JPH01174442A - シリコーンゴム被覆布積層体の製造方法 - Google Patents

シリコーンゴム被覆布積層体の製造方法

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JPH01174442A
JPH01174442A JP33618987A JP33618987A JPH01174442A JP H01174442 A JPH01174442 A JP H01174442A JP 33618987 A JP33618987 A JP 33618987A JP 33618987 A JP33618987 A JP 33618987A JP H01174442 A JPH01174442 A JP H01174442A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシリコーンゴム被覆布積層体の製造方法に関し
、詳しくは建築物の屋根等特殊な形状と広い面積を有す
る膜状物を造るのに適した相互に熱融着接合可能なシリ
コーンゴム被覆布積層体の製造方法に関する。
(従来の技術〕 シリコーンゴム被覆布は耐熱性、耐寒性、耐候性等に優
れるため、電気絶縁材料、ダイヤフラム。
防水布、ベルト、防火カーティンとして使用されている
が、最近は競技場、体育館、屋外レストラン等建築物の
屋根材としての使用が試みられている。このような建築
物の屋根材としてシリコーンゴム被覆布を使用する場合
には、比較的小さなシリコーンゴム被覆布同志を接合し
、目的とする屋根の形状と広い面積を有する膜状物を造
らなければならない。
ところが、一般にシリコーンゴム被覆布は、従来周知の
塩化ビニル樹脂被覆布とフッ素樹脂被覆布のように相互
に熱融着し接合させることが不可能であり、その使用が
限定されていた。従来、このような問題点を解決するた
めに、あるいはシリコーンゴム被覆布の表面特性を改良
するために各種のシリコーンゴム被覆布およびシリコー
ンゴム被覆布同志の接合方法が提案されている0例えば
、特開昭62−37156号公報にはシリコーンゴム被
覆布の表面に接着剤を使用してフッ素樹脂フィルムを貼
り合せた防汚性を有するシリコーンゴム被覆布積層体が
開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、このシリコーンゴム被覆布積層体は。
アクリル樹脂等の一般の有機樹脂を接着剤として使用し
ているために、シリコーンゴムとフッ素系樹脂フィルム
が実質的に接着しておらず、いわゆる粘着状態で密若し
たものであった。したがって、このシリコーンゴム被覆
布積層体同志を相互に熱融着接合しても、得られる膜状
物は接着剤層ではく離し易く実用上使用できないもので
あった」また、このシリコーンゴム被覆布積層体の製造
方法は、接着剤の塗布作業等繁雑な作業が必要であり生
産性がわるく、コスト的にも不利で□あった。
本発明者らは上記問題点を解消するために鋭意研究した
結果、既成のシリコーンゴム被覆布の硬化したシリコー
ンゴム表面にフッ素系樹脂フィルムを貼り合せるのでは
なく、シリコーンゴム被覆布を製造する過程で得られる
未硬化のシリコーンゴムそのものの表面に直接特定のフ
ッ素系樹脂フィルムを貼り合せ、しかる後に、この未硬
化のシリコーンゴムを硬化させれば布とシリコーンゴム
とフッ素系樹脂フィルムとが強固に接着し一体化するこ
とを見出し本発明に到達した。 本発明の目的は布とシ
リコーンゴムとフッ素系樹脂フィルムとが強固に接着し
一体化したシリコーンゴム被覆布積層体からなる相互に
熱融着接合可能なシリコーンゴム被覆布積層体を生産性
よく、コスト的にも有利に製造する方法を提供するにあ
る。
〔問題点を解決するための手段とその作用〕すなわち2
本発明は、「布の両面に未硬化のシリコーンゴムを被躍
し1次いで、該表面にコロナ放電処理されたフッ素系樹
脂フィルムもしくはプラズマ放電処理されたフッ素系樹
脂フィルムを貼り合せ、しかる後、前記未硬化のシリコ
ーンゴムを硬化させることを特徴とするシリコーンゴム
被覆布積層体の製造方法」に関するものである。
これを説明するに、本発明に用いられる布は本発明のシ
リコーンゴム被覆布積層体の基材となるものであり、こ
のような布としては、織物、編物。
不織布、網およびそれらの積層品のいずれでもよく、こ
れらを構成する繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維、
炭化ケイ素繊維、ステンレススチール繊維等の無機繊維
;ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリ
ロニトリル、芳香族ポリアミド等の合成繊維;アセテー
ト、レーヨンのような半合成繊維;木綿、麻等の天然繊
維が例示される。
本発明に用いられる未硬化のシリコーンゴムは、布とフ
ッ素系樹脂フィルムとの間に介在し1両者を強固に結合
一体化させる働きをする。このような未硬化のシリコー
ンゴムとしては、付加反応硬化型シリコーンゴム組成物
、有機過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物および縮合
反応硬化型シリコーンゴム組成物がある。付加反応硬化
型シリコーンゴム組成物の代表例は、ケイ素原子結合ア
ルケニル基含有オルガノポリシロキサンとオルガノハイ
ドロジエンポリシロキサンと白金系触媒と補強性充填剤
を主剤とし、付加的成分として増量充填剤、付加反応遅
延剤、耐熱剤、難燃剤、顔料等の1種または2種以上を
含有する組成物である。
二二では、ケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガ
ノポリシロキサンとしては、両末端ジメチルビニルシロ
キサン基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端ジメチル
アリルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端
フェニルメチルビニルシロキサン基封鎖ジフェニルシロ
キサン・ジメチルシロキサン共重合体、両末端ジメチル
ビニルシロキシ基封鎖メチルビニルシロキサン・ジメチ
ルシロキサン共重合体、両末端シラノール基封鎖メチル
ビニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体が例示
される。オルガノハイドロジエンポリシロキサンとして
は、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジ
エンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖
ジメチルシロキサン・メチルハイドロジエンシロキサン
共重合体、両末端ジメチルフェニルシロキシ基封鎖メチ
ルフェニルシロキサン・メチルハイドロジエンポリシロ
キサン共重合体、環状メチルハイドロジエンポリシロキ
サン、ジメチルハイドロジエンシロキシ単位とSin’
八単位へらなる共重合体が例示される。
このオルガノハイドロジエンポリシロキサンの配合量は
、本成分中のケイ素原子結合水素原子の合計量と上記ケ
イ素原子結合アルケニル基含有オルガノポリシロキサン
中のアルケニル基の合計量のモル比が1〜10の範囲内
となるような量が好ましい、これは、この範囲より少な
いと硬化が不十分であり、一方、この範囲内より多いと
発泡し、いずれもフッ素系樹脂フィルムとシリコーンゴ
ムとの接着強度が低下するからである。白金系触媒とし
ては、白金黒、塩化白金酸、四塩化白金、塩化白金酸の
オレフィン錯体、塩化白金酸とメチルビニルシロキサン
との錯体、ロジウム化合物、パラジウム化合物が例示さ
れる。補強性充填剤としては、乾式シリカ、湿式シリカ
またはこれらをオルガノハロゲンシラン類、オルガノシ
ラザン類等により疎水化処理したもの、炭酸カルシウム
、カーボンブラックが例示される。
有機過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物の代表例は、
ジオルガノポリシロキサンと有機過酸化物と補強性充填
剤を主剤とル、付加的成分とじて増量充填剤、耐熱剤、
難燃剤、顔料等の1種または2種以・上を含有する組成
物である。ここでジオルガノポリシロキサンとしては、
両末端がトリメチルシロキシ基、ジメチルビニルシロキ
シ基、メチルフェニルビニルシロキシ基またはシラノー
ル基で封鎖され、主鎖がジメチルポリシロキサン、ジメ
チルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、
ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体ま
たはジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重
合体が例示される。有機過酸化物としては、ベンゾイル
パーオキサイド。
p−クロルベンシイルバーオキサイド、ジ−t−ブチル
パーオキサイド、2,5−ジメチル−2゜5−ジ(t−
ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジクミルパーオキサイド
が例示される。補強性充填剤としては、前述したものと
