JP2011047114A - コーナー材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 紙材を主たる材料とし、建物の壁装材の湿式施工にコーナー部の下地として使用するに適したコーナー材を提供すること。
【解決手段】耐水性を有する所定幅の柔軟な紙シート(2)の左右中央部に、長手方向に沿って当該紙シートが露出する所定幅の折り曲げ部(4)を残した状態で、該折り曲げ部の左右両側に比較的厚い紙材からなる平板(3)を貼り付けたコーナー材。上記平板と紙シートの重なり合った部分には、表裏に貫通する複数の通孔が分散穿孔されているのが好ましく、コーナー材の両側縁部は、外側の厚みが次第に薄くなるように傾斜面として形成されているのが好ましい。また、平板の外面に所定幅で両面粘着テープを貼り付けておくのが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の壁面等の仕上げに際し、コーナー部(出隅、入隅等)に取り付けて、該コーナ部の仕上げを良好なものとするために使用するコーナー材に関するものである。
建物の壁面の仕上げは、石膏ボード等の壁材の表面に壁紙、布地、合成樹脂クロス等を張り付ける乾式仕上げ方法や、壁土、ケイソウ土、モルタル等を塗り付ける湿式仕上げ方法により行われている。この場合、壁材である石膏ボードの表面は凹凸が多いので、壁紙、布地、合成樹脂クロス等の壁装材を張り付ける場合は、予めパテ等で平坦な表面に仕上げてから貼着しているが、出隅部分や入隅部分等のコーナー部は、尖った稜線部分があるため、パテ等による先仕上げが困難であった。
建物の壁面の出隅部分を平坦に先仕上げするため、厚さ1ミリメ−トル以下、幅2ミリメ−トル以下の軟質合成樹脂製蝶番部の長手方向左右両側に、1ミリメ−トル以下の肉厚を有する硬質合成樹脂製の平板を一体に連結し、該平板には適数の孔を穿設したコーナー材が開発されている(特許文献1参照)。このコーナー材は、蝶番部を建物のコ−ナ−部に当てがい、この部分を直角に屈曲させて左右両側の平板をそれぞれ壁面に接着剤で貼り付けることにより、該コーナー部の壁面を平坦化するものである。このコーナー材は、表裏反転して使用することにより、出隅部分及び入隅部分の施工を行うことができるとされている。
特許文献1に記載のコーナー材は、出隅部分の凹凸の多い下地面を手軽に平坦化することができる便利なものであるが、折り曲げ用の蝶番部が薄くて柔らかい合成樹脂材で作られているため、折り曲げに対する柔軟性に乏しくて脆く、出隅に使用した時はコーナー部のエッジ部の強度が弱くなり、この部分に他の物体が衝突した時に容易に変形したり損傷が生じたりするという問題点があった。
上記のような蝶番部を設けず、硬質の平板をその長手方向に沿う中心線でほぼ直角に屈曲させた形状のものが実用化されている。このものは、合成樹脂を予め断面L型の屈曲形状に押し出し成形した後、該屈曲した両側の平板部にそれぞれ粘着テープ(両面テープ)を貼り付けて穿孔することにより製造されるが、平板部が互いに直角に屈曲したままであるので、一方の平板部へのテープ貼着や穿孔を行なう時に他方の平板部が邪魔になり、能率的にテープ貼着や穿孔を行うことができず、製造工程が複雑になるという問題点があった。
本願発明者は、上記従来のコーナー材の問題点を解決し、屈曲部の強度が高く、かつ製造が容易な断面L型のコーナー材を開発し、特許出願している(特許文献2参照)。この特許文献2に記載のコーナー材の実施品は、平板部として合成樹脂板が使用されているので、強度が高く製造も容易であり、壁紙やクロス等の下地として使用するに適しているが、水を吸収しないので、壁土、ケイソウ土、モルタル等を塗り付ける湿式仕上げ法を施工する場合は、コーナー材を介在させた部分と他の部分とで乾燥速度が異なり、表面に色むらが生じるという問題点があった。
さらに、本願発明者は、特許文献2に記載のコーナー材の問題点を解決するものとして、所定の幅と厚みを有する紙シートの左右中央部に、該紙シートの中心線に沿って折り目を形成し、この折り目の左右両側の平板部には、表裏に貫通する複数の通孔をそれぞれ分散穿孔したコーナー材を開発している(特許文献3参照)。
このコーナー材の材質は紙であるから、湿式仕上げに際して、壁土等、壁材の水分がコーナー材に吸収される。このため、他の部分と乾燥速度がそれほど変わらずにすみ、色むら等が発生しにくい。また、材質が紙であるから、適度の腰の強さと塑性変形能を有しており、使い勝手がよく、下地の凹凸に対する適応性や、湿式仕上げ材の付着性に優れている。
