JPH0352332Y2 - - Google Patents

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JPH0352332Y2
JPH0352332Y2 JP6553185U JP6553185U JPH0352332Y2 JP H0352332 Y2 JPH0352332 Y2 JP H0352332Y2 JP 6553185 U JP6553185 U JP 6553185U JP 6553185 U JP6553185 U JP 6553185U JP H0352332 Y2 JPH0352332 Y2 JP H0352332Y2
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JP
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rain gutter
horizontal frame
drainage hole
fixing groove
base
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JP6553185U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、サンルーム、バルコニー等におい
て屋根板を固着するために使用され、雨どい部が
形成されている横枠に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の横枠は、屋根板の表裏面等を伝わり流
れて来る雨水および結露水を、確実に雨どい部へ
排出する必要がある。
そしてこれに対処するための横枠としては、第
3図に示すようなもの(実開昭58−156886号公
報)が、一般に知られている。
即ち屋根板1の表面1aを流れて来た雨水A等
は、横枠(下枠)2の室外3側上面2aに流し、
そこから雨どい部4へ流し落として排出する。
また屋根板1の裏面1bを流れて来た結露水B
等は、横枠2の室内5側上面2aに流し、次に上
面2aに穿設されている排水孔6から横枠2内部
2bに入り込ませて内部2bに設けられている傾
斜壁7の上面に沿つて流す。そして傾斜壁7の上
面を流れて来た結露水を、室外側壁8に穿設され
ている排水孔9から、雨どい部4へ流し落として
排出するものである。
〔この考案が解決すべき問題点〕
しかし屋根板1の表面1aを流れて来た雨水A
は、横枠2の上面2aから雨どい部4へ全て流れ
落ちるとは限らずに、屋根板1固着用の固着溝2
cへ入り込んでしまうものもある。そのため固着
溝2c内に水が溜まることとなり、内部を腐食さ
せてしまう原因となる。
また屋根板1の裏面1bを流れて来た結露水B
は、必ずしも横枠2上面2aの排水孔6から内部
2bへ流れるとは限らずに、上面2aをそのまま
流れて横枠2の室内側端から室内5へ流れ落ちる
ものもある。そのため結露水Bが室内5へ流れる
こととなり、不快となる原因になる等の問題点が
あつた。
この考案は前述した事情に鑑みて創案されたも
ので、その目的は屋根板用固着溝内に溜まること
や室内へ入り込むことがなく、雨水や結露水等を
確実に雨どい部へ排出することのできる屋根板固
着用横枠を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案による横枠は、外側に屋根板固着溝
と、この固着溝下方で突設されている雨どい部を
有し、内部に設けられている傾斜壁の利用により
上面に流れた結露水を雨どい部へ排出できるもの
とする。
そして固着溝の溝底部に、雨どい部と連通する
排水孔およびその外側端部に雨どい部方向へ突出
している水切片をそれぞれ設ける。また、横枠の
内側端に、上方へ開口しており傾斜壁上面と連通
している排水孔が設けられている集水溝を長手方
向へ連続して形成する。
これらのことから固着溝に入り込んだ雨水は溝
底部排水孔から、また横枠上面に流れた結露水は
集水溝に集めて溝内排水孔からそれぞれ確実に雨
どい部へ排水するようにしたものである。
〔実施例〕
以下この考案を図示する実施例によつて説明す
る。
横枠10は、屋根板11が嵌入されている固着
溝12を室外13側端部に有する基部14と、こ
の基部14の室外13側端で固着溝12の下方に
突設されている雨どい部15とからなつている。
(第1図参照) 基部14は、内部が雨どい部15側へ傾斜して
いる傾斜壁16で上下部17,18に仕切られて
おり、その雨どい部15と反対側(室内21側)
および雨どい部15側(室外13側)に傾斜壁1
6上面の上部17および雨どい部15と連通して
いる排水孔19,20が設けられてなつている。
そして基部14の室内21側端には、上方へ開
口しており室内21側の排水孔19と連通してい
る集水溝22が、長手方向へ連続して形成されて
いる。
また屋根板11用の固着溝12の溝底部12a
には、雨どい部15と連通する排水孔23および
その室外13側端部に雨どい部15方向へ突出し
ている水切片24がそれぞれ形成されている。
なお基部14の室外13側の排水孔20は、雨
どい部15方向である下方へ向つて開口するよう
に、側壁25を成形してそこに穿設されている。
雨どい部15は、基部14の室外13側下端か
ら室外13側へ突設されており、室外13側端か
ら立上る立上り壁15aを有する断面略L字状に
形成されている。そして立上り壁15aの立上り
端は、基部14の排水孔20の穿設位置より上方
位置となるように形成されている。
このような構成からなる横枠10での屋根板1
1を伝わつて来た雨水、結露水等の排出は、次に
述べるようにして行われる。
まず屋根板11の表面11aを伝わつて来た雨
水Aは、そのまま雨どい部15へ流れ落ちるもの
A′と、固着溝12へ入り込むものA″とがある。
そして固着溝12へ入り込んだものは、排水孔2
3から雨どい部15へ流れ落ちて排出される。
次に屋根板11の裏面11bを伝わつて来た結
露水Bは、基部14の上面14aを室内21側へ
