JP2004346611A - コーナー材 - Google Patents
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Abstract
【課題】建物の壁面等の仕上げに際し、コーナー部(出隅、入隅等)の下地となる部分に取り付けて、該コーナ部の仕上げを良好なものとするために使用するコーナー材であって、壁土、ケイソウ土、モルタル等を仕上げ材とする湿式仕上げに適したものを提供すること。
【解決手段】所定の幅と厚みを有する紙シートの左右中央部に、該紙シートの中心線に沿って折り目を形成し、この折り目の左右両側の平板部には、表裏に貫通する複数の通孔をそれぞれ分散穿孔した。
【選択図】 図1
【解決手段】所定の幅と厚みを有する紙シートの左右中央部に、該紙シートの中心線に沿って折り目を形成し、この折り目の左右両側の平板部には、表裏に貫通する複数の通孔をそれぞれ分散穿孔した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の壁面等の仕上げに際し、コーナー部(出隅、入隅等)に取り付けて、該コーナ部の仕上げを良好なものとするために使用するコーナー材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物の壁面の仕上げは、石膏ボード等の壁材の表面に壁紙、布地、合成樹脂クロス等を張り付ける乾式仕上げ方法や、壁土、ケイソウ土、モルタル等を塗り付ける湿式仕上げ方法により行われている。この場合、壁材である石膏ボードの表面は凹凸が多いので、壁紙、布地、合成樹脂クロス等の壁装材を張り付ける場合は、予めパテ等で平坦な表面に仕上げてから貼着しているが、特に出隅部分や入隅部分等のコーナー部は、尖った稜線部分があるため、パテ等による先仕上げが困難であった。
【0003】
建物の壁面の出隅部分を平坦に先仕上げするために、厚さ1ミリメ−トル以下、幅2ミリメ−トル以下の軟質合成樹脂製蝶番部の長手方向左右両側に、1ミリメ−トル以下の肉厚を有する硬質合成樹脂製の平板を一体に連結し、該平板には適数の孔を穿設したコーナー材が開発されている(特許文献1参照)。このコーナー材は、蝶番部を建物のコ−ナ−部に当てがい、この部分を直角に屈曲させて左右両側の平板をそれぞれ壁面に接着剤で貼りつけることにより、該コーナー部の壁面を平坦化するものである。このコーナー材は、表裏反転して使用することにより、出隅部分及び入隅部分の施工を行うことができるとされている。
【0004】
【特許文献1】
実公昭62−40030号公報
【0005】
上記特許文献1に記載のコーナー材は、出隅部分の凹凸の多い下地面を手軽に平坦化することができる便利なものであるが、折り曲げ用の蝶番部が薄くて柔らかい材質で作られているため、該蝶番部の強度が弱く、出隅に使用した時はコーナー部のエッジ部の強度が弱くなり、この部分に他の物体が衝突した時に容易に変形や損傷が生じるという問題点があった。また、これを入隅に使用した場合には、その上から壁装材を貼り着けた後、エッジ部にナイフで切り目を入れて壁装材の余分な部分を切り離す際に、軟弱な蝶番部自体が切り離されて、この部分に隙間ができてしまうという問題点があった。
【0006】
上記のような蝶番部を設けず、硬質の平板をその長手方向に沿う中心線でほぼ直角に屈曲させた形状のものが実用化されている。このものは、合成樹脂を予め断面L型の屈曲形状に押し出し成形した後、該屈曲した両側の平板部にそれぞれ粘着テープ(両面テープ)を貼り付けて穿孔することにより製造されるが、平板部が互いに直角に屈曲したままであるので、一方の平板部へのテープ貼着や穿孔を行なう時に他方の平板部が邪魔になり、能率的にテープ貼着や穿孔を行うことができず、製造工程が複雑になるという問題点があった。
【0007】
一方、本願発明者は、上記従来のコーナー材の問題点を解決し、屈曲部の強度が高く、かつ製造が容易な断面L型のコーナー材を開発し、特許出願している(特許文献2参照)。
【0008】
【特許文献2】
特願平8−140823号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献2に記載のコーナー材の実施品は、平板部として合成樹脂板が使用されているので、強度が高く製造も容易であり、壁紙やクロス等の下地として使用するに適しているが、水を吸収しないので、壁土、ケイソウ土、モルタル等を塗り付ける湿式仕上げ法を施工する場合は、コーナー材を介在させた部分と他の部分とで乾燥速度が異なり、表面に色むらが生じるという問題点があった。そこで、本発明は、湿式仕上げ法に使用するに適したコーナー材を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用した。即ち、本発明にかかるコーナー材は、所定の幅と厚みを有する紙シートの左右中央部に、該紙シートの中心線に沿って折り目を形成し、この折り目の左右両側の平板部には、表裏に貫通する複数の通孔をそれぞれ分散穿孔したことを特徴としている。
