JPS62211029A - 速溶解性トイレツトペ−パ−用コア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、水中に投すると速やかに分散崩壊するトイレ
ッ！・ペーパー用コアに関するもの′ｒ″ある。

［従来の技術１ 水洗トイレの普及に伴い家庭あるいは業務用の０−ル状
に巻いたトイレッ！・・ペーパーの需要が増大している
。ロール状トイレット・ベーパーは、中空円筒状の紙製
コアの上にロールを構成するようにトイレッ１−・ベー
パーを所定長さ巻き取ったものであって、これを使用さ
れる従来の紙製コアは、水中に投げられると水分が湿潤
するのみで、なかなか形崩れせず、このため水洗便器中
に投棄すると便器を詰らせる等のトラブルを生じさける
ので、便器内に廃０！することはできなかった。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、この種のトイレット・ペーパーを多噂に消費
する施設、例えばホテル、駅、大型ビル等では用済後の
コアは、これを別個に収集して廃棄していたちのである
が、高張ることおよび処理量が多いのでその始末に手間
がががり、費用もばかにならないものがあった。

近ｑ、巻取りコアを使用しない所謂ノーコア・ロール紙
が出回るようになってきている。しかるに、このノーコ
ア・ロール紙は近年普及しているワンタッチ型ロールホ
ルダーに装着し使用することができず、そのうえ巻取り
作業が面倒であるので、製作コスＩ・が割高となる欠点
があった。また、このノーコア・ロール紙は巻取りコア
がない故に剛ざが不充分であり、製品の保管時あるいは
製品搬送時の取扱い中ロール紙が外力を受番ノると１」
−ルが潰れやすく、また潰れた後、元のロール状態に戻
る復元性にし乏しく、商品価値を減する欠点があった。

ここに於て本発明は、上述したような従来のものの問題
点を解決して水中に投棄１れば速やかに崩壊し、水中に
容易に分散溶解するトイレット・ペーパー用二１アを提
供することを目的とする。

Ｆ問題点を解決するための手段１ 上記目的を達成Ｊるために本発明は、水中分散速度の速
やい基材、ずなわち繊維状のカルボキシメチルセルロー
ス（以下ＣＭＣと称寸）またはカルボキシエヂルセル［
１−ス（以下ＣＥＣと称ｔ　）に巾計の木材パルプを混
合して抄造した速分散紙或いはポリビニルアルコールフ
ィルムまたはポリエチレンオギサイドフィルム等の水溶
性樹脂フィルムを原紙として用いて、これの片面に含水
性糊料を所定幅にパターン塗布することにより、芯管成
形上、Ｌ！材に必要とされる強度及び剛性を前記糊料の
含水分で劣化させることがないにうにしながら、当該糊
料で基材同士を接着して管状に巻上げるようにしたもの
である。

［実施例］ 次に本発明の速溶解性トイレット・ペーパー用コアを図
面を参照しながら、更に詳細に説明する。

第１図に示すように、［Ｉ−ル状トイレット・ペーパー
１０のコア１１として用いられる中空円筒状の芯管は後
配りる水溶性基材を使用し、公知のランゲスＩ・ン機等
を使用して管状に巻上げて製造する。

本発明で使用Ｊ゛る水溶性基材としては、ｍ組状のＣＭ
ＣまたはＣＥＣ或いはこれらのアルミニウム塩、バリウ
ム塩等の金属塩を主体とし、これに木材バルブ等を少ω
添加して抄造した速分散紙を使用することが最も好まし
い。この速分散紙を帯状に截断して５０〜６０１１１１
幅のストリップとし、これをラングストン機ににって常
法の通りに車ね合μで管状に巻上げる。。

ストリップ１２は７０〜１２０ｇ／ｍ２或いはそれ以上
の厚層の原紙を用いて形成する。このストリップ１２を
２〜３枚用い、これを第２図に示すマンドレル１３に巻
付けて管状に巻上げるｂのであるが、巻イ・１け直前に
おいて外側のス１−リップの片面に、澱粉糊または酢酸
ビニルエマルジョン等の含水性糊料１４を糊イ；１０−
ラ１５で塗布する。前記糊料１４の塗布に際しては、ス
トリップ１２の強度及び剛性を劣化させないにうに、後
記のように特別な条件の下で塗工させてから、各ストリ
ップを壬ね合せて螺旋状に巻上げつつ、プーリ１７と押
圧ベルト１８とがら成る成形装置ｆｆ１６内を通過させ
て中空円筒状のコア１１を得る。

本発明の主要素材である前記速分散紙は、高吸水性で紙
層内部への水分の浸透により柔軟となりやりいため、含
水性糊料の塗布により前記ストリップ１２は湿紙状態と
なり、その強度、剛性は低下する。とりわけストリップ
の片面に糊料を全面塗布した場合は、ス］〜リップ相互
の接着は充分ではあってもストリップをマンドレル１３
に巻付け、抑圧ベルト１８で圧着しながら螺旋状に巻上
げる成形過程の間に、各ストリップの各々は切断等の損
壊を生じ易く、マンドレルを離れたとき出来上ったコア
は規定の強度及び剛性を有せず、好ましくがらぬ仕上り
どなる。

これに対し本発明は、水溶性の前記ス１〜リップに対し
て含水性糊料をＩＨ低必要吊パターン塗布したものであ
るから、ストリップは成形に必要な強度を保たせながら
管状に巻上げることができる。

またパターン塗布により各ストリップ間の結合強度もゆ
るめられるから水中崩壊性も良好となる。

第３Ａ図及び第３Ｂ図は糊付はパターンの一例を示すス
Ｉ・リップの部分展間図である。第３Δ図のものは筋状
に糊料１４を塗布した例、第３Ｂ図の場合はドツト状に
塗布した例である。糊付はパターンは例示のように直線
状又は非直線状にローラ１５で形成するものであるが、
ストリップ１２の水中崩壊性を阻害しないように、第３
Ｂ図の如き非直線状に糊塗工し、各塗布幅は５〜１０ｍ
ｍ程度とするのが好ましい。

糊の塗布片は、乾紙状態で１．５〜２（＋／１１２の範
囲が最適であり、かつその総塗布面積は糊を塗布するス
トリップの片面の総面積に対し１／３以下となるように
調整する。以、にのはを著しく下回るとストリップ間の
接着強度が充分に出ないほか、形状不良等の欠点を生じ
て好ましくなく、一方、上記の間の著しく超えるとぎは
、ストリップの潟潤強肛は低下し、また紙層に浸透した
糊によりス１−リップがマンドレルに接着して正常円滑
な操業をなしえないものである。

第４図は第３１３図のストリップ１２を２枚用いて形成
したコアの要因である。

本発明に用いる水溶性基材としては前記のような速分散
紙のほか、例えばポリビニルアルコールフィルム或いは
ポリエチレンオキサイドフィルム等の水溶性樹脂フィル
ムを用いることも可能である。そのほか前記実施例に記
載のものに限られず、本発明の趣旨を損なわない範囲で
種々の変更が可能である。

［発明の効果］ 以上の述べたように本発明では、水中分散速度の速やす
いＣＭＣまたはＣＥＣ或いはこれらの金属塩を主体とし
て構成された速分散紙もしくは水溶性樹脂フィルムから
成るストリップの片面に、含水性糊料を所定幅にパター
ン塗布することにより、芯管成形上、当該ストリップに
必要とされる強度及び剛性を前記糊料の含有水分で劣化
させることがないようにしながら、当該糊料でストリッ
プ間を接着して管状に巻上げろようにしたものであるか
ら、従来のラングストン機により円滑に形成できると共
に、トイレット・ベーパーの巻取りとして強度及び剛性
が高く、そのうえこれを水中に投棄すると、たちまら水
中で膨潤分散するから、トイレット・ベーパー使用後、
そのまま水洗便器に廃棄することができるから、その実
用的効果は極めて大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はロール状トイレット・ベーパーとそのコアの斜
視図、第２図はコアを製造する装置の概略側面図、第３
Ａ図及び第３Ｂ図は帯状原紙への糊料塗布状態を示す展
開図、第４図は巻上状態を示１ｊ概略側面図である。 １０・・・１〜イレツＩ・・ベーパー、１１・・・コア
、１２・・・ストリップ（帯状原紙）、１３・・・マン
ドレル、１４・・・糊料、１５・・・糊付ローラ、１６
・・・成形装置、１７・・・プーリ、１８・・・押圧ベ
ルｉ・。 出　願　人　　フユ一株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　水溶性基材からなる帯状原紙の片面に含水性糊料を
   所定幅にパターン塗布して管状に巻上げたことを特徴と
   する速溶解性トイレットペーパー用コア。 ２　水溶性帯状原紙は、繊維状カルボキシメチルセルロ
   ースを主体とし、これに木材パルプを添加した抄造原料
   からなる速分散紙から形成されている特許請求の範囲第
   １項記載の速溶解性トイレットペーパー用コア。 ３　水溶性帯状原紙は、繊維状カルボキシエチルセルロ
   ースを主体とし、これに木材パルプを添加した抄造原料
   からなる速分散紙から形成されている特許請求の範囲１
   項記載の速溶解性トイレットペーパー用コア。 ４　水溶性帯状原紙は、ポリビニルアルコールフィルム
   等の水溶性樹脂フィルムから形成されている特許請求の
   範囲第１項記載の速溶解性トイレットペーパー用コア。 ５　含水性糊料は澱粉糊である特許請求の範囲第１項記
   載の速溶解性トイレットペーパー用コア。 ６　含水性糊料は酢酸ビニルエマルジョンである特許請
   求の範囲第１項記載の速溶解性トイレットペーパー用コ
   ア。