JP2549022Y2 - 採光窓 - Google Patents
採光窓Info
- Publication number
- JP2549022Y2 JP2549022Y2 JP1991048009U JP4800991U JP2549022Y2 JP 2549022 Y2 JP2549022 Y2 JP 2549022Y2 JP 1991048009 U JP1991048009 U JP 1991048009U JP 4800991 U JP4800991 U JP 4800991U JP 2549022 Y2 JP2549022 Y2 JP 2549022Y2
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- JP
- Japan
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- window
- drainage
- roof
- plate
- drain
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物の屋根に設けられ
る採光窓に関するものである。
る採光窓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の屋根に設けられる採光窓と
しては屋根に設けられる開口部に窓枠を取付け、この窓
枠に窓板を取付けることで構成されており、防水構造と
しては窓枠の周縁にわたってコーキング材を設けること
で防水性を確保するようにしている。
しては屋根に設けられる開口部に窓枠を取付け、この窓
枠に窓板を取付けることで構成されており、防水構造と
しては窓枠の周縁にわたってコーキング材を設けること
で防水性を確保するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、採光窓の防水はコーキング材を窓枠
の周縁にわたって設けることで行われているだけである
ため、大量の降雨時には雨水の排水が促進されずに屋根
板の下側に雨水が回り込んだり、溜まったりするという
問題があった。
従来例にあっては、採光窓の防水はコーキング材を窓枠
の周縁にわたって設けることで行われているだけである
ため、大量の降雨時には雨水の排水が促進されずに屋根
板の下側に雨水が回り込んだり、溜まったりするという
問題があった。
【0004】本考案は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、雨水の排水を促進して雨樋が溜まったりする
ようなことがなく、防水性の高い採光窓を提供しようと
するものである。
のであり、雨水の排水を促進して雨樋が溜まったりする
ようなことがなく、防水性の高い採光窓を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、屋根に設けられた開口部に窓板1が保
持された窓枠2を配設し、窓枠2の軒側端部と屋根板3
との間に排水部材5を架設すると共に排水部材5の軒側
端部を屋根板3の上側に配置して連結し、窓枠2の外側
面に設けられた排水溝15を排水部材5に連通させ、排
水部材5の上方に排水部材5を覆うカバー23を設けた
ものである。
達成するために、屋根に設けられた開口部に窓板1が保
持された窓枠2を配設し、窓枠2の軒側端部と屋根板3
との間に排水部材5を架設すると共に排水部材5の軒側
端部を屋根板3の上側に配置して連結し、窓枠2の外側
面に設けられた排水溝15を排水部材5に連通させ、排
水部材5の上方に排水部材5を覆うカバー23を設けた
ものである。
【0006】
【作用】しかして、排水溝15に受けられる雨水は排水
溝15から排水部材5に流れた後に採光窓の軒側に位置
する屋根板3上に排水されることとなり、雨水は溜まっ
たり、屋根板3の下側に回り込んだりすることなくまと
めて排水されることとなる。また排水部材5の上方に排
水部材5を覆うカバー23を設けることによって、屋根
板3上に雨水を排水除去するための排水部材5が露出し
ないようにすることができ、しかも雨水が排水部材5に
直接入らないようにすることができる。
溝15から排水部材5に流れた後に採光窓の軒側に位置
する屋根板3上に排水されることとなり、雨水は溜まっ
たり、屋根板3の下側に回り込んだりすることなくまと
めて排水されることとなる。また排水部材5の上方に排
水部材5を覆うカバー23を設けることによって、屋根
板3上に雨水を排水除去するための排水部材5が露出し
ないようにすることができ、しかも雨水が排水部材5に
直接入らないようにすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示された実施例に基づいて
詳述する。採光窓は屋根の開口部に取着される窓枠2
と、窓枠2に保持される窓板1と、窓枠2の軒側先部に
取着される排水部材5とによって主体が構成されてい
る。窓枠2は開口部を構成する天窓用額縁6に取付けら
れる内枠2aと、内枠2aの上方に配置されると共に屋
根下地7に取付けられる外枠2bとによって構成されて
おり、内枠2aは内側面より打入された固着具8を天窓
用額縁6に打入することで取付けられ、外枠2bは外面
より側方に突設された連結片9を屋根下地7に固着具8
にて固定することで取付けられている。外枠2bの少な
くとも妻側両端部の外面からは図3、図5に示されるよ
うに側方に向けて浮き上がり防止片4が突設されてお
り、この浮き上がり防止片4によって端縁が外枠2bに
近接して葺設されている屋根板3の浮き上がりを防止す
るようになっている。ここで、図中イが棟側を示し、ロ
が軒側を示している。この浮き上がり防止片4は外枠2
bの上端より側方に突設された突出片の先端より下方に
向けて垂下片10を突設して形成されており、垂下片1
0の先端が屋根板3に当たることで屋根板3の浮き上が
りを防止するようになっている。外枠2bの内面には内
