JP6077795B2 - キッチンペーパーロールの製造方法 - Google Patents
キッチンペーパーロールの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6077795B2 JP6077795B2 JP2012189088A JP2012189088A JP6077795B2 JP 6077795 B2 JP6077795 B2 JP 6077795B2 JP 2012189088 A JP2012189088 A JP 2012189088A JP 2012189088 A JP2012189088 A JP 2012189088A JP 6077795 B2 JP6077795 B2 JP 6077795B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- kitchen paper
- tail
- roll
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 41
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 147
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 139
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 33
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims description 11
- 229920003171 Poly (ethylene oxide) Polymers 0.000 claims description 9
- 238000002156 mixing Methods 0.000 claims description 8
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 claims description 7
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 claims description 7
- 239000002202 Polyethylene glycol Substances 0.000 claims description 6
- 229920002472 Starch Polymers 0.000 claims description 6
- 229920001223 polyethylene glycol Polymers 0.000 claims description 6
- 239000008107 starch Substances 0.000 claims description 6
- 235000019698 starch Nutrition 0.000 claims description 6
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 claims description 4
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 claims description 4
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 164
- 238000000034 method Methods 0.000 description 19
- 238000004049 embossing Methods 0.000 description 16
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 14
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 12
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 12
- 230000008569 process Effects 0.000 description 11
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 9
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 8
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 7
- 239000000047 product Substances 0.000 description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 229920002134 Carboxymethyl cellulose Polymers 0.000 description 2
- 240000007594 Oryza sativa Species 0.000 description 2
- 235000007164 Oryza sativa Nutrition 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 2
- 239000001768 carboxy methyl cellulose Substances 0.000 description 2
- 235000010948 carboxy methyl cellulose Nutrition 0.000 description 2
- 239000008112 carboxymethyl-cellulose Substances 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 2
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 2
- 239000013054 paper strength agent Substances 0.000 description 2
- 235000009566 rice Nutrition 0.000 description 2
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 1
- 241000218631 Coniferophyta Species 0.000 description 1
- 229920002261 Corn starch Polymers 0.000 description 1
- 241000692870 Inachis io Species 0.000 description 1
- 229920000881 Modified starch Polymers 0.000 description 1
- 239000004368 Modified starch Substances 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 description 1
- 230000002745 absorbent Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000013329 compounding Methods 0.000 description 1
- 239000008120 corn starch Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000004945 emulsification Methods 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 239000013067 intermediate product Substances 0.000 description 1
- 239000002655 kraft paper Substances 0.000 description 1
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 235000019426 modified starch Nutrition 0.000 description 1
- 239000011087 paperboard Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920001592 potato starch Polymers 0.000 description 1
- 239000002243 precursor Substances 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Sanitary Thin Papers (AREA)
Description
他方で、ペーパーロールにされる種々のクレープ紙の中でも、上記キッチンペーパーは、煮物の落とし蓋、鮮魚等のドリップ吸収材、水きり、台所周りの拭き掃除などの用途が想定され、とりわけしっかりとしていて吸水性(水分の吸収量、水分の吸収速度)に優れることが求められる。
このためキッチンペーパーは、トイレットペーパー等と比較して、米坪が高く紙厚が厚い。そして、NBKP(針葉樹クラフトパルプ)の配合割合が多いという特徴がある。
さらに、キッチンペーパーでは、エンボスを付与した二枚以上のシートを積層して2プライとした構造を採用して、シート間に空隙を形成することで、吸水性を高めることもよく行なわれる。原料パルプにおけるNBKPの配合割合を多くすると、エンボスがしっかりと付与されるという効果があり、このこともNBKPの配合割合を高める理由の一つである。
すなわち、テールシール工程は、自由端部であるテールに接着糊を付与させた後に、その接着糊付与部分をロール状に巻かれた部分に当接するようにして行なわれる。
また、キッチンペーパーは、上記のとおり紙の剛性が高いためテールが巻き取り部分に付着した状態で維持されずに離間してしまい十分に接着するまでテールとロール状の巻き取り部分との当接状態を維持することが難しい。
このためキッチンペーパーでは、水分等の吸水性が求められその向上には坪量や紙厚を増加させることが有効な一手段であるところ、上記のテールシールの問題があるがゆえに、坪量や紙厚の増加による水分等の吸収性を向上させることが困難であった。
<請求項1記載の発明>
2プライのキッチンペーパーをロール状に巻いたキッチンペーパーロールの製造方法であって、
帯状の2プライのキッチンペーパー原反をロール状に巻きとり、その巻き終わり部分であるテールをロール状にされた巻き取り部分に接着するテールシールを行う際に、
前記テールをロール状とされた巻き取り部分に接着するための接着糊として、
セルロース系、澱粉系、アクリル樹脂系又はこれらを混合した水溶性接着剤であって、30℃における粘度が5〜200mPa・sである第1接着剤と、
ポリエチレンオキシド系、ポリエチレングリコール系又はこれらを混合した水溶性接着剤であって、30℃における粘度が2000〜3000mPa・sである第2接着剤と、
を用いることを特徴とするキッチンペーパーロールの製造方法。
前記第1接着剤として固形分率が0.5〜12重量%のものを用い、
前記第2接着剤として固形分率が11〜17重量%のものを用いる、
請求項1記載のキッチンペーパーロールの製造方法。
前記第1接着剤と第2接着剤とを混合した粘度350〜1200mPa・sの接着糊をテールの幅方向に沿って付与した後に、その接着糊が付与されたテールを巻き取り部分に当接させる、請求項1又は2記載のキッチンペーパーロールの製造方法。
テールの先端側に幅方向に沿って第2接着剤を付与し、
それよりも0〜30mm間隔を空けた巻き取り開始側に幅方向に沿って第1接着剤を付与し、
その後に、前記テールの各接着剤付与部分を巻き取り部分に当接させる、
請求項1又は2記載のキッチンペーパーロールの製造方法。
前記キッチンペーパーが、1プライ当たりの坪量30〜55g/m2であり、2プライのものを5組重ねた際の厚さが4.0〜5.0mmである請求項1〜4の何れか1項に記載のキッチンペーパーロールの製造方法。