【0011】
使用対象となる建物等のコーナー部が、凸状の出隅であっても凹状の入隅であっても、このコーナー材をそのコーナー部にあてがって、その折り目を中心に屈曲形状に折り曲げ、該屈曲した2枚の平板部を該コーナー部を構成する両側の面にそれぞれ貼り付ける。このためには、当該平板部の貼り付け面に接着剤(いわゆる粘着剤を含む)を設けておくと便利である。
【0012】
このコーナー材の材質は紙であるから、湿式仕上げに際して、壁土等、壁材の水分がコーナー材に吸収される。このため、他の部分と乾燥速度がそれほど変わらずにすみ、色むら等が発生しにくい。また、材質が紙であるから、適度の腰の強さと塑性変形能を有しており、使い勝手がよく、下地の凹凸に対する適応性や、湿式仕上げ材の付着性に優れている。
【0013】
なお、請求項3に記載の発明のように、このコーナー材の外縁部を断面楔状に削って、肉厚を外に向かって徐々に薄くしておくことにより、壁表面に段差が生じにくく、美麗な仕上げが得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について具体例を挙げて説明する。このコーナー材1は、全体が所定厚みの細長い紙シートで作られており、その幅方向の中央部に、長手方向に沿って折り目2が形成されている。折り目2は、図4に示すように、プレス成形により、断面凹状の筋として形成されている。図示例では、紙シートの表裏両面に凹状の折り目2が形成されていて、いずれの側にも簡単に折り曲げることができるようになっているが、折り目2を片面だけに形成しておいてもよい。この折り目2の左右両側は、2枚の平板部3,4となっており、これら平板部には、表裏に貫通する多数の円形の通孔5,…が規則正しく分散穿孔されている。この通孔5は施工時に表裏に塗られたパテや壁土等が平板部を挟んで一体化するための流通孔で、直径3〜5ミリメートル程度の円形孔とするのが好ましいが、角孔や異形の孔であってもよい。
【0015】
このコーナー材1の幅は数十mm(例えば、折り目によって区分される一方の平板部の幅が30〜50mm程度)であり、厚みは0.5〜2mm程度とするのが好ましい。この厚みが大き過ぎると、他の部分に比べて仕上げ表面が盛り上がるので好ましくない。逆に薄過ぎると、強度(いわゆる腰の強さ)が不十分となり、使い勝手が悪くなる。また、水分を吸収するためには、ある程度厚みのある方が好ましい。コーナー材1の外縁部6は、図3に示すように、外に向かって徐々に肉厚が薄くなる断面楔状に形成されている。このため、壁装材の表面に段差が生じない。なお、コーナー材1の材質は紙であるが、実際に製作して使用した感じでは、再生紙、特に牛乳パックの再生紙を使用したものが好ましかった。
【0016】
コーナー材1の片面には、図2に示すように、全面にわたって粘着剤が塗布されている。このように片面に粘着剤層9を設けておくと、壁材に取り付けるのが簡単であるので好ましいが、場合によっては、予め粘着剤層9を設けておかず、施工現場等で接着剤を塗布して貼り付けてもよい。なお、粘着剤層を設けておく場合は、その表面を離型紙10でカバーしておけばよい。
【0017】
このコーナー材1は、長尺のベルト状に成形してロール状に巻いておき、現場で適当な長さに切り出して使用するのが便利である。次に、このコーナー材1を用いて建物のコーナー部を平坦化する場合について例示すると、まず、ロール状に巻かれているコーナー材1を適当な長さに切断し、接着剤層をカバーしている被覆紙(離型紙)10を剥して接着剤層を露出させ、該露出した接着剤層を壁材に向けてコーナー部に貼り付ける。図5は出隅に使用する例を、また図6は入隅に使用する例をそれぞれ表す。このコーナー材1は、中央部に設けられている折り目2を中心として表裏いずれの側にも簡単に折り曲げることができるので、1種類のもので出隅でも入り隅でも使用することができる。
【0018】