側方に向けて窓板支持片11が突設されており、この窓
板支持片11に端部を載置するようにして窓板1が上下
二段に保持されている。12は防水性を確保するために
設けられたコーキング材であり、30は天井板である。
屋根下地7に連結されることとなる連結片9は外枠2b
の下部外面より突設された突片13より立ち上げられた
立ち上げ片14の先端より側方に突設されて形成されて
おり、外枠2bの外側方には突片13と立ち上げ片14
とによって第1の排水溝15が形成されている。この第
1の排水溝15は屋根板3の端縁よりも下方に位置して
おり、屋根板3の端縁より下方に吹き込む雨水を受ける
ようになっている。窓板1の軒側端部には図2に示され
るような排水部材5が設けられており、窓板1の軒側端
部は排水部材5によって屋根板3の上部に連結固定され
ている。排水部材5は底板16の両側より側板17を立
ち上げると共に側板17の上端より水切り片18を突設
して構成されており、底板16の一端には連結片19が
設けられていると共に他端は開口した状態となってお
り、図1に示されるように連結片19をパッキン付きビ
スのような固着具20にて屋根板3の端部に連結固定
し、他端の開口に外枠2bを挿合した状態で外枠2bと
連結固定して取付けられている。21は排水部材5の下
方に取付けられた受け部材であり、一端は外枠2bの下
面に連結固定され、他端は固着具8にて屋根下地7に連
結固定されている。22は防水性を確保するためのコー
キング材である。排水部材5の上方を覆うように外枠2
bの軒側端部にはカバー23が取付けられており、この
カバー23によって降雨時に排水部材5内に雨水が大量
に溜まるのを防止するようにしている。図4に示される
ように内枠2aと連結される外枠2bの内側板24は上
部をやや上方に突出させて立ち上げ片25を形成してあ
り、この立ち上げ片25によって内枠2aと外枠2bと
の間に第2の排水溝26が形成されている。排水部材5
が設けられている外枠2bの軒側端部には上記第2の排
水溝26と連通するように排水孔27が設けられてお
り、この排水孔27によって第2の排水溝26に受けら
れた水は排水部材5に向けて流れるようになっている。
詳述する。採光窓は屋根の開口部に取着される窓枠2
と、窓枠2に保持される窓板1と、窓枠2の軒側先部に
取着される排水部材5とによって主体が構成されてい
る。窓枠2は開口部を構成する天窓用額縁6に取付けら
れる内枠2aと、内枠2aの上方に配置されると共に屋
根下地7に取付けられる外枠2bとによって構成されて
おり、内枠2aは内側面より打入された固着具8を天窓
用額縁6に打入することで取付けられ、外枠2bは外面
より側方に突設された連結片9を屋根下地7に固着具8
にて固定することで取付けられている。外枠2bの少な
くとも妻側両端部の外面からは図3、図5に示されるよ
うに側方に向けて浮き上がり防止片4が突設されてお
り、この浮き上がり防止片4によって端縁が外枠2bに
近接して葺設されている屋根板3の浮き上がりを防止す
るようになっている。ここで、図中イが棟側を示し、ロ
が軒側を示している。この浮き上がり防止片4は外枠2
bの上端より側方に突設された突出片の先端より下方に
向けて垂下片10を突設して形成されており、垂下片1
0の先端が屋根板3に当たることで屋根板3の浮き上が
りを防止するようになっている。外枠2bの内面には内
側方に向けて窓板支持片11が突設されており、この窓
板支持片11に端部を載置するようにして窓板1が上下
二段に保持されている。12は防水性を確保するために
設けられたコーキング材であり、30は天井板である。
屋根下地7に連結されることとなる連結片9は外枠2b
の下部外面より突設された突片13より立ち上げられた
立ち上げ片14の先端より側方に突設されて形成されて
おり、外枠2bの外側方には突片13と立ち上げ片14
とによって第1の排水溝15が形成されている。この第
1の排水溝15は屋根板3の端縁よりも下方に位置して
おり、屋根板3の端縁より下方に吹き込む雨水を受ける
ようになっている。窓板1の軒側端部には図2に示され
るような排水部材5が設けられており、窓板1の軒側端
部は排水部材5によって屋根板3の上部に連結固定され
ている。排水部材5は底板16の両側より側板17を立
ち上げると共に側板17の上端より水切り片18を突設
して構成されており、底板16の一端には連結片19が
設けられていると共に他端は開口した状態となってお
り、図1に示されるように連結片19をパッキン付きビ
スのような固着具20にて屋根板3の端部に連結固定
し、他端の開口に外枠2bを挿合した状態で外枠2bと
連結固定して取付けられている。21は排水部材5の下
方に取付けられた受け部材であり、一端は外枠2bの下
面に連結固定され、他端は固着具8にて屋根下地7に連
結固定されている。22は防水性を確保するためのコー
キング材である。排水部材5の上方を覆うように外枠2
bの軒側端部にはカバー23が取付けられており、この
カバー23によって降雨時に排水部材5内に雨水が大量
に溜まるのを防止するようにしている。図4に示される
ように内枠2aと連結される外枠2bの内側板24は上
部をやや上方に突出させて立ち上げ片25を形成してあ
り、この立ち上げ片25によって内枠2aと外枠2bと
の間に第2の排水溝26が形成されている。排水部材5
が設けられている外枠2bの軒側端部には上記第2の排
水溝26と連通するように排水孔27が設けられてお
り、この排水孔27によって第2の排水溝26に受けら
れた水は排水部材5に向けて流れるようになっている。
【0008】そして、第1の排水溝15に受けられる雨
水は第1の排水溝15から排水部材5に流れ込んだ後に
採光窓の軒側端部より屋根板3上に排水されるものであ
り、また、第2の排水溝26内に溜まる雨水や結露水等
は排水孔27から排水部材5に向けて流れた後に排水さ
れるようになっており、降雨時に窓枠2の近傍に集まる