本発明は、2プライのキッチンペーパーをロール状に巻いたキッチンペーパーロールを製造するにあたって行なわれるテールシール工程を行なう際に用いる接着糊として、セルロース系、澱粉系、アクリル樹脂系又はこれらを混合した水溶性接着剤であって、30℃における粘度が5〜200mPa・sである第1接着剤と、ポリエチレンオキシド系、ポリエチレングリコール系又はこれらを混合した水溶性接着剤であって、30℃における粘度が2000〜3000mPa・sである第2接着剤と、を用いることとした。
そこで、本発明は、その乾燥時接着強度の高い第1接着剤とともに、湿潤時の接着強度が高い上記第2接着剤を用いる。
この第2接着剤は、乾燥後の接着強度は、第1接着剤よりも低いため乾燥後における意図しない剥離を防止することは難しい。しかし、粘性が高く、特に乾燥前のウェット接着強度が高い。
すなわち、本発明のキッチペーパーロールの製造方法は、第2接着剤によってテールを巻き取り部分に当接させた状態が維持され、その間に両接着剤が効果的に乾燥して乾燥時接着力が発揮される。そして特に第1接着剤の接着力が発揮されるようになることでテールが巻き取り部分に接着して意図しないテールの巻き剥がれが防止されるようになる。
ここで、本発明における第2接着剤は、単に高い粘性による付与直後のシートを巻き取り部分に押さえるだけの作用ではなく、第2接着剤自身も徐々に乾燥することで乾燥時の接着力も発揮する。
さらに、テールに接着糊を付与するにあたっては、第1接着剤と第2接着剤とを混合した粘度350〜1200mPa・sの接着糊をテールの幅方向に沿って付与した後に、その接着糊が付与されたテールを巻き取り部分に当接させるようにするのが望ましい。
一度に第1接着剤と第2接着剤とを付与できるとともに、それらの作用を十分に得ることができる。
具体的には、キッチンペーパーを、1プライ当たりの坪量30〜55g/m2であり、2プライで5組重ねた厚さが4.0〜5.0mmのものとすることができる。
かかるキッチンペーパーとしても本発明の製造方法によれば接着糊をテールに付与した後に乾燥するまでの間に吸収されて接着不良が発生することが防止される。また、キッチンペーパーに必要とされる剛性が上記米坪、紙厚とすることで高まることがあっても十分に対応できる。
本発明に係るキッチンペーパーロール1は、その巻き終わり部分が巻き取り部分に接着糊により接着されており、これにより使用開始前に意図せず巻き終わり部分が自由となって巻きほどけないようになっている(接着部分を符号10sで示す)。
なお、キッチンペーパーロール1の寸法等は、必ずしも限定はされないが、好適には、紙管径L1が30〜50mm、外径L2が90〜130mm、幅L3が100〜250mm程度であり、キッチンペーパーの巻長さが8.8〜30mである。
また、本形態に係るキッチンペーパー10は、好ましい例として、シート長手方向の所定間隔おきにキッチンペーパーシート幅方向に亘るミシン目線が設けられており、適宜の大きさに裁断し易くなっている。この所定間隔は、48〜250mm程度である。
上記クレープ紙は、原料パルプに湿潤紙力剤や乾燥紙力剤などの薬剤を加えて調整した抄紙原料を、クレープ紙抄造技術により抄造した既知のクレープ紙を用いることができる。
原料パルプは特に限定されないが、キッチンペーパーが食材に触れる用途に用いられることから、特にバージンパルプのみをパルプ原料とするのがよく、その場合、特にNBKP(針葉樹クラフトパルプ)とLBKP(広葉樹クラフトパルプ)とを配合したものがよい。その配合割合(JIS P 8120)は、NBKP:LBKP=60〜90:40〜10がよい。NBKPが多いほうが、エンボスがしっかりと付与されやすくなる、吸液性の向上効果が発現しやすいという利点がある。
エンボスの付与は2プライとする積層一体化と同時に行なう既知の方法により行なうことができる。例えば、各クレープ紙に対してスチールラバー式のエンボス付与装置等によりエンボスを付与した後にそれらを積層一体化すればよい。
このようなエンボスを付与して接着したラミネート構造のキッチンペーパーは、接着剤による剛性の向上とエンボスによる表面の凹凸による、拭き取り性や吸水性の増加という効果があり、キッチンペーパーとしては望ましいもののテールシールの問題は発生しやすくなる。
エンボスを付与する場合には、本発明ではキッチンペーパーの吸水性や表面の凹凸に起因するテールシール不良が改善されることから、吸収性に優れるエンボスを付与するのが望ましい。
特に下記構造のエンボスは坪量30〜55g/m2、かつ2プライのものを5組重ねた際の紙厚が4.0〜5.0mmとなるような高坪量、厚い紙厚である場合に、優れた吸水性が発揮されるが、かかる高坪量、厚い紙厚と組み合わせると、従来のテールシールでは接着が極めて困難であったものであるが、本発明によればテールシール不良が改善されるためかかる坪量、紙厚としてさらに下記構造のエンボスを付与することとするのがよい。
そして、エンボスパターンが、エンボス12,12…が規則的に多数形成されたエンボスセクションX,X…と、このエンボスセクションX,X…間にエンボスが形成されていない、直線状に交差する格子状の抜き柄セクションYが形成されたエンボスパターンである。
なお、抜き柄セクションYの面積はエンボスセクションXの面積の10.0〜50.0%、特に20.0〜30.0%が望ましい。
図3には、ログ製造に用いる長尺の紙管11Lを製造する工程(A)、ログ製造工程(B)、裁断工程(C)を示す。(B)に示される部分がワインダーにおけるログ製造工程である。ここでは、長尺紙管11Lの製造工程(A)も合わせて説明する。
本実施形態におけるログ1Rの製造は、ワインダー100の原反ロール支持部にセットしたキッチンペーパー原反を巻き取ったロールR,Rから連続的にキッチンペーパー原反S1,S1を繰り出し、エンボス工程などを適宜経るなどして流れ方向に二枚重ねに積層してキッチンペーパー原反S2としたのち、ミシン目線付与手段70によって流れ方向に所定間隔でキッチンペーパー原反S2の幅方向に沿ってミシン目線を形成し、その後に再巻き取り手段75でキッチンペーパーロールの巻き径(製品径)となるように長尺紙管11Lに巻き付けてログ1Rを製造する。
その後にキッチンペーパー原反S2の先端縁が前記ピックアップ糊を介して長尺紙管11Lに接着され、その後にシャフトが回転駆動されて、長尺紙管11Lにキッチンペーパー原反S2が巻き掛けられる。
