JPS62263223A - 反応射出成形用ラクタム組成物 - Google Patents

反応射出成形用ラクタム組成物

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JPS62263223A
JPS62263223A JP10539486A JP10539486A JPS62263223A JP S62263223 A JPS62263223 A JP S62263223A JP 10539486 A JP10539486 A JP 10539486A JP 10539486 A JP10539486 A JP 10539486A JP S62263223 A JPS62263223 A JP S62263223A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は成形性、操作性の擾れたラクタム組成物に関す
るものであり、該組成物から高い剛性、耐衝撃性を有し
、寸法安定性が優れた成形品が製造できることが特徴で
ある。
〈従来の技術〉 ラクタム類がアルカリ触媒および活性化剤により陰イオ
ン重合して短時間のうちにポリラクタム成形品が得られ
ることはすでによく知られた技術であり、大型ロール、
ギヤ、容器、外板ハウジングなどの製品が実用化されて
いる。
最近ではいわゆるナイロンRIM(反応射出成形−Re
action Injection HOldin(]
)技術として注目され、2液を混合した後、直ちに金型
内へ移液して重合せしめる技術の検討が行なわれている
このナイロンRIM方式においては原料ラクタムの溶融
;ηを配管中に循環させたり、混合室(ミギシングヘッ
ド)で主に触媒を含むラクタム成分と主に活性化剤を含
むラクタム成分を混合したりする操作が行なわれるので
あるが、基本的にラクタムの溶融液の粘度が水のように
低過ぎるために移液、混合、循環操作中に気体(空気あ
るいはシール用窒素やアルゴンなどの不活性ガス)を気
泡として抱き込みやすく、その結果、成形品にボイドが
でき、物性を不当に低下させる原因となる。また、ラク
タム原液中の気泡は混合時の計量に誤差を生み、そのた
めに重合性が悪化することも起こり得る。
これまで、これらの問題は主に成形機およびその部品の
設計面で解決をはかったり、脱泡のために金型内を減圧
にするなどの方法がとられてきた。
従来技術の例としては成形型にキャビティ一部分に通じ
るガス後孔を設ける方法(特開昭59−38043号公
報〉、特殊な1習動可能な押え蓋を備えた金型を用いる
方法(特開昭56−33916号公報)、液沼り部分を
有する金型を用いる方法(特開昭59−106939号
公報)などがあるが、これらはいずれも前記のように成
形機および金型の設計による解決を計るものであり、原
料組成物の面からのアプローチはこれまでほとんどなさ
れていないのが現状である。
く本発明が解決しようとする問題点〉 本発明者らは原料ラクタム溶融液の粘度を適当なレベル
に制御することによって気泡の混入を抑制し、成形性、
操作性、重合性の優れたラクタム組成物を得て、さらに
剛性、耐衝撃性、寸法安定性の良好な成形品を得ること
を目的に検討した。
つまり、本発明が解決せんとする課題は原液粘度のコン
トロール性、成形性や操作性が優れたラクタム組成物で
、かつ、優れた物性を有する重合成形品を得ることがで
きるラクタム組成物の調製にある。
く問題点を解決するための手段〉 上記課題は反応射出成形用ラクタム組成物としてラクタ
ムに無機質補強材、特に繊維状無機質補強材と非繊維状
無機質補強材とを特定の比率で混合し、ざらに特定の触
媒および活性化剤を配合したものを用いることによって
達成されることが判明した。
すなわち本発明は(A>実質的に無水のラクタム(必要
に応じてポリオールを含んでもよい)、(B)ラクタム
に対して下記(I>から選ばれた少なくとも一種の触媒
0.1〜3モル%および/または(C)ラクタムに対し
て下記(II>から還ばれた少なくとも一種の活性化剤
0.01〜5モル%の合計30〜70重量%、(D>繊
維状無機質補強材5〜35重量%および(E)非繊維状
無機質補強材15〜60重量%からなる反応射出成形用
ラクタム組成物を提供するものでおる。
(I>触媒:アルカリ金属、アルカリ土類合圧、該金属
の水素化物、水酸化物、酸化物、炭酸塩、アルコキシ化
合物、アルキル化合物、アリール化合物、グリニヤール
試薬、アルミニウム化合物およびこれらとラクタムとの
塩、(II)活性化剤ニアシルラクタムおよびラクタム
と反応してアシルラクタムとなりjワる化合物 ラクタム類に無機質補強材を添加し、これを反応射出成
形し、補強材を含有する成形品を得ることは一般的に公
知であるが、本発明の特徴は繊維状無機質補強材と非繊
維状無機質補強材を併用し、しかも一定範囲の比率で両
者を使用することではじめて流動性、操作性の優れたラ
クタム組成物が得られることを見出した点におり、ざら
にこのラクタム組成物を特定の触媒および活性化剤の組
み合せにより反応射出成形した時、繊維状無機質補強材
と非繊維状無機質補強材の併用が強度、剛性、耐衝撃性
、寸法安定性などのバランス化に対して極めて有効に作
用し、実用価値の高い成形品が得られることを見出した
点におる。本発明で特定化した補強材の種類、混合比率
、触媒および活性化剤の組み合せ、使用量を満足しての
み本発明の設定目標を達成できる。
本発明で用いられる(A)ラクタムの主たる構成成分は
ε−カプロラクタムである。ラクタムはいかなる方法で
製造されたものでも使用可能であるが、実質的に無水の
ものであることが必要でおる。
ε−カプロラクタムにはその基本的特徴を損なわない限
りにおいて、他のω−ラクタムを受担共重合成分として
添加することも可能であり、これらの例としては2−ピ
ロリドン、バレロラクタム、エナントラクタム、カプリ
ルラクタム、ラウロラクタムなどを必要に応じてポリオ
ールを添加して共重合させることが可能であり、ポリオ
ールの例としてポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリオキシエチレン/オキシプロピレン
共重合体、ポリテトラメチレングリコール、ポリカプロ
ラクトンジオール、ポリブタジェンジオール、ポリブタ
ジェンジオール水添物、ポリオキシエチレン/ジメチル
シロキサン共重合体、ポリプロピレントリオール、ポリ
テトラメチレントリオール、ポリプロピレンポリオール
、ポリブタジェンポリオールなどを挙げることができる
。これらのポリオールの分子量は100〜5,000、
好ましくは500〜4,000の範囲内にあることが適
当であり、またポリオールの添加量はラクタムに対して
40重量%以下であることが好ましく、特に30重量%
以下であることが好ましい。
ポリオールの共重合は特に耐衝撃性を高める場合に利用
するのが好ましいが、本発明の理念はポリオールの存在
有無にかかわらず、補強材および触媒、活性化剤の要件
で決まる。
本発明で用いられる(B)触媒はアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、該金属の水素化物、水酸化物、酸化物、炭
酸塩、アルコキシ化合物、アルキル化合物、アリール化
合物、グリニヤール試薬、アルミニウム化合物およびこ
れら金属とラクタムとの塩の内から選ばれた少なくとも
一種の化合物であり、特に好適な金属はリチウム、ナト
リウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムおよびア
ルミニウムである。中でも特に本発明において有用な触
媒の具体例としては水素化リチウム、メチルリチウム、
n−ブチルリチウム、リチウムメトキシド、ナトリウム
、水素化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウ
ムエトキシド、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、ナ
トリウムラクタメート、カリウム、水素化カリウム、カ
リウムメトキシド、カリウムエトキシド、水酸化カリウ
ム、炭酸カリウム、カリウムラクタメート、水酸化カル
シウム、エチルマグネシウムプロミド、ブチルマグネシ
ウムプロミド、プロピルマグネシウムプロミド、フェニ
ルマグネシウムプロミド、エチルマグネシウムクロリド
、プロピルマグネシウムクロリド、ブチルマグネシウム
クロリド、フェニルマグネシウムクロリドおよびこれら
グリニヤール試薬とε−カプロラクタムとの反応生成物
、トリエチルアルミニウム、ジエチルクロロアルミニウ
ム、エチルジクロロアルミニウム、アルミニウムプロポ
キシドおよびこれらアルミニウム化合物とε−カプロラ
クタムとの反応生成物などを挙げることができる。触媒
の添加量はε−カプロラクタムに対して0.1〜3モル
%の範囲内である必要があり、0.3〜2.5モル%の
範囲内であるのが更に好ましい。触媒の添加温か0.1
モル%に満たないと、重合活性が極端に低下するので好
ましくなく、一方、触媒量が3モル%を越えるとポリε
−カプロラクタム成形品中に残存する金属イオン量が増
加し、これがアミド基に配位するためポリε−カプロラ
クタムの結晶化度低下などの悪影口が出現するので好ま
しくない。
本発明で用いられる(C)活性化剤はε−カプロラクタ
ムの窒素原子上の水素原子をカルボニル基で置換した構
造単位を分子中に1個以上含有するアシルラクタム化合
物およびε−カプロラクタムと反応して上記アシルラク
タム化合物を精製する化合物である。アシルラクタム化
合物はアシルラクタム単位が炭素原子に直結している形
のものとアシルラクタム単位がへテロ原子に直結してい
る形のものとに大別される。前者の例としてはアセチル
カプロラクタム、アジポイルビスカプロラクタム、セバ
コイルビスカプロラクタム、テレフタロイルビスカプロ
ラクタム、2−クロロテレフタロイルビスカプロラクタ
ム、2,5−ジクロロテレフタロイルビスカプロラクタ
ム、イソフタロイルビスカプロラクタム、ジベンゾイル
ビスカプロラクタムなどを挙げることができ、これらア
シルラクタム化合物の前駆体としては相当するカルボン
狼およびそのハロゲン化物などを挙げることができる。
一方、後者の例としてはへキサメチレン−1゜6−ピス
カルバミドカブロラクタム、トリレン−2,4(2,6
)−ビスカルバミドカプロラクタムなどを挙げることが
できる、その前駆体としてはへキサメチレンジイソシア
ネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシア
ネートなどを挙げることができる。
活性化剤の添加量はε−カプロラクタムに対して、0.
01〜5モル%の範囲内でおる必要があり、0.05〜
4.0モル%の範囲にあるのが好ましい。活性化剤の添
加量が0.01モル%に満たないと重合速度、重合率の
低下が著しいので好ましくなく、添加量が5モル%を越
えると生成する重合成形品の重合度が低下し、充分な特
性を有する成形品を得ることができない。
本発明で用いられる(D>繊維状無機質補強材の例とし
てはガラス繊維、炭素繊維、アスベスト繊維、黄銅繊維
、ステンレス繊維などがおり、好適にはチョツプドスト
ランド或いはミルドファイバーの形状のものを用いるこ
とができる。また、この他にチタン酸カリウィスカーな
ども使用することが可能でおり、これら補強材は単独或
いは混合物の形で用いることができる。
本発明で用いられる(E)非繊維状無機質充填材の例と
してはタルク、炭酸カルシウム、ワラステナイト、シリ
カ、ガラスピーズ、酸化マグネシウム、マイカ、ガラス
フレーク、アルミニウムフレーク、中空ガラスバルーン
、シラスガラスバルーンなどを挙げることができ、これ
ら充填材も単独或いは混合物として使用することができ
る。
繊維状無機質補強材と非繊維状無機質充填材の添加量は
それぞれ5〜35重量%および15〜60重量%である
ことが必要であり、両者の合計量は30〜70重量%で
ある。
ここで補強材と充填材を上記の特定の範囲内で用いるこ
とが重要でおる。なぜなら補強材と充填材の作用効果が
異なり、補強材はラクタム組成物の増粘作用が大きく、
成形品の強度、剛性の向上にも有効であるが、異方性の
故に成形品の不均衡な寸法変化をもたらしソリが生じ易
い。
一方、充填材はラクタム組成物の増粘作用や成形品の強
度、剛性の向上作用は補強材より小さいが等方性である
ため、成形品の不均衡な寸法変化を抑制できる。
従って補強材と充填材の添加量を選択、最適化した上記
の特定の範囲内で併用することによってのみ、ラクタム
組成物原液の流動性、操作性が適切なラクタム組成物が
得られ、該組成物を反応射出成形することにより、ボイ
ド等の欠陥のない強度、剛性、耐熱性、耐衝撃性、寸法
安定性に優れた成形品が得られるのである。繊維状無機
質補強材の添加量が5重量%に満たないとラクタム組成
物の粘度が低過ぎ、気泡混入の原因となり、また、成形
品の強度、剛性も不充分であるので好ましくなく、添カ
ロ邑が35重量%を越えるとラクタム組成物の粘度が上
がり過ぎ、スムーズな移液が困難になるので好ましくな
い。非繊維状無機質充填材q迷加呈め〜15瓜旦9Aセ
溝たかいと虜蹴品の本杓衡な寸法変化を抑制する効果が
不足するので好ましくなく、添加量が60重量%を越え
るとラクタム組成物の粘度が上がり過ぎるので好ましく
ない。
上記のようにラクタム、触媒、活性化剤、繊維状無機質
補強材および非繊維状無機質充填材を特定の割合で混合
したラクタム組成物を予め100〜200’Cに予熱さ
れた金型内に注入し、0.5〜30分間重合せしめるこ
とにより、成形品が得られる。ここで重合成形品の製造
法の好適な一例をRIM方式成形を例にとって説明する
が、成形装置、方式はこれに限られるものではない。第
1図はその好適な成形装置の一例でおる。第1図中のタ
ンク1にはラクタム、触媒、繊維状無機質補強材、非繊
維状無機質充填材からなる1液を、またタンク2にはラ
クタム、活性化剤、繊維状無機質補強材、非繊維状無機
質充填材からなる■液を各々80〜150’Cに保温し
て蓄える。1液および■液は各々3および4の計量ポン
プにより所定量を混合室5に送られここで混合された後
、100〜200’C,好ましくは120〜180’C
に加温された金型6の中に注入され、0.5〜30分重
合反応が行なわれる。重合反応が終了した後、金型を開
き成形品を取り出せばよい。
本発明の樹脂成形品にはその流動性、操作性、重合性お
よび重合成形品の物性を損なわない限りにおいて伯の成
分、たとえば顔料、染料、耐熱剤、酸化防止剤、耐候剤
、離型剤、難燃剤、流動性改良剤、発泡剤、帯電防止剤
などを添加導入することができる。
〈実施例〉 以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。な
お、以下の例の中で記した諸特性は次の方法で測定した
(1)原液粘度=B型粘度訓を用いた。
(2)成形品中のボイド:成形品および成形品中央部を
切断した断面を顕微鏡観察した。
(3)引張特性:ASTM  D638(4)曲げ特性
:ASTM  D790(5)アイゾツト衝撃強度:A
STM  D256(6)熱変形温度:ASTM  D
648(7)成形収縮:JISi号ダンベル片を成形し
た際の成形片の長さと金型原寸とを比較した。
(8)ソリ:タテ80m、ヨコ80m、厚さ3mの角板
を成形し、成形片の変形を肉眼観察した。
実施例1 ラクタムに対して2.5%のブロモマグネシウム力プロ
ラクタメートを含有するε−カプロラクタム55重四%
、ミルドガラス繊維(旭ファイバーグラス(株)製)I
F−T10) ”l 5重足%およびガラスピーズ(東
芝バロテイ一二(株) 製GB731A) 301%か
らなるラクタム組成物を■液とし、ラクタムに対して2
.Oモル%のアジポイルビスカプロラクタムを含有する
ε−カプロラクタム55重旦%、ミルドガラス繊維15
重量%およびガラスビー130重量%からなる混合物を
■液として調製した。
■液および■液の粘度は第1表に示す通りであり、移液
操作などに適した粘度を有していることがわかった。
■液をタンク1に、■液をタンク2に仕込み、それぞれ
を100’Cに保持した。次に計量ポンプにより当量の
■液と■液を混合室に送って混合し、該混合液を予め1
70’Cに加温しである金型内に注入し重合を行なった
。10分後に金型を開け、成形品を取り出したところ成
形品は表面外観が良好でボイドのない優れたものでおっ
た。
成形品の物性は第1表に示す通りであり、このものは強
度、剛性、耐熱性が良好な極めて実用価値の高いもので
あることが判明した。
比較例1 ミルドガラス繊維およびガラスピーズの添加量をそれぞ
れ2重量%、43重量%とした以外は実施例1と全く同
様に反応射出成形を行なったが、原料液の粘度が第1表
に示すように低く、得られた成形品中には移液の際に混
入したと考えられる気泡がボイドとして残っており、物
性も低く、良好な成形品を得ることが出来なかった。
比較例2 ミルドガラス繊維およびガラスピーズの添加mをそれぞ
れ40重ff1%および5重量%とする以外は実施例1
と同様にして計量、混合、成形を行なったところ、原液
粘度が第1表のように高過ぎるために円滑な計量、移液
ができず、成形品中の組成が変化したり重合時間が変動
するなど安定な重合、成形を行なうことができず、物性
評価をするに足る満足な成形品が得られなかった。
実施例2 ラクタムに対して2.2モル%のブロモマグネシウム力
プロラクタメートを含有するε−カプロラクタム50重
量%、実施例1で用いたミルドガラス繊維25重量%お
よびタルク(竹原化学産業(株)製″ミクロンホワイト
”>25重量%からなるラクタム組成物を■液とし、ラ
クタムに対して4.Oモル%のテレフタロイルビスカプ
ロラクタムを含有するε−カプロラクタム30fflf
1%、分子ff13,000のポリプロピレングリコー
ル20重量%、ミルドガラス繊維25重量%およびタル
ク25重量%からなるラクタム組成物を■液として調製
した。これらの■液および■液の粘度は第1表に示す通
りであった。■液をタンク1に、■液をタンク2に仕込
み、これを90℃に保温した。
次に実施例1と同様にして当量の■液、■液を混合した
後、混合物を140℃に加温しである金型内に注入し、
15分間重合を行なった。ここで得られた成形品はボイ
ドのない外観良好なものであった。
このものの物性は第1表に示す通りであり、特に耐衝撃
性が良好な極めて有用なものであることが判明した。
実施例3〜10 触媒、活性化剤、繊維状無機質補強材、非繊維状無機質
充填材の種類および量を変えたラクタム組成物を実施例
1と同様の手順で反応射出成形した。結果は第1表に示
した通り、原液粘度は操作上適当なレベルにあり、1q
られた成形品はいずれもボイドもなく、強度、剛性、耐
衝撃性、耐熱性、寸法安定性の良好な滞れたものであっ
た。
注)・表中→はその左側に記して必るものと同一でおる
ことを示す。
・1〕ブロモマグネシウムラクタメート、υカリウム力
プロラクタメート、 3)アジポイルビスカプロラクタム、 4)テレフタロイルビスカプロラクタム、■へキサメチ
レン−1,6−ピスカルバミドカプロラクタム、 6〕2−クロロテレフタロイルビスカプロラクタム、 1)ポリプロピレングリコール、 8〕ポリブタジエンジオール 〈発明の効果〉 上記のように触媒、活性化剤、繊維状無機質補強材およ
び非繊維状無機質充填材の種類および添加量を高度に選
択し、特定化することによって得られるラクタム組成物
がラクタムの陰イオン重合成形、とりわけRIM方式の
陰イオン重合成形をる際、特異的に優れた流動性、操作
性を有することが判明し、このラクタム組成物を反応射
出成形することにより、ボイド等の内部欠陥のない、強
度、剛性、耐熱性が優れた成形品を得ることが可能にな
った。
【図面の簡単な説明】
第1図はRIM方式の反応射出成形装置のモデルである
。 1・・・・・・・・・■液貯蔵タンク 2・・・・・・・・・■液貯蔵タンク 3・・・・・・・・・■液計量ポンプ 4・・・・・・・・・■液計量ポンプ 5・・・・・・・・・混合室(ミキシングヘッド)6・
・・・・・・・・金型

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)実質的に無水のラクタム(必要に応じてポリオー
    ルを含んでもよい)、(B)ラクタムに対して下記(
    I )から選ばれた少なくとも一種の触媒0.1〜3モル
    %および/または(C)ラクタムに対して下記(II)か
    ら選ばれた少なくとも一種の活性化剤0.01〜5モル
    %の合計30〜70重量%、(D)繊維状無機質補強材
    5〜35重量%および(E)非繊維状無機質補強材15
    〜60重量%からなる反応射出成形用ラクタム組成物。 ( I )触媒:アルカリ金属、アルカリ土類金属、該金
    層の水素化物、水酸化物、酸化物、炭酸塩、アルコキシ
    化合物、アルキル化合物、アリール化合物、グリニヤー
    ル試薬、アルミニウム化合物およびこれらとラクタムと
    の塩 (II)活性化剤:アシルラクタムおよびラクタムと反応
    してアシルラクタムとなり得る化合物
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