JP2009050433A - ロール状ペーパー - Google Patents

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Toshiyuki Furuya
利幸 古谷
Takao Shigeta
貴朗 重田
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Abstract

【課題】テールシール部の接着力のばらつきを抑え、製造工程でテール部が剥がれたりプライ剥がれが生じることがなく、一方で使用時にテール部を剥がれ易くしたロール状ペーパーを提供する。
【解決手段】巻取り後のペーパーのテール部分1に、ペーパーに浸透する糊が外側から糊付けされたテールシール3を形成してなるロール状ペーパー10であって、テールシールの剥離強度が37〜127cN/114mmである。
【選択図】図1

Description

この発明は、トイレットペーパー等のテール部分がシールされたロール状ペーパーに関する。
ロール状に巻かれたトイレットペーパーやペーパータオルは、テール部分(巻き終わり部、すなわちロールの最外周に位置するシートの終端)を糊付け(テールシール)して製造されている。そして、テールシールを剥がして巻き戻すことにより使用に供される。
従来、テールシール方法として、テール部分の内巻に糊付けすることが行われている。しかし、糊付けした後にテール部分を巻き取るため、巻取り時に既にある程度の糊がペーパー内に浸透してしまい、接着に有効に利用できる糊の量が少なくなり、シールが不完全となって剥がれの原因となる。又、糊量を多くするとペーパー内部へ糊が多量に浸透し、シール力が強くなり過ぎるため、使用時にテール部の内巻まで破けることがある。
一方、糊付け時の巻取りの減速や停止時にテール部が静電気等によってめくれ、糊付け不良を生じたり、包装工程に至るまでにテール部が剥がれることがある。
このようなことから、テール部の内側に糊を点付接着し、ログソ−の切断部両側に空気を吹付けつつ切断するテ−ルシ−ル方法が提案されている(特許文献1参照)。
又、使用時にテール部が容易に剥がれるよう、糊の成分を規定した技術が提案されている(特許文献2,3参照)。
特開昭60-102353号公報 特開2005-261736号公報 特開2005-270284号公報
しかしながら、上記した従来技術を用いても依然として糊付け後に巻き取る点では変わらないため、製造工程でテール部が剥がれたり、2プライ以上の重ね紙を用いた際にテールシール部でプライ剥がれが生じる問題がある。これは、例えば、気温の変化などによって糊の性状(粘度等)が変動し、テール部の内巻き側と外側への浸透具合が変化するためにテールシール部の接着力がばらつくことが原因の1つと考えられる。そのため、ロール状ペーパー製造時の工程管理が複雑となる。
すなわち、本発明はテールシール部の接着力のばらつきを抑え、製造工程でテール部が剥がれたりプライ剥がれが生じることがなく、一方で使用時にテール部を剥がれ易くしたロール状ペーパーの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のロール状ペーパーは、巻取り後のペーパーのテール部分に、該ペーパーに浸透する糊が外側から糊付けされたテールシールを形成してなる。
このような構成とすると、巻取り終了後に外側から糊付けすることにより、糊付けからタイムラグを生じることなく、最表面からロール内部に向かって糊が直ちに浸透し、適切な強度で確実に接着することができる。その結果、製造工程でテール部が剥がれることがなく、2プライ以上の重ね紙を用いた場合もプライ剥がれが少ない。一方、最表面からロール内部に糊が浸透するため、仮に糊の量が多くても最表面である程度の糊が吸収されてから、糊が浸透するため、接着強度が強くなり過ぎることがなく、使用時にテール部が剥がれ易くなる。そして、糊付けからタイムラグなくシールがなされるため、糊の性状変化によって接着強度がばらつくことがなく、適度な接着強度が維持される。
さらに、シートの巻取り後に糊付けするため、巻取り中に糊付けする場合に比べて巻取り時間の短縮ができると共に、糊付けのタイミング等の複雑な調整も不要となる。
前記テールシールの剥離強度が37〜127cN/114mmであることが好ましい。
このような構成とすると、接着強度が最適に維持される。
前記ペーパーが2プライ以上の重ね紙であってもよい。
この発明によれば、テールシール部の接着力のばらつきを抑え、製造工程でテール部が剥がれたりプライ剥がれが生じることがなく、一方で使用時にテール部を剥がれ易くしたロール状ペーパーが得られる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るロール状ペーパーを軸方向から見たときの図を示す。ロール状ペーパー10は、巻取り後のペーパーのテール部分(巻き終わり部、すなわちロールの最外周に位置するシートの終端)1に外側から糊付けされたテールシール3を形成してなる。テールシール3は、ロール状ペーパー10の軸方向に沿って延びている。
ロール状ペーパーとしては、例えばトイレットペーパーやペーパータオル等の衛生薄葉紙をロール状に巻回したものが挙げられる。又、ロール状に巻回されるペーパーは1プライの単層紙でもよいが、吸水性等の点から2プライ以上の重ね紙であることが好ましい。
テールシールに用いる糊(グルー)は、ペーパーに浸透するものであればよく、でんぷん、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース等、テールシールに用いる公知の糊が使用できる。図1の領域Gは、糊がペーパー中に浸透した部分を示す。
なお、ロール状ペーパー10のテール部分を外側から糊付けしたか否かは、テールシール3の最表面に糊が存在しているか否かによって判別することができる。
図2は、テールシールを行う方法の一例を示す。図2において、ロール状ペーパー10は2プライ紙からなり、最外巻がS11,S12の単層紙を重ねてなり、その内巻がS21,S22の単層紙を重ねてなる。そして、巻取り終了後のテール部分1の最表面に糊20を塗着することにより、糊20がペーパー内部に浸透し(図2の白抜き矢印)、テールシールが形成される。
テールシールの形成方法としては、糊付け部分に糊をスプレーする方法や、ブレード(スキージ)に糊を付着し、このブレードを糊付け部分に押し付ける方法が例示される。
このように、巻取り終了後に外側から糊付けすることにより、糊付けからタイムラグを生じることなく、最表面からロール内部に向かってS11,S12、S21,S22の順に糊が直ちに浸透し、各ペーパーのプライ同士、及び巻回したペーパー(シート)間を適切な強度で確実に接着することができる。その結果、製造工程でテール部が剥がれることがなく、使用時のプライ剥がれ(各単層紙の間での剥離)も少ない。
一方、最表面からロール内部に糊が浸透するため、仮に糊の量が多くても最表面(S11,S12)である程度の糊が吸収されてから、ペーパー(シート)間であるS12とS21の界面に糊が浸透するため、接着強度が強くなり過ぎることがなく、使用時にテール部が剥がれ易くなる。
このように、糊付けからタイムラグなくシールがなされるため、糊の性状変化によって接着強度がばらつくことがなく、適度な接着強度が維持される。
さらに、本発明においては、シートの巻取り後に糊付けするため、巻取り中に糊付けする場合に比べて巻取り時間の短縮ができると共に、糊付けのタイミング等の複雑な調整も不要となる。
これに対し、テール部分1の内側に糊付けした後に巻き取る従来の方法の場合、糊付けした後にテール部分を巻き取るため、巻取り時に既にある程度の糊がペーパー内に浸透してしまい、接着に有効に利用できる糊の量が少なくなる。その結果、各ペーパーのプライ同士、及び巻回したペーパー(シート)間に充分に糊が浸透せず、製造工程で不意にテール部が剥がれたり、プライ剥がれが生じる。又、これらの不具合を改善するために糊の量を多くすると、今度は糊付け部に接する内巻に多量の糊が浸透し、使用時にはテール部が剥がれ難くなる。
上記したようにして、本発明においては適度な接着強度が維持されるが、接着強度としてテールシール部の剥離強度が37〜127cN/114mmであることが好ましい。テールシール部の剥離強度が37cN/114mm未満であると、製造工程で不意にテール部が剥がれたり、使用時のプライ剥がれが生じ易くなる。テールシール部の剥離強度が127cN/114mmを超えると、接着強度が強くなり過ぎ、使用時にテール部が剥がれ難くなる場合がある。
図3は、テールシールの形態を示す。図3(a)において、テールシール3aはロール状ペーパー10aの軸方向に連続して延びている。又、図3(b)において、テールシール3bはロール状ペーパー10bの軸方向に不連続に(破線状に非シール部分とシール部分が交互に等間隔で形成されて)延びている。
図4は、テールシールの形成に用いるブレードを示す。図4(a)は図3(b)のテールシールの形成に用いるブレードに対応し、図4(b)はテールシールの非シール部分とシール部分が不等間隔で形成される場合のブレードである。
以下、実施例を挙げて、本発明を具体的に説明するが、本発明は勿論これらの例に限定されるものではない。
通常のトイレットロールのテール部分の外側に、それぞれ図4(a)、(b)に示すブレードを用いて糊付けを行い、室温で糊を乾燥させてテールシールを形成した。
評価として、製造工程中におけるテール部分のシートの剥がれの有無を観察した。また、糊を乾燥させた後のテールシール部分の接着強度を測定した。
接着強度の測定方法を図5に示す。まず、テールシールを剥がさないように注意してテール先端部(テール部分)1を折り返し、ロール幅とほぼ同幅の治具30の先端30aを折り返し部の間に挿入し、折り返し部と治具の先端30aとをテープ40で留めた。治具の他端(縮幅となっている)30bを引張り試験機の上チャックに固定し、ロール10を手で固定しながら300mm/minの速度で治具を上方に引張り、テールシールが剥がれるまで測定を行った。そして、3回の測定の平均値をテールシールの剥離強度とした。
なお、用いたトイレットロールの紙幅が114mmであるので、この幅当りの接着強度とした。
さらに、使用時にテール部分からシートを剥がし、巻き戻しがスムースに行えるか否かを判定した。巻き戻しの評価はモニター5人による使用テストの平均とし、◎は従来品(テール部分の内巻シートの外面に糊付け後に巻き取ったもの)より優れる、○は従来品と同等とした。
得られた結果を表1に示す。
表1から明らかなように、各実施例の場合、製造工程中におけるテール部分のシートの剥がれがなく、巻き戻しがスムースであった。又、各実施例の場合、テールシール部分の接着強度が37〜127cN/114mmの範囲であった。
一方、テール部分の内巻に糊付け後に巻き取った比較例1,2の場合、製造工程中におけるテール部分のシートの剥がれが生じた。又、各比較例の場合、テールシール部分の接着強度が127cN/114mmを超えた。
本発明の実施形態に係るロール状ペーパーを示す図である。 テールシールを行う方法の一例を示す図である。 テールシールの形態を示す図である。 テールシールの形成に用いるブレードを示す図である。 テールシールの剥離強度の測定方法を示す図である。
符号の説明
1 テール部分
3 テールシール
10 ロール状ペーパー

Claims (3)

  1. 巻取り後のペーパーのテール部分に、該ペーパーに浸透する糊が外側から糊付けされたテールシールを形成してなるロール状ペーパー。
  2. 前記テールシールの剥離強度が37〜127cN/114mmである請求項1記載のロール状ペーパー。
  3. 前記ペーパーが2プライ以上の重ね紙である請求項1又は2記載のロール状ペーパー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9382086B2 (en) 2014-06-30 2016-07-05 The Procter & Gamble Company Tail sealing and methods thereof
US11155430B2 (en) 2015-02-12 2021-10-26 The Procter & Gamble Company Non-uniform tail sealing and methods thereof

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