実公昭62−40030号公報 特願平8−140823号公報 特願2004−346611号公報
上記特許文献3に開示されているコーナー材は、上記のようなメリットがあるため広く実用されているが、全体が1枚の紙で作られているため、折り目部分の変形能を高めようとすると左右の平板部の強度が不足することになり、逆に平板部の強度を高めると、折り目の剛性も高くなって折り曲げにくくなるという問題点があり、実用上不便であった。
そこで、本発明は、強度と折り曲げ性にすぐれ、湿式仕上げ法に使用するに適したコーナー材を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用した。即ち、本発明にかかるコーナー材は、耐水性を有する所定幅の柔軟な紙シートの左右中央部に、長手方向に沿って当該紙シートが露出する所定幅の折り曲げ部を残した状態で、該折り曲げ部の左右両側に比較的厚い紙材からなる平板を貼り付けたことを特徴としている。
上記平板と紙シートの重なり合った部分には、表裏に貫通する複数の通孔を設けておくのが好ましい。また、この平板の表面には、このコーナー材を壁面に貼り付けるための粘着テープを貼り付けておくのが好ましい(粘着テープの代わりに接着剤を塗布しておいてもよい)。粘着テープは、厚紙の平板の表面全体を覆うように貼り付けておく必要はなく、コーナー材の長手方向に沿って平板よりも狭い幅で貼り付けておいてもよい。なお、コーナー材の両側縁部は、外側の厚みが次第に薄くなるように傾斜面としておくのが好ましい。
本発明にかかるコーナー材は、薄い柔軟な紙シートをベースとして使用し、これに左右中央部のみを残して厚紙からなる平板を貼り付けたものであるから、壁材の下地となる平板部の強度は不足せず、しかも折り曲げ部は薄い柔軟な紙シートのみからなるので、折り曲げが容易で壁のコーナー部に平板を密着させることができる。このため、美麗な仕上げが得られるのである。また、平板は吸水性を有する紙材で作られているので、湿式壁材の下地に使用しても色むらが生じにくい。
このコーナー材の平板と紙シートに表裏に通ずる複数の通孔を設けておけば、施工時に該コーナー材の表裏に塗られたパテや壁土等がこの通孔を通して結合一体化するので、剥離等が生じにくくなる。さらに、コーナー材の外縁部を外側が薄くなる断面楔状の傾斜面として形成しておくと、壁表面に段差が生じにくく、美麗な仕上げが得られる。
以下、本発明の実施の形態について具体例を挙げて説明する。図1、図2に示すように、このコーナー材1は、薄くて柔軟な紙シート2からなるベースの片面に、所定幅の平板3,3が貼り付けられている。平板3はある程度の剛性を有する紙材からなり、接着剤等で紙シート2上に貼り付けられている。左右の平板3,3の間隔部は紙シート2が露出しており、この部分が所定幅の溝状の折り曲げ部4となっている。2枚の平板3,3と紙シート2には、表裏に貫通する多数の円形の通孔5,…が規則正しく分散穿孔されている。この通孔5は、施工時に表裏に塗られたパテや壁土等が平板部を挟んで一体化するための流通孔で、直径3〜5ミリメートル程度の円形孔とするのが好ましいが、角孔や異形の孔であってもよい。
このコーナー材1の幅は数十mm(例えば、40〜60mm程度)であり、全体の厚みは0.5〜2mm程度とするのが好ましい。この厚みが大き過ぎると、他の部分に比べて仕上げ表面が盛り上がるので好ましくない。逆に薄過ぎると、強度(いわゆる腰の強さ)が不十分となり、使い勝手が悪くなる。折り曲げ部4の幅aは、壁のコーナー部の形状等に応じて適当なものとすればよいが、通常は1〜2mmとするのが好ましい。また、平板3の幅bは20〜40mm程度とするのが好ましい。なお、これらの寸法は特に限定されない。
上記紙シート2としては、柔軟で強度的にすぐれた薄い紙シートを使用するのが好ましく、特に、表面に親水層が形成された耐水性、耐油性を有する紙シート(例えば、紀州製紙社製商品名「ポエム」)を用いるのが好ましい。耐水性を有する紙は、湿式施工時に膨潤しにくいからである。また、表面に親水層を形成しておけば、施工時に壁材となじみ易いので好ましい。紙シート2の厚みは、0.05〜0.5mm程度とするのが好ましく、0.1mm程度とするのがより好ましい。図示の実施形態では、この紙シート2の片面にホットメルトコーティングが施されていて、このホットメルト接着剤層を利用して平板3が貼り付けられている。なお、コーナー材1の外縁部6は、図3に示すように、外側が次第に薄くなるような傾斜面として形成されている。
平板3は、ある程度の耐水性を有する所定強度の厚紙を所定幅に切断したものであり、材質としては、木材パルプに紙力剤、サイズ剤その他の助剤を添加した紙材等を用いるのが好ましい。平板3の厚みは0.1〜2mm程度とするが好ましい。通常の用途では、例えば0.4〜0.5mm程度で十分である。なお、平板3の材質は紙であるが、実際に製作した例では、再生紙、特に牛乳パックの再生紙を使用して優れた効果を得ることができた。
平板3の外面には、施工時に壁面に取り付けるための接着剤層を形成しておくのが好ましい。この接着剤層は、平板3の外面全体に形成しておいてもよいが、長手方向に沿って所定幅(例えば平板3の幅の半分程度の幅)で部分的に形成しておくのが経済的である。図示の実施形態では、平板3の外縁側に所定幅の両面粘着テープ7が貼り付けられており、外両面粘着テープ7の外面は離型紙8で保護されている。施工現場では、この離型紙8を剥がして粘着面を露出させ、平板3を壁の下地面に貼り付けることにより、コーナー材1をコーナー部に固定すればよい。
このコーナー材1は、長尺のベルト状に成形してロール状に巻いておき、現場で適当な長さに切り出して使用するのが便利である。次に、このコーナー材1を用いて建物のコーナー部を平坦化する場合について例示すると、まず、ロール状に巻かれているコーナー材1を適当な長さに切断し、粘着剤層をカバーしている被覆紙(離型紙)8を剥がして粘着剤層を露出させ、該露出した粘着剤層を壁材に向けてコーナー部に貼り付ける。図4は出隅に使用する例を、また図5は入隅に使用する例をそれぞれ表す。このコーナー材1は、中央部に設けられている折り曲げ部4を中心として表裏いずれの側にも簡単に折り曲げることができるので、1種類のもので出隅でも入り隅でも使用することができる。
このコーナー材1を壁等のコーナー部に取り付けたら、必要に応じてその上からパテ等を塗って平坦化し(パテを塗らなくてもよい場合が多い)、さらにその上から湿式の壁仕上げ材10を塗り付ける。前述したように、湿式壁仕上げ材の水分がコーナー材の平板3等に吸収されるので、他の部分と乾燥速度が変わらずにすむ結果、色むらが生じにくい。
このコーナー材1の主な材質は基本的に紙であるから、軽量で取扱も容易であり、施工時には湿式の壁材もうまく接着一体化することができる。また、主たる材質が紙であるから、廃棄しても公害問題を引き起こす恐れが少なく、環境保全の観点からも優れている。
以上の説明から明らかなように、本発明にかかるコーナー材1は、湿式壁装材による仕上げ用として、優れたものであるが、このコーナー材を壁紙、クロス等、湿式以外の仕上げ用に使用できることは言うまでもない。
本発明の1実施形態をあらわす平面図である。 その拡大断面図である。 外縁部の模式的拡大断面図である。 出隅に使用する場合の説明図である。 入り隅に使用する場合の説明図である。
1 コーナー材
2 紙シート
3 平板
4 折り曲げ部
5 通孔
7 粘着テープ
8 離型紙

Claims (4)

  1. 耐水性を有する所定幅の柔軟な紙シートの左右中央部に、長手方向に沿って当該紙シートが露出する所定幅の折り曲げ部を残した状態で、該折り曲げ部の左右両側に比較的厚い紙材からなる平板を貼り付けたことを特徴とするコーナー材。
  2. 上記平板と紙シートの重なり合った部分には、表裏に貫通する複数の通孔が分散穿孔されている請求項1に記載のコーナー材。
  3. コーナー材の両側縁部は、外側の厚みが次第に薄くなるように傾斜面として形成されている請求項1又は2に記載のコーナー材。
  4. 平板の外面に所定幅で両面粘着テープが貼り付けられている請求項1乃至3のいずれかに記載のコーナー材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2494866A1 (en) 2011-03-04 2012-09-05 Shimano Inc. Spool of fishing reel
JP2013204410A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Sekisui Chem Co Ltd コーナーテープ
JP2016075086A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 ヤヨイ化学工業株式会社 下地コーナー材

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