同様なものが例示される。
本発明においては上記付加反応硬化型シリコーンゴム組
成物および有機過酸化物硬化型シリコーンゴム組成物の
接着性能を向上し、シリコーンゴムとフッ素系樹脂フィ
ルムを強固に一体化するために、各種接着付与剤を添加
配合することが好ましい、このような接着付与剤として
は、γ−グリシドキシプロピルトリアルコキシシラン、
γ−メタクリロキシプロピルトリアルコキシシラン、ヘ
キサメトキシジシリルエタンもしくはこれらの部分加水
分解縮合物、これらのシラン類と両末端シラノール基封
鎖ビニル基含有ポリシロキサンとの混合物もしくはこれ
らの反応生成物が例示される。
これらの中でもγ−グリシドキシプロビルトリメトキシ
シランおよび/またはγ−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシと両末端シラノール基封鎖のメチルビニルポ
リシロキサンとの反応生成物が好ましい。
縮合反応硬化型シリコーンゴム組成物の代表例は、シラ
ノール基を有するジオルガノポリシロキサンとアルコキ
シシランを硬化触媒と補強性充填剤を主剤とし、付加的
成分として増量充填剤、耐熱剤、難燃剤、顔料等の1種
または2種以上を含有する組成物である。ここでシラノ
ール基を有するジオルガノポリシロキサンとしては1両
末端シラノール基封鎖のジメチルポリシロキサン、両末
端シラノール基封鎖のジメチルシロキサン・メチルフェ
ニルシロキサン共重合体2両末端シラノール基封鎖のジ
メチルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体が例
示される。アルコキシシランとして、テトラメトキシシ
ラン、テトラエトキシシラン、メチルセロソルブオルソ
シリケート、n−プロピルオルソシリケートおよびその
部分加水分解縮合物が例示される。硬化触媒としては、
ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫オクトエート。
テトラブチルチタネートが例示される。補強性充填剤と
しては、前述したものと同様なものが例示される。
本発明においては上記縮合反応硬化型シリコーンゴム組
成物の接着性能を向上し、シリコーンゴムとフッ素系樹
脂フィルムを強固に一体化するために、各種接着付与剤
を添加配合することが好ましい、このような接着付与剤
としては、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ
−アミノメチルプロピルジメトキシシラン、N−β(ア
ミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン
等のアミノアルキルアルコキシシランが例示される。
本発明に用いられるフッ素系樹脂フィルムは、フッ素原
子を含む熱可塑性樹脂のフィルム状成形品であり、これ
を構成するフッ素系樹脂としては、四フッ化エチレン・
パーフルオロアルコキシエチレン共重合体、四フッ化エ
チレン・六フッ化プロピレン共重合体、三フッ化塩化エ
チレン共重合体。
エチレン・四フッ化エチレン共重合体、ポリフッ化ビニ
リデン、ポリフッ化ビニルが例示される。
これらの樹脂は通常、加熱溶融し、押出加工することに
よりフィルムとして製造される。フッ素系樹脂フィルム
の厚みは特に限定されないが、薄すぎると取り扱いが困
難であったり、融着接合性が低下するため5/JIB以
上が好ましく、厚すぎると積層されたシリコーンゴム被
覆布積層体の重量が重くなったり、経済的に不利になる
ため、10〇−以下が好ましい、フッ素系樹脂フィルム
の表面は。
シリコーンゴムとの接着強度を向上させるため、シリコ
ーンゴムと接触する面をコロナ放電処理、プラズマ処理
したものが使用される。
本発明においては上記のような布の両面に上記のような
未硬化のシリコーンゴムを被覆し1次いで、その表面に
コロナ放電処理もしくはプラズマ放電処理されたフッ素
系樹脂フィルムを貼り合せるのであるが、この未硬化の
シリコーンゴムの被覆方法としては、デイツプコーティ
ング演算通常のシリコーン被覆布の製造方法に使用され
ている手段が使用できる。また、未硬化のシリコーンゴ
ムの布に対する被覆性あるいは塗布性をよくするために
、未硬化のシリコーンゴムを有機溶剤に溶解して、その
粘度を低下させることもできる。このような場合には、
これを布に被覆した後に、使用した有機溶剤を揮発させ
ることが必要である。
また、この未硬化のシリコーンゴムの被rR量は、少な
すぎるとシリコーンゴムとフッ素系樹脂フィルム“との
接着が不十分となり、多すぎると得られるシリコーンゴ
ム被覆布積層体の重量が重くなったり、経済的に不利に
なるため、50g〜1000g/rrrが好適である。
フッ素系樹脂フィルムの貼り合せ方法としては、各種の
方法があるが例えば、上記のようにして得られた未硬化
のシリコーンゴムを被覆した布とフッ素系樹脂フィルム
とを同時にプレスロールに導入し、圧着し貼り合せ為方
法が使用できる。
本発明においては、上記のようにして得られた未硬化の
シリコーンゴムを被覆した布とフッ素系樹脂フィルムと
を貼り合せた後、未硬化のシリコーンゴムを硬化させ、
その硬化と同時に布、シリコーンゴム、フッ素系樹脂フ
ィルムを一体化させシリコーンゴム被覆積層体を得るの
であるが、この未硬化のシリコーンゴムの硬化は、上記
付加反応硬化型シリコーンゴム組成物および有機過酸化
物硬化型シリコーンゴム組成物を使用する場合には、加
熱硬化することが好ましい。この場合の加熱温度は未硬
化のシリコーンゴムが硬化する温度以上であり、かつ、
フッ素系樹脂フィルムの融点以下の温度が好ましく、通
常は50〜300℃の範囲内である。
本発明の方法により得られるシリコーンゴム被覆布積層
体はシリコーンゴムの表面にフッ素系樹脂フィルムが強
固に接着しており、これを相互に融着接合し、目的とす
る各種の形状と大きさを有する膜状物とすることが可能
である。このシリコーンゴム被覆布積層体同志を融着接
合する方法としては、例えば、シリコーンゴム被覆布積
層体の接合しようとする部分を積み重ね、次いで積み重
ね部分上にフッ素系樹脂フィルムの融点以上に加熱した
アイロンを当てるか、フッ素系樹脂フィルムの融点以上
の温度に設定された熱板の間にはさみ、加熱融着させる
方法が挙げられる。また、フッ素樹脂フィルムの特性に
よっては高周波ウェルダーや超音波ウェルダーを使用し
ても融着接合可能である。したがって、建築物の屋根等
特殊な形状と膜状物の素材として好適に使用される。
〔実施例〕
次に実施例により本発明を説明する。実施例中部とある
のは重量部を意味し、粘度および物性値は25℃におけ
る値である。シリコーンゴム被覆布積層体の摩耗強さお
よび引張強さはJ I S  L−1096に従って測
定した。
実施例1 粘度s、oooセンチポイズの両末端ジメチルビニルシ
ロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン100部。
ヘキサメチルジシラザンにより疎水化処理された比表面
積200rrr/gの乾式シリカ20部、粘度20セン
チポイズの両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポ
リシロキサン・メチルハイドロジエンシロキサン共重合
体(ケイ素原子結合水素原子の含有量1.5重量%)3
.0部、塩化白金酸とテトラメチルジビニルシロキサン
の錯体(白金含有量0.5重量%)0.3部、および接
着促進剤としてγ−グリシドキシプロビルトリメトキシ
シランと粘度30センチポイズの両末端シラノール基封
鎖メチルビニルポリシロキサンとの縮合反応生成物1.
0部を均一に混合し、付加反応硬化型シリコーンゴム組
成物を得た。これをトルエンに溶解し固形分70%の溶
液とし、デイツプコート法によりガラスクロス(平織り
、織り密度24本×19本/25m、重量500 g 
/イ。
厚さ0.500111)に被覆した6次いで、得られた
積層体を70℃に加熱し溶剤であるトルエンを揮発させ
た0次いで得られた未硬化シリコーンゴム被覆ガラスク
ロスの両面にプラズマ処理した厚さ25μsの四フッ化
エチレン・六フッ化プロピレン共重合体フィルム(以下
FEPフィルムという)を貼り合せた後、200℃に設
定したプレスロールにて加熱圧着させたところ1両面に
FEPフィルムが強固に接着した重量950g/rrr
、厚さ0.70mのシリコーンゴム被覆ガラスクロス積
層体が得られた。
得られたシリコーンゴム被覆ガラスクロス積層体は、ス
コツト形試験機で1000回摩擦してもガラスクロスと
シリコーンゴム、シリコーンゴムとFEPフィルムがい
ずれもはく離せず、それぞれが強固に一体化しているこ
とが確認された。また、得られたシリコーンゴム被覆ガ
ラスクロス積層体を接合幅5amで積み重ね、 これを
320℃の熱板間にはさみ圧力1kg/aJで1分間熱
融着させた。次にこの接合部の引張接着強さを測定した
ところ接着強さ400Scg/ 3011以上であり、
その破断は接合部以外の場所で起っていた。
実施例2 実施例1において、FEPフィルムの代りにコロナ放電
処理した厚さ25.のエチレン・四フッ化エチレン共重
合体フィルム(以下、ETFEフィルムという)を使用
した以外は実施例1と同様にして、両面にETFEフィ
ルムが強固に接着した重量940 g /ボ、厚さ0.