そして、長尺紙管11Lに対してキッチンペーパーロール1に対応する所定長さのキッチンペーパー原反S2が巻き掛けられキッチンペーパーロール1に対応する巻き径(直径)かつキッチンペーパーロールの幅の複数倍幅以上のロールが形成された後、シャフトの回転駆動を停止し、後続のキッチンペーパー原反S2との間を切断する。
その後続のキッチンペーパー原反との切り離しによって自由端となる部分(テールとも称される)を接着糊によって巻きとり部分の外面に接着する。(図5及び図6にテール接着前のログの前駆体を示す)
なお、本発明における粘度は、JIS Z 8803の液体の粘度測定方法(単一円筒型回転粘度系による粘度測定方法)により測定する。
なお、本発明においては各接着剤の粘度調整、固形分調整のために適宜、水を用いて調整することができる。
ここで、セルロース系の水溶性接着剤としては、カルボキシルメチルセルロールが例示でき、澱粉系の水溶性接着剤としては、芋類澱粉糊、コーン類澱粉糊、変性澱粉糊が例示できる。
また、ポリエチレンオキシド系、ポリエチレングリコール系の接着剤としては、分子量50000以上のものが好適である。
このように混合して一液の接着糊として用いる場合には、テール先端から10〜40mmの範囲に付与するのがよい。
ログアキュームレーター101は、ログ1Rを高さ方向、横方向に移動させつつ複数本ストックしつつ後段のログカッター102に移送する既知の装置である。この保管及び移動の過程で徐々に接着糊が乾燥してテールが巻き取り部分に接着される。
ログアキュームレーター101から順次ログカッター102に移送されたログ1Rは、必要に応じて幅方向両端部をトリム除去するとともに、キッチンペーパーロール1の幅毎に裁断されて個々のキッチンペーパーロール1となる。
ログカッター102は、ログ1R周面に接するように複数間隔を開けて配された回転する丸刃76を有し、かかる丸刃によってログ1Rをキッチンペーパーロール1の幅に裁断する。
実施例における接着糊は、第1接着剤と第2接着剤とを混合したものとした。
第1接着剤は、カルボキシメチルセルロースを主とするセルロース系の水溶性接着剤(積水化学工業株式会社製JW5620)を粘度18mPa・s(30℃)に調整したものを使用した。なお、この第1接着剤の固形分率は1.4重量%であった。
第2接着剤は、ポリエチレンオキシドを主とするポリエチレンオキシド系の水溶性接着剤(積水化学工業株式会社製JW8371EN)を粘度2698mPa・s(30℃)に調整したものを使用した。なお、この第2接着剤の固形分率は13.5重量%であった。
従来接着剤は、既知のテールシール糊として使用される接着剤2種(ヘンケルジャパン株式会社 TVK974,21AN615W)を用いた。
接着糊の粘度は粘度計(BROOK FIELD社製 DV-E)により測定した。
なお、表中、ウェット接着性は、接着糊付与5秒後にログを1m転がしてテールが剥がれるか否かを目視にて確認することとした。
ドライ接着性は、キッチンペーパーロールとした後に接着糊付与部分を把持して吊下げた際に自重で剥がれるか否かを確認することとした。
ウェット接着性については、作成した試料(3本)の全てが剥がれなかったものを○、一つでも剥がれが生じたものを×とした。
ドライ接着性については、剥がれないものを○、剥がれたものを×とした。
操作性は、糊粕の発生など付与性を評価し、良好なものを○、糊粕などの発生があったものを△とした。
比較例2、3は、接着糊の粘度自体は、本発明の範囲と同等の範囲にあるものの、ウェット接着性に問題があり、ドライ接着性も不十分との結果となった。比較例1は、粘度が低くウェット接着性については良好であったが、乾燥後のドライ接着性に問題があった。
以上のとおり、本発明によればテールシール不良が改善される。よって、効率よく歩留まりよくキッチンペーパーロールを製造することができるようになる。
12…エンボス、12a…エンボス頂部(エンボス底部)
100…ワインダー、1R…ログ、11…長尺紙管、 15…紙管原紙、15A…紙管原紙原反ロール、16…糊付けロール、17…コアワインダー、18…シャフト、19…スリッター、70…ミシン目線付与手段、75…再巻き取り手段、76…丸刃、71…パーフォレーションロール、72…受けロール、S1,S2…キッチンペーパー原反、101…ログアキュームレーター、102…ログカッター
20…テール、20T…テール先端、30…巻き取り部分、40…接着糊(接着糊付与部分)、41…第1接着剤。
Claims (5)
- 2プライのキッチンペーパーをロール状に巻いたキッチンペーパーロールの製造方法であって、
帯状の2プライのキッチンペーパー原反をロール状に巻きとり、その巻き終わり部分であるテールをロール状にされた巻き取り部分に接着するテールシールを行う際に、
前記テールをロール状とされた巻き取り部分に接着するための接着糊として、
セルロース系、澱粉系、アクリル樹脂系又はこれらを混合した水溶性接着剤であって、30℃における粘度が5〜200mPa・sである第1接着剤と、
ポリエチレンオキシド系、ポリエチレングリコール系又はこれらを混合した水溶性接着剤であって、30℃における粘度が2000〜3000mPa・sである第2接着剤と、
を用いることを特徴とするキッチンペーパーロールの製造方法。 - 前記第1接着剤として固形分率が0.5〜12重量%のものを用い、
前記第2接着剤として固形分率が11〜17重量%のものを用いる、
請求項1記載のキッチンペーパーロールの製造方法。 - 前記第1接着剤と第2接着剤とを混合した粘度350〜1200mPa・sの接着糊をテールの幅方向に沿って付与した後に、その接着糊が付与されたテールを巻き取り部分に当接させる、請求項1又は2記載のキッチンペーパーロールの製造方法。
- テールの先端側に幅方向に沿って第2接着剤を付与し、
それよりも0〜30mm間隔を空けた巻き取り開始側に幅方向に沿って第1接着剤を付与し、
その後に、前記テールの各接着剤付与部分を巻き取り部分に当接させる、
