JP2010119582A - ロール状ペーパー用紙管及びロール状ペーパー用紙管の製造方法 - Google Patents

ロール状ペーパー用紙管及びロール状ペーパー用紙管の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】糊等の接着物質の使用量が低減されても形状安定性を保持し、かつ紙管の軸方向において所定幅で切断する際に切断刃への負荷の少ないロール状ペーパー用紙管を提供する。
【解決手段】芯棒41の表面に第1の帯状紙11を螺旋状に巻付けて第1の筒状体12を形成する第1巻付け工程と、例えば第2の筒状体22の内周面24となる第2の帯状紙21の糊付け面23へ部分的に糊付けする糊付け工程と、糊付け工程後、第1の筒状体12の外周面14に第2の帯状紙21を螺旋状に巻回して第2の筒状体22を形成することにより、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体21の内周面24とを接着させ、第1の筒状体12と第2の筒状体22とが積層している紙管1を形成する第2巻付け工程と、紙管1を所望の長さに切断する切断工程と、を有するロール状ペーパー用紙管1の製造方法を用いる。
【選択図】図6

Description

本発明は、トイレットペーパーやキッチンタオルなどの紙が巻取られたロール状ペーパーの芯を構成するロール状ペーパー用紙管及びその製造方法に関する。
トイレットペーパーやキッチンタオルなどの家庭用衛生用紙は、通常、紙からなる紙管に巻き取られたロール状ペーパーとして市場に流通している。ロール状ペーパーの製造工程では、生産効率の観点から、先ず長尺の紙管に長尺幅の衛生用紙が巻取られた長尺の巻取り紙(ログ)が作製され、次いでこのログが所定幅に切断されることにより、市販品のロール状ペーパーが製造される。
ロール状ペーパー用紙管としては、帯状紙を螺旋状に巻回して筒形の形状とされたものが広く用いられている。従来用いられているロール状ペーパー用紙管としては、1枚目の帯状紙が螺旋状に巻回された筒状体の外周に2枚目の帯状紙が巻回されている積層タイプのものがある(例えば、特許文献1参照)。この積層タイプのロール状ペーパー用紙管は、形状安定性向上の観点から、1枚目の帯状紙と2枚目の帯状紙とが接触する部分は全面的に糊などにより接着されている。
特開平7−116075号公報
しかしながら、上述の積層タイプのロール状ペーパー用紙管では、以下の2つの問題点がある。第1の問題点は、1枚目の帯状紙と2枚目の帯状紙との接触する部分が全面的に糊付けされているため、多量の糊を必要とする点にある。第2の問題点は、上述のロール状ペーパーの製造工程においてログから所定幅のロール状ペーパーへと切断刃にて切断する際、糊等により硬くなったロール状ペーパー用紙管では、切断刃に対して過度な負担をかけてしまう点にある。
上記の問題に鑑みて、本発明の課題は、糊等の使用量が低減されても形状が保持され、かつ切断時に切断刃に対する負荷が少ないロール状ペーパー用紙管を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明者は、積層タイプのロール状ペーパー用紙管に関し、2枚の帯状紙の間を接着する形態を多数検討し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明によれば、以下に示すロール状ペーパー用紙管が提供される。
[1] 第1の帯状紙が螺旋状に巻回されて筒形の形状とされた第1の筒状体と、前記第1の筒状体の外周面に螺旋状に巻回されて筒形の形状とされた第2の筒状体と、から構成され、前記第1の筒状体の前記外周面と前記第2の筒状体の内周面とが部分的に接着され、前記第1の筒状体と前記第2の筒状体とが積層する筒状体として保持されている、ロール状ペーパー用紙管。
[2] 前記外周面と前記内周面との部分的な接着は、縞模様状及び/又は水玉模様状である、前記[1]に記載のロール状ペーパー用紙管。
[3] 前記ロール状ペーパー用紙管の軸方向に対して垂直な断面でみたとき、前記外周面と前記内周面との接着のない、前記軸方向に所定幅のリング状帯状部が、前記ロール状ペーパー用紙管の軸方向において所定間隔にて繰り返し存在する、前記[1]又は[2]に記載のロール状ペーパー用紙管。
