
この場合、接着力の向上を図る以上に%に厚く介在させ
る必要はない。接着性物質は被膜形成のために用いられ
るのではなく、従って接着剤として公知の物質を用いる
ことができる。例えば、アミノ基、イミノ基、エチレン
イミノ残基、アルキレンジアミン残基を含むアクリレー
ト、アジリジニル基を含有するアクリレート、アミノエ
ステル変性ビニル重合体−芳香族エポキシ接着剤、アミ
ノ窒素含有メタクリレート重合体、その他の接着剤を併
用してもよい。またポリアミドイミド、Iリイミド等の
繊維基布を構成する樹脂と同質の樹脂やRFL変性物質
等を任意に選択することもできる。
る必要はない。接着性物質は被膜形成のために用いられ
るのではなく、従って接着剤として公知の物質を用いる
ことができる。例えば、アミノ基、イミノ基、エチレン
イミノ残基、アルキレンジアミン残基を含むアクリレー
ト、アジリジニル基を含有するアクリレート、アミノエ
ステル変性ビニル重合体−芳香族エポキシ接着剤、アミ
ノ窒素含有メタクリレート重合体、その他の接着剤を併
用してもよい。またポリアミドイミド、Iリイミド等の
繊維基布を構成する樹脂と同質の樹脂やRFL変性物質
等を任意に選択することもできる。
不燃性被覆層の重量や厚さには格別の限定はないが、一
般に10〜1000117m” 、好ましくは50〜7
0097m”の重量、および片面10〜500ミクロン
の厚さで形成されることが好ましい。
般に10〜1000117m” 、好ましくは50〜7
0097m”の重量、および片面10〜500ミクロン
の厚さで形成されることが好ましい。
本発明に用いられる防汚・耐候性合成樹脂としては、弗
素含有樹脂およびアクリル樹脂を用いることができる。
素含有樹脂およびアクリル樹脂を用いることができる。
すなわち防汚・耐候性被覆層は、一般に所望の不燃性被
覆層上を弗素含有樹脂、又は、アクリル樹、脂からなる
フィルムを貼着することによって形成される。
覆層上を弗素含有樹脂、又は、アクリル樹、脂からなる
フィルムを貼着することによって形成される。
一般に弗素含有樹脂は、不燃性であるが通常のプラスチ
ック接着剤になじまないためそのままでは、シリコーン
樹脂又はfム屡の表面に貼着することは著しく困難であ
る。
ック接着剤になじまないためそのままでは、シリコーン
樹脂又はfム屡の表面に貼着することは著しく困難であ
る。
本発明では、弗素含有樹脂フィルムを表面コロナ放電処
理等して、これをできるだけ活性化することにより、例
えば塩化ビニル、エポキシ、アクリル、ポリエステル等
の樹脂系接着剤又は前述の接着剤との親和性を増加せし
めている。通常上記の処理によって、弗素含有樹脂フィ
ルムの表面部分について活性化が行われることとなる。
理等して、これをできるだけ活性化することにより、例
えば塩化ビニル、エポキシ、アクリル、ポリエステル等
の樹脂系接着剤又は前述の接着剤との親和性を増加せし
めている。通常上記の処理によって、弗素含有樹脂フィ
ルムの表面部分について活性化が行われることとなる。
このため罠1例えば100〜200V、40〜100
pF。
pF。
短絡電流1〜2人の条件で放電処理が行われる。
かかる放電処理により、弗素含有樹脂フィルムに所望の
接着能が与えられるが、本発明に用いられる弗素含有樹
脂フィルムの表面処理はこれに限定されるものではなく
、他の表面処理等により同等以上の効果を奏するもので
あればよい。
接着能が与えられるが、本発明に用いられる弗素含有樹
脂フィルムの表面処理はこれに限定されるものではなく
、他の表面処理等により同等以上の効果を奏するもので
あればよい。
弗素含有樹脂フィルムを構成する樹脂は、エチレンの水
素原子の1個以上が弗素原子と置換されている単量体か
ら合成される各種のポリフルオルエチレン例えば、ポリ
テトラフルオルエチレン、又は一部塩素を含む各種やポ
リフルオルクロルエチレン、例えばポリトリフルオルク
ロルエチレン等があるが、このほかポリ弗化ビニル、$
9弗化ビニリデン、ポリジクロルジフルオルエチレン、
その他も包含される。フィルムの厚みは一般0.001
sw+〜o、5m、好ましくは5〜50ミクOン程度
であるが、耐候性・防汚性並びに耐久性の目的を達成す
るものであれば、よシ厚く、又は、より薄くすることが
でき特に限定はない。また、弗素含有樹脂フィルムには
、他の樹脂例えば■恒等が混合又は貼着複合される等混