70mmのシリコーンゴム被覆ガラスクロス積層体を得
た。
得られたシリコーンゴム被覆ガラスクロス積層体は、ス
コツト形試験機で1000回摩擦してもガラスクロスと
シリコーンゴム、シリコーンゴムとETFEフィルムが
いずれもはく離せず、それぞれが強固に一体化している
ことが確認された。また、得られたシリコーンゴム被覆
ガラスクロス積層体を接合幅5awで積み重ね、 これ
を280℃の熱板間にはさみ圧力1kg/cdで1分間
熱融着させた0次にこの接合部の引張接着強さを測定し
たところ接着強さ400klc/ 3 (411以上で
あり、その破断は接合部以外の場所で起っていた。
実施例3 粘度12,000センチポイズの両末端シラノール基封
鎖ジメチルポリシロキサン100部、脂肪酸処理された
炭酸カルシウム100部、 n−プロピルオルソシリケ
ート7.0部、ジブチル錫ジラウレート1.0部、 γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン3.0部を均一に
混合し、縮合反応硬化型シリコーンゴム組成物を得た。
これを固形分65%のトルエン溶液とし、デイツプコー
ト法によりガラスクロス(平織り、織り密度32本X2
8本/25mm、重量320g/nr。
厚み0.30mm)に被覆した。次いで、得られた積層
体を70℃に加熱し溶剤であるトルエンを揮発させた0
次いでこの未硬化シリコーン被覆ガラスクロスの両面に
コロナ放電処理した厚さ12μsのポリフッ化ビニリデ
ン樹脂フィルム(以下PVDFという)を貼り合せ、プ
レスロールにて圧着させた後50℃に1日間放置したと
ころ、両面にPVDFフィルムが強固に接着した、重量
700 g / rd 、厚さ0.45mwnのシリコ
ーンゴム被覆ガラスクロス積層体が得られた。
得られたシリコーンゴム被覆ガラスクロス積層体は、ス
コツト形試験機で1000回摩擦してもガラスクロスと
シリコーンゴム、シリコーンゴムとPVDFフィルムが
いずれもはく離せず、それぞれが強固に一体化している
ことが確認された。また、得られたシリコーンゴム被覆
ガラスクロス積層体を接合幅53で積み重ね、 これを
200℃の熱板間にはさみ圧力1 kg/cdで1分間
熱融着させた6次にこの接合部の引張接着強さを測定し
たところ接着強さ300kg/ 3 a1以上であり、
その破断箇所は接合部以外の場所であった。
〔発明の効果〕
本発明のシリコーンゴム被覆布積層体は、布の両面に未
硬化のシリコーンゴムを被覆し2次いで。
該表面にコロナ放電処理されたフッ素系樹脂フィルムを
貼り合せ、しかる後、前記未硬化のシリコーンゴムを硬
化させているので、布とシリコーンゴムとフッ素系樹脂
フィルムとが強固に接着し一体化した′シリコーンゴム
被覆布積層体からなる相互に熱融着接合可能なシリコー
ンゴム被覆布積層体が得られるという特徴を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)布の両面に未硬化のシリコーンゴムを被覆し、次
    いで、該表面にコロナ放電処理されたフッ素系樹脂フィ
    ルムまたはプラズマ放電処理されたフッ素系樹脂フィル
    ムを貼り合わせ、しかる後、前記未硬化のシリコーンゴ
    ムを硬化させることを特徴とするシリコーンゴム被覆布
    積層体の製造方法。
JP62336189A 1987-12-28 1987-12-28 シリコーンゴム被覆布積層体の製造方法 Expired - Lifetime JP2596771B2 (ja)

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