[4] 第1の帯状紙からなる第1の筒状体と第2の帯状紙からなる第2の筒状体とが積層しているロール状ペーパー用紙管の製造方法であって、芯棒の表面に前記第1の帯状紙を螺旋状に巻付けて前記第1の筒状体を形成する第1巻付け工程と、前記第1の筒状体の外周面となる前記第1の帯状紙の面及び前記第2の筒状体の内周面となる第2の帯状紙の面の少なくともいずれかを糊付け面とし、前記糊付け面へ部分的に糊付けする糊付け工程と、前記糊付け工程後、前記第1の筒状体の外周面に前記第2の帯状紙を螺旋状に巻回して第2の筒状体を形成することにより、前記第1の筒状体の前記外周面と前記第2の筒状体の前記内周面とを接着させ、前記第1の筒状体と前記第2の筒状体とが積層している紙管を形成する第2巻付け工程と、前記紙管を所望の長さに切断する切断工程と、を有するロール状ペーパー用紙管の製造方法。
[5] 前記糊付け工程において、前記糊付け面へ、縞模様状及び/又は水玉模様状に糊付けする、前記[4]に記載のロール状ペーパー用紙管の製造方法。
[6] 前記糊付け工程において、前記第2の筒状体の前記内周面となる前記第2の帯状紙の面を前記糊付け面とし、前記第2の帯状紙の長手方向に対して傾斜角θを有し、糊付けされない、帯状の非接着部が、前記第2の帯状紙の長手方向において所定間隔にて繰り返し現れるように前記糊付け面へ糊付けを行い、前記第2巻付け工程において、前記第2の帯状紙を、前記第2の帯状紙の前記長手方向と前記芯棒の軸に垂直な方向とが前記傾斜角θと略同一の傾斜を有するように、前記第1の筒状体の前記外周面に螺旋状に巻回する、前記[4]又は[5]に記載のロール状ペーパー用紙管の製造方法。
本発明のロール状ペーパー用紙管は、糊等の使用量が低減されても形状が保持され、かつ切断時に切断刃に対する負荷が少ない効果を奏する。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、変更、修正、改良を加え得るものである。
A.ロール状ペーパー用紙管:
A‐1.本発明のロール状ペーパー用紙管の概要:
図1にて模式的に表した本発明のロール状ペーパー用紙管1(以下、「本発明の紙管」)の一実施形態を参照すると、本発明の紙管1は、第1の筒状体12と第2の筒状体22とが積層している紙管である。本発明の紙管1を構成する第1の筒状体12とは、図4A〜4Cの側面図にて表されるように、第1の帯状紙11が螺旋状に巻回されて筒形の形状となったものである。本発明の紙管1を構成する第2の筒状体22とは、同じく図4A〜4Cの側面図にて表されるように、第2の帯状紙21が螺旋状に巻回されて筒形の形状となったものである。また、第2の筒状体22では、第2の帯状紙21が第1の筒状体の外周面14を螺旋状に巻回している。図2は、図1中のA‐A′断面であり、紙管1の軸方向2に垂直な断面3を表す。図2の断面図に表されるように、本発明の紙管1を構成する第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24とは、糊4により部分的に接着している。この第1の筒状体12と第2の筒状体22との接着により、本発明の紙管1は、第1の筒状体12と第2の筒状体22とが積層している筒形の形状が保持されている。このような第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24との部分的な接着により、本発明の紙管1を切断する場合、切断刃への負担が少なく、スムーズに切断できる。対照的に、図3の断面図にて表されるような従来型の紙管1では、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24とが糊4により全面的に接着している。したがって、従来型の紙管1では、糊4により全体が硬化したものを切断することになり、切断刃への負担も大きくなる。
以下、本発明の紙管を構成する「第1の帯状紙及び第2の帯状紙」、「第1の筒状体及び第2の筒状体」、本発明の紙管の特徴の1つである「第1の筒状体と第2の筒状体との部分的な接着」について、順次詳しく説明する。
A‐2.第1の帯状紙及び第2の帯状紙:
本発明の紙管を構成する第1の帯状紙及び第2の帯状紙は、従来公知の紙管に用いられる帯状紙と同じ形状及び材質のものを使用可能である。例えば、紙管に巻かれる衛生用紙などの材質や衛生用紙の巻き硬さ、あるいは接着に用いる糊の特性などに応じ、帯状紙の材質、厚み、及び幅などを適宜採用できる。
A‐3.第1の筒状体及び第2の筒状体:
本発明の紙管を構成する第1の筒状体及び第2の筒状体は、それぞれ第1の帯状紙及び第2の帯状紙が螺旋状に巻回した筒形の形状である。図4A〜4Cは、第1の筒状体12、又は第2の筒状体22を模式的に表した側面図である。図4A〜4Cに表すものを第1の筒状体12として説明すると、第1の筒状体12では、ある位置の第1の帯状紙11が、その前後の螺旋ピッチを構成する第1の帯状紙11に対して、離れる(図4A)、側端13を揃えて並走する(図4B)、又は重なる(図4C)、のいずれの形態であってもよい。第2の筒状体22の形態についても同様である。また、これら筒状体12、22は、第1の帯状紙11と第2の帯状紙21とが積層している筒状体が保持される限りにおいては、図4A〜4Cに表されるような規則正しく同一の螺旋ピッチにて帯状紙が巻回する形態であっても、あるいは不規則に巻回する形態(図示せず)であってもよい。