用されていても本発明の目的を達成するものであれば差
支えない。
素原子の1個以上が弗素原子と置換されている単量体か
ら合成される各種のポリフルオルエチレン例えば、ポリ
テトラフルオルエチレン、又は一部塩素を含む各種やポ
リフルオルクロルエチレン、例えばポリトリフルオルク
ロルエチレン等があるが、このほかポリ弗化ビニル、$
9弗化ビニリデン、ポリジクロルジフルオルエチレン、
その他も包含される。フィルムの厚みは一般0.001
sw+〜o、5m、好ましくは5〜50ミクOン程度
であるが、耐候性・防汚性並びに耐久性の目的を達成す
るものであれば、よシ厚く、又は、より薄くすることが
でき特に限定はない。また、弗素含有樹脂フィルムには
、他の樹脂例えば■恒等が混合又は貼着複合される等混
用されていても本発明の目的を達成するものであれば差
支えない。
本発明に使用される弗素含有樹脂フィルムの市販品とし
ては、テトラ−フィルム(デュ?ン商11)、アフレッ
クスフィルム(旭硝子商標) KFCフィルム(具現化
学)等がある。
ては、テトラ−フィルム(デュ?ン商11)、アフレッ
クスフィルム(旭硝子商標) KFCフィルム(具現化
学)等がある。
本発明において、表面が実質的に平滑なフィルム状の弗
素含有樹脂が、シリコーン樹脂又はゴム被覆層の上面に
貼着されるのが好ましいが、弗素含有樹脂溶液、又はエ
マルジ冒ン等を塗布する方法もある。本発明に用いられ
る弗素含有樹脂フィルムは、100に97cm”以上の
引張強度を有することが好ましい。
素含有樹脂が、シリコーン樹脂又はゴム被覆層の上面に
貼着されるのが好ましいが、弗素含有樹脂溶液、又はエ
マルジ冒ン等を塗布する方法もある。本発明に用いられ
る弗素含有樹脂フィルムは、100に97cm”以上の
引張強度を有することが好ましい。
本発明において防汚・耐候性被覆層は、アクリル樹脂に
よって形成されてもよい。このために一般にはアクリル
樹脂フィルムを用いるが、アクリル樹脂の溶液又は、エ
マルジョンを、シリコーン樹脂又はゴム被覆層の上に塗
布し乾燥する方法を用−てもよい。
よって形成されてもよい。このために一般にはアクリル
樹脂フィルムを用いるが、アクリル樹脂の溶液又は、エ
マルジョンを、シリコーン樹脂又はゴム被覆層の上に塗
布し乾燥する方法を用−てもよい。
本発明に用いられるアクリル樹脂フィルムは、100
kli/cm”以上の引張強度を有することが好ましく
、1〜5017m” 、好ましくは3〜3oIi/m2
0重量、又は、5ミクロン以上(通常は10〜50ミク
ロン)の、更に好ましくは30〜15ミクロンの厚さを
有するものであることが好ましい。
kli/cm”以上の引張強度を有することが好ましく
、1〜5017m” 、好ましくは3〜3oIi/m2
0重量、又は、5ミクロン以上(通常は10〜50ミク
ロン)の、更に好ましくは30〜15ミクロンの厚さを
有するものであることが好ましい。
本発明に適用されるアクリル樹脂フィルムは、Tダイ法
又はインフレーシ冒ン法その他いずれに基づくものでも
よ一0te、延伸、未延伸のいずれでもよいが、伸度は
100〜300X程度のものが好ましい。また、前述の
ように厚みは通常5μ〜50μ程度であるが、十分な耐
候性・防汚性を達成するならば多少厚く又は薄くしても
よい。
又はインフレーシ冒ン法その他いずれに基づくものでも
よ一0te、延伸、未延伸のいずれでもよいが、伸度は
100〜300X程度のものが好ましい。また、前述の
ように厚みは通常5μ〜50μ程度であるが、十分な耐
候性・防汚性を達成するならば多少厚く又は薄くしても
よい。
フィルム素材は、ポリアルキルメタクリレート系フィル
ム例えばメチルメタクリレート、エチルメタクリレート
、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート等を
主材料とするもの、又は、アクリレート、酢酸ビニル、
塩化ビニル、スチレン、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル等をホモツマ又はコモノマ成分とするホモポリ
マ又はコポリマをフィルム状忙成型したものがよい。か
かるフィルムはシリコール樹脂、又はゴム被覆層の表面
に接着剤を用いて接着するか又はその他の方法により貼
着される。
ム例えばメチルメタクリレート、エチルメタクリレート
、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート等を
主材料とするもの、又は、アクリレート、酢酸ビニル、
塩化ビニル、スチレン、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル等をホモツマ又はコモノマ成分とするホモポリ
マ又はコポリマをフィルム状忙成型したものがよい。か
かるフィルムはシリコール樹脂、又はゴム被覆層の表面
に接着剤を用いて接着するか又はその他の方法により貼
着される。
本発明において、シリコーン樹脂又はゴム被覆層上に形
成される防汚・耐候性被覆層は、上述のような弗素含有
樹脂およびアクリル樹脂の他K。
成される防汚・耐候性被覆層は、上述のような弗素含有
樹脂およびアクリル樹脂の他K。
ポリ弗化ビニリデン樹脂層とアクリル樹脂層との積層体
、又はポリ弗化ビニリデン樹脂層と、アクリル樹脂層と
、Iす塩化ビニル樹脂層との積層体からなるものであり
てもよい。これら積層体にお込ては、ポリ弗化ビニリデ
ン樹脂層の厚さは2〜3ミクロン、テクリル樹脂層の厚
さは2〜4ミクロンおよび、4り塩化ビニル樹脂層の厚
さは40〜45ミクロンであることが好ましいが、これ
ら−の数値に限定されるものではない。
、又はポリ弗化ビニリデン樹脂層と、アクリル樹脂層と
、Iす塩化ビニル樹脂層との積層体からなるものであり
てもよい。これら積層体にお込ては、ポリ弗化ビニリデ
ン樹脂層の厚さは2〜3ミクロン、テクリル樹脂層の厚
さは2〜4ミクロンおよび、4り塩化ビニル樹脂層の厚
さは40〜45ミクロンであることが好ましいが、これ
ら−の数値に限定されるものではない。
本発明の難燃性シートにおいて、不燃性被覆層および防
汚・耐候性被覆層は片面のみに形成されてもよいが、基
布の耐候性の低さ等を補填するために両面に形成されて
もよく、使用状況によっては両面形成が必須の条件にな
ることもある。また、これらが基布の片面のみに形成さ
れたときは、他の片面には、シートに要求される性能に
より、天然コ9ム、ネオプレンゴム、クロロプレンプム
、シリコーンゴム、ハイパロンその他の合成ゴム、又は
pvc樹脂、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(W*)
樹脂、ドアクリル樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂
、ポリエステル樹脂その他の合成樹脂を用いることもで
きる。この場合、これらの樹脂が離燃化されていると更
に好ましい。
汚・耐候性被覆層は片面のみに形成されてもよいが、基
布の耐候性の低さ等を補填するために両面に形成されて
もよく、使用状況によっては両面形成が必須の条件にな
ることもある。また、これらが基布の片面のみに形成さ
れたときは、他の片面には、シートに要求される性能に
より、天然コ9ム、ネオプレンゴム、クロロプレンプム
、シリコーンゴム、ハイパロンその他の合成ゴム、又は
pvc樹脂、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(W*)
樹脂、ドアクリル樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂
、ポリエステル樹脂その他の合成樹脂を用いることもで
きる。この場合、これらの樹脂が離燃化されていると更
に好ましい。
防汚・耐候性被覆層の厚さは5′〜2000μm、特に
10〜1500μmであるのが好ましい。
10〜1500μmであるのが好ましい。
本発明のシート材料は、テープ状又は短冊状に形成され
てもよいし、広巾シートをテープ状又は短冊状に裁断し
てもよい。また、シート材料を他の材料、例えば、発泡
体マット又は、ネットなどと組合せて用いてもよい。更
K、本発明のシート材料を耐熱難燃性を必要とする材料
、例えば電線、ケーブルなどを被覆・巻きつける用途に
用いてもよい。
てもよいし、広巾シートをテープ状又は短冊状に裁断し
てもよい。また、シート材料を他の材料、例えば、発泡
体マット又は、ネットなどと組合せて用いてもよい。更
K、本発明のシート材料を耐熱難燃性を必要とする材料
、例えば電線、ケーブルなどを被覆・巻きつける用途に
用いてもよい。
本発明の難燃性シートを実施例により更に説明する。
実施例1.および比較例1
比較例1においては、下記組織のガラス繊維布帛を基布
として用いた0 目 付 : 290 17m”との基布の両
面に、アクリル樹脂系接着剤(SC462,ソニーケミ
カル社製)を、塗布量3017m”で塗布し乾燥した。
として用いた0 目 付 : 290 17m”との基布の両
面に、アクリル樹脂系接着剤(SC462,ソニーケミ
カル社製)を、塗布量3017m”で塗布し乾燥した。
この接着剤塗布基布の両面に下記組織の塗工分散液を塗
布した。
布した。
硬化剤 2重量部塗布された分
散液層を5分間風乾し、次に200℃で5分間熱処理し
、各厚さ0.1 wgの被覆層を形成し九。得られた各
シートのシリコーン樹脂被覆面上にアルカリ系接着剤(
SC−462,ソニーケミカル社製)t30I!/ml
の量で塗布し、その表面上に呉羽化学工業株式会社製の
KFCシート〔フッ化ビニリデン樹脂(2〜3μm)/
アクリル樹脂(2〜4 μm ) /PVC樹脂(45
μm))i、そのPVCiIt−接着剤層面に向けて熱
により貼着した。
散液層を5分間風乾し、次に200℃で5分間熱処理し
、各厚さ0.1 wgの被覆層を形成し九。得られた各
シートのシリコーン樹脂被覆面上にアルカリ系接着剤(
SC−462,ソニーケミカル社製)t30I!/ml
の量で塗布し、その表面上に呉羽化学工業株式会社製の
KFCシート〔フッ化ビニリデン樹脂(2〜3μm)/
アクリル樹脂(2〜4 μm ) /PVC樹脂(45
μm))i、そのPVCiIt−接着剤層面に向けて熱
により貼着した。
実施例Iにおいて、比較例II/c用いられた基布と同
一の組織を有し、但し、経、緯ともに、ガラス繊維糸条
1本に対し、ケブラー繊維糸条(芳香族ポリアミド繊維
糸条)2本の割合で交織された基布を用い、これに比較
例1と同様の処理を施した。
一の組織を有し、但し、経、緯ともに、ガラス繊維糸条
1本に対し、ケブラー繊維糸条(芳香族ポリアミド繊維
糸条)2本の割合で交織された基布を用い、これに比較
例1と同様の処理を施した。
得られた各難燃性シートの難燃性、防汚性はいづれも極
めて良好なものであったが、その耐折性、および縫製性
は次表の如くであった。
めて良好なものであったが、その耐折性、および縫製性
は次表の如くであった。
第 2 表
(傘)I JIS−P8115(1776)(傘)2
製法中に結合部が裂断した・ (傘)3殆んど無限大 「紙および板紙のMIT型試験器による耐折強さ試験方
法」に準拠 (*)4シンガー122W−115工業用ミシン(2本
針、本縫糸送り、テント用)を用い、縫糸としてノーメ
ックスマルチフィラメント糸からなる糸条500 d/
2fを使用し、本縫、直線2本縫いにより、第2表記載
の運針数で縫製し、その縫製結合部を観察し、かつ、そ
の引張強度を測定した。
製法中に結合部が裂断した・ (傘)3殆んど無限大 「紙および板紙のMIT型試験器による耐折強さ試験方
法」に準拠 (*)4シンガー122W−115工業用ミシン(2本
針、本縫糸送り、テント用)を用い、縫糸としてノーメ
ックスマルチフィラメント糸からなる糸条500 d/
2fを使用し、本縫、直線2本縫いにより、第2表記載
の運針数で縫製し、その縫製結合部を観察し、かつ、そ
の引張強度を測定した。
第2表が明らかに示すように、比較例1の従来の不燃性
シートは耐折強さが低く、折り曲げのはげしい用途、振
動やはためきなどをはげしく受ける用途には適し、てい
ない。しかも、その縫製性も低く、縫製結合部の引張強
度を大きくするために運針数を約25ピツチ/ 10
cP&より大きくすると、結合部の引張強度が低下し、
やがてミシン針により裂断されてしまう。
シートは耐折強さが低く、折り曲げのはげしい用途、振
動やはためきなどをはげしく受ける用途には適し、てい
ない。しかも、その縫製性も低く、縫製結合部の引張強
度を大きくするために運針数を約25ピツチ/ 10
cP&より大きくすると、結合部の引張強度が低下し、
やがてミシン針により裂断されてしまう。
しかし、本発明の難燃性シート(実施例1)は、良好な
難燃性、防汚・耐候性、耐折強さおよび縫製性、縫製結
合部引張強さを示した。 。
難燃性、防汚・耐候性、耐折強さおよび縫製性、縫製結
合部引張強さを示した。 。
実施例2
実施例1に用いられた基布と同一の組織を有し、但しガ
ラス繊維糸条をカー?ン繊維糸条で置きかえた布帛を基
布として用い、比較例1と同様の処理および試験を行っ
た。
ラス繊維糸条をカー?ン繊維糸条で置きかえた布帛を基
布として用い、比較例1と同様の処理および試験を行っ
た。
得られた耐熱性シートは、耐火断熱性A種、耐折強さ1
0,000回以上を示した。
0,000回以上を示した。
実施例3
実施例1と同様の組織を有し、但し、ガラス繊維糸条1
本に対し、ケプラー繊維糸条1本およびポリエチレンテ
レフタレート繊維糸条1本を用いた基布を用い、これに
比較例1と同様の処理および試験を行った。但し、不燃
性被覆層の上に、比較例1と同様の接着剤層を介して三
菱レーヨン株式会社製のアクリル樹脂フィルム(25μ
m)を加熱貼着し念。
本に対し、ケプラー繊維糸条1本およびポリエチレンテ
レフタレート繊維糸条1本を用いた基布を用い、これに
比較例1と同様の処理および試験を行った。但し、不燃
性被覆層の上に、比較例1と同様の接着剤層を介して三
菱レーヨン株式会社製のアクリル樹脂フィルム(25μ
m)を加熱貼着し念。
得られたシートの難燃性、防汚性は極めて良好で、耐折
強さは10,000回以上であシ、縫製性および縫製結
合部引張強さも、実施例1の結果のよう忙良好であった
。
強さは10,000回以上であシ、縫製性および縫製結
合部引張強さも、実施例1の結果のよう忙良好であった
。
実施例4
実施例1と同様の基布に同様の処理を施した。
但し、チタン酸カリウムを使用しなかった。
得られ次シート材料の耐火断熱性および防汚性は良好で
あシ、耐折れ強さは1’0.000回以上であり、かつ
縫製性およびミシン目引張9強さも実施例1の結果とほ
ぼ同様でありft。
あシ、耐折れ強さは1’0.000回以上であり、かつ
縫製性およびミシン目引張9強さも実施例1の結果とほ
ぼ同様でありft。
本発明の難燃性シートは、実用上十分な不燃又は難燃性
を有するとともに、使用間の汚れが少く、かつ汚れ粒子
が被覆層中に侵入埋没したシ、或は被覆層が剥離するこ
とがなく、しかも、軽量で強靭であって、耐繰シ返えし
折シ曲げ性や、縫製性忙おいてもすセれている。この次
め、本発明の離燃性シートは、耐火服、開閉仕切基、そ
の他の、高温で折シ曲げ、振動、はためきなどをはげし
く受けかつ汚れやすい用途Yciしている。従って、離
燃性シート材料として広い用途を有するものである。
を有するとともに、使用間の汚れが少く、かつ汚れ粒子
が被覆層中に侵入埋没したシ、或は被覆層が剥離するこ
とがなく、しかも、軽量で強靭であって、耐繰シ返えし
折シ曲げ性や、縫製性忙おいてもすセれている。この次
め、本発明の離燃性シートは、耐火服、開閉仕切基、そ
の他の、高温で折シ曲げ、振動、はためきなどをはげし
く受けかつ汚れやすい用途Yciしている。従って、離
燃性シート材料として広い用途を有するものである。
本発明の難燃性シートは、高温忙おいても発煙したシ発
熱したシすることが特に少く、火災が予想される体育館
、倉庫、マーケット、遊技場、工場、駐車場、各種宿泊
施設等の建築材料、内装材に、さら妃、テント、日除け
、ブラインド9、シート類、間仕切等の素材としても有
用である。
熱したシすることが特に少く、火災が予想される体育館
、倉庫、マーケット、遊技場、工場、駐車場、各種宿泊
施設等の建築材料、内装材に、さら妃、テント、日除け
、ブラインド9、シート類、間仕切等の素材としても有
用である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、無機繊維と有機繊維とを含んでなる基布と、この基
布の少くとも一面上を被覆し、かつ、シリコーン樹脂お
よびシリコーンゴムから選ばれた少くとも1種を含む被
覆材料から形成された、不燃性被覆層と、前記不燃性被
覆層の少くとも一つの上を被覆し、かつ防汚・耐候性の
すぐれた熱可塑性合成樹脂材料から形成された防汚・耐
候性被覆層とを含んでなる難燃性シート材料。 2、前記無機繊維が石綿繊維、セラミック繊維、シリカ
繊維、ガラス繊維、カーボン繊維および金属繊維から選
ばれる、特許請求の範囲第1項記載のシート材料。 3、前記基布中の無機繊維の有機繊維に対する混用重量
比が10:90〜90:10の範囲内にある、特許請求
の範囲第1項のシート材料。 4、前記有機繊維が300℃以上の融点、又は、加熱分
解点を有する耐熱性有機合成繊維を含む、特許請求の範
囲第1項記載のシート材料。 5、前記有機繊維が少くとも25重量%の前記耐熱性有
機合成繊維を含む、特許請求の範囲第4項記載のシート
材料。 6、前記シリコーン樹脂がオルガノポリシロキサン系シ
リコーン樹脂、ポリアクリルオキシアルキルアルコキシ
シラン系シリコーン樹脂、ポリビニルシラン系シリコー
ン樹脂、および前記シリコーン樹脂の変性物から選ばれ
た少くとも1種を含む、特許請求の範囲第1項記載のシ
ート材料。 7、前記不燃性被覆層が、前記不燃性又は難燃性シリコ
ーン樹脂およびシリコーンゴムから選ばれた少くとも1
種のみからなる、特許請求の範囲第1項記載のシート材
料。 8、前記不燃性被覆層が、シリコーン樹脂およびシリコ
ーンゴムから選ばれた少くとも1種と、その重量に対し
30〜300%の不燃性又は難燃性充填材との混合物に
より形成されている、特許請求の範囲第1項記載のシー
ト材料。 9、前記防汚・耐候性合成樹脂が弗素含有樹脂およびア
クリル樹脂から選ばれた少くとも1種からなる、特許請
求の範囲第1項記載のシート材料。 10、前記防汚・耐候性被覆層が、ポリ弗化ビニリデン
樹脂層と、アクリル樹脂層とからなる積層体により形成
されている、特許請求の範囲第1項記載のシート材料。 11、前記防汚・耐候性被覆層が、ポリ弗化ビニリデン
樹脂層と、アクリル樹脂層と、ポリ塩化ビニル樹脂層と
の積層体により形成されている、特許請求の範囲第1項
記載のシート材料。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2524085A JPS61185443A (ja) | 1985-02-14 | 1985-02-14 | 難燃性シ−ト材料 |
US06/798,112 US4686135A (en) | 1985-01-29 | 1985-11-14 | Composite sheet material |
AU49998/85A AU561161B2 (en) | 1985-01-29 | 1985-11-18 | Composite sheet material |
GB8528505A GB2170148B (en) | 1985-01-29 | 1985-11-20 | Composite sheet material |
FR8517174A FR2576551B1 (fr) | 1985-01-29 | 1985-11-20 | Feuille composite contenant une couche de polymere de silicone et une couche insalissable de polymere thermoplastique synthetique |
CA 495752 CA1281626C (en) | 1985-01-29 | 1985-11-20 | Composite sheet material |
DE19853541193 DE3541193A1 (de) | 1985-01-29 | 1985-11-21 | Verbundfolienmaterial |
US06/914,374 US4714650A (en) | 1985-01-29 | 1986-10-02 | Stainproof, flame-resistant composite sheet material |
GB8819905A GB2207391B (en) | 1985-01-29 | 1988-08-22 | Composite sheet material |
CA000615653A CA1297769C (en) | 1985-01-29 | 1990-02-19 | Composite sheet material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2524085A JPS61185443A (ja) | 1985-02-14 | 1985-02-14 | 難燃性シ−ト材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61185443A true JPS61185443A (ja) | 1986-08-19 |
JPH0455108B2 JPH0455108B2 (ja) | 1992-09-02 |
Family
ID=12160457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2524085A Granted JPS61185443A (ja) | 1985-01-29 | 1985-02-14 | 難燃性シ−ト材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61185443A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62201242A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-04 | 新興化学工業株式会社 | シリコ−ン樹脂積層板及び製造方法 |
JPS62257842A (ja) * | 1986-05-02 | 1987-11-10 | カンボウプラス株式会社 | 透光性を有する不燃性防水シ−ト |
WO1998058704A1 (fr) * | 1997-06-25 | 1998-12-30 | Fujikura Ltd. | Feuille ignifuge, son procede d'elaboration et structure de protection contre le feu |
JP2000055121A (ja) * | 1998-08-06 | 2000-02-22 | Nitta Ind Corp | 免震支承体 |
JP2009215721A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Ashimori Ind Co Ltd | 耐火断熱シート |
JP2010221915A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 鉄道車両用空気ばね |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5929157A (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-16 | 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 | シリコーンエラストマー被覆布の製造方法 |
JPS59201857A (ja) * | 1983-04-30 | 1984-11-15 | 日本ピラ−工業株式会社 | ゴム製ベロ−ズ |
-
1985
- 1985-02-14 JP JP2524085A patent/JPS61185443A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5929157A (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-16 | 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 | シリコーンエラストマー被覆布の製造方法 |
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WO1998058704A1 (fr) * | 1997-06-25 | 1998-12-30 | Fujikura Ltd. | Feuille ignifuge, son procede d'elaboration et structure de protection contre le feu |
JP2000055121A (ja) * | 1998-08-06 | 2000-02-22 | Nitta Ind Corp | 免震支承体 |
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JP2010221915A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 鉄道車両用空気ばね |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0455108B2 (ja) | 1992-09-02 |
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