JP3167272B2 - 屋根の接続構造 - Google Patents
屋根の接続構造Info
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Description
部を屋根受けフレームを介して接続してなる屋根の接続
構造に関し、特に、その雨仕舞いに関するものである。
けフレームに接続する屋根の接続構造が知られている
(たとえば、実開昭60−130927号公報参照)。
これを図3に示す。
けフレーム80が固定されている。この屋根受けフレー
ム80は、下地材100に固定した第1フレーム部材8
1と、この第1フレーム部材81に締結具83で固定さ
れた第2フレーム部材82からなる。第2フレーム部材
82には、上方から斜下方の外方へ突出する突出片部8
4が形成されている。第1(左側)の屋根板7の一端部
70は、屋根受けフレーム80に沿って斜上方へ立ち上
がる立上り部71を延長し、両フレーム部材81,82
間に形成した凹所85に沿わせて折り返して袋状部72
が形成され、さらに袋状部72を延長すると共に上方へ
折り返して係合部73が形成されている。
屋根受けフレーム80に沿って斜上方へ立ち上がる立上
り部91を水平に延長し、屋根受けフレーム80の上方
を覆い、さらに斜下方へ立ち下げると共に、この立下り
部92を折り返して上記第1の屋根板7の係合部73の
下部に係合する係合部93を有している。この係合部9
3はさらに延長され、第1の屋根板7の袋状部72に当
接して両屋根板7,9間の隙間を閉塞する閉塞部94が
形成されている。
術では、両屋根板7,9が金属板のロール成型によって
製作されるものであって、例えば金属板の板厚のばらつ
きや成型ロール自体の長手方向での径のばらつきなどに
原因して、両屋根板7,9間の隙間を閉塞する閉塞部9
4および両係合部73,93が長手方向に沿って波打ち
し、隙間を生じていることは避けられない。その上、暴
風雨などによって図3の矢印A方向から強い風圧が作用
した場合、第1の屋根板7の立上り部71がその風圧に
押されて変形して、上記閉塞部94の隙間が大きくなる
ことがある。そのために、上記矢印A方向から強い風圧
が作用した場合、上記閉塞部94に発生する隙間を通し
ての風の吹込みと毛細管現象とにより雨水が袋状部72
に浸入する。この袋状部72に至った風圧は多少弱くな
っているものの、屋内と比べると依然として気圧は高い
ので、この袋状部72に浸入した雨水は上記両係合部7
3,93間の微小な隙間を通しての風の吹込みと毛細管
現象とによって第2の屋根板9の立下り部92の内面に
まで浸入して第1の屋根板7の係合部73の先端部に水
滴が溜まった状態となる。
の先端部に溜まった水滴は上記両係合部73,93間の
微小な隙間を通して入り込んでくる風によって図3の点
線矢印で示すように、第2の屋根板9の水平覆い部95
の下方空間にまで吹き飛ばされた後、第2フレーム部材
82の上面に沿って流れ、屋根受けフレーム80の長手
方向の両端縁および第1フレーム部材81と第2フレー
ム部材82とを固定する締結具83の挿通孔86を伝っ
て、屋内に落下することになる。このような図3に示す
先行技術の屋根の接続構造においては、暴風雨時などに
おいて、雨水が風圧および毛細管現象によって屋内にま
で浸入しやすく、雨漏れ防止機能を確実に達成すること
ができない欠点があった。
で、暴風雨時などにおける雨水の浸入を極力防止でき、
しかも、たとえ一部の雨水が浸入したとしても、その浸
入した雨水を集合排水させて屋内への浸入を確実に防止
することができる屋根の接続構造を提供することを目的
としている。
め、請求項1に記載の発明は、屋根の下地材(100)
に屋根受けフレーム(3)が固定されており、この屋根
受けフレーム(3)は既設の瓦棒を跨ぎ得るよう断面山
形状に形成された第1フレーム部材(31)と、この第
1フレーム部材の頂部に固定され、上端両側に下方へ突
出する第1および第2の突出片部(36),(37)を
有する第2フレーム部材(32)から構成されており、
端部において互いに重なり合う第1および第2の屋根板
(1),(2)の一端部(10)および他端部(20)
のうち、第1の屋根板(1)の一端部(10)が、第
1,2フレーム部材(31),(32)の一側に沿って
上方へ立ち上げて第1の突出片部(36)の下端に係合
する第1の係合部(12)を有すると共に、この第1の