流れ、室内21側端の集水溝22内に流れ込んで
集められる。そして集められた排水は横枠10内
の上部17に入り、傾斜壁16に沿つて排水孔2
0へ流れ、この排水孔20から雨どい部15へ流
れ落ちて排出される。
なお基部14の上面14aは、室内21側に向
つて傾斜しているので、屋根板10を伝つて来た
結露水Bが集水溝22へ流れ込み易くなつてい
る。
また基部14の排水孔20が雨どい部15方向
である下方へ向つて開口していることと、雨どい
部15の立上り壁15aの立上り端が排水孔20
の穿設位置より上方位置であることとから、横枠
10内である上部17へ雨水が排水孔20より吹
き込むようなことがない。
なおこの考案の構成の横枠は、前述した実施例
ではバルコニーに使用されるものであつたが、こ
れに限らず第2図に示すように枠高さHの低い簡
易建物用としても使用できる。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のような構成からなり、次に
述べる効果を有する。
雨どい部を有しており屋根板が固着される横
枠の雨どい部と反対側端上面に、上方へ開口す
る集水溝を長手方向へ連続して設けたことによ
り、屋根板裏面を伝つて来た結露水等が横枠上
面から雨どい部と反対側である室内等へ流れ込
むことを集水溝へ集めることで確実に防止する
ことができる。
そのため室内等が結露水等で不快になるよう
なことをなくすことができる。
屋根板が固着される横枠の固着溝には、その
溝底部に雨どい部と連通している排水孔が設け
られている。そのため屋根板表面を伝わつて来
た雨水等が雨どい部へ流れ落ちずに固着溝へ入
り込んだとしても、排水孔より確実に排出する
ことができる。
またこの排水孔の雨どい部側に、雨どい部方
向へ突出している水切片を設けたことにより、
排水孔から固着溝内へ雨水等が吹き込むことを
防止できる。
そのため固着溝内に雨水等が溜ることがな
く、溝内部を腐食させてしまうようなことがな
くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の横枠を示す断面図、第2図
は横枠の別態様を示す断面図、第3図は従来の横
枠を示す断面図である。 1……屋根板、1a……表面、1b……裏面、
2……横枠、2a……上面、2b……内部、2c
……固着溝、3……室外、4……雨どい部、5…
…室内、6……排水孔、7……傾斜壁、8……室
外側壁、9……排水孔、10……横枠、11……
屋根板、11a……表面、11b……裏面、12
……固着溝、12a……溝底部、13……室外、
14……基部、14a……上面、15……雨どい
部、15a……立上り壁、16……傾斜壁、17
……上部、18……下部、19……排水孔、20
……排水孔、21……室内、22……集水孔、2
3……排水孔、24……水切片、25……側壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 屋根板11用の固着溝12を有する基部14
    と、この基部14の固着溝下方に突設されている
    雨どい部15とからなる屋根板固着用の横枠10
    であり、 前記基部14は、内部が前記雨どい部側へ傾斜
    している傾斜壁16で上下部17,18に仕切ら
    れており、その雨どい部と反対側および雨どい部
    側に前記傾斜壁上面の上部17および雨どい部1
    5と連通している排水孔19,20がそれぞれ設
    けられてなり、 前記基部14の雨どい部と反対側端には、上方
    へ開口しており前記雨どい部と反対側の排水孔1
    9と連通している集水溝22を長手方向へ連続し
    て形成すると共に、前記屋根板用固着溝12の溝
    底部には、前記雨どい部15と連通する排水孔2
    3およびその雨どい部側端部に雨どい部方向へ突
    出している水切片24をそれぞれ形成したことを
    特徴とする雨どい部を有する屋根板固着用横枠。
JP6553185U 1985-05-01 1985-05-01 Expired JPH0352332Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6553185U JPH0352332Y2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01

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JP6553185U JPH0352332Y2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01

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Publication Number Publication Date
JPS61181420U JPS61181420U (ja) 1986-11-12
JPH0352332Y2 true JPH0352332Y2 (ja) 1991-11-13

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JP6553185U Expired JPH0352332Y2 (ja) 1985-05-01 1985-05-01

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650584Y2 (ja) * 1987-06-15 1994-12-21 松下電工株式会社 梁への屋根材の取付部分における雨仕舞構造
JP7096126B2 (ja) * 2018-10-10 2022-07-05 Ykk Ap株式会社 屋根構造体

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JPS61181420U (ja) 1986-11-12

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