雨水は排水溝15から排水部材5に流れた後にまとめて
排水されることとなり、また、採光窓内の結露水や雨水
も第2の排水溝26から確実に排水されることとなり、
採光窓が浸入水によって悪影響を受けたりすることがな
いようになっている。
水は第1の排水溝15から排水部材5に流れ込んだ後に
採光窓の軒側端部より屋根板3上に排水されるものであ
り、また、第2の排水溝26内に溜まる雨水や結露水等
は排水孔27から排水部材5に向けて流れた後に排水さ
れるようになっており、降雨時に窓枠2の近傍に集まる
雨水は排水溝15から排水部材5に流れた後にまとめて
排水されることとなり、また、採光窓内の結露水や雨水
も第2の排水溝26から確実に排水されることとなり、
採光窓が浸入水によって悪影響を受けたりすることがな
いようになっている。
【0009】
【考案の効果】本考案は上述のように、屋根に設けられ
た開口部に窓板が保持された窓枠を配設し、窓枠の軒側
端部と屋根板との間に排水部材を架設すると共に排水部
材の軒側端部を屋根板の上側に配置して連結し、窓枠の
外側面に設けられた排水溝を排水部材に連通させてある
ので、窓枠の側方で屋根板の下側に浸入した雨水は排水
溝に受けられ、排水溝から排水部材に流れ込んだ後に窓
枠の軒側端部より屋根板上に支障なくスムーズに排水さ
れるものであり、雨水の排水を促進して雨水が溜まった
り、屋根板の下側に回り込んだりすることなくまとめて
排水することができ、防水性を向上させることができる
ものである。また排水部材の上方に排水部材を覆うカバ
ーを設けたので、屋根板上に雨水を排水除去するための
排水部材が露出しないようにすることができ、外観良く
仕上げることができるものであり、しかも雨水が直接排
水部材に入らないようにすることができ、降雨時に排水
部材内に雨水が大量に溜まるのを防止することができる
ものである。
た開口部に窓板が保持された窓枠を配設し、窓枠の軒側
端部と屋根板との間に排水部材を架設すると共に排水部
材の軒側端部を屋根板の上側に配置して連結し、窓枠の
外側面に設けられた排水溝を排水部材に連通させてある
ので、窓枠の側方で屋根板の下側に浸入した雨水は排水
溝に受けられ、排水溝から排水部材に流れ込んだ後に窓
枠の軒側端部より屋根板上に支障なくスムーズに排水さ
れるものであり、雨水の排水を促進して雨水が溜まった
り、屋根板の下側に回り込んだりすることなくまとめて
排水することができ、防水性を向上させることができる
ものである。また排水部材の上方に排水部材を覆うカバ
ーを設けたので、屋根板上に雨水を排水除去するための
排水部材が露出しないようにすることができ、外観良く
仕上げることができるものであり、しかも雨水が直接排
水部材に入らないようにすることができ、降雨時に排水
部材内に雨水が大量に溜まるのを防止することができる
ものである。
【図1】本考案の要部を示す部分拡大断面図である。
【図2】排水部材の斜視図である。
【図3】配置状態を示す一部省略した平面図である。
【図4】排水部材の配置状態を示す部分拡大断面図であ
って、図3におけるA−A線断面図である。
って、図3におけるA−A線断面図である。
【図5】図3におけるB−B線断面図である。
1 窓板 2 窓枠 3 屋根板 5 排水部材 15 排水溝23 カバー
Claims (1)
- 【請求項1】 屋根に設けられた開口部に窓板が保持さ
れた窓枠を配設し、窓枠の軒側端部と屋根板との間に排
水部材を架設すると共に排水部材の軒側端部を屋根板の
上側に配置して連結し、窓枠の外側面に設けられた排水
溝を排水部材に連通させ、排水部材の上方に排水部材を
覆うカバーを設けて成る採光窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991048009U JP2549022Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 採光窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991048009U JP2549022Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 採光窓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053440U JPH053440U (ja) | 1993-01-19 |
JP2549022Y2 true JP2549022Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=12791302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991048009U Expired - Fee Related JP2549022Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 採光窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549022Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH053615Y2 (ja) * | 1988-04-25 | 1993-01-28 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP1991048009U patent/JP2549022Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH053440U (ja) | 1993-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970513 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |