JPH0517727A - 難燃テープ - Google Patents
難燃テープInfo
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- JPH0517727A JPH0517727A JP3195745A JP19574591A JPH0517727A JP H0517727 A JPH0517727 A JP H0517727A JP 3195745 A JP3195745 A JP 3195745A JP 19574591 A JP19574591 A JP 19574591A JP H0517727 A JPH0517727 A JP H0517727A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】難燃性や接着性は無論のこと、ロール状態での
保存安定性(耐ブロッキング性等)や製造の容易な難燃
テープを提供する。 【構成】基材シートの一面に、ガラス転移点が−15℃
〜10℃、軟化点が30℃〜50℃の共重合ポリエステ
ル樹脂の第1成分を10〜45重量部と、ガラス転移点
が−30℃〜−5℃、軟化点が90℃〜120℃の共重
合ポリエステル樹脂の第2成分を1〜20重量部と、難
燃剤を20〜65重量部と、無水ケイ酸(SiO2 )を
1〜10重量部、からなる接着剤100重量部に対し、
硬化剤として2以上のイソシアネート基を有する化合物
を1〜3重量部加えた接着剤層を塗布形成する。
保存安定性(耐ブロッキング性等)や製造の容易な難燃
テープを提供する。 【構成】基材シートの一面に、ガラス転移点が−15℃
〜10℃、軟化点が30℃〜50℃の共重合ポリエステ
ル樹脂の第1成分を10〜45重量部と、ガラス転移点
が−30℃〜−5℃、軟化点が90℃〜120℃の共重
合ポリエステル樹脂の第2成分を1〜20重量部と、難
燃剤を20〜65重量部と、無水ケイ酸(SiO2 )を
1〜10重量部、からなる接着剤100重量部に対し、
硬化剤として2以上のイソシアネート基を有する化合物
を1〜3重量部加えた接着剤層を塗布形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、AV機器,OA機器等
の内部配線に使用されるフラットケーブルの被覆材に用
いる難燃テープに関する。
の内部配線に使用されるフラットケーブルの被覆材に用
いる難燃テープに関する。
【0002】
【従来の技術】フラットケーブルは、AV機器,OA機
器等の内部配線に使用されるものであり、その形状の一
例を図1に示す。このようなフラットケーブルの製造
は、アルミニウム等の金属線からなる幅0.5〜1.0
mm、厚さ70〜150μ程度の複数の導線2を平行に
配置し、基材シートの一面にハロゲン系等の難燃剤を含
む接着剤層を設けた難燃テープ1を上下方向から、接着
剤層を互いに内側に配置し、熱ラミネートを行なうこと
によりなされる。
器等の内部配線に使用されるものであり、その形状の一
例を図1に示す。このようなフラットケーブルの製造
は、アルミニウム等の金属線からなる幅0.5〜1.0
mm、厚さ70〜150μ程度の複数の導線2を平行に
配置し、基材シートの一面にハロゲン系等の難燃剤を含
む接着剤層を設けた難燃テープ1を上下方向から、接着
剤層を互いに内側に配置し、熱ラミネートを行なうこと
によりなされる。
【0003】かかる難燃テープに要求される特性は、難
燃性や接着性は無論のこと、ロール状態での保存安定性
(耐ブロッキング性等)や製造の容易性が望まれる。
燃性や接着性は無論のこと、ロール状態での保存安定性
(耐ブロッキング性等)や製造の容易性が望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来よりブロッキング
防止のために、基材シートの非接着剤層側にシリコン系
剥離剤層を設けたり、基材シート上にプライマー層を介
してブロッキング防止剤を添加した接着剤層を設けるこ
とが行なわれているが、接着剤層/基材シート/剥離剤
層あるいは接着剤層/プライマー層/基材シートの3層
構成であり、製造工程が複雑という課題がある。
防止のために、基材シートの非接着剤層側にシリコン系
剥離剤層を設けたり、基材シート上にプライマー層を介
してブロッキング防止剤を添加した接着剤層を設けるこ
とが行なわれているが、接着剤層/基材シート/剥離剤
層あるいは接着剤層/プライマー層/基材シートの3層
構成であり、製造工程が複雑という課題がある。
【0005】他方、難燃剤として、ハロゲン系のデカブ
ロモジフェニルエーテルが用いられているが、分解時に
有害なダイオキシンが発生するため、使用を差し控える
べきである。しかし、他の難燃剤はデカブロモジフェニ
ルエーテルより難燃効果が低いので、添加量を増やさな
ければならず、その結果、接着力が低下するという課題
も生じた。
ロモジフェニルエーテルが用いられているが、分解時に
有害なダイオキシンが発生するため、使用を差し控える
べきである。しかし、他の難燃剤はデカブロモジフェニ
ルエーテルより難燃効果が低いので、添加量を増やさな
ければならず、その結果、接着力が低下するという課題
も生じた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題に鑑
みてなされたものであって、基材シートの一面に、ガラ
ス転移点が−15℃〜10℃、軟化点が30℃〜50℃
の共重合ポリエステル樹脂の第1成分を10〜45重量
部と、ガラス転移点が−30℃〜−5℃、軟化点が90
℃〜120℃の共重合ポリエステル樹脂の第2成分を1
〜20重量部と、難燃剤を20〜65重量部と、無水ケ
イ酸(SiO2 )を1〜10重量部、からなる接着剤1
00重量部に対し、硬化剤として2以上のイソシアネー
ト基を有する化合物を1〜3重量部加えた接着剤層が塗
布形成されていることを特徴とする難燃テープにより課
題を解決した。
みてなされたものであって、基材シートの一面に、ガラ
ス転移点が−15℃〜10℃、軟化点が30℃〜50℃
の共重合ポリエステル樹脂の第1成分を10〜45重量
部と、ガラス転移点が−30℃〜−5℃、軟化点が90
℃〜120℃の共重合ポリエステル樹脂の第2成分を1
〜20重量部と、難燃剤を20〜65重量部と、無水ケ
イ酸(SiO2 )を1〜10重量部、からなる接着剤1
00重量部に対し、硬化剤として2以上のイソシアネー
ト基を有する化合物を1〜3重量部加えた接着剤層が塗
布形成されていることを特徴とする難燃テープにより課
題を解決した。
【0007】なお、前記接着剤に、酸化チタン(TiO
2 )を5〜25重量部加えることも含まれる。
2 )を5〜25重量部加えることも含まれる。
【0008】
【作用】本発明の難燃テープは、共重合ポリエステル樹
脂の第1成分によって、基材シートへの接着剤層の接着
力が強く、かつ熱ラミネート時に軟化して接着剤層同士
の良好な接着状態が得られ、共重合ポリエステル樹脂の
第2成分によって、難燃テープの耐熱性を向上させるこ
とが可能となる。また硬化剤は、共重合ポリエステル樹
脂成分と反応し、接着に関与しない難燃剤とブロッキン
グ防止効果を有する無水ケイ酸等を加えても所望の接着
性を発揮することができる。
脂の第1成分によって、基材シートへの接着剤層の接着
力が強く、かつ熱ラミネート時に軟化して接着剤層同士
の良好な接着状態が得られ、共重合ポリエステル樹脂の
第2成分によって、難燃テープの耐熱性を向上させるこ
とが可能となる。また硬化剤は、共重合ポリエステル樹
脂成分と反応し、接着に関与しない難燃剤とブロッキン
グ防止効果を有する無水ケイ酸等を加えても所望の接着
性を発揮することができる。
【0009】さらに、前記接着剤に酸化チタンを加えれ
ば、導線とはりあわせたときの隠蔽性が向上する。
ば、導線とはりあわせたときの隠蔽性が向上する。
【0010】本発明を図2を用いて更に説明する。本明
細書中の基材シート3とは、難燃テープ1の構造的支持
体となるもので、任意の材質でよいが、例えば、プラス
チックフィルムが好適である。プラスチックフィルムと
しては、厚さ1〜200μmのポリエステル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、
あるいはこれらの積層フィルムが使用できる。
細書中の基材シート3とは、難燃テープ1の構造的支持
体となるもので、任意の材質でよいが、例えば、プラス
チックフィルムが好適である。プラスチックフィルムと
しては、厚さ1〜200μmのポリエステル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、
