JPS6233852Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6233852Y2
JPS6233852Y2 JP1978032834U JP3283478U JPS6233852Y2 JP S6233852 Y2 JPS6233852 Y2 JP S6233852Y2 JP 1978032834 U JP1978032834 U JP 1978032834U JP 3283478 U JP3283478 U JP 3283478U JP S6233852 Y2 JPS6233852 Y2 JP S6233852Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ridge
ventilation
backflow prevention
draining plate
rainwater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978032834U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54136813U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1978032834U priority Critical patent/JPS6233852Y2/ja
Publication of JPS54136813U publication Critical patent/JPS54136813U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6233852Y2 publication Critical patent/JPS6233852Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は棟換気装置に関するものである。
従来の棟換気装置は、第1図に示すように、棟
1を覆う棟カバー2の軒下相当部分2aに換気を
行うための通気孔2bを設け、この棟カバー2の
軒下相当部分2aおよび壁相当部分2cにそれぞ
れ水切板3の鰐部3aおよび側部3bを沿わせる
ように取付け、また屋根瓦4に水切板3の下部3
cを沿わせるように取付けて構成したものであ
る。その結果、空気は棟カバー2の通気孔2bよ
り棟カバー2の内部に侵入でき、野地板5と小屋
裏天井6の間を通つて換気が行える。また、吹上
げや逆流により棟カバー2の通気孔2bより侵入
してきた雨水は、水切板3の鰐部3aによつて受
け止められ、棟カバー2の壁相当部分2cと水切
板3の側部3bとの間を下降し、水切板3の下部
3cを通つて屋根瓦4上に放出される。しかしな
がら、このような構成では、風雨が激しく雨水が
屋根瓦4、水切板3の下部3c、棟カバー2の壁
相当部分2c、同じく軒下相当部分2a、同じく
通気孔2bの順に勢いよく逆流してくると、これ
らの雨水をすべて水切板3の鰐部3aで受け止め
て既述したように屋根瓦4に放出することが困難
となり、いくらかの雨水は水切板3の鰐部3aの
上面に回り込んで水切板3の側部3bを下降し、
野地板5および小屋裏天井6に侵入するという欠
点を有する。
したがつて、この考案の目的は、逆流してくる
雨水の勢いを弱めて家の内部に雨水が侵入しない
棟換気装置を提供することである。
この考案の第1の実施例を第2図ないし第4図
を用いて説明する。棟カバー2は第3図に示すよ
うに従来例と全く同様であるのでその説明を省略
する。水切板7も、第4図に示すように、ほぼ従
来例と同様で鰐部7、側部7b,下部7c,7d
を有するが、その下部7c,7dの中間に逆流防
止突出片7eを設け、この逆流防止突出片7e
に、その下端位置から所要高さ上方に位置して水
抜孔7fを設けた点が異なる。所要高さとは、後
に作用説明箇所で示すように、水抜孔7fよりも
下方の領域10が堰としての機能を有するだけの
高さである。水切板7の取付方法は従来例と同様
であるのでその説明を省略する。なお、8は防水
シートである。
このように構成した結果、屋根瓦4および水切
板7の下部7dを勢いよく逆流してきた雨水は、
水切板7の逆流防止突出片7eに当たつてその逆
流を妨げられる。この場合、逆流防止突出片7e
には、その棟側に溜まつた雨水を排水するための
水抜孔7fを形成しているが、その水抜孔7fの
逆流防止突出片7eの下端位置からの高さを、水
抜孔7fよりも下方の領域10が堰として機能す
る所要高さとしてあるので、逆流水が水抜孔7f
を容易に越え得なくなり、仮に越えたとしてもそ
の勢いが減殺されるため、逆流水が通気孔2bへ
侵入するのを確実に防止できる。また、この実施
例では、屋外からの風圧による集中応力が強く作
用する逆流防止突出片7eの下端位置を避けて水
抜孔7fを形成したため、逆流防止突出片7eの
強度を強くすることもできる。なお、吹上風によ
り通気孔2bから侵入した雨水は、鰐部7aで受
け止められ、水切板7の側部7bと棟カバー2の
壁相当部分2cの間を下降して水切板7の下部7
cに放出される。
第5図はこの考案の第2の実施例を示す。この
実施例は、水切板7の逆流防止突出片7eに孔7
gを設けてチユーブ9を挿通し、チユーブ9内の
孔を水抜孔7f″としたものである。この場合、チ
ユーブ9の肉厚と孔7gの下端から逆流防止突出
片7eの下端までの高さを加えた高さの領域が堰
としての機能をする所要高さとなる。このように
構成した場合、チユーブ9で形成された水抜孔7
f″の通水抵抗のため、水抜孔7f″を通過する逆流
水の勢いをさらに小さくでき、家の内部への雨水
侵入をより一層確実に防止できる。
この考案の第3の実施例を第6図を用いて説明
する。この実施例は、第1の実施例に類似する水
切板7′を従来の水切板3の下部3cと屋根瓦4
とで挟持するようにして取付けたものである。こ
の水切板7′は第1の実施例の水切板7に比べ鰐
部7aが無く側部7bが傾斜して傾斜側部7b′と
している点が異なるだけで、その他の部分は第1
の実施例と同様であるので、相当部分に相当符号
を付してその説明を省略する。このように構成し
た結果、第1の実施例と同様な効果を得ることが
でき、その上、仮に棟カバー2の通気孔2bより
侵入した雨水が、水切板3の鰐部3aの上面に回
り込んでその側部3bを下降したとしても、水切
板7′の傾斜側部7b′により受けとめられて水切
板7′の下部7c′に放出され、より確実に逆流水
の家の内部への侵入を防止できる。
以上のように、この考案の棟換気装置は、逆流
してくる雨水の勢いを弱めて家の内部へ雨水が侵
入するのを防止できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の説明図、第2図はこの考案の
第1の実施例の要部断面図、第3図および第4図
はそれぞれその実施例における棟カバーおよび水
切板の要部斜視図、第5図はこの考案の第2の実
施例の要部断面図、第6図はこの考案の第3の実
施例の要部断面図である。 2……棟カバー、2b……通気孔、7,7′…
…水切板、7a……鰐部、7b……側部、7c,
7d,7c′,7d′……下部、7e,7e′……逆流
防止突出片、7f,7f′,7f″……水抜孔、7
b′……傾斜側部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 換気を行うための通気孔を有する棟カバーと、
    前記棟カバーに装着し前記棟カバーの通気孔より
    侵入した雨水を受け止めて屋根瓦上に流出させる
    水切板とを備えた棟換気装置において、前記水切
    板に前記屋根瓦の下方からの逆流水を堰止めるた
    めの逆流防止突出片を設け、この逆流防止突出片
    にその下端位置から所要高さ上方に位置して水抜
    孔を設けたことを特徴とする棟換気装置。
JP1978032834U 1978-03-15 1978-03-15 Expired JPS6233852Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978032834U JPS6233852Y2 (ja) 1978-03-15 1978-03-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978032834U JPS6233852Y2 (ja) 1978-03-15 1978-03-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54136813U JPS54136813U (ja) 1979-09-22
JPS6233852Y2 true JPS6233852Y2 (ja) 1987-08-29

Family

ID=28887101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978032834U Expired JPS6233852Y2 (ja) 1978-03-15 1978-03-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6233852Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016011507A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 株式会社Lixil 太陽光利用屋根

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593051Y2 (ja) * 1977-05-31 1984-01-27 村田産業株式会社 屋根の通気用部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016011507A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 株式会社Lixil 太陽光利用屋根

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54136813U (ja) 1979-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6233852Y2 (ja)
JP2518830Y2 (ja) 換気片流れ棟部材
JPH0217073Y2 (ja)
JPH085235Y2 (ja) 軒先構造
JPH0352332Y2 (ja)
JP2561733Y2 (ja) 小屋裏換気破風
JPH0111856Y2 (ja)
JPH0541138Y2 (ja)
JPH0118744Y2 (ja)
JPH11270082A (ja) 片流れ形の波形金属板葺屋根の換気構造
JP3026517B2 (ja) 折板屋根
JPS631690Y2 (ja)
JP2551813Y2 (ja) 換気雨押さえ
JPH0113705Y2 (ja)
JPS6135627Y2 (ja)
JPS606105Y2 (ja) 軒樋装置
JPS6012014Y2 (ja) 軒先装置
JPH0736986Y2 (ja) 屋根の谷部の構造
JPS6318660Y2 (ja)
JPS6032262Y2 (ja) 壁・屋根接合部の水切構造
JPS6037953Y2 (ja) 折版屋根の排水具
JPS6311221Y2 (ja)
JP2781082B2 (ja) 採光窓
JP2785979B2 (ja)
JPS6029548Y2 (ja) 雨樋集水器の覆い部材