本発明の紙管1では、紙管の形状安定性を高め、折れ曲がりを防止する観点からは、第1の帯状紙11の側端13と第2の帯状紙21の側端25とが揃わない形態にて、第1の筒状体12及び第2の筒状体22が積層していることが好ましい。第1の帯状紙11の側端13と第2の帯状紙21の側端25とが揃った状態の場合、この両者の側端がそろっている部分では、その前後の螺旋ピッチを構成する紙との連結がなくなるため、切れ目となってしまい紙管1が折れ曲がり易くなる。
A‐4.第1の筒状体と第2の筒状体との部分的な接着:
図2の断面図にて一例を模式的に表すように、本発明の紙管1では、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24とが糊4によって部分的に接着している。このように、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24とが糊4により部分的に接着する形態とすることにより、糊4の使用量を低減できる。また、ロール状ペーパーを使用後、残された紙管1を容易に分解し廃棄できる利点もある。
本発明の紙管1では、筒形の形状の安定性を高める観点からは、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24との部分的な接着は、紙管1の軸方向2の全域にわたることが好ましい。この全域にわたる部分的な接着の目安としては、例えば、第1の筒状体12の場合、隣接する螺旋ピッチ間が、その上層の第2の筒状体22との接着を介して間接的に連結しているか否かを基準とするとよい。この基準は、第2の筒状体22の場合にも同様である。また、第1の帯状紙11及び第2の帯状紙21のめくれや紙管1の折れ曲がりを防止できる観点からは、第1の帯状紙11の側端13及び第2の帯状紙22の側端25に沿って連続的又は断続的に、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24とが接着している形態が好ましい。
また、本発明の紙管1では、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24との部分的な接着が、縞模様状及び又は水玉模様状であることが好ましい。
なお、ここでいう「縞模様状」とは、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24とが糊4を介して接着している部分が、図9A〜9Dに示すように連続的、又は図9Eに示すように断続的な線条として複数本並列した状態をいう。図9A〜9Eに示された縞模様状の幾つかの具体例のように、この糊4を介して接着している部分の線条は、直線(図9A)でも曲線(図9B)でも、ジグザグ(図9C)でも、あるいは線条が交差して網目状になっているもの(図9D)でもよい。ここでいう「水玉模様状」とは、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24とが糊4を介して接着している部分が、図10A〜10Cにて例示するように、円形(図10A)、多角形(図10B)、楕円、その他などの任意の形状(図10C)を有して、ある領域内において、複数個散在している状態をいう。なお、ここでいう縞模様状と水玉模様状は、排他的な関係ではなく、接着している部分の分布の様式によっては、縞模様状と水玉模様状の双方に該当する形態にもなりうる。
さらに、ログから所定幅のロール状ペーパーに切断する際に用いる切断刃への負荷を低減する観点からは、本発明の紙管は、図5Aにて表したロール状ペーパー用紙管1の側面図にて一例を模式的に表すように、紙管1の軸方向2に対して垂直な断面3でみたとき、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24との接着のない状態にて紙管1の軸方向2に所定幅を有するリング状帯状部6が、紙管1の軸方向2において所定間隔にて繰り返し存在することが好ましい。このような形態とすることにより、各リング状帯状部6を切断刃にて切断する場合、糊付けされて硬化した箇所に切断刃が当たることなく、ロール状ペーパーを所定幅に切断できる。なお、図5Aに示すロール状ペーパー用紙管1の側面図では、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24とを接着させるための糊付け部5を透視して表している。
A‐5.本発明のロール状ペーパー用紙管の変形形態:
本発明のロール状ペーパー用紙管は、第1の筒状体と第2の筒状体との間にICタグを配置した形態や、第1の筒状体及び/又は第2の筒状体に香料を付着させた形態にても実施可能である。また、第1の筒状体又は第2の筒状体に製品番号や製造番号を印字する形態にもできる。
A‐6.本発明のロール状ペーパー用紙管の適用範囲:
本発明のロール状ペーパー用紙管は、トイレットロールやキッチンタオルなどのロール状ペーパーの巻き芯となる紙管として使用できる。特に、本発明のロール状ペーパー用紙管は、長尺の巻取り紙(ログ)から所定幅に切断する実施形態にて製造されるロール状ペーパーに使用される紙管として好適である。
B.ロール状ペーパー用紙管の製造方法:
B‐1.本発明のロール状ペーパー用紙管の製造方法の概要:
本発明のロール状ペーパー用紙管の製造方法(以下、「本発明の製造方法」)は、第1の帯状紙からなる第1の筒状体と第2の帯状紙からなる第2の筒状体とが積層しているロール状ペーパー用紙管を製造する方法である。図6にて模式的に表す紙管製造装置31は、本発明の製造方法の一形態を実施するためのものである。図6に示す紙管製造装置31を用いた本発明の製造方法の一実施形態では、第1巻付け部32、糊転写部35、第2巻付け部33、及び切断部36にてそれぞれ実施される、第1巻付け工程、糊付け工程、第2巻付け工程、及び切断工程を有する。
第1に、本発明の製造方法の第1巻付け工程は、図6にて示す第1巻付け部32の実施形態から理解できるように、芯棒41の表面に第1の帯状紙11を螺旋状に巻付けて第1の筒状体12を形成する工程である。第2に、本発明の製造方法の糊付け工程は、第1の筒状体の外周面となる第1の帯状紙の面及び第2の筒状体の内周面となる第2の帯状紙の面の少なくともいずれかを糊付け面とし、この糊付け面へ部分的に糊付けする工程である。図6に表す紙管製造装置31では、第2の筒状体22の内周面24となる第2の帯状紙の面を糊付け面23として、糊転写部35にて糊付けを行っている。第3に、本発明の製造方法の第2巻付け工程は、図6にて示す第2巻付け部33の実施形態から理解できるように、第1の筒状体12の外周面14に第2の帯状紙21を螺旋状に巻回して第2の筒状体22を形成することにより、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24とを接着させ、第1の筒状体12と第2の筒状体22とが積層している紙管1を形成する工程である(なお、紙管1の構造及び各部名称については図1及び図2を参照)。第4に、本発明の製造方法の切断工程は、図6にて示す切断部36での実施形態から理解できるように、第2巻付け工程を経て作製された紙管1を所望の長さに切断する工程である。本発明の製造方法では、これら一連の工程を経て、図1にて一例が示されるロール状ペーパー用紙管1、すなわち先に説明した本発明のロール状ペーパー用紙管1が製造される。
B‐2.本発明のロール状紙管の製造方法を構成する工程:
以下、本発明の製造方法を構成する諸工程、「第1巻付け工程」、「糊付け工程」、「第2巻付け工程」及び「切断工程」について、順次詳しく説明する。
B‐2‐1.第1巻付け工程:
本発明の製造方法の第1巻付け工程では、芯棒41の表面に第1の帯状紙11を螺旋状に巻付けて第1の筒状体12を形成できる限り特に限定はなく、作業環境などに対応した所望の実施形態とできる。例えば、図6にて表す紙管製造装置31では、芯棒41に巻付けられた第1の筒状体12及び第2の筒状体22が積層している筒状体に推進ベルト62を接触させ、推進ベルト62からの付勢によって、第1の筒状体12及び第2の筒状体22が、回転しながら芯棒41の一方に端に向かって推進される。したがって、第1の筒状体12が芯棒41の端に向かって進行するのに伴い、新たに第1の帯状紙41が連続的に供給されて芯棒41に螺旋状に巻付けられる。
図6にて示す紙管製造装置1では、芯棒41に巻付けられた第1の筒状体12及び第2の筒状体22が積層している筒状体に推進ベルト62を接触させている実施形態であるが、もちろん、第2の帯状紙21が巻付けられる前の第1の筒状体12の外周面14に推進ベルト62を接触させる実施形態としてもよい。
なお、芯棒41の形状は、作製する紙管1の断面の形状に合わせて設計すればよい。例えば、断面が円形の紙管1を作製する場合には芯棒41の断面が円形の芯棒41を使用するとよい。
B‐2‐2.糊付け工程:
本発明の製造方法の糊付け工程では、第1の筒状体12の外周面14となる第1の帯状紙11の面及び第2の筒状体22の内周面24となる第2の帯状紙21の面の少なくともいずれかを糊付け面23とし、この糊付け面23へ部分的に糊付けできる限り特に限定されず、作業環境などに対応した所望の実施形態とできる。この糊付け工程の一実施形態として、図6にて表す糊転写部35では、第2の筒状体22の内周面24となる第2の帯状紙21の面を糊付け面23とする形態を示す。
本発明の製造方法の糊付け工程において、糊付け面23へ部分的に糊付けする具体的な実施形態としては、例えば、スプレー等による糊の間欠的な噴霧、糊付け面23と接触する部分が一部欠けた刷毛による塗布、活字印刷のようにロール又は平板の凹凸のある表面に付着した糊を転写する方法などを挙げることができる。
生産効率を高める観点からは、糊付け工程は、表面に糊を付着させた糊転写ロールを第1の帯状紙及び/又は第2の帯状紙の糊付け面に接触させ、この糊転写ロールを回転させながら連続的に糊付け面へ糊付けする実施形態が好ましい。図7及び8では、糊転写部35において、上述の糊転写ロール53を用いて、第1の帯状紙11又は第2の帯状紙21の糊付け面23へ糊付けする実施形態を表している。図7及び8にて表す糊転写ロール53の使用形態から理解できるように、この糊転写ロール53を使用する実施形態では、糊付け面23への部分的な糊付けの様式に応じて、転写ロール53表面に凸部57を設けるとよい。
具体的に説明すると、糊転写ロール53を用いる糊付け工程は、例えば、以下に例示する糊転写部35を備えた紙管製造装置31により実施できる。図7にて示す糊転写部35は、糊転写ロール53の他に、糊供給ロール51、プレスロール54、糊供給部55、及び糊量調節板56を主要な構成とする。糊供給部55は、糊4が収容された皿形状の部材である。糊供給ロール51は、円筒形状の部材であり、軸を水平方向に合わせ、糊供給ロール51の外周に糊4を付着できるように、一部が糊供給部55に収容された糊4に浸される形態にて配置されている。糊供給ロール51が軸を中心に回転することにより、糊供給ロール51の表面では、糊4が連続的に付着する。また、糊量調節板56は、糊供給部55から糊転写ロール53へ向かう回転の途中において、糊供給ロール51の表面に接触させ、糊供給ロール51の表面に付着した過剰な糊4を取り除く働きを備える。糊転写ロール53は、凸部57及び凹部58のある表面を有した円筒形状の部材であり、糊供給ロール51の軸と同一方向の軸を有し、糊供給ロール51の上方に互いの表面を接触させた状態で配置されている。糊転写ロール53が糊供給ロール51と同期して回転することにより、糊転写ロール53の表面の凸部57には、糊供給ロール51の表面に付着した糊4が転写される。糊転写ロール53の表面の凸部57に付着した糊4は、先に説明したように、糊転写ロール53の表面の凸部57に接触している第1の帯状紙11又は第2の帯状紙21の糊付け面23に転写される。図7に表す糊転写部35では、第1の帯状紙11又は第2の帯状紙21の糊付け面23への糊4の転写を安定的に行うため、糊転写ロール53とプレスロール54とが、第1の帯状紙11又は第2の帯状紙21を狭窄するように配置されている。以上の構成により、糊供給部55に収容されている糊4が、糊供給ロール51、糊転写ロール53を経て、第1の帯状紙11又は第2の帯状紙21の糊付け面23に付着する実施形態となっている。
また、本発明の製造方法の糊付け工程では、糊付け面23へ、縞模様状及び/又は水玉模様状にて糊付けすることにより、糊付け面23へ部分的に糊付けする実施形態ともできる(縞模様状及び水玉模様状の詳細は先述、図9A〜9E及び10A〜10C参照)。上述の糊転写ロール53を使用する実施形態では、糊転写ロール53の表面の凸部57の分布を縞模様状あるいは水玉模様状することにより、縞模様状及び/又は水玉模様状での糊付けが実施可能となる。図8は、糊転写ロール53を使用して、糊付け面23へ縞模様状に糊付けする実施例を、糊付け面23に対向した側から見た模式図である。
第1の筒状体12の外周面14となる第1の帯状体11の面を糊付け面23とし、第1の帯状紙11の糊付け面23へ部分的に糊付けする実施形態は、第1巻付け工程前に上述の方法にて糊付けする実施形態、あるいは第1巻付け工程後で第2巻付け工程前に、芯棒41に巻付いている第1の筒状体12の外周面14へ部分的に糊付けする実施形態とできる。
B‐2‐3.第2巻付け工程:
本発明の製造方法の第2巻付け工程では、糊付け工程後、第1の筒状体12の外周面14に第2の帯状紙21を螺旋状に巻回して第2の筒状体22を形成することにより、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24とを接着させ、第1の筒状体12と第2の筒状体22とが積層している紙管1を形成できる限り特に限定されず、作業環境などに対応した所望の実施形態とできる。第2巻付け工程において、第2の帯状紙21を巻付ける実施形態は、上述の第1巻付け工程と基本的に同じ構成とすることが可能である。
B‐2‐4.切断工程:
本発明の製造方法の切断工程では、上述の第2巻付け工程を経て作製された紙管1を所望の長さに切断できる限り特に限定されず、作業環境などに対応した所望の実施形態とできる。例えば、図6にて表す紙管製造装置31では、推進ベルト62からの付勢により一定速度にて紙管1を推進させ、切断部36において、一定周期で繰り返し往復駆動する切断刃71によって、芯棒41の端から突出した紙管1を所定の長さに切断していく実施形態を備える。
以上の工程を経て、本発明の製造方法は、例えば、図1及び図5Aにて示すロール状ペーパー用紙管1のように、第1の帯状紙11が螺旋状に巻回されて筒形の形状とされた第1の筒状体12と、第1の筒状体12の外周面14を螺旋状に巻回されて筒形の形状とされた第2の筒状体22と、から構成され、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24とが部分的に接着し、第1の筒状体12と第2の筒状体22とが積層する筒状体が保持されているロール状ペーパー用紙管1を製造できる。
B‐3.接着のない断面が所定間隔にて繰り返し存在する紙管の製造方法:
本発明の製造方法では、図5Aにて表したロール状ペーパー用紙管1のように、紙管1の軸方向2に対して垂直な断面でみたとき、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24との接着のない、紙管1の軸方向2に所定幅のリング状帯状部6が、紙管1の軸方向2において所定間隔にて繰り返し存在するロール状ペーパー用紙管1も製造できる。以下、図5Aに示すロール状ペーパー用紙管1を参照し説明する。
まず、図5Aの側面図にて表されたロール状ペーパー用紙管1を構成する第2の帯状紙21について説明する。図5Aは、本発明のロール状ペーパー用紙管1の側面図であり、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24とを接着させるための糊付け部5を透視して表したものである。図5A中、斑点模様にて示された領域は、糊付け部5を表している。図5Aに示すロール状ペーパー用紙管1は、第2の帯状紙21が同一ピッチで規則的に巻回され、図4Bに示すように前後の螺旋ピッチを構成する紙同士が側端25を揃えて並走する形態となっている。なお、第2の筒状体22において、第2の帯状紙21は、第2の帯状紙21の長手方向と紙管1の軸方向2に垂直な方向とが傾斜角θを有して巻回されている。図5Aに示すロール状ペーパー用紙管1では、糊付けされていないリング状帯状部6が、第2の帯状紙21の螺旋ピッチで1ピッチ毎に現れる形態である。図5Aの側面図で示したロール状ペーパー用紙管1を構成する第2の帯状紙21について、連続する螺旋ピッチの3ピッチ分、ピッチX〜Zの部分を展開すると図5Bのように表される。なお、図5B中の巻回が展開されたピッチX〜Zの部分の第2の帯状紙21の糊付け面23において、斑点模様にて示された領域は、糊付け部5を表している。例えば、図5Bの第2の帯状紙21の糊付け面23のピッチYの領域を見て理解できるように、図5Aの側面図にて表されたピッチY中のリング状帯状部6は、第2の帯状紙21の糊付け面23上のピッチYの領域において、第2の帯状紙21の長手方向に対して傾斜角θを有して斜めに横断する帯状の糊付されない非接着部30によって実現される。なお、図5Bでは、破線により芯棒41を表し、後述の第2巻付け工程において、第2の帯状紙21のピッチYの領域が巻付けられる状態を表している。すなわち、紙管1において、糊付けされていないリング状帯状部6を、第2の筒状体22の螺旋ピッチにて1ピッチ毎に形成するためには、上述の傾斜を有する帯状の非接着部30が接着面23に1ピッチ分ごとに現れるように糊付けを実施すればよいことになる。なお、紙管1を用いて製造されるロール状ペーパーの製品の幅に応じて、リング状帯状部6の間隔を設定すればよい。
図8は、図6にて示す紙管製造装置1の糊転写部35を表したものである。図8にて示す糊転写部35は、第2の帯状紙21の糊付け面23に対して螺旋ピッチの1ピッチ分を単位として規則的な糊付けをしている。図8にて示す規則的な糊付を実現するためには、まず、糊転写ロール53の回転方向での外周の長さが、螺旋の1ピッチ分の第2の帯状紙21の長さの倍数となるように設定する。さらに、糊転写ロール53の表面において、糊転写ロール53の回転方向に対して図5Bにて示す傾斜角θにて傾斜した溝60(凹部58)を設ける。転写ロール53の表面において、溝60は、回転方向でちょうど螺旋ピッチで1ピッチ分の第2の帯状紙21の長さ毎の間隔に設ける。以上の形態を備える糊転写ロール53を図7にて示す糊転写部35に設置して糊付け工程を実施することにより、図5B及び図8にて表した第2の帯状紙21の糊付け面23のように、第2の帯状紙21の長手方向に対して傾斜角θを有し、糊付されない、帯状の非接着部30が所定間隔にて繰り返し現れる糊付けが実現できる。
続いて、第2巻付け工程において、上述の糊付け工程を経た第2の帯状紙21を、第2の帯状紙21の長手方向と芯棒41の軸に垂直な方向とが上述の傾斜角θと略同一の傾斜を有するように、第1の筒状体12の外周面14へ螺旋状に巻付ける。上述の「傾斜角θと略同一」とは、紙管1のリング状帯状部6おいて、第1の筒状体12の外周面14と第2の筒状体22の内周面24との接着のないような、紙管1の軸方向2に垂直な断面が、必ず1つは取れる程度に、第2の帯状紙21の長手方向と芯棒41の軸に垂直な方向とが傾斜角θと略同一の傾斜であることを意味する。以上の製造方法から、リング状帯状部6が、紙管1の軸方向2において所定間隔にて繰り返し存在するロール状ペーパー用紙管1を製造できる。
以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
第1の帯状紙11及び第2の帯状紙21として、長さ約3000m、幅8.3cm、及び厚さ0.23mmの厚紙を用いた。第1の帯状紙11及び第2の帯状紙21は、ロール状に巻取り、それぞれ第1原紙ロール81及び第2原紙ロール82とした。
本実施例では、図6にて概要を示す紙管製造装置31を使用した。第1原紙ロール81及び第2原紙ロール82は、それぞれ第1帯状紙供給部37及び第2帯状紙供給部38に設置した。芯棒41は、直径3.8cm、長さ1.0mの円柱状のものを使用した。また、第1の帯状紙11及び第2の帯状紙21が約100m/分の速度にて芯棒41に向かって供給されるように、推進ベルト62を駆動した。
第1帯状紙供給部37から送られた第1の帯状紙11は、第1巻付け部32において、第1の帯状紙11の長手方向と芯棒41の軸に垂直な方向とが約44度の傾斜角θを有する構成にて芯棒4の表面に巻付け、第1の筒状体12を形成した。
糊転写部35では、直径15.66cm(6ピッチ分)の糊転写ロール53を使用した。また、糊転写ロール53の外周には、糊転写ロール53の回転方向(円周方向)に対して約44度の傾斜角を有する幅1cmの溝60を設け、溝60は転写ロール53の回転軸を中心とした中心角60度ごとに6つ設けた(1ピッチに1個の非接着部30が形成される)。第2帯状紙供給部38から送られた第2の帯状紙21は、その長手方向を転写ロール53の回転方向と一致させ、糊転写ロール53を回転させながら糊転写ロール53の表面と第2の帯状紙21の糊付け面23とを接触させることにより、第2の帯状紙21の糊付け面23に糊4を連続的に転写した。なお、第2の帯状紙21を送る速度と糊転写ロール53の回転速度は同期させた。糊4は、酢酸ビニル樹脂系の糊を用いた。
第2の帯状紙21は、第2巻付け部33において、第1の筒状体12の外周面14に第2の帯状紙21の接着面23を接触させて、第2の帯状紙21を第1の筒状体12の外周面14に螺旋状に巻付け、第2の筒状体22を形成した。この際、第2の帯状紙21の巻付けは、第2の帯状紙21の長手方向と芯棒41の軸に垂直な方向とが約44度の傾斜角を有する構成とし、第1の筒状体12を構成する第1の帯状紙11の螺旋回転に対して、第2の筒状体22を構成する第2の帯状紙21の螺旋回転が0.5分ピッチずれる形態となるように行った。
第1の筒状体12と第2の筒状体22とが積層している状態で芯棒41に巻付いた紙管1は、推進ベルト62による付勢によって切断部36に向かって推進させた。そして、芯棒41の端から突き出した紙管1を、切断部36に設けた切断刃71により2.6m間隔で切断した。
以上の工程から、第2の帯状紙22の螺旋ピッチで1ピッチ毎にリング状帯状部6が現れるロール状ペーパー用紙管1を得た。
本発明は、トイレットペーパーやキッチンタオルなどの紙が巻取られたロール状ペーパーの芯を構成するロール状ペーパー用紙管及びその製造方法として利用できる。
