JP6166415B2 - トイレットロール - Google Patents
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Description
〔請求項1記載の発明〕
帯状のトイレットペーパーを紙管に巻いたトイレットロールであって、
前記紙管が、水解性の紙管原紙を基材とし、
前記紙管全体のJIS P 4501で規定されるほぐれやすさの試験結果における水解性が100秒以下であり、かつ、
水溶性のトイレ洗浄剤及びトイレ防汚剤の少なくとも一方を含み、かつ、前記水解性原紙の分解及び分散を促進するための発泡成分を含むことを特徴とするトイレットロール。
前記発泡成分は、水溶性の炭酸塩を含有する第1成分と、水溶性の有機酸を含有する第2成分とを、含む請求項1記載のトイレットロール。
第1成分及び第2成分の少なくとも一方が、紙管原紙に内添されている請求項2記載のトイレットロール。
トイレ洗浄剤及びトイレ防汚剤の少なくとも一方が、紙管原紙、第1成分及び第2成分の何れかに含有されている請求項2又は3に記載のトイレットロール。
前記紙管は、第1成分からなる第1成分層と第2成分からなる第2成分層とを有する請求項2〜4の何れか1項に記載のトイレットロール。
前記紙管は、外周面側に、内面側から外面側に向かって第1成分からなる第1成分層と第2成分からなる第2成分層とをこの順で有する請求項5記載のトイレットロール。
第1成分層と第2成分層との間に、これらを非接触状態とするための、第1成分及び第2成分とも反応しない水溶性の離間層が介在されている請求項5又は6記載のトイレットロール。
トイレ洗浄剤及びトイレ防汚剤の少なくとも一方が、離間層に含有されている請求項7記載のトイレットロール。
前記紙管が、複数枚の帯状の紙管原紙が幅方向に一部重ねられた状態で螺旋状に巻かれているとともにその重ね合わせ部が糊により接着されている請求項1〜8の何れか1項に記載のトイレットロール。
本発明のトイレットロールでは、紙管を水解性の紙管原紙とするとともに、トイレ洗浄剤及びトイレ防汚剤の少なくとも一方を含むこととしたので、トイレットペーパーを使用した後、紙管を水洗トイレの水溜部が形成されるトラップ部分に投入することによって上記洗浄剤等が紙管より溶出し、トイレの便器、配管等の洗浄・防汚が図られる。
『本発明に係るトイレットロールの製造例』
まず、本発明に係るトイレットロールの製造例の概要を図1及び図2を参照して説明する。
長尺の紙管11Lを製造する工程(図1中(A))は、図2にも示すように、二枚の帯状の紙管原紙(板紙)12,12を原反ロール12A,12Aからそれぞれ繰り出しつつ、所定位置に糊付けロール13により糊30を付与し、当該糊付けされた部分を重ねつつコアワインダー14によりシャフト15に螺旋状に巻付けた後、シャフトを引き抜き、生産品種に合わせた規定長さにスリッター16にて切り揃えることで、円筒の長尺の紙管11Lを形成する。
なお、各紙管原紙12,12は、各々違う原反を使用してもよく、例えば、一方に印刷を施したり、各々の米坪を変えたりしてもよい。本発明においても、必ずしも紙管原紙1,1は、同様のものである必要はない。
このログ10Rの製造は、連続的に又は段階的に、長尺紙管11Lと実質的に同幅のトイレットペーパー原紙S1,S1を、ジャンボロールJR,JRから繰り出すとともに巻き付けてログ10Rを形成する。この巻き付けは、既知のワインダー装置X2が利用できる。なお、図示例は、二つのジャンボロールJR,JRからトイレットペーパー原紙S1,S1を繰り出して、重ね合わせ部51にて積層連続シートS2とした後、既知のコンタクトエンボス付与装置54及びミシン目線形成装置70にてコンタクトエンボスCEの付与とミシン目線(図示しない)の形成を行なった後、巻き取り装置75にて巻き取り2プライ構造となるようにしている。
次いで、本発明に係るトイレットロールの構成・構造例について説明する。
本発明に係るトイレットロールは、図3に示すとおり、紙管11にトイレットペーパーS3が巻かれたものである。その大きさ等は、限定はされないが、概ね、幅L1が100〜115mm、直径L2が100〜120mm、巻き長さ(トイレットペーパーの全長)が18〜70m、紙管径が35〜50mmである。
本発明に係る紙管11は、特徴的に水溶性のトイレ洗浄剤及びトイレ防汚剤の少なくとも一方と、発泡成分とが担持されているとともに、水解性の紙管原紙12が基材とされており、全体として水解性を有する。
他方、本発明に係るトイレットロール10では、特徴的に前記紙管11に発泡成分が担持される。この発泡成分は、紙管11をトイレのトラップの水溜まりに投入した際に発泡するものであり、水雰囲気化で反応して発泡するものである。
他方、本発明のトイレットロール10おいては、前記紙管11が、トイレ洗浄剤及びトイレ防汚剤の少なくとも一方を含む(以下、トイレ洗浄剤とトイレ防汚剤を合わせてトイレ洗浄剤等ということがある)。好ましくは、トイレ洗浄剤は含むのが望ましい。
Claims (9)
- 帯状のトイレットペーパーを紙管に巻いたトイレットロールであって、
前記紙管が、水解性の紙管原紙を基材とし、
前記紙管全体のJIS P 4501で規定されるほぐれやすさの試験結果における水解性が100秒以下であり、かつ、
水溶性のトイレ洗浄剤及びトイレ防汚剤の少なくとも一方を含み、かつ、前記水解性原紙の分解及び分散を促進するための発泡成分を含むことを特徴とするトイレットロール。 - 前記発泡成分は、水溶性の炭酸塩を含有する第1成分と、水溶性の有機酸を含有する第2成分とを、含む請求項1記載のトイレットロール。
- 第1成分及び第2成分の少なくとも一方が、紙管原紙に内添されている請求項2記載のトイレットロール。
- トイレ洗浄剤及びトイレ防汚剤の少なくとも一方が、紙管原紙、第1成分及び第2成分の何れかに含有されている請求項2又は3に記載のトイレットロール。
- 前記紙管は、第1成分からなる第1成分層と第2成分からなる第2成分層とを有する請求項2〜4の何れか1項に記載のトイレットロール。
- 前記紙管は、外周面側に、内面側から外面側に向かって第1成分からなる第1成分層と第2成分からなる第2成分層とをこの順で有する請求項5記載のトイレットロール。
- 第1成分層と第2成分層との間に、これらを非接触状態とするための、第1成分及び第2成分とも反応しない水溶性の離間層が介在されている請求項5又は6記載のトイレットロール。
- トイレ洗浄剤及びトイレ防汚剤の少なくとも一方が、離間層に含有されている請求項7記載のトイレットロール。
- 前記紙管が、複数枚の帯状の紙管原紙が幅方向に一部重ねられた状態で螺旋状に巻かれているとともにその重ね合わせ部が糊により接着されている請求項1〜8の何れか1項に記載のトイレットロール。
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