係合部から更に第2フレーム部材(32)の上端部まで
延長させて第1の突出片部(36)の上端部から第2の
突出片部(37)の上端部までの全幅にわたって幅広く
陥没した断面溝形状の樋部(14)を形成しており、そ
の樋部は第1の突出片部(36)の上端部と第2の突出
片部(37)の上端部との間に嵌合支持してあり、第2
の屋根板(2)の他端部(20)が第1,2フレーム部
材(31),(32)の他側に沿って上方へ立ち上げて
第2の突出片部(37)の下端に係合する第2の係合部
(22)を形成し、かつこの第2の係合部から更に上方
に立ち上げたうえで上記樋部(14)を上方から覆う覆
い部(23)を設けていると共に、この覆い部から下方
に延長された立下り部(24)に第1の係合部(12)
の外側に接して係合する閉塞部(25)を形成したもの
である。このような構成の請求項1に記載の発明によれ
ば、第1の屋根板の一端部が第2フレーム部材の上端部
まで延長され、その延長端部に樋部が形成されているの
で、暴風雨時などにおいて第2の屋根板の他端部の立下
り部と第1の屋根板の立上り部とが接する閉塞部から雨
水が浸入したとしても、その閉塞部から樋部までの雨水
の浸入経路が長く、かつ樋部までの立上り高さが高いこ
とにより、雨水が樋部まで浸入しにくい上に、一部の雨
水が浸入したとしても、その浸入した雨水は樋部で集め
られて所定の方向へ排水されることになり、屋内にまで
浸入することが確実に防止される。
2に記載の発明のように、瓦棒(204)を備えた既設
の屋根の下地材(201)に瓦棒(204)を跨いで固
定することができる。これによれば、上記請求項1に記
載の発明と同様な作用効果を発揮するうえ、屋根の改築
に際して、既設の屋根を撤去し、そこに新たに屋根を施
工するといった大掛かりな改造工事を要することなく、
雨水が屋内にまで浸入することのない雨漏れ防止機能に
優れた屋根を迅速かつ経済的に施工することが可能であ
る。
にしたがって説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示し、木毛板または母屋からなる下地材100には、ボ
ルト101によって屋根受けフレーム3が固定されてい
る。この屋根受けフレーム3は、下地材100に固定さ
れた断面山形状の第1フレーム部材31と、この第1フ
レーム部材31の上端部33にリベットなどの締結具3
4で固定された第2フレーム部材32とからなり、第2
フレーム部材32には、第1フレーム部材31の上端部
33に圧接する水平部35から外方の上方へ延びたのち
下方へ折り返されて下方に突出する第1および第2の突
出片部36,37が形成されている。これら突出片部3
6,37には、それぞれ内方へ湾曲した湾曲凹部38,
39が形成されている。屋根受けフレーム3が第1フレ
ーム部材31と第2フレーム部材32から構成されるこ
とにより、断面山形状で、かつこの頂部両側に下方に突
出する第1および第2の突出片部36,37、及び第1
および第2の突出片部36,37の上端部どうし間に凹
部を有する複雑な断面形状の屋根受けフレーム3の曲げ
加工の簡素化を図れて容易に製作できる。
て互いに重なり合う第1および第2の屋根板1,2の一
端部10および他端部20が、後述するように、係合状
態で支持されている。両屋根板1,2は、たとえばカラ
ー鋼板からなり、下地材100に沿って断面が水平な屋
根板本体1a,2aを有しており、長手方向(紙面に垂
直な方向)に若干傾斜している。また、両屋根板1,2
の内表面には、たとえば独立発泡のウレタンなどのよう
に防水性を有する断熱材4A,4Bが設けられている。
なお、屋根受けフレーム3は屋根板1,2よりも肉厚な
材料で構成されている。
受けフレーム3の一側に沿って延びており、屋根板本体
1aから上方へ立ち上がる立上り部11を外方へ折り返
して、上記第2フレーム部材32の突出片部36の下端
に断熱材4Aを介して係合する第1の係合部12を有し
ている。この第1の屋根板1の一端部10は、上記第1
の係合部12を折曲して斜上方へ立ち上がる傾斜部16
を形成すると共に、この傾斜部16の途中に上記第2フ
レーム部材32の湾曲凹部38に沿って曲成された湾曲
部13を有する。さらに、この第1の屋根板1の一端部
10は、水平方向に曲げられて第2フレーム部材32の
上端部まで延長させて第1の突出片部36の上端部から
第2の突出片部37の上端部までの全幅にわたって幅広
く陥没した断面溝形状の樋部14を形成している。つま
り、樋部14は、底板部14aおよび両立上り部14
b,14bで構成されており、さらに樋部14からは折
曲されて補強された補強端部15が延びている。樋部1
4は第1の突出片部36の上端部と第2の突出片部37
の上端部との間に嵌合させて支持させる。
板本体2aから上方へ若干立ち上がると共に屋根受けフ
レーム3の他側に向かって斜上方へ折曲されて補強部2
1を形成している。この他端部20は、上記補強部21
から屋根受けフレーム3の他側に沿って延びており、上
記第2フレーム部材32の第2の突出片部37の下端に
断熱材4Bを介して係合する第2の係合部22を有して
いる。この第2の係合部22および上記第1の係合部1
2が、上記第2および第1の突出片部37,36に係合
していることにより、屋根板1,2が屋根フレーム3に
係合状態で支持される。
は、上記第2の係合部22が折曲されて上方へ立ち上が
り、さらに水平方向に折曲されて、上記樋部14を上方
から覆う覆い部23を形成している。なお、第2の屋根
板2の他端部20には、この覆い部23まで断熱材4B
が設けられており、防水性を有する断熱材4Bが両屋根
板1,2の端部10,20間に挟まれ、この間をシール
している。
へ延長された立下り部24が延出されている。この立下
り部24は、上記第1の屋根板1の一端部10の湾曲部
13との間に空間Sを形成すると共に、屋根板1の一端
部10の外表面18に接し、第1の係合部12に接する
閉塞部25を形成している。この閉塞部25からは、さ
らに斜下方に折曲されると共に先端が折り返された水止
め部26が延出されている。なお、両屋根板1,2は同
一形状で、それぞれ、図示しない隣の屋根板と共に屋根
受けフレームに係合状態で支持されている。
る閉塞部25によって、暴風雨時に雨水が多量に浸入す
るのが防止される。しかし、第1の屋根板1の外表面1
8と第2の屋根板2の立下り部24との間の狭い間隙に
は、毛細管現象により雨水がしみ上がる。これに対し
て、この第1の実施例では、湾曲部13と立下り部24
との間に空間Sを形成しているので、この空間Sによっ
て上記毛細管現象により雨水が上方へしみ上がるのを抑
制できる。
よりも上方まで雨水がしみ上がってきても、両屋根板
1,2間に介挿された防水性を有する断熱材4Bによっ
て両屋根板1,2間がシールされているので、雨水がし
み込むのを防止できる。さらに、雨水がしみ込んでも、
この雨水は第1の屋根板1の一端部10に形成した樋部
14に流れ込み、両屋根板1,2が長手方向(紙面に垂
直な方向)に傾斜しているので、この樋部14によって
排水できる。
部近傍に設けたので、雨水の浸入経路が長くなるから、
樋部14まで雨水が浸入しにくい上、たとえ樋部14ま
で雨水が浸入しても、この樋部14によって雨水を排水
できる。その際、樋部14は第2フレーム部材32の第
1の突出片部36の上端部から第2の突出片部37の上
端部までの全幅にわたって幅広く陥没した断面溝形状に
形成してあるので、たとえ、浸入雨水が一気に多量に流
れ込むようなことがあっても、こぼすことなく排水でき
る。
の両突出片部36,37に係合状態で支持されているの
で、屋根板1,2に孔を明ける必要がなく、施工性や耐
水性に優れている。また、厚肉な屋根受けフレーム3を
用いているので、接続部の強度が大きくなる。とくに、
屋根板1の一端部10の樋部14は第2フレーム部材3
2の第1及び第2の突出片部36,37の上端部どうし
間に嵌合支持させることにより、屋根板1の一端部10
の第1の係合部12と第2フレーム部材32の第1の突
出片部36との位置合わせ作業が容易に行え、それだけ
屋根板1を葺く施工が簡易迅速に行えるし、また第1の
係合部12と第2フレーム部材32の第1の突出片部3
6との係合状態を確実に保持することができる。第1及
び第2の突出片部36,37の上端部どうし間に嵌合支
持された樋部14は、多量の浸入雨水の荷重を受けても
下方へ撓み変形するのを防止できて排水機能を確保でき
る。
けフレーム3を新たな下地材100に固定するものにつ
いて説明したが、図1の仮想線で示したように、たとえ
ば下地材201に2枚の隣り合う屋根板202,203
を瓦棒204およびキャップ205と共にねじ206で
止めてなる既設の屋根200の下地材201に固定して
もよい。この場合は、既設の屋根200が古くなって改
築が必要となった際、その既設の屋根200を撤去し、
そこに新たに屋根を施工するといった大掛かりな改造工
事を要することなく、既設の屋根200を覆うように、
そして、その下地材201を屋根受けフレーム3の固定
用下地として有効に活用する状態で新たな屋根を施工す
ることが可能であり、上述したように、雨水が屋内にま
で浸入することのない雨漏れ防止機能に優れた屋根を迅
速かつ経済的に施工することができる。
の第2の実施例では、屋根受けフレーム3における第1
フレーム部材31の上端部33近傍の一側を凹ませて、
第1の屋根板1の立上り部11を上記凹みに沿って水平
方向から再び立ち上げて立上り部11Aが形成されてい
る。また、第1の屋根板1の傾斜している傾斜部16と
第2の屋根板2の立下り部24との傾斜角度を異ならせ
て、両者16,24の間に空間Sが形成されている。第
1の屋根板1の第1の係合部12には、第2の屋根板2
に形成された第2の係合部22Aが係合して、両屋根板
1,2が屋根受けフレーム3に係合状態で支持されてい
ると共に、第2の係合部22Aが第1の係合部12の外
表面に接触して閉塞部25が形成されている。なお、そ
の他の構成は第1の実施例と同様であり、同一または相
当部分に同一の符号を付して、その説明を省略する。
の内側に断熱材4A,4Bを設けたが、これら断熱材4
A,4Bは必ずしも設ける必要はない。また、断熱材4
A,4Bを設ける場合には、断熱材4A,4Bが必ずし
も防水性を有している必要はない。ただし、グラスウー
ルなどの防水性のない断熱材とする場合は、断熱材に水
がしみ込むので、屋根板1,2の接続部分には断熱材を
設けないなどの配慮をする必要がある。
よれば、第1の屋根板の一端部が屋根受けフレームの頂
部近傍まで延長されて、その延長端部に樋部が形成され
ているので、暴風雨時などにおいて隣接する第2の屋根
板の他端部の立下り部と第1の屋根板の一端部の立上り
部とが接する閉塞部から雨水が浸入したとしても、その
閉塞部から樋部までの雨水の浸入経路が長く、かつ樋部
までの立上り高さも高いことにより、雨水が樋部まで浸
入しにくい上に、一部の雨水が浸入したとしても、その
浸入した雨水を樋部に集めて所定の方向へ排水すること
が可能で、雨水が屋内にまで浸入することを防止し、雨
漏れ防止機能を確実に達成することができる。また、第
1及び第2の屋根板を葺くに際し、第1及び第2の屋根
板の一端部及び他端部を屋根受けフレームの第1及び第
2の突出片部の下端にそれぞれ係合するだけの簡易かつ
迅速な施工で足りる。すなわち、第1の屋根板の一端部
はこれの第1の係合部を屋根受けフレームの第1の突出
片部の下端に係合し、第2の屋根板の他端部はこれの第
2の係合部を屋根受けフレームの第2の突出片部の下端
に係合すると共に、その閉塞部を第1の屋根板の第1の
係合部の外側に接して係合するだけで足り、施工の簡易
化、迅速化を図れる。 さらに、第1の屋根板の一端部の
樋部は第2フレーム部材の第1の突出片部の上端部から
第2の突出片部の上端部までの全幅にわたって幅広く陥
没した断面溝形状に形成してあるので、たとえ、浸入雨
水が一気に多量に流れ込むようなことがあっても、こぼ
すことなく排水できる。その樋部が第1の突出片部の上
端部と第2の突出片部の上端部との間に嵌合支持される
ことにより、屋根板の一端部の第1の係合部と第2フレ
ーム部材の第1の突出片部との位置合わせ作業が容易に
行え、また第1の係合部と第1の突出片部の下端との係
合状態が確実に保持されるという利点がある。第1の突
出片部の上端部と第2の突出片部の上端部との間に嵌合
支持された樋部は、多量の浸入雨水の荷重により下方へ
撓み変形するのを防止されて排水機能を確保できる。
記請求項1に記載の発明の効果に加えて、屋根の改築に
際して、既設の屋根を撤去し、そこに新たに屋根を施工
するといった大掛かりな改造工事を要することなく、雨
水が屋内にまで浸入することのない雨漏れ防止機能に優
れた屋根を迅速かつ経済的に施工することができる。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 屋根の下地材(100)に屋根受けフレ
ーム(3)が固定されており、この屋根受けフレーム
(3)は既設の瓦棒を跨ぎ得るよう断面山形状に形成さ
れた第1フレーム部材(31)と、この第1フレーム部
材の頂部に固定され、上端両側に下方へ突出する第1お
よび第2の突出片部(36),(37)を有する第2フ
レーム部材(32)から構成されており、 端部において互いに重なり合う第1および第2の屋根板
(1),(2)の一端部(10)および他端部(20)
のうち、第1の屋根板(1)の一端部(10)が、第
1,2フレーム部材(31),(32)の一側に沿って
上方へ立ち上げて第1の突出片部(36)の下端に係合
する第1の係合部(12)を有すると共に、この第1の
係合部から更に第2フレーム部材(32)の上端部まで
延長させて第1の突出片部(36)の上端部から第2の
突出片部(37)の上端部までの全幅にわたって幅広く
陥没した断面溝形状の樋部(14)を形成しており、そ
の樋部は第1の突出片部(36)の上端部と第2の突出
片部(37)の上端部との間に嵌合支持してあり、 第2の屋根板(2)の他端部(20)が第1,2フレー
ム部材(31),(32)の他側に沿って上方へ立ち上
げて第2の突出片部(37)の下端に係合する第2の係
合部(22)を形成し、かつこの第2の係合部から更に
上方に立ち上げたうえで上記樋部(14)を上方から覆
う覆い部(23)を設けていると共に、この覆い部から
下方に延長された立下り部(24)に第1の係合部(1
2)の外側に接して係合する閉塞部(25)を形成して
あることを特徴とする屋根の接続構造。 - 【請求項2】 屋根の下地材(100)に屋根受けフレ
ーム(3)が固定されており、この屋根受けフレーム
(3)は既設の瓦棒を跨ぎ得るよう断面山形状に形成さ
れた第1フレーム部材(31)と、この第1フレーム部
材の頂部に固定され、上端両側に下方へ突出する第1お
よび第2の突出片部(36),(37) を有する第2フ
レーム部材(32)から構成されており、 端部において互いに重なり合う第1および第2の屋根板
(1),(2)の一端部(10)および他端部(20)
のうち、第1の屋根板(1)の一端部(10)が、第
1,2フレーム部材(31),(32)の一側に沿って
上方へ立ち上げて第1の突出片部(36)の下端に係合
する第1の係合部(12)を有すると共に、この第1の
係合部から更に第2フレーム部材(32)の上端部まで
延長させて第1の突出片部(36)の上端部から第2の
突出片部(37)の上端部までの全幅にわたって幅広く
陥没した断面溝形状の樋部(14)を形成しており、そ
の樋部は第1の突出片部(36)の上端部と第2の突出
片部(37)の上端部との間に嵌合支持してあり、 第2の屋根板(2)の他端部(20)が第1,2フレー
ム部材(31),(32)の他側に沿って上方へ立ち上
げて第2の突出片部(37)の下端に係合する第2の係
合部(22)を形成し、かつこの第2の係合部から更に
上方に立ち上げたうえで上記樋部(14)を上方から覆
う覆い部(23)を設けていると共に、この覆い部から
下方に延長された立下り部(24)に第1の係合部(1
2)の外側に接して係合する閉塞部(25)を形成して
あり、 上記第1フレーム部材(31)は、瓦棒(204)を備
えた既設の屋根の下地材(201)に瓦棒(204)を
跨いで固定されていることを特徴とする屋根の接続構
造。
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JP6836396A JP3167272B2 (ja) | 1990-02-15 | 1996-03-25 | 屋根の接続構造 |
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JP3594590A Division JPH0721228B2 (ja) | 1990-02-15 | 1990-02-15 | 屋根装置および屋根の接続構造 |
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CN112709377B (zh) * | 2020-12-15 | 2022-04-29 | 保锐建筑科技(珠海)有限公司 | 易拆卸式金属屋面系统 |
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- 1996-03-25 JP JP6836396A patent/JP3167272B2/ja not_active Expired - Lifetime
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