本発明のロール状ペーパー用紙管を一部展開した模式図である。 図1中のA‐A’断面における本発明のロール状ペーパー用紙管の断面図である。 従来公知のロール状ペーパー用紙管の断面図である。 本発明を構成する第1の筒状体又は第2の筒状体を模式的に表した図である。 本発明を構成する第1の筒状体又は第2の筒状体を模式的に表した図である。 本発明を構成する第1の筒状体又は第2の筒状体を模式的に表した図である。 糊付け部を透視して表した本発明のロール状ペーパー用紙管の一形態を示す側面図である。 図5Aに示す本発明のロール状ペーパー用紙管について、第2の帯状紙を一部展開した模式図である。 本発明のロール状ペーパー用紙管の製造方法を実施するための紙管製造装置の一形態を示す模式図である。 本発明における糊付け工程の実施に用いる糊転写部に関し、糊転写ロールを用いる一形態を表した模式図である。 第2の帯状紙の糊付け面に対して、糊転写ロールを用いて糊を部分的に付着させる一形態を模式的に表した図である。 縞模様状の糊付けの例を表した図である。 縞模様状の糊付けの例を表した図である。 縞模様状の糊付けの例を表した図である。 縞模様状の糊付けの例を表した図である。 縞模様状の糊付けの例を表した図である。 水玉模様状の糊付けの例を表した図である。 水玉模様状の糊付けの例を表した図である。 水玉模様状の糊付けの例を表した図である。
符号の説明
1:紙管、2:紙管の軸方向、3:紙管の軸方向に対して垂直な断面、4:糊、5:糊付け部、6:リング状帯状部、11:第1の帯状紙、12:第1の筒状体、13:第1の帯状紙の側端、14:第1の筒状体の外周面、21:第2の帯状紙、22:第2の筒状体、23:糊付け面、24:第2の筒状体の内周面、25:第2の帯状紙の側端、30:非接着部、31:紙管製造装置、32:第1巻付け部、33:第2巻付け部、35:糊転写部、36:切断部、37:第1帯状紙供給部、38:第2帯状紙供給部、41:芯棒、51:糊供給ロール、53:糊転写ロール、54:プレスロール、55:糊供給部、56:糊量調節板、57:凸部、58:凹部、60:溝、62:推進ベルト、71:切断刃、81:第1原紙ロール、82:第2原紙ロール。

Claims (6)

  1. 第1の帯状紙が螺旋状に巻回されて筒形の形状とされた第1の筒状体と、
    前記第1の筒状体の外周面に螺旋状に巻回されて筒形の形状とされた第2の筒状体と、から構成され、
    前記第1の筒状体の前記外周面と前記第2の筒状体の内周面とが部分的に接着され、前記第1の筒状体と前記第2の筒状体とが積層する筒状体として保持されている、ロール状ペーパー用紙管。
  2. 前記外周面と前記内周面との部分的な接着は、縞模様状及び/又は水玉模様状である、請求項1に記載のロール状ペーパー用紙管。
  3. 前記ロール状ペーパー用紙管の軸方向に対して垂直な断面でみたとき、前記外周面と前記内周面との接着のない、前記軸方向に所定幅のリング状帯状部が、前記ロール状ペーパー用紙管の軸方向において所定間隔にて繰り返し存在する、請求項1又は2に記載のロール状ペーパー用紙管。
  4. 第1の帯状紙からなる第1の筒状体と第2の帯状紙からなる第2の筒状体とが積層しているロール状ペーパー用紙管の製造方法であって、
    芯棒の表面に前記第1の帯状紙を螺旋状に巻付けて前記第1の筒状体を形成する第1巻付け工程と、
    前記第1の筒状体の外周面となる前記第1の帯状紙の面及び前記第2の筒状体の内周面となる第2の帯状紙の面の少なくともいずれかを糊付け面とし、前記糊付け面へ部分的に糊付けする糊付け工程と、
    前記糊付け工程後、前記第1の筒状体の外周面に前記第2の帯状紙を螺旋状に巻回して第2の筒状体を形成することにより、前記第1の筒状体の前記外周面と前記第2の筒状体の前記内周面とを接着させ、前記第1の筒状体と前記第2の筒状体とが積層している紙管を形成する第2巻付け工程と、
    前記紙管を所望の長さに切断する切断工程と、を有するロール状ペーパー用紙管の製造方法。
  5. 前記糊付け工程において、前記糊付け面へ、縞模様状及び/又は水玉模様状に糊付けする、請求項4に記載のロール状ペーパー用紙管の製造方法。
  6. 前記糊付け工程において、前記第2の筒状体の前記内周面となる前記第2の帯状紙の面を前記糊付け面とし、前記第2の帯状紙の長手方向に対して傾斜角θを有し、糊付けされない、帯状の非接着部が、前記第2の帯状紙の長手方向において所定間隔にて繰り返し現れるように前記糊付け面へ糊付けを行い、
    前記第2巻付け工程において、前記第2の帯状紙を、前記第2の帯状紙の前記長手方向と前記芯棒の軸に垂直な方向とが前記傾斜角θと略同一の傾斜を有するように、前記第1の筒状体の前記外周面に螺旋状に巻回する、請求項4又は5に記載のロール状ペーパー用紙管の製造方法。
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