請求項1又は2記載のキッチンペーパーロールの製造方法。 - 前記キッチンペーパーが、1プライ当たりの坪量30〜55g/m2であり、2プライのものを5組重ねた際の厚さが4.0〜5.0mmである請求項1〜4の何れか1項に記載のキッチンペーパーロールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012189088A JP6077795B2 (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | キッチンペーパーロールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012189088A JP6077795B2 (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | キッチンペーパーロールの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014045807A JP2014045807A (ja) | 2014-03-17 |
JP6077795B2 true JP6077795B2 (ja) | 2017-02-08 |
Family
ID=50606131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012189088A Active JP6077795B2 (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | キッチンペーパーロールの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6077795B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4629283B2 (ja) * | 2001-08-31 | 2011-02-09 | 大王製紙株式会社 | 芯無しぺーパーロール及びその製造方法 |
JP4619673B2 (ja) * | 2004-03-24 | 2011-01-26 | 日本製紙クレシア株式会社 | ロールペーパー類 |
JP5351690B2 (ja) * | 2009-09-30 | 2013-11-27 | 大王製紙株式会社 | キッチンペーパー |
JP5871452B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2016-03-01 | ヘンケルジャパン株式会社 | ロール状ペーパー用接着剤及びロール状ペーパー |
-
2012
- 2012-08-29 JP JP2012189088A patent/JP6077795B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014045807A (ja) | 2014-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6077796B2 (ja) | キッチンペーパーロールの製造方法 | |
JP5814318B2 (ja) | トイレットペーパーの製造方法及びトイレットロールの製造方法 | |
JP5848178B2 (ja) | キッチンペーパーの製造方法 | |
JP6383139B2 (ja) | トイレットペーパーの製造方法及びトイレットロールの製造方法 | |
JP5255146B1 (ja) | トイレットペーパー | |
JP5859238B2 (ja) | トイレットロール | |
JP6077795B2 (ja) | キッチンペーパーロールの製造方法 | |
JP6213947B2 (ja) | トイレットペーパーの製造方法、トイレットロールの製造方法及びトイレットロール | |
ES2820356T3 (es) | Rollo de hojas de producto absorbente de tipo papel higiénico | |
JP2014193214A (ja) | トイレットロール及びトイレットロールの製造方法 | |
JP2010063796A (ja) | ロール状衛生用紙の製造方法 | |
TW201039790A (en) | Drip sheet and method for producing same | |
JP5635290B2 (ja) | キッチンペーパー製品 | |
JP6176704B2 (ja) | トイレットロールの製造方法及びトイレットロール | |
JP5331526B2 (ja) | ロール状衛生用紙の製造方法 | |
JP4332330B2 (ja) | ラミネートシートおよびその製造方法 | |
JP5938079B2 (ja) | プライ接着糊及び衛生薄葉紙の製造方法 | |
JP5360797B2 (ja) | 衛生薄葉紙ロール | |
JP6188194B2 (ja) | トイレットロールの製造方法及びトイレットロール | |
KR102592493B1 (ko) | 한 손 분배를 위한 롤형 제품 | |
JP2009268534A (ja) | ロールペーパー | |
JP2009050433A (ja) | ロール状ペーパー | |
JP2015186512A (ja) | 衛生用紙およびその製造方法 | |
JP2010178839A (ja) | 衛生用紙の製造方法 | |
JP7286688B2 (ja) | 衛生薄葉紙及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150722 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160603 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161216 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170113 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6077795 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |