JP3026517B2 - 折板屋根 - Google Patents

折板屋根

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JP3026517B2
JP3026517B2 JP3182886A JP18288691A JP3026517B2 JP 3026517 B2 JP3026517 B2 JP 3026517B2 JP 3182886 A JP3182886 A JP 3182886A JP 18288691 A JP18288691 A JP 18288691A JP 3026517 B2 JP3026517 B2 JP 3026517B2
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JP
Japan
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folded plate
ventilation
plate
roof
folded
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敏夫 大野
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パラペットタイプの
折板屋根に関し、特に小屋裏の換気性能を確保する構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パラペットタイプの折板屋根の小
屋裏の換気は、軒先の換気面戸のみに頼っている。図4
は従来の折板屋根の構造を示し、梁1,1間にわたって
屋根板となる折板2が架設されている。この折板2はボ
ルトレスタイプで、その軒先側端部には、虫などの小動
物の侵入を阻止する網目の換気面戸3が張設されてい
る。折板2の棟側端部には、止水面戸4がコーキングに
より止水状態に取り付けられている。また、パラペット
5の上端面、およびパラペット5の裏面上端から折板2
の棟部にかけて、それぞれ薄いカラー鉄板からなる水切
り6,7が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の構造では、小屋
裏換気は軒先側の換気面戸3のみに頼っており、屋根勾
配の下方となる一方向のみの換気となるため、十分な換
気性能が得られない。そのため、結露などが生じ易い。
また、初期の降雪時には、図5に示すように雪Sがシャ
ーベット状に固まり、この雪Sで折板2上の雨水Wがせ
き止められることがある。そのため、溜まった雨水Wが
止水面戸4のコーキングの切れ目等からオーバーフロー
する現象も見られる。止水面戸4と折板2との間は、確
実な止水が行い難くてコーキングに切れが発生し易く、
このため前記のオーバーフローが生じ易い。
【0004】この発明の目的は、小屋裏の換気性能の向
上が図れ、かつ降雪初期における雨水のオーバーフロー
も防止できる折板屋根を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の折板屋根は、
屋根板となる折板の棟側端部に、この折板の一部からな
る立上げ部をパラペットに沿って設け、この立上げ部の
上方を覆う笠木を設けたものである。
【0006】
【作用】この構成によると、折板の棟側端部をパラペッ
トに沿って立ち上げ、その上方を笠木で覆ったので、雨
水の浸入の問題を生じることなく、折板の立上げ部の上
端に換気口を設けることができる。そのため、棟部と軒
先の両方に換気口を設けることができて、小屋裏換気の
性能が向上する。また、折板の一部からなる立上げ部が
棟側端部にあるため、初期降雪時等に折板上に雪が固ま
って、雨水をせき止めても、その溜まった雨水が棟側に
オーバーフローすることがない。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。図1および図2において、図4に示す従
来例と同一個所にはそれぞれ同一の符号を付して、それ
らの説明を省略する。
【0008】屋根板となる折板2の棟側端部に、この折
板2をラジアル加工によりほぼ垂直に折り曲げた立上げ
部2Aを一体に設ける。この立上げ部2Aをパラペット
5に沿わせるとともに、この立上げ部2Aの上端近く
に、図2に示すように換気面戸8を設ける。換気面戸8
は、虫等の小動物の侵入を阻止する網目のものである。
また、立上げ部2Aの上端を覆う水切り用の笠木9を、
パラペット5の裏面上端に固定して設ける。笠木9は、
カラー鉄板や、その他の材質で形成される。折板2は、
梁1等に対してボルトレスタイプの固定構造とする。
【0009】上記構成の折板屋根によれば、折板2の軒
先側の換気面戸3が給気口となり、立上げ部2Aの上端
の換気面戸8が排気口となって、矢印Aで示すような空
気流れが生じる。このように軒先と棟部との両方が開放
されるため、小屋裏換気が良好に行われる。立上げ部2
Aの上端の換気面戸8は水切り用の笠木9で覆われてい
るため、雨水が換気面戸8から小屋裏に浸入することが
ない。また、図3に示すように、初期の降雪時に雪Sが
シャーベット状に固まり、その棟側で折板2上に雨水W
が溜まったとしても、折板2と一体の立上げ部2Aが立
ち上がっており、また溜まり部分に継ぎ目等が存在しな
いため、溜まった雨水Wがパラペット5側にオーバーフ
ローする心配が全くない。さらに、折板2の棟側端部に
従来のように止水面戸やコーキングを施す必要がないた
め、施工が簡単になる。
【0010】
【発明の効果】この発明の折板屋根は、折板の棟側端部
に、この折板の一部からなる立上げ部をパラペットに沿
って設け、立上げ部の上端を笠木で覆ったので、立上げ
部の上端における棟換気と、軒先換気との両方が行え、
小屋裏換気性能が向上する。そのため、結露の発生も良
好に防止できる。また、棟部に折板と一体の立上げ部が
あるため、折板上に雪が固まって、雨水の溜まりが生じ
ても、溜まった雨水がパラペット側にオーバーフローす
ることが確実に防止されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す要部の拡大縦断面図
である。
【図2】図1のX−X線に沿った断面図である。
【図3】屋根上に雨水が溜まった状態の概略説明図であ
る。
【図4】従来の折板屋根の構造を示す一部切除の縦断面
図である。
【図5】従来例の屋根上に雨水が溜まった状態の概略説
明図である。
【符号の説明】
2…折板、2A…立上げ部、5…パラペット、8…換気
面戸、9…笠木

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根板となる折板の棟側端部に、この折
    板の一部からなる立上げ部をパラペットに沿って設け、
    この立上げ部の上方を覆う笠木を設けた折板屋根。
JP3182886A 1991-06-26 1991-06-26 折板屋根 Expired - Fee Related JP3026517B2 (ja)

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