あるいはこれらの積層フィルムが使用できる。
【0011】また、難燃テープをフラットケーブルの被
覆材に使用する場合には、厚さ10〜50μmのポリエ
ステルフィルムが好ましい。10μm未満では、強度が
不足し、50μmを越えるとフレキシビリティに欠けて
導線の被覆が困難だからである。
覆材に使用する場合には、厚さ10〜50μmのポリエ
ステルフィルムが好ましい。10μm未満では、強度が
不足し、50μmを越えるとフレキシビリティに欠けて
導線の被覆が困難だからである。
【0012】接着剤層4中の共重合ポリエステル樹脂と
は、具体的には、酸成分としてテレフタル酸を主成分と
し、アルコール成分としてエチレングリコール成分を主
成分とし、その酸成分又は、アルコール成分の一部を他
の酸又は、アルコールに置換してその結晶性を低下さ
せ、溶剤溶解性又は、分散性としたものである。他の酸
としては、イソフタル酸、アジピン酸、ジフェニルジカ
ルボン酸などが使用でき、他のアルコールとしては、
1,4−ブタンジオール、1,4ジシクロヘキサンジメ
タノール、1,4シクロヘキサンジメチロール、ビス
(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)スルホンシク
ロヘキサンジオールなどが使用できる。
は、具体的には、酸成分としてテレフタル酸を主成分と
し、アルコール成分としてエチレングリコール成分を主
成分とし、その酸成分又は、アルコール成分の一部を他
の酸又は、アルコールに置換してその結晶性を低下さ
せ、溶剤溶解性又は、分散性としたものである。他の酸
としては、イソフタル酸、アジピン酸、ジフェニルジカ
ルボン酸などが使用でき、他のアルコールとしては、
1,4−ブタンジオール、1,4ジシクロヘキサンジメ
タノール、1,4シクロヘキサンジメチロール、ビス
(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)スルホンシク
ロヘキサンジオールなどが使用できる。
【0013】共重合ポリエステル樹脂の第1成分は、ガ
ラス転移点が−15℃〜10℃、軟化点が30℃〜50
℃であり、第2成分と比較して軟らかく、基材シートへ
の接着力が強く、かつ熱ラミネート時に軟化して接着剤
層同士の良好な接着状態が得られる。なおその配合比
は、接着剤中10〜45重量部であり、前記割合より少
ない場合、接着性が悪く、前記割合より多い場合には、
耐ブロッキング性及び難燃テープの耐熱性が低下する。
ラス転移点が−15℃〜10℃、軟化点が30℃〜50
℃であり、第2成分と比較して軟らかく、基材シートへ
の接着力が強く、かつ熱ラミネート時に軟化して接着剤
層同士の良好な接着状態が得られる。なおその配合比
は、接着剤中10〜45重量部であり、前記割合より少
ない場合、接着性が悪く、前記割合より多い場合には、
耐ブロッキング性及び難燃テープの耐熱性が低下する。
【0014】共重合ポリエステル樹脂の第2成分は、ガ
ラス転移点が−30℃〜−5℃、軟化点が90℃〜12
0℃であり、第1成分と比較して硬く、難燃テープの耐
熱性を向上させる。なおその配合比は、接着剤中1〜2
0重量部であり、この第2成分の含量比が上記割合より
多い場合には、熱ラミネート時に樹脂が軟化しにくくな
り、また、熱ラミネートの際の設定温度が高温になる。
ラス転移点が−30℃〜−5℃、軟化点が90℃〜12
0℃であり、第1成分と比較して硬く、難燃テープの耐
熱性を向上させる。なおその配合比は、接着剤中1〜2
0重量部であり、この第2成分の含量比が上記割合より
多い場合には、熱ラミネート時に樹脂が軟化しにくくな
り、また、熱ラミネートの際の設定温度が高温になる。
【0015】難燃剤は、エチレンビステトラブルロフタ
ルイミド(EBTBPI)、エチレンビスジブロモノル
ボルナンジカルボキシイミド(EBDNDO)、テトラ
ブロモ無水フタル酸(TBPAH)、ヘキサブロモサイ
クロドデカン(HBCD)等のハロゲン系の物や、三酸
化アンチモン、水酸化アルミニウム、酸化スズ等無機系
のものが使用できる。ただし、難燃剤の熱分解時に、ダ
イオキシンを発生するデカブロジフェニルエーテルの使
用は好ましくない。
ルイミド(EBTBPI)、エチレンビスジブロモノル
ボルナンジカルボキシイミド(EBDNDO)、テトラ
ブロモ無水フタル酸(TBPAH)、ヘキサブロモサイ
クロドデカン(HBCD)等のハロゲン系の物や、三酸
化アンチモン、水酸化アルミニウム、酸化スズ等無機系
のものが使用できる。ただし、難燃剤の熱分解時に、ダ
イオキシンを発生するデカブロジフェニルエーテルの使
用は好ましくない。
【0016】難燃剤の配合比は、20〜65重量部とす
るのが好ましい。20重量部以下の場合は、難燃性が低
下し、65重量部以上の場合は、接着力が低下するので
好ましくない。
るのが好ましい。20重量部以下の場合は、難燃性が低
下し、65重量部以上の場合は、接着力が低下するので
好ましくない。
【0017】無水ケイ酸(SiO2 )は、ブロッキング
防止のため添加する。1次粒子の平均粒径は、5〜40
nmの範囲にあるが、実際には、会合して大きな粒径を
有している。
防止のため添加する。1次粒子の平均粒径は、5〜40
nmの範囲にあるが、実際には、会合して大きな粒径を
有している。
【0018】硬化剤は、基材シートとの密着性を上げ、
かつ、安定した接着力を得るために添加されるもので、
接着剤100重量部に対して、硬化剤1〜3重量部使用
する。硬化剤1重量部以下では、基材シートと接着剤層
との間で界面剥離がおこり、3重量部以上では、接着剤
層が硬化しすぎ、接着力を上げるため、熱ラミネートの
際の設定温度を上げなくてはならない。
かつ、安定した接着力を得るために添加されるもので、
接着剤100重量部に対して、硬化剤1〜3重量部使用
する。硬化剤1重量部以下では、基材シートと接着剤層
との間で界面剥離がおこり、3重量部以上では、接着剤
層が硬化しすぎ、接着力を上げるため、熱ラミネートの
際の設定温度を上げなくてはならない。
【0019】硬化剤としては、2以上のイソシアネート
基を有する化合物で、例えばヘキサメチレンジイソシア
ネート、トルエンジイソシアネート、メチレンジイソシ
アネート、キシレンジイソシアネートなどが使用でき
る。
基を有する化合物で、例えばヘキサメチレンジイソシア
ネート、トルエンジイソシアネート、メチレンジイソシ
アネート、キシレンジイソシアネートなどが使用でき
る。
【0020】また、貼り合わせたときの導線の隠蔽性を
上げるために、酸化チタンを5〜25重量部添加しても
良い。
上げるために、酸化チタンを5〜25重量部添加しても
良い。
【0021】
【実施例】共重合ポリエステル樹脂の第1成分として、
ガラス転移点が2℃、軟化点40℃である樹脂、共重合
ポリエステル樹脂の第2成分として、ガラス転移点が−
20℃、軟化点105℃である樹脂、難燃剤として、エ
チレンビステトラブロモフタルイミド、平均粒径が16
nmの無水ケイ酸、そして酸化チタン、溶剤はMEK/
トルエン=1/1を用いて、表中の実施例1〜5、比較
例1〜7のような配合比を変えた接着剤を、基材シート
であるポリエステルフィルム25μ上に乾燥状態で43
μ塗布形成した。
ガラス転移点が2℃、軟化点40℃である樹脂、共重合
ポリエステル樹脂の第2成分として、ガラス転移点が−
20℃、軟化点105℃である樹脂、難燃剤として、エ
チレンビステトラブロモフタルイミド、平均粒径が16
nmの無水ケイ酸、そして酸化チタン、溶剤はMEK/
トルエン=1/1を用いて、表中の実施例1〜5、比較
例1〜7のような配合比を変えた接着剤を、基材シート
であるポリエステルフィルム25μ上に乾燥状態で43
μ塗布形成した。
【0022】実施例と比較例の評価を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】接着力は、試料の接着剤層同士を、温度1
60℃、圧力4kg/cm2 、2秒の条件でヒートシー
ルバーにて貼り合わせ後、インストロン型引張試験機を
使用して50mm/分の引張スピードでT型剥離を行う
ことにより測定したものである。
60℃、圧力4kg/cm2 、2秒の条件でヒートシー
ルバーにて貼り合わせ後、インストロン型引張試験機を
使用して50mm/分の引張スピードでT型剥離を行う
ことにより測定したものである。
【0025】耐ブロッキング性は、50mm×200m
mの試料の接着剤層面とポリエステルフィルムの背面と
をあわせ、400g/cm2 の荷重をかけながら50℃
のオーブンに48時間放置した後、室温で300mm/
分の引張スピードでT型剥離を行うことにより測定した