このコーナー材1を壁等のコーナー部に取り付けたら、必要に応じてパテ等を塗って平坦化し(パテを塗らなくてもよい場合が多い)、その上から湿式の壁仕上げ材30を塗り付ける。このコーナー材1の材質は紙であるから、湿式の壁材もうまく接着一体化することができる。また、湿式壁仕上げ材の水分がコーナー材に吸収されるので、他の部分と乾燥速度が変わらずにすむ結果、色むらが生じにくい。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にかかるコーナー材1は、湿式壁装材による仕上げ用として、優れたものである。このコーナー材を壁紙、クロス等、湿式以外の仕上げ用に使用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態をあらわす平面図である。
【図2】その平板部の拡大断面図である。
【図3】平板部の外縁部の拡大断面図である。
【図4】折り目部分の拡大断面図である。
【図5】出隅に使用する場合の説明図である。
【図6】入り隅に使用する場合の説明図である。
【符号の説明】
1 コーナー材
2 折り目
3 平板部
4 平板部
5 通孔
9 粘着剤層
10 離型紙
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の壁面等の仕上げに際し、コーナー部(出隅、入隅等)に取り付けて、該コーナ部の仕上げを良好なものとするために使用するコーナー材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物の壁面の仕上げは、石膏ボード等の壁材の表面に壁紙、布地、合成樹脂クロス等を張り付ける乾式仕上げ方法や、壁土、ケイソウ土、モルタル等を塗り付ける湿式仕上げ方法により行われている。この場合、壁材である石膏ボードの表面は凹凸が多いので、壁紙、布地、合成樹脂クロス等の壁装材を張り付ける場合は、予めパテ等で平坦な表面に仕上げてから貼着しているが、特に出隅部分や入隅部分等のコーナー部は、尖った稜線部分があるため、パテ等による先仕上げが困難であった。
【0003】
建物の壁面の出隅部分を平坦に先仕上げするために、厚さ1ミリメ−トル以下、幅2ミリメ−トル以下の軟質合成樹脂製蝶番部の長手方向左右両側に、1ミリメ−トル以下の肉厚を有する硬質合成樹脂製の平板を一体に連結し、該平板には適数の孔を穿設したコーナー材が開発されている(特許文献1参照)。このコーナー材は、蝶番部を建物のコ−ナ−部に当てがい、この部分を直角に屈曲させて左右両側の平板をそれぞれ壁面に接着剤で貼りつけることにより、該コーナー部の壁面を平坦化するものである。このコーナー材は、表裏反転して使用することにより、出隅部分及び入隅部分の施工を行うことができるとされている。
【0004】
【特許文献1】
実公昭62−40030号公報
【0005】
上記特許文献1に記載のコーナー材は、出隅部分の凹凸の多い下地面を手軽に平坦化することができる便利なものであるが、折り曲げ用の蝶番部が薄くて柔らかい材質で作られているため、該蝶番部の強度が弱く、出隅に使用した時はコーナー部のエッジ部の強度が弱くなり、この部分に他の物体が衝突した時に容易に変形や損傷が生じるという問題点があった。また、これを入隅に使用した場合には、その上から壁装材を貼り着けた後、エッジ部にナイフで切り目を入れて壁装材の余分な部分を切り離す際に、軟弱な蝶番部自体が切り離されて、この部分に隙間ができてしまうという問題点があった。
【0006】
上記のような蝶番部を設けず、硬質の平板をその長手方向に沿う中心線でほぼ直角に屈曲させた形状のものが実用化されている。このものは、合成樹脂を予め断面L型の屈曲形状に押し出し成形した後、該屈曲した両側の平板部にそれぞれ粘着テープ(両面テープ)を貼り付けて穿孔することにより製造されるが、平板部が互いに直角に屈曲したままであるので、一方の平板部へのテープ貼着や穿孔を行なう時に他方の平板部が邪魔になり、能率的にテープ貼着や穿孔を行うことができず、製造工程が複雑になるという問題点があった。
【0007】
一方、本願発明者は、上記従来のコーナー材の問題点を解決し、屈曲部の強度が高く、かつ製造が容易な断面L型のコーナー材を開発し、特許出願している(特許文献2参照)。
【0008】
【特許文献2】
特願平8−140823号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献2に記載のコーナー材の実施品は、平板部として合成樹脂板が使用されているので、強度が高く製造も容易であり、壁紙やクロス等の下地として使用するに適しているが、水を吸収しないので、壁土、ケイソウ土、モルタル等を塗り付ける湿式仕上げ法を施工する場合は、コーナー材を介在させた部分と他の部分とで乾燥速度が異なり、表面に色むらが生じるという問題点があった。そこで、本発明は、湿式仕上げ法に使用するに適したコーナー材を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用した。即ち、本発明にかかるコーナー材は、所定の幅と厚みを有する紙シートの左右中央部に、該紙シートの中心線に沿って折り目を形成し、この折り目の左右両側の平板部には、表裏に貫通する複数の通孔をそれぞれ分散穿孔したことを特徴としている。
【0011】
使用対象となる建物等のコーナー部が、凸状の出隅であっても凹状の入隅であっても、このコーナー材をそのコーナー部にあてがって、その折り目を中心に屈曲形状に折り曲げ、該屈曲した2枚の平板部を該コーナー部を構成する両側の面にそれぞれ貼り付ける。このためには、当該平板部の貼り付け面に接着剤(いわゆる粘着剤を含む)を設けておくと便利である。
【0012】
このコーナー材の材質は紙であるから、湿式仕上げに際して、壁土等、壁材の水分がコーナー材に吸収される。このため、他の部分と乾燥速度がそれほど変わらずにすみ、色むら等が発生しにくい。また、材質が紙であるから、適度の腰の強さと塑性変形能を有しており、使い勝手がよく、下地の凹凸に対する適応性や、湿式仕上げ材の付着性に優れている。
【0013】
なお、請求項3に記載の発明のように、このコーナー材の外縁部を断面楔状に削って、肉厚を外に向かって徐々に薄くしておくことにより、壁表面に段差が生じにくく、美麗な仕上げが得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について具体例を挙げて説明する。このコーナー材1は、全体が所定厚みの細長い紙シートで作られており、その幅方向の中央部に、長手方向に沿って折り目2が形成されている。折り目2は、図4に示すように、プレス成形により、断面凹状の筋として形成されている。図示例では、紙シートの表裏両面に凹状の折り目2が形成されていて、いずれの側にも簡単に折り曲げることができるようになっているが、折り目2を片面だけに形成しておいてもよい。この折り目2の左右両側は、2枚の平板部3,4となっており、これら平板部には、表裏に貫通する多数の円形の通孔5,…が規則正しく分散穿孔されている。この通孔5は施工時に表裏に塗られたパテや壁土等が平板部を挟んで一体化するための流通孔で、直径3〜5ミリメートル程度の円形孔とするのが好ましいが、角孔や異形の孔であってもよい。
【0015】
このコーナー材1の幅は数十mm(例えば、折り目によって区分される一方の平板部の幅が30〜50mm程度)であり、厚みは0.5〜2mm程度とするのが好ましい。この厚みが大き過ぎると、他の部分に比べて仕上げ表面が盛り上がるので好ましくない。逆に薄過ぎると、強度(いわゆる腰の強さ)が不十分となり、使い勝手が悪くなる。また、水分を吸収するためには、ある程度厚みのある方が好ましい。コーナー材1の外縁部6は、図3に示すように、外に向かって徐々に肉厚が薄くなる断面楔状に形成されている。このため、壁装材の表面に段差が生じない。なお、コーナー材1の材質は紙であるが、実際に製作して使用した感じでは、再生紙、特に牛乳パックの再生紙を使用したものが好ましかった。
【0016】
コーナー材1の片面には、図2に示すように、全面にわたって粘着剤が塗布されている。このように片面に粘着剤層9を設けておくと、壁材に取り付けるのが簡単であるので好ましいが、場合によっては、予め粘着剤層9を設けておかず、施工現場等で接着剤を塗布して貼り付けてもよい。なお、粘着剤層を設けておく場合は、その表面を離型紙10でカバーしておけばよい。
【0017】
このコーナー材1は、長尺のベルト状に成形してロール状に巻いておき、現場で適当な長さに切り出して使用するのが便利である。次に、このコーナー材1を用いて建物のコーナー部を平坦化する場合について例示すると、まず、ロール状に巻かれているコーナー材1を適当な長さに切断し、接着剤層をカバーしている被覆紙(離型紙)10を剥して接着剤層を露出させ、該露出した接着剤層を壁材に向けてコーナー部に貼り付ける。図5は出隅に使用する例を、また図6は入隅に使用する例をそれぞれ表す。このコーナー材1は、中央部に設けられている折り目2を中心として表裏いずれの側にも簡単に折り曲げることができるので、1種類のもので出隅でも入り隅でも使用することができる。
【0018】
このコーナー材1を壁等のコーナー部に取り付けたら、必要に応じてパテ等を塗って平坦化し(パテを塗らなくてもよい場合が多い)、その上から湿式の壁仕上げ材30を塗り付ける。このコーナー材1の材質は紙であるから、湿式の壁材もうまく接着一体化することができる。また、湿式壁仕上げ材の水分がコーナー材に吸収されるので、他の部分と乾燥速度が変わらずにすむ結果、色むらが生じにくい。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にかかるコーナー材1は、湿式壁装材による仕上げ用として、優れたものである。このコーナー材を壁紙、クロス等、湿式以外の仕上げ用に使用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態をあらわす平面図である。
【図2】その平板部の拡大断面図である。
【図3】平板部の外縁部の拡大断面図である。
【図4】折り目部分の拡大断面図である。
【図5】出隅に使用する場合の説明図である。
【図6】入り隅に使用する場合の説明図である。
【符号の説明】
1 コーナー材
2 折り目
3 平板部
4 平板部
5 通孔
9 粘着剤層
10 離型紙
Claims (3)
- 所定の幅と厚みを有する紙シートの左右中央部に、該紙シートの中心線に沿って折り目を形成し、この折り目の左右両側の平板部には、表裏に貫通する複数の通孔をそれぞれ分散穿孔したことを特徴とするコーナー材。
- 紙シートの片面に接着剤が塗布されている請求項1に記載のコーナー材。
- 紙シートの外縁部が、外に向かって肉厚が徐々に薄くなるように、断面楔状に削られている請求項1又は2に記載のコーナー材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003145147A JP2004346611A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | コーナー材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003145147A JP2004346611A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | コーナー材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004346611A true JP2004346611A (ja) | 2004-12-09 |
Family
ID=33532404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003145147A Pending JP2004346611A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | コーナー材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004346611A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010275683A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-12-09 | Sansei Tsusho Kk | 塗り壁用コーナー材 |
CN103233565A (zh) * | 2013-05-03 | 2013-08-07 | 王贵琦 | 一种纳米竹炭·硅藻泥的发泡浮雕墙基布及其制备工艺 |
JP2019031806A (ja) * | 2017-08-07 | 2019-02-28 | 三正通商株式会社 | コーナーテープ |
-
2003
- 2003-05-22 JP JP2003145147A patent/JP2004346611A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010275683A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-12-09 | Sansei Tsusho Kk | 塗り壁用コーナー材 |
CN103233565A (zh) * | 2013-05-03 | 2013-08-07 | 王贵琦 | 一种纳米竹炭·硅藻泥的发泡浮雕墙基布及其制备工艺 |
CN103233565B (zh) * | 2013-05-03 | 2016-01-06 | 王贵琦 | 一种纳米竹炭·硅藻泥的发泡浮雕墙基布及其制备工艺 |
JP2019031806A (ja) * | 2017-08-07 | 2019-02-28 | 三正通商株式会社 | コーナーテープ |
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