ものである。
mの試料の接着剤層面とポリエステルフィルムの背面と
をあわせ、400g/cm2 の荷重をかけながら50℃
のオーブンに48時間放置した後、室温で300mm/
分の引張スピードでT型剥離を行うことにより測定した
ものである。
【0026】難燃性は、UL規格の94VTW−Oに達
するかどうかを測定したものであり、〇は合格、×は不
合格を示す。
するかどうかを測定したものであり、〇は合格、×は不
合格を示す。
【0027】総合評価は、接着力については1.0kg
/cm以上、ブロッキングについては100g/5cm
以下、難燃性についてはUL94VTW−O合格の条件
を全て満たす場合のみを〇とし、1つでも満たさない場
合を×とする。
/cm以上、ブロッキングについては100g/5cm
以下、難燃性についてはUL94VTW−O合格の条件
を全て満たす場合のみを〇とし、1つでも満たさない場
合を×とする。
【0028】なお、従来例である、接着剤層/プライマ
ー層/基材シートの3層構成品の接着強度は1.0kg
/cm程度であった。
ー層/基材シートの3層構成品の接着強度は1.0kg
/cm程度であった。
【0029】
【発明の効果】本発明に係わる難燃テープは、基材シー
トの上に接着剤層を設ける簡単な層構成でありながら、
難燃性,接着性,保存安定性(耐ブロッキング性等)と
も満足すべきものである。
トの上に接着剤層を設ける簡単な層構成でありながら、
難燃性,接着性,保存安定性(耐ブロッキング性等)と
も満足すべきものである。
【0030】また、接着剤層の接着力が高く、難燃剤の
添加量を増やすことができるので、難燃効果の高いデカ
ブロモジフェニルエーテルを使用しなくても良く、ダイ
オキシン問題から逃れられる。
添加量を増やすことができるので、難燃効果の高いデカ
ブロモジフェニルエーテルを使用しなくても良く、ダイ
オキシン問題から逃れられる。
【0031】
【図1】フラットケーブルの形状を示す説明図である。
【図2】本発明に係わる難燃テープの断面図である。
1 難燃テープ
2 導線
3 基材フィルム
4 接着剤層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 蜂谷 壽宏
東京都中央区京橋2丁目3番13号 東洋イ
ンキ製造株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】基材シートの一面に、 (イ)ガラス転移点が−15℃〜10℃、軟化点が30
℃〜50℃の共重合ポリエステル樹脂の第1成分を10
〜45重量部と、 (ロ)ガラス転移点が−30℃〜−5℃、軟化点が90
℃〜120℃の共重合ポリエステル樹脂の第2成分を1
〜20重量部と、 (ハ)難燃剤を20〜65重量部と、 (ニ)無水ケイ酸(SiO2 )を1〜10重量部、 からなる接着剤100重量部に対し、硬化剤として2以
上のイソシアネート基を有する化合物を1〜3重量部加
えた接着剤層が塗布形成されていることを特徴とする難
燃テープ。 - 【請求項2】前記接着剤に、酸化チタン(TiO2 )を
5〜25重量部加えることを特徴とする難燃テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195745A JPH0517727A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 難燃テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3195745A JPH0517727A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 難燃テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517727A true JPH0517727A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16346264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3195745A Pending JPH0517727A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 難燃テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517727A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005015761A (ja) * | 2003-05-30 | 2005-01-20 | Toyobo Co Ltd | ポリエステル樹脂及びそれを用いた接着剤 |
DE102007027851A1 (de) | 2007-06-13 | 2008-12-18 | Tesa Ag | Compound und Wickelband aus TPU |
DE102007027842A1 (de) | 2007-06-13 | 2008-12-18 | Tesa Ag | Compound und Wickelband aus TPU |
DE102007028593A1 (de) | 2007-06-19 | 2008-12-24 | Tesa Ag | Compound und Wickelband aus einer TPU-Folie |
DE102007027853A1 (de) | 2007-06-13 | 2008-12-24 | Tesa Ag | Wickelband mit einer Folie aus TPU |
DE102007027855A1 (de) | 2007-06-13 | 2008-12-24 | Tesa Ag | Wickelband mit einer Folie aus TPU |
DE102007027852A1 (de) | 2007-06-13 | 2008-12-24 | Tesa Ag | Wickelband mit einer Folie aus TPU |
DE102008037223A1 (de) | 2008-08-11 | 2010-02-18 | Tesa Se | Wickelband aus einer TPU-Folie mit coextrudiertem Release |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP3195745A patent/JPH0517727A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005015761A (ja) * | 2003-05-30 | 2005-01-20 | Toyobo Co Ltd | ポリエステル樹脂及びそれを用いた接着剤 |
DE102007027851A1 (de) | 2007-06-13 | 2008-12-18 | Tesa Ag | Compound und Wickelband aus TPU |
DE102007027842A1 (de) | 2007-06-13 | 2008-12-18 | Tesa Ag | Compound und Wickelband aus TPU |
DE102007027853A1 (de) | 2007-06-13 | 2008-12-24 | Tesa Ag | Wickelband mit einer Folie aus TPU |
DE102007027855A1 (de) | 2007-06-13 | 2008-12-24 | Tesa Ag | Wickelband mit einer Folie aus TPU |
DE102007027852A1 (de) | 2007-06-13 | 2008-12-24 | Tesa Ag | Wickelband mit einer Folie aus TPU |
DE102007028593A1 (de) | 2007-06-19 | 2008-12-24 | Tesa Ag | Compound und Wickelband aus einer TPU-Folie |
DE102008037223A1 (de) | 2008-08-11 | 2010-02-18 | Tesa Se | Wickelband aus einer TPU-Folie mit coextrudiertem Release |
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